《神秘の卵》
No.737 Command <
第九弾>
GRAZE(0)/NODE(1)/COST(1)
〔このカード〕を、以下の効果を持つキャラクター「神秘の卵(GRAZE0、0/1、
種族:なし)」として
アクティブ状態で場に出す。
「(自動γ):
あなたのターン開始時に、〔あなたのデッキの上のカード1枚〕を
裏向きにして〔このキャラクター〕に
セットする。
(常時)(1)S:
〔このキャラクター〕を破棄する。その後、〔あなたのデッキ〕を全て見て、
必要ノードがX以下の
キャラクターカードを抜き出し、あなたの場にアクティブ状態で出してもよい。Xはこのキャラクターにセットされていたカードの2倍に等しい。この効果では「-」は9として扱い、「弐符」の効果を無視することができる。その後、デッキをシャッフルする。」
「…?」
(SP-33:「これだけ大きいとなると…普通の鳥や蛇じゃないな」)
Illustration:
黒鴉(SP-33:
SHO)
コメント
自壊することでキャラクターをサーチするコマンドキャラクター。
第九弾環境高速化に繋がったカードのうちの一枚。
条件さえ満たせば大型だろうがノードコストが「-」だろうが擬似的な
奇襲速攻持ちとしてデッキからサーチしてくることが可能。当然そのようなカードが弱い筈もなく、
コントロールや速攻などデッキを問わずメイン採用の価値あるカードといえる。
複数ターンを跨いで大型を出すだけでなく、1ノードから
サニーミルク/1弾を展開するだけでもその強さを実感できる。また、このカードが採用されるデッキには相性の良い
くるみ/9弾と
小悪魔/9弾がセットで採用される事が多い。
当然ながら一気にセットカードを3枚増やす
鬼火『超高密度燐禍術』との相性は良好である。
八雲 紫/9弾でもサーチされようものなら即座にゲームが終了しかねない。そうでなくとも、6ノード帯は優秀なキャラクター群がひしめいているため通してしまうと苦戦は必至である。
また、自身の攻撃力は0であるものの、
人形ではないので攻撃は可能。
グレイズ0のため上記の
鬼火『超高密度燐禍術』によるパンプアップや
大魔法『魔神復誦』といった
装備カードを利用することにより思わぬ打点をたたき出すこともある。
起動効果のタイミングが常時であるのもポイント。
除去を撃たれてから干渉で常時効果を使えば、相手は除去の使い損。かといって相手からすれば放置しておいても何一つ良いことがないため、無駄と分かっていても使わざるを得ない訳である。
対処するにあたっては、起動効果へ
干渉して除去をするか、
カウンターでそもそも出させないなどが無難である。
- 『Phantom Magic Vision All Japan Championship 2011』のベスト16に選ばれたプレイヤーの中では、このカードの投入数はコマンドカード中1位(32枚)と、必須カード級の強引な取引(25枚)やマナの生成(30枚)を上回る採用率を見せた。いかにこのカードが強力だったかが分かるだろう。
- 2011/02/09のエラッタにより、「決死状態にする」が「破棄する」に変更された。これにより決死状態を無効にする効果により複数回使用するプレイングは不可能となった。一方で超小型プランク爆弾を張られても大丈夫になっていたりもするが、基本的には弱体化。
- 2011/08/13の二度目のエラッタにより、常時効果の起動にスリープと1コストが必要になった。これによりパンプアップして攻撃してから効果を使用したり出来なくなった他、合計で2コスト掛かるようになってしまったので速攻デッキは大打撃を受ける事となった。
- それでも一定の採用率を誇っているのは流石と言う所だろうか。
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最終更新:2012年05月06日 23:14