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はっぴゃくきゅうじゅうはち
>
カントー
はっぴゃくきゅうじゅうはち
ポケモン20周年を記念して全種族について独断と偏見を交えて感想を書いた「
ななひゃくにじゅういち
」を25周年を記念して書き直したもの。
要は「ポケモントレーナーなら全てのポケモンについて語れる説を証明してみせましょう企画」です。
企画名『はっぴゃくきゅうじゅうはち』は初代アニメのED『ひゃくごじゅういち』のリスペクト。
当時は721だったからまだ語感がよかったけれど898だとちょっと響き悪いな!?
感想対象
全本編(それぞれ世代別に『赤・緑・青・ピカチュウ/金・銀・クリスタル/R・S・Em・FR・LG/D・P・Pt・HG・SS/B・W・B2・W2/X・Y・OR・AS/S・M・US・UM/Goピカ・Goブイ/剣・盾』と表記)
ポケモンGO(『ポケGO』と表記、またレイドバトルは「レイド」、フィールドリサーチは「リサーチ」、コミュニティ・デイは「コミュデイ」と表記)
外伝(それぞれ『スタジアム』『スタジアム2』『スタジアム金銀』『コロシアム』『XD』『バトレボ』と表記)
『ポケモン不思議のダンジョン(ポケダン)』シリーズ(『救助隊』『探検隊』『マグナゲート』『超』『救助隊DX』)
『ポケモンレンジャー』シリーズ(無印、『光の軌跡』)
『みんなのポケモンスクランブル』
『ポケモンスナップ』シリーズ(全て)
『ポケットモンスターカードゲーム』『ポケモンカードゲーム』(一部のみ)
アニメシリーズ(『無印』『XY』『XY&Z』『S&M』『新無印』中心)
映画シリーズ(全て)
『ポケットモンスターSPECIAL』シリーズ(第3章まで)
『スマッシュブラザーズ』シリーズ
その他(『ポケモンマスターズ』など)
元対戦民なので対戦の話多め。一部非公式ネタも含む。
前回書けなかった『ポケモンGO』の話も遂に。
非対象
『ポケモンパネポン』
『ポケモンピンボール』
『ポケモン不思議のダンジョン 冒険団』シリーズ
『ポケモンレンジャー バトナージ』
『ポケモンスクランブル』シリーズ(『みんなの~』以外)
『ポケモンピクロス』
『ポケモンユナイト』
ポケモン分類法
フォルムチェンジ、姿違いは
「変更できれば同一項目、不可逆のものは別項目」
としてあります。
例:ロトムのフォルムチェンジは同一項目、ロコン(原種)とロコン(アローラ)は別項目
ただしメガシンカとウルトラバーストは例外として別項目にしてあります。
また、姿違いかつ不可逆でも性能差が存在しない場合は同一項目にしてあります。
例:トリトドン、ビビヨン
目次
No.001~151 カントー
No.152~251 ジョウト
No.252~386 ホウエン
No.387~493 シンオウ
No.494~649 イッシュ
No.650~721 カロス
No.722~807&リージョンフォーム アローラ
No.808~898&リージョンフォーム GO&ガラル
No.001~151 カントー
No.001 フシギダネ
別に不思議がってはいない。
初代御三家の1匹。
図鑑番号堂々の1番。1番から複合タイプとは。しかも初期形態なのに。初期形態で複合タイプ持ちの御三家はこいつ以外にモクローしかいない。
というか初代はくさ単タイプがモンジャラしかいない。何でどいつもこいつもどくが入ってるんだ。
初代シナリオでは序盤2ジムに強く進化も早く、何より「はっぱカッター」が強力。だがこの技を覚えるまでPP管理が大変。なおFRLGでは急所率が下がった上に周りが弱点技を振るうようになり、初代より少し弱くなってしまった。
アニメではサトシの手持ちとして登場し、ピカチュウ以外では最も長く一緒に旅をした。勝気な性格が中々好きだった。ちなみにピカチュウ同様進化を拒んでいる。
No.002 フシギソウ
進化して蕾が出てきた。「蕾がいつか花開くように夢は叶うもの」とはサトシ談。
中間進化で基本的に目立たないはずだが、何故かスマブラXにてポケモントレーナーの手持ちとして登場したことがある。まさかの起用に度肝を抜いた。アニメ準拠ならフシギダネになるはずなのだが。だが実際は復帰力最低かつ火属性攻撃が弱点なので正直ゼニガメより弱い。何故復帰技をワイヤーフックにした。
SPで復活したときには火属性攻撃の弱点が削除された上にワイヤーフックもそこまで欠点ではなくなったことや、チェンジが楽になったことから格段に使い勝手がよくなった。メテオが強力。
No.003 フシギバナ
バーナバーナー!
立派で大きな花が咲きました。同時に体が2mになりました。でかすぎる。
進化レベルが他の2匹より4早いので逸早くお目にかかることになるはずなのだが、何故かポケスペではレッドが残り2匹よりも遅く進化させていた。鍛えていなかった理由は一体。
緑とLGの看板ポケモンなのだが、海外では緑版が存在していないので事実上仲間外れになってしまった……悲しみ。
対戦では伝統芸「やどりぎのタネ」「ねむりごな」「みがわり」を軸にじっくり戦い続ける持久戦のパイオニア的存在。BWで獲得しXYで本格解禁された特性「ようりょくそ」で機動力までも手に入れた。そして剣盾で「だいちのちから」「ウェザーボール」習得、さらにキョダイマックスの追加で晴れパのエース兼サポーターとしてダブルバトルでトップメタにまで上り詰めた。私のサーナイトのリボンマスターへの立役者だった。
ちなみにキョダイマックスはメガフシギバナと異なり、ツルの部分も肥大化している。これは固有くさ技「キョダイベンタツ」のためのものと考えられる。この技はくさタイプ以外が4ターンの間最大HPの1/6分のスリップダメージを受けるというもの。
スマブラではDX時代にモンスターボールから出たのだが、何故か当時覚えられない「じしん」を使っていた。くさ技を使うのに開発が間に合わなかったらしいが、これがもとで本編でもRS以降こいつが「じしん」を覚えられるようになったという逸話がある。
アニメでは『ミュウツーの逆襲』に出演し、フシギバナ・リザードン・カメックスの3体が揃うことになった。ちなみに『Evolution』では「エナジーボール」などオリジナル当時にはなかった技を使っている。
No.003 メガフシギバナ
メガシンカで草花が大きく成長し、自身の体までも成長したが、「あついしぼう」ってつまりそういうことなのかもしや。つまりぶくぶくと太って……これ以上はいけない!
だが対戦ではこの特性がかなり有効に活用され、弱点がひこう・エスパーの2つしかなくなってしまう。お得意の持久戦が更に強くなり、要塞として活躍できる。ただし回復アイテムを持てなくなるので一長一短。
No.004 ヒトカゲ
人影ではない。
初代御三家の1匹。
背中の火が消えると死んでしまうが、漫画で散々そのネタで弄られた。誕生日の蝋燭を消した瞬間にヒトカゲが死ぬとか不謹慎だけれど笑ってしまった。
初代シナリオではぶっちぎりの高難易度を誇る。逆立ちしてもカスミに勝てない。洞窟を乗り切るのに一苦労。「きりさく」を覚えてからが本番。タケシは実は相手がいわ技を使わないのでゴリ押せなくはない。
FRLGでは多少マシになったと思ったらタケシにも勝てなくなった。悲しみしかない。
剣盾で遺伝技に「つばさでうつ」が追加された。……その体のどこに翼がある?
アニメではサトシがトレーナーに捨てられたヒトカゲを雨から一生懸命守ったことで手持ちに加わった。だが元々他人のポケモンだったのが災いしたのか、進化した時に大変なことになった。
ポケGOではかつてピジョットより出現率が低いというレアさを誇っていたが、現在では改善されている。私もヒトカゲのためにわざわざ川の堤防まで行ったものだった。
No.005 リザード
進化して角が1本生えてきた。だが火が消えると死ぬのはそのまま。弱点丸出しでいいのか。
名前はトカゲの英名そのまま。進化形とは1文字あるかないかの違いしかない。この例は他に「ブーバー→ブーバーン」等がいる。
アニメではサトシが進化させた途端言うことを聞かなくなってしまった。元々他人のポケモンでサトシのトレーナーとしてのレベルが足りていなかったということなのだろうか。性格の変わりように物凄く驚いた。その後グランパキャニオンでプテラに怒り狂った末に進化する。恐ろしい闘争本能である。
No.006 リザードン
ウォォォォォン……!
立派で大きな翼が出てきました。だが初代では青版まで空気。何と「そらをとぶ」を覚えない。それ以外のひこう技も一切ない。あるのはでんき・こおり弱点(当時ほのおはこおりを半減できない!)といわ4倍だけ。お前のその翼は飾りか。ピカチュウ版で修正されてよかった。
赤版とFRの看板ポケモンなので人気が高いが、何故新しい公式イラストで火を吹かなくなったのか。あれが好きだったのに。
SM/USUMでは「そらをとぶ」の代わりにリザードンのポケモンライドを使用して各地を移動できる。ちなみにポケモンライドのうちこいつだけアローラ図鑑に存在しない。
対戦ではとくこうの方が高いが物理技をこれでもかというほど覚えるので物理で戦わせることも結構ある。またFRLGで獲得した「ねっぷう」がダブルで強力。そしてこのどちらもメガシンカに生かされることになる。剣盾ではメガシンカが廃止されたが、隠れ特性「サンパワー」を活用した超火力特殊アタッカーとして見出されている。
キョダイマックス可能。何と翼が消滅し、代わりに炎が翼の代わりをしている。固有ほのお技「キョダイゴクエン」はほのおタイプ以外が4ターンの間最大HPの1/6分のスリップダメージを受けるというもの。
ただ、XYでメガシンカを一般ポケモン中こいつだけ2形態与えられただけでなく、剣盾では初代御三家の他2系統を差し置いて単独でガラル図鑑に登場し、さらにチャンピオンの切り札に抜擢され、キョダイマックスという強化形態まで手に入れた。ポケマスでも「ポケモンに対するバディは主人公以外全員被らせない」という不文律を破ってレッドとダンデの2人がリザードンをバディにしている。なんか色々優遇されすぎてやいないか。一応キョダイマックスに関してはフシギバナ・カメックスにも与えられはしたが。
ポケダンでも救助隊から「ねっぷう」の有名な使い手で、特に救助隊で他のほのおタイプ主人公は事実上リザードンの劣化扱いを受けていた。『超』以降ほのおタイプなら誰でも覚えられるようになったため、改善されている。
スマブラにもXからプレイヤーキャラとして参戦し、恐ろしい威力の「いわくだき」をぶっ放すが、威力間違ってるんじゃなかろうか。なおSPではこの技は廃止された。
ポケナガでは恐らく唯一と言っていいほど冷遇されている。地形を飛行しながら移動でき、「かえんほうしゃ」を使えるのは強いが、移動可能マスが2しかない。一応ユキムラのベストリンクなのだが、別のポケモンを使わせた方が明らかに強い。
アニメではサトシの永遠の主力メンバー。あんなに強力な「ちきゅうなげ」を終ぞ見たことがない。固定ダメージのはずなのに。
とある名無し曰く「リザードンの立ち位置はデジモンでいうオメガモン」
No.006 メガリザードンX
リザードンの物理版メガシンカ。アネ゙デパミ゙ではない。既にYが発表されていたところに初代フィーチャーアニメ『ポケットモンスター THE ORIGIN』でサプライズ発表がなされ度肝を抜いた。リザードンの目に見えた優遇は実質ここから始まったと言っていい。
タイプからひこうが取れてドラゴンがつき、特性が「かたいツメ」になったことで豊富にある物理技が存分に生かせるようになった……のだが、こうげきは130とメガシンカにしては低めなので特性が反映されない「じしん」などはダメージが伸びにくい。
やろうと思えば特殊で戦えなくもないが、特性が死ぬので要注意。またじめん技が当たるようになったのでこれも注意したい。どちらかと言えばシングル=Xのイメージがついている。
スマブラForのリザードンはこちらにしかメガシンカしない。目一杯飛行能力を使っているが、お前ひこうタイプだったっけ? ちなみにポケマスのレッドもこちら。
No.006 メガリザードンY
リザードンの特殊版メガシンカ。公式サイトで最初に発表されたのはこちらの方。
こちらはタイプが変更されないが特性がまさかの「ひでり」に変わる。とくこうも上昇するのでそこからのほのお技は恐ろしい威力になる。
天候の影響が強いダブル・トリプルに向いたメガシンカと言え、ダブル=Yというイメージがついている。範囲攻撃「ねっぷう」を自力で覚えられるのもプラス。たまに外れるのが本当に惜しい。
No.007 ゼニガメ
実際の生き物にいるがそちらではない。
初代御三家の1匹。
亀にしてはかなり俊敏。小さいからか。しかも進化すると本編では更に速くなる。アニメでは明らかに鈍重だった様子だが。
初代シナリオは結構楽だがハナダ~タマムシ辺りがしんどい。野生でもトレーナー戦でもくさタイプに悩まされる上、カスミ・マチス・エリカと五分以下の戦いが続く。「れいとうビーム」を覚えさせられたら勝ち。
FRLGでは何と「かみつく」のあくタイプ化でナツメはおろかカスミにも喧嘩を売れるようになった。ぶっちぎりの使い勝手を誇る。
アニメではやんちゃ坊主だったがサトシ達のお蔭で消防団の団長になった……はずが、何故かサトシについてきた。しかも初期形態のまま「ハイドロポンプ」まで覚えた……のはいいが、甲羅を回転させてスクリューのように噴射していた。それ相手にちゃんと当たるのか?
スマブラではXとSPでポケモントレーナーの手持ちとして登場。アニメ同様の機敏な動きで攻めるが、軽いため吹っ飛ばされやすい。
No.008 カメール
進化してふさふさの耳と尻尾になった。これが長寿の証らしい。亀は万年ということなのだろうか。
アニメではオレンジ諸島の消防団におり、サトシのゼニガメと張り合っていたがその後町のピンチを協力して救っていた。進化後とまともに張り合える進化前というのも中々珍しいものである。というかサトシのポケモンはトレーナーに似て闘争心が強い子が多い。その消防団曰く「カメックスは威力十分だが動きが鈍い、ゼニガメは俊敏だが威力が弱い、そのいいとこどりがカメールである」とのこと。実際の中間進化もこうだったらよかったのに。
No.009 カメックス
ガメェー!
立派なキャノン砲台が2門つきました。ただし技は口から出る。バトレボでは専用モーションとして砲台から水が出ていたというのに。
青版の看板ポケモンで、海外では緑版が青版になっているので海外人気の方が高い。
初期の公式イラストでは正面を向いていたのに、新公式イラストではなぜか背中を向けている。甲羅を自慢したいのだろうか。「こうらポケモン」だからか。
シナリオでは有利な反面対戦では今一つパッとしない。分かりやすい耐久型ステータスなのだがみず単タイプしかなく、そのみずタイプはライバルが異常に多い。優位点としては最速で「しおふき」が使えること。それまでメガシンカ以外パッとしなかったが、剣盾で遂に「からをやぶる」を習得し、さらにキョダイマックスも手に入れた。アタッカーとしても十分強いがサポートをやらせてもよく、漸く初代御三家最終形態の名に恥じない活躍ができるようになった。
そのキョダイマックスは常に相手に背中を向けるようになるが、これは固有みず技「キョダイホウゲキ」を背中の甲羅から繰り出すため。まさか公式イラストが伏線だったとは。この技はみずタイプ以外が4ターンの間最大HPの1/6分のスリップダメージを受けるというもの。
BW2のPWTにおいてレッドが繰り出すカメックスは「こだわりスカーフ」を持ち先制で「しおふき」を決めてくる。ダブル・トリプルバトルで挑むときは要注意ポケモンの1体。
スマブラではDXにおいてモンスターボールから出て「ハイドロポンプ」を撃ってくる。こちらはちゃんと砲台から撃っているようだ。しかしノックバックが大きくいつの間にかステージから消えていることも多い。
アニメでは『ミュウツーの逆襲』でフシギバナ共々出演していたが、NNが「クスクス」である。何故その名前に。
No.009 メガカメックス
キャノン砲台がメガシンカで更に増えました。ただし技は口から出る。いや、せっかく背中に大きなやつが1つ増えたのに何故使わない。
特性は「メガランチャー」になったが、名前こそカッコいいがこの特性は「はどう技の威力を1.5倍にする」というもので、従って威力60の「みずのはどう」が威力90になる。……威力だけ見れば「なみのり」と一緒なんですがそれは。他のはどう技は軒並み威力80くらいなのにあまりにも不憫。他のはどう技も覚えられるようにはなっているので、特性を持て余すことはない。
トリプルバトルでは強力なポケモンだったという。カイオーガを除けばこいつが最も速い「しおふき」使いだということのようだ。
No.010 キャタピー
初代の所謂序盤虫その1。ビードルとは準対関係。緑・金で出やすく赤・銀では出にくい。
鳴き声が最終進化と紛らわしいが、XYで多少修正された。
初代ではヒトカゲを選ぶ場合、レベルでゴリ押しするのでもなければニビジムはこいつを育ててバタフリーにしてから挑戦するのが無難。だが赤ではかなり出にくい。私も探すのに相当苦労した。そこからレベルを上げるとなるともう。
基本的に弱いので特にこれといって対戦でどうこうできるわけではないが、Ptで自力技に「むしくい」が追加されたことでタイプ一致の攻撃が漸くできるようになった。ただしレベル15が必要で、バタフリーになるのがレベル16になってしまう。
この「むしくい」のせいでポケダンでは空の探検隊以降バッグの中身を食い荒らす害虫に昇格してしまった。
アニメではサトシが初めて自力でゲットしたポケモンであり、初めて進化を経験したポケモンでもある。
No.011 トランセル
蛹なのでじっと耐えることしかできない。野生で捕まえて育てようとしても野生のものは「かたくなる」しかできないので経験値の足しにした方が身のため。かつてスタジアム2で飛んでくる岩を「かたくなる」で耐えるゲームがあった。
だが青版までキャタピーから進化させると「かたくなる」を覚えなかった。だからと言って何かあるわけでもないのだが。
ポケダン救助隊では依頼主としてキャタピー共々やってくるが、それが影響してこいつは歩行可能、逆にそれ以外の蛹はリーダー時以外歩行不能。いや蛹でこいつだけ動かれてもそれはそれで違和感なのだが。ちなみに探検隊でも同じという…… 流石にDXでは修正されたが。
アニメではサトシのトランセルが「イヤンセル」と喋ったことで有名。ちなみに一度サトシがトランセルを見捨ててしまい、トランセルに許しを乞うたときの返答の台詞。まさかそれがポケスナでも採用されるとは。
No.012 バタフリー
モルフォンと入れ替わったのではないか説が絶えないポケモン。確かにモルフォチョウって蛾ではないはずだけれども、じゃあバタフリーって一体何者なのだと。
鳴き声がキャタピーと紛らわしいがXYで若干修正された。
対戦では「ふくがん」からの「ねむりごな」で頑張ってきたが、XYでビビヨンが出てしまい一気に役目を失ってしまった。ところが剣盾でビビヨンが出場できなくなり、バタフリーはキョダイマックス追加、さらに強力なキョダイマックス技の実装で大幅に強化された。何とか救われたと言ってよいだろう。
アニメではサトシが初めて別れを経験したポケモン。その話が「バイバイバタフリー」。『キミにきめた!』でも同様の台詞がある。理由はピンクの♀バタフリーに惚れて彼女と一緒に行きたいからというもの。そのピンクのバタフリーが後に色合いは違えど「色違い」として出てくるとは。
No.013 ビードル
イギリスのバンドではない。
初代の所謂序盤虫その2。キャタピーとは準対関係。赤・銀で出やすく緑・金では出にくい。
初代/FRLGのトキワのもりでこいつからどくをもらうとトキワシティに戻るまでに大体力尽きてしまう。「どくけし」はこまめに使っておきたい。
タケシ戦への対抗策になるかというと、むし技を覚えるのが少し高レベルなので微妙なところ。一応カスミ対策にはなるかもしれない。
何故かピカチュウ版には出てこない。アニメでスピアーが大量に襲い掛かったせいなのだろうか。
ちなみにこいつは数少ない「ノーマルタイプの技を覚えない」ポケモンでもある。「どくばり」がどくタイプ、「いとをはく」「むしくい」がむしタイプ、「エレキネット」がでんきタイプである。
No.014 コクーン
蛹なのでじっと耐えることしかできない。野生で捕まえて育てようとしても「かたくなる」しかできないので野生のものは経験値の足しにした方が身のため。かつてスタジアム2で飛んでくる岩を「かたくなる」で耐えるゲームがあった。
だがピカチュウ版までビードルから進化させた個体は「かたくなる」を覚えられなかった。何故だ。対になるトランセルはピカチュウ版で覚えられるようになったのに。やっぱり出現しないのが大きかったのかもしれない。
ちなみにポケダンでは探検隊までリーダー以外で動くことができない。その場にじーっとしているだけである。そこはかとなくシュール。
No.015 スピアー
英名がBeedrillで「ビードリル」と発音するらしいが、「ドリル」の部分が速過ぎてビードルと紛らわしい。一方のビードルはWeedleで発音が「ウィードル」らしい。なんなんだ。
初代では事実上唯一むしタイプとして機能するポケモン。「ダブルニードル」と「ミサイルばり」をどちらもタイプ一致で使える。だが、すばやさが微妙過ぎてあまり役に立たない上にどくタイプでもあるのでエスパーに弱点を突かれる。駄目じゃん。かつて私も育てたことがあるが、スリープを倒せるかどうかという程度だった。それなら不一致でも「ミサイルばり」が使えるサンダースの方が弱点も突かれないのでマシというもの。
対戦でも案の定埋もれ過ぎており、長らく日の目を見なかったが、ORASでまさかのメガシンカ獲得で一気に強化された。剣盾ではメガシンカが廃止されたが、スピアー自身も剣盾では出てこないのでどっこいどっこいといったところ。
ポケダンでは一転登場時からトラウマメーカーだったりする。遠距離からの「ミサイルばり」、近距離からの「みだれづき」で文字通り蜂の巣にしてくる。やめてくれ。
アニメでこいつが出て来る時は大体大群で襲いかかるフラグである。1回だけサトシが捕まえたが、ナナコに譲り渡した。
No.015 メガスピアー
序盤虫のスピアーがまさかのメガシンカ、かつ能力を大幅に弄られて文字通りの特攻隊に変化した。種族値強化がすばやさとこうげきにありったけ回され、それでも足りないとばかりにとくこうが何と15まで下げられた。魔改造にも程がある。
特性は「てきおうりょく」に変化し、「ミサイルばり」が全部当たればタイプ一致込みで威力250の連続攻撃という意味の分からない火力になる。それ以外の技も軒並み強化されるが、耐久が一切上がっていないせいで一発でも貰えば致命傷。何だこのスペランカーは。
とはいえそれなりにでも戦えるようになっただけマシというもの。惜しむらくはこれがメガシンカだということか。普通にこの形態になって欲しかった。
No.016 ポッポ
初代の所謂序盤鳥その1。
初代では「かぜおこし」がノーマル技なのと「つばさでうつ」の威力が35しかないせいでひこう要素が事実上「そらをとぶ」しかないという事態に。正直使いにくい。その癖相手にすると「すなかけ」で技が全然当たらなくなる。勘弁してくれ。
金銀以降「かぜおこし」「つばさでうつ」がまともな威力になりシナリオ用として活躍可能になった。
ポケダンでは救助隊で序盤ポケモンとして登場し、その後遠吠えの森でレアポケモンとして登場した。……なぜこいつがレア?
ポケGOでも最初こそうじゃうじゃいたが、第4世代実装くらいから数を減らし始め、現在では天候ブーストでもない限り滅多に見かけなくなってしまった。トレーナーレベルを上げるためにポッポをたくさん掻き集めて「しあわせタマゴ」を発動させた後一斉に進化させる「ポッポマラソン」なるテクニックもあった。
No.017 ピジョン
ビジョンではない。
名前が鳩の英名そのまんまである。英語ではPidgeottoで発音が「ピジオートォ」みたいになる。ピジョットと紛らわしい。
赤緑のグラフィックがとても凛々しくて好き。最近のグラフィックは結構せわしなく羽ばたいているように見える……
アニメでサトシがトキワのもりでポッポでなくピジョンの方を捕まえたことから、ピカチュウ版でピジョンが超低確率で出現するようになった。超低確率の進化レベル未満進化形のある種元祖と言える。
No.018 ピジョット
英語ではPidgeotで「ピジャット」になる。ピジョンが「ピジオートォ」、ピジョットが「ピジャット」。なんなんだこの紛らわしさは。
最終進化で頼もしいフォルムになった。能力バランスが取れているので安定感はある方。私もカントーやジョウトでお世話になった。
だが対戦では徐々に周りが強くなって行き肩身が狭くなるように…… ところが何とXYではすばやさが10上昇し、更にOARSではメガシンカも手に入れた。
初代/FRLGではライバルの1番手として、金銀/HGSSではグリーンの切り札ポジションとして登場したのも印象深い。特にHGSSは周りが「トリックルーム」で固められている中健気に戦っていた。拘りと愛を感じる。ポケマスでもグリーンのバディーに選ばれている。
アニメではサトシがピジョンから進化した直後「後で会いに来る」と言って本来の住処であるトキワのもりに置いて行った。果たして「後」とはいつのことなのだろう?
