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  • takumisenpai @ ウィキ
  • 第3話「まいおりたきぼう」

takumisenpai @ ウィキ

第3話「まいおりたきぼう」

最終更新:2021年03月05日 20:58

匿名ユーザー

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第3話「まいおりたきぼう」


例年、結構暑い日が多い8月だが、連日晴天で真夏日が続いている。
札幌で未曽有の大地震が発生してから丸2日が過ぎた。
浩一郎たちは北海道渡島地方の山中を南へ向いて歩いていた。肌は汗と汚れで浅黒く、髪はパサついている。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・」、浩一郎とジュリ、それにめぐるは山中を歩いている最中で暑くなり、息切れをしている。吐息を抑え、口を閉じ、鼻から息を逃がす。弱音が溢れそうになる度、ギュッと歯を食いしばった。
3時間ほど前、5人で1本の魚肉ソーセージと28ミリリットルの緑茶を分けた。道中で出会った住民がくれたものである。手持ちの食料と飲料はそれが最後だった。
「・・・・・・・・」
春生と灯織はヘッドホンで音楽を聴きながら歩いている。
「んっ?あっ・・・・大丈夫?」
春生は地面の亀裂に躓くが、めぐるが支えるように肩を持ってあげる。
「・・・・・・・・」
最後尾の裕太はその光景を目にし、恐怖めいた感情を抱いた。
ついさっき、裕太は浩一郎たちが立ち止まっている間に1人で爆発が起きた現場へ行き、フェンスの手前に立って向こうを見やるとそこには、シカのどれかの足がフェンスの根元の近くに落ちているのを見た。
「最悪・・・・」
裕太の足取りは少し重くなった。爆発音を聞いたことやキノコ雲を見たことが頭いっぱいになった。精神はすり減り、もう何もかもが怖かったほどの恐怖の記憶が揺さぶってきた。
先頭を歩く浩一郎は、数メートル先にアスファルトで舗装された車道を見つける。報告しようと振り返り、裕太だけが結構遅れていることに気付いた。
「あ・・・・裕太、遅れないで」
「はーい」
めぐるは裕太に早くそこへ駆けつけるよう呼びかける。裕太はめぐるに返事を返し、車道を走った。一行は車道へと出た。浩一郎は歩きやすくなったことで歩くペースを上げる。
「すいません、遅れました・・・・!」
裕太は恐怖の事を忘れて春生の後ろに並ぶ。
山中を抜けて2時間くらい歩くと函館港に到着。
「あっ・・・・船がある」
そこには船があり、浩一郎たちは船に乗って青森県へ移動する。春生と灯織は座席に座ったままヘッドホンで音楽を聴いている。
船は30代中盤の男性が運転していた。彫りの深いハンサムな顔立ちをしており、おしゃれなメガネをかけている。
「ん?あっ・・・・」
裕太がジュリの鼻歌に気づく。
「ママ・・・・」
「ふふっ・・・・」
裕太は鼻歌を歌っているジュリに声をかけ、ジュリは裕太を左腕で抱きついた。
どのくらい移動したのだろうか、船は青森県下北半島の港へとやって来た。浩一郎たちは船を降りて山の方へ向けて歩く。
「ねえ、どこへ行くの?僕ら死んじゃうの?」
「生きるために進むの、歩いて」
裕太はどこへ行くのかジュリに話しかけ、ジュリは生きるために進む事を言い、裕太に歩くよう指示する。
「あっ!」
めぐるの後ろに歩いている春生が段差で滑って転びそうになり、めぐるは転びそうになった春生の右腕を両手で掴み、無事に立った。
