【Fate】SS速報・鯖鱒wiki

特異点:たまには湖水で心の洗濯

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 《特異点名》: たまには湖水で心の洗濯
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 《舞台背景》:
 【事件】 -
 【時代】 -
 【地域】 辰子潟(田沢湖)
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 《長さ》: 掌編~中編(鯖数によりけり)
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 《メイン鯖》:辰子姫
 自らの美貌が失われることを恐れ、世界に身を委ねて永遠となることを望んだ娘。
 その結果、龍神にその身を変えて湖と共に世の終わりまで生き続けることになった。
 古語交じりの少々分かりづらい話し方をする。

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 《特異性》

 永遠であることを望んだため、辰子姫及び彼女と同化した田沢湖は、星が死ぬ時まで滅びない。
 その性質から、人理焼却が発生しても延焼することのない異界として存続していた。
 水が低きに流れるように、この星の避暑地には自然といくつかの魂が集まっていった。

 そうして集った魂の大半は、人理修復に伴って元あるべき場所へ還っていったが
 しかし水辺に心残りのある英霊のいくつかは、帰れないまま湖を彷徨い続けることになってしまった。

 彼らは生前の未練に心を縛られ、この場所を生前のどこかと錯覚している。
 そんな英霊たちの悩みを解消してあげるか、もしくは戦って消滅させることが主人公の目的となる。

 各英霊たちの「ここは〇〇だ」という誤解に影響されて景観がおかしくなっている田沢湖は
 英霊をここから送り返していくたびに本来の姿に戻っていく。
 日本で最も深く、その水深に応じて鮮やかなグラデーションを描く七色の青。美しい日ノ本の湖に。

 英霊たちを全員この湖から退去させれば、田沢湖は正しい人類史に復帰できる。

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 《辰子の目的》

 この湖に迷い込んだ英霊たちに救いを与え、穏便に別れること。
 その手助けを求めて、主人公をこの特異点に引きずり込んだ

 田沢湖においてのみ辰子姫は最上級英霊に匹敵する力を持つが、
 なるべく戦って消滅させる以外の方法を取りたいと思っている。

 湖の支配者である辰子姫は、この湖に向けられる想いを感じ取ることによって
 各サーヴァントの心残りや真名についてある程度把握することができる。

 (選択設定)
 また、辰子姫自身も心残りのある鯖。
 永遠の美しさを望んだのは人恋しさや不安、恐怖から。
 厳しい北の地にあって、何の力もない私はいつ切り捨てられても文句を言えない村の足手まといだ。
 こんな私が優しくしてもらえる理由なんて、見た目以外に何も見当たらない。もし私が老いたら……。

 そんな理由から永遠を望んで、結果皮肉にもアラヤ側を離れて星と添い遂げることになってしまった。
 辰子は人との触れ合いを望んでおり、そのために霊格を落として人の姿を取っている。

 なるべく多くの英霊の悩みを慰め、主人公が辰子と十分なコミュニケーションを取ってクリアできた場合
 辰子は最後に自らの心残りを告白して主人公に抱き着いてから消えていく。

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 《推奨サーヴァント》:

 基本的に全て水辺に未練のある英霊になる。全員生前の悔いに囚われて若干おかしくなっている。
 必要であればカルデアから連れてきた味方英霊を登場させることもできる。

 簡単に解決できる類のサーヴァントを揃えた方が、解決手段が広くなってストーリーをまとめやすくなる。
 しかし、できれば救い難い英霊をこそ幸せにしてあげたい気もする。

 ①(チュートリアル的に簡単に解決できる枠)
 -オルフェウス
 水辺の心残りは、死んだ妻を生き返らせてもらうことを求めて「湖水を抜けてハデスの
 支配圏の外に出るまで、後ろを振り返らずに歩く」ことに挑戦するも、途中で振り返って妻を失ったこと。
 辰子姫と共に歩き、彼女が用意したこの特異点の出口にたどり着くことで救われる。

 -べディヴィエール
 水辺の心残りは、聖剣を湖に返す任務を果たせないまま、二度も「剣を湖に返した」と嘘を吐いたこと。
 剣を抱えて迷っていた時期の精神性で召喚されており、その迷いから決して湖にたどり着けずに
 近くの森の中を一人で歩き続けている。
 辰子姫や藤丸と共に歩き、湖に聖剣を沈めることで救われる



 ②(困った時に助けてくれそう枠)
 -フランケンシュタイン
 水辺の心残りは、溺れている少女を助けて村に送り届けようとするも、村人から誤解を受けてしまい
 「怪物が女の子を襲っている」と判断されて銃で撃たれてしまったこと。
 誰かを助けてあげたい、と思いつつもそれが誤解されることを恐れて誰にも近寄れずにいる。
 他の鯖を助けて、「ありがとう」と言ってもらうことで救われる。 主に戦力面での協力者。