No.018 メガピジョット
ピジョットがまさかのメガシンカで一気に前線に躍り出始めた。元々物理でも特殊でも戦えたがとくこうの急上昇で特殊一本での運用が可能になった……というかそれしかできない感がある。
特性がまさかの「ノーガード」で「ぼうふう」が必中という破格の性能になる。……まではよかったが、「ぼうふう」以外の特殊技が殆どなく、「ねっぷう」「こごえるかぜ」「めざめるパワー」くらいしかめぼしいものがない。そしてターン稼ぎ用の「まもる」と保険用の「オウムがえし」以外の技選択肢がほぼない。戦術の幅が一気に狭まり読まれやすくなってしまった。しかも「ノーガード」のせいで「かみなり」「ふぶき」「ストーンエッジ」を避けることができない。まともに戦えるメガシンカなだけマシなのだろうか。
SM・USUMではグリーンが使ってくる。バトルツリーのメガピジョットは初手からおいかぜを展開してくる厄介な相手。グリーンがダブルにしか登場しないため対策必須。
No.019 コラッタ
「ねずみポケモン」だがピカチュウと異なり普通のドブネズミがモチーフ。むしろピカチュウは鼠なのだろうか?
所謂序盤ノーマルだが、生息域は物凄く広い。草むらのみならず洞窟や建物内、果ては下水道の中にまでいる。
弱いと思いきや「でんこうせっか」で削ったり「ひっさつまえば」で火力を見せたり「いかりのまえば」でごっそり体力を持って行ったりと、中々のやり手。
元々「ひっさつまえば」「いかりのまえば」はこの系列の固有技だった。
ちなみに初代ではおつきみやまに「みずでっぽう」のマシンがあり、こいつに覚えさせておくと面倒なイシツブテを倒せるので特にヒトカゲを選んだプレイヤーには重宝される。実際私もやった。
HGSSではとある理由で「たんパンこぞうのゴロウ」に電話をかけることがよくあった。その時の台詞が「オレのコラッタはそんじょそこらのコラッタとはコラッタがちがうからな コラッタいちのコラッタなんだよ」。コラッタがだんだんゲシュタルト崩壊してくる。
ポケGOでは初期から現在に至るまでわんさか沸いている。なまじ距離が近いものだからボールが真ん中に当てづらい。これで逃げられたらもう。
No.020 ラッタ
進化したらよりドブネズミっぽくなった。意外と愛嬌がある。進化で名前が縮むケースは珍しい。
コラッタよりは生息域が広くないが、それでも結構出て来る。
クリア前にこいつの系列が出ない本編でシナリオクリア後に行ける場所でポケモンを探していてこいつを見つけると、何とも言えない気分になる。「他の作品から送ればすぐ手に入るのに高レベルのラッタをわざわざ欲しいと思うかどうか」。微妙なところである。ただそういう種族に限って図鑑埋めを後回しにしがちなのも事実。
対戦での実力は存外高く、そこそこ高いすばさや・こうげきから「こんじょう」+「からげんき」や「がむしゃら」+「でんこうせっか」、更に「でんじは」「ちょうはつ」「カウンター」なども覚える。山椒は小粒でもぴりりと辛いとはよく言ったものである。
No.021 オニスズメ
初代の所謂序盤鳥その2。
普通に進めていると入手が遅れがちだが、道路をちょっと脇に逸れれば大体そこに出て来る。特に初代ではポッポがろくなひこう技を覚えてくれないので、「つつく」が初期技にあるこちらを選ぶと効率が良い。22ばんどうろに行けばよいがライバルに注意。
図鑑には「オウムがえし」に注意せよとあり、実際この技を早い段階で覚えるが、実は固有技でも何でもなくポッポ系列も高レベルながら覚える。初代からこんな扱い……
ポケモンコマスターではかつて最強のポケモンとして君臨していた。異常に高い機動力でゴールに一気に辿り着けるという。が、後に全部デオキシスに喰われてしまったらしい。
アニメでは1話でサトシとピカチュウに大群で襲いかかったが、手負いのピカチュウに一網打尽にされた。これがきっかけで2匹が仲良くなったのである意味功労者である。
No.022 オニドリル
進化して嘴が鋭くなった。代名詞ともいえる「ドリルくちばし」は初代から続くこいつの主力技。威力命中共に安定し使い勝手は抜群だった。だがあくまで初代シナリオではの話。
初代時点で同タイプのドードリオにすばやさで並ばれこうげきで上回られ、技もあちらの方が使い勝手が良いという有様。しかもDP以降周りの火力がどんどん上昇する中でこいつは「ドリルくちばし」以上の威力のひこう技を新たに与えられていない。分かりやすい不遇のポケモン。
BWで特性「スナイパー」とじめん技「ドリルライナー」をもらったが、違う、そうじゃない。そうじゃないんだ。しかも特性「スナイパー」は次の世代で弱体化した上に第7世代でドードリオが「すばやさ10上昇」「じめん技『じだんだ』獲得」でオニドリルの完全上位互換になってしまった。不遇にも程がある。
その昔「ポケモンスタンプ」の企画で「ネコにこばん」を覚えたオニドリルなるものが配布されたことがあり、ある意味貴重な個体である。なお初代限定であり、VCでも復活しなかったため、現行データで使用することはできない。もう1匹のギャロップは剣盾に登場してわざマシンで覚えられるようになったのに。ここでも不遇。
Newポケスナにも未登場。ドードリオは登場しているのに。やっぱり不遇。
No.023 アーボ
♪ドッドッドガースドドッガドッ♪ \シャー!/
英語の「ボア」を逆さにするとboa→abo、アーボのできあがり。ちなみに英名Ekansもsnakeを逆さにしたもの。
元々サンドと対になっていたポケモン。
元祖五十音順で最初に来るポケモンだったが、現在はアーケオスにその地位を譲っている。
ゲーム上では初代の「まきつく」連打以外そこまで目立っていなかったが、RSで「いかく」「だっぴ」を獲得し厄介な手合いになった。
そして時は流れXY、そこにいたのは群れを成して登場するアーボの姿があった。特性「いかく」連打に加え「かみつく」「どくばり」「へびにらみ」「いやなおと」でこちらの戦力を大幅に削いでくるとんでもない集団であった。油断していると高レベルでも1ターンも動けずに死ぬ。こいつのみならず進化後もこれなので恐ろしいことこの上ない。進化後共々群れの出現率が低いのが唯一最大の救いか。
初代ムサシの手持ち。『ポケモン音頭』では合いの手担当。
No.024 アーボック
英語の「コブラ」を逆さにするとcobra→arboc、アーボックのできあがり。コブラって誰なのかって?それは紛れもなくヤツさ。
元々サンドパンと対になっていたポケモン。
お腹の模様が地域によって微妙に異なるというが、能力面には何も影響しない。
初代ではどく技を2つしか覚えず、しかも最終技が威力たった40の「ようかいえき」。ふざけてるのかと。まともになったと言えるのはDPからである。
対戦では地味そのものだが特性「だっぴ」「いかく」が強く、技も「へびにらみ」「すりかえ」「ふいうち」「とぐろをまく」など光るものがある。うまく使いこなせればそれなりに戦えるだろう。
元々「へびにらみ」が系統固有技だった。当初は命中率が低かったが現在では何と100になっており、じめんタイプに効かない「でんじは」の完全上位互換にまでなった。
進化前に同じく初代ムサシの手持ち。
だがアニメよりポケスペでの活躍が印象に残りやすい。まずポケモンタワーにてキョウのアーボックがお腹の真ん中で真っ二つにされる。とんでもなくグロテスクだが実は生命力が強い個体であり、その後復活してキクコのアーボックと戦った。そしてキクコのアーボックも模様を変えることで能力が変わるという特殊能力を持っている。何だこの能力者共の戦いは。
No.025 ピカチュウ
ピカ、ピカチュウ! ピカピー、ピカピカピッカァ! ピーカ、ピカピカ? ピッカァ!ピカチュウ! チャァァァァァァ……zzz ピッ! ピカ! ピカー! ピーカー? ピッカッチュウ! ピーーーカーーーー!チュウウウウウウウウウウウウウウウ!!!! ピーカーピカァ!
ポケモンを知らない人でもこいつだけは知っている、知っている人は言わずもがな、ポケモンの看板と言うべき存在。ポケモンと言えばピカチュウと言い切れるほどの絶大な知名度と人気を誇る。他のキャラクターならまだしも、こいつがいなくなったらポケモンは終わってしまう。
……のだが、最近ではイーブイをはじめ他のポケモンにもスポットが当たり、世の中に少しずつ進出してきている。ライバルの活躍にピカチュウの心中はいかがなものか。
「ねずみポケモン」なのだがラッタやサンドと異なり「チュウ」という鳴き声以外鼠要素があまり見当たらない。それもそのはず、モチーフは厳密に言えばリスらしい。元々ハムスターだと思われていたが、読売新聞によるインタビュー『ピカチュウ誕生秘話』でデザイナーにしだあつこ女史からリスだと明かされた。初期の体型は丸かったが、これは元々大福をモチーフに入れていたせいだという。時代が下るにつれてどんどんスリムに三頭身っぽくなってきているが、アニメで躍動した結果か、スマブラで鍛えた結果か。
ちなみにサトシのピカチュウに電気鼠と言うと怒られる。可愛い。
後付け進化形の元祖となったポケモンでもある。「ピカチュウはすでにしんかしたポケモンである!」とはウツギ博士の談。
元々が進化前なので本来対人戦に耐えうる能力ではないのだが、あまりの人気にあやかったのか金銀から専用アイテム「でんきだま」が登場した。とくこうを2倍にし、DPからはこうげきまでも2倍にするという化け物性能を誇る。ちなみに拘り系アイテムを持たせたライチュウとほぼ同じ火力になる。だが耐久はお察しの通り……
系統固有技に「ボルテッカー」があるが、覚えられる条件は「預けるとピチューを産む組み合わせのうちどちらかに『でんきだま』を持たせた状態で預けると生まれたピチューが覚えている」という難儀なもの。剣盾から登場した横遺伝も不可能という特別な中の特別な技。これを覚えてしまった一時期のサトシのピカチュウはやはり只者ではない。
時々「なみのり」や「そらをとぶ」を覚えたピカチュウが配布されることがある。「なみのり」は初登場時『スタジアム』でピカチュウを入れた状態でトーナメントを制覇するという苦行どころか拷問に近い習得方法だった。何せアイテムも持たせられないのでピカチュウは火力も耐久もなく、実質2匹で戦わなければいけないのだから。が、昔は結構な冷遇ぶりで、初代金銀とRS以降ではデータが断絶しているため送れず、RS以降も「秘伝技を覚えているポケモンは連れて行けない」の法則から次世代に送れず、問題なく次世代に送れるはずのBW/BW2では配布すらされなかった。XY以降『ポケモンバンク』に問題なく預けられるようになり、USUMでは「なみのり」を覚えたピカチュウがゲーム内で手に入るようになり、更には剣盾で遂に全てのピカチュウが「なみのり」を覚えられるようになった。初登場から優に20年は経過している。なお「そらをとぶ」は……
Goピカでは「なみのり」にあたる技として「ざぶざぶサーフ」、「そらをとぶ」にあたる技として「ふわふわフォール」が用意され、相棒ピカチュウのみが覚えられるようになっている。この他「でんこうせっか」のでんき版「バチバチアクセル」や「おんがえし」のでんき版「ピカピカサンダー」なる固有技もある。
だがこれだけ人気なのにゲーム中で「ピカチュウにんぎょう」なるものは作られていない。あくまでアイドルはピッピということらしい。もようがえ用の「ピカチュウドール」はあるし、ぬいぐるみなら現実世界にこれでもかと言うほどあるからいいのだが。ただ、ゲーム内でもピカチュウの人気にあやかって姿を似せたポケモンが出てきたし、もしかしたらそのうち……?
野生種はそこまで多くない。昔はカントーのむじんはつでんしょにわんさかいたが、有人の発電所になったため駆逐されてしまった。サファリゾーンなどの被管理施設以外で野生種として生息しているのは現状カントー・カロス・アローラ(進化前)・ガラルのみで、いずれも出現率は高いとは言えない。ただし、Em以降1匹見つけられれば特性「せいでんき」で次から次へと出てくる。
しかもイッシュには生息どころか夢世界にすら出てこない。そのせいで実はBW/BW2通してこいつの隠れ特性はかつて配信されたイベントでのみ手に入るという鬼畜を通り越して不公平なものになってしまった。しかも「でんきだま」も同じという。あまりに鬼畜過ぎるのでかつてイベントで手に入れたものを個人で配布した覚えがある。
というよりBW/BW2期は他の時期と比べてかなり稀なほどにピカチュウの存在感が薄い。ゲーム上で姿を少しだけ見かけることがある程度。ある種ピカチュウ頼みから脱却したかったようにも映る。その反動からかXY以降は大プッシュしており、ORASで遂にはコスプレまでし始めた。剣盾では何とキョダイマックスまで手に入れたが、その姿はどこか懐かしい丸々としたフォルムになっている。固有でんき技「キョダイバンライ」の全体まひは討伐の際に非常に厄介。何せじめんタイプであっても味方がこの技を食らえばまひしてしまうため。まひにならないのはでんきタイプ。
剣盾のマックスレイドバトルにおいては外れ寄りの当たり。技構成は「10まんボルト」「エレキネット」「アイアンテール」「でんこうせっか」と新無印時のサトシのピカチュウと同じ技構成だが、いかんせん進化前なので火力も耐久も低い。一応持ち物は「でんきだま」ではなく「きあいのタスキ」なので1発は耐えるが。繰り出してくるトレーナーの名前「イクエ」はピカチュウの中の人大谷育江氏だと考えられている。
ポケGOでは最初のポケモンを選ぶ際に、最初はフシギダネ・ヒトカゲ・ゼニガメしかいないが、少し歩くとピカチュウが後から現れて、ゲットできるようになる。ちなみに私はそれを利用して最初のポケモンをピカチュウにした。
アニメでは御存知サトシの最初のポケモンにして最高の相棒。てくてくとサトシの隣を歩き時には肩や頭に乗っかる姿は最早お馴染み。ある地方のポケモンを別地方に連れて行かないのがサトシの暗黙のルールだがピカチュウのみ例外にしている。こいつの大好物はケチャップで、シナリオ上急遽挿入された設定だったらしいにも関わらずその後も使われ、遂には2016年にケチャップメーカーとコラボするにまで至った。『ピカチュウのうた』にも大量に登場。何が活かされるか分からないものである。
サトシのピカチュウの決め技は今も昔も「10まんボルト」。というかピカチュウと言えば「10まんボルト」、「10まんボルト」と言えばピカチュウ。一時期「かみなり」や「ボルテッカー」を覚えており、決め技がそっちだった時期があったのだが……新たに覚えたのが繋ぎにしか使えない「エレキボール」って一体どういうことだってばよ。さすがに実用面で問題だったのか「エレキネット」に変更されたが、これ自力技じゃなくない?
このアニメの影響が絶大で、ピカチュウが一躍看板ポケモンになった他、ピカチュウ版が発売された。ピカチュウがアニメ同様に喋り、しかも連れ歩ける、更に自力技に当時誰も自力で覚えなかった「10まんボルト」が追加されるなど、できる限りアニメを再現している拘りようだが、ピカチュウが進化しない所まで再現した上にAIが本気なので実は初代でも最高難易度。にしても当時の技術でよくこれだけの作品が作れたものだ。ただただ感服するばかり。
これのみならず同時期にピカチュウと一緒に歩ける万歩計「ポケットピカチュウ」まで登場、更に金銀でも初代主人公がモデルとなったレッドが先鋒としてまさかのピカチュウを起用している。HGSSでは更に「でんきだま」まで持たせていて、なめてかかると物凄いダメージを食らってしまう。更にXYからゲーム上の鳴き声までもがサトシのピカチュウと全く同じになった。恐るべしピカチュウ。
そして先に挙げたGoピカで初代のうちピカチュウ版のみが単独でリメイクされた。そして相棒ピカチュウという新たな個体も獲得し、着せ替えができる他幾つかの固有技を獲得している。CMにはあのサトシまで起用されている。
スマブラには毎度毎度皆勤賞。素早く手数で勝負するスピードタイプのキャラ。私の持ちキャラでもある。
ポケダンでも当然全シリーズで主人公候補の1匹。実は救助隊はピカチュウを主人公としてシナリオが組まれていたらしく、特性「ひらいしん」が「フロア中のでんき技吸収+無効化」という鬼畜仕様だったのはそのせいだとのこと。
またこの度姿に似合わずニヒルな声の『名探偵ピカチュウ』が誕生した。渋い。のろい。頼もしい。でもどこか可愛い。遂にはハリウッドデビューも果たした。
よく間違えられるし実際初代ではアニメですら誤解していたが、「でんげき」という技は本編ゲーム上に存在しない。だがスマブラには多分に間違えられた名残からか未だに残っている。
そしてこいつはライチュウに進化する。するのだが、いかんせんピカチュウの人気が凄まじいせいで進化させる人は現実世界でもゲーム世界でも少ないらしい……可哀想に。
No.026 ライチュウ
かわいいかわいいピカチュウが進化して更に可愛くなった。なったよね?なったと言ってよ!ほっぺたをぷにぷにしたいくらい可愛いじゃないか!
ピカチュウがアニメの主役になって以降爆発的に人気になった反動で、ライチュウの知名度がどんどん低くなってしまった。しかもアニメではヒール役としての出番が多かった。初期形態ピチューは映画などで活躍しているのに。
ピカチュウ版では最初にもらえるピカチュウは自ROMで「進化できない」。石を当てようとすると拒否する。もちろん別ROMに送れば進化はできるが二度と後ろをついてこなくなる。そしてGoピカではどう頑張っても進化できない相棒ピカチュウなるものまで出てしまった。ポケGOでもコミュデイで特別な技を最終形態で唯一もらえなかった(進化前ピカチュウのみ「なみのり」を覚える)という可哀想な仕様に。いくら何でも冷遇が過ぎやしないか。
だが全く目立っていないわけではなく、特にアニメではサトシに2度もピカチュウの進化を迫らせたほど。サトシとピカチュウにとってはある意味最大最強の壁である。なお、新無印でサトシと共にリサーチフェローとなったゴウがピカチュウをゲットした直後にライチュウに進化しており、しかも出番もそれなりにあるため、歴代でも優遇されている。
対戦では第4世代まで「アンコール」と「ボルテッカー」以外あまり目立たなかったが、BWで隠れ特性「ひらいしん」を手に入れ、更にXYでまさかのすばやさ種族値上昇で110となり、あのガブリアスに先手を取れるまでになった。強力なでんきタイプが対戦環境にいればいるほど特性が活かされる場面が多く、特にダブルバトルでは優秀なサポート役としてメジャーポケモンの一角に君臨している。お前さん本当に成長したよ。
ちなみに初代の開発段階ではここから更に進化する(ゴロチュウという名前がついていた)予定だったらしい。
No.027 サンド
二度あることはサンドあるやつではない。またサンドイッチのことでもない。砂の方のサンドである。
元々アーボと対になっていたポケモン。
黄色くて丸いネズミなので、遠くから見ると結構ピカチュウと似ているが、耳や模様が全然違う。模様であみだくじができそう、というかそういうネタがかつての漫画にあった。
かつて『スタジアム2』でサンドの穴掘り競争ゲームがあった。このゲームの必勝法は「コントローラーを縦に置いてLRを上から叩く」である。
RSで「すながくれ」を獲得したことから、111番道路に出て来るサンドは野生の癖にひょいひょい避けてくる。避けた先に「どくばり」をぶつけられて「どく」にまでなったらもう最悪。
アニメではサンド1匹だけで100連勝を達成したというスーパー少年アキラが出ていたが、これをリスペクトしたのかピカチュウ版には恐ろしく強いサンドを連れているトレーナーが9ばんどうろに出てくる。アニメに倣って「じわれ」まで使ってくる。やめてくれ。
第7世代から登場したアローラ種とは弱点を突き合う関係にある。これは進化形も同じ。
砂に紛れて生息するため、砂丘のある鳥取県のキャンペーンポケモンとしてアローラ種共々起用されている。
Newポケスナでは案の定というべきか砂漠や荒野に出現。坂道を勢いよく転がるので撮影が難しい。しかもそれがとあるリクエストのトリガーだとは。
No.028 サンドパン
朝昼夜に3度もパンを食べているわけでも、サンドイッチ用のパンが好きなわけでもない。
元々アーボックと対になっていたポケモン。
進化して背中にトゲトゲが出てきたが、これを活かした技は「どくばり」くらいしかない。「ミサイルばり」とか覚えてもいいようなものだが。のみならず金銀まで一致技を自力で覚えなかった。シナリオでの使い勝手悪すぎやしないか。「あなをほる」のマシンを使えと?
昔からライバルが多くて埋もれがちだったが、金銀で登場した「すなあらし」と縁が深く、金銀では「どくどく」とのコンボが成立し、RSで「すながくれ」を、更にはBWで「すなかき」を獲得した。特に「すなかき」はじめん単タイプで唯一で、ドリュウズとは弱点が異なる。特に「すなかき」からの「いかりのまえば」は他にできない芸当だが、剣盾では過去作限定に押し込まれてしまい、個性の1つが失われた。
第7世代から登場したアローラ種とは弱点を突き合う関係にある。これは進化前も同じ。
ピカブイでの移動の仕方がトゲボールみたいで見ていてとても和む。その状態で30秒間サンドパンがくるくるし続けた動画を撮ったことがある。
No.029 ニドラン♀
初代から♂♀の区別があった種族の♀。赤緑/FRLGではバージョンや場所によって♂♀どちらが出やすいかがややこしい。
青版まで最終技が何故か「にどげり」だった。ニドランだからなのか。
進化すると何故か繁殖能力が失われてしまうので孵化したい場合うっかり進化させると大変なことになる。ニドラン♂とメタモンを預けてもいいのだが、「あまえる」などの♀固有の遺伝技はその状態では覚えられないのが難点。
なお、かつてPDWで隠れ特性「はりきり」かつ「ふいうち」を覚えたニドラン♀がここ限定で手に入った。ニドラン♂は遺伝で覚えるが、ニドラン♀は剣盾に至るまでこの技を覚えないため完全なる限定技。PDW限定ものでしかも技まで限定のケースはこいつが初となる。
No.030 ニドリーナ
進化すると何故か繁殖能力が失われてしまう。一体何があったのか。その昔の非公式本に繁殖能力が失われる旨が書いてあったのを見たことはあるが。
アニメでこいつが出る場合大体仲睦まじい様子だが、既に子供がいるのかそれとも。
なお初代から超音波を出す設定があるが、技「ちょうおんぱ」は遺伝でしか覚えない、つまり初代では覚えない。どうなっているんだ。
No.031 ニドクイン
最終進化で二足歩行になった。ニドキング共々どく・じめん複合という珍しい存在。
ニドキングと異なりこちらは耐久が高い……はずが、XY以降こうげきの方が高くなった。
ニドキングほどではないが技は豊富で、持久戦もトラップ設置も果ては攻撃もこなせる万能戦士。隠れ特性「ちからずく」があれば火力が予想外に高い。公式大会優勝の実績もある。
なお「ちからずく」で「ふいうち」を覚えている個体はPDWでしか手に入らない貴重品である。持っていたら忘れさせないように。
ポケダン探検隊ではトラウマメーカーの1匹。かくされたどうくつに出てきては遠距離から「だいちのちから」を連発しこちらをボコボコにしてくる。
No.032 ニドラン♂
初代から♂♀の区別があった種族の♂。赤緑/FRLGではバージョンや場所によって♂♀どちらが出やすいかがややこしい。
青版まで最終技が何故か「にどげり」だった。ニドランだからなのか。
進化させても繁殖能力が失われることはない。特例でニドラン♀を預けてもタマゴからニドラン♂がきちんと生まれるようになっている。「ふいうち」や「もろはのずつき」など♂固有の遺伝技も持つ。
♂限定で「つのドリル」を覚える。高レベルの野生のこいつは普通にこの技をぶっ放してくるので特にポケダンでは警戒対象。
No.033 ニドリーノ
進化しても繁殖能力は失わないのだが、こいつとニドリーナのカップルはつまり永遠に子孫を残せないのかそれともすでに残してあるのかどちらなのだろうか。
ちなみに赤緑のオープニングデモムービーはこいつとゲンガーが戦っている場面……なのだが、何故か鳴き声がニドリーナのものだったりする。何てことだ。
ちなみにこのムービーのオマージュはアニメでもポケスペでも導入されている。正にポケモンそのもののオープニングと言える。
No.034 ニドキング
最終進化で二足歩行になった。ニドクイン共々どく・じめん複合という珍しい存在。
ニドクインと異なりこちらは攻撃能力の方が高い。
「元祖技のデパート」といえばこいつ。初代から「ふぶき」「10まんボルト」などを覚えられたが、世代を経るごとにどんどん増え、現在では「めざめるパワー」を除けば18タイプ中16タイプの技を覚えられる。しかも隠れ特性「ちからずく」なら追加効果を持つ技の火力が上がる。補助も「ステルスロック」「どくびし」「かなしばり」などかなり豊富。物理なのか特殊なのか、どの技を覚えているのかまるで分からない、正に技のデパートである。器用貧乏にはもちろん注意したい。公式大会優勝の実績もある。
ポケスペでサファリゾーンに生息するニドキングがひょんなきっかけでレッドに襲い掛かったことがあり、中々に冷や冷やしながら読んでいた覚えがある。
サカキの切り札といえばサイドンではなくニドキングという層が一定数いる。実際過去に本編での配布企画やGOでのレイドバトルでサカキのポケモンとして登場したことがある。
ポケダンではニドクイン程のインパクトはないが「だいちのちから」を繰り出してこちらを危機に追いやる危ないポケモン。
No.035 ピッピ
ギエピー!!