「気張りなさい」
めぐるは段差に立っている春生に気張るように言った。灯織は前に歩いていた春生の事を心配してじっと見ている。1時間くらい歩いて丘の上にやってくると、間近に青森県にある活火山の恐山が見えた。高速道路から見えるのとは違う角度の恐山がとても新鮮だった。
「ああっ!」
「恐山だ!」
「わあー」
浩一郎が恐山を見て驚き、めぐるとジュリは恐山が見えた事を感激した。この丘は、恐山近郊の丘に間違いない。
「あなた、私たちを守ってね」
めぐるはみんなを守るよう恐山に話しかけた。春生はスマートフォンで恐山の写真を撮ろうとしたが、スマホの電池が切れてしまい、恐山の写真が取れなかった。
「切れた・・・・」
春生は恐山を眺めようとするが、眼鏡のレンズがひび割れていたため、眼鏡のピントがイマイチ合わない。
「目の筋肉を鍛えた方がいいわよ」
ジュリが春生の眼鏡に親指を入れて目の下を触り、目の周りをマッサージした。裕太は恐怖でビクビクしてしまい、視線のやり場に困った。
恐山を右に見ながら、浩一郎たちは前進を続けている。
裕太は自分のやっている事が子供じみていると自覚していた。でも、やらずにはいられなかった。
春生が手を差し伸べるが、裕太は視線を合わせず、俯いたままでいた。
「・・・・トイレ行きたい・・・・」
「えっ?」
「トイレ」
めぐるがトイレに行きたがり始める。本当は急を要するほどでもなかったが、浩一郎はもっとかまって欲しい気持ちになった。
「あっ、うん。俺もちょうど休憩したかったな。みんな!休憩しましょう!」
「オーケー!」
一行はここで休憩を取ることになった。裕太は座り込み、ぐったりしている。春生はひび割れた眼鏡のレンズを上着で拭く。しかし、上着が汚れており、眼鏡のレンズは余計に汚れた。
「気をつけなさいね」
ジュリはめぐるに斜面に気をつけるよう指示をし、めぐるは慎重に斜面を下って行く。13メートルほど下るとめぐるは窪地を発見した。
「そことかでいいかな?」
めぐるは窪地のどこかの場所で用を足すことに決めた。
「あんなところにイノシシたちが・・・・」
めぐるは少し離れたところで、家屋の半壊現場にもいた体重が100キロはありそうなイノシシが5頭もおり、窪地に向けて歩いてる。
「えっ?」
めぐるはイノシシに近づかないように気を付けながら窪地へ入ろうとするとそこには、カラスと思われる4匹の鳥の死体が発見され、めぐるはカラスの死体の他にも、不発弾がある立入禁止現場にもいた1頭のシカの死体もあった。めぐるがシカの死体を見やったその時、ドサッドサッと誰かが倒れたような鈍い音を感じた。
「あ・・・・」
訳が分からないが、嫌な予感が過ぎった。見下ろすと5頭のイノシシが次々と倒れるのを目撃する。
「あっ・・・・!イノシシたちが・・・・!」
めぐるは何が起こったのか理解できない。足を止めて窪地にある動物の死体を見つめていたその時、どこからか声がした。
「下りるなっ!」
「あ・・・・!」
めぐるは驚いて窪地から離れた。用を足そうとしていた恥ずかしさもあり、オロオロしてしまう。怯えた瞳で周囲を見渡すが、声の主を見つけることができない。
「そこは下りるなっ!」
その声はマイクを通して発せられていた。
「・・・・誰!?」
めぐるは自分に対して言っているのかすら分からない謎の声に戸惑った。
「そのまま上がってこい!」
「だけど・・・・」
「下へ下りるなっ!」
「・・・・私?誰なの?」
「もたもたせず上へ上がれ!」
「はっ・・・・」
めぐるは空を振り向くと、空飛ぶ謎の乗り物を見渡す。
「どうしたの!?」
浩一郎たちも突然の出来事に右住左住していた。
