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はっぴゃくきゅうじゅうはち
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ホウエン
はっぴゃくきゅうじゅうはち
ポケモン20周年を記念して全種族について独断と偏見を交えて感想を書いた「
ななひゃくにじゅういち
」を25周年を記念して書き直したもの。
要は「ポケモントレーナーなら全てのポケモンについて語れる説を証明してみせましょう企画」です。
企画名『はっぴゃくきゅうじゅうはち』は初代アニメのED『ひゃくごじゅういち』のリスペクト。
当時は721だったからまだ語感がよかったけれど898だとちょっと響き悪いな!?
感想対象
全本編(それぞれ世代別に『赤・緑・青・ピカチュウ/金・銀・クリスタル/R・S・Em・FR・LG/D・P・Pt・HG・SS/B・W・B2・W2/X・Y・OR・AS/S・M・US・UM/Goピカ・Goブイ/剣・盾』と表記)
ポケモンGO(『ポケGO』と表記、またレイドバトルは「レイド」、フィールドリサーチは「リサーチ」、コミュニティ・デイは「コミュデイ」と表記)
外伝(それぞれ『スタジアム』『スタジアム2』『スタジアム金銀』『コロシアム』『XD』『バトレボ』と表記)
『ポケモン不思議のダンジョン(ポケダン)』シリーズ(『救助隊』『探検隊』『マグナゲート』『超』『救助隊DX』)
『ポケモンレンジャー』シリーズ(無印、『光の軌跡』)
『みんなのポケモンスクランブル』
『ポケモンスナップ』シリーズ(全て)
『ポケットモンスターカードゲーム』『ポケモンカードゲーム』(一部のみ)
アニメシリーズ(『無印』『XY』『XY&Z』『S&M』『新無印』中心)
映画シリーズ(全て)
『ポケットモンスターSPECIAL』シリーズ(第3章まで)
『スマッシュブラザーズ』シリーズ
その他(『ポケモンマスターズ』など)
元対戦民なので対戦の話多め。一部非公式ネタも含む。
前回書けなかった『ポケモンGO』の話も遂に。
非対象
『ポケモンパネポン』
『ポケモンピンボール』
『ポケモン不思議のダンジョン 冒険団』シリーズ
『ポケモンレンジャー バトナージ』
『ポケモンスクランブル』シリーズ(『みんなの~』以外)
『ポケモンピクロス』
『ポケモンユナイト』
ポケモン分類法
フォルムチェンジ、姿違いは
「変更できれば同一項目、不可逆のものは別項目」
としてあります。
例:ロトムのフォルムチェンジは同一項目、ロコン(原種)とロコン(アローラ)は別項目
ただしメガシンカとウルトラバーストは例外として別項目にしてあります。
また、姿違いかつ不可逆でも性能差が存在しない場合は同一項目にしてあります。
例:トリトドン、ビビヨン
目次
No.001~151 カントー
No.152~251 ジョウト
No.252~386 ホウエン
No.387~493 シンオウ
No.494~649 イッシュ
No.650~721 カロス
No.722~807&リージョンフォーム アローラ
No.808~898&リージョンフォーム GO&ガラル
No.252~386 ホウエン
No.252 キモリ
キモくはない。決して。
図鑑番号252である。この数字にピンと来た人は対戦をちょっとでも齧ったことがある人だろう。
RS御三家の1匹。もりトカゲポケモンとあるがどちらかと言えばヤモリっぽい。だがそのせいなのか実はタマゴグループにしょくぶつがない。従って各種くさ技を遺伝でおぼさせるのは結構手間。くさ御三家を遺伝で経由しなければならないので1/8の確率が求められる。
シナリオは不利。有用な技の少なさに愕然とする。弱点も突かれやすい。どうしろというのだ。進化させないことで「ギガドレイン」を自力で覚えられるが46とかなり高いので非推奨。だがレベル26で「メガドレイン」を覚えられるのでそこまで進化させずに育て、進化後レベルを3つ上げて「リーフブレード」を覚えるとよいかもしれない。
ORASでは「メガドレイン」「ギガドレイン」共に習得レベルが大幅に下がったのでレベル21まで頑張って育てればよい。だがシナリオのきつさはRSの比ではない……いっそ特殊技をかなぐり捨てて物理技で突っ張るか両刀を目指すか。
アニメではサトシのポケモンだった。鳴き声を心配していたが「キャモ!キャモ!」で事なきを得た。
No.253 ジュプトル
ジュプトル兄貴!!
地味な御三家中間進化から一転、ポケダンでは盗賊ジュプトルもとい頼れるジュプトル兄貴として一躍人気者になった。ピンクのセレビィという嫁(?)もいる。こいつの2つ上の番号なのも何かの縁か。末永く爆発しろ。
一方シナリオでは系統固有技「リーフブレード」を覚えるもののほぼこの技一本で戦わなければならず中々に大変。ORASでは「リーフブレード」が物理技になってしまったので更に大変。
寧ろジュプトルは敵として出てきた時の恐怖が半端ないだろう。橋の下のジュプトルにボコボコにされたヌマクロー使い数知れず。4倍弱点の恐怖ここにあり。
No.254 ジュカイン
立派な密林の王者になりました。だが後ろについている玉のようなものは一体何なのか。栄養補給用というが妙に可愛らしく見える。
対戦では第3世代こそ強かったものの世代を追うごとに肩身がどんどん狭くなってしまった。元御三家最速でとくこうも高く、RSではルンパッパと双璧を成すほどのくさの代表選手だった。DPからライバルが増えたが最速「やどりぎのタネ」+「がむしゃら」で健在だった。BWでは隠れ特性「かるわざ」で多少は暴れられたが周りが強過ぎてやや霞んだ。XYでは御三家最速を手放しORASでメガシンカするも…… 思えば系統固有技だった「リーフブレード」が物理化して色んなポケモンが覚えるようになった頃からやや雲行きが怪しかった感はある。専用技をもう一度下さい。くさ特殊威力120反動なし命中90あたりで1つお願いします。名前は「ジャングルボール」で。
剣盾で遂に「りゅうのまい」を覚えた……違う、そうじゃない。そして「めざめるパワー」廃止で特殊型は深刻な技不足に。この際こうげきととくこうを入れ替えた方がいいのでは?