ポケモンのアイドルポジションは本来こいつだった。図鑑説明然り「ピッピにんぎょう」然り手持ち時のアイコン然り。
コロコロで漫画が始まってピッピがパートナーに選ばれたのもそういうポジションあってのことだった……蓋を開ければそこにいたのは、顔がでかくてまるまる太った謎の生き物だった。加えて真面目に戦わず下品であくどい。やられた時の声からついた通称が「ギエピー」。ギャグ漫画だからある程度仕方ないとはいえイメージ崩壊もいいところである。だけならまだしもアニメの主役にピカチュウが抜擢されて以降人気を逆転される事態に……
それでもゲームでは金銀/HGSSおつきみやまでのピッピイベント、シンオウのスロットゲーム、XYでしれっとフェアリータイプに変更など、かなり優遇されている。野生では隕石の落ちた場所の近くによく生息しているので、もしかすると宇宙からやってきたのかもしれない。
対戦では第5世代で隠れ特性「フレンドガード」を獲得して以降ダブルバトルのサポーターとして見出され、特に第8世代ではダイマックスポケモンの耐久力が上昇するためダブルバトルで引っ張り凧である。
剣盾のマックスレイドバトルにおいては外れNPCの1匹。「このゆびとまれ」と「いのちのしずく」でサポートするのはいいのだが、「このゆびとまれ」は自らを犠牲にしかねず、さらに特性「ひらいしん」「よびみず」を無視するのでそれに頼らないといけない場面では寧ろ邪魔。攻撃して欲しい場面で「いのちのしずく」など発動しようものなら。ただ回復ソースが全く役に立たないわけではない。
『スタジアム2』ではゆびをふる方向を覚えてボタンを押すゲームがあった。覚え過ぎると永遠に終わらない。
ポケGOでは山岳地や傾斜地に多く出現する傾向がある。平野部では中々出現しないのでわざわざそのような場所に行って探したことが何度かある。
アニメでは「ゆびをふる」で爆発を巻き起こし衝撃を与えた。以来「ゆびをふる」=爆発という伝統ができてしまった。
ポケスナは初代では何故か登場せず、Newになって初登場した。洞窟に出現し、条件を満たすと踊りを見せてくれる。
No.036 ピクシー
某お絵かき投稿サイトでも某コミュニケーションサイトでもない。そもそも「mixi」というSNSがあったことを知っている人はどれだけいるやら。
名前がそのまんま妖精。サッカー選手にもこの相性がついた人がいる。XY以降しれっとフェアリータイプに変化した。
対戦では特性に恵まれ、「マジックガード」でスリップダメージや状態異常を無力化したり、「てんねん」で能力強化を無力化したりと、フェアリーらしく相手の戦術をとことん崩してペースを握るのが得意。ラッキーハピナスほどではないが一度「ちいさくなる」が発動すると中々止められない。攻撃技は「ムーンフォース」や「アシストパワー」が強力。
なお、FRLGEmで「タマゴうみ」を覚えられるのだが、何故か♂も覚えられる。どういうことなんだ。この現象は後輩のトゲキッスやゴーゴートも同様。
No.037 ロコン
かつてあった「ロコン→キュウコン(求婚)→ケッコン→リコン」という4コマが好きだった。
生まれた時には尻尾が1本しかなく、徐々に揃っていくという設定らしいが、タマゴから孵った時に既に6本の尻尾がある。どういうことなんだ。
初代のドット絵で目がまるで点のようになっており、あまり可愛くなかったが、ピカチュウ版以降公式イラストと同じつぶらで可愛い目になった。
初代金銀とそのリメイクではガーディと対になる存在。タイプ、出現場所、進化方法が同じだが、それだけでなく♂♀比率もこちらは♀が多く向こうは♂が多い。だが必要経験値に差があり、こちらの方が育てやすい。
古い作品ほどこいつをゲットしようとすると「ほえる」で追い払われてしまうのは有名。
BW期に隠れ特性でまさかの「ひでり」を獲得したため、この特性を持つロコンの♀がPDWで出るのか出ないのか議論になった。実際の所2010年末のアップデートで初めて♀が解禁され、それ以前の個体は改造によって生み出された♀だったらしいという結論になっている。
ポケダンでは空の探検隊で主人公に抜擢されたが、技揃いのよさに加えて優秀なかしこさでイージーモード状態だった。本編御三家ポケモンよりも遥かに強いとは。
アニメではタケシが昔連れていたことがある。そのため「タケシのロコン」というカードが存在する。
狐といえば北国ということなのか、北海道のキャンペーンポケモンにアローラ種共々起用されている。
No.038 キュウコン
球根でも求婚でもない。尻尾が9本だからキュウコン。英名Ninetalesも同じ意味である。
すばやさととくぼうが高く、RSで「おにび」を獲得して以降対物理特殊どちらもそれなりに戦えるポケモンとして密かに使われていたが、BWでまさかの隠れ特性「ひでり」を獲得し、天候始動要員に抜擢されることとなった……のだが、他の始動要員よりも圧倒的に素早いことが災いし同時に繰り出すと相手に天候を奪われる始末。だが天候の書き換えが激しくなるにつれて高速で天候の恩恵を受けられることが少しずつ見直され、活躍の幅を広げている。
ポケダン救助隊では氷雪の霊峰の主をしていた。本人の性格もそうだがアイコンが凛々しくて好きだった。リメイクでも雪山に似合うアローラ種ではなく原種が採用されたのは原作愛を感じる。
アニメでタケシがロコンを使っていた関係でかつて「タケシのキュウコン」なるカードが存在していたが、このカードの効果「ばける」が異様に説明が長くややこしいものとして悪名高かった。
Newポケスナでは進化前を差し置いてこちらのみ登場。冬の樹海やイルミナスポットに出現し、主に監視役を担当している。
No.039 プリン
♪プ~プルル~プ~プリ~プ~プ~リ~ン~♪
おいしそうだが食べられない。
アニメで突如現れて「うたう」で全員を眠らせ、寝たことに怒っては持っていたマイク兼ペンで思い切り落書きをして去っていくポケモン。その姿が可愛くて憎めない。
本編でも初期技が「うたう」しかないので筋金入りと言ったところだが、実際ピッピとキャラが被っているためそこまで目立ってはいなかった……BWで隠れ特性を手に入れるまでは。
BWで獲得した「フレンドガード」と「しんかのきせき」で「ほろびのうた」要員として進化形を差し置いて当時存在していたトリプルバトルで主に起用された。ピッピは「ほろびのうた」を覚えないので「フレンドガード」と兼任させるならプリンが最適というわけ。
そしてXYから晴れてフェアリーが追加されたが、ノーマルは消えずそのまま残ったことでピッピとは別タイプになり、晴れて独立(?)を果たした。
スマブラにも登場し、こちらは「うたう」より「ねむる」が強力。当たり判定は狭いが当たれば物凄いダメージと吹っ飛ばしを誇る。が、軽いので自身も吹っ飛ばされやすい。DXのギガクッパなど当たり判定がでかい敵に特に有効で、実際私もこいつでギガクッパを倒したことがある。
なお、色違いはほぼ目の色だけしか違わない。まるでカラコンである。
ポケスナは初代にのみ登場。どうくつでドガースに追いかけられている子を助けると、コンサートを開いてくれる。
No.040 プクリン
「おやかたさまー!!」
「ともだち ともだちー!!たあーーーーーーーーーーーーっ!!」
本編ではピクシーと同列のアイドルポジションゆえにキャラ被りが災いしてあまり日の目を見なかったが、ポケダン探検隊でギルドの親方に任命され、一躍有名になった。妖精のようなお方でつかみどころがないが、仲間思いの頼もしいキャラ。こいつに限らずポケダンのプクリンが「ともだち」連呼する由来は初代のポケモンカードのこいつの技「ともだちのわ」かと思われる。
初代のドット絵は大変目が大きく、可愛いどころか怖い印象があった。ゴルバットやナッシーよりは遥かにマシだが。
対戦ではここでも同列のアイドルポジションが同タイプで存在し、個性を中々見出せずにいた。特に第5世代では進化前の方がよく起用され、非常に不憫な思いをしていた。が、XYになってフェアリータイプが追加され、ピクシーからノーマルタイプが取れたことで漸く差別化に成功した……はいいが、火力不足気味。特性「かちき」で能力が下がるととくこうが上がるのでそれで間に合わせるのもなしではないが。ちなみにメガシンカ以外で最終形態でのノーマル・フェアリーは固有タイプとなる。
アニメではカロスでのジョーイさんのアシスタントに選ばれた。
No.041 ズバット
洞窟にしょっちゅう出てきては混乱させたり体力を奪ったりしてくる鬱陶しい蝙蝠ポケモン。目がないが超音波で辺りの様子を察知している……のはいいが、他のポケモンが聞くと混乱するらしい。トレーナーはそんな洞窟でも平然としているあたり人間には聞こえない音なのだろう。
イシツブテと共に洞窟では嫌というほど見かける。最近ではこちらに向かってくる個体もちらほら。
初代ではむし技がくさにもどくにも抜群だったせいで、フシギダネ系列がこの技を食らうと4倍ダメージだった。そのためフシギダネを選んだ場合おつきみやまは慎重に進まないとズバットにボコボコにされかねない。
ちなみにゴルバット共々DPから「そらをとぶ」を覚えられるようになった……が、こいつに捕まって飛ぶのは相当無理がある気がするのは私だけだろうか。
No.042 ゴルバット
進化して目が出たのはいいが、青版のドット絵が獲物を露骨に狙い過ぎていてトラウマになるほど怖い。
初代では進化がここ止まりで、特によい技も覚えられなかったのでシナリオでも対戦でも日の目を見なかった。金銀で進化形が追加されてよかった。
なお「そらをとぶ」を覚えるのはズバット共々DPから。まだズバットは分かるがゴルバットの翼で空が飛んで街に移動できないのはちょっと……と思う。
ポケダンでは別な意味でトラウマメーカー。救助隊でダンジョンに現れ突然「いやなおと」を吹っ掛け、以降の物理技の被ダメージを物凄く上げて来る。逃避行の最初のダンジョンでこれだからかなり精神的に来るものがある……
No.043 ナゾノクサ
「立てばルージュラ座ればプリン、歩く姿はナゾノクサ」というネタが初期のアニメにあった。
草の根っこの部分に顔があるというシンプルなデザインながら中々に可愛いポケモン。
手が存在しないが2本の足でずーっと歩き続けるため、通称アルキメンデスと呼ばれるらしい。実はこれは「歩きながら食べられる」というカップ麺の名前でもある。開発スタッフが食べていたのだろうか。
初代/FRLGではマダツボミと対になる存在だったが、ピカチュウ版以降解消された。と思いきやGoピカで登場しGoブイには登場せず、再び対関係が発生している。夜になると歩き出すという性質から、金銀/HGSSでは進化形共々夜にしか出現しない。
そしてORASではまさかのこいつ限定で「ムーンフォース」を覚えられるようになった。いや確かに夜行性だが何故こいつ限定なのか。しかもタイプ不一致の大技を。突っ込みどころが多い。後の作品で進化形も覚えられるようになってよかった。
シナリオでこいつを起用する場合、Goピカブイ以外の作品で「はっぱカッター」を自力で覚えてくれないので「メガドレイン」でどれだけ頑張れるかが勝負となる。しかも初代からRSまで「すいとる」から先のくさ技が「はなびらのまい」までないという有様。「せいちょう」もないし中々の苦行。
No.044 クサイハナ
可愛いナゾノクサが進化したら花から強烈な臭いを発し始めた。勘弁してくれ。しかも顔から涎のようなものまで垂れている。これまた臭いつきの蜜だという。もうやだこのポケモン。
ご丁寧にも隠れ特性が「あくしゅう」である。むしろ何故BWより前はそれではなかったのかと。こんなポケモンでも分岐でキレイハナになるんだからポケモンは分からない。
アニメではエリカが持っており、臭いだけでサトシのヒトカゲを倒してしまった。今でいうなら特性「あくしゅう」で怯んだ隙に畳みかけたといったところか。
No.045 ラフレシア
全く同じ名前の花が現実世界にあり、こいつの図鑑説明同様「世界一大きい花」である。
臭いポケモンが進化したら今度はアレルギーを引き起こすとんでもない花粉をばら撒くようになった。なんてことだ。でも顔は可愛い。
対戦では同タイプのライバルの影に埋もれがちだが、BWで隠れ特性「ほうし」を手に入れて以降固有の戦術が確立している。これまでポケパークの配布個体を除いて「やどりぎのタネ」を覚えられなかったが、苦節23年、剣盾でようやく覚えられるようになった。
その昔ポケモンカードでは「場にいる限り誰もトレーナーカードを使えなくなる」という凶悪な特殊能力を持つ「わるいラフレシア」が一世を風靡していた。当然というべきか、デッキへ入れる枚数制限が最も厳しいランクに収められた。殿堂入りの先駆けである。
No.046 パラス
つぶらな瞳の虫部分と、背中についているキノコの草部分が融合したポケモン。ちなみにキノコの名前はトウチュウカソウというらしいが、蝉の幼虫のようなものに寄生しているので要するにセミタケのことだろうか。つまり普通に育てばセミになって飛ぶ可能性?
この系列は初代で唯一「キノコのほうし」を覚えるが、すばやさが低いためちょっと使いづらい。
金銀以降この系列から「ちいさなキノコ」「おおきなキノコ」が採れるようになった。ラブカスが出現しないFRLGではレベル技の思い出しに必須のアイテムで、よくおつきみやまなどにキノコ狩りに行ったものだった。
No.047 パラセクト
「乗 っ 取 り 完 了 で す !」
背中のキノコが完全に支配してしまった。虫部分は恐らく死んでしまったのだろう。白目を剥いているし。「まっさらに生まれ変わって人生一から始めようか」……は『白日』。
対戦では「キノコのほうし」こそあれど遅いすばやさが災いし長いこと目立てていなかったが、DPで「かんそうはだ」を、BWで「いかりのこな」を手に入れたことで「トリックルーム」時のサポートに利用できるようになった。同じタイプで同じすばやさのモロバレルとの違いは主にこちらがみず無効であること。
ポケダンでは俗に言う「清森四天王」の1匹。救助隊の最難関清らかな森の深層に構え、「キノコのほうし」が何と部屋全体「ねむり」という鬼畜仕様の他、有り得ないほどの高ステータスかつオプションとして状態異常を吹っ掛ける「ほうし」を完備。しかもクリアするまでずーっと出続けるという嫌がらせ。ポケダンが「マイナー達の逆襲」と呼ばれる最たる所以。そしてDXでも健在。やめてくれ。
No.048 コンパン
何の虫なのかよく分からない。分類も「こんちゅうポケモン」とだけ書いてあるが、どこに昆虫要素があるのか不明。顔つきがかの仮面ライダーに似ているのが虫たる証だろうか?
こいつの進化形が実はバタフリーだったのではないかという噂がまことしやかに囁かれている。確かに目も口も触角の形も似ているし特性も同じだし。のみならずこいつ1mに30kgと虫にしては重い。一体何者なんだ。
特性が「ふくがん」なのでアイテム狩りに重宝する……と思いきや、FRLGではまだその仕様がなく、Em以降の作品でこいつはそう簡単に入手できないので出番がなくなりがち。一応HGSSで頑張れば手に入るか。
No.049 モルフォン
モルフォチョウがモチーフのはずなのに蛾のポケモン。
こいつがキャタピーの最終形態だったのではないかという噂がまことしやかに囁かれているのみならず、実はエスパータイプだったのではないか説まである。自力で「サイコキネシス」などを覚えるしナツメも使ってくるし。一体どういう経緯でこいつが今のポジションに収まったのか謎が深まるばかりである。なお、むし・エスパータイプは剣盾で初めて登場した。
対戦では「ちょうのまい」と「バトンタッチ」を両立できる数少ないポケモンである他、特性が優秀なためダブルやトリプルで味方に「スキルスワップ」する活用方法もあり、あのカイオーガと組ませることすらある。
ポケダンでは所謂「清森四天王」の1匹。救助隊の天空の塔で突如現れては部屋攻撃「ぎんいろのかぜ」をぶっ放し、追加効果で能力が上がったらもう止められない。あろうことかこれを清らかな森の深層でもやってのけ、最終階まで恐怖が続く。DXでは何と「ちょうのまい」で火力バフまでかけてくる。勘弁してくれ。
No.050 ディグダ
元祖「最も小さいポケモン」。現在ではバチュルなどにそのポジションを奪われている。
地面の下は謎に包まれており、何故かこいつとダグトリオはジャンプが一切できない。ボールから出しても皆飛び出すのに対しこいつらだけ地面からもそっと出て来る。HGSSのポケスロンでもジャンプアクションが一切封じられる。しかも宙に浮く技「テレキネシス」が何故かこいつらだけ無効。だが何故か「ふうせん」で浮ける。何なんだこいつら。そしてどうやって「ひっかく」や「きりさく」を使っているというのだ。謎が謎を呼ぶ。
初代/FRLG、金銀/HGSSではディグダのあなにこれでもかというくらいいる。近くのジムがでんきタイプのエキスパートなので捕まえれば即戦力になれるが、初代の場合「あなをほる」が威力100ととんでもない数値な他、相手が素早いので逃げるのが困難、おまけに稀にダグトリオが出てきて悲惨な目に遭う……など、結構な危険地帯だったりする。FRLGでは「あなをほる」がそこまで怖くないが、特性「ありじごく」で逃げられなくなることがある。やっぱり危険。
ポケスナは初代とNew両方に登場。撮影すると反応し、主人公に先回りするように動く。初代ではそのまま進化するが、Newでは何と大量のディグダがコース終盤でお出迎えしてくれる。その光景はただただシュール、でも可愛い。
No.051 ダグトリオ
「ディグダグ♪ディグダグ♪ダグダグダグ♪」
英語「dig(掘る)」の過去形・過去分詞が「dug(掘った)」である。ディグダとダグトリオでこの単語が一発で覚えられるよ!やったね!
進化したら三つ子になった……というよりは、最初から三つ子だったの方が正しいのかもしれない。
ディグダ同様こいつはジャンプができず、地中での様子は一切謎に包まれている。物凄いマッチョが眠っているのか、はたまた大したものがないのか。
対戦では剣盾に至るまでじめん最速を守っているという初代の生き証人。ちなみに2位がこいつのアローラ種である。反面耐久はかなり低い。
初代では「じしん」「かげぶんしん」「きりさく」の3つが強力で、でんきキラーとして大活躍していたが、金銀で後ろ2つが弱化し火力不足が露呈して一気に廃れてしまった。だが第3世代でまさかの「ありじごく」獲得で一度捕まえたら最後絶対に逃がさない拘束プレイが可能になった。普段はそこまで脅威でもないが、この手のポケモンは忘れた頃にやってくる。
またこいつはディグダのあなでたまに野生出現するのだが、特に初代/FRLGではこちらの平均レベルを軽く上回るレベルの個体が出て来ることがある。一度見つかったら最後殲滅させられてしまうこと請け合い。忘れた頃にやってくるとはこういうことでもある。
ポケダンでも部屋全体技「マグニチュード」「じしん」「だいちのちから」でこちらを殲滅してくる危険ポケモン。忘れた頃にどころか出現ダンジョンでは重点的に警戒しないといけない。
No.052 ニャース
「何だかんだと聞かれたら!」「答えてあげるが世の情け!」「世界の破壊を防ぐため!」「世界の平和を守るため!」「愛と真実の悪を貫く!」「ラブリーチャーミーな敵役!」「ムサシ!」「コジロウ!」「銀河を駆けるロケット団の二人には!」「ホワイトホール!白い明日が待ってるぜ!」「にゃーんてニャ!」
アニメでお馴染みロケット団の喋る猫。本来アニメではポケモンも人語を喋る予定だったが、ピカチュウの演技に感動した監督が鳴き声に変更させた結果、ニャースのみが喋れるということになったらしい。そのためなのかポケモン達の会話の通訳をすることもある。こう見えて頭脳明晰ででメカの操縦もお手の物。そして言葉を覚えた理由は聞くも涙語るも涙。色々な意味でロケット団にいるには惜しい逸材である。頭が良すぎて世の中に嫌気がさしてグレてしまったパターンだろうか。
そしてそのアニメの影響でゲームでもこいつが二足歩行で歩けることが普通になりつつある。アニメの影響は絶大である。
元々はピッピやプリン等と同様可愛いペット系のキャラだったはずなのだが、ロケット団での活躍が影響して現在ではどことなくニヒルなキャラと見なされている。
名前の由来は何とポケモンの生みの親田尻智氏の家で飼っていた猫の名前だという。
ゲームではというと、元々マンキーと対だが、まさかの初代リメイクであるFRLGでは解消されており、かと思えばHGSSでは対関係が復活という、かなり珍しい現象が起きている。夜行性のためか、金銀クリスタルおよびHGSSでは夜にしか出現しない。
こいつと言えば「ネコにこばん」。戦闘後にお金を拾ってくる効果があり、特にお金が不足しがちな初代での金策に重宝する。ただしニャースが出てこない場合があるので、わざマシンに設定されている。
剣盾で遂にキョダイマックスを獲得し、鳴き声を何とアニメのニャースの声優が担当している。代名詞だった「ネコにこばん」がキョダイマックス技「キョダイコバン」として採用され、トレーナー戦で一度でも使うと賞金が増える。それ以外の効果は相手全体に「こんらん」を与えるというものだが……あれ?ブリムオンと被ってません?
ちなみにこいつは全ポケモン中唯一リージョンフォームを2種持つポケモンである。
ロケット団人気が影響したのか、ポケダンでは主人公・パートナーの候補になったことがある。特性「ものひろい」がとても便利。
No.053 ペルシアン
ペルニャーーーーーン
進化したらお洒落な気高い猫になった。だが分類上はペルシャ猫ではなくシャムネコらしい。どうなっているんだ。
アニメでサカキ様が所持しているせいかサカキ様のポケモンのイメージが強いが、ゲームでの本来のサカキはじめんのエキスパートなので縁もゆかりもない。だがやはりアニメ効果なのか、アニメ要素がふんだんに盛り込まれたピカチュウ版やGoピカブイ、更にはポケGOでも手持ちに入れている。
元祖ノーマル最速だが、現在はオオスバメやメロエッタステップフォルムに奪われている。
初代の99年カップでは強力なポケモンが軒並み使用禁止になった中で存在感を示し、確定急所となる「きりさく」を最も素早くかつタイプ一致で使えるポケモンとして人気を博した。だが金銀で急所率の修正が入って以降どうもパッとしない。同じ素早さで強力な技を持つライバルに比べて特筆すべきことに乏しいのが現状。隠れ特性で手に入れた「きんちょうかん」が何かしら活用できないものか。
Goピカブイでは連れ歩くと上に乗り高速で駆け抜けることができるが、その背中人が乗っても大丈夫だったのか?
No.054 コダック
コーファー??
その間の抜けた姿から妙な愛くるしさを覚える黄色いアヒル。カメラのメーカーとは全く関係ない。
アニメでもカスミが持っており、勝手にボールから出て来るなど大変にマイペースで言うことを聞かず、カスミをひたすらに困らせていた。だがそのせいでカスミのイメージがヒトデマン系列からだんだんコダックになっていったという……悲しいかな。
だが頭痛が酷くなると真の力を発揮し、「かなしばり」や「ねんりき」まで使いこなす。実は英名がPsyduckで、psychicつまりエスパーの力が宿っているらしいのだが、それならエスパータイプでもよかったのでは?謎過ぎて首をかしげざるを得ない。
ゲームフリークの増田部長お気に入りのポケモンでもあり、ほぼ全ての本編で手に入る。
アニメでの人気が影響したのか、ポケダンでは主人公・パートナーの候補になったことがある。特性「しめりけ」「ノーてんき」が非常に優位に働き、難易度をぐっと下げることができる。
映画『名探偵ピカチュウ』でヒロイン役の女性がコダックを飼っていたのは初代カスミのオマージュだろうか。
ポケスナでは初代、Newどちらにも登場。川のコースでのんびり泳いでいる。
No.055 ゴルダック
間の抜けたコダックが進化したらハンサムになって帰ってきた……ハンサム?多少なりともカッコよくなったことには間違いないが。
対戦では特性がかなり強い。「しめりけ」はあまり目立たないが、「ノーてんき」は天候をシャットアウトし、何とレックウザの特性「エアロック」と全く同じ効果。そのためゲンシグラードンの天敵の1匹。「すいすい」はライバルこそ多いがこいつは「みずびたし」「アンコール」などが強い。そして地味に「サイコキネシス」や「クロスチョップ」を覚えられる……お前何故みず単なんだ。「すいすい」で雨パへの起用もできる。
本編の冒険でも秘伝技を多数覚えるので重宝される、というかした。お世話になりました。
冒険と言えばとある漫画でこいつとヒカリとの冒険譚が描かれていることは有名。
No.056 マンキー
英語で猿のことをモンキーと言うが、monkeyのアメリカでの発音はマンキーに近いらしい。だがこいつは猿は猿でも猿と豚が融合した「ぶたざる」という珍種。初代でこんな攻めたデザインをしているのだからポケモンは恐ろしい。
赤緑青まではかくとうタイプと言ってもかくとう技は自力では「ちきゅうなげ」以外覚えず、まともにダメージを与えられるのが技マシンの「じごくぐるま」だけだった。どう見てもかくとう技なはずの「からてチョップ」は当時ノーマル技。しかも何故か技マシンで「10まんボルト」を覚える。こいつ元々ノーマルタイプだったのか?
アニメではサトシが帽子を奪った野生のマンキーを怒らせ、そのまま進化されてしまったものの、無事ゲットした。そしてその影響でピカチュウ版ではこいつが何と序盤で出て来る。しかも「けたぐり」がレベル技に追加されており、ニビジムで使って下さいと言わんばかりの救済策である。
そしてこの救済策が初代リメイクのFRLGでも追加された。そのため、元々ニャースと対だったのがFRLGでは解消され、HGSSでは対関係が復活するという珍現象が生まれた。
No.057 オコリザル
元々怒りっぽいマンキーが進化すると怒りが更に加速してしまったようだ。怒りを表す漫画風のマークまでついたし。こいつが「オーバーヒート」を覚えられるのは怒りが頂点に達して熱暴走するからだろうか。
こいつの暴走を止めるために苦心した結果特定条件下でポケモンのサイズが縮む現象を発見し、これがモンスターボール誕生のきっかけになったという裏設定がある。
『ポケモン言えるかな?』では大トリを飾っている。最後まで言えたかな?
