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  • takumisenpai @ ウィキ
  • 第3話「ワスレナグサ」

takumisenpai @ ウィキ

第3話「ワスレナグサ」

最終更新:2020年11月27日 20:58

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集

第3話「ワスレナグサ」


翌日の朝、梨璃はついに夢結とシュッツエンゲルになった事がシュッツエンゲル誓約書で明らかになった。
夢結とシュッツエンゲルになった梨璃はこれから、幸せな時も、困難な時も、健やかな時も、病める時もお互いを尊重し、慈しみ、支えあうことを誓うだろう。
「ふぁぁぁぁぁぁーーー・・・・これで私、夢結様とシュッツエンゲルになれたんですね・・・・!」
梨璃は夢結とシュッツエンゲルの契約を交わしたことが嬉しくてたまらなかった。
「夢みたい・・・・嘘みたいです・・・・」
夢結とシュッツエンゲルの契約を交わした梨璃は、夢みたいだ、嘘みたいだと思っていた。
「早く私も夢結様と一緒に戦えるようにならなくちゃ!あっ、でも私初心者すぎて、何のレアスキル持ちかも分からないんですよ。あはは・・・・あっ!二水ちゃんは、鷹の目のスキルなんだそうです。高ーいところから物事を見渡せるって」
梨璃はお茶会をしながら夢結と話している。
早く梨璃も夢結と一緒に戦えるように頑張ることを願っており、梨璃は初心者過ぎており、何のレアスキル持ちかは分からず、夢結と話し中の際、微妙に笑った。
一方、二水は鷹の目のスキルであるそうだ。高いところから物事を見渡せるのが特技になっている。
「そうだ。夢結様は何のレアスキルを・・・・」
「ルナティックトランサー」
「えっ?」
「それが私のスキル・・・・いえ・・・・レアスキルなんてとても呼べない代物よ」
夢結のレアスキルはルナティックトランサーだ。ルナティックトランサーはレアスキルなんてとても呼べない代物だと夢結は語っている。
一方、楓は手持ちの双眼鏡でお茶会をしながら話している梨璃と夢結の様子を見ている。
「朝っぱらからお二人で、何をイチャついてなさいますの!」
「私にはどこかぎこちなく見えますけど」
楓は梨璃と夢結がお茶会をしながら話しているところをイチャついているように見えてしまった。
メモ帳でメモをしている二水には、梨璃と夢結がお茶会をしながら話しているところをどこかぎこちなく見えると思っている。
「ところでそのメモは?」
「お二人のことを、週刊リリィ新聞の連載記事にするんです」
「あなたもなかなか容赦ないですわね」
二水がメモ帳でメモしていたのは、梨璃と夢結のことを週刊リリィ新聞の連載記事に載せる事だった。
楓はなかなか容赦ないと思っていた。
「それ私も興味あるな」
「うぅっ・・・・!」
「あの夢結をたった2日で落とすなんてビックリだ」
「そりゃあ梨璃さんですもの。当然ですわ」
メモしている二水の左席に梅が現れ、梅を見た二水は鼻水が出てしまい、とっさにポケットティッシュで二水の鼻を塞いだ。
もし、梅を見た二水が何もしなかったら、鼻水が出ている二水の鼻から鼻血が出るという結末になっていただろう。
楓は梅と会話し、梅の名前を聞く。
「んであなたは?」
「私は吉村・Thi・梅。2年生だぞ」
「それは失礼しましたわ、梅様」
「ほんと・・・・あの夢結がな・・・・」
梅は楓と二水の前で自己紹介をし、楓は梅にお嬢様言葉でお詫びをした。
その後、梨璃たちは校内にあるバルコニーへ行き、海の向こうを見るとそこにはヒュージが海の中に潜んでおり、二水の目が突然赤く光り出した。
「ヒュージです!」
「あれが・・・・」
「噂の鷹の目ですわね」
「よく見ておきなさい」
二水の目が赤く光った現象はおそらく鷹の目スキルに違いない。鷹の目スキルは高いところや遠いところから物事を見渡せるのが特技となっており、二水は今、鷹の目で遠くにある海の中に潜んでいるヒュージを見渡している。
楓は夢結とお茶会をしながらヒュージ出現の様子を見ている。防衛軍のミサイル発射時の衝撃波で、机の上に置いてある紅茶を汲んでいるティーカップやクッキーを乗せている皿が小刻みに揺れ始めた。
「わっ!な・・・・何!?」
「防衛軍の前段攻撃です」
バルコニーでヒュージ出現の様子を見ていた梨璃は、防衛軍のミサイルが数発打ち上がっている様子を見て驚き、二水は防衛軍の前段攻撃だと分かった。
防衛軍のミサイルは海の中に潜んでいるヒュージに向けて数発着弾したが、ヒュージは複数の防衛軍のミサイル攻撃ではダメージを与えることはできない。