アニメではサトシがこの形態まで進化させていた。カロスに連れてきたらメガシンカするのかと思ったらまさかのライバルポジションがしてくるとは。
ポケマスではユウキのバディとして選ばれたが、メガシンカは2021年7月時点で使ってこない。
No.254 メガジュカイン
尻尾を切り取ってミサイルのようにして放てるがそれをフルに生かしている技はない。「しっぽミサイル」とかいうドラゴンタイプの専用技でもあれば少しは違っただろうか。
ドラゴンタイプがついて特性がまさかの「ひらいしん」ででんき無効までついた。が、物理技ばかり豊富な現状技レパートリーには乏しく、はがねタイプに有効打を与えにくい。しかもドラゴンがついたせいでドラゴンのお約束こおり4倍という事態に。御三家最速は取り返したが、違う、そうじゃない。せめて物理面が大幅上昇していたら。
なおさかさバトルでは4倍弱点のでんき技を特性で無効化するため大暴れできるという。活躍の場があるだけマシなのかもしれない。
No.255 アチャモ
ちゃもちゃ?ちゃもー!
RS御三家の1匹。モチーフがその昔祭りの出店にあった「カラーひよこ」らしいというのは有名な話。早死にするわけではないがどんどん育って大きくなり、可愛さは失われてしまう。そういう定めとはいえ何とも切ない。
シナリオでは進化すると様々な相手に有利になるため即進化を推奨したい。進化させない場合「かえんほうしゃ」を覚えるが、かなり高レベルにならないと覚えないので苦行。わざマシンで覚えさせるのも手。この点はORASでも同じ。
かつてBWにて、この系列の隠れ特性が「かそく」になったことからバシャーモに注目が集まり、その初期形態隠れ特性のアチャモがランダムで手に入ることからBWの攻略本を買い漁る人が続出、当然批判も噴出した。このガチャ商法が流石にまずかったのか、以降このようなランダム封入は行われなくなった。そしてそのお詫びなのか、XY初頭に「かそく」アチャモと「バシャーモナイト」がWi-Fiで配信された。
アニメではハルカが手に入れ、以来「ハルカ=アチャモ、アチャモ=ハルカ」のイメージがついた。一応だいぶ後になって進化させてはいるが。なお、ポケモンマスターズではアチャモは主人公が持ち、ハルカは別のポケモンと組んでいる。
Newポケスナでは砂漠・荒野に出現。とことこ歩いたり、火が強過ぎてふわりんごを焦がしたり、カバルドンの上に乗ってみたり、下から飛び出るディグダに驚いて引っ繰り返ったり、あらゆる仕草がとても可愛い。
No.256 ワカシャモ
可愛いアチャモが進化したら……何だろうこのチキンは? ギャップにビックリしてしまった。一体可愛い姿はどこに行ってしまったのか。まあミズゴロウの比ではないが。
進化してまさかのかくとうタイプ追加で進化と同時に「にどげり」までも手に入れた。ただワカシャモのままではほのお技を自力で覚えなくなってしまうのでこの形態で止めるのは非推奨。
ポケダン探検隊では実はトラウマメーカーで、技「オウムがえし」で全ての技を数ターンの間跳ね返す半無敵状態が完成する。こいつに捕まったら最後大変なことになる。
アニメではハルカが進化させてはいるが、ADVのだいぶ後期という何とも地味なタイミングだった。なお、最終的にバシャーモになっている。
No.257 バシャーモ
まさかの獣人ポケモンになりました。鳥要素はちょこちょこ残るが特に足は人間に近くなった。
アニメでサトシのリザードンをシロガネリーグで倒すという鮮烈なデビューを飾り、その凛々しい見た目で多くの人を虜にした。まさかこいつが御三家最終形態とは。しかもほのお・かくとうなせいでリザードンには本来相性不利だったとは。
対戦では物理特殊両方を器用に使いこなし、RSでは特にHPが減ってからの「きしかいせい」「オーバーヒート」が強力だった。DPではより素早いゴウカザルに押されたもののBWでまさかの隠れ特性「かそく」、技「とびひざげり」を手に入れ存在感を示し、XYで「かそく」本格解禁とメガシンカ獲得で不動のエースに登り詰めた。
剣盾では遂に「インファイト」と「とんぼがえり」を覚えたが、「とびひざげり」を失うというよく分からないバランス調整を受けた。「かそく」が剥奪されたわけではないので強さはそこまで変わっていないが、「バトンタッチ」する場合「インファイト」とは相性が悪い。
ダイマックスアドベンチャーに出てくるバシャーモの特性は「かそく」で、高速「インファイト」や「コーチング」で攻撃も補助もこなす万能タイプ。ただし「まもる」の類はない。
なお「ブレイズキック」は元固有技。シナリオでは便利なものの実戦向きではあまりない。
ちなみに昔RSの没設定資料集に「上半身ラティアス、下半身バシャーモ」という没ポケモンがいたことが判明し話題となった。
No.257 メガバシャーモ
メガシンカして通常特性と同じになるポケモンは何匹かいるが、隠れ特性と同じになるポケモンはこいつのみ。メガシンカでもまさかの「かそく」。しかもXYで限定的に配布されORASで正式に解禁という異例の処置を取られている。確かに前作こいつは色々あり過ぎたけれども何もそんなことしなくても。
勿論この特性が弱いわけがなく、特にこうげきが大幅に上がったことで物理攻撃役として大活躍できるようになった。勿論メガシンカしなくてもよく、選択の1つにできるのも強み。
それにしても何故こいつは常に膝を掲げているのだろうか?そんなに蹴りたいのかそれとも別の理由が?