対戦では元祖かくとう最速だが、現在では大きく引き離されている。耐久が低くこうげき・すばやさが中途半端だが、特性は優秀。「やるき」ならダークライなどに強くなれる。「いかりのつぼ」なら急所に被弾するだけで超強化される。「まけんき」なら厄介な「いかく」で逆に強くなれる。いずれも嵌ってしまえば強いので活路を見出したいところ。
アニメではサトシが捕まえ、ポケモン格闘技大会で並み居る強豪を倒して優勝した後格闘家アノキのもとへ預けられた。サトシが最終進化形態を捕まえた初めてのケースでもある。
No.058 ガーディ
ガーディーではない。
犬モチーフのポケモンなのだが模様が虎のようである。これがもとでかつて某学習雑誌では何故か干支の「寅」としてこいつとウインディが取り上げられていた。あれ、虎ってネコ科じゃなかったっけ……?ちなみに「戌」にはカラカラが選ばれている。解せぬ。
初代金銀とそのリメイクではロコンと対になる存在。タイプ、出現場所、進化方法が同じだが、それだけでなく♂♀比率もこちらは♂が多く向こうは♀が多い。だがこちらの方が必要経験値が多く、冒険で連れて行くとなると育てるのにかなり苦労することになる。加えて石進化で優秀な技は習得レベルが高く、中々の苦行である。
古い作品ほどこいつをゲットしようとすると「ほえる」で追い払われてしまうのは有名。
アニメでは初代ジュンサーさんのお供であり、ジュンサーさん=ガーディのイメージが強く、その逆も然り。
No.059 ウインディ
ウィンディではない。ウェンディでもない。
分類は「でんせつポケモン」だが、伝説どころか普通にガーディを進化させれば手に入る。そして中国という国の伝説のポケモンらしいが、その国はこのゲームに存在しているのだろうか? もしかして中国「地方」なのか? 突っ込みどころ満載である。一応種族値合計が555と伝説のポケモンに迫るくらいに高いが。ちなみにアローラでは「東洋の伝説に語られる」となっているようだ。
能力が高いにも関わらず初代では技がパッとしなかった上にほのお自体が弱かったせいでかなり弱かった。しかもとくしゅが80と低く、キュウコンの100より低いという有様。金銀でとくしゅはとくぼうに移動し、とくこうが100に設定され、更に先制技「しんそく」も手に入れてから徐々に強くなり、現在ではこうげき・とくこうが高い為どちらで来るか分からない、かつ耐久も比較的高水準のバランス型ポケモンとして活躍している。
シングルとダブルとで評価の視点がやや異なる。シングルでは攻撃偏重のアタッカーとして見られる傾向が強いが、ダブルでは特性「いかく」を持つためサポート兼攻撃役として見られることが多かった。だが近年ではどちらも物理型として運用されることが多くなった。時代は変わるものだ。
こいつの技の揃いがあまりによいことから、エンテイやブースターは苦汁をなめさせられ続けてきた。エンテイは脱却しているものの、ブースターは現在でも苦しい立場にある……
Goピカブイでは連れ歩くと上に乗り高速で駆け抜けることができる。凛々しいこいつに乗っているとちょっと自慢したい気分になる。
No.060 ニョロモ
ポケモンの生みの親である田尻智氏が最も気に入っているポケモンの1匹。氏の遊び場にいたオタマジャクシがモチーフとなっている。
お腹の渦巻きは内臓の一部で、それを見ているとだんだんと眠くなってくる。その設定があるためこいつの初期技に「さいみんじゅつ」がある。そして異様に素早い。実際のオタマジャクシを捕まえようとするとするりと逃げるからだろうか。
BW期にニョロトノが隠れ特性でまさかの「あめふらし」を獲得したため、この特性に変化する隠れ特性「すいすい」持ちのニョロモの♀がPDWで出るのか出ないのか議論になった。実際の所2010年末のアップデートで初めて♀が解禁され、それ以前の個体は改造によって生み出された♀だったらしいという結論になっている。
アニメではカスミが捕まえ、最終的にニョロトノに進化したのだが、カントー編ではゲットしておらず、他のみずタイプに比べて出番が遅かった。
No.061 ニョロゾ
ポケモンの生みの親である田尻智氏が最も気に入っているポケモンの1匹。氏の遊び場にいたオタマジャクシがモチーフとなっている。
蛙になる途中の為尻尾がなくなり、代わりに手足が生えている。だが何故か渦巻きが逆になっている。何かのミスだろうか。公式には「地球の自転が関係している」とされているが。
ちなみにニョロモの頃に高かったすばやさは据え置きになっている。2種に進化できるが、どちらに進化してもすばやさは下がってしまう。
ピカチュウのように後付けで中間進化になったものを除けば、中間進化の中では人気が高く、ポケスペでレッドが最初に連れていたり、日本橋時代のポケセントウキョーのロゴにいたりする。浜松町移転の際にロゴから消えたと思ったらそれを惜しんで数年後グッズまで作られた。ちなみに私も結構好きなポケモンである。
No.062 ニョロボン
何回やっても!何回やっても!エアーマンが倒せないよ……じゃない!
おたまじゃくしが蛙になると思ったらおたまじゃくしのまま格闘家になってしまった。何たることだ。更に進化してすばやさが下がってしまった。何たることだ。しかも近年に至るまでかくとう技をろくに覚えなかった。何たることだ。
「きあいパンチ」を除くと物理で一番使い勝手が良いのは長らく「かわらわり」という時代が実に約17年続いた。それまでは「じごくぐるま」や「ばくれつパンチ」しか覚えなかった。お前本当にかくとうタイプか?
Goピカブイで「ばかぢから」をもらっただけでなく剣盾でようやく「インファイト」を手に入れて、ようやくまともなかくとう技を手に入れた……のだが、同時に強力なライバルウーラオス連撃が登場してしまった。何たることだ。差別化は比較的容易なのでそこは安心か。
隠れ特性が「すいすい」で「はらだいこ」持ちなので、高速でこうげきをMAXまで上げれば一気に攻め立てることができる。博打だが「さいみんじゅつ」もあるため厄介な相手の動きを止めてしまうこともできる。
ポケスペではレッドが持っており、特攻隊長のような役割で常に先陣を切っては倒されている。哀れ。
No.063 ケーシィ
ケーシーではない。高峰は関係ない。
実在の人物を元にしたポケモンの1匹。1日18時間寝ている。残りの6時間は一体何をしているというんだろうか。ごくたまーーーに目をうっすらと開けているイラストが見られたことがあった。
自力では「テレポート」しか覚えないのでボールを即投げしない限りほぼ必ず逃げられる。だが最近ではクイックボールで即捕獲が可能になった。便利な時代になったものだ。更に剣盾では「テレポート」が後攻技になってしまった。流石にそれはやりすぎでは。
ポケGOでもすぐ逃げる生態が実装され、ボールを1回当ててゲットできなければほぼ確実に逃げてしまう。ただしコミュデイの時だけは逃げずにその場に留まっていた。色違いに即逃げされるとガッカリにも程があるし仕方ないね。
なお「テレポート」だけでは戦えないのでトレーナーが使うケーシィは必ず何かしらのマシン技を覚えている。「フラッシュ」だったり「めざめるパワー」だったり。
ポケダンではぐっすり寝ているが、能力が高いので特にレベル1ダンジョンでは起こしてはいけない。
No.064 ユンゲラー
実在の人物を元にしたポケモンの1匹。その昔裁判沙汰になったことまである。それが影響してかポケモンカードからこいつのカードが消え去った。ケーシィはというとフーディンに「ちょうしんか」できたりそもそもケーシィすら出さずフーディンをたねポケモン扱いにするらしい。何だそりゃ。ちなみに本人の許可(?)が下りたため、今後はユンゲラーのカードが再び見られるかも知れない。
ちなみに初代の「スプーンまげ」はピカチュウ版のみ、しかも野生のこいつを捕まえることでしか使うことができない物凄くレアな技。レベル1技扱いなのでケーシィから進化させても覚えられなかった。後のバージョンでは思い出し技として存在する。
ポケダンでは進化前が寝ているせいかこいつまで寝ている。強いので基本的に起こしてはいけない。
No.065 フーディン
実在の人物を元にしたポケモンの1匹にして、初代のエスパー隆盛を象徴するポケモン。
モチーフが結構複雑で、実在の人物以外にも狐や老人、果ては六芒星が関わっているらしい。確かに初代では星のようなマークがドット絵で浮き出ていた。ちなみに長い髭を蓄えているので、その昔俗に髭と呼ばれることもあった。
初代はすばやさととくしゅの圧倒的な高さでとりあえず「サイコキネシス」を使えば勝てる時代だった。ピンチになったら「リフレクター」や「じこさいせい」で粘れば勝ち。怖いのは相手の「でんじは」くらい。……とはいえエスパー以外の攻撃技を持たないことから、複合エスパーに押されてしまい実際そこまで強くはなかった。
金銀以降技バリエーションが改善されたことで初代以上に幅広く活躍できるようになった。こいつの「アンコール」は忘れていると痛い目を見る。メガシンカを獲得したが、当時エスパーは苦境に立たされておりあまり日の目を見なかった。剣盾では鎧の孤島で復活し、同時期に登場した「ワイドフォース」の使い手として見出された。
ナツメの切り札でもあり、初代では大いなる壁として立ちはだかることになる。ポケマスでもナツメが連れているが、何とサポート役として登場しており、多くのポケモン達を支えている。
ポケダン救助隊ではレベル1ダンジョン攻略の切り札。高ステータスを誇り「テレポート」で逃げつつ敵には「やつあたり」や「メロメロ」を与えて高速で乗り切る。
No.065 メガフーディン
初代で強かったフーディンがメガシンカしたらもっと強く……なってくれればよかったのだが。
他のメガシンカと異なりこいつだけ種族値増加分が90しかなかった。フーディン自体のとくぼうがXYになって上昇した分を加味していなかったせいである。SMになってやっと修正された。
特性が「トレース」に変わり、メガシンカと共に発動するので相手のメガシンカ後の特性をトレースできる……と思いきや、相手と同じターンにメガシンカした場合こいつの圧倒的なすばやさのせいでこいつの方が先にメガシンカしてしまい、相手のメガシンカ後の特性は取れずじまいとなる。駄目じゃん。単純に素早い「トレース」持ちとして考えれば技の揃い自体はよいので戦えなくもない。
だがこいつの真価はさかさバトルにある。メガガルーラに対してメガシンカを相手より1ターン遅らせることで「おやこあい」をトレースし、その状態で「シャドーボール」を2発ぶつければ倒せてしまうのだ。「ふいうち」は半減なので全然食らわない。「ねこだまし」は守ればいい。
No.066 ワンリキー
人型デザインの格闘家の卵なのだが、実はちゃっかり尻尾が生えているのがポケモンの証。
こいつが覚える「からてチョップ」が何故かくとう技でないのか初代プレイヤーは疑問に思ったことだろう。金銀で無事かくとう技になった他、高威力の「クロスチョップ」も加わった。
その金銀、そしてHGSSではコガネジム突破の最大の切り札である。NPCとの交換でもらえるワンリキー「きんにく」はノーマルタイプに抜群を取れ、厄介な「ころがる」も半減なだけでなく、♀なので相手の「メロメロ」も無効と、至れり尽くせりである。
鳴き声がオムナイトとそっくりだったが、XY以降若干修正された。
五十音順では初代からずーっと最後になっている。これを更新するには「ワンリキウ」「ワンリク」「ワンル」「ワンレ」「ワンロ」「ワンワ」「ン」で始まる名前になるのだが、出て来るのか?
No.067 ゴーリキー
その昔は外国の小説家に全く同じ名前の人がいたが、近年芸能人に似たような名前が出てきた。外国の小説家はいいとしてまさか日本の芸能人に出て来るとは。
強過ぎる力をセーブするためベルトをつけているらしい。ベルトを外すと進化後以上の強さになるのか気になるところである。
ゲーム上では引越しの手伝いや荷物運びの印象が強く、公式が『ゴーリキー引越社』を特集したことまである。まさかのCMつき。加えてORASではコンテストにてライバルのカズラがこいつを連れており、名前は「ゴルコ」である。スナイパーか?ちなみに女の子らしく「メロメロ」が得意技のようだ。
No.068 カイリキー
ウホッ、いい男。(シングルバトル)やらないか。
現在だと「体操お兄さん」の方がイメージしやすいか。
腕が4本になり、進化で体格が更にムキムキになった。その見た目から同性愛関係のネタが尽きない。仕方ないね。
とはいえモチーフと思われる格闘技がレスリングなので、性別♀でも霊長類最強女子が登場したことであまり違和感がない。それどころかその最強女子こと吉田沙保里氏とコラボしたことがあり、記念に配られたカイリキーにはきちんと彼女の得意技「タックル」が「すてみタックル」として入っている。これでホームセキュリティもばっちりだ。そして何と剣盾で「すてみタックル」が自力技に加入。最強☆トンガリコーン!
ちなみにパンツをはいているように見えるが、公式曰く「模様」だという。「ポケモンが何かを身に着けていたらおかしいでしょ?」……あぁん?
対戦では初代こそエスパー軍団にボコボコにされていたが、金銀で「クロスチョップ」を始めとした一致技を獲得し、かつかくとう弱点の新タイプが2つも加わったことで一気に強化された。加えてDPで特性「ノーガード」を獲得し、命中率の低い「ばくれつパンチ」が何と必中になった。たとえ空を飛ばれても地中に身を潜まれても絶対に当たる。カイリキーからはにげられない!
かつての公式大会でもメガシンカが犇めく中「トリックルーム」から大暴れして優勝に導いたことがある。歪みねぇな。
なお、剣盾でキョダイマックス個体を得たが、固有かくとう技「キョダイシンゲキ」が自分と味方の攻撃が急所に当たりやすくなるという何とも微妙なものになってしまった。しかも技自体の威力も特例で下げられている始末。あんたぁ……
SM/USUMではそのものずばり「かいりき」の申し子として、自力で「かいりき」を覚えられる当時唯一のポケモンになった他、ポケモンライドで「かいりき」の役目を果たして岩を押すことができる。が、この時に何と主人公をお姫様抱っこする。更にとあるイベントで登場するカイリキーの鳴き声が「ソイヤ」、しかもこれを連呼。どこまでもネタが尽きない。なお「かいりき」は剣盾で他のポケモンも習得するようになった。
……と、ネタ感満載のポケモンだったのだが、ポケGOでは数々のジム配置ポケモンやレイドボスを薙ぎ倒す絶対正義かくとうアニキ/アネキとして八面六臂の大活躍をしている。これで流れが変わったのか「カイリキー女子」なる企画も登場。キャラ評価がここまで変わるのも中々珍しい。
No.069 マダツボミ
マンドラゴラの一種ではないかと言われているらしい。引き抜くと奇声を発する……どころか鳴き声短いのだが。
どこか間の抜けた顔つきでとても強そうには見えないが、アニメではセキエイ大会でサトシのポケモンを次々と倒す実力派のマダツボミが登場したことがある。必殺技がまさかの「かかとおとし」。
初代/FRLGではナゾノクサと対になる存在だったが、ピカチュウ版以降解消された。と思いきやGoブイで登場しGoピカには登場せず、再び対関係が発生している。
金銀/HGSSではマダツボミのとうが登場し、柱がこいつの茎のようにゆらゆらと揺れているのが特徴。最初のジム戦前の修行の地になっている他、トレーナーは全員こいつを繰り出してくる。が、野生では出現しない。あくまでもとうのモチーフというだけらしい。
シナリオでこいつを使う場合「はっぱカッター」を主力にできるが、見た目通りぼうぎょ・とくぼうは低いので注意が必要。むしろ初代でのNPCの「まきつく」連打に殺意を覚えることになる……
ポケダンではこの系列は悲しいくらいにステータスが貧弱である……何の事情があったというのだ。
No.070 ウツドン
進化して食虫植物のようになった。木にぶら下がっていると実のように見えるが、溶解液で溶かした後口でパクリと獲物を頂いてしまうという。怖い。だがゲーム中での「ようかいえき」の威力は僅か40しかない。要は「ひのこ」などと同じ。何でも溶かすんじゃなかったのか。
溶解液で何でも溶かすという設定のためなのか、目と口以外の部分が異様に少なく見える。某植物引っこ抜き戦わせゲームにこんな感じの目玉がでかいキャラいなかったっけ?
石進化の性として進化させると覚える技が減ってしまうが、最近では進化後の技が少ないながら粒揃いのため、すぐに進化させてもさほど問題がない。哀れ。
No.071 ウツボット
鬱botではない。
進化前とは口の位置が上下逆になった。キバまでついて中々に怖い見た目になった……のだが、アニメでコジロウがこいつを繰り出したと思ったら愛情表現でこいつがコジロウを呑み込んでしまう事態が頻発。そのコミカルな動きで印象がガラリと変わった。アニメの力は偉大であるが、呑み込まれたコジロウは平気なのだろうか。ちなみに鳴き声は「キャー!!」。……キマワリ?
対戦では、初代でフシギバナと並ぶ優秀な「はっぱカッター」の使い手だったが、急所率が落ちた金銀以降パッとせず、DPではそれまで活用していた「ヘドロばくだん」が特殊扱いになり、一致物理技が先の「はっぱカッター」のみになってしまったことで地の底に追いやられた。だがPt以降「リーフブレード」「リーフストーム」「ウェザーボール」の追加や既存技の強化を受けて以前よりはマシになっている。
ポケスペではサファリゾーンに大量に出没し、レッドに襲い掛かり呑み込む寸前まで追い詰めた。
No.072 メノクラゲ
体のほとんどが水で、たまに波打ち際に打ち上げられている。干からびても水があれば復活するので海に戻せばよいとのこと。
名前の元ネタが某漫画家のシュールな作品に登場するクラゲだという。メノクラゲに刺されるとイシャへ行かなければならないのだ。
海上で嫌と言うほど見かけ、どくタイプでもあるので倒すのに時間がかかると「どく」をもらったり、巻きつかれて更に時間がかかったりと、あまり良い印象がない。だがとくぼうが異様に高く、こいつがいないととくぼうの能力を鍛えるのが大変になってしまうのである意味では貴重な存在でもある。……だからこそ特殊技で倒そうと思うと苦労するわけなのだが。
ちなみにこいつの目は赤い水晶の部分ではなく真ん中の白い部分である。
No.073 ドククラゲ
体長と体重がどこかの二次元美少女キャラクターにかなり近いことがかつて有名になったことがある。だが本人は触手なので寧ろ美少女を……これ以上はいけない!
触手が何と80本にまで増えた。流石にグラフィックで全部表現しきれてはいない。実際80本もあるドククラゲのファンアートがあるが、とても見られたものではない。
シナリオではメノクラゲ同様海上に紛れていることが多い。結構経験値が高いので倒せるなら倒しておくと冒険が楽になる。とくぼうも育つぞ。
対戦ではすばやさ・とくぼうが高く、ぼうぎょは低いが「バリアー」を覚えるのでそう簡単には倒れない。こうげき・とくこうは低いが、みず・どくの複合なので攻撃技で有効打を与えられない相手の方が少ないという優秀ぶり。技も攻撃技だけでなく「どくびし」「ミラーコート」「つぼをつく」などを覚える。特性も「クリアボディ」「ヘドロえき」の2つが有用。冒険でも対戦でも中々に嫌らしい仕事ぶりを見せてくれる。
アニメではリゾート開発に怒り狂った巨大ドククラゲが街を襲撃し、カスミの説得で何とか事なきを得た。
No.074 イシツブテ
┗(↑o↑)┛<エゥンェゥゥゥゥゥン ┗(◎o◎)┛<ラッシャーイ! ┗(^o^)┛<パーン!……じゃない!┗( ・´ー・`)┛<コロンビア!……でもない!
つかんで相手に投げるイシツブテ合戦に使われたり、気付かずに踏んづけられたり、ドサイドンの砲丸の代わりに使われたりと、何かと図鑑では不憫。
ズバットと共に洞窟では嫌と言うほど見かける。高レベルは「じばく」に注意したい。見た目通りぼうぎょが高くこうげきもそれなりだが、とくこう・とくぼう・すばやさはお察しの通り。だがBWで「がんじょう」が強化され、野生のこいつを見かけても一撃倒れないことが多くなった。何てことだ。
冒険で弱いと思いきやいわ・じめんタイプ自体が貴重かつ弱点を突きやすいので、技がろくになかった初代を除き冒険メンバーに加えると中々に活躍してくれる。最終進化に通信が必要なのがネックだが。特に金銀では序盤4つのジムに軒並み強いのでかなり優秀。ただしHGSSのエンジュジムではじめん技が効かない上に低いとくぼうを突かれるので要注意。
ゲームとアニメとで目のデザインが大きく異なる。アニメの目は瞳が大きくハイライトも入っている。
その昔BWのローテーションバトルでは「がんじょう」で耐えて「ほのおのジュエル」+「だいもんじ」でナットレイを屠り、「ねがいごと」+「がんじょう」で回復する永久機関イシツブテが君臨したことがあるとか。
「岩」に「手」が生えていることから、岩手県のキャンペーンポケモンに起用されているが、着ぐるみで出てきたイシツブテは下半身がイラスト作成時の透過のデザインであり、皆の度肝を抜いた。
Newポケモンスナップでは洞窟に生息。よく壁に張り付いている。
No.075 ゴローン
手が何故か4本ある。これを活かした技があるかといえばそうでもない。なのに進化すると2本に減ってしまう。謎である。
冒険の中盤以降の洞窟でたくさん見かける。イシツブテ以上に「じばく」を、高レベルは「だいばくはつ」を覚えていることが多いので中々厄介。しかもBWで「がんじょう」が強化されているので更に厄介。
ポケダンに「ゴローンのいし」というアイテムがある。投げると砲丸のように飛び20の固定ダメージを与える。20というと物足りないが固定ダメージかつ直線状でなくても当たるので、遠距離からちまちま削りたい時に便利。なお進化前のイシツブテをモチーフにしたアイテムは「いしのつぶて」で、こちらは10の固定ダメージである。そして空の探検隊ではスペシャルエピソードでチャームズに出し抜かれてしまった。哀れ。
ポケモンレンジャーシリーズでは進化後共々坂から転がり落ちてくる。とても怖い。
Newポケモンスナップでは火山に生息しているが、壁に張り付いているゴローンにふわりんごをぶつけると落ちてしまう。場合によっては溶岩の中へ……ゴローン!!!!
No.076 ゴローニャ
進化前に4本あった手が2本になってしまったが、巨大な爆弾岩が完成した。
分類がメガトンポケモンなのだが、別に体重がメガトンあるわけではない。「メガトンパンチ」などを自力で覚えるわけでもない……と思ったらこの技は遺伝で覚えられる。ただしORASのサーチで見つかる個体を除くとFRLGEmの教え技または初代VCが必須という。レアすぎる。
対戦では同タイプのサイドンとスペックが似ており、長年ライバルとして活躍してきたが、向こうがまさかの進化を遂げて一気に追い詰められた……かに見えたが、こちらもPtで「ふいうち」獲得、BWで「がんじょう」超強化で別の道を歩み始め、XYではこうげき種族値が10上昇した。だがBWで「だいばくはつ」が弱体化したためドサイドンに追いつけているかというとそうでもない……一応こちらはアローラ種という別形態を手に入れはしたが。
なおこいつはペンドラー一家の固有技と思われている「ハードローラー」を何故か覚えられる。転がるのが大得意だからなのだろうか。
ポケモンレンジャーシリーズではゴローン共々坂から転がり落ちてくる。ゴローニャの体重で襲いかかられたら人間はひとたまりもないだろう。
ポケGOではドサイドン実装前までいわタイプのお手軽強キャラとして名を馳せていた。三鳥実装時に鍛えたゴローニャを連れて倒しに向かった人数知れず。
No.077 ポニータ
可愛い可愛い仔馬なのだが、体は燃えている。跳躍力が高く、日本の紅白電波塔を、果てはオーストラリアの巨大岩石まで飛び越えられるという。「とびはねる」を覚えられるのも納得である。
ちなみに生粋の進化前では最も種族値合計が高く、410もある。こいつより合計種族値が低い上に最終形態のポケモンが何匹かいるというのに。
RSまでほのお技は特殊扱いだったため、こうげきが高いこいつのスペックは生かしきれなかった。
DP以降物理技が登場して使い勝手が良くなった……のだが、そのDPではヒコザルを選ばなかった場合シナリオ中に出て来るほのおタイプが何とこいつしかおらず、しかもほのお技も物理技が最終技の「フレアドライブ」しかないというかなりの使い勝手の悪さでヒコザル以外を選んだ人達は大混乱に陥った。しかも進化レベルも40とかなり高い。まあ能力が高くとくこうもないわけではないので「かえんほうしゃ」などをマシンで覚えさせれば何とかならなくもないが、幾ら何でも苦行にし過ぎである。対ドーミラーどうしてくれるんだ。Pt以降は遺伝技だった「かえんぐるま」が自力技に加わり、他のほのおタイプもシナリオで手に入るようになったが、何故それをDP時代にやらなかったのか。
ちなみにこの度DPがリメイクされるが、ポニータに頼らずともドーミラーはゴーストやあくで弱点を突けるのでその部分については以前より楽だと思われる。
ポケダン救助隊では何故か超レアポケの1体になってしまっている。何故しあわせのとうの中層限定で出現するようにしたのか…… DXでは行き倒れ個体を勧誘できるようになったため緩和されている。
No.078 ギャロップ
ギャロップとは元々馬を全速力で走らせること、またそれから派生した速いテンポのこと。実際ギャロップという競馬雑誌もある。ポケモンのこいつも進化して跳躍力が落ちた代わりに走力が上昇し、時速240キロで走れるという。新幹線よりちょっと遅いくらいである。ちなみに角が1本あり、見方によってはユニコーンに見えなくもない。とかなんとか言っていたら本当にユニコーン姿のリージョンフォームが出てしまった。
元祖ほのおタイプ最速で、次にこうげきも高いが、ほのお技が特殊扱いだったRSまでパッとしなかった。できることと言えばそのすばやさで「つのドリル」を連打することくらい。DPで念願の物理技「フレアドライブ」に加え「メガホーン」「どくづき」を覚えたことにより飛躍的に使い勝手が向上した。だがこの作品以降ほのおタイプ全体が強くなっていったため、ライバルがたくさんいる中で活路を模索し続けているのが現状。やっぱり頼みの綱は今も昔も「つのドリル」なのかもしれない。地味に最速の使い手だし。
その昔「ポケモンスタンプ」の企画で「ネコにこばん」を覚えたギャロップなるものが配布されたことがあり、ある意味貴重な個体だったが、何と剣盾になって再習得した。
No.079 ヤドン
やあん?
