《本能「イドの解放」》
ターン終了時まで、〔あなた〕が
キャラクターカードを
プレイし、コストを支払う場合、〔あなたのデッキの上のカードX枚〕をゲームから除外することで、Xコストを支払ったものとすることが出来る。但し、この効果では一度に2コストまでしか支払う事が出来ない。
スーパーエゴの抑圧から解放された、完全なる自由。
コメント
古明地 こいしの
スペルカード。
キャラクターカードのプレイに限り、デッキをそのままコストとして使うことが出来るようになるカード。
そもそもこのゲームはコストが使い捨てであることが一つの特徴であるが、その特徴を根本から覆すカードである。
カードゲームの法則である「ルールを破壊するカードは強い」の通り、使い方次第で絶大な効果を持つことになる。かつては様々な
ワンショットキルデッキに投入されて大暴れしていた。
基本的に、ライフコストやマナコストに比べデッキコストは「デッキが切れない限り全く痛くないコスト」であるので、普通に
ノードからコストを支払うより遥かに楽にコストを支払う事が可能となる。
だが、あまりにも効果が強力であったため、
エラッタが出され弱体化された。以前はこの効果で支払えるコストに上限がなかったが、2009/08/15のエラッタ以降、2コストが上限とされた。
これによりかつて存在した多くの
ワンショットなどが成立しなくなった。
しかしそれでも強力過ぎる効果だったため、2010/08/27に再度エラッタを掛けられて
必要ノードが高くなった。二度も大きなエラッタを掛けられたカードは少ない。このカードがいかに強力だったかが良く分かる。
そして2013/04/03、このノードコストからですら
藤原『滅罪寺院傷』を使うソリティアが結果を残したため、ついに三度目のエラッタを下された。コストの使い道が基本的には1ターンに1枚しか出せないキャラクターカード限定となり、その使い道が大きく制限されてしまった。三度目のエラッタは史上初。まさに、キング・オブ・ぶっ壊れカードであった。
- 「コストを支払う場合~支払ったものとすることができる」という効果であるため、このカードの効果を解決したターンであってもノードからコストを支払ってもいいし、ノードとデッキ両方をあわせてコストの支払いをしても良い。要するに、コストの支払い手段を増やす効果である。
- 支払う順番は「このカードの効果で払うコスト」→「ノードから払うコスト」の順。
- その強力な性能から、ワンターンキルやワンショットの温床となっていた。代表的なものは冥界一硬い盾とお月見、速攻を持った1ノードアタッカーを使ったワンターンキルなど。
- 2009/08/15のエラッタにより一度に2コストまでしか支払うことができなくなったため、上述のコンボは成り立たなくなった。
- 2010/08/27のエラッタによりノードコストが5/2となり、非常に重くなった。
- 2013/04/03のエラッタによりキャラクターカードのコストしか支払えなくなった。
- 現状、「一部のキャラクターをデッキの限りループさせられる」という効果になっている。例えば十六夜 咲夜/5弾なら、単体で出し入れをかなりの回数行える。現状でも除外領域を肥やすことに意味がある他、将来的に「キャラクターがプレイされて場に出た場合」が条件となる自動効果を持つカードが出現した場合など、このカードが活躍する可能性もまだ眠っていると言える。咲夜以外にも組み合わせ次第でループは発生するので、探してみるのもいいのではないだろうか。
公式QAより
- Q097.「No.365 イドの解放」が解決した後にカードをプレイする場合、必要ノードが不足している場合でも、デッキの上のカードをゲームから除外することでコストを支払い、カードをプレイすることは出来ますか?
- A097.いいえ、出来ません。必要ノードを満たしている必要があります。
- コメント
- 支払ったものとすることが出来るのは「コスト」であり「ノード」ではないため。
- Q113.「No.365 イドの解放」で、3コスト以上のコストを支払う場合、「No.365 イドの解放」の効果で1~2コスト分だけを支払い、残りのコストをノードから支払う事は出来ますか? (8/15~)
- A113.はい、出来ます。その場合、先に「No.365 イドの解放」で支払うコストを決定し、その後にノードから支払うコストを決定します。
- コメント
- 支払う手段を増やす効果であるため。ただし先に「イドの解放で支払うコスト」を決定し、その後「ノードから支払うコスト」を決定する。
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最終更新:2013年04月04日 22:35