タイトルどおり、帰らずの森で流れるダンジョン曲
全編複数からなる弦楽器で構成されたオンパレード楽曲であり、一言で言えばとにかく派手。
一聴した印象では「うっそうとした薄暗い森の中で、先行きの見えない不安」を掻き立てるという
趣旨の曲であるにもかかわらず、その全体的な曲調を言い表せば「派手」になってしまう。
この曲はバイオリンやチェロなどがゆったりと撫でやかに演奏しているのだが、それらが単体で
聴いている際には落ち着いた印象になっても、合わさるとここまで雰囲気を盛り上げられるのかと
ビックリさせられることしきり。明るい＝派手、暗い＝地味という既成概念を崩壊させられたというか
ダークな情景でも派手に組み立てることは可能なのだと教えてくれた一曲である。