「だけど、防衛軍の装備では、ヒュージに有効な打撃を与えることはできないんです」
「気のせいか、こっちに向かってませんか?」
二水の言う通り、防衛軍のミサイルを含め、防衛軍の装備ではヒュージに有効な打撃を与えることはできないと語っている。
梨璃は気のせいか、ヒュージがこっちに向かっていないかと夢結に質問する。
「百合ヶ丘女学院は、リリィの養成機関であると同時に、ヒュージ迎撃の最前線よ」
「そ・・・・そうか!ヒュージの襲来をここに集中させて、周りの被害を抑えるんですね」
「そして、多くのリリィの集まるここは、ヒュージにとっても見逃せない場所に映るでしょうね」
夢結は百合ヶ丘女学院がリリィの養成機関であると同時に、ヒュージ迎撃の最前線だと答えた。梨璃はヒュージの襲来をここに集中させ、周りの被害を阻止していることを言い出し、多くのリリィの集まるこの場所は、ヒュージにとっても見逃せない場所に映るだろうと夢結は答えた。
一方、天葉は地面の足元に水色のパワー波を出し、パワーで空高くジャンプしてヒュージへ立ち向かった。
「遅れないでよ!みんな!」
天葉は他のリリィたちがヒュージへ立ち向かうのを遅れないように伝えた。
「新人相手にスパルタじゃありません?天葉様」
「そんなに意地悪されたら惚れちゃいますぅー」
「天葉様は私のだから・・・・!」
壱は天葉に新人相手にスパルタじゃないかと思い込み、亜羅椰は天葉や壱に対してからかう言葉を言ってしまう。
樟美は天葉をからかった亜羅椰に無駄口を叩いた。
「無駄口叩くな!ほら行くよ!」
樟美の隣にいる高校2年生の番匠谷依奈は、無駄口を叩いている樟美に注意をして行動をする。
「アールヴヘイムが、ヒュージにノインヴェルト戦術を仕掛けます!」
アールヴヘイムはヒュージにノインヴェルト戦術を仕掛け始めた。
リリィたち9人は、誰かがマギスフィアという光の球を出し、そのマギスフィアをリリィたち9人が持っているチャームでパスしながら打ち、そしてマギスフィアをヒュージに直撃してダメージを与えるというノインヴェルト戦術をしていた。
「わあっ・・・・な・・・・何!?」
「レギオン9人のパスでつないだマギスフィアを、ヒュージにたたき込んだんですわ。それがノインヴェルト戦術です」
梨璃は海の向こうから、大きな水飛沫が噴き出しているのを見て驚く。
楓はノインヴェルト戦術の事を梨璃や二水に聞いて語っていた。
梨璃たちはバルコニーから出て、別の練習室で梨璃は夢結とチャームの訓練を始めるところだった。
「構えなさい、梨璃さん」
「は・・・・はい!こうですか?あっ!」
夢結は梨璃にチャームを構えるよう指示をさせ、梨璃はチャームを構えたが、突然夢結が走り出して夢結のチャームに反撃され、梨璃のチャームが反撃を受けてしまい、梨璃は数秒間の間で動きが止まってしまう。
「ヒュージとは、通常の生物がマギによって怪物化したものよ。マギという超常の力に操られるヒュージには、同じマギを使うリリィだけが対抗できる。マギを宿さないチャームなど、それはただの刃物よ」
「は・・・・はい」
夢結は梨璃にヒュージの事について語る。ヒュージは普通の生物がマギによって怪物化したものであり、マギという超常の力に操られるヒュージには同じマギを使うリリィだけが対抗できる。夢結はマギを宿さないチャームなどはただの刃物だと思っている。
梨璃はヒュージの事について語った夢結に返事を返した。
「もっと集中なさい。そうすればチャームは重く、強靭になる」
夢結は梨璃にもっと集中するように指示をする。
梨璃のチャームが光り出し、梨璃は光り出したチャームで夢結のチャームを反撃しようとするが、反撃する前にまた夢結が梨璃に向かって走り出し、光り出したばかりの梨璃のチャームがまた夢結のチャームに反撃されてしまった。
「うぅっ・・・・くっ・・・・」
再び夢結のチャームに反撃された梨璃は、チャームが反撃を受けた影響でまた数秒間の間で動きが止まってしまう。
二水は梨璃の事を心配して「あぁっ・・・・」と呟いてしまう。
「素人相手に何てことを!」
楓は夢結が素人相手である梨璃に反撃を食らったところを見てしまい、楓まで梨璃の事を心配してしまった。
「もう少し粘ってみせなさい、梨璃さん」
「は・・・・はい」
夢結は梨璃にもう少し粘って見せるよう指示をさせ、梨璃はまた返事を返す。
梨璃は光り出したチャームで今度こそ夢結のチャームを反撃しようとするが、反撃する前にまたまた夢結が梨璃に向かって走り出し、またまた梨璃のチャームが夢結のチャームに反撃されてしまった。
「うわっ!く・・・・くぅ・・・・」
三度夢結のチャームに反撃された梨璃はまたまた数秒間の間、動きが止まってしまう。
