187THE 呪いの廃校舎 ~呪いの仮面と双子の少女~2019/08/16(金) 14:59:33.70ID:oDijK3tY0 第一章・二人の仮面の少女 主人公は誰もいない教室で目を覚ましたが、窓の外は雨雲しか見えずここがどこかも自分が誰なのかもわからない記憶喪失だった。 やがて教室を出て人を探すうちに『信子』と『詩遥』という仮面を被った双子の姉妹と出会うが、彼女達もまた主人公と同じように 記憶喪失でありさらにはこの仮面がどうやっても外せないのだという。 この校舎には包丁を持った血塗れの女教師が彷徨っているため、主人公は双子を保健室に置いて自ら校舎を探索することにした。 校舎を探ると各所に何者かの助言メモ(システム説明など)が残されていたが、誰が残したのかはわからない。 『幾度、繰り返そうとも 幾度、激しい痛みに苦しんだとしても…… 彼女を救うために、絶望しないこと このメモを読んでいるキミへ…… どうか彼女を助けて下さい』 (メモには他にも魂を写真に封じて器に集めろという指示もあり、この封じた魂の色でEDが分岐する) 探索を続けるうちに、やがて地震が起きた。 第二章・恐怖の女教師 地震が治まった頃、詩遥が何かを思い出したのか口を開いた。 「あの人は、黒久ユリカ先生……もはや人ならざるもの……私達をこの世界へ閉じ込め、苦しめ続けるための強い怨念……」 信子も同じ事を思い出したらしく話してくれたが、二人にとっては息が苦しくなるほど辛い記憶のようだった。 「あの人……ユリカ先生は、もうこの世にはいないはずの人なんです。ユリカ先生は、お姉ちゃんのクラス担任の先生でした。 とても優しい先生だったんです。でも、一年前に……先生は……包丁を……自分で……!」 「仮面……あたし達の顔に着けられている仮面が、この世界を生み出したって」 二人の記憶は徐々に戻りつつあるようだったが、主人公の記憶は一向に戻る気配がない。 やがて地震後に空間の広がっていた校舎を探索するうち、双子はさらに記憶を取り戻していく。 「……ユリカ先生はね、とても優しい先生だったんだ。同じ学校の先生と婚約して、その時は幸せそうにしていて……でも、婚約してた その先生が過労と心労で結婚前に亡くなったの。それだけじゃない。ユリカ先生には妹がいて、理由は分からないけどその子も死んじゃって。 多分そのせいなんだと思う。ユリカ先生の様子がおかしくなってきて。ある日、学年集会の時に私達の前で包丁を振り回して暴れて…… 『全然足りない、もっと沢山』って叫びながら……最後には自分の……首を……」 先生の死因とそれに自分達が巻き込まれる理由は、仮面が関係しているのだろうか。 「仮面の……儀式……私とお姉ちゃんが……仮面を……先生の幸せを願って……」 詩遥がそこまで言うと信子は激しく動揺し逃げるように保健室を出て行ったが、そこでまた地震が起きた。 188THE 呪いの廃校舎 ~呪いの仮面と双子の少女~2019/08/16(金) 15:01:52.74ID:oDijK3tY0 最終章・呪いの成就 地震が収まりまたも空間の広がっていた校舎を探索するうちに、演劇部の奇妙な台本『仮面の儀式』を見つけた。 『誰かを黄泉還りさせたい、誰かを呪い殺したい。 その想いを持つものの前に、始めからそこにあったかのように儀式の仮面は現れる。 仮面の儀式は願いを叶えるために、二人の術者が対となる仮面を被り思念の力が強い場所で三度心の中で唱えることである。 しかし互いの願いがわずかでも異なっていたならば願いは呪いへと姿を変え、術者達を闇の深淵へと引きずり込むだろう』 さらに、体育館でようやく書き主のわかるメモを発見した。 『僕だけじゃない、信子さんも詩遙さんも記憶が失われつつある…… 僕はもう、この身が失われ思念体と変わらない存在となってしまった。 そしていよいよ、自分が何者だったのか何のためにここに居るのかさえも思い出せなくなろうとしている…… これを読んでいる僕自身へ…… 彼女達を……どうか助けてほしい』 自分の正体を知り驚愕する主人公の前に、双子の片割れが現れ真実を告げた。 「最初は先生の幸せを願って、二度目は先生に生き返ってほしくて…… 私……二度目の儀式には反対したんです。 人が生き返るはずないって。 