裕太が上空からモーター音がする事に気付き、ハッと見上げる。20メートルほど上空に巨大なコンドルのような影が見えた。
それはパラモーターを背中に装備し、キャノピーと呼ばれる翼にぶら下がった人間だった。めぐるも上空の人影に気付く。
「有毒ガスだ!下へ下りるな!」
「えっ・・・・?」
めぐるは毒ガスというワードに慄き、一瞬にして鳥肌が立った。それは浩一郎たちも同様だった。
めぐるは窪地で野生動物が死んだ原因をようやく理解した。5頭のイノシシは倒れたままピクリとも動かない。
「この辺りは、大地から有毒なガスが漏れて、下に溜まっている!」
上空の人物は片手にスマートフォンを持っており、有毒ガスを検知できる特別なアプリを起動させていた。その人物はフライトスーツを着用していたが、ヘルメットは被っており、ヘルメットについているゴーグルをしていた。
プロペラの回転数を落としながら下降すると、浩一郎たちの側に着地した。風を包んでいたキャノピーがバサッと地面を覆う。
「ガス!?」
ジュリは毒ガスが下に溜まっている事を聞いて驚いた。裕太は一目見て、その人物が新聞記者でYouTuberをしているカイト(通称:おれ)だと分かった。裕太はあまりの衝撃に目をパチクリさせた。
カイトはモーターの音が止むと、今度は肉声でめぐるに呼びかける。
「おい君!早く上がってこい!」
「めぐる!従って!」
ジュリもカイトに従うようめぐるに呼びかけた。
「・・・・えっ・・・・でも・・・・」
「めぐる!」
めぐるは諦めきれず、5頭のイノシシの事を心配かけた。
「早く!めぐる!早く!」
「お姉ちゃん!」
「ハッ・・・・」
めぐるが後ろを振り向くと、ジュリが斜面を下って来ているのを見たため、めぐるは斜面を登ってジュリに抱きつく。裕太はジュリが斜面を下っている間でめぐるに声をかけていた。
「手遅れだ!一瞬で死んでる」
カイトは残酷な宣告を何の躊躇いもなくした。その冷静な面構えがより真実味を増していた。いろんな野生動物の姿がめぐるの脳内にパタパタと登場しては消える。
「えっ・・・・あっ・・・・」
ジュリはめぐると共に斜面を登って浩一郎たちのところへ戻る。春生と灯織、それに裕太は「はぁ・・・・」とため息を吐く。
「・・・・イノシシたちが・・・・私、そんなつもりじゃ・・・・」
なかなか動くことができないめぐるの瞳からは一筋の涙が流れていた。その透き通った滴は肌の汚れを吸い込み、どす黒く変色して地面へと落ちて消えた。
めぐるは浩一郎たちの元へ戻ってきた途端、力が抜けてヘタリ込んだ。
ジュリは口を押えていた両手で頭を抱えると、後ろに倒れるように座り込んだ。
「ギリギリのラインで君は助かった」
カイトはあくまでも冷静だった。カイトはギリギリのラインでめぐるが助かった事を言った。
「ちょっとしたことが生死を分けるんだ。上にいた君はラッキーで、イノシシたちはアンラッキーだった・・・・ただそれだけだ」
カイトは悲しみに暮れているめぐるや浩一郎たちがアホらしいとでも言いたげに、グライダーを畳みながら実に軽いトーンで割り込んできた。
「そんな簡単じゃない!そんな簡単に片付けないで・・・・!イノシシが・・・・私のせいで・・・・」
「誰のせいでもないぞ」
めぐるは語気を荒らげ、顔を両手で隠した状態でカイトを一瞥したが、浩一郎はすぐさま否定した。その瞳がカイトの冷めた瞳とぶつかる。めぐるは取り込まれそうな恐怖に襲われ、慌てて視線を逸らした。
「地殻変動によって、今は何が起きても不思議ではない。恐山が噴火したら、日本列島はさらに日本海側へ傾き、白頭山が噴火したら、世界は終わりだ。1時間後か、明日か、もしくは永遠にないかもしれない」
