工学部・水柿助教授の日常
森博嗣 冬幻社文庫
本書はミステリではない。
日常においてほんの少しだけ思った事をだらだら書き綴っただけの、まさに日常。つかエッセイ?
間違いなく森センセと主人公(語り部)とのリンク率は他の作品よりもずっと高いだろうな。
高いに決まっている。つかどこまでがフィクションなんだ(w
日常においてほんの少しだけ思った事をだらだら書き綴っただけの、まさに日常。つかエッセイ?
間違いなく森センセと主人公(語り部)とのリンク率は他の作品よりもずっと高いだろうな。
高いに決まっている。つかどこまでがフィクションなんだ(w
粗筋も皆無。
助教授の水柿君の生活と思考と、奥さんである須摩子さんや友人、学生達とのどうでもいいような出来事のみが記述されているだけ。しかもわき道にそれまくりである。
が、コレが面白い。
森センセは小説以外の作品も知的でユーモアに溢れており非常に面白いのだが、ここまで他愛の無い事しか書いていない作品は初めてお目にかかった。
作家としての森センセしか知らなかったら驚愕を受ける事必至である。
助教授の水柿君の生活と思考と、奥さんである須摩子さんや友人、学生達とのどうでもいいような出来事のみが記述されているだけ。しかもわき道にそれまくりである。
が、コレが面白い。
森センセは小説以外の作品も知的でユーモアに溢れており非常に面白いのだが、ここまで他愛の無い事しか書いていない作品は初めてお目にかかった。
作家としての森センセしか知らなかったら驚愕を受ける事必至である。
電車の中でつらつらと読むには最高の一冊かもしらん。
水柿君がつき合った七人目のガールフレンドが須摩子さんだったのだ。
(中略)
では、そのまえの六人は、どんな女性だったのだろう。
当然わきおこる疑問ではあるけれど、それは、多少微妙な問題というか、結構複雑な理由があって、ここでは語らないでおこう。
小説だからといって何を書いても良い、というものでもないのだ。
万が一、その六人のうち誰かがここを読んだりして、傷ついたりしてはいけない、というのが表向きの理由である。
本当に小説なのか。