あらすじ

ここは、魔鏡という特殊な力を操る一族「鏡士」が生きる世界ティル・ナ・ノーグ。
かつて、滅びの危機に向かったこの世界は、鏡士の少年少女と異世界から来た英雄たちによって救われた。

しかしその代償は大きく、
大地は首都セールンドを中心に魔鏡の力を宿した結晶に覆われ、
鏡士の少年もその中に永遠に閉じ込められてしまう。

結晶に浸食された影響で世界情勢は激変し、鏡士の少女ミリーナは、
魔鏡によって世界を破滅に導く悪魔として追われる存在になってしまったのだった。

ミリーナは追っ手から逃れるため、
魔鏡の力で作り出した拠点に鏡精コーキスや仲間と共に身を隠した。

「鏡の檻」で眠るあの人を取り戻すために――

1章「黒衣の鏡士と眼帯の鏡精」

世界を破滅から守るため、
イクスが起こした魔鏡暴走により、
ティル・ナ・ノーグは魔鏡結晶に浸食され世界情勢は激変した。
魔鏡によって世界を破滅に導く
悪魔として追われる存在になってしまったミリーナは、
追っ手から逃れながら
魔鏡結晶の中で眠るイクスを取り戻そうとする――。

2章「囚われの少年とさらわれた少女」

イリアと引き離され、イ・ラプセルの館で
軟禁状態となっているルカ。
何とか命は取りとめ回復はしたものの、
脱出する機会をうかがっていた。
そこへ、いつもルカのもとへ食事を運んできているルビアから、
こっそりメモを受け取るが、書かれていた言葉とは――

3章「狙われる青年と幼き少女」

街に買い出しにきているルドガーたちの前に突如現れたシング。
黒衣の鏡士の味方と知り、接触してきたようで
クレスに手紙を渡してほしいと告げ足早に去ってしまう――

4章「憎悪を抱く仮面の少年」

マークと共にフィリップと落ち合うシンク。
ケリュケイオンを使えるようにするため、
ガロウズの力を必要としていた。
セシリィが囚われている状態では帝都を離れられないと
ガロウズに協力を拒まれてしまったが、
ルドガーたちがセシリィを救出したことにより、
協力してくれるであろうガロウズを奪還するため、
ゼロスとシンクがアスガルド帝国へ潜入するが――

5章「静かに燃える黒き狼」

現在までの状況確認と説明を受けた一行。
ユーリたちは、ゼロスの報告書にあった、確実に分かっている情報。
帝国にいる特異鏡映点について
更に詳しく調べるために再び潜入することに――

6章「贖い生きる古代英雄と悔悛し惑う神子」

精霊研究施設、そこで特異鏡映点亜種03のアニマの調査が
おこなわれていることを知るクラトス。
デミトリアスは虚無を保護するため、
太陽神ダーナを降ろす計画を模索しているらしい。
そこへミトスが暴れているという連絡が入り――

7章「解放されし魔眼の使い手」

アミィの治療の経過を気にする一同、
そこへマークから魔鏡通信が入る。
ミリーナたちの力が必要になっていると聞き、
急ぎフィリップのもとへ向かい手助けをする。
そして、状況がひと段落しクラトスたちに連絡を行うため
魔鏡通信を行うが、映像にイクスが映り――

8章「争乱に抗う少年と苦境に立ち向かうソーマ使い」

フィリップから報告を受けたマークたちは、
イクスがいるセールンドへ向かっている所だった。
そこへ、カイウスから魔鏡通信が入る。
マーテルがセールンドのカレイドスコープの間の地下に
収められていることをミトスに伝えたとのことだった。
海鳴りの神殿でのこともあり、
罠の可能性が高いのは承知でミトスが向かっているため、
助けてほしいと悲しそうに言うカイウスに強くうなずくクラトス。
一方、メルクリアに反発したシングは牢屋に閉じ込められてしまう。
なんとか脱出する術を模索するが――

9章「蒼き力を身に纏いし導師」

己の命と引き換えにマーテルを助けたクラトスは、
死を望んでいるためかミトスからのマナを拒絶していた。
クラトスを助けるためには、安定した形でソーマと魔鏡を
リンクさせる必要があるらしい。
一方ミリーナたちはリビングドールが鏡映点の体を利用していることから、
鏡映点リストを作り、メンバーに元の世界での知り合いがいないか
確認を取っていた。そこでエミルの姿を見て驚くカイウス。
エミルとそっくりな人間が帝国にいると聞き、
よく出入りしているというアスターの元へ向かうが、ジュニアが現れ――

10章「己の信条を胸に刻み進む騎士」

アスベルたちに奇襲を受けたものの、
魔物を召喚し馬車に乗りこみ逃げるリチャード。
魔物の討伐はコーキスたちが引き受け、
アスベル、ルカたちはリチャードを追いかけることになった。
しかし、馬車で輸送されているのは【空のマクスウェル】であり、
スパーダは乗っていないことを知ったコーキスたちは、
アスベルたちと合流するが――

11章「迷いなき眼光へ命の叫びを宿す者」

ある計画のため、バルドと共にアスガルド帝国へ戻ったセシリィ。
新たな鏡映点の存在、
晶霊を取り込むことができるクレーメルケイジが
ティル・ナ・ノーグで開発されている可能性……。
様々な情報が集まりつつある状況の中、
アスベルたちはリチャードの様子を確認するため
ケリュケイオンに来ていた。リチャードから引き離され、
実験道具として研究されているラムダは、
人間たちを憎んでいるのではないかと懸念するが……。

終章「~正義の鼓動を持つ騎士 終わりと始まり~」

フレンの中に入ったバルドの心核をファントムに移すことに成功したが、
チーグルがケリュケイオンを操作し魔の空域に飛ばしてしまったため、
ケリュケイオンにいるメンバーと連絡が取れなくなってしまった。
さまざまな思惑が渦巻く中、イクスの状況が危険だと知り、
ケリュケイオンの捜索も行いつつ、
イクスを救出するために行動に出たミリーナたち。
一行は、新たな真相へと近づく――。

最終更新:2019年03月29日 18:42