カイトは長い眠りから覚めるかもしれない中国と北朝鮮に跨る白頭山の姿や、青森の恐山の姿をカメラに収めようとしているのだろうか、サイパンの沈没を撮影したように・・・・。
「ミスター小野寺は、日本以外が全て沈む前に、白頭山が噴火するって・・・・」
裕太はネットで読んだ小野寺の記事を思い出した。
「白頭山が爆発って話はあるけど、日本以外全部沈没はないから・・・・そんなの・・・・」
めぐるは冷静な口調で否定する。めぐるは大地震以降に起こった全ての出来事を幻だと思いたかった。だから、とにかく今は全否定するしかない。
「せいぜい気を付けるんだな」
カイトはヘルメットを被ってエンジンを始動し、プロペラを回転させた。
「この辺はどこでガスが発生してもおかしくない。君らが生き延びるのは至難の業だ」
カイトはこの辺がどこで毒ガスが発生してもおかしくないと思っており、めぐるたちが生き延びるのは至難の業だと思っている。タッタッタッと数歩前進すると、風を掴んだキャノピーがバサッと広がって舞い上がる。
「待って!」
ジュリは声を張り上げてカイトを呼び止めた。裕太は少しカイトに駆け寄った。
「あー、1人だけならひとっ飛びで安全な所まで連れて行けるけど、残りの燃料からして戻っては来れない」
カイトは挑発するような眼差しでめぐるを見つめた。
「行くか?」
「・・・・行くわけないし・・・・だってみんな一緒だから・・・・」
「あっそ」
「カイトですよね?」
裕太はカイトにさらに近寄った。まさかの出会いに裕太の心は浮わついた。裕太は湧き上がる喜びを抑えるように下唇を噛んだ。
カイトはチャンネル登録者数165万人を超える新聞記者で日本一のYouTuberだ。年齢は21歳。ニックネームはKITE(カイト)。通称はおれ。本名や学歴など謎は多い。世界中の秘境や危険地帯を冒険した映像をYouTubeにアップし、人気に火が付いた。楽しい事のために命をかけている自分に酔っており、視聴者はそんなカイトのキャラクターを愛していた。
裕太は我慢していた反動もあり、一気に喋りかける。
「動画見てますよ。面白いし、英語の勉強にもなります。夢みたいです」
向かい風で裕太の前髪が少しめくれた。カイトは裕太の手の甲に貼ってある絆創膏を指さす。
「それいいね」
「わあ、すごいや」
カイトはエンジンを止めた。再びキャノピーが萎む。それがめぐるの上に被さりそうになり、めぐるは「あーっ!」と大袈裟に手で払った。その様子が滑稽だったのか、カイトが思わず吹き出した。
「知ってるの?」
「有名なYouTuber、日本人でナンバーワン!」
裕太はカイトが誰だか理解できていないジュリに、いかに凄いかを説明した。めぐるは裕太がカイトを持ち上げるのが気に食わない。そもそもYouTuber自体に好感を持っておらず、カイトと会ってさらにその思いは膨らんだ。
カイトに興味津々の裕太は、足先から頭の天辺までをくまなく観察した。
「何してたの?」
「恐山の撮影」
カイトが手にしている最新の超小型360度カメラに、裕太は目を輝かせた。
カイトは撮影機材として最新のAIドローンや最新型のカメラを使用していた。しかも、全てオリジナルモデルで、カイトのロゴがプリントしてあった。新型アプリの開発などIT関連事業に多額の投資をしており、カイトのスマートフォンには販売前のアプリが多数ダウンロードされていた。
「サイパンの動画見ましたよ!再生数すごいですね」
「・・・・だね」
裕太はサイパンの動画を見たことの感想を言い、カイトはサイパンの動画の再生数がすごいと思っていた。
