ズ・ゴオマ・グ

「ゴセゾガ・ラブリスバ・・・ ゴセバ・・・俺は今に」(俺を甘くみるなよ・・・ 俺は・・・俺は今に)

【名前】 ズ・ゴオマ・グ
【読み方】 ず・ごおま・ぐ
【声/俳優】 藤王みつる
【登場作品】 仮面ライダークウガ
【登場話】 EPISODE2「変身」~
EPISODE36「錯綜」
EPISODE37「接近」(強化体化)
EPISODE38「変転」
【所属】 グロンギ
【モチーフ】 コウモリ、蝙蝠男、コウモリ怪人
【通し番号】 第3号/B2号
【所属集団】 ズ集団

【詳細】

ズ集団に所属するコウモリ種怪人。

人間体は異常なほどに白い肌を持ち、黒いコートや帽子をまとう細身の男性。太陽光に弱く、常に蝙蝠傘をさしている。
第1話における古代のクウガとの戦闘シーンではペガサスフォームに撃ち落とされている描写がある。

現代に復活した直後から「ズ・グムン・バ」と同様にゲゲルに関係なく人間を殺害、クウガに「グムン」が倒されてからはゲゲルへの参加資格を剥奪されてしまう。

多くの怪人から見下される存在に成り果ててしまい、ゲゲルへの参加資格を強く望むも「ラ・バルバ・デ」の小間使いという存在になり、後半では雑用に徹している。
また、同族からも見下され、事あるごとに暴力を振るわれる。

終盤で「ヌ・ザジオ・レ」が「ン・ダグバ・ゼバ」のベルトの修復を行うのにベルトの破片を回収するよう命じられ、一部を横領して肉体に取り込む。
影響からか虚弱だった肉体が大幅に強化された「強化体」となり、苦手だった日光を克服し戦闘力もクウガに負けないまでにパワーアップを遂げる。

戦闘では能力もなく肉弾戦で戦うが、「メ集団」との戦いに慣れていたクウガ相手にも粘りを見せ、格闘能力はけして低いわけではない。
両手が羽のようになっており、空中を高速飛行する能力があるが、飛行中はコウモリのように周囲に超音波を放出するという習性で超音波の周波数を感知され、居場所を探られるようになった。

「ゴオマ」という名前はクウガのタイトルとして漢字に当てはめられ、「強魔」とされた事がある。

死後は特別編でお雑煮カレーを注文するゴオマ似の男性が登場。

【強化体】

ズ集団に所属するコウモリ種怪人の「ズ・ゴオマ・グ」が強化した状態。
頭部に不完全なダグバの様な髪が生え、身体がさらに剛毛になっている。

多くの怪人から見下される存在となったゴオマは「ザジオ」が「ダグバ」のベルトの修復を行うのに、ベルトの破片の回収を命じられる。
ダグバの力を手に入れて殺そうと考え、一部を横領して肉体に取り込む。
破片の影響からか、苦痛の果てに虚弱だった肉体が大幅に強化された「強化体」となり、苦手だった日光を克服し、戦闘力もクウガに負けないまでにパワーアップを遂げ、スプラッシュドラゴンも指で受け止めて見せる。

ゲゲルの最中の「ゴ・ザザル・バ」の前に現れ、虐げられてきた恨みを爆発させるかの様に大乱闘を繰り広げるも、怪人体になった「ザザル」の能力に翻弄される。
その後、香りを辿って「バラのタトゥの女(バルバ)」を見つけ出し、「ダグバ」の居場所を聞き出そうとするが、「ゴ・ガドル・バ」に阻まれ、追い詰められてしまう。

更なる苦しみを味わった事で更なるパワーアップを果たし、「ズ・ゴオマ・グ究極体」となる。

【余談】

テレビ朝日公式サイトには「人間の生き血を吸う」という記述が存在した。お台場で行われた『クウガ』初の撮影会において、クウガのパンチを受けながら「お手上げ」のポーズをとっているスチールが撮られた。
写真はプロデューサーから「お台場クウガ」と呼ばれ、本番組のイメージにそぐわないものとして度々引き合いに出されていたという。
NG版のスーツも存在し、ン・ダグバ・ゼバ中間体に流用された。

「ゴオマ」の行動は『仮面ライダーBLACK』の「コウモリ怪人」に似ており、コウモリ怪人も強化はしないものの終盤まで幹部に仕えた怪人であった。
放送当時に発売された格闘ゲームでは使用可能キャラの1体として登場。ストーリーモードでは最初の敵となる。

最終更新:2016年01月18日 15:19