夢結は反撃を食らっている梨璃に「軽いわね」と言った。
「随分と手荒いですこと。私にマゾっ気があればたまらないでしょうねー」
夢結の背後に楓がいることに気が付く、楓は夢結の背後に近づき、チャームの事について話をしていた。
「夢結様のお噂は存じておりますわ。レアスキル・ルナティックトランサーを武器に、数々のヒュージを屠ってきた百合ヶ丘屈指の使い手。トランス状態ではリリィ相手にも容赦しないとか」
「楓さんそれは・・・・」
二水は夢結と話をしていた楓に話をしようとするが、一言しか言えなかった。さっき数秒間、動きが止まった梨璃が動き出して喋った。
「いいんです・・・・私・・・・私・・・・みんなより遅れてるから・・・・やらなくちゃいけないんです・・・・だから・・・・続けさせてください・・・・!」
梨璃の顔が汗だくになっており、梨璃は他の人より遅れている事に気が付いて告白し、梨璃はやらなくちゃいけないんだと思い、練習を続けさせるように伝えた。
その夜、梨璃は楓や二水と共に天上ノ庭という大浴場へ行って、体にタオルを巻いたまま体を洗っていた。
「あいたたたた・・・・」
「おいたわしや梨璃さん。全身アザだらけですわ」
梨璃は夢結のチャームに反撃を食らった影響で全身アザだらけであり、触れば痛い。
「ほらここも、ここもー。あらこんなところまで!」
「そこは違いますぅー!」
楓は全身アザだらけになった梨璃の背中を洗っているが、間違って梨璃のアザを触ってしまい、梨璃は凄く痛がっていた。
「はぁ・・・・わたくしにはやっぱり解せませんわ。そこまでして夢結様にこだわることないんじゃありません?」
楓は体に白いバスタオルで巻いたまま、大浴場の外の細道で寝っ転がりながら、大浴場に浸かっている二水と話していた。
「楓さんだって最初は・・・・」
二水は水色のバスタオルを巻き、梨璃はピンクのバスタオルを巻いたまま大浴場に浸かっている、梨璃はこんなところで挫けていられない事を心に思っていた。
梨璃の心の声「こんなところで挫けていられないよ。だって私、夢結様のこと、まだ全然知らないから。」
楓が細道から起き上がると、梨璃と二水の同級生の亜羅椰と壱、そして樟美が大浴場へ入って来た。亜羅椰はお団子ヘアーで、体には薄紫色のバスタオルで巻いており、壱はお団子ヘアーに薄緑色のタオルを巻き、体には薄緑色のバスタオルで巻いており、樟美はお団子ヘアーで、体には楓と同じ白いバスタオルで巻いている。
「あなたが夢結様のシルトね」
「まさかホントにモノにしちゃうなんてね」
「おめでとう梨璃さん」
大浴場に浸かっている壱たち3人は、梨璃が夢結のシルトであることを知っていた。しかし、梨璃の隣にいる二水が壱たち3人に近づかれたせいか、鼻血が出そうになって二水の鼻を両手で押さえている。
「アールヴヘイムの皆さん!?」
二水は鼻を両手で押さえたまま喋り、壱たち3人がアールヴヘイムのみんなである事を知っていた。
「ちょうどいいですわ。教えていただけません?夢結様のこと」
楓は細道で足湯をしながら壱たち3人と話をし、夢結の事を教えていた。
「そう言っても、中等部は校舎違うしねー」
「でも、夢結様といったら・・・・」
「おっ、甲州撤退戦」
「甲州・・・・?」
「2年前、ヒュージの大攻勢に遭って、甲州の大部分が陥落した戦いのことですね」
壱たち3人は楓に夢結の事を教え、夢結は中等部の時は校舎が違っていた。しかし、夢結といったらやっぱり甲州撤退戦だ。
甲州撤退戦は2年前にヒュージの大攻勢に遭って、甲州の大部分が陥落した戦いのことであると二水は語っている。
「百合ヶ丘からも、いくつかのレギオンが参加したものの、大きな損害を出して、威勢を誇った先代のアールヴヘイムが分裂するきっかけにもなったんです」
甲州撤退戦について語っている二水は、百合ヶ丘からでも、幾つかのレギオンが参加したものの、突然大きな損害を出してしまい、威勢を誇った先代のアールヴヘイムが分裂するきっかけにもなったと語っている。
「先輩方に伺っても、この件には口が重くて・・・・」
「度胸あるわねあなたも」
二水は夢結を含む先輩に伺っても、この件については口が重いと思っており、壱は二水も度胸があると言われた。
細道で足湯をしていた楓は大浴場に入り、犬かきで泳ぎながら二水と話している梨璃たちに向かっている。
大浴場は大きなお風呂のことであり、大浴場で泳ぐのはプールじゃないし、大浴場は泳ぐための場所ではない。ちなみに、風呂は水温が高く、その中での激しい運動はいっぱい汗をかき、のぼせてしまったりする危険もあるし、マナー違反にもなっている。なお、大浴場でバタ足などで泳ぐと、水飛沫が他のお客さんにかかるなどで迷惑にもなり、他の人がいる時にはマナーを守る事が大切である。