 -フィン・マックール
 水辺の心残りは、猪に襲われて瀕死に陥ったディルムッドを助けることができなかったこと。
 ディルムッドの方はその死については不満を持っていないため、ディルムッドはこの湖にいない。
 そのためいつまでもディルムッドを探して走り続けている。
 宝具「この手で掬う命たちよ(ウシュク・ベーハー)」により誰かの命を救うことで救われる。 きずぐすり。



 ③(積極的に襲い掛かってくる枠)
 -アルトリア・ペンドラゴン[槍]
 水辺の心残りは、べディヴィエールに聖剣の返還を頼んだことで、彼が酷く迷って苦しんだこと。
 カムランの丘を戦い抜いた時の意識で召喚されているため、自分が知らない兵士→反乱側の兵
 と判断して容赦なく襲い掛かってくる。
 単にべディヴィエールが使命を果たすだけでは救われず、彼が「最後の仕事を託して貰えたことを
 心から誇りに思っている」ことを理解してもらう必要がある。

 -ネロ・クラウディウス[水着かわいい]
 船遊びができるほど広大な人工湖と、それを見下ろす壮麗な複合宮殿群。ドムス・アウレアの建築者。
 64年のローマの大火で被害を受けた地域を更地にした上に建設されたため、「皇帝は黄金宮殿
 を作りたいがために火災を引き起こしたのだ」と噂され、急速に市民の信頼を失っていった。
 自刃する68年の時点で基本構造はできていたとも、失脚直前まで増築計画があり未完成だったとも。
 ネロの死後、黄金宮殿は破壊されてしまい、今となってはもうその全貌を知ることはできない。

 水辺の心残りは、市民に喜んでもらいたくて作った黄金劇場の完成系を
 市民たちと共に楽しむことができなかったこと。自分の最高傑作が、色眼鏡越しに酷評される悲しみ。
 自分の問題に囚われて周りが見えていない状態の鯖に、黄金劇場を心から褒めてもらわないと満足できない。

 この湖は劇場内部のものだと思っているため、劇場から勝手に帰る客を許さず
 英霊たちを帰らせようとする主人公たちに襲い掛かってくる。



 ④(戦って消滅させる以外わりとどうしようもない枠)
 -エリザベート・バートリー[冬服かわいい]  たぶんアーチャー。あるいは友愛と共感のアルターエゴ。
 氷属性のドラゴンブレスと、水流を操る攻撃を引っ提げて新生したエリちゃん。

 水辺の心残りは、凍った湖面を割って底から引き上げた冷水を裸の女にぶっかけて氷の像にした件。
 それ自体を反省しているのではなく、「乙女の美しさを保存してあげる善行が、何故か罰せられた」
 という不満を心残りとして凶行を繰り返す。万色悠滞でパニッシュメントでもしないと救うのは難しい。
 →関連鯖:キアラ(万色悠滞)、辰子姫(永遠の美を望んだ)、他クラスのエリちゃんなど

 基本的に戦って倒す他ないが、当人は善意に満ちているので他の鯖を救う手助けもしてくれるかも。

 -ロボ&ヘシアン
 あまり雨の降らない地域の中で、カランポー川によって肥えた一等地を縄張りとしていた狼の群れ。
 水辺の心残りは、ブランカを罠にして殺された一連の事件。仲間を助けなければ、という強迫観念。
 また上の人(スリーピーホロウ)も、ハドソン川沿いの町で活動するとされている。

 基本的に戦って倒す他に無い。他のわんこ系英霊の助けになることができれば、多少救われるかも。
 →関連鯖:スベエディメランポス(こいぬ座)ハサン・サッバーハ(獣)、フォウくん 

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 《主要な現地人》: 基本的に現地人は存在しない。

 鯖と同じく何らかの湖に対する未練を持った怨霊や獣人、キメラなどのエネミーが登場する。

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 《ストーリーの一例》

 登場サーヴァント一人一人についてクエストをこなしていく形になる。
 途中で会ったサーヴァントと協力して他の誰かを救う展開も考えられるが
 基本的には独立した掌編をつなげて1つの物語にするタイプの話である。

 水着イベント(初回)のような「避暑地に休むにいくレイシフトが失敗する展開」から話を始めて、
 藤丸君が心の洗濯をすると見せかけておいて鯖の方のメンタルケアだというちょっとしたトリック
 なんかを仕掛けておくと面白いかもしれない(話の立ち上がりが少し遅くなる。)

 ◆

 単純なストーリーラインの例(①~④系統の鯖が各1騎ずつとする)

 1:辰子と会う
 2:①チュートリアル系の鯖と出会い、解決する
 3:②お助け系、③襲ってくる系、④倒すしかない系と出会う
 4:②お助け系の協力を得て、③襲ってくる系の問題を解決する。
 5:④倒すしかない系と戦闘して倒す
 6:辰子と別れてエンディング

