Part73-402-407
- 402アローン イン ザ ダーク~新たなる悪夢~sage▼2022/01/10(月) 13:41:21.88ID:sH6sZ+/V0[2回目]
- 続いて同じく未解決の『Alone in the Dark ~New Nightmare~』です
こちらは前作までと違い全体がまんまバイオハザードになっていて大層な仕掛けを解く~鍵が手に入るの繰り返しです
主人公は男女二人ですが常に無線で繋がっているためか情報交換も頻繁で遭う人物くらいしか違いはありません
【エドワード・カーンビー】……元FBIの私立探偵で超常現象を専門としており、前作までのエドワード・カーンビーとは同名の別人。
実は出生のわからない孤児であり、この名は孤児院の責任者から付けられたもの。
【アリーン・セドラック】………若くして人類学の博士となった女性で、死んだ母親が教えまいと隠したため父親の記憶が無い。
母親とオーベッド博士が一緒の写真(実は合成の偽物)を見て、今回の調査を決意した。
【クリストファー・ラム】………米国内に独自の組織を持つ工作局長で、闇の力を狙っておりジョンソンを通じて二人を島に送り込んだ。
【アビカニ族】……………………19世紀初頭に滅びたインディアンの部族で、その名は闇の怪物からの『守護者』の意味を持つ。
【七の神】…………………………超古代に遥か宇宙から渡来し、地球から闇の怪物を地下に追い新たな生命を産み出した七の神のこと。
超自然現象専門の私立探偵エドワード・カーンビーが帰ってきた!
カーンビーの親友チャールズ・フィスクは謎に包まれた島シャドウ・アイランドに近いメイン州の砂浜で死体で発見された。
カーンビーは彼の死を調べるうち、フレデリック・ジョンソンという男に出会う。
ジョンソンはフィスクに古代インディアンの石版の捜索を依頼していた。
ジョンソンはカーンビーにその捜査の引継ぎを依頼する。
さらにアリーン・セドラックという古代インディアン言語の専門家と協力するように指示した。
彼の依頼は、三つの謎に満ちた石版を発見することである。
その石版にはまだ誰も解読していない銘が刻まれているという。
かの島に向かう途中、カーンビーとアリーンはお互いにシャドウ・アイランドに行くことになる経緯について情報交換した。
シャドウ・アイランドに向かう水上飛行機が着陸態勢に入ったとき、突然トラブルに見舞われた。
どこからともなく現れた謎の力に捉えられたのだ。
カーンビーとアリーンは間一髪、パラシュートで難を逃れた。
アリーンは謎の屋敷の屋根へ、カーンビーはその屋敷の荒れ果てた中庭に着地した。
彼らの行く手には何が待ち受けるのか……
- 403アローン イン ザ ダーク~新たなる悪夢~sage▼2022/01/10(月) 13:42:24.48ID:sH6sZ+/V0[3回目]
- 【書類などからわかる島とモートン家の歴史】
19世紀初めにアメリカに渡ったモートン家のリチャード・モートンは、1889年に37歳でモートン石油を創設した。
やがてリチャードはグリーンランドで試掘隊が発見した氷漬けの人間に魅せられ、実業界から徐々に離れそれに夢中になった。
その頃に雇った黒魔術に詳しいユダス・デ・サートと親密になると、モートンの商売敵は相次いで原因不明の厄災に見舞われるようになる。
やがて氷漬けの人間と共に見付かった石版の解読のために、リチャードは17世紀に人間を生贄にする恐ろしい儀式が行われていたという
シャドウ・アイランドに移り住んだ。ここは砦に駐屯する兵士達が次々と正気を失うことで州から格安で譲られた場所である。
リチャードもまた死ぬまでデ・サートと共に生贄の儀式を行っていたようで、ボストンでは貧しい娘が次々と行方不明になっていた。
リチャードの死後はその子アーキバルドが人類発展計画を引継ぎ、デ・サートと共に奴隷を買っては生贄にして研究をしていた。
アーキバルドは妻を酷く扱いその妻も行方不明となったが、彼自身も行方不明になる前にジェレミーという息子はもうけていた。
ジェレミーは研究こそ継いでいたがより社交的科学的であり、18世紀に滅びたというアビカニ族の末裔イーデンショウと親密になる。
そのせいかジェレミーはやがて研究の結実とその危険の間で悩むようになり、イーデンショウはデ・サートを破りこれを追放した。
ジェレミーの子ハワードは研究に興味を示さず闇の力や怪物を危ぶみ、いずれは妻と双子を連れて島から出て行くつもりだった。