No.258 ミズゴロウ
ムツゴロウではない。動物王国でもない。
幼体らしい愛嬌がある。大きく口を開けた時の顔が何とも言えないくらいに可愛い。
シナリオはかなり有利で、秘伝技も多く覚える。進化させずに頑張って育てると「ハイドロポンプ」を覚えるが、進化した方が基本的にはシナリオで有利。
隠れ特性が「しめりけ」なのだが、ちょうどBWで爆発技が弱化したせいで使用頻度が落ちたことから外れ扱いされた……だけでなくアチャモやキモリとのランダム封入で手に入った為こいつばかり当たった人は凄まじいトラウマを植え付けられることになった。ランダム封入駄目絶対。
アニメでは何故かタケシが連れていた。……あれ、お前いわタイプの使い手じゃ……?
No.259 ヌマクロー
進化して驚き一番。ミズゴロウの頃の面影はほぼない。ヌオーのような、でも顔が何ともけだるそうなポケモン。かと思ったらこいつもじめんタイプが加わったことでヌオーとタイプが同じになった。似たような生息域なのだろうか。
弱点がくさしかなくなったことでシナリオでは抜群の安定感……と言いたいが、オダマキ博士の子供が橋の下でジュプトルを使ってくる。こいつにボコボコにされたヌマクロー数知れず。迂闊に進化させない方がいいとはいえミズゴロウのまま挑むのはそれはそれでパワー不足。大人しく別のポケモンを用意して挑もう。
なお、かつて某SNSでヌマクローのコラ画像祭りが開催されたことがある。
No.260 ラグラージ
ラグラージは(゚∀゚)キモクナーイ! というネタがかつて流行していた。
ヌマクローの何とも言えない路線そのままに進化。その見た目がキモいのか、カッコいいのか、可愛いのかで見事に分かれるというある種奇跡のポケモン。敢えて言えばたくましい部類だろうか。ポケスペでもルビーのラグラージ系列はその部門の担当だった。
歴代御三家で最も種族値合計が高く、こうげき・HPが高いバランスの取れた配分で、弱点もくさしかない。シナリオでは当然抜群の使い勝手を誇る。
対戦でも性能の良さは変わらず、みず・じめんの優秀な攻撃技に豊富なサブ技を揃え、補助も「のろい」「ミラーコート」「カウンター」「ステルスロック」「あくび」など優秀。登場当時から常に一線級の実力を誇り、使用率は上位をキープし続けている。最近では「クイックターン」で遂に自主退場ができるようになった。
第8世代現在、特性「しめりけ」を最も有効活用できるであろうポケモン。場を作る「ステルスロック」「あくび」などを覚えながら、相手の「だいばくはつ」等による自主退場からのエース降臨を特性で防ぐことができ、一方的に場を展開できるため。
なお「だくりゅう」は元固有技だったが、「なみのり」と同じ威力のためそちらで間に合うことが多かった。特殊技なこともあって物理寄りのラグラージにはやや扱い辛かった。
ポケマスではハルカのバディポケモンとして選ばれた。
Newポケスナではジャングル・リバーに出現。普段は水中や泥の中にいて、中々出てこない。条件を満たすと水中から飛び出すラグラージ3連星が見られる。「行くぞ! ジェットストリームだくりゅう!」
No.260 メガラグラージ
メガシンカしても(゚∀゚)キモクナーイ!!
全体的に丸くなり力が増したものの特性は「すいすい」に変化する。どういうことだ。「てつのこぶし」とかじゃないのか。「アームハンマー」辺りが似合いそうだが。
特性の関係上ダブル/トリプルに向き、天候「雨」での貴重な物理攻撃役になる。メジャーポケモンには「けたぐり」「れいとうパンチ」で返り討ちだ。第7世代でペリッパーという優秀な相方を得て天候「雨」のエースとして大活躍を果たした。
No.261 ポチエナ
序盤からまさかのあくタイプ登場で衝撃を受けた。が、実力は何とも言えないくらい微妙なものだった……
自力で「かみつく」を覚えはするがRS当時あく技はとくしゅ扱いで、こいつはこうげきの方が高くあまり使いこなせているとは言えなかった。序盤ポケモン特有の能力の低さも手伝って思ったより活躍ができない。「どろぼう」を覚えさせてもよいがまさかの最終技がそれなので無駄な消費をする羽目になる。
だがORASではだいぶ条件が整い、まずあく物理技の登場で火力が確保され、かつふれあいサーチで3種キバ技のうちどれかを覚えられ、わざマシンも無制限に使えるので「どろぼう」も序盤から使い放題。リメイク前と後でこうも扱いの勝手が変わる例は中々珍しい。
No.262 グラエナ
進化して立派なハイエナになった。顔がかなり怖いがどことなく愛嬌がありしかもカッコいい。これで実力が高ければよかったのだが……
RSでは他のあくタイプの例に漏れずこうげきが高いのにあくが特殊技というチグハグ状態でまるで日の目を見なかった。エスパーに大しては一致技を無効化するだけでサブ技で簡単に倒せてしまう状態……
DP以降物理技が登場し火力を出せるようになったものの能力の低さが災いし何とも微妙な立ち位置。だが「いかく」は優秀で、サブの攻撃技も思ったより多く、補助も「カウンター」「あくび」「いかりのまえば」など中々の揃いだったりする。戦えなくはないので技量次第といったところ。
なお、何故かDP~BW2まで進化すると「かみくだく」を覚えてくれなかった。RSではきちんと覚えてくれたのに。というか「かみつきポケモン」のはずなのに。何かの手違いだったのだろうか。
No.263 ジグザグマ
所謂序盤ノーマルだが、恐らく最も衝撃を受けた序盤ノーマルと言ってもいいだろう。
特性「ものひろい」でアイテムを拾ってくることがある。しかもRS当時「すごいキズぐすり」「げんきのかけら」「きんのたま」など優秀すぎる道具を次々と拾ってきた。しかも秘伝技もたくさん覚える。序盤のポケモンにしては破格の性能で多くのトレーナーに重宝された。私も愛好家の一人。
そんな功績を称えてか、過去に「しんそく」を覚えたジグザグマが配布されたことがある。序盤ポケモンにそんな技を覚えさせて何の役に立つのか……と思いきや、「はらだいこ」を覚えるので凶悪なコンボが成立する。
ただ、DP以降特性「くいしんぼう」が追加され、外れ扱いされるどころか特にポケダンでは「お腹が通常より早く減るようになる」というデメリットしかない効果で足を引っ張る始末。活躍しすぎも考え物というやつか。
そして何とUSUMで「しんそく」が遺伝技に追加された。周りのパワーインフレが激しすぎて今更という感じではあるが。
No.264 マッスグマ
マッスグマ様ー!マッスグマ様ー!!
