(にゅーそくで・やるお)
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初出:チャプター4(1スレ目)から
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概要
チャプター4にて登場した一般人。発言から出身は八重坂市のようである。
やらない夫や
シャルロットらと一緒に
初音ミクのライブに訪れていた。
しかし、ステージに
アルファスが登場した際、いつの間にかいなくなっていた。
トイレにでも行っていたのか、それとも…
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ネタバレ注意 |
ア ル フ ァ ス の 中 身 が や る 夫 か と 思 っ て い た が 、 別 に そ ん な こ と は な か っ た ぜ !
どうやら普通にミスリードだったようだ。まんまと騙されてしまった。
本人曰く、アルファスとスパイダーマンが戦ったときは怖くて逃げ出していたらしい。
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その後の再登場はないものと考えられていたが、なんとチャプター5にて登場。血まみれで路地裏に倒れているところを
キル夫に発見され、
病院に搬送された。血液型がAB型でなおかつRHマイナスであることが判明したため、同じ血液を持つキル夫の血液を輸血することになった。
ご存じのとおり、キル夫は
放射能に侵された蜘蛛に噛まれて遺伝子が変質している状態である。
急患だったため、ヘマトクリット値の確認や交差適合試験(血液内に異常がないか、輸血した際に副作用がないかを調べるもの)を行わずに血液を流し込んでいる。
そのため、この後やる夫にどんな影響が出るかはまだわかっていない。悪影響でなければよいが……
本人はひょうきんな性格でムードメーカーといったところ。調子に乗りやすく、人を煽るのも日常茶飯事のようである。
とはいえ、悪い男というわけでもなく、友達とはわいわい騒ぐところからみても普通の高校生といえる。
本人はスパイダーマンの大ファンであり、スクラップブックまで作ってコレクションしている。(少なくとも27冊目まで作っている)
…失踪したスパイダーマンに対して、どんな思いを抱いているかは、本人だけが知るところである。
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やはりというべきか、影響はあった。ネタバレ注意 |
キル夫が察したように、やる夫も蜘蛛の能力を身に着けていた。
元々いじめられていたようだが、そのいじめっ子に対して度を越した勢いで反撃しており、
不良少女に対してほとんど違法行為をしようとするなど、タガが外れたような振舞いをしている。
幸いキル夫が間に入って止めたが、「悪人は思い知らせる必要がある」と言い、雑踏の中に消えていった。
――その後、いなくなったスパイダーマンに代わって自分がスパイダーマンとなったようだ。
問題なのは、彼には ヤン叔父さんが語った信念も、キル夫がヤン叔父さんの死によって学んだ反省も持ち合わせていないという点である。
前述した彼の思考から考えても、行き過ぎた行動を起こさないと考えるのは難しいだろう。
……案の定、事件は起こってしまった。強盗を襲撃して半身不随にし、ひったくり犯を殺してしまうなど、やり過ぎといえる領域に達している。
さすがにこれは以前とは違うと思われているのか、新聞やニュースでもなりすましを疑われている(凶悪化したというものもいるが)
元々いなくなったスパイダーマンの代わりになろうとしていたが、
「被害者を守る」のではなく、「加害者を討つ」ことに執心していることもあり、周囲からスパイダーマンとは認知されていない様子。
しかし本人がそれを省みるわけでもなく、悪人を討つ数が少ないからだとか、嫉妬によるものと結論付けている結果、悪循環となってしまっている。
友人を傷つけており、後戻りできないというのもあるのだろう。
挙句、 しろがね(らしき人物)に諭されており、「『本物』を討てば皆も認める」という言葉に耳を貸し、 初音さんに危害を加えてしまっている。
(このとき使ったスタンガンは普段から所持していたもの。この辺りからも彼の事情を伺える)
あくまでも彼が憧れていたのは「スパイダーマンの力」のほうであり、スパイダーマンそのものではなかった。
こうしたことは「悪党を叩きのめして制裁を与えるのがヒーロー」というセリフからも分かる。