「中等部の3年生だった夢結様も、特別に参加していたと・・・・」
当時、中等部の3年生だった夢結は、特別に参加していた事が二水の語りで明かされたかもしれない。
「なら知ってるでしょ。夢結様はそこで、ご自分のシュッツエンゲルを亡くしてるって」
「えっ・・・・?」
亜羅椰が言っている通り、夢結はそこで彼女のシュッツエンゲルをヒュージによって亡くしており、夢結のシュッツエンゲルを亡くしたことを聞いた梨璃は心配そうな顔をしていた・・・・。
そこで2年前。夢結は部屋でいつも当時の夢結のシュッツエンゲル・美鈴と2人で話をしている。
「新入生相手に手荒いな、夢結は」
「これが私です。仕方ありません」
「嫌われるのが怖くない?」
「別に・・・・かまいません・・・・」
夢結は新入生相手に手荒く、仕方ないと思っている。美鈴は新入生に嫌われるのが怖くないかどうか夢結に質問し、夢結は別に構わないと答えた。
「本当はあの新入生が怖いんじゃないか?怖いから遠ざけたい。受け入れる勇気がない」
「そんな・・・・私は・・・・」
美鈴は本当の夢結があの新入生が怖いんじゃないかと思い、新入生が怖いから遠ざけたい・・・・受け入れる勇気がないと疑惑に思っていた。
「ごめん・・・・見てごらんよ、あそこ。今年もソメイヨシノが咲いたようだ」
美鈴は夢結に疑惑に思って言ったことを謝り、窓から見える夜空の景色にある山奥の頂上に、ソメイヨシノが咲いている事に気が付き、夢結も窓から見える山奥の頂上にソメイヨシノが咲いている事に気付いた。
それから2年後の朝。夢結は別の練習室で梨璃とチャームの訓練をしており、梨璃はどうしても夢結のチャームに反撃されてしまっている。
「うぅっ・・・・くっ・・・・」
「訓練が始まってもう一週間です」
「こんなの訓練じゃありませんわ」
梨璃と夢結のチャームの訓練が始まってから丸1週間が過ぎており、楓はこんなの訓練じゃないと思っている。
夢結の心の声「私が梨璃を恐れている?まさか・・・・。」
夢結は梨璃のチャームを連続で反撃しているさなか、夢結が梨璃を恐れている事を疑惑に思ってしまう。
「うわあっ!」
「やった!やりました!夢結様・・・・」
「あっ・・・・!」
梨璃は夢結のチャームに反撃され、吹っ飛ばされて転がっている途中で立ち上がり、梨璃は嬉しがって夢結に報告しようとするが、夢結はまだ訓練中だった。
梨璃の心の声「マギを、集中!」
「おっ!」
梨璃のチャームが光り出し、梨璃はマギに集中させ、ついに光っている梨璃のチャームが夢結のチャームを反撃し、夢結は初めて梨璃のチャームに反撃され、ステップを崩してしまう。
「夢結様がステップを崩したとな!」
「ようやくマギが入りましたわね!」
梨璃と夢結のチャームの訓練を見ていたミリアムは、梨璃のチャームに反撃された夢結がステップを崩した事を一言言った。楓と二水はようやく梨璃のチャームにマギが入ったことを良かったと思っていた。
夢結のチャームが反撃を受けてしまい、夢結は数秒間の間で動きが止まっていた。
「今日はこのくらいに・・・・」
「あっ・・・・」
夢結はチャームの訓練を終えた途端にゴーン!という鐘の音が数回鳴り、チャームの訓練を終えた夢結は、梨璃に他の場所へ行くよう指示をする。
「行くわよ」
「はい!えっ?どこへ?」
「今日の当番には、私達も入っているでしょう」
「あっ、はい!」
「その前に・・・・」
梨璃は夢結にどこへ行くのか一言言い、夢結は今日の当番に夢結たちも入っていると伝え、梨璃は返事をする。
夢結の部屋に入った梨璃は、夢結に絡まっていた梨璃の髪の毛を取り除くなど、ヘアブラシでブラッシングをしている。
「うぅ・・・・あの・・・・こんなことをしている場合では・・・・」
「百合ヶ丘女学院のリリィたるもの。戦いの場に、こんな、乱れた格好で立っては示しがつかないわ」
夢結は梨璃の乱れた格好を直していた。ヒュージとの戦いの時に、梨璃が乱れた格好のまま立っては示しがつかない。
「うっ・・・・くっ・・・・苦しいです夢結様・・・・」
「私も、慣れなくて・・・・」
梨璃は夢結に制服のリボンを結んでいる際に若干息苦しくなった。
海岸付近へやって来た梨璃たちは、ここでヒュージが来るのを待っていた。
「上陸までは、まだ少し余裕がありそうですわね」
「あれ?楓さんも出動なの?」
楓は上陸まで、まだ少し余裕がありそうだと言っている。
「今回は、まだレギオンに所属していないフリーランスのリリィが集められていますわね。この時期にはよくある光景ですわ」
「じゃあ、二水ちゃんも?」
「あの方は、後方で見学ですわ。実戦経験ありませんもの」