「あ・・・・」
カイトと話していた裕太はお腹が空いていた。そこで裕太の側にめぐるがやって来る。
「あれって偽物ですよね、最低!」
めぐるはカイトに噛みついた。サイパン沈没自体を信じていないし、仮に真実だとして偶然に居合わせて撮影できるなんてありえない、めぐるはそう思っていた。だが、そんな奇跡のような偶然を起こしてしまう人物が稀に存在する。俗に「持っている」と言われる人間たちだ。そして、カイトもそんな人間の1人だった。
カイトはめぐるの言葉にいちいち反応などしなかった。批判の類をごまんと受けてきた日本一のYouTuberカイトにとって、高1の小娘の罵声などは無音に等しかった。
カイトはリュックからチョコバーを取り出すと、それを裕太に差し出す。
「食べるか?」
「おいしそう」
「ダメ!」
「あ・・・・」
めぐるはカイトからチョコバーを奪おうと手を伸ばした。カイトはサッと手を引っ込める。
「あなた人がいなくなった民家から食品を盗んでるでしょ!他人の不幸で稼いでいる人から、物を貰っちゃダメ!」
「これエストニアのお菓子ですよ、そうでしょ?」
「ダメ!」
裕太はめぐるの言葉には耳をかさず、チョコバーのブルーのパッケージに食いついた。友人が食べているのをSkypeで見た覚えがあった。
「決めるのは彼、君じゃない」
カイトはチョコバーを裕太に握らせた。
「カイトさん、その子を・・・・裕太を1人でも連れて行っていただけませんか?安全な所に」
ジュリの突然の申し出に誰もがたじろいだ。
裕太はジュリを見たり、カイトを見たりしている。
「え・・・・?あっ・・・・」
めぐるは一瞬怯んだが、幼い裕太をタフそうなカイトに託したい気持ちは理解できた。
カイトはおもむろにハーネスを外した。背負っていたエンジンユニットを降ろし、ウエアを脱いで着替え始める。
カイトの行動原理が理解できないめぐるやジュリの思考は混乱していた。
黒いハイネックにグレーのハーフパンツ姿になったカイトは遠くを指さした。
「あっち」
そう言うと、カイトはスタスタと歩き出す。
「パラモーター置いてくの?」
裕太はカイトの荷物を置いていくことにびっくりしつつも、慌ててカイトを追いかけた。
めぐるはようやくカイトが自分たちと一緒に行動するつもりでいるのだと悟った。
「誰も案内してほしいとか頼んでませんけど」
めぐるはイライラしながらカイトの背中に文句をぶつける。カイトは無視して歩き続ける。めぐるはしつこく話しかけた。
「さっさと飛んでいけばいいじゃないですか!さっき行こうとしてましたよね!?」
「気が変わった」
「何よそれ・・・・裕太!」
めぐるは怒って裕太を呼び止めようとする。ジュリはめぐるの必死さが可愛くて少し微笑んだ。
「彼についてってみよう」
「はっ?」
カイトは無言で歩き続ける。ジュリはカイトについてってみる事をめぐるに言う。裕太は小走りで追いかけた。
「待って!カイト!」
「前に進みましょう」
めぐるは無言で斜面の下を見下ろした。
倒れている野生動物たちの姿が見えた。カイトが言ったように、死ぬ時はあっけない。
めぐるは野生動物の死体に向けてさよならをするために手を振った。
風が強く、雲の流れは速い。カイトは右手に持っているカメラで撮影をしている。
「これもYouTubeで配信するの?」
「かもな」
「へえー」
裕太はこれもYouTubeで配信するかどうかをカイトに質問し、カイトはYouTubeで配信するかもなと答えた。
カイトを先頭に歩き続ける一行は、前方の斜面に建ち並んだ村を見つけた。付近に土砂崩れしている場所が幾つかあり、建物や車が埋まっている。