見るからに間の抜けた表情とのぺーっとした四足の体格が見る者を和ませる。分類も見たまんま「まぬけポケモン」。尻尾で釣りをするのが好きらしい。
みずに加えてエスパータイプでもあり、レベルを上げれば「サイコキネシス」まで覚えるので侮れない。とはいえ自身の能力が低いので、あんまり脅威ではないが。
公式からはかなり優遇されており、カントーのサファリゾーン園長の渾名が「ヤドンさん」だったり、ジョウトには「ヤドンのいど」があったり、「ヤドンのしっぽ」という珍味があったり、Youtubeで「ヤドンのうた」が投稿されたり、果ては「ヤドンパラダイス」なるものまで開催されたことがある。非公式だが8月10日はヤドンの日。
うどんとヤドンが似ていることから、香川県のキャンペーンポケモンに起用されている。でも香川県って確かゲーム禁止条例ありませんでしたっけ?ゲームキャラのマスコット大丈夫なんですかね?そこんとこダブスタじゃありませんか?
No.080 ヤドラン
釣りをしていたヤドンがシェルダーを釣った結果こうなった……らしいのだが、どう見てもシェルダーではなく別の貝のようにしか見えない。アニメでは「進化する瞬間に巻貝になる」と結論付けられたが、公式発表によると「巻貝タイプは最近発見された」とあり、どちらが正しいのか分からない。巻貝タイプのシェルダーがいつか単独で手に入る時が来るのだろうか。しかも別にシェルダーが手持ちにいなくてもレベルアップすれば普通にこの姿になる。どうなってるんだこいつ。
進化したことで二足歩行になり、能力も強化されただけでなく多くの技を覚えられるようになった。二足歩行が強いのがこのゲームの特徴でもある。
対戦ではぼうぎょ・HPが高いが初代ではパッとせず、99年の大会で「ドわすれ」が生かされたくらいだった。金銀でとくこうも高くなり、RSで特性「マイペース」と技「あくび」「めいそう」、DPで技「なまける」、Ptで技「てっぺき」、BWで隠れ特性「さいせいりょく」とアイテム「ゴツゴツメット」を手に入れたことで対物理で飛躍的に強くなった。こう見えて「だいもんじ」まで使えるのでみずの天敵ナットレイを返り討ちにできるのが特徴の1つ。
というかヤドランとヤドキングでぼうぎょととくぼうの違いや一部の技の違いしかないというのはいかがなものか。その辺りはガラル種が解決してくれたが、既存種もそろそろどうにかなって欲しいと思う。
No.080 メガヤドラン
ヤドランがメガシンカしたら何とシェルダーに完全に食われてしまった。さながら昔のコジロウを呑み込んだウツボットのようである。超能力を活かして尻尾だけで直立しているのは流石エスパーというところか。
特性が「シェルアーマー」になっただけでなく能力がまさかのぼうぎょ・とくこうのみ強化というかなり極端なものになっており、メガシンカ前と異なり交代戦ではなく急所無効を活かして居座ってじっくり戦うのが主流。
どうでもいいが、この状態でもし「からをやぶる」など覚えたらどうなってしまうのだろうか?
No.081 コイル
人気投票第2位のポケモンである。それ以上でも以下でもない。
名前の由来は理科で使うアレであり、かなり直球である。昔私も作ったことがある。
よくビリリダマと対関係のように見られがちだが、バージョンによって出現率が変わるわけではない。単に同じような工業系ポケモンだからというだけだろう。
初代ではでんきタイプのみだったが、金銀にて新登場のはがねタイプがこいつと進化形に追加された。そのため浮いているはずなのにじめん4倍である。解せぬ。
BWで「がんじょう」が超強化されたことで、ダメージを受けてもアイテムで回復+「リサイクル」でアイテム復活、という永久機関を作り上げることに成功した。
だがコイルと言えば「妙な人気」が印象深い。初代でまだポケモンのアンソロジーコミックが普通に出回っていた時代、とある漫画家の描くピカチュウとコイルがコミカルで中々に面白かった。その本人は今般ポケモン20周年を記念してこの2匹のイラストを描いている。ポケダンではジバコイル保安官の補佐として同様コミカルな動きで人気を博した。BW2ではジョインアベニュー用としてGTSにてコイル同士を交換する通称「コイループ」が大流行。
そして一番の衝撃は2008年、映画の人気投票にて組織票が投じられこいつが何と2位に選ばれたことだろう。一種のネタ祭りではあったがこの一件で「コイル=人気者」が定着することとなった。
ポケGOでは当初主に臨海工業地域にしか出現しないという極端な出現傾向だった。
スマブラFor・SPのステージ「プリズムタワー」に出現する……のだが、コイル3匹なのかレアコイルなのかは不明。
ポケダンでは救助隊で一番初めに仲間になるポケモン。空中浮遊能力を活かして通路外の空中や水上を移動できることに衝撃を覚えた。探検隊では保安官になり、リーダーのジバコイル共々おたずねものを追いかけている。
No.082 レアコイル
コイルが3つくっつけばレアコイルになるのか、それともコイルが3つに分裂してレアコイルになるのか、どういう進化方法なのかが謎なポケモン。実は3匹ともある程度遊離して動けるので、普段はくっついているが技を使う時に遊離するなどしている。体についているネジの本数も作品によって曖昧。何なんだあんたら。
RSまでこいつが最終形態で、DP以降進化形が追加されたもののすばやさはこちらの方が上である。BWではアイテム「しんかのきせき」や特性「がんじょう」超強化の恩恵を受けて更に強くなり、BW2では本気を出したアクロマがレアコイルとジバコイルを同時にパーティに入れてそれぞれ別の戦術で使いこなしていた。進化形態全員がそれぞれ固有に強力な戦術を持つ物凄い系列である。
だがポケダンではコイルとジバコイルが保安官をしているのに対し、レアコイルは何の役割もない。不憫。
スマブラFor・SPのステージ「プリズムタワー」に出現する……のだが、コイル3匹なのかレアコイルなのかは不明。
No.083 カモネギ
カモがネギをしょっているという諺その通りのポケモン。
赤緑/FRLGではNPCとの交換でのみ手に入り、その時のNN「おしょう」「アッカ」「じんすけ」はある意味こいつを象徴する名前でもある。野生出現はピカチュウ版以降である。
シナリオでは他の鳥と異なり「いあいぎり」を覚えるので秘伝要員としてそれなりに優秀。
デリバード共々悲劇の鳥として知られる。能力が低いにも関わらず一向に進化をさせてもらえない。固有アイテムに「ながねぎ」があるが、急所率が上がってもそもそも技を出せる機会に乏しいのであまり意味がない。しかもそのアイテムの入手も容易ではない。
一応ながら強化はされており、HGSSで技「リーフブレード」、BWで隠れ特性「まけんき」と技「ブレイブバード」、XYで特性「するどいめ」強化と急所率の補正修正による「ながねぎ」+「きりさく」「つじぎり」での確定急所実現、さらにSMでこうげき種族値大幅上昇と、それなりのものは手に入れている。実際複数戦でこいつの活躍が目撃された例もあり、後は進化さえ手に入ればよいのだが……
剣盾ではガラル種が登場し、何とあちらのみが進化できるようになった。いや、既存種は!? 置いてけぼり!?
ポケGOではアジア地域限定種。
ちなみに某歌ロイドや某姫に先駆けてネギを持って舞う存在である。ゲーム上では「しょくぶつのクキ」となってはいるが。
No.084 ドードー
名前の由来はかつて実在し絶滅してしまった鳥から……なのだが何故頭が2つもあるのか。しかも見た目はドードーよりもダチョウに近い。どうなっているんだこいつ。しかも羽らしきものが見当たらないのに何と「そらをとぶ」を覚える。じめん技も効かない。どうなっているんだこいつ。
だがXYで地に足がついたグラフィックになったせいでスカイバトルには参加できない。流石にこれで参加していたらシュールという他なかったが。
首の線が黒い方が♂、白い方が♀という区別があるが、ドードーは♂でドードリオは♀が公式イラストに描かれている。進化前と進化後とでイラストの性別が異なってしまっている珍しい例でもある。後付けなので仕方ない部分ではあるが。
ポケGOでは超初期にポッポやコラッタ同様なぜか大量発生していたが、いつの間にか絶滅危惧種かというくらいに出現しなくなってしまった。
ポケスペでイエローがこいつに乗っていたのは有名。
対戦でのドードーといえば「くろいきり」である。それ以上でも以下でもない。体を震わせてずもももも……と繰り出される図がシュール。そんなシュールな図を見せてまでドードーを採用するメリットはきちんと存在する。
ポケスナでは初代にのみ登場。ビーチを走り回っている。
No.085 ドードリオ
双子が進化したら首が1つ新たに生えてきた。片方の頭が分裂するらしい。何だその不気味な進化は。
3つの頭は「喜び」「悲しみ」「怒り」を表すという。だが悲しみは分かるとして喜びと怒りの区別はどの辺にあるのか未だに分からない。
首の線が黒い方が♂、白い方が♀という区別があるが、ドードーは♂でドードリオは♀が公式イラストに描かれている。進化前と進化後とでイラストの性別が異なってしまっている珍しい例でもある。後付けなので仕方ない部分ではあるが。
進化前も飛べるのでこいつも当然「そらをとぶ」を覚えるが、グラフィックで地に足をつけているのでスカイバトルには出られない。
対戦では初代時点で既にオニドリルのほぼ上位互換という何とも罪作りな役柄だったが、DPで更に強力なムクホークが出てしまいこいつも窮地に追いやられた。BWで隠れ特性「ちどりあし」と技「あばれる」を獲得したことで、「あばれる」の混乱リスクを相手の技回避という形で擬似的に解消するという、実用性はともかく大変に興味深い戦術が誕生した。XYで「はたきおとす」が強化され、更にSMですばやさが上昇し更に使い勝手がよくなった。
大昔は3つの頭から繰り出される「トライアタック」が代名詞でもあったが、DPから特殊技になってしまったため、現在での使い勝手は今一つ。
Newポケスナでは公園に登場。前作は進化前のみだったが今回はこちらのみ。
No.086 パウワウ
舌を出して手を叩いたと思ったらごろーんと転がっている可愛いアシカ。
角は小さいがそこから「つのドリル」を出せる。恐ろしいポケモンである。ニドラン♂もそんな感じだが。
こおりが少ない金銀の時に捕まえて旅メンバーに加えたことがあるが、出現場所がうずまきじまなので行くのが大変だった。
なお間違えやすいがシェルダーと同じく「こおりタイプが入っていそうで入っていない」ポケモンの1匹。こおり技ばっかり覚えるけれども。またこの影響で特性「あついしぼう」の場合ほのお・こおり技のどちらも1/4にすることができる。
No.087 ジュゴン
名前の由来は実在する絶滅危惧種の海洋生物からなのだが、何もそのまま取らなくても。ちなみに英名も発音上はジュゴンに近い。
3×5=ジュゴンというネタが昔あった。
進化前同様の何とも言えない顔が可愛いが、こう見えて結構な実力者でもある。対戦では「あついしぼう」で守りを固めつつ「ほろびのうた」や「ぜったいれいど」でプレッシャーを与えてくる。「ねこだまし」も「アンコール」もあるので迂闊に動けない。中々のやり手。
ポケダンでも「ぜったいれいど」をぶっ放す超危険ポケモン。可愛い振りしてこの子割とやるもんだねと。
Newポケスナでは雪原の流氷地帯にのみ出現。普段は水辺を泳いでいる。華麗にジャンプしたり眠ったりと可愛い。
No.088 ベトベター
海のヘドロが月からのX線を浴びて生まれたという。しかも金銀HGSSではタマムシシティの水上に出現し、BW2ではヒウンの下水道にも出現していた。釣竿を垂らしてもこいつが出て来るという。環境汚染を皮肉っているのだろうか。リアルすぎる。
ドガースとは準対関係。バージョンによってこちらか向こうかのどちらかの出現率が高いことが多い。GoピカブイではGoピカにしか出現せず、Goブイには出現しない。
野生では「きんのたま」や「くろいヘドロ」を持っていることがあるが、「ねんちゃく」で盗めないことが結構ある。ゴクリンといい狙ったかのように持たせるのやめてくれ。
No.089 ベトベトン
元が汚かったのに進化して更に汚くなってしまった。恐ろしくグロテスクな見た目で初めはちょっと苦手だった。
だがアニメのベトベトンにビビる。何だあの独特のキャラは。すぐ抱き着くお茶目ポケモン。アニメのおかげで「こういうポケモンも可愛い所がある」と気づかせてくれた貴重な存在である。
対戦では能力がかなり高いものの今一つ噛み合っていない。もっと流行ってもいいのに。とはいえアイテムを奪わせない「ねんちゃく」からの「ちいさくなる」は中々に鬼畜。アローラ種は大活躍に成功したし負けていられないところである。
ポケダンではトラウマメーカーの1匹だがスカタンクよりはマシという。ここでも今一つ足りない。
No.090 シェルダー
舌を出しているように見えるが、これは実は足。そのまま後ろ向きに移動する。そこはかとなくシュール。
必要経験値が多いのに進化後に必要なレベル技は軒並み高レベル習得という、中々に育てにくいポケモン。剣盾で進化前の技を軒並み思い出せるようになってよかった。
なお間違えやすいがパウワウと同じく「こおりタイプが入っていそうで入っていない」ポケモンの1匹。こおり技ばっかり覚えるけれども。
No.091 パルシェン
大きな二枚貝の中身はゴースのような見た目。何故か図鑑説明に唐突にナパーム弾が出てくる。初代あるある案件。妙にネタ要素満載のポケモン。二枚貝であることもネタにされやすい。哀しいかな。
対戦では「ある部分は硬いが別部分では柔らかい」という設定そのままなポケモン。具体的にはぼうぎょが極端に高くとくぼうが低い。このせいで世代による強さの浮き沈みが激しく、特にクリスタル前までの金銀やRSE期が本当に酷かった。BW以降「からをやぶる」獲得と「つららばり」超強化で超火力を誇るポケモンとして最前線を張っている。登場当初は外れ扱いされた確定5回攻撃の特性「スキルリンク」がまさかここまで重宝されるとは。
なおポケダンでは本編に先んじて「スキルリンク」がトラウマを引き起こしていた。DP期に発売された探検隊で遠距離から突然の「とげキャノン」5連発で蜂の巣にされる。DXでは遂に「れんぞくひっちゅう」というチート能力を手に入れて味方としても大活躍。
No.092 ゴース
最初に登場したゴーストタイプのポケモン……なのだが、何故かどくタイプがついている。元々ガスの生命体なので多分ガスに毒が紛れているのだろう。ちなみにインド象も2秒で倒れる。インド人を右にではない。ちなみにゴースト・どくは何と第8世代現在でも系統固有である。もっといそうな気もするが。
こう見えて身長が1m以上ある……ガスにしてもでかすぎやしないか。そして元祖にして現在でも「最も軽いポケモン」である。
初代やFRLGではシルフスコープがないと正体が分からなかったが、それ以外の作品では普通に姿を確認できる。技術が進化したのか、ゴース側が歩み寄ったのか、どちらなのだろう?
PDWで「ヘドロウェーブ」を覚えたゴースが手に入ることがあったが、技マシンがあるにもかかわらず一向にこの技を覚えてくれなかった。何故に。剣盾になってようやく覚えられた。
アニメでは様々な謎の生命体をサトシ達に見せて怯えさせたり、屋敷に入ってきたサトシ達に悪戯したりと、中々に悪戯好きなポケモン。
No.093 ゴースト
ポケモンのタイプと名前が全く同じという唯一にしてとてもややこしいポケモン。「ゴーストタイプを持つゴーストがゴーストタイプの技『ゴーストダイブ』を食らって効果抜群で倒れた」
元祖にして現在でも「最も軽いポケモン」である。進化形ゲンガーよりも身長が高いという謎の設定を持つ。
進化途中だが能力が十分高く、その昔ゲンガーが使用禁止になった99年の大会ではゲンガーの代わりとして使われたことがあった。
アニメではナツメに挑むためにサトシが捕まえたものの、ナツメが何故かそのゴーストと仲良くなってしまったため、不戦勝に終わった。結果ゴーストはナツメの下に預けられた。当時のゲーム本編の使用で考えるなら、ゴーストタイプ技は何故かエスパータイプに効果なし、しかも固定ダメージでない技は威力20の「したでなめる」のみ、かつゴース系列はどくも持つのでエスパーに抜群を取られる……と、まるで対策になっていなかったのだが。
No.094 ゲンガー
ゲンゲロゲー!!
進化したら足が生えてきた。しかも体重が急激に増えて進化前より身長が小さくなってしまった。実体を持ってしまったのだろうか。その実体が実はピクシーなのではないかという噂もある。怖や怖や。
それだけならまだしもRSから特性「ふゆう」でじめん技が当たらなくなった。いやお前地に足つけてるだろ。何で当たってないんだ。SMから「ふゆう」でなくなったが、そのなりからすればある意味当然と言える。加えて色違いの色の違いが全然分からない。妙に突っ込みどころが多いポケモン。
対戦ではとくしゅ→とくこう・すばやさが高く、初代からゴーストタイプの筆頭として活躍し続けている。特にDP以降「シャドーボール」「ヘドロばくだん」の特殊化で安定高火力を手に入れた。無効タイプもノーマル・かくとう・じめんと強力。ところがSMで特性「ふゆう」が剥奪され、剣盾ではゴーストタイプが軒並み強化される中ゲンガーの強化は来ず、徐々に勢いを失ってしまっている。
キョダイマックス可能。大きく開けた口がトンネルのようになり、そこに入ると二度と出てこられなくなりそうな見た目になる……が、何かのアトラクションの入り口のようにも見える。特にぬいぐるみ化すると顕著。可愛い。固有ゴースト技「キョダイゲンエイ」には「かげふみ」効果がつくが、メガシンカを継承したものだろうか。
ポケダンではイジワルズのリーダーで元人間。主人公に何かとちょっかいを出すが最後の最後で多少改心する。だが、あるイベントで本人と一緒に同行した時何故ゲンガーの技がアブソルと同じものになっていたのだろう? 流石におかしかったのか、DXでは修正されている。
Newポケスナでは洞窟に生息。陰に紛れてひょっこり出現する。ポケモンを驚かせるのが好きなようだ。
アニメでは新無印でサクラギ研究所に密かに住み着いていたゲンガーとサトシが仲良くなり、彼の手持ちとして加入。サトシがゴーストタイプを所有するのは何と初代以来である。
No.094 メガゲンガー
ゲンガーがメガシンカして影を自在に操るようになった。本人は陰に潜むように獲物を待っているが、陰に埋もれているだけで足はちゃんとある。
特性が何と「かげふみ」になり、相手を逃がさずに攻撃可能。しかもすばやさもトップクラスなので先制で色々し放題。「ほろびのうた」や「おにび」「さいみんじゅつ」からの「たたりめ」など、決まるとトラウマレベルになる凶悪な戦術を有する。タイプ相性も見直されゴースト技の通りが異常によくなったのも手伝ってシングルでは最上位の一角だった。ダブルではそこまででもないが「ほろびのうた」と組まれると凶悪。
なお色違いはゲンガーと打って変わって真っ白になる。
No.095 イワーク
「俺はここで、イワーーーーーーーーーーーーーーク!!と叫ぶことを……強いられているんだ!」
初代で最も身長が高いポケモン。初代ではそのインパクトと圧倒的なぼうぎょの高さ、いわタイプにしては妙に高いすばやさの反面、HP・こうげき・とくしゅが悲しいほど低く、正に見掛け倒しという言葉がぴったりのポケモン。
金銀で進化形が追加されたが、進化するといわタイプが取れてしまう上にタケシはこいつを切り札にしていたため、彼はHGSSでもBW2でも切り札としてイワークを起用していた。なんというイワーク愛だ。ただしアニメでは進化させていた。
対戦で使うとなるととくぼうが低いせいで簡単にやられかねない。特性「がんじょう」かアイテム「しんかのきせき」は手放せない。技も攻撃能力がないので「ステルスロック」が中心となるだろうか。
ポケダンではそれはもう大きすぎて距離感が分からなくなることが多々あった。超ポケダン以降は巨大サイズポケモンの1体になり、範囲攻撃を繰り出せるようになったが、小回りは利かなくなった。
Newポケスナでも巨大さは健在。地中や洞穴からいきなり飛び出すこともある。
No.096 スリープ
バクがモチーフで、怪しい手招きで眠りに誘う危ないポケモン。色も黄色いし要注意だ。ポケダンではショタルリリを手玉に取ろうとしていた。本当に危ない。その後は反省してルリリのピンチを助けていた。
名前は英語で「眠る」だが、要するに相手に「眠れ!」と命令しているのだろう。
本来どくタイプが入っていたのではないか説があり、「どくガス」を自力で覚えたりどくタイプのジムであるセキチクジムで何故かスリープ系列を使うトレーナーが何人かいたりするのはそのせいなのではないかとのこと。
初代で通信環境がない場合はフーディンが手に入らないので、エスパータイプはこいつを選んでおいた方が安全。なお金銀以降とくしゅの高さがとくぼうに回ってしまったせいで火力は出せなくなってしまった。
No.097 スリーパー
怪しい見た目が進化してマシになるどころか更に怪しくなってしまった。振り子まで持ち始めるし。図鑑にも子供に催眠術をかけて連れ去る事件があると記述されるくらい危ない。しかもFRLGでは実際に幼女を誘拐する事件まで起きた。ロリーパーの俗称が定着するのも無理はない。
スリープ同様本来どくタイプが入っていたのではないか説がある。どく・エスパータイプは剣盾になって漸く登場した。
対戦では耐久が高く、攻撃能力が低めな玄人向けのポケモン。代名詞の「さいみんじゅつ」を始め「かなしばり」や「トリック」、変わったところでは「どくガス」なんてのも覚える。だが「ゆめくい」を自力で覚えるのは何とGoピカブイからで、それまではわざマシン頼みだった。仮にもバクがモチーフのはずなのに。なお「せいしんりょく」で「トリックルーム」を使える数少ないポケモンでもある。
No.098 クラブ
その昔「ポケモン クラブ」で検索すると検索件数がピカチュウを凌ぎ第1位だったという動画があった。事の正体は「ポケモンだいすきクラブ」が一緒に引っかかっていただけなのだが。
蟹がモチーフなので横歩きしかできない。HGSSでの連れ歩きでもきちんと横歩き。シンボル出現になってもきちんと横歩き。アニメでもきちんと横歩き。他のポケモンの正面はこのポケモンにとっては横。ややこしい。
アニメでは無印時にサトシがリアルファイトの末にゲットしたポケモン。彼は既にこの頃からスーパーマサラ人の片鱗を見せ始めていた。
No.099 キングラー
進化して片腕に巨大なハサミを持つようになったが、そのハサミが重すぎて動きが鈍いという。あれ?でもすばやさの能力上がってないか?
対戦ではみずタイプなのにこうげきが高いせいでRSまでかなり使い勝手が悪かったポケモン。初代こそ「クラブハンマー」の急所率が高くそれなりにダメージを与えられてはいたが、金銀以降急所率がガクンと落ちたため火力不足に陥った。DPで「クラブハンマー」が物理化したことで漸く活路を見いだせるようになり、SMで威力100になったことで超破壊力を手に入れた。
キョダイマックス可能。口から出た泡がサンタクロースの髭みたいになっている。とてもシュール。固有みず技「キョウダイホウマツ」は相手のすばやさを2段階下げる効果がある。能力2段階下降を持つキョダイマックスはこいつだけ。
アニメではサトシがクラブを進化させており、セキエイリーグでは追い詰められたところに「はかいこうせん」をぶつけてゴルバットを仕留め、サトシの勝利に貢献した。だが鳴き声「コーキーコーキー」は何とかならなかったのか。
No.100 ビリリダマ
ビビリダマではない。ちなみにビビリだまというアイテムがSMから存在する。
最初期に開発されたらしい話が残るポケモン。こいつに限らず最初はタイプというものもなかったとか。
アイテムボールだと思ったらビリリダマだったケース数知れず。捕まえようとしても「じばく」で自分から倒れてくれてしまう。勘弁。これが色違いだと更に悲惨。逃げようとしても素早くて逃げられない。正に地雷。
よくコイルと対関係のように見られがちだが、バージョンによって出現率が変わるわけではない。単に同じような工業系ポケモンだからというだけだろう。
進化後と異なり口が見当たらないが、どこで何を食べて生きているんだろうか?
ポケGOでは当初主に臨海工業地域にしか出現しないという極端な出現傾向だった。
No.101 マルマイン
初代地雷ポケモン。アイテムボールだと思ったらマルマインだったケース数知れず。進化前に比べて表情が豊かで可愛さすら感じられる珍しいポケモンでもある。
圧倒的なすばやさを誇り、元祖最速のポケモン。そのためまず逃げられず、逃げられなかったところに「じばく」や「だいばくはつ」がやってきて大ダメージを負うことになる。なおGoピカブイではアイテムボールに擬態したマルマインに対してこのゲームでは珍しくバトルすることができる。
対戦でもすばやさと「だいばくはつ」での必殺仕事人として初代~RSまで一定の需要があった。それも今は昔。こうげきが50と低いのでむしろ今までよく頑張っていた方ではある。なお、SMですばやさが10上昇し、150の大台に乗せることができたが、剣盾でレジエレキにでんきタイプすばやさ1位の座を明け渡すことになってしまった。
ポケダンでその姿を見かけたらとにかく逃げなければならない。遠距離から「ソニックブーム」、近距離で「いやなおと」を仕掛け、地雷どころか最早主力兵器である。
No.102 タマタマ
だいぶ直球なネーミング。2つではなく6つあるらしい。しかもタマゴでなく植物のタネに近い上にエスパーときた。何なんだお前は。なお色違いは金色である。金色のタマタマ……これ以上はいけない!