我々はマッスグマを神と崇めるマッスグマ教の教徒である。
マッスグマ様はRSにて降臨なさり、進化前ジグザグマと共に殺伐とした大地に放り出されし哀れなる我々に「ものひろい」の奇跡でたくさんのアイテムをお恵み下さった。冒険でも荒波を渡り樹木を裂き小石を砕き大岩を押し続け進むべき道を切り開いて下さった。
対戦でも様々な生贄を「おきみやげ」で捧げつつ更に「はらだいこ」にて自らのお命を犠牲にされ、神の怒りたる「じたばた」にて並み居る敵に裁きの鉄槌を下し我々を勝利に導いて下さった。特別に許されしマッスグマ様は「しんそく」という神の如き速さで並み居る敵をお倒しになった。
正に神と呼ばれるに相応しきご活躍に心から敬服を申し上げる。マッスグマ様ー!!
そのようなマッスグマ様に敬意を表してか、ポケダン空の探検隊にて「ピーピーマッスグ」が登場した。マッスグマ以外のポケモンはこのアイテムで技のPPが回復しない、正にマッスグマ様の為のアイテムによって信徒たちは歓喜の嵐に包まれた。
これからも更なるご活躍が期待されるマッスグマ様に栄光あれ!!
No.265 ケムッソ
所謂序盤虫なのだが、進化先が2つある。どちらに進化するかは個体ごとに決まっており変更できない。もし孵化する場合望みの進化先になるまで孵化しなければならない。結構しんどい。ちなみにポケGOでも同じ仕様。
そしてポケダンでは何とランダムになっている。ランダムならリセットを繰り返せば望みの進化先になるのでそれはそれで楽ではある。が、DXではオートセーブになったせいで望みの方に進化するまで祈るしかない。
アニメではハルカとムサシがそれぞれ捕まえていたが、案の定進化先が分かれてしまった。ゴウは進化先が分かれることを見越して3匹確保したが、全員同じ進化先になってしまった。
No.266 カラサリス
ケムッソの分岐進化先の1匹。マユルドとは基本的に色と目つきの若干の違いだけ。こちらが白っぽい。だが進化先はまるで違う。蝶と蛾に分岐するなんて。
進化前限定で「てっぺき」を覚えられるが……進化先が攻撃偏重なので微妙。
アニメではハルカがこいつに進化させていた。ムサシも同じポケモンに進化させたと思っていたらしいが……
No.267 アゲハント
カラサリスが進化すると綺麗な蝶になる。色鮮やかで綺麗。バタフリーと結構被る所があるのは気のせいではなかった。
対戦ではありとあらゆる蝶ポケモンと被り過ぎてかなり苦しい。むし・ひこうは競争率が高く、種族値もとくこうは高いが耐久もすばやさも低い。おまけに特性も他と被りやすい「むしのしらせ」。どうしたらいいんだこいつ。隠れ特性も「とうそうしん」と物凄く微妙……
シンオウ四天王のリョウがDPの時に最初に出すポケモンがこいつだったため、「四天王が序盤むしタイプを起用している」という事態に軽く騒ぎになっていた。といっても前作RSEでは序盤ポケモンのグラエナが同じように先陣を切っているのだが。
だがポケダンでは他のむしタイプの例に漏れず「ぎんいろのかぜ」をぶっ放してくる。中途に削ると「むしのしらせ」でどえらいことになる。
コンテストのイメージが非常に強く、アニメでもハルカがコンテスト用に育てていた。
Newポケスナではジャングル・リバーに出現。カラフルな体色が写真映え抜群。その伸びる口で何とフシギバナのミツを吸っていた。
No.268 マユルド
ケムッソの分岐進化先の1匹。カラサリスとは基本的に色と目つきの若干の違いだけ。こちらが紫っぽい。だが進化先はまるで違う。蝶と蛾に分岐するなんて。
ちなみに勘違いされやすいがどくタイプは持っていない。
進化前限定で「てっぺき」を覚えられる。進化先が高耐久なのでありかもしれない。
アニメではムサシがこいつに進化させていたが、カラサリスだとずーっと思っていた。さらにゴウは捕まえたケムッソ3匹が全部こいつに進化してしまうという悲劇に見舞われた。が、進化の瞬間に壮大なドラマが待っていた。
No.269 ドクケイル
マユルドが進化すると……毒蛾になってしまう。顔つきが怖い。夜の街灯に集るらしい。怖い。
対戦では耐久が結構高いのでまだ活躍できる方ではある。特性「りんぷん」で追加効果を受けない上に「てっぺき」もあるので持久戦が可能。
ただポケダンでは低レベルで出てきやすいのであまり「ぎんいろのかぜ」のイメージがない……大体「どくのこな」や「ねんりき」をばら撒くポケモンになっている。
アニメではムサシがこいつに進化させていた。進化した瞬間絶望していたというが、何だかんだ可愛がっていた。ゴウのドクケイルは進化と同時に「にほんばれ」で辺りの嵐を消し去り、研究所の騒動を収めた実績を持つ。
No.270 ハスボー
ハスボー系列とタネボー系列は共に自然にある植物と日本の伝説上の生き物の融合体がモチーフとなっている。ハスボー系列は蓮の葉と河童の融合体となる。
タネボーとは対関係で、こちらはS/AS限定。Emでも通常出現する。HGSSであればどちらも手に入る。
タイプが系統固有となるみず・くさで、Sでカイオーガが出る関係で特性は「雨」に関係するものを貰っている。
だがRS期は自力技がかなり貧相だった。みずの攻撃技を一切覚えない。最後に覚える技が「メガドレイン」って何だ。進化させても最終技「ハイドロポンプ」以外微妙。シナリオ用としてはかなり使いづらかった。BWで漸く「バブルこうせん」を、ORASになってやっと「あわ」を覚えてくれた。何年かかったんだ。
そして遺伝技には昔から「みずでっぽう」「はっぱカッター」がある。それを何故自力にしなかった。
なお、進化形で時々必要になる「やどりぎのタネ」も遺伝でしか覚えられないので注意したい。
