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坂井貫太郎(さかいかんたろう) - (2015/09/05 (土) 00:25:32) の編集履歴(バックアップ)


【種別】
人間

【初出】
IX巻

【解説】
坂井悠二の父で、千草の夫。海外に単身赴任しており、本人曰く『困った人の相談に乗る』仕事をしている。
妻とは学生結婚で、当時は苦労したようだ。千草とほぼ同年齢であり、そのため年齢を語ると千草が怒るので年齢を喋らない。

運動・観察・尾行能力に優れ、七月下旬に帰ってきた時は、シャナの蹴りを偶然に助けられながらも避けたり、どこに行くにも周到な準備を欠かさず、尾行のノウハウも会得していた。一家の大黒柱として家族に近づく不埒な悪人ではないかシャナ達を冷徹に観察したりもした。着ぐるみを次々と着替えつつ、ヴィルヘルミナ・カルメルの先回りをするといった荒業も披露していた。

スリムだが無茶な食べ方をした。ジョークや冗談が好きだが、妻曰く「笑えないのにショックばかり大きくて」。そのセンス悪さは吉田一美を気絶させたり、女性を尾行するのは趣味だと冗談で言ってヴィルヘルミナを絶句させるほどであった。

十二月中旬に再登場した際には、悠二に千草との馴れ初めの話、悠二に死産した兄がいたことや名前の由来、さらに、新しい家族ができることを悠二が『ちゃんと話せる男になっている』ことを確認した上で伝えた。
またその際に、悠二に新しい子の名前に『三』という字を入れるための同意を求めた。

XXI巻では、コネを使った特別便で日本に戻っており、妊娠中の千草を見舞った。その最中に吉田、田中緒方の訪問を受けた。ちなみに、悠二のことは完全に忘れていた。
最終巻では、御崎市の復元を行うことによって、御崎市の人々に響いた坂井悠二の声を千草と共に聞いた。

シャナたちが新世界『無何有鏡』へ旅立ってから二ヵ月後の四月下旬、『法の外』と自称する世間的な知名度はほとんど無い世界規模の複合企業体による真南川に沈んだ遺物の接収に関する報告書を苦々しく思いながら目を通した後、千草と二月下旬に誕生した我が子の坂井三悠を連れて御崎山での花見に参加し、その席でマージョリー・ドーに三悠の名の由来を聞かれて、千草と共にそれを語った。花見の終盤で、マージョリーが持ってきた指輪型宝具コルデー』(“紅世”について知らない人たちには『聖エドワードの指輪』とマージョリーが語っていた)を使ってのおまじないを行った。

アニメ版
女の子を尾行するのが趣味な変態に成り下がり、尾行能力も尾行に気付かれたことに気が付かなかったりと劣化していた。また、変態にも関わらずシャナや吉田に恋のことで助言するという紳士らしい行動も見せた。
一時帰宅してから仕事に戻っておらず、クリスマス・イヴには千草と二人きりで過ごしていた。

【由来・元ネタ】
名前の由来は鈴木貫太郎・元総理。

【コメント】
☆あらゆる意味で、非常にうらやましい男だった。
☆千草ママのお眼鏡にかなう男なのだから、無能であるわけがなかった。ゲオルギウスとは比べるのも愚かだな。
☆個人的にだが、今後のカギを握る存在になると予想していたのにな。
外界宿関係かもしれないと、もしそうなら今後フレイムヘイズとして契約する可能性があると推測されていたが、XXI巻で外れていたことが判明した。
☆結婚出来る年齢を考えると、多分32~34歳程だろうな。
☆やはりIX巻P200のセリフは、XIII巻P45のくだりにかかるのだろうか?
☆実は作中で二番目に登場する名前であった。
アニメ第3期では香港の空港でシャナたちとすれ違っているが、互いに気付いた様子は無かった。最終話のエンディングでは、千草と共に生まれた赤子の三悠を見ていた。