 ◆

 より具体的なストーリー展開の例
 (①~④の各分類について2,3騎の候補を用意し、展開に合わせて使っていきたい。)

 Ⅰ
 謎の湖で目覚めて歩き回り、フィンと遭遇。フィンは「今は忙しい。ここで待っていて欲しい」と言う。
 大人しく待っていると、辰子姫がやってきて特異点について簡単に説明し、協力を求めてくる。
 いくら待ってもフィンは帰ってこない。

 フィンを追いかけた場合は、フィンがエリちゃんと戦闘している場面に遭遇。
 フィンはエリちゃんを暴走する悪竜だといい、エリちゃんは自分のことを普段と違って善性100%と主張。
 主人公はどちらかに協力し、もう片方の鯖を追い払うorやられていっしょに撤退する。
 その後あらためて辰子と合流する。

 Ⅱ
 フィンの未練がディルムッドにあることは予想できるので、ディルムッドを探して歩き回る。
 どこにも見つからず、そもそもこの特異点にディルムッドがいない可能性に思い当たる。
 その過程で1~2騎ほど新たに特異点鯖の存在を知る。

 その時点でのパートナー枠が戦闘で有利を取れるor悩みの解決に役立つ鯖が好ましい。
 逆に、不利がつく・見つけた鯖に助けてもらう関係もまた面白い。

 辰子:ヴィヴィアン アヴァロンに王を連れ帰りたい人が、辰子が湖に主人公を連れ込んだことを指摘
 フィン:狂ランスロット、エレイン 精神効果を洗い流す槍で狂スロットの狂化を一時的に緩和
 エリちゃん:槍王、ステンノ 美しいものを保存する方針を理解した上で、エリちゃんの半端な処理を糾弾

 Ⅲ
 Ⅱで出会ったサーヴァントの悩みを解決しようとする、あるいはⅡで出会った鯖に悩みを解決してもらう
 そのための試みの最中に横やりを入れてくる新たな鯖。③分類系、襲ってくる鯖。
 なんとか協力して撃退し、Ⅱで出会った鯖についてのお悩み相談を終えるが
 未練を振り払った味方鯖は消えていってしまい、敵鯖による2度目の襲撃で今度は窮地に陥る。
 手痛いダメージを被りつつも一時撤退or②お助け鯖系に助けてもらう

 Ⅳ
 敵鯖攻略用に作戦を立てて挑み、撃破or説得で解決。
 赤王といっしょにエリちゃんが歌う、槍王に対して円卓関係者を連れてくるなど。

 最後に辰子は、あえてこれまで向き合うことを避けてきたという④分類の鯖の下へと主人公を案内する。

 主人公はここで、倒すしかないのか、何か話し合いで解決できる道があるか、決断を迫られる。
 力技で撃破して終わらせた場合も、辰子は自分に代わって決断してくれた主人公に感謝する

 ここまでに上手く④分類鯖の心を慰められるメンバーと知り合っている場合は話し合いで解決。

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 《ストーリーの拡張》

 この舞台を利用して周回プレイする仕様を提案する。

 全てのサーヴァントに対して戦う・助けるの選択肢があること
 辰子姫の言葉が古語の入り混じった理解しづらいものであることから

 一週目:ほぼ全員殴り倒してスピード解決 →ノーマル
 二週目:助けられそうなメンバーだけ助けて解決 →グッド
 三週目:全員(+辰子)を助けて解決 →トゥルー

 といった流れが考えられる。
 周回ごとに配置メンバーを変えたり、毎回主人公のキャラメイクを行うことでより長く遊べるだろう。

 カルデアから好きな鯖を1騎だけ選んで連れ込める、なども面白い。
 最初の内は戦闘力に優れる水着マルタなどが選ばれるが、だんだんと湖の鯖との縁が重視されて
 いくことで、後半周回になるほど戦闘面での難易度が上がる自動調節機能が期待できる。


 各周回はそれぞれ別ルートの話としてもいいが、他の設定としては
 以下のような周回の理由付けを行うこともできる。

 ・主人公自身が「あの鯖も助けられたのでは?」という心残りを持ってしまっている。
  そのために主人公もまた湖に囚われて物語の最初に戻ってきてしまう。

 ・辰子姫が権能で巻き戻して理想の結末を模索している。

 ・シェイクスピアが旧版宝具で物語をやり直している
 (シェイクスピア最期の単独作品は、嵐で漂流した先の小島の物語「テンペスト」。
  水辺にかける心残りは、テンペスト以降もまだまだ作品にしたいアイデアがたくさん残っていたこと。
  この特異点における物語を、シェイクスピアが納得する形で完成させることを救済手段とする)

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使用歴

たまには安価で聖杯戦争(未完)
(~>>157) (>>921~) 
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