楓はヒュージが来るのを待っている間に梨璃と話をしており、まだレギオンに所属していないフリーランスのリリィが集められており、この時期ではよくある光景だと楓は語っている。二水は後方で見学となり、まだ実戦経験はない。
「皆さん、頑張ってくださーい」
後方で見学している二水は、梨璃や夢結と楓にエールを送った。
「初陣は梨璃さんだけですわね」
「は・・・・はい!頑張ります・・・・」
「あなたもここまでよ」
初陣は梨璃だけであり、梨璃は楓に頑張ることを言うが、夢結に止められた。
「足手まといよ。ここで見ていなさい」
「夢結様・・・・」
夢結は足手まといになっていることに気が付き、梨璃たち3人はここで見るしかなかった。
「来いと言ったり、待てと言ったり」、楓は梨璃や夢結の前で独り言を言っていた。
夢結はヒュージが来るのを待つため、チャームを持ったまま1人で立っている。
「いつにも増して歪な形のヒュージですこと」
楓はいつにも増して歪な形のヒュージだと言われた。
ヒュージが空を飛び、夢結たちのところへ向かってきている。
「飛んだ!?」
楓は遠くからヒュージが空を飛んでいるのを目撃する。空飛ぶヒュージが夢結たちのところへ向かってきた。
夢結はチャームを構えて突然走り出し、彼女1人で空飛ぶヒュージと立ち向かって戦う。
夢結の心の声「このヒュージ・・・・レストアだわ。」
夢結は空飛ぶヒュージの上に乗り、この空飛ぶヒュージはレストアだと思っている。
「ふーん、レストアね」
「最近は出現率が上がっていると聞くの」
百由はバーチャルで出来た画面で、空飛ぶヒュージのデータを分析した結果、夢結の思った通り、空飛ぶヒュージはレストアであることが判明したのだ。
ミリアムは工廠科でありながら、チャームを持ったまま百由と話していた。
「うわっ!百由様・・・・とミリアムさん。どうしてここに?レストアって・・・・何ですか?」
梨璃は隣に工廠科に所属の百由と、チャームを持ったミリアムの2人がいるのを見て驚いた。
「工廠科とはいえ、私達もこう見えてリリィなの。結構戦えるのよー」
「今日は当番と違うがの」
梨璃は百由とミリアムにレストアの事について話していた。百由とミリアムの2人は工廠科とはいえ、百由とミリアムの2人もこう見えてリリィだ。結構戦える事はできる。
今日は当番が違うので、工廠科に所属の百由とミリアムの2人はここで見学することになっている。
「で、損傷を受けながらも生き残ったヒュージが、ネストに戻って修復された個体、それを私達はレストアード、レストアと呼んでるの」
百由はレストアの事について説明している。レストアは損傷を受けながらも、生き残ったヒュージがネストに戻って修復された個体であり、それを百由たちはレストアード、レストアと呼んでいたそうだ。
「何度かの戦闘を生き延びた手合いだから、手ごわいわよ」
百由は何度かの戦闘を生き延びた手合いで手ごわいと説明していた。夢結はまだ1人でジャンプなどをしながら、空飛ぶヒュージと戦い続けている。
「はぁ・・・・すごい・・・・夢結様」
梨璃は若干ため息をつき、空飛ぶヒュージと戦っている夢結がすごいと褒めた。
「じゃが、ちょっと危なっかしいのう」
「なまじテクニックが抜群だから、突っ込みすぎるのよね」
ミリアムは夢結1人で空飛ぶヒュージと戦うのはちょっと危険だと思っていた。百由は夢結がなまじテクニックが抜群であり、突っ込みすぎると説明している。
夢結はまだ1人で、空飛ぶヒュージの上に乗りながら戦い続けている。
「あれは・・・・」
夢結は空飛ぶヒュージが放った爆弾の球などを見つめている。爆弾の球が夢結のチャームに着弾して爆発し、夢結は爆風で吹っ飛ばされた。
「そろそろ引け!夢結!」
夢結の目の前にいる梅が叫んだ。チャームを持った梅は、戦うのを諦めて空飛ぶヒュージから離れるよう夢結に伝えるが、夢結は諦めずに引き続き、空飛ぶヒュージに立ち向かって戦った。
「あっ?」
「はあぁーっ!」
再度空飛ぶヒュージに立ち向かった夢結は諦めず、ヒュージの上にある岩をチャームで叩いてヒュージの上に乗る。
「えやぁっ!」
ヒュージが放った爆弾の球をチャームに乗せ、そのままヒュージに叩きつけた。空飛ぶヒュージは爆弾の球を乗せた夢結のチャームに叩きつけられて爆発し、ヒュージの上が爆発に巻き込まれてダメージを食らっている。
「チャームが・・・・」
「えっ!?」
「あれって?」
「こいつ、どれだけのリリィを」
空飛ぶヒュージの上が爆発に巻き込まれて火の海になっており、夢結はまだ火が付いていない場所に突っ立っており、夢結の周りには燃盛る炎に囲まれている。空飛ぶヒュージの上が爆発している様子を見た梅たちは、夢結のことを心配していた。
