ザワークラウト(ざわーくらうと)

概要

イノセンスに登場した料理系のアイテム。

登場作品

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イノセンス


No. 063 分類 料理(野菜)
効果 詠唱時間-20%
効果時間 5 上昇絆
売値 18 備考 -
習得方法
必要材料 野菜/根菜(×1)
調味料(×1)


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ネタ

  • ザワークラウトとは、ドイツにおけるキャベツの漬物の事。原義は「酸っぱいキャベツ」。日本では「キャベツの酢漬け」「酢キャベツ」と表記されることもあるが、酸味は発酵により生じる乳酸によるものであり、酢酸によるものではない。フランスのアルザス地域やポーランドをはじめ北欧、東欧、ロシアでも食されているほか、ドイツ移民の多いアメリカ合衆国、カナダなどでもよく食べられている。1世紀には古代ローマで塩漬けのキャベツが食べられていた記録があるが、北欧でのザワークラウトの起源は正確にはわかっていない。ザワークラウトの発明の功績は有史以前のドイツ人にあるとされているが、6世紀の中国北部で著された総合的農書『斉民要術』では野菜の保存方法が広範囲に説明され、31種の野菜の発酵法について書かれている。食物史家のジョイス・トゥームレによると、1237年にモンゴル軍がロシアと東ヨーロッパに侵攻した際に、おもにモンゴル系タタール人によってザワークラウトがもたらされたと述べている。チンギス・カンがキャベツ漬けを馬に乗せてヨーロッパに運び込んだという伝説もあるが、その信憑性は懐疑的に見られている。現代のものは16世紀から18世紀にかけてヨーロッパに広く定着した。
  • ザワークラウトがキャベツの保存法の主流になった理由は定かではないが、他の保存法より多くのビタミンを保つことが可能であり、内陸部の農民にとって貴重な塩を大量に使用する塩漬けよりも、塩水に漬けるだけでよく安上がりだったことは事実である。中世末期のルネッサンス期(14 - 16世紀)に安価な塩が手に入るようになると、キャベツやニシンの保存により痩せた土地でも農民が十分に栄養が摂れるようになり、バルト海諸国の人口が爆発的に増えたという。
最終更新:2025年10月08日 15:57