テッチュウ

【名前】 テッチュウ
【読み方】 てっちゅう
【声】 土田大
【登場作品】 宇宙戦隊キュウレンジャー
【登場話】 Space.23「俺様の盾になれ」~
Space.25「惑星トキ!少年の決意」(現代Ver.)
Space.29「オリオン座、最強の戦士」
Space.30「ヨッシャ!奇跡のキュータマ」(過去Ver)
【所属】 宇宙幕府ジャークマター
【分類】 フクショーグン
【出身】 惑星サビナイン(ケフェウス座系)
【装備】 テッキュウ
【生物分類】 鋼鉄宇宙人
【モチーフ】 鉄柱、鉄球、デリーの鉄柱
【名前の由来】 鉄柱

【詳細】

ジャークマターの最高幹部のフクショーグンの1人。
「喝ゥ!」と完膚なきまでに相手を痛め付ける宇宙の破戒僧。

サビナイン星人特有の鉄骨ピラーをボディの中心に1本持ち、あらゆる攻撃にもビクともせずに無効化できる。
極めて高い強度を誇り、全身から紫色の光線を発射する能力を有する。

333年前の過去でもドン・アルマゲを護衛していたが、現在は悪のアントン博士による強化改造を施された事でパワーアップしている。
改造手術による強化の結果、鎖の付いた宇宙鋼鉄製の鉄球「テッキュウ」を右肩に武装し、振り回す程にパワーを増幅する他、左腕から大砲のように発射。

デスワームの一種「メタルデスワーム」を配下として飼っている他、直属の部下として「ギャブラー」を連れている。
右肩にはフクショーグン共通の黄金の龍の飾り物を装着し、キョダインロウを砕かなくても任意に巨大化できる。

宇宙の破戒僧という肩書の通り一人称は「拙僧」、「喝ゥ!」が口癖。
鉄骨ならぬ無骨な性格で他の事に興味を示さず、ドン・アルマゲの指令を淡々とこなす武人肌だが、場合によっては不意打ちも部下を盾にする卑劣な行為も辞さない。

鳳ツルギが現代に復活した事を鑑みたアルマゲからの勅命を授かり他のフクショーグン達と共にチキュウへやってくる。
ツルギとは約300年前に交戦経験があるがテッチュウ本人は覚えておらず、過去よりも強くなってるとされる。

第23話に初登場。
ダークマター放送局内部でメディアツヨインダベーと戦うキュウレンジャーの前に現れ、名乗りを上げる。
テッキュウを振り回して暴れまわるが民間人の避難が完了したためホウオウソルジャーのアマノガワにてキュウレンジャーは撤退、メディアツヨインダベーのインタビューも無視してその場から消える。
番組を放送しながら暴れ始めたメディアツヨインダベーとキュウレンジャーの戦いを眺めながらメタルデスワームを解き放ち、巨大戦が終わると何やら意味深な言葉をつぶやいてその場から去る。

第24話では部下として連れてきたジャークマターの処刑人「ギャブラー」を引き連れ襲撃。
足を引っ張り合うラッキーとツルギ、ショウを除くキュウレンジャーの大半をギャブラーに飲み込ませ、残る2人も始末しようとするが、ツルギが不死の力を失っていることを知ったアルマゲの命により撤退。

ショウ・ロンポーが居場所を探し当ててたった1人で乗り込んできた鳳ツルギを相手にギャブラーと2人がかりで苦しめ変身解除に追い込む。
リュウボイジャーで駆けつけたラッキーとショウ・ロンポーが合流し、3人の連携攻撃にダメージを負い、ギャブラーが倒れるも直後に巨大化。
自身もキョダインロウの力で巨大化し参戦するも、キュウレンジャーの持つ全てのキュータマが集結しキュータマジンが誕生、凄まじい力に追い込まれ、「キュータマジンメテオブースター」の直撃を受けそうになるもギャブラーを盾にして生き残り、次こそ決着をつけると告げ逃亡。

