ライゼン(らいぜん)

概要

ファンタジアに登場したキャラクター

登場作品

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ファンタジア

性別:男性
声優:島田敏(ドラマCD版P、OVA版P、PSP版P)
4202年における、ミッドガルズ王国の騎士団団長。魔科学兵器に傾倒している。ダオスから魔科学の研究を破棄するよう何度も通告を受けていたが、応じることは全くなかった。
ダオスに対して敵勢力という以外の認識はなく、アーチェがダオスの目的に対して疑問を口にした際も「人間を滅ぼすために宣戦布告した」という自論が揺らぐことはなかった。

ドラマCD版ファンタジア

原作と同じ立ち位置。スリーソンがライゼンの妹というオリジナル設定になっている。エドワード亡き後の指導者としてプレッシャーをかけられていたり、2人の大臣と折り合いが悪かったり、妹や側近をヴァルハラ戦役の最前線に投じたり、魔科学兵器2発目の暴発の責任を問われたりと苦労人として描かれる場面が多々あった。

OVA版ファンタジア

原作と同じ立ち位置。本作ではハーフエルフという設定で、魔科学に拘っていたのはハーフエルフであるがゆえに居場所がなかった自分の価値を世に証明するためということになっている。また魔科学も超古代都市トールでかつて作られたものという設定で、その断片的な知識から魔科学兵器を作り上げたことになっている。
1巻では魔導砲に絶対的な自信を持ち横暴な態度が目立っていたが、2発目発射直前の暴発により街を破壊してしまい、2巻ではその惨状を見て我に返り、その後は憑き物が落ちたかのように穏やかな人物になっている。
また時空転移装置の復元も行っていたが、難航していたそれもクラースの協力で完成し、クレス達を現代に時空転移させた。

語られざる歴史

4201年に魔科学兵器の完成のためにダオスをミッドガルズ城へ招き、技術開発の助力を頼んでいた。
しかしダオスが魔科学の正体を知ると後にダオス城となる古城へ隠れ住むようになり、戻るようにと兵を差し向ける。その際に力づくで連れ戻すように兵達に命じ、執拗に邪魔をするウィノナの右腕を剣で斬り落とす。この一件でダオスが激怒し、魔王ダオスとしてヴァルハラ戦役が始まるきっかけとなった。
4207年にようやく完成した魔導砲にてダオス城を狙うも2発目の暴発事件にて主塔が崩れ落ちてその際に死亡した。

ネタ

  • ミニゲーム「アーチェでポン!」にて、「『ねっけつぅ!』って感じ。そばにいると、あったかそうだから冬はカイロ代わりにいいかもしんないな♪あたし冷え性だしさ。でも、夏はちょっとイヤかも。エー、行動力がとってもあってでも気が短いからすぐに頭に血が昇っちゃいそうで、そうなると人の話ゼーンゼン聞かなくなりそうなキミにそっくりなのがこの人。ミッドガルズ騎士団の団長。ライゼンさん。せっかくだから、会ったときは応援してあげてね」とコメントされている。
    • 原作ではアーチェがダオスの目的を疑問視したこの行為こそが俯瞰から見れば正しい判断力だったのだが、ライゼンにこの声が届くことがなかった。欠点があると認めつつも敵視していないアーチェのこのコメントは秀逸である。
  • ヴァルハラ平原での彼の演説の締めである「王国の興廃はこの一戦にあり、諸君らの健闘を祈る」というのは、日露戦争において秋山真之中佐が演説した「皇国の興廃この一戦に在り各員一層奮励努力せよ」のパロディ。
  • 由来としては核開発を国益に沿う産業開発として考える中東の首脳を風刺したものと思われる。
最終更新:2025年08月13日 11:05