親は子に対する責任があるんだ。そこには逃げ場など存在しない!

キャラクタークエスト・ウィル編におけるウィルの台詞。
ある時、保安官事務所を兼ねるレイナード邸に一人の赤子が置き去りにされた。
この子の両親が生活苦に窮するあまり、保安官のウィルならばこの子を悪いようにはしないだろうと
置き手紙を残して失踪してしまったのだ。
ちょうどそのころ、ウィルと喧嘩続きであったハリエットが赤子の保護者に名乗りを上げる。
普通ならば未だ年端も行かぬ子供のハリエットに子育てなど無理であるのだが、ウィルは敢えて
彼女の申し出を受け、面倒を見させることにした。何かあった場合は自分が対処できるように片時も目を離さずに。

子供を抱え続ける生命の重さに度々心がくじけかけるハリエット。だが、父親に意地を張り続ける彼女は
父親の見ている前で弱音を吐くことができないため、持ち前の負けん気で何度も心を立て直す。
そんな折、失踪した赤子の両親が心中を目論んで巨大風穴に向かったという情報が入る。
ウィルはそんな赤子の両親を前に一喝する。
親には子供が生まれた瞬間から成長を見守り続ける義務があるのだと。
どんなに苦しく、過酷な状況であろうともそれをも含めて家族全員の人生であり、
そこから簡単に降りて楽になるような安易な道などないのだと。
父親の家族に対する真摯な想いに、ハリエットの中でもわずかな変化が芽生えていた。


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最終更新:2020年01月25日 01:22