何故か1匹ひびが入っている。これが進化に影響するわけでも何かの証でもない。一体何があったのだろうか?
小さな島のような場所に生息していることが多く、全世代共通で手に入れるのにそれなりに手間がかかる。特に第5世代は相当な僻地。
系統固有技に「たまなげ」がある。存在すら忘れられかけていて、剣盾では遂に削除されてしまったが、ポケダン救助隊DXにてホーミング効果のある唯一の技にして連続技という化け物性能に変化し、「ボールを相手のポケモンにシュゥゥゥゥゥーッ!!!」して「超!!エキサイティン!!」することができ、タマタマ・ナッシー共々大幅に強化された。
No.103 ナッシー
デエンデンデエンデンデン!
初代では「鳴き声がうるさい、顔が怖い、対戦では恐ろしく強い」という三拍子揃ったトラウマポケモン。青版のナッシーの顔は夢に出てくるレベル。現在でもメガシンカを除けばくさタイプ中とくこう種族値第1位。最早貫禄すら感じられる。
だが6つあった顔は何故か3つに減ってしまった。元々後ろにも描かれる予定だったのだろうか?それとも単に消えてしまったのか?
対戦では初代から「ねむりごな」や「サイコキネシス」を使いこなし、RSに入ると特性「ようりょくそ」で天候を活かして戦う姿が見られた。BWで隠れ特性「しゅうかく」を手に入れて以降「トリックルーム」との相性もよくなった。だが弱点は初代時点で5つ、現在は7つもあり、かつむし技が4倍弱点となる他、SM以降インパクト共々アローラ種にやや押されかけている。
系統固有技に「たまなげ」がある。存在すら忘れられかけていて、剣盾では遂に削除されてしまったが、ポケダン救助隊DXにてホーミング効果のある唯一の技にして連続技という化け物性能に変化し、「ボールを相手のポケモンにシュゥゥゥゥゥーッ!!!」して「超!!エキサイティン!!」することができ、タマタマ・ナッシー共々大幅に強化された。
どうでもいいが顔がゆっくりに見える。残念ながら2つではなく3つだが。「トリックルーム」でゆっくりしていってね!!!
モチーフがヤシの木で南国を連想させるからか、アローラ種共々宮崎県のキャンペーンポケモンに起用されている。
No.104 カラカラ
こいつと言えばシオンタウンポケモンタワーの悲劇。今後も永遠に語り継がれることだろう…… だが、タマゴから生まれた個体もホネを被っているのはどういうことだ? ゲームの矛盾を突き付けられる。
ポケモンタワーでは「ゆうれい」の一種として紛れている。こいつゴーストタイプだったのか? にもかかわらず特にピカチュウバージョンでは別の場所にも出現する。どうなってるんだ。そんなこと言っていたらアローラ地方では本当にゴーストタイプに進化してしまった。
ガルーラとの関係性を疑われることが多い。第2世代からイワヤマトンネルで共存を始めた他、アローラ地方ではカラカラが仲間を呼ぶと何故かガルーラが出てくる。
カラカラ系統固有技を2つ持ち、どちらもホネを巧みに使うものである。だがどちらもじめん技なのでひこうタイプには当然無効。いや「ホネブーメラン」が鳥に当たらないってどういうことだ。ブーメランが低空飛行しているのか?
No.105 ガラガラ
「ゆうれいの しょうたいは… ガラガラの おかあさんの まよえる たましい だった! やさしい カラカラの おかあさんに もどった たましいは ぶじに てんに のぼって…… …きえて いきました」
このガラガラのゆうれいと戦う場合「シルフスコープ」が必須だが、実は初代では「ピッピにんぎょう」を投げるだけで戦わずに成仏してしまう。なんてことだ。
金銀の対戦環境を一変させてしまった張本人。アイテム「ふといホネ」で「こうげき」のステータス2倍って壊れていないか。それで「つるぎのまい」習得は駄目だろうに。後の壊れ特性「ちからもち」「ヨガパワー」の先駆けである。現在では専用アイテムの有用性こそ落ちたが火力はあまり変わっていないため攻撃させればやはり強力。
ポケダンでは探検隊の「ガラガラどうじょう」が印象的。その後ガラガラと音を立てて崩れたという。「がんばるんだど!」
No.106 サワムラー
キックの鬼。実在の人物を元にしたポケモンの1匹。元となった沢村忠氏は本年(2021年)お亡くなりになられた。合掌。真空飛び膝蹴り!
初代では無進化の単独系列だったが、金銀でエビワラー・カポエラー共々バルキー系列に収められたという異色の経歴を持つ。バルキーの進化時にこうげきが高いとこいつに進化する。
キックボクサーが元になっているため蹴り技が得意。初代では「まわしげり」「とびげり」「とびひざげり」という3種の固有技を持ち、初代でかくとうタイプと言えばこいつくらいしかいないも同然だった。金銀以降周りも相応に強くなり、これら3つの技も色んなポケモンが覚えられるようになった。現在のかくとうタイプのパイオニア的存在である。
ダイマックスアドベンチャーではバルキー族全員が高性能キャラとして登場。こいつは「ワイドガード」を持ち、最難関ジガルデ討伐要員として重宝されている。攻撃させても「インファイト」が強烈。
ポケダンでトラウマメーカーとして君臨。奴の蹴りを食らってはいけない……
No.107 エビワラー
パンチの鬼。実在の人物を元にしたポケモンの1匹。元となった海老原博幸氏は初代発売時に既に鬼籍に入っている。カミソリパンチ!
初代では無進化の単独系列だったが、金銀でエビワラー・カポエラー共々バルキー系列に収められたという異色の経歴を持つ。バルキーの進化時にぼうぎょが高いとこいつに進化する……のだが、別に進化形全般から見てぼうぎょが特別高いわけではなく、むしろカポエラーの方が高い。完全に余りを押しつけられただけである。不憫。
見たまんまボクサーでパンチ技が得意。だが初代~第3世代までタイプごとに物理特殊が分かれていたせいで「かみなりパンチ」や「れいとうパンチ」は火力が低く、金銀ではパンチポケモンなのに「とびひざげり」が主力技という屈辱を味わったこともあった。パンチ技が全て物理になったDP以降も上位互換が常にいる状態が続いている不遇のポケモン。一応「せいしんりょく」+「ねこだまし」+「インファイト」は固有の要素……だったが、剣盾でコジョンドに取られた。不憫。
また、ハーフパンツのように見える部分が妙にひらひらしていてスカートのように見えてしまうせいで、一部ファンからはパンチポケモンならぬパンチラポケモンと呼ばれる始末。特にダイマックスするとかなり目立つ。不憫。
ダイマックスアドベンチャーではバルキー族全員が高性能キャラとして登場。こいつはタイプの異なる4種のパンチ技を揃え、特性「てつのこぶし」で更に火力を引き上げられる汎用攻撃役である。
ポケダンではトラウマメーカーとして君臨。「こうそくいどう」やめてくれ。
No.108 ベロリンガ
常に舌を出しており、いかにも「したでなめる」を覚えそうだが、何と初代では覚えなかった。どうなっているんだ。金銀からはきちんと覚えられるようになっている。
赤緑では交換で手に入る「なめぞう」でおなじみ。野生で手に入るようになったのは青から。リメイクであるFRLGでも野生出現しないが、Goピカブイではリメイク元のピカチュウ版に倣ってかハナダの洞窟に生息している。
対戦では特にパッとしない存在で、RSEまで恐ろしく地味なポケモンだったが、DPで一変する。
アニメでは一時期ムサシの手持ちにいたが、金銀にてソーナンスに交換されてしまった。
『スタジアム2』のお寿司を食べるミニゲームが可愛かった。わさびを食べるな!
No.109 ドガース
♪ドドッガドガースドッドッドッ♪ \シャー!/
初代コジロウの手持ち。実は中の人が初代オーキド博士と同じ。上記『ポケモン音頭』の出だしにも起用されている。BW2ではホミカがジム内で「D!O!G!A!R!S! ドガース!」と歌っており、妙に歌と縁がある。
ベトベターとは準対関係。バージョンによってこちらか向こうかのどちらかの出現率が高いことが多い。GoピカブイではGoブイにしか出現せず、Goピカには出現しない。
PDWで「ヘドロウェーブ」を覚えたドガースが手に入ることがあったが、技マシンがあるにもかかわらず一向にこの技を覚えてくれなかった。何故に。剣盾になってようやく覚えられた。
第8世代になって第2の特性と隠れ特性が新規に追加された珍しい種族。ちなみにそれぞれ「かがくへんかガス」と「あくしゅう」。
ポケモンスナップではプリンをしつこく追いかけるストーカー。撃退するとプリンのコンサートが開かれるぞ。Newポケスナにも登場しているが、マルノームに呑み込まれてしまっている。
No.110 マタドガス
進化前と同じく初代コジロウの手持ち。中の人もドガースと同じ。
突然変異の双子のドガースだが、分離してこうなったのか、それとも実は最初から双子だったのか。稀に三つ子が見つかるらしいが、新ポケモン扱いになるのだろうか。
ドガースからマタドガスになるのだが、「マタドガース」ではない。今新規実装されたらそうなっていたのだろうか。
対戦ではぼうぎょがかなり高く、RSで「ふゆう」を獲得して以降弱点がエスパーのみ、高い物理耐久に「おにび」まであることから、対物理攻撃役の耐久戦法を得意とする。はがねは「だいもんじ」で返り討ち、退場しようと思えば「だいばくはつ」の他「おきみやげ」「みちづれ」まである。だが同期のベトベトンと異なりどく物理技は一切覚えない。昔は「ヘドロばくだん」を使っていたのだが……
第8世代になって第2の特性と隠れ特性が新規に追加された珍しい種族。ちなみにそれぞれ「かがくへんかガス」と「あくしゅう」。
DP時代では経験値稼ぎのためギャラドスを「だいばくはつ」で倒す通称「ギャラボム」が流行っていたが、これを手軽にできる存在として野生の高レベルマタドガスが注目された。私も実際マタドガスでやっていた。
No.111 サイホーン
図鑑で「あたまがわるい」と公言されている可哀想なポケモン。まっすぐにしか進めないという。剣盾で実際にまっすぐ突進していた。
他のいわ・じめん複合と異なりこの系列のみじめん・いわの順番で複合になっている。だからといって何か変わるわけではないが。
進化レベルは42と遅く、初代ではハクリューに次いで進化レベルが高いポケモン。加えて初代ではタイプ一致技を自力で一切覚えず、すばやさもとくしゅも低かった。それでレベル25くらいから42まで引き上げるのだからかなりの苦行であることは想像に難くない……
リザードンとは鳴き声が全く同じことで有名だったが、XYで既存ポケモンの鳴き声が修正され両者とも別のものになった。
カロスには「サイホーンレース」という競技があり、XYの主人公の母親はこの元レーサーだった。ゲームだとそれだけだがアニポケではセレナと母親がレースで競走してセレナの夢を後押しするという感動エピソードがあった。なおXYゲーム内では崖地帯でサイホーンに乗って進める。
No.112 サイドン
初代の内部データの最初に記録されているのがこいつ。つまり実質「最初にゲーム上に生み出されたポケモン」である。とはいえ初代では自力でノーマル技しか覚えない上にすばやさととくしゅが低く、ライバルがチャンピオン戦で使ってくること以外の印象が極めて薄いポケモンだった。
だがRSで特性「ひらいしん」、技「メガホーン」「ロックブラスト」を手に入れると、同世代で登場したバトルタワーで突如覚醒する。「せんせいのツメ」を持ったこいつが有り得ない確率でこれを発動させ、先制で次から次へと相手を葬り始めたのである。しかも発動タイミングは決まって「つのドリル」。これがあまりにも印象に残り過ぎたせいで「サイドンの『せんせいのツメ』」→「サイドン先生」と呼ばれるようになった。
DPで進化を獲得するものの、BWでこちらも「しんかのきせき」を獲得し、主に「ひらいしん」によるでんき技吸い寄せの役目を負っている。同タイプのゴローニャとはスペックが似ており、長年ライバルとして活躍してきたが、DPにてこちらが進化し袂を分かつことになった。
No.113 ラッキー
初代サファリゾーン名物のレアポケモン。
その圧倒的なHPがまず目を引く。種族値250って何だこれは。とくしゅも高かったためこいつを特殊技で落とすのは困難を極める。そして「かげぶんしん」で回避ゲーム。これがあまりに強過ぎたせいで「かげぶんしん」の回避率を下げるという調整まで行うことになった。なお何故か初代では固有技「タマゴうみ」が技マシン限定という状態だった。
金銀以降進化形が追加されたため暫く大人しかったが、BWでまさかの「しんかのきせき」獲得、そしてまさかの「ちいさくなる」が回避率2段階上昇という凄まじい仕様になった結果、初代以上の耐久と初代並みの回避率を引っ提げ再び対戦の世界に舞い戻った。シングルでも勿論強力だが、特にダブルで味方のデスカーンから「ガードシェア」を受け取り超耐久から「ちいさくなる」を発動させる通称「デスラッキー」が凶悪なコンボとして恐れられた。正にピンクの悪魔。だが剣盾では「どくどく」が剥奪され、重要なダメージソースを失ったため幾分か落ち着いた。
ラッキー専用アイテムは「しんかのきせき」……ではなく「ラッキーパンチ」である。持たせると技が急所に当たりやすくなる。だが対戦での使い道はほぼない。
ポケダンでもレアさは健在で、特に救助隊の幸せの塔はこいつを探すため幾多の救助隊が挑んでは挫折していた。私もここでは手に入らずじまいでジラーチに頼ってしまった人の一人である…… なおDXではうじゃうじゃ出現する上に、進化前から進化させてもよくなったため、レア度は大きく下がった。
ポケGOでも当然のようにレア。そしてジム置き常連ポケモンの1匹。HPの異常な高さで防衛要塞を展開する。
ラッキーは幸運、つまり福のポケモンという解釈から、福島県のキャンペーンポケモンに起用されている。
No.114 モンジャラ
もんじゃ焼きではない。
初代で唯一くさタイプ単体のポケモン。というか何故御三家ですらどくタイプを持っているというのか。謎の仕様である。
ツルが無数に生えているが、その中身は不明。水辺が好きなのか、海や湖の近くに生息していることが多い。
RSまで無進化であまり目立たない存在だったが、DPで一変する。そしてBWでは「しんかのきせき」と「いかりのこな」を手に入れたことで自らもダブルのサポートとして活躍できるようになった。
No.115 ガルーラ
初代サファリゾーン名物のレアポケモン。
常に子供を抱えているが、この子供の性別はどちらなのだろうか。ガルーラの子供だし、やっぱり♀しかいないのだろうか。そしてタマゴから孵っても既に子供がいる状態で生まれて来る。どうなっているんだ。
対戦ではBWまで隙間産業的なポジションで、特性「きもったま」、技「ねこだまし」「ふいうち」「アームハンマー」などでしぶとく戦っていた。「ふしぎなまもり」を持つミカルゲという脱法ポケモンに対抗できる唯一の存在でもあった。だがまさかXYであんなことになってしまうとは誰が予想しえただろうか。未来は分からないものだ。当然メガシンカが廃止された剣盾では見る影もない。
ポケGOではオーストラリア周辺限定。カンガルーの生息地に合わせたようだ。
ポケダンでは倉庫番として有名だったが、マグナゲート以降倉庫自体が勝手に管理するようになったため、超ポケダンではカフェを営んでいる。DXでは引き続き倉庫番を営んでいる。
Newポケスナでは砂漠と荒野に生息。厳しい環境の中で子供を育てており、安全を確認した時にだけ子供に餌を食べさせる。
No.115 メガガルーラ
「強靭!無敵!!最強!!!粉砕!玉砕!!大喝采!!!」
第6世代の対戦を少しでもやったことのある人なら誰もが知っているぶっ壊れポケモン。
特性「おやこあい」で常時2回攻撃、追加効果も2回分の判定、だけならまだしも大技も小技も満載。こいつ1匹に殲滅させられたポケモンや戦術数知れず。通称「ガルットモンスター」。ポケGO開始前の第6世代がポケモン暗黒期と呼ばれている原因の1つ。対戦だけでなく「ポケモン全体が暗黒期だった」のが事の深刻さを際立たせている。
流石に第7世代ではあらゆる方向から弱体化措置を食らった影響で採用率がうんと抑えられた。どうして最初からそうしなかった。
設定自体は「子供が大きくなって一緒に戦うようになった」という美しいものなのだが……メガシンカが切れると元に戻ってしまうのでもしかしたら夢なのかもしれない。
No.116 タッツー
ドラゴンポケモンだがドラゴンがついていないことで初代でネタにされたポケモン。結構可愛くてアニメでもカスミと仲良くしていたのに。
この矛盾は金銀で解決することになるが、進化に必要なアイテムは大体こいつの系列もしくはミニリュウの系列から手に入れないといけない。しかも名前が紛らわしい。「りゅうのキバ」でも「おうじゃのしるし」でもなく「りゅうのウロコ」である。
ちなみに墨を吐いて逃げるという設定からか、遺伝技に「オクタンほう」がある。
No.117 シードラ
初代はここで進化が止まっており、こいつがドラゴンタイプでないことから進化前共々ネタにされたポケモン。金銀からこの先の進化が可能になった。実は進化後とはぼうぎょ・とくこう・すばやさが同じ。
なお体中に猛毒のトゲがたくさんあることから、タッツーとキングドラが「すいすい」なのに対しこいつだけ特性が「どくのトゲ」になっている。
ポケダンでは海ダンジョンにいるせいで大体トラウマメーカーだが、中でも超ダンジョンのこいつは鬼畜そのもの。シナリオ必須ダンジョンかつアイテムがろくに買えない状態で10マス貫通技「ハイドロポンプ」を部屋の遠くから容赦なくぶっ放してくる。味方が倒れると即キングドラに進化してまた撃ってくる。こいつがいる海中洞窟で何度やり直す羽目になったか。
No.118 トサキント
トサキーント トサキーントトサキントトサキントトサキーント
アニメでは出て来ると美しく跳ねまくるポケモンだったが、ゲームでは「はねる」を一切覚えない。なんてことだ。にもかかわらずスマブラではトサキントが「はねる」を使う。なんてことだ。
本来この系列は「たきのぼり」を固有技としていたが、金銀からひでんマシンの技になったことで多くのポケモンが覚えるようになってしまった。なんてことだ。こうげきの方が高いので現在では「たきのぼり」との相性がよいが、RSまでみず技が特種扱いだったため初代ですらまるで見向きもされていなかった。なんてことだ。ちなみに「たきのぼり」はひでんマシンになって以降も自力技から外れたことがなく、ひでん技を自力で覚える珍しいポケモンでもあった。
No.119 アズマオウ
東王と漢字に直せなくもない。王がついているせいか英名はSeakingである。金魚って海にいたっけ? 金魚モチーフなので発色のよい赤が凄く綺麗。このままうつくしさコンテストに出しても十分なくらい。
対戦ではこうげきが高いものの、RSではみず技が特殊技扱いだったせいで生かしきれなかった。だがFRLGで「メガホーン」追加、DPで元固有技「たきのぼり」の物理化、BWでまさかの隠れ特性「ひらいしん」獲得と、着実に強化されている。隙を見せると「つのドリル」までやってのけるぞ。
No.120 ヒトデマン
ミ☆<へあっ!
アニメの鳴き声が何故かこれ。ヒトデマンのモチーフに某宇宙ヒーローがあることから連想されたのだろうか? この鳴き声をネタにした動画がかつて流行っただけでなく、遂にポケモン公式が某宇宙ヒーローの主題歌に似せたヒトデマン動画を作ってしまった。ジュワッチ!!
アニメの図鑑説明で雌雄同体であることが判明し、それがあってか金銀以降性別不明になったポケモン。タマゴグループ水中3は事実上の空気。しかもヒトデマン同士ではタマゴができない。どういうことだ。
ゲームでは野生のこいつから「ほしのすな」「ほしのかけら」を手に入れることができる。「ほしのかけら」はソフトによっては便利なアイテムの交換用として重宝される。
スマブラではボールから出ると「スピードスター」を連射する。鳴き声は勿論「へあっ!」。
進化後共々、ゲームでもアニメでもカスミのポケモンとしてのイメージが強い。特にポケカの「カスミのなみだ」に描かれたヒトデマンに「そこ代われ!」と何度思ったか。
No.121 スターミー
ミ★<ふぅっ!
分類名に唯一助詞が入る「なぞのポケモン」。こいつより謎が多いポケモンいくらでもいる気がするのだが。
真ん中のコアで電波を受信しているらしい。そしてアニメではピンチになるとここが点滅して謎の音を発する。進化前共々某宇宙ヒーローがモチーフのようだ。
対戦では初代の英雄の1匹。とくしゅ→とくこう・すばやさが高く、みず、エスパー、でんき、こおりの4タイプの高火力技を覚えられたことから対戦の中心に常に居座っていた。金銀でとくしゅがとくこうに分離して耐久が下がったが影響は特になく、この4タイプの技を覚えさせたスターミーはそのままBWまで一線で戦えるだけの実力を持ち、みず最速の座も譲ることなく「初代の生き証人」として活躍していた。が、XYでその最速の座を奪われただけでなく、火力も特性で上回られるゲッコウガの登場で一気に駆逐されてしまった。昔の面影は最早ない。
ゲーム・アニメ共々カスミの切り札。初代シナリオでカスミのスターミーにやられたこと数知れず。ポケスペでも見事に原作再現。
Newポケスナでは海中に生息し、くるくると回転しながら泳ぐ。砂に紛れて隠れたり謎の通信を披露したりと、その生態は確かに謎。
No.122 バリヤード
最初公式イラストを見た時ひょっとこみたいな顔をした謎の存在に見えた。実際はピエロやパントマイマーがモチーフなのだが。パントマイムで作った壁を実体化させる能力を持つらしい。英名はずばり「Mr. Mime」。ただし♀もいる。
初代では交換でしか手に入らなかったポケモン。「バリバリ」「まさる」「バリヤン」というらしいが、どれ1つとして記憶にない。そんな名前だったっけ? どれがどのソフトでのNNかも覚えていない。DPから進化前としてマネネが追加されたが、こいつがマネネから進化したなんてとても信じ難い。ポケモンあるあるではあるが。
非常にややこしいが技は「バリ『ア』ー」でポケモン名は「バリ『ヤ』ード」である。
対戦ではとくぼうがかなり高いがHPが極端に低く、壁技を中心にサポート用の技を多く覚える。XYからしれっとフェアリータイプが追加され、むしやあくが弱点ではなくなった。特性はどれも便利だが主に「ぼうおん」が活用される。「ほろびのうた」「ばくおんぱ」の受け手として重宝する。
ポケGOではヨーロッパ限定。パントマイムやピエロの本場がそちらだからなのだろう。ただしこのせいで進化前までも限定ポケモンになり、ヨーロッパは2種族の限定ポケモンを抱える事態になった。ずるいぞ。日本初上陸は2017年の横浜イベントで、当日は大勢の人でごった返していた。
アニメではサトシのママのお手伝いさん「バリちゃん」として長らく実家にいたが、新無印で何とサトシの方の世話係に就任、そのままバトルにも繰り出されるようになった。
映画『名探偵ピカチュウ』にも出てくるが、あの恐怖顔バリヤードは今思い出してもおぞましいものだった。
No.123 ストライク
3匹集まるとアウトになるわけではない。ラッキーと一緒にいると愛煙家が寄ってくるわけでもない。誰かの好みのど真ん中に……はいるかもしれない。色々直球なネーミングである。
初代サファリゾーン名物のレアポケモン。赤が好きという隠れ設定があり、そのせいなのか緑版ではなく赤版に出現する。
進化前ではあるが進化形とは能力の合計値が全く同じなので、実質進化後とは別のポケモンで対戦環境にも普通に顔を出せる。設定上は進化前なので「しんかのきせき」も適用される。「テクニシャン」の補正がかかったタイプ一致技に先制技、ダブル/トリプルでのサポートとして「おいかぜ」「ファストガード」等が便利。初代では一致技に殆ど恵まれなかったのがだいぶ出世したものである。
アニメでかつてエレブー共々顔をケチャップまみれにされて暴走するという醜態を晒したことで有名。
No.124 ルージュラ
テレレテレレテレレテレレテレレテレレ
その何とも言えない不気味な顔つきに、長くて鬱陶しくて妙に耳に残る鳴き声が特徴のポケモン。第8世代現在でも最も鳴き声が長いという珍記録を持つ。ダイマックスルージュラの鳴き声は大笑必至。
元々交換で入手するポケモンだったが、その名前が「まさこ」なせいで全国の「まさこ」さんはとんでもない風評被害を受けたとか。固有技「あくまのキッス」は色々とトラウマものである。
モチーフは当時流行っていたガングロと思いきや、ポケモンの方が先に出ているのでその説は誤りとされる。しかも何と足跡がない。ポケスタでは倒れた時に頭の部分だけがバナナの皮のように残るというホラーチックな演出までされていた。一体何者なんだお前は。女性にまつわる触れてはならない闇に踏み込む可能性すらある。怖や怖や。
初代ではこおり・エスパーという2強の技タイプをどちらもタイプ一致で使いこなすことができ、攻めさせたら無類の強さを誇っていた。そのツケが回ったのか金銀以降はひっそりと対戦環境の隅の方に追いやられてしまった。
ポケスナでは初代・New共々踊り好きな性格で、音楽を鳴らすと踊り始める。そしてNewの方は条件を満たすと投げキッスを向けてくる。ネオワン号に乗っていないと眠りそうだ。
それにしてもこいつのどの部分がこおりタイプなのだろうか? 凍り付くような性格でもしているとか?