でも、お姉ちゃんに……二人で罪を償うべきだって。 先生の幸せを願って儀式をしたあの日から……何かがおかしくなっていって。 そして、先生も死んでしまった…… 仮面の儀式は願いを叶えるためのものじゃない。 呪いを生むだけのものだったんです」 「でも、あたしじゃない……あたしは悪くない。確かに先生の幸せを願ったはずなのよ! 詩遙が……あの子がこんな噂話をしなければ。そうよ、あたしじゃない……あの子のせいで!」 ※:ここには信子と詩遙のどちらかが登場し、詩遙の場合は『どうしてあなたは何も思い出せないのか』と怒る 主人公はなんとか双子を落ち着かせて保健室に戻ったが、やがて双子は苦しみ出した。 「熱いっ……顔が……焼ける……!」 「詩遙……行こう。あの場所で全てが始まって、全てが終わる」 二人はかつて仮面の儀式を行った体育館へと向かい、主人公もすぐに後を追った。 (以降はEDが分岐するが最良なのは器を青で満たした場合のみ) 189THE 呪いの廃校舎 ~呪いの仮面と双子の少女~2019/08/16(金) 15:05:05.09ID:oDijK3tY0 <器の魂が赤と青のみで赤が過半の場合 体育館には信子が佇んでいたが、彼女の顔は女教師のようになっており主人公に襲いかかった。 「あたシ……本当は、幸せになンて願ッテいなカった……詩遙さえも、たった一人の家族のあたシを差シ置イテ男なンかと……! ダからネ、おまエも詩遙も、アの女も!ずっトここでシに続けるんだ!」> <同じく赤が過半の場合 体育館には詩遙が佇んでいたが、彼女の顔は女教師のようになっており主人公に襲いかかった。 「オ姉ちゃんガ、わたシを裏切っタ……ダから……呪イが成就シた!ダから、わたシも……オ姉ちゃんヲ……呪イ返シてやった! ごめんなさイ、アなたを巻き込みたくナかった、でも……アなたとズっと一緒ニ……」> 体育館にいた双子からは仮面が剥がれ、美しい顔を取り戻していた。 「あなたは、私たちのために何度も何度も……本当に、ありがとう……でも、だからって大切な人のことも忘れてしまったら…… 忘れてしまったら、とても……悲しいです……私たちが生き残っても、あなたが死んでしまったらどうするんですか!? そんなことになったら、私……私は生きてる意味なんて……」 (ここで器の魂が青で満たされており且つ数珠に自分の魂を取り戻している場合のみ主人公も生還できる) もはや思念体となっていた主人公は別れを覚悟したが、突如数珠が光り謎の声が響いてきた。 『ありがとう。もう一人の僕……この世界で何度も死の体験を繰り返していくちに僕の心は闇の世界に取り込まれ…… それでも、彼女たちを助けるために自分を失わないようにと闇の世界の力を逆に取り込んで生まれた…… キミは僕であって、もう僕ではない。記憶が無いのもそのせいだと思う。 でも、その身体はもうキミのものだ。頼み事ばかりですまないけれど信子さんや詩遙のことを見守ってあげてほしい。 彼女たちの笑顔を見ることができて、これで……やっと……眠れる……ありがとう……さようなら……』 その後、三人は現実世界に戻ってきたが主人公の記憶は戻らなかった。 しかしこの時の体験が原因なのか、主人公には幽霊が見えるようになっていた。 これは、呪いがまだ消えていないことを意味しているのだろうか…… (ここでスタッフロールが流れた後に下記の年表も流れる) 1980年 詩遙 結婚 瑞集姓となり長女「詩穂」をもうける 1985年 詩遙 死去 1995年 信子 勤務する病院で自殺 1997年 瑞集総合病院解体 2000年 解体された病院跡地に学校設立 2012年 一人の霊能者が校舎視察中に行方不明となる 最後の年表はこの『呪いの廃校舎』の物語が前作『呪いの廃病院』に繋がることを示しています さらに器が黄で満たされていた場合は双子がクマとサルの被り物をしてはっちゃけるギャグED これら以外の場合は双子が体育館で首を吊っており女教師に殺されるバッドEDとなります 193ゲーム好き名無しさん2019/08/16(金) 21:09:14.54ID:aP3bSloD0 間違った 最後に詩遥に襲われてバッドEDなのは青が過半だった場合
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