シナオシ
田代裕彦 富士見ミステリー文庫
いやーこりゃすげぇ。なるほどなるほど。
前作であるキリサキよりもオリジナリティ、構成、ネタ全てにおいて素晴らしいタイムパラドクス・サスペンスだと思う。
まさに『世界が反転する』ってやつ。これは構成が上手いんだな。
第10章以降の展開で完全に混乱させられてしまった。
「え?なんでこうなるんだ?わけわからん。えー?」って感じの持って行き方は素晴らしい。
前作であるキリサキよりもオリジナリティ、構成、ネタ全てにおいて素晴らしいタイムパラドクス・サスペンスだと思う。
まさに『世界が反転する』ってやつ。これは構成が上手いんだな。
第10章以降の展開で完全に混乱させられてしまった。
「え?なんでこうなるんだ?わけわからん。えー?」って感じの持って行き方は素晴らしい。
ただ難を言えば、オチが難解なんだよなぁ。
難解故に、そのサプライズをいかに分かりやすく、かつ衝撃的に読者に提示するのが非常に難しい。その点で言えば前作と同様、あと一歩筆力が足らないのが惜しい。
まぁタイムパラドクスものって懲りすぎると理解が難しくなるのはお約束なんだけど。
あと《僕》《私》って表現がなぁ。もーちょい上手い書き方があったんじゃないだろうか。
ライトノベル的書き方の悪い点、かな?この人はライトノベルの書き方を脱却した方がいいもの書ける気がするんだよなぁ・・・。
難解故に、そのサプライズをいかに分かりやすく、かつ衝撃的に読者に提示するのが非常に難しい。その点で言えば前作と同様、あと一歩筆力が足らないのが惜しい。
まぁタイムパラドクスものって懲りすぎると理解が難しくなるのはお約束なんだけど。
あと《僕》《私》って表現がなぁ。もーちょい上手い書き方があったんじゃないだろうか。
ライトノベル的書き方の悪い点、かな?この人はライトノベルの書き方を脱却した方がいいもの書ける気がするんだよなぁ・・・。
なんだかんだ言ったけれど、着想と構成は"時間モノ"としては素晴らしい作品だと思います。
そして私は思い出した。
私は、《私》ではない、ということを。