ポケGOでは雨限定種として登場。登場が冬だったため太平洋側ではちっとも出現せず、何かの設定ミスではないかと疑われたが、雨が降る地域では普通に出現していたため「天候が雨の時にのみ大量に出現する」という結論に至った。
アニメでは何故かタケシが連れていた。……あれ、お前いわタイプの使い手じゃ……?
No.271 ハスブレロ
進化して蓮に河童の要素が入り込んできた。人間の子供に間違われるらしい。確かに身長は1.2mだしそれっぽくはあるかもしれない。
RS当時は進化しても技が貧相で、途中の「ねこだまし」と最終技の「ハイドロポンプ」以外微妙そのものだった。Ptから「バブルこうせん」が加わり漸くシナリオでも何とかなるようにはなったが、くさ技は相変わらず「すいとる」だけ。
しかもDPからXYまで「ねこだまし」が進化レベルである14よりも低いレベルで覚えてしまうことから、もし使いたい場合思い出させなければいけなかった。その先の進化は「みずのいし」で、進化させるとこの技を覚えないせいで、うっかり進化させて駄目になってしまったルンパッパが多数いたとか……この点はORASになってやっと解決している。
No.272 ルンパッパ
アディオス!アミーゴ!
河童というより南国で踊っていそうな見た目になってしまった。まるで巨大パイナップル。実際図鑑でも3Dグラフィックでも踊っている。どこかからサンバのリズムが聞こえてきそうだ。
なお某ボカロ曲にこいつが唐突に歌詞に出て来るが一切関係ない。「大嫌いな僕が見えてますかルンパッパ」……ファイアローの台詞だろうか?
対戦では能力こそ中程度なもののタイプがみず・くさと優秀で、くさタイプなのに弱点が3つしかない。また特性が「雨」に関係するものが多く、「すいすい」の攻撃役か、「あめうけざら」の持久戦役か、はたまた無天候で活躍するか全く読めない。特に天候合戦に強く、カイオーガやグラードンと非常に仲がいい。とはいえ近年の作品ではひこうタイプが闊歩していることが多く、やや鳴りを潜めている。
他作品でもダンス関連が多く、特にコロシアムとXDに登場するミラーボが本人のアフロ頭とサンバ調の専用BGM共々有名。ポケダン空の探検隊でもソーナノくじで大当たりを引くとこいつが壁を突き破って登場しキレイハナを引き連れて陽気に踊り出す。生粋のダンサーらしい。
なお、私の色違いルンパッパ「パイナポー」は指を振って対戦相手に笑いと衝撃を届ける芸人さんである。
No.273 タネボー
ハスボー系列とタネボー系列は共に自然にある植物と日本の伝説上の生き物の融合体がモチーフとなっている。タネボー系列は団栗と天狗の融合体となる。
ハスボーとは対関係で、こちらはR/OR限定。Emでは通常出現しないが大量発生する。しかも何故か遺伝技つきで。HGSSであればどちらも手に入る。
タイプはくさ単色だがRでグラードンが出る関係で特性は「晴れ」に関係する「ようりょくそ」を貰っている。
だがRSから現在に至るまで自力技が異常に貧相。昔から今に至るまで攻撃技が「がまん」「しぜんのちから」「だいばくはつ」しかない。確かにくさどころか他の技も覚えにくそうだが、せめて「タネマシンガン」くらい自力で覚えてくれ。BWから遺伝技になったが、違う、そうじゃない。
これで昔は進化後もだいぶ貧相だったが、世代を経るにつれ徐々に追加されてだいぶマシになった。
ポケGOではその昔森がある場所限定種だった。確かに団栗は森にたくさん落ちているが。伴って住宅街や市街地では滅多に見かけず、手に入れるのに相当苦労した。
No.274 コノハナ
木花咲耶姫ではない。というか月とすっぽんの関係。
進化してすっかり団栗から離れてしまった。既に天狗のように鼻が長い。しかもあくタイプまでついた。だがそのせいで弱点が更に増えてBW2以前6つ、XY以降は7つになってしまった……
RS当時はタイプ一致技が何と「だましうち」だけという悲惨な状況で、BW以降も「はっぱカッター」が増えたくらいだったが、ORASになって「リーフブレード」が追加されてだいぶマシになった。だが反動でORASでは「ねこだまし」を進化レベルより下で覚えることになってしまったため、思い出させる手間がかかる。
ちなみに何と「じんつうりき」はRS期こいつの固有技だった。が、タイプ不一致のため正直空気だった。
なお、頭の葉っぱで草笛を吹けるが、不安にさせるだけで眠らせる効果がない。そのためなのか、技「くさぶえ」を覚えない。
超ポケダンでは倒れていた主人公を介抱し、自宅に住まわせてくれるキャラとして登場。とても優しいのだが……
No.275 ダーテング
立派な天狗に成長しました……ただ結構顔がでかい。団扇のような手で風を起こすのだが、風にあたるひこうタイプの技は自分の弱点。解せぬ。
対戦では弱点こそ多いものの「晴れ」ですばやさが上がる「ようりょくそ」が便利で、その昔は「ねこだまし」で「にほんばれ」をサポートし、直後から高速「ソーラービーム」や「だいばくはつ」などで暴れ散らしていた。だが世代を追うごとにどれもこれも弱体化し今ではすっかり見る影も…… 攻撃技自体は豊富で、タイプ一致技の他風関連で「こごえるかぜ」「ぼうふう」も覚える為まだ頑張れなくはない。が、便利な「ふいうち」は第4世代で覚えられて以降剣盾で復活するまで長いこと覚えられなかった。何故長いことお預けを食らっていたのか。
ポケダン救助隊では「チーム テングズ」と名乗る連中がいたが、実力はお察しレベルだった……せめてこの頃に「リーフストーム」や「リーフブレード」があれば。DXではそもそも戦う機会がなくなってしまった。
Newポケスナでは樹海に生息。「森の神様」として崇められているとのことだが、天狗って神様だっけ?