ハワードには双子のアランとオーベッドがおり、アメリカインディアンの研究者として世界的に有名になったオーベッドに対し兄の
アランは祖父以前の研究と闇の力の方に強い関心を示し島に籠って実験に没頭していたため無名であった。
やがてアランは闇の力こそ絶対的なものと信じるあまりオーベッドの女友達や研究を理解しない父親ハワードですら実験台にして
怪物と融合させてしまったため、イーデンショウやオーベッドからは危ぶまれ母からは絶縁されてしまった。
※:ちなみにアーキバルドは闇の門の向こうで探索中に力尽きた遺体が発見できる他、アランに怪物にされたハワードは読書室に
眠っていてアリーン編で目覚めた後は何度も追い掛け回され戦わされることになります。
【アリーン編開始~合流】
屋根に降りたアリーンが窓から部屋に入ると、そこはオーベッド博士の母(かつて事故に遭い失明して半身不随)の寝室だった。
彼女はアリーンにここが闇の怪物の島だということ、さらにオーベッド博士がもう三日もこの部屋を訪れていないことを告げる。
部屋を出てオーベッド博士を探しているとまるで博士が二人いるかのような会話が聞こえて、さらに後を尾けるといきなり銃で撃たれた。
目を覚ますと二階の部屋に監禁されており、隠し通路を通って覗いた部屋でここにはオーベッド博士の他にアラン博士がいることを知る。
どうやらオーベッドがラムに生体素材の提供を受ける代わりに研究の情報を流していたことで、アランは激怒したらしい。
部屋に戻ると、カーンビーが外から扉を開けて助けに入ってきたのでここで一度合流する。
(カーンビー編でもまずは中庭から入ってアリーンとここで合流しまた別れる)
【カーンビー編合流後~ストーンサークル】
アリーンを助けた後に一階に行くと、インディアンの老人が現れた。
「君が何者で、何の目的でここに来たのかも知っている。君を待っていた」
「それ以上近付くな。一歩たりとも動くなよ。お前は誰だ?」
「イーデンショウだ。この島の守護者だ。モートン博士は開けてはならない扉を開いてしまった。私にもっと勇気があれば。
私は子供達が己の力の及ばない物と戯れるのを黙って見ていた。しかし伝説は本当だった。お前が来た。まだ間に合うことを
祈るばかりだ。使命を果たすのだ。私達を救ってくれ!」
読書室の仕掛けを解いてようやく館から脱出すると、橋の近くにストーンサークルを発見した。
- 404アローン イン ザ ダーク~新たなる悪夢~sage▼2022/01/10(月) 13:43:31.00ID:sH6sZ+/V0[4回目]
- 【アリーン編合流後~再合流】
監禁されていた部屋から屋根裏部屋に出てそこにあった鏡を見ると、ユダス・デ・サートを名乗る不気味な人影が映った。
「私から鏡を盗んだあの老いぼれ呪い師のイーデンショウから鏡を奪い返しておくれ。交換に君の過去、ルーツを教えてあげよう」
手に入れた鏡を目の前で叩き割る(渡すと殺されてゲームオーバー)と、デ・サートの亡霊は消えて像が残りイーデンショウが現れた。
「若い娘さん、あなたの勇気は称賛に値する。時間がない。私は最後の呪い師だ。そしてあなたの助けが要る。今夜中に儀式を
しなければ、人類全体に厄災が起きる。闇が世界を覆う前に止めなければ。我々が崇める七つの神の像を集め、儀式を行う」
七つの像を探す(一つはアランが持っている)ためどうにか館を出て温室に入ると、またイーデンショウが現れた。
「時間がない。アランは門を開く用意ができている。砦に行け。そこがモートンの秘密の場所。この島の真実が解き明かされる場所」
砦に入ると、監房にはアランによってオーベッド博士が閉じ込められていた。
「来ると思っていたよ。ラムにもう銘板は無価値だと教えてやれ。アランは既に解読を知り、手札も手に入れた。じきに門が開く。
地球は闇に覆われ化け物どもは大群でやってくる。世界中の軍隊を集めたとしても太刀打ちできない。今や、闇から逃れる術はない」
諦めきったオーベッド博士は自分が父親である可能性を否定したが、母メアリーと面識くらいはあったらしい。
やがて砦内のプラネタリウムをカーンビーのいるストーンサークルで解読すると、衝撃の事実が浮かび上がった。
“10.31.2001”
これは惑星直列が起こる今日の日付であり、つまりは今日この日こそ闇の門を開く儀式の日であった。