「くっ・・・・」
夢結は2年前の甲州撤退戦で、彼女自身のシュッツエンゲルを失ったことを思い出してしまう。
「マジか・・・・」
「ど・・・・どういうことですか?」
ミリアムは夢結が空飛ぶヒュージの上に突っ立っているのを目撃する。梨璃は夢結のチャームがどうなっているのか分からなくて百由に話してしまう。
「チャームはリリィにとって体の一部。それを手放すとしたら・・・・」
百由はチャームがリリィにとって体の一部で、もしそれを手放すとしたらと考えていた。
空飛ぶヒュージの上に突っ立っている夢結が甲州撤退戦において、夢結のシュッツエンゲルを失ったことを思い出したせいで、夢結の心が痛んで苦しんでいた。
「はっ・・・・!」
「もういい!下がれ夢結!」
梅は空飛ぶヒュージの上に乗って、夢結に肩を持つと夢結の目が突然赤く光るにらみを出し、梅は驚いて夢結から離れた。夢結は目からにらみを出して髪の毛が白くなり、夢結がまるで犬夜叉のような姿になっていた。
「ううぅぅっ・・・・うっ・・・・うわああぁぁーー・・・・!!」
「うわああああぁぁぁぁーーーー・・・・!!」
犬夜叉のような姿になった夢結は、2年前の甲州撤退戦で失った夢結のシュッツエンゲル・美鈴の事を思い出し、夢結は犬夜叉のような姿のまま心が痛み続け、雄叫び状態が続いていた。
「夢結様!」
「待って、雨嘉さん」
「え?」
「あれは・・・・」
「ルナティックトランサー・・・・」
楓たちは犬夜叉のような姿になった夢結がルナティックトランサーであることが明かされた。
「一度トランス状態に陥ったリリィは、理性を失い、敵味方の見境なく、マギが枯れ果てるまで破壊の限りを尽くす。夢結自身が封印したスキルよ」
「それが何でまた・・・・」
「主を失ったチャームの群れが、夢結に思い起こさせたのね」
百由によれば、一度ルナティックトランサー状態に陥ったリリィは理性を失い、敵味方の見境なくマギが枯れ果てるまで、破壊の限りを尽くすと説明し、夢結自身が封印したスキルだと説明しており、シュッツエンゲルを失ったチャームの群れが、夢結に思い起こさせたと百由は説明している。
「それって・・・・」
「夢結は中等部時代に、自分のシュッツエンゲルを亡くしてるの」
百由によると、夢結は中等部時代、自らのシュッツエンゲル・美鈴を亡くしており、その時に夢結はルナティックトランサーを発動していたことから、夢結に疑いがかけられたと説明している。
「その時に、ルナティックトランサーを発動していたことから、夢結に疑いがかけられたわ」
「そんな・・・・」
その事を聞いた梨璃はかなりショックを受けた。
「実際、遺体には夢結のチャームでついた刀傷もあったといわれているわ」
美鈴の遺体には実際、夢結のチャームでついた刀傷もあったと言われている。もし、甲州撤退戦で夢結のシュッツエンゲル・美鈴を失われなければ、夢結はルナティックトランサーを発動した際、犬夜叉のような姿にはならなかっただろう。
「結局、証拠不十分で疑いは晴れたけど、夢結自身記憶が曖昧な状態で、それからずっと、自分を苛み続けているの」
百由によると、結局証拠不十分で疑いは晴れたが、夢結自身の記憶が曖昧な状態で、それからずっと夢結自身を苛み続けていると説明している。
「・・・・私、行ってきます」
「ダメ!今の夢結は危険よ!」
梨璃はルナティックトランサー状態に陥った夢結のところへ行こうとしていた。しかし百由は、今の夢結は危険だと梨璃に警告している。
「私、夢結様のこと、少しだけ分かってきた気がします」
「それ、答えになってないわよ!」
「おーとっとぉー!」
梨璃は夢結のことを少しだけ分かってきた気がしたとして、百由の話を最後まで聞かずに行ってしまった。もし、ルナティックトランサー状態の夢結に近づけば、結局大変なことになるかもしれない・・・・。
「はぁ・・・・はぁ・・・・」
夢結はまだ犬夜叉のような姿であり、ルナティックトランサー状態に陥ったまま息切れをしている。
「夢結!」
「えっ・・・・?お姉様?お姉・・・・様・・・・?」
夢結が2年前の甲州撤退戦で、美鈴が夢結を庇って、ヒュージの攻撃で美鈴が亡くなった記憶がフラッシュバックし始めた。
「うぅぅぅぅっ・・・・!うっ・・・・」
美鈴を失った夢結は、心が痛んで悲しい気持ちになり、とても悔しがっていた。
「よ・・・・よくも・・・・お姉様を・・・・!」
心の痛みが続いている夢結は、美鈴を死なせた事についての怒りが込み上がって来た。
「夢結様あああぁぁぁーーー!!」
「わっ!あーっ・・・・」
梨璃は夢結の名を叫んでルナティックトランサー状態の夢結に近づこうとしていた。
「えやあぁーっ!!」
カチーン!!
