03:56 Anne26_1 > すたっ
03:56 schon14_1 > すちゃり
03:57 Anne26_1 > では、部屋で鎧を脱いだり身支度を整えつつ待っていよう
03:58 schon14_1 > れぞるんと別れ、赤魔に飴を投げつけられつつ、アネさんを訪ねよう。部屋でええのかな
03:58 Anne26_1 > 部屋でいいよー
03:58 schon14_1 > ではノックこんこん
03:58 Anne26_1 > 「入れ」
03:59 schon14_1 > 「…失礼します」
03:59 Anne26_1 > 髪留めを外して頭を振る
03:59 Anne26_1 > 「レゾルとの話は終わったのか?」
04:00 schon14_1 > 「…ええ、そんなに、大事な話じゃなかったみたいだから」
04:00 Anne26_1 > 手櫛で軽く梳いて後ろに流す
04:00 Anne26_1 > 「そうか…適当に掛けてくれ」
04:01 schon14_1 > 少しきょろきょろして、ううむ、ベッドに腰かけさせてもらおう
04:02 Anne26_1 > 「前に一緒になったときにどこかおかしい気はしたのだ…だが、あの時はわたしも余裕がなくてな…」
04:03 schon14_1 > 「…何が――」
04:04 Anne26_1 > 「ん」
04:04 Anne26_1 > 目をやる
04:05 schon14_1 > やや恐る恐るな感じで見返そう「…何が、ですか?」
04:06 Anne26_1 > 「何が、というのはなんだ?」
04:06 Anne26_1 > 「おかしいの感じたことについか?」
04:06 Anne26_1 > おかしいと です
04:07 schon14_1 > こくり
04:07 schon14_1 > ういうぃ
04:07 Anne26_1 > あ、ても抜けている
04:07 Anne26_1 > ぼろぼろだw
04:07 schon14_1 > ははは
04:07 Anne26_1 > 「口では上手く説明できん…私は頭が良いほうではないからな」
04:08 Anne26_1 > 「何か飲むか?」
04:08 schon14_1 > 「…ジンジャーエールを」
04:09 Anne26_1 > 「それは…部屋には用意がないな、頼もう」
04:09 schon14_1 > 「なら…良いです」
04:09 Anne26_1 > 「そうか?なら続けよう」
04:10 Anne26_1 > 「最初にあった頃の君は……笑っていたな」
04:11 schon14_1 > 「…そうですね、笑ってた方が、良いですから」
04:11 Anne26_1 > 「君のように笑う人間を私は何人も見てきてな…」
04:12 Anne26_1 > 「ん…それはいいか」
04:12 schon14_1 > 「…何の、話なんですか?」
04:12 Anne26_1 > 「次に会ったときの君は…同じように笑っていたが違って見えたのだ」
04:14 schon14_1 > 「…かもしれませんね」
04:14 Anne26_1 > 「だからその間に何かあったのではないかと思った」
04:14 Anne26_1 > 「私の思い違いか?」
04:16 schon14_1 > 「…正直に…言うと」
04:16 schon14_1 > 「思い出したく…ないです」
04:17 Anne26_1 > 「そうか、分かった」
04:18 schon14_1 > 「…すいません」
04:18 Anne26_1 > 「いや、いい」
04:19 Anne26_1 > 「少し……私の話を聞いてくれるか?」
04:19 schon14_1 > 「…僕が聞いても良いのなら」
04:20 Anne26_1 > ふっと笑って
04:20 Anne26_1 > 「私は……少々ややこしい家に生まれてな」
04:21 schon14_1 > 黙って聞いていよう
04:21 Anne26_1 > 「いわゆる貴族というやつだ」
04:23 Anne26_1 > 「上には姉がいてな……貴族というものは世襲の関係上、女児より男児の方が喜ばれる」
04:24 schon14_1 > 「…そうですね」
04:25 Anne26_1 > 「だが二人目の女児というのも使い道がないわけではない」
04:26 Anne26_1 > 「より位の高い貴族の下へと嫁がせて血縁関係を結び、家徳を高めるのだ」
