パールシェルファンガイア

「あなたの夜が来る」

【名前】	パールシェルファンガイア
【読み方】	ぱーるしぇるふぁんがいあ
【声/俳優】	加賀美早紀（過去） 芳賀優里亜（現代）
【登場作品】	仮面ライダーキバ
【分類】	ファンガイア/チェックメイトフォー
【クラス】	アクアクラス
【モチーフ】	真珠貝
【鳥】	フラミンゴ
【真名】	冷厳なる女鍋の血族（過去） 独房のようなドレス（現代）

【パールシェルファンガイア（真夜）】

真珠貝を彷彿とさせるアクアクラスのファンガイアで、チェックメイトフォーの過去における「クイーン」。
紅渡、登太牙の母親・真夜の正体。

片手で重戦車を持ち上げる腕力と、音速を超える移動能力を持ち、さながら戦闘兵器と呼べる極めて高い戦闘力があり、「クイーンズデスパール」と呼ばれる真珠型の弾丸を自在に操り防御壁を構成したり射出し相手を攻撃する。
人間体でも右手の手のひらにあるクイーンの紋章からエネルギー波を放出する能力を有する。

チェックメイトフォーとしての役割は「人間との恋に落ちたファンガイアの粛正」。ターゲットを見つけては上記の能力で同族を処刑するパニッシャー。
任務は他のファンガイアよりも優先されるらしく、（単に本人の遊技であったわけだが）あの粗暴なルークですら従順に従うほど。

禁忌を犯すファンガイアが絶えない事に疑問を抱き、偶然から紅音也と出逢う。元々長寿で、過去の芸術家と接触していた真夜は音楽への情熱に興味を抱き、共同で「ブラッディローズ」を完成させる。
ところが、行動をともにしていくうちに「同じ芸術を愛する者同士」から「お互いを愛する者」と認識を改め、遂に自分自身がタブーとされている音也（人間）への恋に目覚める。
キングの怒りを買い、捕らわれた次狼達を助ける音也を援護、キングと交戦。力で押された結果、ファンガイアとしての力を抜き取られ、の力は現代において現代におけるクイーンの「深央」に宿ることになる。
過去でキングが消滅した後は太牙を嶋昇に預け、渡をかつての音也の家に置き去りにして姿を眩ました。

現代では秘境でひっそりと暮らしており、マンティスファンガイア、ラットファンガイアなど自身の命を狙うファンガイアから逃亡し続けていた（ただし、ビショップは消息を知っていた模様）。
終盤では和解した太牙と渡の前に現れ、戦いを促し、過去に決着をつけようとする2人の戦いを見守った。

デザインモチーフはフラミンゴ。肩から胸にかけてフラミンゴの意匠が確認できる。体色は淡いピンク色。

【パールシェルファンガイア（深央）】

真珠貝を彷彿とさせるアクアクラスでは最強のファンガイア。チェックメイトフォーの現代の「クイーン」。
キングの怒りを買って抜き取られたクイーンの「真夜」の力を受け継いでおり、「クイーンズデスパール」、手の紋章の力を行使する「人間と恋した同胞の粛正」という役割も引き継いでいる。

紅渡達の合コン会場「焼肉屋」のアルバイトとして初登場。
その後、紅渡と関わっていく。実は今まで自身がファンガイアだという事実を知る事なく生きており、ビショップの接触により自身の立場を伝えられる。
「クイーン」としての力が覚醒するものの、仕来りとして現代におけるキング「登太牙」の許嫁となり、人間の（と思っていた）紅渡と結ばれない事に苦悩。

ところが紅渡が真夜と紅音也との間に生まれたハーフ、つまり同族と知るや態度が豹変。紅渡に登太牙を倒して次期キングになるよう進言するなど、腹黒い素顔を見せるようになる。
業を煮やして、太牙との結婚式を早急に行い油断した太牙を暗殺しようとする。
結果、失敗に終わるものの、自分の手によって死傷した太牙が自身を信じる事に新たな葛藤が生まれ、ダメージを抱えたまま渡と戦う太牙を庇ってキバの必殺技の直撃を受けて崖へ落下。
無事を保っていたが落下直後に現れたビショップによって王に危害を加えたと粛正され、致命傷を負ってしまい、最期は変身を解除し駆けつけた紅渡の手に抱かれ、結婚式の幻想に浸りながら砕け散った。

デザインモチーフはフラミンゴ。肩から胸にかけてフラミンゴの意匠が確認でき、体色は水色で真夜のものと差異がある。

【余談】

真夜役を演じる加賀美早紀氏は平成ライダーシリーズへの出演は初となる。

深央役を演じる芳賀優里亜氏は過去に『仮面ライダー555』で園田真理役でレギュラー出演。
次作の『仮面ライダーディケイド』でもファンガイアのクイーン「ユウキ」（ソーンファンガイア）の役を担当。

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