第25話ではトケイキュータマを探すキュウレンジャーに先んじて惑星トキに移動。
トケイキュータマの入手を目指すキュウレンジャーの妨害をするのに、回収していたらしいマーダッコの破片からマーダッコ復元させる。
て母親の幻影と対面する小太郎の前に現れ、小太郎を始末しようと迫るもネジを巻いて合流した他のメンバーがを妨害、何度も復活する過去のマーダッコに手こずっていたスパーダも他のメンバーの助力でネジを巻くことに成功し、小太郎の元に全メンバーが集結。
マーダッコと共に迎え撃つもオオグマキュータマを使うコグマスカイブルーの反撃に遭い、キュウレンジャーの前になす術もなく、12人が同時に発動するセイザブラスターの最強必殺技「アルティメットオールスタークラッシュ」により敗北。

その直後、キョダインロウのシステムが働き、凝縮したエネルギーを取り込んでバイオ蘇生され巨大化する。
キュータマジンと交戦、全員が乗り込んだキュータマジンの圧倒的な力にあらゆる攻撃が効かず、最後の力でテッキュウを射出するが、最期はキュータマジンの強力な必殺技「キュータマジンアルティメットメテオブレイク」に打ち負けて爆散した(その際に「ジャークマターよ、永遠なれ!」と発言。)。

【過去編】

333年前にタイムスリップしたキュウレンジャーの前に過去の個体が登場。
現代の姿に比べると右肩のテッキュウが存在せず左右対称に近い風貌になっている。

過去の時代においてもツルギとオライオンが倒したはずなのだが何故か生きており、ツルギが与えたダメージで弱体化しているであろうドン・アルマゲを過去の時代で倒すそうとするキュウレンジャーに対し、フクショーグン3人で始末しようと目論む。
だが、キュウレンジャーはフクショーグン達に追いすがり、ククルーガの指示で巨大化し、キュウレンジャーたちを踏み潰そうと迫る。
リュウテイオーが迎撃に入ってパワーでリュウテイオーを追い詰めるが、増援としてギガントホウオーが加わると形勢逆転、リュウテイオー、ギガントホウオーの必殺技「メテオブレイク」、「ギガントホウオーブレイジング」で敗退。

続く30話ではラッキーがサイコーキュータマでパワーアップしたシシレッドオリオンの力に焦ったドン・アルマゲの手によって他のフクショーグンと共に巨大化した状態で復活。
キュウレンオー、ギガントホウオーと戦うも歯が立たず、必殺技「メテオブレイク」、「ギガントホウオーブレイジング」を受け爆散した。

過去現在両方で撃破され、キュウレンジャーが過去から帰還しても復活はない。
亡骸は「ジャークマターラボ」と思われる場所に回収、Space.42にて「アキャチューガ」の一部となった。

【余談】

フクショーグンというラスボス直属の事実上最高幹部でありながらわずか3話(過去編での登場を含めても5話)でスピード退場し、たった5話で退場したカローエリードロンよりも不遇な怪人だった。
一応幹部クラスの最短退場は1話なので、まだ面目は立てているだろうか。
モチーフとなったのは「デリーの鉄柱」と呼ばれるインドに存在する鉄柱、99.72%という極めて高純度な鉄で作られ、紀元415年に建てられたとされるが地上にでている部分は1500年以上のあいだ錆が内部に進行していないと言われている。
地下部分はさすがに腐食があるようだが、1500年もの間風雨に晒されながら錆びない理由はわかっていない。

声を演じる土田大氏は『忍者戦隊カクレンジャー』で戦隊ヒーローのニンジャブルー/サイゾウ役として主演している。
他のフクショーグンも過去にスーパー戦隊シリーズで戦隊ヒーロー役として主演した俳優(声優)が声を担当。

最終更新:2019年02月28日 19:17