04:28 Anne26_1 > 「かくて貴族の次女として生を受けた私は、誇り高き我が家系の地位を高めるために婚姻を結ばされることになる」
04:29 schon14_1 > 「…今はどうして?」
04:29 Anne26_1 > 「そのような娘には勉学もいらなければ、男のような剣の腕もいらない」
04:29 Anne26_1 > 「反発して家を出た」
04:30 Anne26_1 > 「力を得たかったのだ、そのよな貴族社会に……父親に抗う為の力が」
04:31 schon14_1 > うつむいて、自分の膝を見る
04:32 Anne26_1 > 「……ある程度の力は…得たと思った」
04:32 Anne26_1 > 「どう思う?私は……強いか?」
04:34 schon14_1 > 「…少し、僕の話も良いですか」
04:34 Anne26_1 > 「ああ…聞かせてくれ」
04:35 Anne26_1 > 椅子を引いて腰かけよう
04:37 schon14_1 > 「…僕の家は、もうないです。両親はどこかに消えましたし、土地館も接収されましたから」
04:39 schon14_1 > 「うちは武家でしたし、特に父は厳格な人でしたから、長男が生まれた時は喜んだと思いますよ。僕も両親の事は好きだった。最近になって気がついたんですけどね」
04:40 Anne26_1 > じっと目を見て聞いている
04:42 schon14_1 > 「父は、何と言うか…曲げられない人で、仕事に関しては妥協は何もしなかったし、それで周りと折り合い悪くなりましたけど、それでも僕は父に憧れてました。多分」
04:43 Anne26_1 > 「ふむ…」
04:44 schon14_1 > 「でも、僕は小さいころから『女の子みたい』だとよく言われましたし、武芸も全然でしたから、相応しくなかった。父も正直、困ったと思います」
04:45 Anne26_1 > ティーポットからカップにお茶を注いで
04:46 Anne26_1 > シュガーポットと一緒にシェーン君のほうに寄せよう
04:46 schon14_1 > 「それでも、立派に跡を継ぎたくて、僕なりには色々やったんですが…ある日起きたら、両親は居ませんでした。周りと折り合い悪かったですからね、上手くいかなくて、爵位も買い取られたらしくて」
04:47 Anne26_1 > 「……そうか」
04:47 Anne26_1 > 目を伏せて
04:48 schon14_1 > 「それから…分からなくなった。自分がどうなりたいのか、何を為したいのか、何が欲しいのか。周りを利用してやろう、とか偉そうなこと、最近まで思ってたんですけどね。結構」
04:49 Anne26_1 > 「他人を利用してでも為したいことが何なのか分からない、か」
04:50 schon14_1 > 「自分が何をすべきなのかも、僕は分からない。だから…欲しいものが出来ても見失う――だから」
04:51 schon14_1 > 「強いかどうかは正直分からないけど、僕は貴方が羨ましいです」
04:51 schon14_1 > お茶に砂糖を注ぐ
04:51 Anne26_1 > 「そうか」
04:51 Anne26_1 > 「だが……私も結局何も為していないぞ」
04:52 schon14_1 > 「アネットさんは…何かを為してない。今為していないかもしれない。いつか為すかもしれない。分からないです」
04:52 Anne26_1 > 「それは……君にも言えることだろう?」
04:54 schon14_1 > 「多分――僕は、無理だと思う。何かを為す力も意志も持ってないし、多分これからも持てない。だから僕は…助けたい人の力にもなれないです」おちゃごくんごくん
04:55 Anne26_1 > 「無理か……君はいくつだ?」
04:55 schon14_1 > 「…13、です。もうすぐ14になる」
04:56 Anne26_1 > 「14か……私はまだ城で何も知らずに過ごしていた頃だ」
04:57 Anne26_1 > 「何かを見つけるのも…諦めるのもまだ早いのではないか?」
04:59 schon14_1 > 「前を見るには…僕は自分を嫌いすぎてる。そんな気が…するんです。おかしいですか?」
05:00 Anne26_1 > 「それに……誰かの助けになれるかどうかは、自分で決めることではない…そう思うのだが、な」
05:01 Anne26_1 > 「おかしいかどうかは…すまない、私にはわからぬ」