「車です!あそこ」
裕太は遠くに見える道路から走っている車が見えた。
「おーい!乗せてくださーい!」
ジュリは走っている車に向かって大声で叫んだ。
「おーい!」
「おーい!」
「止まってー!ねえ!」
「おーい!」
「乗せてくださーい!」
「おーい!」
「おーい!」
めぐるや浩一郎も裕太とジュリに混ぜて大声で叫ぶが、車は八宮一家の声に届いていない。
「聞こえないよ・・・・」
めぐるは大声で叫ぶのを諦め、走っている車は去って行ってしまった。浩一郎たちは歩き続けるのを再開する。さらに歩き続けると、一軒の寂れたスーパーを発見した。
店は土砂崩れの被害にはあっておらず無事だった。店の裏にはシャッターの下りたガレージが見え、店主の自宅も兼ねていることが想像できた。
「食料は調達できそうだな」
カイトたちは店の前までやって来た。店頭にあるスピーカーから陽気な店のテーマソングが流れている。
「・・・・電気が生きてる、営業してそうね」
浩一郎が足を踏み出すと、自動ドアが開いた。
「ピロピンピロピン・・・・ピロピンピロピン・・・・」
ベタな入店音が鳴った。浩一郎とカイトはゆっくりと前進する。
店内は天井が高く、倉庫を改装したかのような作りになっていた。陳列棚に商品はほとんど残っておらず、照明は半分ほど消されている。
「もしもーし」
「誰かいますかー?」
裕太とジュリが足を進めながら呼びかけるが、反応はない。
「生きるためよね」
「ちょっと、みんな!もう・・・・お金もないのに・・・・」
めぐるが店の前で1人取り残されていた。彼女は中に入るべきか迷っていた。
この期に及んでも盗むという発想にならない。いや、なりたくない。
めぐるは空を見上げた。雲の動きが速く、灰色の雨雲が迫って来ていた。
「賞味期限切れのものだけ・・・・絶対・・・・」
めぐるは自分に言い聞かせ、店の中へと足を踏み入れる。録音された女性のアナウンサーが流れ、売り出し商品などについて説明していた。
「ひーちゃんストアにお越しくださり、ありがとうございます。本日は月に一度の、お野菜カーニバル!なんと!宮崎県産キュウリ1袋3本入りが、150円!びっくりしゃっくり、ウリの大売り出し!」
カイトはドリンクコーナーへと進む。ジュリは買い物かごを手にすると、カイトとは逆方向へ歩き出した。カイトは冷蔵の棚に1本だけ残っている海外の瓶ビールを見つけた。それを手にすると、棚の角にぶつけて栓を抜く。泡立ったビールが溢れ、滴って床にこぼれた。カイトは慌てることなく、悠々と瓶に口をつけると、グビッとビールを飲んだ。
浩一郎はショッピングカートを押し、食品コーナーをウロウロするが、ほぼ陳列棚は空だ。かろうじて調味料や揚げ玉、お好み焼きソース、青海苔が残っていたので、手当たり次第にかごに入れていった。
次にジュリと灯織は家電製品コーナーを見つけて駆け寄る。コンセントプラグや電球などは多少残っているが、一番欲しい携帯発電機は見当たらなかった。
店内では陽気なテーマソングとアナウンスがリピートされ続けている。
めぐるは店内を見渡し、ほとんど何も残っていない事を知った。不安と「当然だよね」という諦めが交錯した。店員の気配がしないので、ちょっとだけ盗人心が芽生える。
「お姉ちゃん、こっち来て!」
「あ・・・・」
裕太が嬉しそうに手招きしていた。
めぐるは裕太に誘われるまま衣類品コーナーへやって来た。周辺の小中学校のジャージや上履き、ダサいスポーツウエアなどがメインだが、量販店にありそうな安めのズボンやシャツも数点残っていた。
「新品ですね。着替えようよ」