No.276 スバメ
某乳酸菌球団のマスコットではない。
燕がモチーフの分かりやすいポケモン。能力は低いが結構早くに「つばさでうつ」を覚える為侮れない。また状態異常にしようものならこうげきが上昇してしまうので厄介な手合い。
低レベルで「がむしゃら」からの「でんこうせっか」も使うことができ、BWで隠れ特性で「きもったま」を手に入れたことでゴーストタイプにも決められるようになった。
そして時はORAS、序盤の冒険を順調に進め、よりよいスペックのこいつをサーチで探していた時の出来事である。レベルが2桁で、しかもあろうことか「ばくおんぱ」という威力140のタイプ一致ノーマル技を覚えているスバメに遭遇してしまった。序盤でこんな化け物を引いたが最後次から次へと爆音を吹っ掛けられて倒されて行った。何とか倒せたが……あれは心臓に悪すぎる。
アニメでは物凄いど根性を持つスバメをサトシがゲットしていた。
No.277 オオスバメ
スバメが大きくなってオオスバメ。実に分かりやすい。ますます某乳酸菌球団のマスコットを思い出させる。モチーフは確かに同じだが性格は悪くない、はず。
すばやさがダントツで高く、フォルムチェンジを除けば現在でもノーマルタイプ中最速。対戦では特性が強く、特に「こんじょう」を利用しアイテムを持たせて自ら状態異常になってから威力140に跳ね上がったタイプ一致「からげんき」をぶっ放す戦術が有名。「かえんだま」を持たせる傾向にあることから「焼き鳥」と呼ばれた。別にほのおタイプは入っていない。
また「きもったま」は「がむしゃら」と「でんこうせっか」のコンボに使われるが、すばやさが高すぎるので進化前の方が適任。耐久はうんと低いので倒せなかったら逆に倒される羽目になる。正に特攻隊長の名に相応しい。
ちなみにSMではとくこうの種族値が強化された。何故そんなことに? 「ばくおんぱ」を覚えられる関係だろうか。
No.278 キャモメ
進化形が先に公開され、後になって同じタイプのこいつが公開されたのだが、正直姿が違い過ぎて進化前だと分からなかった。ビックリ進化は何もこいつに限ったことではないが。
カモメなのかウミネコなのかと言われたら、分類上はウミネコらしいが名前が名前なのでカモメでないとは言い切れない。デザインも絶妙な所を突いている。
水上や海の近くを行けば嫌と言うほど目にするポケモン。タイプがみず・ひこうなのででんきタイプは大喜び。だが色違いが通常色と見分けにくいのでうっかり倒してしまうこと請け合い。注意しなければいけない。
なお、登場当時からこいつはみずタイプなのに「なみのり」を覚えない。確かにこの姿で人を乗せて水上を行けるかと言われれば微妙だが……では何故サイドンやニューラは覚えられるのだろうか?