ルナティックトランサー状態の夢結は、自らのチャームで梨璃のチャームをぶつけていた。
「す・・・・すみません」
「見ないで・・・・」
「え・・・・?」
梨璃は自らのチャームが夢結のチャームにぶつけた影響で宙を浮いており、夢結は梨璃に自らの姿を見ないように言われたが、梨璃はルナティックトランサー状態の夢結の姿を見てしまい、吹っ飛ばされて梨璃の顔が楓の胸に突っ込んでしまった。
「うっ!」
「梨璃さん!何なさいますの!?」
「バカかお前は!」
梨璃は顔面が楓の胸に張り付いてしまい、梅は梨璃にお前呼ばわりをして叱っていた。
「私・・・・今、夢結様を感じました・・・・」
梨璃は夢結を感じたことを楓に報告したが、楓は「何をおっしゃいますの!?」と突っ込まれた。
「マギだわ。チャームを通じて、梨璃さんのマギと夢結のマギが触れ合って」
「そんなチャームの使い方、聞いたことありませんわ!」
「じゃがあり得るのう」
そこへ百由がやって来た。百由はチャームを通じ、梨璃のマギと夢結のマギが触れ合ったと言い出すが、楓はそんなチャームの使い方は聞いたことないと思っているが、ミリアムはあり得ると思っていた。
「私、前に夢結様に助けてもらったことがあるんです。今度は、私が夢結様を助けなくちゃ!」
梨璃は以前、夢結に助けてもらったことがあり、今度は梨璃が夢結を助けることを決意し、梨璃はジャンプして夢結のところへ向かった。
「正気か!お主!」
「あとでお背中流させていただきますわよ!」
「しょうがないなあ」
ミリアムは梨璃が正気かと思い込み、楓は後でお背中を流させていただく事を梨璃に告げ、梅は仕方なく梨璃の後を追うことになった。
「参りますか?雨嘉さん」
「う・・・・うん!」
神琳は雨嘉に参ることを伝えていた。
「私もチャーム持ってくればよかったかな?」
「わしも行けばいいんじゃろがー!」
百由もチャームを持ってくればよかったと思い込んでいるが、それを聞いたミリアムがワガママを言ってしまう。
梅は楓と共に、梨璃の様子を見張りにここへ来ており、梅はチャームで空飛ぶヒュージに向けて銃弾を打つ。
「夢結様!私に、身だしなみはいつでもきちんとしなさいって、言ってたじゃないですか!」
梨璃は夢結を助けるため、再びルナティックトランサー状態の夢結のところへやってくる。
「夢結様!私を見てください!」
「えーやぁっ!」
カキーン!!
夢結に自らの姿を見ようと告げた梨璃は、自らのチャームが再び夢結のチャームにぶつかり、ぶつかった2つのチャームの間にマギスフィアが出現。
「あれは?」
「マギスフィアですわ!」
ミリアムは既に梨璃の様子を見張りにここへ来ていた。楓はあの光の球がマギスフィアだと言い出した。
「がっかりしたでしょう、梨璃・・・・これが私よ。憎しみにのまれた、醜く浅ましいただの化物!」
「それでも!夢結様が私のお姉様です!」
夢結はがっかりしたことを梨璃に告白し、夢結は憎しみにのまれた醜く浅ましいただの化物だと主張している。
夢結に話をしている梨璃は、夢結が梨璃のお姉様だと言い出した。
「夢結様!」
梨璃はルナティックトランサー状態の夢結に抱きついた。
「梨璃・・・・」
夢結は梨璃に抱きつかれ、ルナティックトランサー状態から元の姿に戻った。
「飛ぶわよ・・・・梨璃」
「はい!お姉様!」
梨璃は夢結と共にジャンプをし、マギに乗りこんだ。梨璃は夢結の事をお姉様と呼ぶようになる。
「私達・・・・マギに乗ってる・・・・」
「梨璃、行くわよ。一緒に」
「はい!」
梨璃と夢結はマギの中に乗っており、2人は空飛ぶヒュージに目掛けてトドメを刺す。
「やああああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ!」
「はああああぁぁぁぁーーーーっ!」
ドーン!!!