裕太は新品のズボンを見せた。
「でも・・・・」
「着替えたら気分も良くなります・・・・気分転換ですよ」
めぐるは女性用のシャツを見つめて、しばしば悩んだ。泥だらけの自分の服と見比べる。気持ちは着替える方向にかなり傾いてきていた。
めぐるは靴コーナーに春生を見つけた。春生は懐かしそうにシューズを眺めていた。
「ん?」
春生はめぐるの視線には気づいていない。靴を持ち上げて、自分の足元に置く。
めぐるはなんだか嬉しくなり、自然と歩み寄った。
「やっぱり似合いますね」
めぐるは目を見ずに話し始めた。
「こんな時に何ですですけど・・・・先輩の走ってる姿・・・・また見たいです」
「・・・・・・・・」
「ごめんなさい、それ、ずっと言いたくて・・・・私・・・・」
春生はどうしていいか分からず、目線を逸らした。
めぐるは息苦しい。春生はヘッドホンを外すと、ゆっくりとした動作で安物のサンダルを脱ぎ始めた。
めぐるの目の前で、春生が右足をランニングシューズに突っ込む。あの頃の数分の一かもしれないが、確かにめぐるの胸はときめいた。
春生はシューズの紐をギュッと結ぶ。その締め付けられた感触が春生の脳に何かを伝達した。めぐるには、春生の表情が一瞬だけ闘う男になった気がした。
「お姉ちゃんも着替えなよ」
裕太は驚くことにいつの間にか着替え終えていた。汗と汚れが染み込んだ服を着替えるだけで、人はこんなにも激変するのかと思うほど生き生きしていた。
キュィィィィ・・・・とどこからかモーター音がした。
めぐるは視界の隅で動く何かを捉えた。家電製品コーナーに駆け寄っている灯織は店の奥を凝視する。裕太と春生も不気味なモーター音に警戒を強め、身構えた。4人の前に登場したのは、小型のロボット犬であった。
「何これ・・・・」
犬は尻尾を振りながら寄ってきた。
「かわいい」
「どこが・・・・」
裕太はしゃがんでロボット犬を見つめた。めぐるには可愛さがちっとも分からない。裕太はこれがプログラミング教育ロボット、簡単に言うと最先端の知育玩具だと認識していた。教育熱心なママたちの間で流行っているとネットで見た記憶があったのだ。
「あっ?」
グイーンとロボットの首が急に伸びた。4人とも「何だ?」と見ている。
頭のスピーカーから、年老いた男性の声が拡張されて中音量で放出された。
「俺の店で泥棒とはいい度胸じゃないか」
「うわっ!」
「しゃべった!」
裕太はびっくりした拍子に、ヘタッと尻を付いた。
声の主は店主の疋田国男だった。国男は店内を見渡せるキャットウォークに身を潜めていた。4人との距離は約15メートル。
国男は弓を構えており、鋭い矢は春生を狙っていた。
「動くな、手を上げろ」
酷くしゃがれた声であることがスピーカー越しでも十分に伝わった。
春生は危機感から自然と足が入口へと向く。2歩進んだところで、春生の足元に矢が飛んできた。矢はセラミック製の床に突き刺さった。
「わっ」
「先輩!」
春生と灯織はピタリと動きを止める。慌てて手を上げると、蝋人形のように静止した。
それを目撃しためぐると裕太は一瞬にしてギョッとなり、素早く手を上げた。
国男は学生時代に弓道の全国大会で優勝した人達だった。遠的競技の的までの距離は16メートル。いくら老いたとはいえ、この至近距離で的を外すことはあり得ない。
浩一郎もただならぬ状況に気付き、ピタリと動きを止める。
ジュリとカイトもただならぬ状況に気付いた。ジュリは棚の上からめぐるの手の先が見えたので、そっちに向かって走り出す。
「裕太!」
「動くなっつってんだろ」
「お母さん!」
駆け寄ろうとしたジュリの前にも2本の矢が飛んできて、彼女の手前の床に刺さった。