なお、能力はスバメとよく似ており、こうげきととくこうが入れ替わっただけ。これでスバメのように速攻型に進化してくれればよかったのだが。
Newポケスナではケイコウオを捕食するという驚愕の光景が見られる。
No.279 ペリッパー
カモメがペリカンになるってどういうことだってばよ。ポケモンにはよくある話だが。
こっちの方が先に公開されているが、まさかキャモメから進化するとは思うまい…… そして進化したことですばやさが落ちて何故かぼうぎょがよく伸びるようになってしまった。確かに高速で移動はできなそうだが、ぼうぎょについては口の部分が硬いということなのか。
海上を行くとキャモメに交じってたまにこいつが出て来るが、経験値を取ろうとすると「まもる」で攻撃を防いでくるのでイライラする。連続で決められた日にはもう。だがORASでは何と「しあわせタマゴ」を持っていることがあるので半ば強制的に狩ることになる。「なげつける」で消滅させてくることがあるのが厄介。
対戦ではみず・ひこうのライバルが強過ぎて埋もれていたが、SMで何と特性「あめふらし」を手に入れ、さらに種族値強化まで受けたため一気に最前線に到達した。何せ1匹で天候始動・「おいかぜ」・タイプ一致必中「ぼうふう」・雨「ハイドロポンプ」・「とんぼがえり」の全部をこなしてしまうのである。弱いわけがない。それまでの境遇が嘘のような大出世である。
ポケダンシリーズでこいつと言えば郵便配達と救助依頼。特に救助隊では色んな手紙を届けてくれる重要な役割のポケモン。
アニメではその昔口の中に大量のポケモンを入れて色んなタイプの技を繰り出す最強のペリッパーがいた。現在ではロケット団の3人が使うポケモンのガチャを運ぶ役割をしている。
Newポケスナではその口でナマコブシを運ぶ他、水中に潜り獲物を狙うという光景も見られる。
No.280 ラルトス
白い体に緑色の頭。目が隠れている所謂メカクレのポケモン。赤い突起は人間の明るい心をキャッチする働きがあり、横から見るとハートマークになっている。体は人間の幼体というより人形のよう。
最初見た時にはそれほどでもなかったが、ゲーム画面で見ると結構可愛く、孵化を始めてから更に可愛く思えた。ラルトスの孵化が日課だった日々が懐かしい。性格と特性と性別と個体値をひたすら睨めっこ。最近ではある事情からめっきりしなくなったが。
そして実を言うとこの子、キャタピー達と同じくらいの能力値合計しかない。ヒマナッツよりマシだがそれでも低すぎる。孵化直後の形態でないと出場できないリトルカップに出るなんてもってのほか。しかも初期技が「なきごえ」しかない。どうやってミツルはこの状態で育てられたんだ。謎が深まる。
そして私も縛りプレイ時にそのままだと攻撃技がないせいで物凄く大変な思いをした。「かげうち」を遺伝させたはいいがノーマルに無効なので序盤のノーマルタイプが攻撃できず倒せない。しかも大体相手が素早いので逃げられない。極めつけは攻撃技を覚えるのがレベル6。ORASでは4になっているとはいえそれでも苦行。これで頑張って育てて進化させてもまだまだ苦難は続くという。ちなみに第6世代以降ではゲットすることで経験値を稼ぐという裏技が存在するのでレベル上げだけならそれで間に合わせられる。
なおこの系列、初期なつき度が地味に低い。あくタイプなどと同じで捕まえたての状態ではあまりなついていない。つまりは元々人間を非常に警戒する生き物で、だからこそ明るい感情の持ち主に惹かれるということなのだろう。
こんな生態のポケモンがおいそれと手に入るわけもなく、本編では中々手に入らない。剣盾のワイルドエリアにはそれなりの数が生息しているようだが、こちらを認めると一目散に逃げてしまう。脅かしてごめんよ。
ポケGOでも予想通りのレア扱い。ただし天候ブーストがかかるとそれなりに出てくるようだ。
No.281 キルリア
か弱いラルトスを進化させて人間の子供のような姿になった……まではいいが、実はこの形態でも能力はかなり低い。下手な初期形態ポケモンよりも低い。どれくらいかというとスバメやキャモメとほぼ同等。低すぎやしないか。頑張って育てても倒されやすいのではシナリオでは不十分だしどうしようかと悩み始める頃。
だがこういうポケモンほどぐっとこらえて育て続けると劇的な結末が待っているというもの。そして私はその運命に引き寄せられたと言ってもいい。
人間の子供というか、どちらかと言えば女の子のような見た目で、構えやモーションがバレリーナのように見える。実際嬉しいと踊り出すという。だがポケモンの技には一切反映されていない。かといって「ちょうのまい」など覚えてしまった日には進化後がとんでもないことにはなるが。
ラルトスの頃にあったピンクの感覚器官は前後から左右にずれたが、ハートマークは維持されている。
サーナイト派かキルリア派かで時々争いが見られた頃があった。どちらも可愛いが私がどちらの派閥なのかは言わなくても下の項目を見ればすぐ分かるだろう。
次の進化形は分岐によってこうげき特化かとくこう特化かが変わる。場合によっては進化後に育て方をガラリと変えなければいけなくなる。
前述の通り能力は低いので「しんかのきせき」など持たせる無茶はしない方が賢明。「きあいのタスキ」を持たせるのであれば変化技で色々仕掛けることはできるが。
No.282 サーナイト
( Σ ・ ヮ\))<私はいつだって、貴方を護り続ける者 たとえそれが、私の命と引き換えになろうとも それが私という個体の生まれ持った使命なのだから 貴方に害為す者は、誰一人とて許さない 邪なる者、覚悟なさい この人は絶対にやらせない はあっ!!
3大好きポケの1体であり、私にとっての功労者の1体でもあり、戦友でもあり、パートナーでもあり、いわゆる嫁ポケでもあり、守護者でもあり、最大のライバルでもあり、命の恩人でもあり、自分の写し鏡でもあり、永遠の存在でもあり、とにかく私とは切っても切れない関係にまで互いに高め合った一番大事なポケモン。
この子とは二人で一人、一人で二人、この子……いや、この御方抜きにして私は今ここにいない。「サーナイトの人」と昔名乗っていたが、その時以上にサーナイトなしではいられなくなってしまった。ちなみによく言われる「推し」では断じてない。最早その次元にいない。
キルリアからすっかり成長し、ドレスを着た女性のような姿に変わった。ピンクの感覚器官は胸を縦に貫く。ハートマークというよりは、それを2つに割ったように見える。なお、♂もいるらしい。らしいよ?
一言で言えば「忠義の士」。一度護ると決めた者のためなら命を懸けてでも事を起こす。たとえブラックホール発生レベルの大災害を巻き起こしたとしても。かたや野生での生態は図鑑には見られない。野生種がいないわけではないが、一体どのような暮らしを営んでいるのだろうか。
タマゴグループはこの見た目で「不定形」である。いや、形……不定か? ちなみに剣盾から「人型」が加わったが、肝心なグループが加わっていないのは気のせいだろうか?