かつてアランが通したが今は塞がれている地下通路を急いで開けて進むと、地下遺跡でカーンビーと落ち合うことが出来た。
【カーンビー編ストーンサークル~再合流】
ストーンサークルから先に進むと地下の実験場があり、そこでアランが実験をしていた。
「お前を殺すのはいつでもできた。僕の友人がお前で用を済ませてからでも遅くないからな」
カーンビーを実験場に閉じ込めて逃げたアランをなんとか脱出して追うと、またイーデンショウが現れた。
「アランはじきに門を開ける儀式を行う。感じる。最後の像を取り戻し、我が部族の聖域に来てくれ。そこに門がある」
「こうなる前に何故モートンを止めなかったんだ?」
「自分に『まだその時じゃない』と思いこませたことはないか?私は五十年そうしてきた。でも今がその時なのはわかっている。
セドラックさんがここにいるのは理由があり、お前さんがここにいるのも神の思し召しだ。お前が友のために来たのは知っている。
だが考えてもみろ。お前は何の疑いも抱かずに、ここに飛び込んできた。フィスクはただのきっかけに過ぎん」
イーデンショウの言葉に宿命のようなものを感じつつ、カーンビーは聖域を目指して地下遺跡でアリーンと落ち合った。
【地下遺跡】(共通)
『汝らの前に門はある。地の底に闇を抱く門が。門が開く時は迫っている。故に汝、夜が闇をほこらに押し戻すことを知らねばならぬ。
太陽は彼らを解き放つ。門が開き一度太陽の光を浴びれば、闇は広がり闇の怪物どもが光の子の血で地表を覆うであろう』
合流地点にあった石版に書かれていた通り、すぐ先の門でイーデンショウとアランを発見した。
「アラン、お願いだ。君は何をやろうとしているのかわかってないんだ」
「貴様は呪い師の力がまだ残っているかたしかめるため俺を見ていたんだ。だがもう遅い。もっと前に頼み込むべきだったな。
今日が闇の日になることは既に周知。震えているのか?貴様は結局のところ奴らと同じだ。取り憑かれている。
我が一族の中で父だけが狂気に抗う意志の強さを持っていた。それ故に死んでしまった。俺が奴を殺した。そこまでした俺に、
貴様は今になってやめろというのか?私は生涯をこの瞬間のために捧げてきたんだ。私は人類のことなど気にしたことはない。
私の研究はそれ以上に価値のあるものだ。私は新しい生命を生み出したのだ。善悪や痛みや感情を知らず、疑念も希望も持たない。
私の子供達はすぐに地球を支配する!そして臆病者の兄弟も私の子供の一人になるのだ。お前達余所者がなぜここに来たのか知らんが、
じきに貴様達も闇の驚異を知るだろう。光は世界を長く支配しすぎた。今こそ闇の時代の到来を告げる時なのだ!」
アランが儀式を続けると門が開いて突風が吹き、堂々とそこに入るアランを追ってカーンビーも吸い込まれるように門に入った。
- 405アローン イン ザ ダーク~新たなる悪夢~sage▼2022/01/10(月) 13:46:21.62ID:sH6sZ+/V0[5回目]
- 【カーンビー編闇の世界】
「戦士よ、お前が今宵現れることは知っていた。お前は私の息子が闇との戦いで傷付き、命を失った日に生まれた。私は命と光の神、
ヘカトンシャイア。お前を世界の戦いと対峙する者に選んだ。今宵に汝が破れれば、世界は闇に包まれるであろう」
浮遊する意識の中で声を聞いて目を覚ますと、そこは現世とは思えぬ不気味な地下洞窟だった。
島にいた闇の怪物が次々と産まれてくるその空間を抜けてアランを追ったカーンビーは、やがてアリーンと大穴の縁でこれを追い詰めた。
【アリーン編闇の世界】
「七つ目の像を取り戻さなければ私達は破滅してしまう」
「カーンビーは死んだのよ。とても一人じゃ無理だわ!」
「彼が死んだなら光の神は私達を見捨てなすったということだ。信じてくれ、カーンビーは生きている。アランは七つ目の像を闇の
深淵に放り、私が儀式を行うのを妨げたいのだ。夜明けが訪れ、闇が放たれる前に彼を止めてくれ。世界は君の手に委ねられているのだ!」
別の道からアビカニ族の地下砦を通ってアランを追ったが、アランが七つ目の像を大穴に捨てるのを止めることはできなかった。
(しかしムービーでは故意に捨てたように見えないので、穴を降りる途中にうっかり落っことしたのかもしれない)
それでもアランが降りたロープを辿って闇の世界に着き、大穴の縁でカーンビーと挟撃してアランを追い詰めた。
【兄弟の最後】
「その勇気を称賛したいが、生憎君達の行動はもう手遅れだ!もう誰も俺を止められないぞ!」