「はっ!あっ!」
ジュリは慌てて止まり、つんのめって転んだ。その拍子にかごを落としてしまい、商品が散らばる。
「手を上げるんだよ」
ジュリは恐る恐る手を上げた。
「こっちは大丈夫」
裕太はこっちが大丈夫だと思って手を上げた。
カイトはゆっくりと落ち着いた足取りで前進した。ジュリの手前の床を狙ったことから、殺傷するつもりはない。そう判断を下したのだ。
「動けば殺す」
国男はカイトに向けて声を尖らせて吠えた。その声がこれまで以上に本気だったので、さすがのカイトも足を止めた。
「代金は払うつもりだ、金ならあるんで」
カイトはロボット犬に向かって話しかけた。
「こっちは大勢だ、一人一人がお前たちに狙いを定めている」
相手は会話する気はないようであった。こちらを強盗だと決めつけている。
驚くべきことに、その周囲には弾丸が着弾した痕跡まであった。大地震以降、略奪目当ての外国人武装集団がここを何度も襲ったのだろう・・・・カイトは、店主が強い警戒心を抱くのも無理はないと納得した。
カイトは棚の後ろに矢の傷が無い事に気付き、そこが敵からの死角だと察した。
ちょっと知らん顔したように見せかけ、さっと勢いよく駆け出し、床を滑りながら棚の後ろへと隠れる。矢が飛んできたが、カイトは間一髪で避けた。
カイトはどこか楽しそうに「ふっ」と笑った。棚の後ろからチラッと覗き見し、キャットウォークに、素早く新しい矢を構える人影を見つける。
目視したのは1人だったので、カイトは相手が複数を装っているのではと睨んだ。
「あっ、おい!」
「キャットウォークだ!棚の反対側が死角だ!」
カイトは相手の動揺を誘うために叫んだ。
「死にたいか?」
その声は慌てていた。カイトの狙い通りだった。
カイトは素早く四方に視線を送るが、やはり他に人影は見当たらない。声もしなければ気配もない。
「逃げます!」
カイトの言葉に反応した裕太が素早く立ち上がって走り出した。しかし、それはカイトには予想外の出来事だった。
「裕太!止まって!」
「裕太!」
「うぅぅ・・・・」
「あっ!」
浩一郎は裕太を迎えに行こうと走り出したが、またもや矢が飛んできた。その矢は目の前の棚に刺さる。鼻先を掠めた矢への恐怖には勝てず、浩一郎は棚の裏へ隠れざるを得ない。
「うぅぅ・・・・」
「隠れろ!奴はキャットウォークから狙ってる!おい!」
「隠れて!」
ジュリとカイトは叫ぶと少しだけ体を出し、国男を引き付けようとした。
「!」
カイトは国男の構えた矢が自分に向いた瞬間、サッと隠れた。めぐるはどうしていいか分からず、とりあえず裕太を追う。それを見て春生や灯織もめぐるを追いかけた。最初の数、めぐるは屁っ放り腰だった。新品のシューズが床を噛んでキュッと音を立てる。
国男は裕太の足元に狙いを定めた。1人でも強盗を逃せば、次は仲間を連れてくる。わざとガキに万引きさせる親もいる。国男は大地震が起きてから幾度となくやって来た不届き者を思い出し、矢を握る手に力を込めた。2度と悪事を働かぬよう、恐怖を植え付けなければならない。
「ぬう・・・・ゴホン・・・・ゴホン・・・・」
国男は咳き込み、その影響で手がぶれて、矢を発射してしまった。
「裕太!こっちよ!」
「ん?」
ジュリが裕太を迎え入れようと両手を伸ばした。裕太はジュリの胸に飛び込む直前だった。
「はっ・・・・裕太!」
飛んできた矢は裕太の胸に突き刺さった。
裕太は仰向けで吹き飛ばされ、そのまま倒れた。

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