No.125 エレブー
スリバチやまの~風に乗り~ でんこうせっか~やってくる~ ひかりのかべだ~かみなりパンチ~ にらみ~つけるぞエレブーズ~ フレー フレー フレーフレーフレー エレブーズ~
発電所に出没する電気泥棒。赤が好きという隠れ設定があり、そのせいなのか初代では赤版にしか出てこない。
RSまではこいつが最終形態で、クリスタルから「クロスチョップ」を覚えたことでカビゴンを始めとしたかくとう弱点にも対抗していた。現在でも進化前よりすばやさが10高いので「しんかのきせき」を活用して戦うことができる。
アニメでかつてストライク共々顔をケチャップまみれにされて暴走するという醜態を晒したことで有名。
こいつと言えば何といってもアニメでの某虎球団をモチーフにした冒頭の応援歌だろう。ちなみにレベル100の時のこいつのHP最大値は334である。……なんでや!
No.126 ブーバー
火山地帯に生息する火男。ほのおタイプなのに緑色が好きという隠れ設定があるらしい。初代では緑版にしか出てこないのもどうやらそのせいだとかどうとか。対となるエレブーは赤が好きなのでつまりはそういうことらしい。
RSまではこいつが最終形態なのだが、正直あまりパッとしなかった。一応クリスタルで「クロスチョップ」を手に入れたことでカビゴンなどには強かったのだが。
ちなみにウルガモスが出る前の孵化要員というと皆マグカルゴを連想するが、私の場合元々図鑑用にEmに送っていたこいつだった。そのままレベル100まで育ててDPに送ってもなお愛用していた。大変お世話になりました。
アニメ版ではカツラの切り札として登場し、「大→中→小」という体を張った「だいもんじ」ネタを披露してくれた。
No.127 カイロス
初代サファリゾーン名物のレアポケモン。緑色が好きという隠れ設定があるらしく、そのせいなのか赤版でなく緑版に出現する。だが金銀でストライクが進化形を獲得して以降ヘラクロスが実質対になった。さらにアローラでは同じクワガタモチーフのクワガノンが登場しライバル関係になった。
長いこと技に恵まれなかったが、DPで「シザークロス」と特性「かたやぶり」を獲得し独自の戦いができるようになった。「ハサミギロチン」を「がんじょう」を貫通してぶっ放すことができるのが強みだが、BWでオノノクスというライバルが出てしまった。
なおこの「かたやぶり」+「ハサミギロチン」をバトルタワーなどの対戦施設で「こだわりスカーフ」を持ってやってくることがある。これにボコボコにされたトレーナー数知れず。私もその被害者の1人。
ポケGOでは初期の10kmタマゴから孵るポケモンの中ではぶっちぎりの外れ枠だった。普通に野生でうじゃうじゃ出現していた上に当時は大して強くなく、ミニリュウやカビゴンを期待してこいつが孵った時の絶望具合は半端ではなかった。このせいでポケGOでは「カイロスパイセン」というネタキャラとしてコアなファンを抱えている。いいんだか悪いんだか。
No.127 メガカイロス
カイロスがメガシンカしたらとんでもないことになった。まず目が血走って怖い。急に翅が出てきてひこうタイプになった。ひこう技覚えないじゃんと思ったら特性「スカイスキン」で無理矢理使い始めるという。何なんだこいつは。
だが特性のおかげで「おんがえし」が強力なメイン攻撃になる。先制技「フェイント」もタイプ一致になるため中々強い。「つるぎのまい」からの攻めを基本とする。きついファイアローも「つるぎのまい」からの「フェイント」で2発だ。
なおひこうタイプがついたことでヘラクロスに強くなり、巷では「ヘラクロス絶対殺すマン」と言われていた。
No.128 ケンタロス
初代サファリゾーン名物のレアポケモンにして、対戦での初代の英雄の1匹。
高いすばやさとこうげき、当時低くなかったとくしゅに加え、必殺の「はかいこうせん」が強力無比。当時反動は倒せば無効化された為「はかいこうせん」が半ば打ち放題。このため公式大会ではケンタロスが大暴れしていた。DPのガブリアス、XYのメガガルーラ、剣盾のエースバーンのポジションと言えば強さが分かるだろうか。
金銀で諸々が修正されて弱化したものの、金銀では「はかいのいでんし」を持たせた通称狂牛病が流行り、RSでは「いかく」を手に入れダブルバトルのメジャーポケモンとなっていた。DP以降は失速しすっかり過去のポケモンとなっている。
なおミルタンクとは同じ牛モチーフながら別種扱いなので、ケンタロスのタマゴが欲しい場合メタモンと預けなければいけず、遺伝技もない。よく番扱いされるが実際そんなことはないようだ。
SM/USUMでは自転車の代わりにケンタロスのポケモンライドを使用して陸地を高速で移動することができる……が、ダッシュをしない場合ムーランドに速度で負けてしまう。あくまでダッシュがメインのようだ。またこのライドは「いわくだき」の機能も兼ね備え、砕いた岩から換金アイテムを発掘できるのでこれを利用した金策が存在する。
ポケGOでは北米大陸限定。アメリカバイソン辺りを意識した設定だろうか? その後バッフロンも同地域限定になる……と思いきや、あちらはニューヨーク周辺限定になった。
アニメではサトシが何と30匹も捕まえていた。当時「何でこんなに捕まえたんだ1匹くれ」と思った視聴者多数。
No.129 コイキング
「1匹500円、返品お断り」
一番弱くて情けないポケモン。能力も見るべき部分はすばやさくらいで、技も「はねる」だけでまるで戦うことができない……はずなのだが、レベルを上げれば一応攻撃技は覚えるし、近年では「とびはねる」や「ハイドロポンプ」も覚える。「とびはねる」で頑張ればキノガッサくらいは一撃で倒すことができる。やればできる子である。
釣りをすれば大体どこでも出現する。コイキング系列しか生息していないと思われるところではすくすく育つようで、シンオウのリゾートエリアにある池では何とレベル100のコイキングが釣れることがある。野生のレベル100は勿論こいつが初。
色違いは金色になる。おめでたい見た目になることから進化後の色違い共々人気が高い。
剣盾のマックスレイドバトルにおいては当たり寄りの外れ。そもそもコイキングの時点で色々問題なのだが、「はねる」を覚えておらず攻撃技3つで固めてあり、「きあいのタスキ」を持っているのでバリアの削りとして十分仕事ができ、ソーナンスより遥かに役に立つ。ここでもやればできる子である。
ポケGOでも当然のように弱い……だけでなく、何と進化にアメが400個も必要というとんでもないハードルが待ち構える。そして苦労の末進化させると強力なポケモンが姿を現すことになる。
その昔ポケスタ2でははねる回数を競うミニゲームがあったが、何と後年「はねる」をひたすら極める「はねろ!コイキング」というアプリゲームが登場した。どうした公式。
ポケダンでも勿論弱いが、頑張ればコイキングでレベル1ダンジョンの最深部にだって到達できる。ここでもやればできる子である。ちなみにポケダンでは駆逐されすぎているのか、かなりレアなポケモンになってしまっている。
アニメでも弱さが強調される場面はあるが、新無印でゴウが捕まえた巨大なコイキングは「コイキング・ハイジャンプ大会」で何と宇宙空間まで飛び跳ねてしまった。やればでき……やり過ぎである。
ポケスナでは初代・New共々全てのコースに登場する。が、Newでは捕食されまくっている……
総括するに、「弱いことがアイデンティティになる」という珍しい存在。ひとたび進化すれば見違えるように強くなるが、時と場合によってはこのままにしてあげてもいいのかもしれない。
No.130 ギャラドス
進化して見違えるほど強くなった……どころではなく強過ぎて凶暴化してしまった。
元祖「ミスターはかいこうせん」。何かあったらすぐ「はかいこうせん」のポケモン……だった。昔は。「はかいこうせん」はDPから特殊技になったためとくこうが低いこいつとは相性が悪く、すっかりイメージが薄れてしまった。
ポケモンの中で数少ない「明確な名前の由来が存在しないポケモン」でもある。何となく強そうな名前ということなのだろう。
対戦ではRSで「いかく」を手に入れて以降耐久が上昇したため「耐え続けてしぶとく攻めるポケモン」の代表になった。こう見えて「でんじは」「ちょうはつ」などの小技も使いこなす。基本は物理技を使うが、やろうと思えば特殊技主体で戦うこともできる。近年では隠れ特性「じしんかじょう」にダイマックスを合わせて一気に攻め立てるタイプも見られるようになった。
ちなみに第2~3世代ではひこう技が「めざめるパワー」しかなかったため、これを粘ろうとすると非常に厳選難易度の高いポケモンになってしまっていた。同技が特殊技になった第4世代以降も物理ひこう技には乏しく、第8世代になっても「とびはねる」しかない。
進化の経緯から「たきのぼり」が最も似合うポケモンでもある。対戦でも「りゅうのまい」から「たきのぼり」のコンボが強烈。だが「たきのぼり」を自力習得できるのはGoピカブイからで、それまではマシンを使わないといけなかった。
多くの人が初めて手に入れた色違いはいかりのみずうみ出身の「赤いギャラドス」。私もその1人。ちなみに「赤色」で進化前が「鯉」であることから広島の町と縁があり、色違いのギャラドスがポケセンヒロシマの看板ポケモンに就任している。
ポケGOでは初代組の中でも強力なポケモン。発生の速い「かみつく」やタイプ一致にして強力な「たきのぼり」でゲージを溜めて強烈な「ハイドロポンプ」を放つ。シャワーズと双璧を成すほどの活躍で、ポケモンが増えた現在でも衰えていない。
一転ポケダン探検隊ではほぼ最弱のボスとして登場している…… いや、あれは周りが強過ぎただけだ。本人は悪くない。ところがDXではダンジョン内の強敵として見違えるほどの強さを引っ提げ帰ってきた。10マス貫通技を何と3つも揃え、勧誘したレアポケモン諸共こちらを滅ぼしにくる正に凶悪ポケモン。
ポケスナではやはりというべきか滝と縁がある。初代では吹っ飛ばされたコイキングが滝を登って進化する。Newでは滝の裏のクリスタフラワーを光らせることで出現する他、夜で条件を満たせばコイキングから進化したと思われるギャラドスが滝を力強く登る。
アニメではひとたび登場すると辺りに暴れ散らす問答無用の暴君ポケモン。カスミはかつて大の苦手としていたが後に克服し、メガシンカもさせるほどになった。強烈な「ぼうふう」で相手を閉じ込めるという正に凶悪な戦法を得意とする。
そういえばかつて知り合い生主の「ソクノ」というNNのギャラドスが相手を攪乱していた覚えがある。ソクノかな?ラムかな?
No.130 メガギャラドス
メガシンカしてドラゴンになるかと思ったら「きょうあくポケモン」なせいかあくタイプになってしまった。何気に初代で初めてのあくタイプである。
特性が「かたやぶり」になったことで「よびみず」や「がんじょう」も無視して潰せるようになった。あく技が全然なかったがORASで「かみくだく」を習得した……が、実際「じしん」の方が便利過ぎて使われていないらしい。
なおフラダリが使うメガシンカがこいつなのだが、「フレア団」のフレアって炎っていう意味じゃなかったっけ?
No.131 ラプラス
ピエール・シモンさんは関係ない。魔が存在するわけでもない。圧縮ソフトを解凍するわけではない。むしろ冷凍する方が得意。
モチーフはネッシーではないかという噂がある。たくさん乱獲されて個体数が減ったというが、SMの図鑑では保護しすぎて最近では逆に増えすぎているのだそう。生態系の介入が手放しで是とは言えないものだ。
人やポケモンを乗せて運ぶことが好きという設定がある。金銀の波乗りアイコンはラプラスに似たものになっている他、SM/USUMではポケモンライドでラプラスに乗って水上を移動することができる。
初代は「ふぶき」で、FRLG以降は「ぜったいれいど」でこおりタイプの強さをこれでもかというほど見せつけてくれた教育者ポジションのポケモン。「フリーズドライ」でみずタイプへの特効要素もある。
キョダイマックス可能。その姿はまるで豪華客船。周りに氷でできた音符のようなものもある。固有こおり技「キョダイセンリツ」は「オーロラベール」を展開する。これによって耐久を底上げするだけでなく「じゃくてんほけん」が発動すれば大火力で攻めることもでき、使用率が急上昇した。
野生出現は稀で、特にジョウトでは金曜日限定でつながりのどうくつの奥に出現する。初代「曜日限定ポケモン」でもある。
ポケGOでもレアさは変わらず、しかも初代ではカイリューを安全に倒せるほぼ唯一のポケモンだったため、マップ上に出現するや否や人が殺到して大混雑を引き起こしていた。かつて警察まで出動する事態になったこともあり、ポケGOのマナー問題がクローズアップされてしまった。
ポケGO初期に宮城県の震災復興イベントでラプラスが大量発生したことがあり、それがきっかけになったのか、宮城県のキャンペーンポケモンに起用されている。
カスミの中の人が歌う『ラプラスにのって』も有名。だが実際アニメでラプラスを連れていたのはサトシである。
ポケダンでは「空飛ぶラプラス」なる個体が登場、主人公達を「まぼろしのだいち」にまで連れて行ってくれた。
ポケスナでは初代・New共に海辺に生息。Newでは何とマナフィの出現トリガーにもなっている。
No.132 メタモン
ぐにゃぐにゃ自由に、それがメタモン!
絵が下手糞な私のような人でも間違いなく描ける。それがメタモン。
相手に変身できるポケモンだが、同時に色んなポケモンと育て屋・預かり屋に預けることでタマゴを見つけることができるポケモンでもある。このため、個体値が高く性格がバトル向きのメタモンはバトル用ポケモンの厳選に引っ張り凧のスーパーモテモテポケモンである。羨ましい。
なお、メタモン同士は仲が悪く、育て屋・預かり屋にメタモン同士を預けてもタマゴは見つからない。
バトルではネタ要員だったはずが、特性「かわりもの」を獲得して一躍簡単ミラーマッチが実現可能になってしまった。能力強化だろうがメガシンカだろうが何でもかんでも出た瞬間にコピーする。自分自身に倒される恐怖は半端ではない。ただしダイマックスはコピーできず、変身した後に発動させる必要がある。
ポケGOでは「別のポケモンに化けて出現し、ゲットすると正体を現す」という画期的な方法で登場。出現率はかなり低いので根気よく探す必要があるが、ゲットしたポケモンがいきなりメタモンに化けたときの驚きは他のポケモンでは経験できない貴重なもの。いつもならゲットされるはずなのに妙にゲットされにくいポケモンがいたらメタモンを疑った方がよい。
そして2018年、このポケGOにおいてメタモンが全く見たことのないポケモンに変身していたことがあり、それが何と新登場の幻のポケモンだったのであった。
ポケダンでは冒険団以前はただ変身して「わるあがき」を使うだけのポケモンだったが、超以降「アイテムに化ける」+「正体を暴くと味方混乱」という鬼畜仕様になった。幾ら何でもトラウマメーカーが過ぎる。
アニメでは変身すると顔だけメタモンのままになる「イミテのメタモン」が彼女のキャラ人気も後押しして大人気を博し、「メタモン=顔以外完璧に変身できるポケモン」というイメージが定着。このメタモンをモチーフにした公式グッズまで出ており、現在でも人気。
ポケスナでは初代にのみ登場。上記「イミテのメタモン」が由来となった「フシギダネのように見えるが顔だけそのまま」のメタモンが登場している。
No.133 イーブイ
イブ!!
初代では3種類、数を増やして第8世代現在8種類ものポケモンに進化する。進化前でも可愛いが進化しても可愛い、二重においしいポケモン。進化形共々まとめて「ブイズ」という通称がある。
分類がそのまま「しんかポケモン」で、名前の由来も「進化」を意味するEvolutionの最初の2文字「EV」から取ったとされる。
だが性別比は何と♂:♀=7:1なので、可愛い顔して実際は男の子でしたというケースが頻発してしまう。何てことだ。ちなみに♂♀で姿の区別は当初なかったが、後述するピカブイ以降は尻尾の模様が異なり、♀はハートマークのように見える。
レア度は高く、カロス地方以外では中々手に入りづらい。というかカロス地方だけうじゃうじゃ生息している。もしかして元々の生息地ここだったのでは?
基本的に進化を前提にしているのでこの状態ではあまりいい攻撃技を覚えないが、特性「てきおうりょく」で予想外の火力を出すこともある。
そして時は2018年、突如ポケモン公式にて「プロジェクトイーブイ」なる企画が始動。イーブイ着ぐるみが登場しイーブイを中心にしたコンテンツ展開が始まった。だけならまだしも何とGoピカブイにて遂に主人公のパートナーとしてイーブイが抜擢され、通常とは種族値が異なり専用の教え技を覚えられる「相棒イーブイ」が登場。同時に声優悠木碧氏によるイーブイのボイスまで実装され、全イーブイに適用された。剣盾でもイーブイは悠木碧氏による声が正式な鳴き声になっている。このように「第2のピカチュウ」としての道を歩み始めることとなった。
キョダイマックス可能。もふもふが増強している。固有ノーマル技「キョダイホーヨー」は異性の相手をメロメロ状態にする。
なお、Goブイの「相棒イーブイ」と剣盾の「キョダイマックス可能なイーブイ」は進化させることができない。しんかポケモンなのに。
その昔イーブイとその進化形のみが出られる『イーブイカップ』という公式Wi-Fi大会が2回開催されたことがある。この大会でのイーブイは火力要員として中々の働きを見せていた。
剣盾のマックスレイドバトルにおいては外れNPCの1匹。とにかく「てだすけ」を使いたがり、自らは攻撃に参加しないことが殆ど。バリアを割るには手数が必要というゲームの仕様をまるで理解していない。バリアの上から超火力を叩き込んで倒してしまうという方針なら寧ろ有り難くはあるが、耐久が高いとそれも難しい上にバリア状態にまで持ち込む必要のある初手ではまるで無意味。
ポケGOでは原作のレアさが嘘のようにたくさん出現する。GO内で何かしらのバトルをする時に初心者がまずゲットして育てるべきポケモンの1匹がこのイーブイで、進化が手軽でかつ進化先が軒並みタイプエキスパートとして強力という親切仕様になっている。なお、♂♀の違いは後になって反映されたが、鳴き声は2021年現在でも電子音のまま。
ポケスナでも初代・New共々出現。とにかくサイズが小さいので大きさの点数が稼ぎづらい。鳴き声はこちらも声優起用ではなく生物の鳴き声に似せたものになっている。
ポケダンでは特性「てきおうりょく」が強力無比なのだが、同時に特性「にげあし」で勝手に逃げてしまう。これがもしパートナーだった場合それはそれは悲惨なことになる…… なお、超ポケダン以降特性が1つだけになり、「にげあし」の仕様も変更されたため安心して進めることができる。
実はXDとポケナガの主人公はGoブイに先んじてイーブイをパートナーにしていたが、あまり言及されることはない。不憫。そもそも進化させるためのパートナー起用なので仕方ないのかもしれないが。
かつてポケスペでは当時登場していた3種類のポケモンに自由に進化しかつ退化が可能なイーブイがレッドの手持ちに入っていた。後にエーフィに進化したことでこの現象は起こらなくなった。
アニメではレギュラーメンバーのイーブイが軒並み別のポケモンに進化していたが、スイレンおよびコハルはイーブイのままである。
No.134 シャワーズ
イーブイのみず進化。みずに溶け込むことができ、そのおかげで「とける」を覚えられる。だが英語版ではこの技は「Acid Armor」となってしまった。……酸の鎧?シャワーズがこれを纏えるのか?
HP・とくこうが高く、ブラッキーほどではないものの耐久は随一。とはいえみずタイプ自体にライバルが多い上にイーブイ進化形共通の性で他タイプの攻撃技に乏しいので、「とける」や「ねがいごと」を活かした持久戦が主流。とはいえとくこうが高いので思い切って「ハイドロポンプ」等を放つと意外に活躍できることも。イーブイ進化組の中では色々なことができるポケモンと言える。
ポケGOではイーブイ進化形で最強候補と言われるほどの強さを誇る。HPが高い関係で合計CPが非常に高く、発生が速くて使い勝手の良いみず技を揃えるため攻めても守っても優秀。初代みずタイプ組ではギャラドスと双璧を成す強さと言われた。私がポケGO開始2ヶ月後に偶然ゲットした個体値MAXシャワーズ♀には何度も助けられた。
Newポケスナでは海上に出現。のんびり泳いでいると思いきや海中からいきなり飛び出すこともある。
No.135 サンダース
某フライドチキンのお店ではない。12×3でもない。
イーブイのでんき進化。背中にトゲのようになっている毛がいくつもあり、感情が高ぶるとこれが鋭い針のようになる。これを活かした技は「ミサイルばり」。物理技なのでこうげきが低いサンダースには出番がないと思われがちだが、初代ではむしタイプ技がろくになかったため、ナッシー対策としてサンダースが稀にこの技を使うことがあったらしい。
すばやさ・とくこうが高く、分かりやすい高速アタッカー。すばやさは永遠の高水準130。だがイーブイ進化形共通の性で他タイプ技に乏しいため、実際はサポート運用が主体。「あくび」「あまえる」「うそなき」等を駆使して戦う他「バトンタッチ」も可能。とはいえ実際戦うとなるとやっぱり「めざめるパワー」、特にこおりが欲しくなる。私もこいつを育てようと思ったことがきっかけでこの技の仕様を覚えた。なお、剣盾で廃止の憂き目に遭ったため一気に安定性を失った。
2008年ポケモンセンターのイーブイキャンペーン『イーブイコレクション』にて、サンダースの宣伝文句が「めざめるパワーは こおり!」だった。実はポケセントウキョーのスタッフの1人がバトル廃人で、恐らくは彼が仕込んだのではないかと推察される。
剣盾のマックスレイドバトルにおいては当たりNPCの1匹。やはり高速でんき技は役に立ち、「10まんボルト」ではないものの「エレキボール」で高火力を出せる。ただ覚えている技がどれも無効タイプ持ちで、攻撃技が無効化されやすいのが難点。
ポケGOではすばやさがCPに反映されにくい仕様になったため、脆さだけが目立つポケモンになってしまった。それでも貴重なでんきタイプなことに間違いはなく、アタッカーとしては十分な性能。
Newポケスナでは何と洞窟の奥深くにしか生息せず、撮影できるのはシナリオクリア後という超レアポケモンになってしまった。確かにでんきタイプがたくさんいるコースが存在しないが、何もそこまでしなくても。
No.136 ブースター
カードゲームの拡張パックのことではない。エレブーやブーバーが進化するわけでもない。
イーブイのほのお進化。毛がもふもふしていて暖かそうだが体内は暖かいどころか物凄く熱い。そこから高熱の炎を吐き出すので炭になってしまう。
こうげき・とくぼうが高いが、イーブイ進化組の中では最も辛酸を舐めてきたポケモンである。初代ではほのお自体が不遇で、金銀からとくしゅがまさかのとくぼうに配分されてしまった。かといってこうげきの高さは殆ど生かされず、DPから漸くほのお物理技が登場しても最大威力は65止まりだった。嫌がらせか何かか。XYになって漸く威力120のほのお物理技「フレアドライブ」を覚えはしたが、そもそも攻撃技自体が足りていない上にHPが低いこいつがこの技を使っても反動で倒れるのがオチなので、正直救済になっているかどうか……
だがかつて行われていた『イーブイカップ』では数少ない物理アタッカーなので、普通にエース級として戦うことができる。イーブイ進化形統一パーティ内でも物理アタッカーとして起用されることが多い。
ポケGOではとくぼうのステータスが高いことが幸いしてか、CP自体は高め。技の発生がそこまで速くない関係で重戦車のような運用になる。なお、原作同様ウインディの方が器用だが、タイプ一致の火力はこちらの方が上。
Newポケスナでは火山に出現。ふわりんごを激しく燃やして食べた後に火を噴く。可愛い。
No.137 ポリゴン
3Dで使う多角形をポリゴンという。そのせいかこいつ自身が多角形だらけのデザインをしている。が、元々は当時の3Dポリゴン技術が劣悪だったことに対する皮肉を込めてデザインされたポケモンとのこと。とんでもなく黒い匂いがする。
かのシルフカンパニーが作った初の人工ポケモンとされているが、それがロケットゲームコーナーに売り出されているのは一体どういういきさつなのだろうか? 更に言えば「ポケモン研究所」で製作に成功したという記述があり、グレンの研究所およびそこの設立者フジ博士とロケット団の黒い関係が垣間見えてくる。
分類は当初「シージーポケモン」だったが、青版以降「バーチャルポケモン」に変わっている。同一ポケモンの分類が変更された例は唯一となる。
こいつと言えば忘れもしない1997年12月16日。アニメ第38話『でんのうせんしポリゴン』放映後に視聴者が救急搬送されるという「ポケモンショック」事件が発生。以降のアニメ放映が中止されてしまった。ちなみに私はテレビが壊れる寸前だったためまともにフラッシュを浴びず難を逃れたが、買い替え直後だったら間違いなく巻き込まれていただろう。
そして問題の検証が終了しアニメが放送再開になった後、こいつとその進化形は一切アニメに出演していない。……あれ? 問題のシーンってピカチュウの「10まんボルト」じゃ? いい加減そろそろ出してやってくれ。流石にいつまでも濡れ衣を着させるわけにはいかない。
ポケダンではその鬱憤を晴らすかのように探検隊のラストダンジョン時限の塔にて「こうそくいどう」や「ほうでん」を連打しこちらに多大な被害を負わせてくる。しかもこいつを仲間にしようと思うととんでもなく大変。空の裂け目奥地での出現率低すぎやしないか。
ポケスナでは初代のリバーに出現。何と周りの背景に擬態している。
No.138 オムナイト
初代化石組。「かいのカセキ」から蘇る。
鳴き声がワンリキーとそっくりだったが、XY以降若干修正された。……本当に若干なので聞き分けできるかというと何とも言えない。
初代/FRLGでは強制入手の癖に化石を手に入れてから蘇らせるまでにうんと時間がかかる。まあHGSSの比ではないが。
とくしゅ→とくこうが高く「なみのり」を覚えてしまえば即戦力になるのでそのまま攻略のお供に……と言いたいが、初代/FRLGではこいつを手に入れるのにそもそも「なみのり」を使わざるを得ないので、既にみずタイプがパーティに入っていて空席がないことが多いという悲しみを背負う。
ちなみに「とげキャノン」は初代でのみ覚えられ、金銀以降進化しないと覚えられない。
アニメではオーキド博士がポケモンを研究するきっかけとなったのがこいつの化石の美しい螺旋形だったとのことで、現代に蘇ったオムナイトに感動していた。
No.139 オムスター
ハムスターではない。ベムスターは似ているがもしかするとモチーフの一部かもしれない。
進化して背中に棘が生えて顔が怖くなってしまった。あの可愛いオムナイトはどこに。しかも殻が重すぎて餌が取れなくなり絶滅したらしい。何だそりゃ。
対戦ではぼうぎょ・とくこうが高く、RSで特性「すいすい」を、BWで技「からをやぶる」を手に入れて以降場を整えてからの高速アタッカーとして君臨している。……あれ?殻が重すぎたという設定はどこに行った? 図鑑にはよくあることだが。特殊いわ技は有用なものが「げんしのちから」しかなかったが、剣盾になってようやく威力120の「メテオビーム」が加入した。ただし「からをやぶる」を考えると溜め技は使い辛いため物理いわ技を入れる手もある。
ちなみにXYでブロスターに抜かれるまで伝説を除いてとくこうの高さはみずタイプ中最大だった。古代種に火力で負ける現代みずタイプ達とは一体。しかもオムスター自身最も高い能力はとくこうではなくぼうぎょである。
No.140 カブト
カブトムシではない。変身もしない。チャージ3回フリーエントリーとかでもない。色々な作品に同じ名前がある紛らわしいポケモン。
初代化石組。「こうらのカセキ」から蘇る。
ドット絵で見られた赤く光る目だけが目と思いがちだが実は背中部分も目だったりする。つまり目が4つ……結構怖い。
また初代/FRLGでは強制入手の癖に化石を手に入れてから蘇らせるまでにうんと時間がかかる。まあHGSSの比ではないが。
いわ・みずタイプなので手に入れたら即戦力と言いたいが、こうげきの方が高いので「なみのり」と相性が悪いのが残念。DP以降「たきのぼり」が物理になったのでそちらをメインにしたい。
ちなみに「きりさく」は初代でのみ覚えられ、金銀以降進化しないと覚えられない。のみならず「ハイドロポンプ」は金銀以降Goピカブイまで覚えられなかった。何故に? そして剣盾で初代ぶりに習得復活という珍しい事態になった。
アニメではカブトだらけの島というとんでもない島が登場、あの赤い目だけが暗闇で大量に光る光景は中々に衝撃だった。
No.141 カブトプス
進化してカマがついて凛々しくなった。だが4つあったはずの目のうち2つがなくなってしまった。このフォルムで目が別の所にあったらそれはそれで怖いが。
対戦ではこうげき・ぼうぎょが高く、すばやさもそれなり。RSで手に入れた特性「すいすい」が強く、DPから物理化した「たきのぼり」が主力技になる。タイプ一致いわ物理技や先制技「アクアジェット」もある。だが爆発力でオムスターに負けているので今一つ目立てていない。あっちには「からをやぶる」もある。
なお「ハイドロポンプ」は初代の自力技に入っていたが、金銀以降削除され、以降Goピカブイまで覚えられなかった。そのまま忘れ去られていると思いきや剣盾でわざレコードを経由して再び覚えられるようになった。使う機会があるかというと別だが、中々の珍現象である。
No.142 プテラ
怯め!
