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COLLATERAL

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COLLATERAL


出演:トム・クルーズ, ジェイミー・フォックス, その他

監督:マイケル・マン


静と動。スタイリッシュでクール。
感想をまとめるとこんな感じ。

音楽とイベントを完全に『静/動』で分けているのが印象的。
非常にメリハリが効いている。
静かな音楽の中、マックスとヴィンセントが語らっていると思ったら
急激にテンションが上がるイベントに突入する。

脱出の機会を淡々と狙う者と、それを監視する者の空気をとても上手に表現している。

登場人物のバックグラウンドを極力排し、視聴者に対する最低限の情報と
発生したイベントを時系列的に羅列しているため、
見終わった後に『素材のよさ』を強烈に残る。
そのためにゴテゴテと着飾った映画よりも遥かに『かっこよさ』を前面に押し出している。

惜しいのは後半20分のタクシー横転後かなぁ。
あそこから普通のアクションものになってしまい、蛇足な感じがしてしまう。
『5人目のターゲット』と『タクシー横転』、『結末』を
それ以前の『タクシーで移動→降りてイベント発生』という流れを崩さずに表現してほしかった。

トム・クルーズはマジでかっこいいです。えぇ。
『胸に二発、頭に一発』は軍や特殊部隊では決して使われないんだろうけど
(軍は生殺し、特殊部隊はとにかく撃ち込むため)、
『オーバキルに近い確実な殺傷法』として殺し屋家業には実際に使われているのでしょう。
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