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テラカオスバトルロワイアル外伝
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バトルロワイアルに巻き込まれた普通のサラリーマンの苦悩

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なぜ、自分のような平凡な男がこんな事に巻き込まれたのか。
無人のホームセンターを徘徊しながら、アナゴは答えの出ない問いを心の中で繰り返す。

アナゴがこの店を訪れた理由は武器探しだった。
敵と真正面から戦う気はないものの、全自動卵割器が壊された今
自分の身を守る武器程度は確保したい。
もっとも、軍人でもマフィアでもない一サラリーマンのアナゴにはどの品物が武器として優秀なのかなどわからない。
とりあえず出刃包丁と金属バットをデイバッグの中に入れておいた。

武器集めを終えたアナゴは店内のベンチに座り考える。

今はまだ目立つような動きをしたくない。
できることならば他の参加者同士で潰し合って疲弊してもらいたい。
それに、自分が生き残るために、狙う獲物やおもねる相手を見極める時間も必要だ。
この戦いでは一見しただけでは見分けのつかない超能力者がいるかもしれない。
あの胡桃使いの女のように。

「あの女……よくも全自動卵割器を破壊してくれたな」

アナゴは公園に捨てた卵割り器の残骸を思い出して唸る。そして卵割り器を壊した女のことを思い出す。
胡桃の実で卵割り器を破壊し、木を操って彼の動きを封じたあの女。
幸い何もされなかったが、彼女がその気ならばあの時にアナゴを殺せたはずだ。そう思うと背筋がゾッとする。
あの術の前では、この包丁やバットなど役に立たないだろう。

「畜生!せめて銃が支給されていれば……」

アナゴは再び身の不運を嘆く。
卵割り機以外の支給品はハズレだった。少なくとも彼にとっては。


卵割り機の他に彼に支給されていた武器。
一つは巨大な斧だった。
その大きさたるや、彼の背丈の半分ほどもある。

「こんなもの扱えるかぁ!」

もし彼が魔人や人造人間であったならこの斧を自由に振り回して戦うことができただろう。
しかし彼は平均的な成人男性の力しか持たない普通の人間である。
こんな巨大な斧は持ち上げることすらままならない。


そしてもう一つの支給品は、箱に入れられた一本の釘だった。
説明書によると、これは『聖遺物「エレナの聖釘」』という物らしい。
詳しいことはわからないが、この釘を自分の体に刺せば凄まじい力を持った怪物に変身することができるらしい。
ただし、その代わりもう二度と人間には戻れなくなると説明に書いてある。

「冗ぉぉぉぅ談じゃない!」

彼の望みは、妻や友人のいる日常
いつも通りの日常に戻ること、ただそれだけだった。
怪物の姿になるなど、真っ平だ。

「そうだ、こんな物は使わない。……他に方法がない時以外はなぁ」

絶対に、生きて自分の世界に帰ってみせる。
手に入れたばかりの包丁を握り締めながら、アナゴは帰るべき平穏な日々の事を想っていた。


【板橋区のホームセンター/1日目・午後】

【アナゴ@サザエさん】
[状態]:健康
[装備]:出刃包丁、金属バット
[道具]:基本支給品一式
    ディアボリックファング@テイルズオブデスティニー2、エレナの聖釘@HELLSING
[思考・状況]
基本:優勝し、妻やマスオと再会する
 1:真正面から戦うのはやめ、他の手段を考える
 2:まだしばらくは様子を見たい

※板橋区の公園に故障した全自動卵割機が放置されています。

支給品紹介
【ディアボリックファング@テイルズオブデスティニー2】
ある世界でバルバトス・ゲーティアという男が使っていた巨大な戦斧。
その名は「噛み付く悪魔」を意味する。
一般人が扱うのは困難な武器。

【エレナの聖釘@HELLSING】
ある世界でアレクサンド・アンデルセンという男が使った聖遺物。奇蹟の残り香。
身体に突き刺す事によって、刺した対象を吸血鬼と同等の怪力と不死性(出展作品では心臓破壊により殺害可能)を持つ茨の怪物へと変化させる。
一度使うと二度と元の状態には戻れない。

現地調達品
【出刃包丁】
アナゴが板橋区のホームセンターから持ち出した。
市販されている普通の包丁。

【金属バット】
アナゴが板橋区のホームセンターから持ち出した。
市販されている普通の金属バット。


050:いけませんって!まともな支給品と明日のパンツがないと! 投下順 052:三人寄ればモンクの血が騒ぐ
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