05:02 Anne26_1 > 「だが…前を見なければ道にも迷うし壁にもぶつかる」
05:03 schon14_1 > 「……」
05:04 Anne26_1 > 「それに……」
05:04 Anne26_1 > 「嫌いな自分を好いてくれる他人もいる」
05:05 schon14_1 > 「好いてくれたかどうかは分からないけど――」
05:05 schon14_1 > 「それで死んでしまう人も、居るんです」
05:06 Anne26_1 > 「助けたい人の力にもなれない、か?」
05:07 schon14_1 > 「それだけでも…ないですけどね」
05:08 Anne26_1 > 「私も……恩ある人間が道を違うのを止めることも適わなかったし」
05:09 Anne26_1 > 「戦乱の中、父が命を落としたのを後になってから知る始末だ」
05:10 schon14_1 > 「……」
05:11 Anne26_1 > 「無論、後悔はしているし……できるならばやりなおしたいという気持ちも有る」
05:11 Anne26_1 > 「だが…それを背負って……前に進むしかない」
05:13 schon14_1 > 「…そうですね」
05:13 Anne26_1 > 「……君は」
05:14 Anne26_1 > 「もし、私が危機に瀕していたとして…自分には力がないからと助けてはくれないのか?」
05:15 Anne26_1 > 「手を…差し伸べてはくれないのか?」
05:15 schon14_1 > 「……卑怯だ」ぽつり
05:16 Anne26_1 > 「すまない」
05:17 Anne26_1 > 「だが…もし力及ばず誰かを救うことができなかったとして」
05:18 Anne26_1 > 「その時…自分は無力だと感じるだろう」
05:19 Anne26_1 > 「しかし、相手には…届いている……そう思うのだ」
05:19 Anne26_1 > 「気休めかもしれんが、な」
05:20 schon14_1 > 「届いているとしたら――」
05:20 schon14_1 > そこでアネさんをじっと見据えて、そして逸らして
05:20 schon14_1 > 「――ひどいや」ぐすり
05:21 Anne26_1 > 「お、おい?」
05:22 Anne26_1 > 「どうした、何故泣く」
05:22 Anne26_1 > ガタッと椅子を鳴らして立ち上がり
05:23 Anne26_1 > 荷物の中からハンカチを取り出して渡す
05:25 schon14_1 > ぼたぼたと粒を落として静かに泣く。ハンカチは使わない
05:26 Anne26_1 > 「私が何か気に障ることを言ったか?だとしたら謝ろう」
05:26 Anne26_1 > ハンカチで涙を拭こう
05:30 schon14_1 > 「きっと、届かない。今僕が届いて欲しい相手には…ずっと届かないと、今、改めて、分かりました」
05:31 Anne26_1 > 「何だ?何を言っている?」
05:33 Anne26_1 > 「届かせたいことがあるならば…伝える努力はしなければ伝わらないだろう」
05:35 schon14_1 > 「僕――僕は、いや、やっぱり、もういいんです」
05:36 schon14_1 > 「ありがとうございました」何が、とは言わず、ポケットから飴を取り出して
05:37 schon14_1 > 「クロイツさんから頂きました。良かったらどうぞ」とぺこりして、ハンカチ返して
05:37 Anne26_1 > 「それで…いいのか?」
05:38 schon14_1 > 「アネットさんを困らせるような事は…したくないです。だから、失礼します」
05:39 Anne26_1 > 「困らせる……?」
05:39 schon14_1 > 立ちあがって、帰る事にしよう
05:40 Anne26_1 > 後に残って
05:40 Anne26_1 > 「私では……力になれない…のか…?」
05:41 Anne26_1 > 椅子に座りなおす
05:41 Anne26_1 > な、ところですかー
05:42 schon14_1 > うぃー。お付き合い頂きありがとうございました。なんか消化不良感ある感じですいません
05:42 Anne26_1 > いやいや
05:42 Anne26_1 > まだNEXTがある!たぶんきっと
05:43 schon14_1 > あるの!?