初代化石組。何故か初代だけ3匹いる。正確にはこいつは化石ではなく「ひみつのコハク」から蘇るのだが。ちなみにこのコハクとそっくりなデザインのアイテム「コハクのカセキ」が某無人島スローライフゲームにも登場した。
対戦では固有のタイプであるいわ・ひこうを持ち、すばやさは永遠の高水準130。初代は技に恵まれず、金銀で一致技がまともに揃うも威力60、FRLGから「いわなだれ」導入で漸くマシになり、DPで「ストーンエッジ」を獲得と、順調に強化された。だがひこう技は未だに「そらをとぶ」が最高威力。
「こだわりスカーフ」を持てば先制技以外でほぼ追いつかれない。そこから「いわなだれ」を使えば問答無用で怯ませられるかもしれない。怯め!
ポケダンでは俗に言う「清森四天王」の1匹。救助隊では清らかな森を始めとした難しいダンジョンに多く現れ、3桁もあるHPと「プレッシャー」で倒しにくいのに「こうそくいどう」で追い詰めてくる。勘弁してくれ。
Newポケスナでは火山に出現。だが何故かやられ役ポジションで、バクフーンに狙われているようだ。あれ、タイプ相性は?
No.142 メガプテラ
メガシンカして原始の姿を取り戻したらしい……って、それメガシンカでなくゲンシカイキというのでは?
特性が「かたいツメ」なのだが、それを活かせる有用な一致接触技が殆どない。「フリーフォール」が多少便利なくらい。何故「もろはのずつき」や「ブレイブバード」がない?一応最大威力は「すてみタックル」だが第3世代限定。色々と不遇なポケモンである。一応すばやさはデオキシスに並ぶ150なのだが……
戦法としてはダブルバトルでキリキザンと並べて相手に技読みを迫る戦術が一時期流行していた。
No.143 カビゴン
DE☆BU
元々は開発スタッフ西野氏がモチーフで、カビゴンはその渾名だという。由来は「カビが生えたものを食べてもお腹を壊さない」ことかららしい。つまり彼の体格は……
カントーやカロスでは道中で道を塞いでいるため戦ってどかさなければいけない。捕まえようとしても中々強く、しかも捕まりにくい。正にシナリオ中の壁である。
対戦では高いHP・こうげき・とくぼうが特徴で、自身にマッチした能力強化技「のろい」が加わった金銀からHGSSにかけて対戦で頂点に君臨し続けた。XDで「じばく」まで手に入れて更に止められなくなった。BWで「じばく」が弱体化し第6世代では目立った活躍ができなかったが、SMでピンチ回復きのみが強化され「はらだいこ」や「くいしんぼう」とのコンボが成立し、一気に復権した。
実は初代はそんなに強くなく、とくしゅは現在のとくこうと同じだったのでベロリンガより二回り硬い程度。「じばく」は覚えたが正直それで切り返せるかどうかという程度。かくとうタイプが弱かったのがまだ救いだった。
SMにて固有Zワザ「ほんきをだすこうげき」を獲得し、更に剣盾でもキョダイマックスを獲得している。固有ノーマル技「キョダイサイセイ」は技が成功すると1/2の確率で使用したきのみが回復する。
剣盾のマックスレイドバトルにおいては当たりNPCの1匹。すばやさの低さが気になるが安心と信頼の耐久力を持つ。ただし「ギガインパクト」を使いがちで、1ターン反動で動けないことが多いのは注意。
ちなみに、「カビゴンはドット絵からグラフィックに至る過程で少しずつ起き上がっている」という小ネタが存在する。だがキョダイマックスでは再び寝てしまっている。
ポケGOでは登場時から2021年現在に至るまでレアポケかつジム防衛要員。当初はジム攻略要員としても採用されていた。かつて寝た姿勢のカビゴンが登場したことがあり、その個体は「あくび」を覚えていた。
ポケスナ初代ではビーチで、Newポケスナでは公園の抜け道でのんびり寝ている。音楽を鳴らすと起きる。
スマブラでは64からSPに至るまでモンスターボールから登場し、その巨体でファイターを押し潰すキャラとしてお馴染み。
ところで『Pokemon sleep』はいつ出るんですか?
No.144 フリーザー
戦闘力53万ではない。
初代の伝説の1匹。
初代では3匹の中でぶっちぎりの強さを誇っていた。命中90で3割「こおり」かつ一度凍ったら自然には溶けない「ふぶき」が問答無用で強く、更にはとくしゅが125もあったため大暴れしていた。実際はすばやさが中程度なので先制で叩かれたり、同じこおりタイプで技を受けられたりするときつかったが、無対策の相手は軽くボコボコにできるほど強かった。
だがやっぱり暴れ過ぎたせいか金銀で「ふぶき」が命中70の1割「こおり」かつ自然に解凍するようになり、こいつのとくしゅが全てとくぼうに回されてとくこうは低くされ、弱点タイプも強化されたたことで前線から姿を消してしまった。幾ら何でも弱くし過ぎである。だが「こころのめ」+「ぜったいれいど」は現在でも最速で放てる貴重な存在。
ポケGOではチーム「ミスティック」のシンボル。当初このチームに入っているとフリーザーが手に入るのではないかなどの憶測が広がり、フリーザー人気が高いこともあってフリーザーに惹かれてミスティック加入者が非常に多くなり、アンバランスな状態になってしまった。結果的には別のチームでも普通にフリーザーが手に入ったのでこの憶測は外れた。
ポケダン救助隊では逃避行中最強の敵として降臨、部屋攻撃「こなゆき」でこちらを追い詰めてきた。DXでは単体攻撃になったものの倒しづらさは変わらず。
他2匹に比べると初代漫画での取り扱いが大きく、何人かの主人公が捕まえたり必死に守ろうとしたりと、伝説=フリーザーというイメージが強い。
ポケスナ初代ではどうくつコース内で、タマゴの状態で存在している。笛を鳴らすと……?
スマブラではDXでモンスターボールから登場し、周りを氷漬けにして吹っ飛ばす。
No.145 サンダー
昔アメリカで作られた実写SFではない。
初代の伝説の1匹。
初代から安定して強い優等生。初代では「ドリルくちばし」が強く、RSで特性「プレッシャー」、DPで「はねやすめ」を手に入れて持久戦がかなり安定するようになった。攻撃面も優秀で、とくしゅ→とくこう125からの「10まんボルト」「ほうでん」「ねっぷう」などが強烈。そして剣盾では遂に「ぼうふう」まで手に入れ、ダイマックスとの相性の良さも手伝ってランダムマッチにてシングルバトル使用率1位の座を手にしてしまった。強くなり過ぎである。
元々無人発電所に生息していたが、これが有人になった影響か、HGSSでは発電所の外にぽつんと佇んでいたのには思わず笑ってしまった。まるで廊下に立たされた生徒である。
かつてXDで出てきた「きんぞくおん」サンダーは超絶厳選難易度として知られた。性格・個体値の厳選が非常に困難で、「めざめるパワー」まで粘るとなると発狂するレベルで難しかった。現在では性格や個体値が補正できるようになり、「めざめるパワー」は剣盾で廃止されたため、厳選する必要はなくなった。
ポケGOではチーム「インスティンクト」のシンボル。当初このチームに入っているとサンダーが手に入るのではないかなどの憶測が広がったが、加入者は伸びず3チームのうち最も人員が少ないチームになってしまった。結果的には別のチームでも普通にサンダーが手に入ったのでこの憶測は外れた。
ポケスナ初代ではトンネルコース内で、タマゴの状態で存在している。ピカチュウが近付くと……?
スマブラではDXでモンスターボールから登場し、ファイターを電気で攻撃する。For・SPではステージ「ミアレシティ」に飛来するが、特に何もしない。
No.146 ファイヤー
にらみつけるさんのことファイヤーって言うのやめろよ!
ファイアーではない。
初代の伝説の1匹。
初代でほのおタイプ全体の不遇の上レベル51で「にらみつける」を覚えてしまうことですっかりネタにされた。本来「かえんほうしゃ」の予定だったが技コードがずれてしまったらしい。……元々開発締め切り直前になって伝説3匹を入れたらしい話を聞いたことがあるので慌てていたのかも知れない。
実際金銀以降「にらみつける」が削除され「かえんほうしゃ」になっているが、入手レベル50に対し習得レベル49という狙ったかのような嫌がらせで悲しみを覚えることとなった。初期技には強化された「つばさでうつ」もあるのに「つつく」を使う羽目になるし。この辺りの改善はポケスタ金銀やクリスタル版まで待つことになった。
金銀以降技の揃いが改善され、「ねっぷう」「エアスラッシュ」「ぼうふう」など優秀な技を次々手に入れた。同タイプには強力なライバルが何匹かいるが、「はねやすめ」と特性「プレッシャー」「ほのおのからだ」との相性がすこぶるよく、SMからは「もえつきる」でほのおタイプを自ら消すこともできるようになった。
だが何とGoピカブイから「にらみつける」が自力技に復活してしまったのであった。ちなみに剣盾で登場したガラル種も同様。
生息地が登場する度に次から次へと変わっている。チャンピオンロードだったりともしびやまだったり果てはシロガネやまだったり。……あの、シロガネやまはジョウト扱いなんですが。ちなみにポケダンでもコロコロ変わっている。
ポケGOではチーム「ヴァーラー」のシンボル。当初このチームに入っているとファイヤーが手に入るのではないかなどの憶測が広がったが、フリーザーに比べると加入者は増えなかった。結果的には別のチームでも普通にファイヤーが手に入ったのでこの憶測は外れた。
ポケスナ初代ではかざんコース内で、タマゴの状態で存在している。コースを塞いでいるのでこれをどかすと……?
スマブラではDX以降モンスターボールから登場。口から火を吐くことはないが、本人に触れるとダメージを受ける。なお本人は暫くすると「そらをとぶ」でその場から飛び去ってしまう。初代準伝説3匹のうちこいつだけ継続して登場する。
No.147 ミニリュウ
ミニリューではない。
元々幻のポケモンと言われていたが、何故かサファリゾーンで釣れることが判明した……のはいいとして、何故ロケットゲームコーナーで手に入るのだろうか? まさか密りょ……これ以上はいけない!
進化前で小さそうに見えるが2mもある。フシギバナと同じ大きさ。いやいくらなんでもでか過ぎやしないか。多分蛇のような体全体で2mなのだろう。
金銀/HGSSでは「しんそく」を覚えたこいつが条件つきで手に入る。金銀時代では1匹限りの限定ものだったが、HGSSでは何とこの技が遺伝できるようになっている。カイリュー大躍進の一端を担っているが、剣盾でカイリューが自力習得するまで習得手段が先の「条件つきで手に入るミニリュウからタマゴ孵化で遺伝させる」方法しか存在しなかった。いくら何でも厳しすぎやしないか。
ポケGOでは最終形態カイリューが強力なポケモンであり、さらに最初期は大量発生するスポットまで用意されたことから、特定の公園に人の大群が押し寄せるという異常事態になってしまった。それがなくなった後も水辺での出現報告が多数なされたことから、水辺の出現スポットにたくさんの人が歩きながらミニリュウを探すという異様な光景が広がっていた。
ポケスナ初代ではけいこくコースの水中に潜んでいる。飛び出したところを撮影しなければいけないので難易度が高い。
No.148 ハクリュー
ハクリュウではない。何故途中から伸ばし棒になるのかはよく分からず、初代ポケカでも「ハクリュウ」と書いてあった。色々紆余曲折があったことを思わせる。
カイリューへの進化が55なので相当大変。「なみのり」を覚えさせればレベル上げ自体は簡単だが、初代ではこの技を一度覚えさせると忘れられないので悩ましかった。ちなみにこの進化レベルは初代からDPtまでで最も高かった。
公式大会などでレベル50までしか使えなかった時代はカイリューの代わりにこいつが出られ、タイプや特性が異なるのでそれなりに戦えていた。種族値合計がポニータと大差ないなんて言ってはいけない。
No.149 カイリュー
「カイリュー はかいこうせん」
カイリュウではない。カイジューでもない。英名の発音はドラゲナイだが別に世界は終わらない。「はかいこうせん」で破壊したら終わるかもしれないが。
所謂600族に分類される初のポケモン。
進化前より体長が縮んでしまったが、ハクリューが尻尾までなのに対しカイリューは頭から足までの計測のためこういう結果になったのだろう。
その能力の高さから対戦でも引っ張り凧……になるはずだったが、初代ではドラゴン技が固定40ダメージの「りゅうのいかり」しかなく、4倍弱点のこおり技「ふぶき」が大流行していた上に、進化レベルが55なせいで入れてしまうと他のメンバーを50にする必要があったためまるで日の目を見なかった。
だがBWで一転隠れ特性「マルチスケイル」を手に入れ、HGSSで手に入れた「しんそく」の優先度が強化されたことで、特にシングルで大躍進。タイプ一致のこおり技を食らっても普通に耐え、不一致で威力が低いと半分も削れない。これぞ初代の貫禄というやつか。
色違いの色合いは濃い抹茶色。結構好みが分かれる。
初代では本来覚えないはずの「バリアー」を覚えたカイリューなる存在を四天王ワタルが使用し、物議を醸した。それだけでなく金銀ではワタルのカイリューが人に向かって「はかいこうせん」をぶっ放し、かつレベル47だの50だののカイリューを投入する始末。一体どうなってるんだ。
ポケGOではサービス開始時からドラゴンタイプの強力なアタッカーとして君臨し続けている。ジム置きシステムがCPの高い順に配置されるタワー型だった頃はカイリューをジムに置く人も多く、タワーの頂上にカイリューがたくさん君臨し続ける様子が俗にカイリュータワーと呼ばれた。
それにしても初期2匹が蛇のようなポケモンなのに何故龍人型になるのだろうか? アニメではこの答えは「誰かを助けたかったんだよ」ということになっているようだが。
No.150 ミュウツー
ココハドコダ……ワタシハダレダ……
ミュウスリーだッピ!
元祖禁止級伝説。初代当時この概念がなかったが、金銀以降こいつと同じような種族値合計を持ちかつレベルが50以下のポケモンが出たことでこの枠が設定された。
見た目が某ゲームのラスボスとか53万さんとか言われるが無関係らしいとのこと。また何故かオリジナルのはずのミュウより子供の方が図鑑で先に来るが、ご丁寧にもフィオネ←マナフィという後輩がいる。
初代では理不尽なまでに強いポケモンとして名高い。堂々の第1位を誇るとくしゅ154からの「サイコキネシス」が強烈、耐久も並以上あり、すばやさは永遠の高水準130。「ドわすれ」を使えばとくしゅが更に2段階も上がる。倒す方法があるとすれば「ふぶき」で凍らせるか「だいばくはつ」で自分諸共吹き飛ばすか。『スタジアム2』で「ミュウツーをたおせ!」なるバトルがあるほど。やっぱりミュウツーよね!
金銀以降多少なりとも弱体化し、とくこうの1位も手放し落ち着いたかに見えたが、HGSSで「ノオツー」なる「ふぶき」連打パーティで息を吹き返し、BWで念願の固有技「サイコブレイク」まで手に入れた。だがXY以降周りの強さに再び押され、剣盾では上位互換とも言える黒バドレックスまで登場し、立場を失いつつある。
ちなみに昔から何故か「じばく」のみを覚え、「だいばくはつ」を覚えない。「じばく」を覚えたミュウツーは非常に貴重なポケモンだったが、剣盾で「じばく」のわざマシンが出てミュウツーがこれを覚えられるので稀少性が完全に失われた。
USUMのレインボーロケット団においてサカキが何とこいつを切り札にしており、それが反映されたのか、ポケマスではサカキのバディである。EXカラーになると「ピンク色の衣裳を纏ったサカキ」という極悪のイメージからかけ離れた姿が見られる。ちなみに何の皮肉か、このミュウツーの弱点はあくタイプである。
スマブラではDX・For・SPでファイターとしても登場しているが、原作とは裏腹にコンボを決めないと勝てず、しかもふわふわとした挙動で体重が軽く守りが弱いキャラになっている。圧倒的なパワーはどこへ。
記念すべき映画第1作『ミュウツーの逆襲』の主役の1匹でもあり、アニメの明るい雰囲気とは一転シリアスで考えさせる内容だったが、大ヒットを博した。前日譚となるスペシャルエピソード『ミュウツーの誕生』をずっとラジオで聞いていたのが凄く懐かしい。そして後日譚としてテレビスペシャル『ミュウツー! 我はココニアリ』も公開された。それから何年も経った後『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』にも登場し、メガシンカをしてみせたが、恐らくは『逆襲』のものとは別個体と考えられている。
No.150 メガミュウツーX
Yが先行公開され、後になってこちらが公開された。
まさか2種類ものメガシンカがいるとは。だが「ミュウツーだから許される」し「性能的にはあまり強くない」からあまり取り上げられていない。いいんだか悪いんだか。
まさかのかくとうタイプ付与、まさかのこうげきが全ポケモン中1位の190という化け物が誕生した。どういう肉体改造だ。確かにミュウツーは手足があるので物理技自体は豊富だけれども。すばやさ・とくこうは上がらなかったが耐久が順当に上がったため、安定性はこちらの方が上。
だが最大の問題点としてまともなかくとう物理技に乏しい点がある。「インファイト」や「とびひざげり」はもちろん覚えない。教え技を使用できない場合最大威力は「かわらわり」である。流石に弱すぎる。また新たにかくとうの弱点になったフェアリーにはかなり好き放題されてしまう。「どくづき」を覚えるので対抗すること自体はできるが。
特性「ふくつのこころ」は自身が素早いため「ねこだまし」やアイテム「こだわりスカーフ」持ちで怯まされない限り空気。
No.150 メガミュウツーY
先に公開されたのはこちらの方。映画『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』で初公開された。当初は映画の題名に倣って「覚醒ミュウツー」なる呼ばれ方をしていた。
とあるイベントでプレイできたXYの体験版でも登場し超火力を見せつけてくれたが、登場当時まさか2つもあるとは思っていなかった。
だがせっかく満を持して登場したにも関わらず性能としては微妙そのもの。とくこうは確かに194と最大値を取り戻したのだが、ぼうぎょが何と70にまで下がってしまった。弱点物理技を食らうと即死しかねない。弱すぎる。すばやさも10上がっただけ。こうげきが何故か40上がったが、タイプが増えたわけでもないし他タイプ技の足しにするくらい。特性も「ふみん」と役に立つかと言えば微妙。ダークライに多少強くなったが正直あいつは眠らせる前にあく技をぶっ放すだろうし。
非常に女性的な姿でミュウツーのイメージを打ち破った斬新なデザインなのだが、どうにもこうにもといったところ。
スマブラFor・SPでのミュウツーの最後の切りふだはこのメガミュウツーYにメガシンカして「サイコブレイク」を決めるというものになっている。
No.151 ミュウ
初代開発スタッフがデバッグ用のプログラムを抜いた後に残っていた数バイトほどの隙間にこっそり紛れ込ませたポケモン。
非公開にするはずがバグだらけだった初代では簡単に見つかってしまった。そして150種類しかいないはずなのに151匹目を見つけたという都市伝説が広まり、ミュウを見つけようと必死にバグらせるという今ではまず有り得ない遊びを当時の子供達は身に着けてしまった。いるかいないのか出るか出ないのか分からない、正に「幻のポケモン」と言える。
公式側としてはこれ以上バグを広めるわけにはいかないのでミュウを公式に配布することで矛を何とか収めようとしたが、予想外の倍率だったせいで何回か行う羽目になった。良くも悪くもポケモンを今の人気に至らしめた張本人である。ちなみに20周年記念で配信されたVC初代でも初代とXY・ORASそれぞれに対して配布キャンペーンが実施されている。
対戦では全技マシン、秘伝マシン、汎用教え技を使うことができ、かつてXDではミュウ専用の教え技なるものもあった。だが技が多彩なポケモンにありがちな器用貧乏がものの見事にあてはまり、何をやらせても強いがスペシャリストには中々なれない。いっそ「つるぎのまい」から「だいばくはつ」を決めてもいいかもしれない。
現在では「モンスターボール+」というピカブイ・剣盾・ポケGOに連動できる特殊なデバイスを購入すると必ず中に1匹入っている。このミュウは本編作品に送ることができるが、ポケGOには送れない。
SMにて遂にミュウ固有技「オリジンズスーパーノヴァ」を手に入れた。Zワザの一種で、「ミュウZ」を持たせた状態で「サイコキネシス」をベースにして発動させるもの。技が成功すると「サイコフィールド」が展開される。
ポケGOではサービス開始時に登場せず、初めてのスペシャルリサーチにおける最終リワードとして実装され、大きな話題になった。そして後に色違い個体もチケット購入者限定で手に入るリサーチのリワードとして手に入るようになった……のだが、当該イベント中に何と非購入者の一部もリサーチが実行できる状態になってしまい、これに対する補償も十分ではないとして批判が殺到した。
ポケダン救助隊の地底遺跡では「オルゴールを持っていないと会えず、しかも何階にいるのか全く分からない存在」であり、かなりやきもきさせられた。全員を倒さないとミュウがいたかどうか分からないし中々に面倒。DXではオルゴールがダンジョン初回突入時に特別枠アイテムとして生成されるため持ち込む必要がなくなり、出現階層も明確に設定されるようになったため探しやすくなった。
ポケスナ初代では専用コース「にじのくも」内で撮影ができるが、バリアに阻まれているためこれを取り除く必要がある。Newではシナリオをクリアするとジャングル内に登場するが、バリアを取り除く必要はない。条件を満たせば「ふわりんごを食べているミュウ」「空中で眠っているミュウ」という珍しい光景が撮れる。
映画『ミュウツーの逆襲』と『ミュウと波導の勇者ルカリオ』で主役の1匹を務めている。基本的に無邪気でふわふわとした存在。
「カントー」をウィキ内検索
最終更新:2021年10月16日 21:58