元々いじめられっ子だったことは劣等感を生み、 やらない夫や シャルにかばわれていたこともそれに拍車をかけていた。
そんな彼が力を手に入れた結果、作中で初音さんが指摘するように、彼は怨念の塊と化している。
その後、駆けつけたキル夫と激突。スパイダーマン同士の対決となり、一時優勢に立ったが、経験の差もあって敗北。
最後はキル夫に対し、自分をこんな体にしたことへの恨み言を吐いて気絶した。
逆恨みといえばそうだが、キル夫のように周囲に止めてくれる人間がいなかったことも、悲劇を生んだ原因であったのかもしれない。
やる夫自身は初音さんによってキル夫と初音さんの記憶を奪われた後、刑務所に送られたようだ。
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シニスター・シックス時の登場姿 |
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このとおり、もはや中身だけではなく、姿までも彼の憧れたヒーローとはかけ離れてしまった。
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ここで出番は終わりかと思いきや、チャプター7にて再登場。 スパイダーマンを殺すべく組織された「最高の六人」 の一員となっていた。
スパイダーマンと同じ能力を持つ上、前回の反省を生かして戦うことから強敵といえる。
どうせ反省するのであれば、悪行を反省して正義のヒーローとして目覚めてほしいところであるが、そうもいかないようだ。
「オメェ(キル夫)より弱い正義の味方に、なっても意味ねぇ」と語るところからも、以前とは変わっていないことをうかがわせる。
(上述の事情もあるとはいえ、己のインガオホーぶりには気づいていないか、または見てみぬふりをしているのだろう)
なお、この時点で彼の記憶はどうなっているのかは不明。
戦闘では アルファス、 エレクトロとトリオを組んで襲撃。
単純な能力では互角だったが、アルファスの放つスパイダー感覚を乱す装置でスパイダー感覚が使用不能になり、
隙を見つけて放ったスパイダーマンのウェブボールの兆弾に直撃。3人目の退場者と相成った。
能力頼りとエレクトロには評されており、実際以前に勝負を分けた経験差が今回も作用したといえる。
(キル夫はアルファスの能力封じを以前の戦いで知っていたため、それを利用した戦術でもって戦っている)
再戦では スパイダーマンと戦って倒さなければ「アイツら」に会えないといっており、あの時行った行為の罪悪感は感じているらしい。
……いかんせんそれでやっている行為が釣り合っていないのは残念なところである。
チャプター8での「スパイダーマンも しろがねもいなかった世界」では、シャルややらない夫と平和に過ごしている様子が見られた。
本編のように強がっていじめられているのを隠しているだけかもしれないが、この世界なら彼も超能力者になっていないため、
いじめに関して二人に相談できているのかもしれない。
(スパイダーマンもいないため、悪人に思い知らせるという発想も本編ほど強くないと思われる)
チャプター8での番外編では他のメンバーが反省会を開く中、一人自分のやった所業について思いをはせていた。自分と同じくスパイダーマンに憧れながらも
自分と違う道を行っている 二人を見て、遅まきながら自分の行動について反省し、迷惑をかけた友人たちに謝りたいと考えている。
一切省みることをしなかったやる夫がこういったことを考えるのは初めてであり、これから彼が変わっていくきっかけになるのかもしれない。
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能力
スパイダーマン( 楊キル夫のページ参照)とほぼ同等。不良をものともしない身体能力を持っている。
スパイダーセンスも持っているようだが、それに振り回されている模様(意志の問題か?)
今のところ、その能力は力任せに振るうだけしか能がないようだ。戦闘経験も薄く、自分より格上の相手とは戦っていないらしい。
そのため、ウェブが弾切れになることや、大怪我をすると治癒のために眠くなることも知らなかった。
- スパイダー感覚(危機を察知する力。作中暴発してやらない夫を傷つけた)
- ウェブを撃つ能力
- スパイダー治癒力(この2つの詳細に関してはキル夫のページ参照)
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最終更新:2013年06月29日 03:14