エトリアの冒険者たち

ココノエ。

 パラディン。金髪で鎧の女性。

 真面目一徹。
 というか真面目という生き方以外を知らない感じ。日に温められた鉄のような女性(なんだそれ。
 武の力で貴族の地位を得た家の一子として産まれ、家に尽くしてきたが、
 家督を継ぎ得ぬ女性という理由で家族愛にあまり恵まれなかったらしい。

 武具の扱いにそれなりの心得があるのは、そんな家にそれなりに尽くしてきた残滓。


アクルフィア。

 レンジャー。金髪で眼帯の女性。

「書物による叡智の共有」を教義として掲げるとある宗教の宣教師。
 布教の役目を負うので旅慣れていて、武芸もそれなりにこなす。

 ココノエとは違う方向で真面目。というか融通の利かない強情っぱり。
 書物の信奉者なので啓蒙意欲に満ちており、向上意識のない人間をあっさり見下す癖がある。

 行動基準の中で「知識を得ること」を最も尊いモノとして掲げているので、
 世にも希なる迷宮の探索は彼女の本願に適っている。


キマ。

 アルケミスト。黒髪ボサ髪、鉄甲を両手に嵌めた女性。

 恐るべき楽天家。というよりも、不安を察知する能力が欠落してると言った方が正しそう。
 錬金術への研究は生業であり趣味でありライフワーク。
 本人曰く、文字書きを覚えるよりも先に火のおこし方を覚えたとかなんとか。

 エトリアへ到着する以前に、すでに旅に生きていた目的を果たし終えているらしい。
 なので、今生きているのは全部おまけみたいなものだから。とか語ったことがある。


らとれい。

 ソードマン。黒髪ボサ髪、浅黒い肌の男性。

 始終ぼけーっとしてる。表情筋が退化しててそうな男だけど、キマは喜怒哀楽がちゃんと分かるらしい。
 ずっと旅に生きてきたらしく、半ば野生じみたそのサバイバビリティは大したもの。
 キマと共に長旅をしているそうだから、やはり彼も目的を達した後なのだろうか。

 キマの身を守ることを行動基準の絶対首位に置いている節がある。

 エトリアに訪れた理由は、何かと冒険者を優遇してくれるエトリアで当面の日銭を稼ぐため。
 別に秘められた謎を暴くためとかそんな高邁な理由は持ち合わせちゃいない。


あるは。

 バード。桃色のおさげをぶらさげた半裸の幼女。

 みなしご。たぶん年齢一桁。
 世界樹の迷宮はエトリアに冒険者の流入という形で経済的な意味での恵をもたらしたけど、
 同時にモラルの低下も招いて、私生児や孤児の増加なんて問題を発生させた。
 その中の一人だろうと思われるが、詳細は不明。迷宮の入り口付近でココノエに拾われた。

 普段はおとなしく可愛らしい娘だけども、不撓不屈の自我を持つ。というかむちゃくちゃワガママ。
 普通なら年齢一桁の子どもなんざ魔物の跋扈する迷宮になんぞ連れて行かないけれど、
 そのワガママを武器に、単身で一行を追いかけてくるので危なっかしくてしょうがない。
 結果として、一行のなかに自分の位置を作り出した。

 言葉らしい言葉を喋れない。けれど、その声は不可思議な力を持つ。
 それなりに自衛も出来るし、声の力とで最終的には一行の安全に大きく貢献した。
最終更新:2010年04月01日 02:23