空飛ぶヒュージに目掛けてトドメを刺している梨璃と夢結は、マギの中で急降下し始め、急降下してきたマギは空飛ぶヒュージに突っ込み、ヒュージが爆発した。
「やったな・・・・夢結」
梅は夢結にヒュージを倒したことを褒めており、梨璃と夢結はマギの中で着陸しており、空飛ぶヒュージは急降下してきたマギに突っ込んで爆発し、バラバラで木っ端微塵になっている。
「ソメイヨシノが花を咲かせるには、冬の寒さが必要なの」
梨璃と夢結はヒュージによって亡くなられた方の墓がある墓地へ訪れた。夢結はソメイヨシノについて語っている。
「昔は春の訪れと共に咲いて、季節の変わり目を告げたというけれど、冬と春との境が曖昧になった今は、いつ咲いたらいいか、戸惑っているようね」
ソメイヨシノについて語っている夢結は、ソメイヨシノの花を咲かせるには冬の寒さが必要で、昔は春の訪れと共に咲いて、季節の変わり目を告げたというが、冬と春との境が曖昧になった今は、いつ咲いたらいいか戸惑っている。
夢結は当時のシュッツエンゲル・美鈴の肖像画を見つめていた。
「この方が、夢結様のシュッツエンゲル・・・・」
「そう・・・・私のお姉様・・・・」
梨璃は肖像画に映っている美鈴が、当時の夢結のシュッツエンゲルである事に気が付き、夢結は正直に答えた。
「川添・・・・美鈴様・・・・」
梨璃は隣に美鈴の墓があることに気づき、美鈴の墓には美鈴の名前があり、梨璃は美鈴の墓を見て美鈴の本名を言った。
墓地の前には楓、二水、梅の3人が墓地に突っ立っている梨璃と夢結を見つめていた。
そして2年前。中等部時代だった夢結はいつも窓で夜空の景色を見つめていた。そこで甲州撤退戦の時、ヒュージの攻撃で夢結は血まみれになり、美鈴も血まみれになっていた。
「夢結!まったく・・・・危なっかしいな・・・・夢結は・・・・」
「お姉・・・・様・・・・」
美鈴は夢結が甲州撤退戦の時に危なっかしい事をしたため、血まみれになった夢結を抱きついていた。
「やりすぎないで・・・・夢結のその力は・・・・夢結自身をも壊してしまうから・・・・」
美鈴は夢結にやりすぎないように告げ、夢結のその力が夢結自身まで壊してしまうからだと夢結に伝えていた。
「あ・・・・ああ・・・・」
「気にしないで、夢結・・・・これが・・・・僕と君の・・・・運命だから・・・・」
夢結は美鈴が言っているのを聞いてショックを受けた。美鈴はこれが彼女と夢結の運命だと言った。
「姉様・・・・」
「このチャーム・・・・僕が預かるよ」
「あ・・・・ああ・・・・」
美鈴は夢結をど突いて、夢結のチャームを借りてヒュージへ立ち向かった。だが、戦いの最中に夢結がヒュージに襲われそうになり、美鈴が夢結を庇い、美鈴が借りた夢結のチャームが地面に落ち、美鈴はヒュージに捕食されて戦死した。
夢結は美鈴がヒュージに捕食されているところを見て心が折れ、心が折れた夢結はだいぶショックを受けて涙ぐみ、悲しい気持ちや悔しい気持ちなどがいっぱいだった・・・・。
2年後。夢結は部屋の明かりを付けずに、涙ぐんだまま1人で窓から見える夜空の景色を見つめていた。
「ただいまー。また明かりもつけないで、目、悪くなっちゃうわよ」
部屋の明かりが付き、そこにいたのは生徒会を務めている夢結の同級生・秦祀で高校2年生だ。祀は夢結に暗い部屋で佇んだら目を悪くしてしまうと伝えた。
「今日は出動だったんですってね。お疲れさま」
「ありがとう祀さん」
祀は夢結が今日、出動だったのを知って夢結にあいさつをし、夢結はハンカチで涙を拭いて祀にお礼を言った。
「ええ、うまくやれたと思うわ」
「今・・・・ありがとうって言った?」
夢結は今日の出動がうまくやれたと思っている。祀はさっき夢結にお礼を言われたことに気付いていなかった。
「あはっ!もう一度言って!」
「何で?」
「だってー、こんなに素直な夢結さんなんていつ以来?」
「そんな・・・・いつもどおりでしょ」
夢結にお礼を言われたことに気付いていなかった祀は、夢結にもう一度お礼を言うように伝えたが、夢結は素直になって、そんなのいつもどおりだと言った。

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