「見ろ!自分の兄弟に何をしたか!」
突如そこに怪物となったオーベッドが降りてきて、追い詰められたアランを抱え大穴の底へと落ちていった。
【カーンビー編聖域~ED】
アリーンがここまで来た道を戻る形で奥まで進むと、いきなりジョンソンから通信があった。
「無線の通信を傍受していたんだ。俺は政府のために動いていた。俺はラムの組織潜入を命じられていたが、俺の上司は外された。
誰かが裏切りを働き、俺の正体はばれた。ラムはフィスクを葬ったはずだ。彼はシャドウ・アイランドとモートン達のことを
知りすぎていたからな。思っていたよりもまずい状況らしいな」
さらにジョンソンは『闇の門』が他にもありその所在をラムが知っていることと、ヘリで島に助けに向かっていることも伝えてきた。
やがて柱が倒れることで谷を渡れるようになっていた円柱の間を通って聖域に入り、さらにアビカニ族の地下墓地へと踏み込んだ。
そこに怪物化したアランが現れたため、弱らせて動けなくなった間に墓地にあったアビカニ族の戦士の槍に近付いたカーンビー。
槍を手にした途端にカーンビーは光に包まれ戦士の姿となり、そのままアランに引導を渡した。
三つの頭像の内二つが無い聖域の祭壇に地下墓地で拾った頭像を置くと、アリーンがもう一つを持って来て奥の扉が開く。
【アリーン編聖域~ED】
大穴の縁に引っ掛かっている七つ目の像を発見したため、アリーンは反射的に飛び降りてそれを手に入れた。
そしてなんとかそれを持って戻るための道を探していると、いきなりジョンソンから通信があった。
「ラムは君をどうしてもシャドウ・アイランドに行かせたかった。君とカーンビーをお払い箱にするためだった。なぜなら君達二人が
彼の障害になりそうな最後の人物だったからだ。解読分はどちらにしろオーベッドから入手できることになっていたんだからな。
俺は君を騙したが俺も騙されていたんだ」
さらにジョンソンは『闇の門』が他にもありその所在をラムが知っていることと、ヘリで島に助けに向かっていることも伝えてきた。
やがて柱が倒れることで谷を渡れるようになっていた円柱の間を抜けようとしたが、そこに先ほどの怪物と化したオーベッドが立ち塞がった。
「娘よ!わたしのかわいい娘よ!まさか実の父を撃つわけがないよな?」
「耳を貸すな!撃て、撃つんだ!」
怪物となったオーベッドの肩にはよく見るともう一つの顔があり、それが父を名乗って迫ってきた。
そのオーベッドを突破すると、オーベッドは最後の力を振り絞って後ろから押し寄せてくる怪物の群れからアリーンを守った。
「いきなさい。ここは私がなんとかする!来い、こっちだ!俺がそうだ、光の子だ!来い!」
オーベッドは倒れた柱を落として怪物を道連れに谷に落ちていったが、アリーンは聖域に着き祭壇に頭像を置きカーンビーと落ち合った。
- 406アローン イン ザ ダーク~新たなる悪夢~sage▼2022/01/10(月) 13:49:55.85ID:sH6sZ+/V0[6回目]
- 【ED】
頭像が揃うと聖域にイーデンショウが現れるので、二人は七つ目の像を渡した。
「西の海岸でヘリコプターを見た。もう一刻の猶予もない。急げ、日はじきに昇る!これで私は使命を果たすことができる。
君達には本当に感謝している。ありがとう。さぁ行け!」
地上に出てちょうど到着したヘリコプターに乗ると、カーンビーは怒りアリーンはジョンソンを殴る。
「何が起きるかわかってたんだな!」
残ったイーデンショウが儀式を行うと、光の柱が上り島は地割れに包まれて崩落し海へと沈んでいった。
その後、ラムが息のかかった地質学者に『断層の端にあったため島は突然の地震で崩落した』と発表させて隠蔽に成功して終わる。
THE END
ゲーム中の通信によると、その後にアリーンとカーンビーの二人はラムの追跡をかわすため名前を変えて逃亡するらしい。
二人の出生の秘密やラムの陰謀それに残りの闇の門などについては決着が付かず、続編の計画もあったらしいが中止になったとか。
1~3のエドワード・カーンビーが復活する2008年版やさらなる続編の『illumination』がこれの続編でもあるのかは自分は知りません。
- 407ゲーム好き名無しさん▼2022/01/10(月) 15:01:23.05ID:qKR76o/60[2回目]
- 乙です。
クトゥルー神話系のホラゲかと思ってたけどあんまりクトゥルー神話と関係ないんですね