05:43 Anne26_1 > 椅子にもたれかかって前髪をかきあげて
05:43 schon14_1 > なんかどんどん切なくなって行くんだけどキャラ的に
05:43 Anne26_1 > 「……男の子というのは…難しいな……」
05:44 Anne26_1 > ほろり
03:56 schon14_1 > すちゃり
03:57 Anne26_1 > では、部屋で鎧を脱いだり身支度を整えつつ待っていよう
03:58 schon14_1 > れぞるんと別れ、赤魔に飴を投げつけられつつ、アネさんを訪ねよう。部屋でええのかな
03:58 Anne26_1 > 部屋でいいよー
03:58 schon14_1 > ではノックこんこん
03:58 Anne26_1 > 「入れ」
03:59 schon14_1 > 「…失礼します」
03:59 Anne26_1 > 髪留めを外して頭を振る
03:59 Anne26_1 > 「レゾルとの話は終わったのか?」
04:00 schon14_1 > 「…ええ、そんなに、大事な話じゃなかったみたいだから」
04:00 Anne26_1 > 手櫛で軽く梳いて後ろに流す
04:00 Anne26_1 > 「そうか…適当に掛けてくれ」
04:01 schon14_1 > 少しきょろきょろして、ううむ、ベッドに腰かけさせてもらおう
04:02 Anne26_1 > 「前に一緒になったときにどこかおかしい気はしたのだ…だが、あの時はわたしも余裕がなくてな…」
04:03 schon14_1 > 「…何が――」
04:04 Anne26_1 > 「ん」
04:04 Anne26_1 > 目をやる
04:05 schon14_1 > やや恐る恐るな感じで見返そう「…何が、ですか?」
04:06 Anne26_1 > 「何が、というのはなんだ?」
04:06 Anne26_1 > 「おかしいの感じたことについか?」
04:06 Anne26_1 > おかしいと です
04:07 schon14_1 > こくり
04:07 schon14_1 > ういうぃ
04:07 Anne26_1 > あ、ても抜けている
04:07 Anne26_1 > ぼろぼろだw
04:07 schon14_1 > ははは
04:07 Anne26_1 > 「口では上手く説明できん…私は頭が良いほうではないからな」
04:08 Anne26_1 > 「何か飲むか?」
04:08 schon14_1 > 「…ジンジャーエールを」
04:09 Anne26_1 > 「それは…部屋には用意がないな、頼もう」
04:09 schon14_1 > 「なら…良いです」
04:09 Anne26_1 > 「そうか?なら続けよう」
04:10 Anne26_1 > 「最初にあった頃の君は……笑っていたな」
04:11 schon14_1 > 「…そうですね、笑ってた方が、良いですから」
04:11 Anne26_1 > 「君のように笑う人間を私は何人も見てきてな…」
04:12 Anne26_1 > 「ん…それはいいか」
04:12 schon14_1 > 「…何の、話なんですか?」
04:12 Anne26_1 > 「次に会ったときの君は…同じように笑っていたが違って見えたのだ」
04:14 schon14_1 > 「…かもしれませんね」
04:14 Anne26_1 > 「だからその間に何かあったのではないかと思った」
04:14 Anne26_1 > 「私の思い違いか?」
04:16 schon14_1 > 「…正直に…言うと」
04:16 schon14_1 > 「思い出したく…ないです」
04:17 Anne26_1 > 「そうか、分かった」
04:18 schon14_1 > 「…すいません」
04:18 Anne26_1 > 「いや、いい」
04:19 Anne26_1 > 「少し……私の話を聞いてくれるか?」
04:19 schon14_1 > 「…僕が聞いても良いのなら」
04:20 Anne26_1 > ふっと笑って
04:20 Anne26_1 > 「私は……少々ややこしい家に生まれてな」
04:21 schon14_1 > 黙って聞いていよう
04:21 Anne26_1 > 「いわゆる貴族というやつだ」
04:23 Anne26_1 > 「上には姉がいてな……貴族というものは世襲の関係上、女児より男児の方が喜ばれる」
04:24 schon14_1 > 「…そうですね」
04:25 Anne26_1 > 「だが二人目の女児というのも使い道がないわけではない」
