《因縁の魔障》
No.976 Command <
第十一弾>
NODE(1)/COST(1)
効果範囲:その他
発動期間:装備
【
装備/場】 抵抗(2)
(自動α):
〔全てのプレイヤー〕はカードの効果によって冥界のカードの有無と枚数を参照する事が出来ない。
(常時)(2)
(S):
〔あなたの冥界の下のカード4枚〕をゲームから除外する。その後、〔あなた〕は1
ドローする。
「すぐに壊れてしまう人間の体などいらぬ」
コメント
対象として「〔冥界にある~1枚〕」のようなものは有無や枚数の参照ではなく、対象の所在を示してるだけなので、この効果によって対象に取れなくなるようなことは無い。例外もあるが、基本的には「冥界にある場合」といった効果が解決できず、「Xは冥界にある○○の枚数に等しい」というXが定義できなくなり解決に失敗するようになる。よって、これらの記述に対するアンチカードと考えておくと分かりやすい。
例として挙げられるカードとその処理として以下が挙げられる。
- 秘密結社
- 〔あなたの冥界にあるキャラクターカード1枚〕とあるが、対象として冥界のカードを指定しているので、因縁の魔障の効果に影響されず効果は通常通り解決される。
- 無縁塚
- (自動β)に〔冥界にあるこのカード〕という一文があるが、冥界にカードがあるかを参照しているわけでは無いので効果は通常通り解決される。
- 大災厄
- 「あなたの冥界にカードが35枚以上ある場合のみプレイ出来る。」は冥界のカードの枚数を参照している。冥界の枚数を参照できないためプレイ自体が出来ない。
- 鬼声『壊滅の咆哮』
- Xは冥界の特定カードの枚数を参照している。冥界のカードの枚数を参照する事は出来ないので解決に失敗する。(X=最低値としては扱わない)
- 七星剣
- 枚数を参照出来ないので、いくら冥界にカードがあっても戦闘修正や効果は持たない。
- 妖怪の山
- 「〔このカード〕があなたの冥界にある場合」という効果は、有無を参照しているため解決できない。
このように処理が複雑なので、使う側も使われる側もテキストをよく読んで、注意して使わなければならないカードだろう。
また、常時効果で1ドローできるため、自身が
(自動α)に引っ掛からないデッキを使っているのであれば入れておいても損は無いだろう。
ただし
冥界のカードが凄まじい勢いで無くなって行くので冥界利用は前述の(自動α)と相まって期待出来ない。冥界利用を行わないデッキの他にも、
符ノ弐“八雲 紫”や
宇佐見 蓮子/7弾のような除外エリアを活用するカードを軸とするデッキに投入しても良い。
- ややこしいカードなので、大会であれば分からなくなった時にジャッジを呼ぶこと。
- 冥界利用メタとしては無縁塚という強力なライバルが存在している。再利用まで封じるのであちらの方が優秀に見えるが、こちらは継続的に効果を使用でき、さらにドロー効果まで付いているので一概にあちらが優秀とは言えない。
- ユキ/7弾や魔界といったカードが封じられるその性質上、対種族:魔界人デッキと非常に相性が良い。
- 2012/03/09にエラッタされ、(常時)効果が(S)から(2)(S)となった。
- エラッタ前はドローソースとしては単体で見てもそれなりに優秀で、蓮コンとの超強力なシナジーによりお手軽に大きなアドバンテージを生み出していた。
公式Q&Aより
- Q381.因縁の魔障が場にある場合、冥界のカードを対象にすることは出来ますか?
- A381.はい、出来ます。
因縁の魔障はカードの効果によってカードの有無及び枚数を参照する場合、その参照を出来なくするだけであり、冥界のカードを対象に出来なくするという事はありません。
例えば、No.103 冥鍵「ファツィオーリ冥奏」は冥界のキャラクターカードの枚数を参照しますが、因縁の魔障が場にある場合は参照出来ない為、Xを定義できず効果の解決に失敗します。
No.038 藤原 妹紅の場合、〔冥界にあるこのキャラクターカード〕とは冥界のカードを有無を参照しているのでは無い為、対象として不適切になるという事はありません。
「連結」の場合も冥界のカードの有無を参照しているのでは無い為、冥界からでも指定されているカードをゲームから除外する事が出来ます。
No.555 魔界の場合、このカードが冥界にあるかどうかが参照される為、自動効果は適用されなくなります。
No.467 封印の場合は同名のカードが冥界にあるかどうかが参照される為、自動効果が適用されなくなります。- コメント
- 魔界と封印の例でいう「自動効果」とは因縁の魔障の(自動α)ではなく、魔界と封印それぞれの自動効果である。
関連
※このカードの(自動α)により影響の出るカード
最終更新:2014年10月10日 13:10