04:26 Anne26_1 > 「より位の高い貴族の下へと嫁がせて血縁関係を結び、家徳を高めるのだ」
04:28 Anne26_1 > 「かくて貴族の次女として生を受けた私は、誇り高き我が家系の地位を高めるために婚姻を結ばされることになる」
04:29 schon14_1 > 「…今はどうして?」
04:29 Anne26_1 > 「そのような娘には勉学もいらなければ、男のような剣の腕もいらない」
04:29 Anne26_1 > 「反発して家を出た」
04:30 Anne26_1 > 「力を得たかったのだ、そのよな貴族社会に……父親に抗う為の力が」
04:31 schon14_1 > うつむいて、自分の膝を見る
04:32 Anne26_1 > 「……ある程度の力は…得たと思った」
04:32 Anne26_1 > 「どう思う?私は……強いか?」
04:34 schon14_1 > 「…少し、僕の話も良いですか」
04:34 Anne26_1 > 「ああ…聞かせてくれ」
04:35 Anne26_1 > 椅子を引いて腰かけよう
04:37 schon14_1 > 「…僕の家は、もうないです。両親はどこかに消えましたし、土地館も接収されましたから」
04:39 schon14_1 > 「うちは武家でしたし、特に父は厳格な人でしたから、長男が生まれた時は喜んだと思いますよ。僕も両親の事は好きだった。最近になって気がついたんですけどね」
04:40 Anne26_1 > じっと目を見て聞いている
04:42 schon14_1 > 「父は、何と言うか…曲げられない人で、仕事に関しては妥協は何もしなかったし、それで周りと折り合い悪くなりましたけど、それでも僕は父に憧れてました。多分」
04:43 Anne26_1 > 「ふむ…」
04:44 schon14_1 > 「でも、僕は小さいころから『女の子みたい』だとよく言われましたし、武芸も全然でしたから、相応しくなかった。父も正直、困ったと思います」
04:45 Anne26_1 > ティーポットからカップにお茶を注いで
04:46 Anne26_1 > シュガーポットと一緒にシェーン君のほうに寄せよう
04:46 schon14_1 > 「それでも、立派に跡を継ぎたくて、僕なりには色々やったんですが…ある日起きたら、両親は居ませんでした。周りと折り合い悪かったですからね、上手くいかなくて、爵位も買い取られたらしくて」
04:47 Anne26_1 > 「……そうか」
04:47 Anne26_1 > 目を伏せて
04:48 schon14_1 > 「それから…分からなくなった。自分がどうなりたいのか、何を為したいのか、何が欲しいのか。周りを利用してやろう、とか偉そうなこと、最近まで思ってたんですけどね。結構」
04:49 Anne26_1 > 「他人を利用してでも為したいことが何なのか分からない、か」
04:50 schon14_1 > 「自分が何をすべきなのかも、僕は分からない。だから…欲しいものが出来ても見失う――だから」
04:51 schon14_1 > 「強いかどうかは正直分からないけど、僕は貴方が羨ましいです」
04:51 schon14_1 > お茶に砂糖を注ぐ
04:51 Anne26_1 > 「そうか」
04:51 Anne26_1 > 「だが……私も結局何も為していないぞ」
04:52 schon14_1 > 「アネットさんは…何かを為してない。今為していないかもしれない。いつか為すかもしれない。分からないです」
04:52 Anne26_1 > 「それは……君にも言えることだろう?」
04:54 schon14_1 > 「多分――僕は、無理だと思う。何かを為す力も意志も持ってないし、多分これからも持てない。だから僕は…助けたい人の力にもなれないです」おちゃごくんごくん
04:55 Anne26_1 > 「無理か……君はいくつだ?」
04:55 schon14_1 > 「…13、です。もうすぐ14になる」
04:56 Anne26_1 > 「14か……私はまだ城で何も知らずに過ごしていた頃だ」
04:57 Anne26_1 > 「何かを見つけるのも…諦めるのもまだ早いのではないか?」
04:59 schon14_1 > 「前を見るには…僕は自分を嫌いすぎてる。そんな気が…するんです。おかしいですか?」
05:00 Anne26_1 > 「それに……誰かの助けになれるかどうかは、自分で決めることではない…そう思うのだが、な」
05:01 Anne26_1 > 「おかしいかどうかは…すまない、私にはわからぬ」
05:02 Anne26_1 > 「だが…前を見なければ道にも迷うし壁にもぶつかる」
05:03 schon14_1 > 「……」
05:04 Anne26_1 > 「それに……」
05:04 Anne26_1 > 「嫌いな自分を好いてくれる他人もいる」
05:05 schon14_1 > 「好いてくれたかどうかは分からないけど――」
05:05 schon14_1 > 「それで死んでしまう人も、居るんです」
05:06 Anne26_1 > 「助けたい人の力にもなれない、か?」
05:07 schon14_1 > 「それだけでも…ないですけどね」
05:08 Anne26_1 > 「私も……恩ある人間が道を違うのを止めることも適わなかったし」
05:09 Anne26_1 > 「戦乱の中、父が命を落としたのを後になってから知る始末だ」
05:10 schon14_1 > 「……」
05:11 Anne26_1 > 「無論、後悔はしているし……できるならばやりなおしたいという気持ちも有る」
05:11 Anne26_1 > 「だが…それを背負って……前に進むしかない」
05:13 schon14_1 > 「…そうですね」
05:13 Anne26_1 > 「……君は」
05:14 Anne26_1 > 「もし、私が危機に瀕していたとして…自分には力がないからと助けてはくれないのか?」
05:15 Anne26_1 > 「手を…差し伸べてはくれないのか?」
05:15 schon14_1 > 「……卑怯だ」ぽつり
05:16 Anne26_1 > 「すまない」
05:17 Anne26_1 > 「だが…もし力及ばず誰かを救うことができなかったとして」
05:18 Anne26_1 > 「その時…自分は無力だと感じるだろう」
05:19 Anne26_1 > 「しかし、相手には…届いている……そう思うのだ」
05:19 Anne26_1 > 「気休めかもしれんが、な」
05:20 schon14_1 > 「届いているとしたら――」
05:20 schon14_1 > そこでアネさんをじっと見据えて、そして逸らして
05:20 schon14_1 > 「――ひどいや」ぐすり
05:21 Anne26_1 > 「お、おい?」
05:22 Anne26_1 > 「どうした、何故泣く」
05:22 Anne26_1 > ガタッと椅子を鳴らして立ち上がり
05:23 Anne26_1 > 荷物の中からハンカチを取り出して渡す
05:25 schon14_1 > ぼたぼたと粒を落として静かに泣く。ハンカチは使わない
05:26 Anne26_1 > 「私が何か気に障ることを言ったか?だとしたら謝ろう」
05:26 Anne26_1 > ハンカチで涙を拭こう
05:30 schon14_1 > 「きっと、届かない。今僕が届いて欲しい相手には…ずっと届かないと、今、改めて、分かりました」
05:31 Anne26_1 > 「何だ?何を言っている?」
05:33 Anne26_1 > 「届かせたいことがあるならば…伝える努力はしなければ伝わらないだろう」
05:35 schon14_1 > 「僕――僕は、いや、やっぱり、もういいんです」
05:36 schon14_1 > 「ありがとうございました」何が、とは言わず、ポケットから飴を取り出して
05:37 schon14_1 > 「クロイツさんから頂きました。良かったらどうぞ」とぺこりして、ハンカチ返して
05:37 Anne26_1 > 「それで…いいのか?」
05:38 schon14_1 > 「アネットさんを困らせるような事は…したくないです。だから、失礼します」
05:39 Anne26_1 > 「困らせる……?」
05:39 schon14_1 > 立ちあがって、帰る事にしよう
05:40 Anne26_1 > 後に残って
05:40 Anne26_1 > 「私では……力になれない…のか…?」
05:41 Anne26_1 > 椅子に座りなおす
05:41 Anne26_1 > な、ところですかー
05:42 schon14_1 > うぃー。お付き合い頂きありがとうございました。なんか消化不良感ある感じですいません
05:42 Anne26_1 > いやいや
05:42 Anne26_1 > まだNEXTがある!たぶんきっと
05:43 schon14_1 > あるの!?
05:43 Anne26_1 > 椅子にもたれかかって前髪をかきあげて
05:43 schon14_1 > なんかどんどん切なくなって行くんだけどキャラ的に
05:43 Anne26_1 > 「……男の子というのは…難しいな……」
05:44 Anne26_1 > ほろり