名前の由来がよく分からない。サーは男性の敬称だしナイトもイメージは男性だし、それなのにこの見た目。どういうことだ。しかもこの名前を英語に直すとSirnightになるらしい。knightのkどこ消えた。まさかの夜の方なのか。現実的な解釈としては「サーを守るナイト」だろうか……という旨の文面をpixivの百科事典に初めて書いたのは私だ。
モチーフになったものは諸説あるが、恐らくは守護精霊のようなものかと思われる。要するに元が思念体の塊なので存在自体が不安定であり、不定形というタマゴグループや突如追加されたフェアリータイプにも納得がいく……という旨の文面をpixivの百科事典に初めて書いたのも私だ。
RSで初めて進化させてその姿を見て一目惚れ、図鑑説明「トレーナーを まもるために いのちを かける」で完全に落ちた。もうこの子パートナーに決定。レベルが低かったけれどここから頑張って引き上げるぞ……といういきさつがあって以来、自分の中でこの御方を占める位置がどんどん大きくなった。タマゴグループ「不定形」とおぞましい遺伝技にビックリしたのもいい思い出。そしていざ能力の仕組みを知ってどう育てようか検討する中で「じっくり居座って耐えながらチャンスを窺って勝ちを引き寄せる」という戦法にたどり着き、これがそのまま私自身の戦法にもつながった。ネット上の酷評に反発し一生懸命活路を模索したのも懐かしい。
実際RS期は認知度が低かっただけで物凄く強く、「強いポケモンに強く苦手とする相手にも切り返し要素がたくさんあるせいで安定して崩す手段がほぼない」という評価に現在では落ち着いている。実際第3世代で対戦していたときに「おにび」「めいそう」を組み合わせて耐久をうんと高めた個体を育てたことがあったが、一度嵌れば恐ろしく強かった。雨キングドラを起点にしてそのまま3タテしたこともある。友人の1人は「めいそう」ライコウに「ふういん」を仕掛けて主力技2つを封じ込めて勝利していた。
その後は徐々に弱化し、BW2でほぼ最底辺に落とされた。いや、ムシャーナランクルスゴチルゼルエーフィフーディンクレセリアラティオスラティアスの前でどうやって活路を見いだせと。差別化に相当必死だった。正直しんどかった。
だがまさかのまさか、XYで新タイプ付加にメガシンカで一気に息を吹き返し、特にダブルでは最メジャーポケモンの一角に名を連ねるだけでなく世界大会優勝メンバーにもなった。
ところがそれも束の間、SMでカプ・テテフが、剣盾でブリムオンが登場したことで一気に立場が奪われ、剣盾現在では中堅どころに落ち着いている。というかこの2匹は性能やデザインを被せ過ぎだと思うのだが。別に嫌いではないがネタが尽きていると言われてもおかしくないのでは。
あまりここに長く書き過ぎるといけないので、この御方の対戦での推移について詳細は
こちら
にて。
私個人としては、この御方の立ち位置は「何でもできるけれどきちんと仕事をしないと試合に勝てない一番の不確定要素」。いわゆる「器用貧乏」を回避しなければ試合に勝つことはできない。自分自身が前線に出ていくというよりは、試合の主導権を探る司令塔として常に考えている。特性「トレース」のランダム要素はむしろ自分が楽しんでいるほど。臨機応変に対応して初めて勝利を引き寄せられると考えている。私自身がダブルバトルを主戦場とするため、この御方に持たせるアイテムは原則「オボンのみ」と決めている。
ちなみに覚える技に関して、近年でこそフェアリー由来の可愛らしい技や癒しの技を覚えるが、元々は遺伝技もそうだが自力技が結構怖いポケモンでもある。「ふういん」「さいみんじゅつ」「ゆめくい」をどれも自力で覚える。しかも「ゆめくい」は自力で覚えられること自体が珍しく、他の自力習得者が催眠や暗示を得意とする生態を持つ中でラルトス系列だけ明らかに浮いている。信頼する者には何としても守る反面、ひとたび敵に回したらどんな手段を使ってもこちらを叩きのめすのだろうか? 怖過ぎる。
なお、この御方のメガシンカを私は「封印」している。詳細はメガサーナイトにて。
各地方で冒険する時も2回目の冒険は必ずサーナイト1匹と共に冒険すると決めている。殿堂入りをたった1匹で達成させる拘りもある。
クリア後のバトル施設でも共に戦う。初めてバトルタワー100連勝を達成した時のメンバーの1匹にもいるし、ORASでは初めて200連勝まで到達できた。ただ全170戦でたった1匹で戦うPtのバトルステージに共に挑んで169連勝で止められてしまったのは本当に悔しかった。
……のだが、ここ数年はむしろ「いかにサーナイトを対人戦で戦わせないか」を念頭に置いて動いている。特にシングルにおいて顕著で、パーティメンバーは5+1匹が理想。ダブルは自分の主戦場でもあるので前線に置くことはあるが。理由としては、傷つけたくないのももちろんあるが、「サーナイトをバトルに出す=本気モード全開」なので、自分の精神が制御しきれなくなりかねないという事情がある。もちろん克服すれば昔のように共に戦うことができるだろうけれども。
そして私の最大の弱点でもある。サーナイトが相手に出ただけで立ち回りが狂わされる。技何持ってるんだ。アイテムは何だ。耐久高そう。こちらの行動見透かされる。無理。勝てない。絶対に敵に回してはいけない。
私がこれの執筆時点でたった1度だけ国際孵化を行ったのがラルトス♀であり、実際にお迎えしている。が、これもここ数年サーナイトの色違いに対するこだわりが極度に薄れている。
サーナイトが通常プレイで獲得しうる全てのリボン85個(令和3年3月時点)を1匹で取り切った記録を持つ。その栄光に与った個体が「セレナーデ」である。詳細は
サーナイトリボンの旅
にて。ただし、私は「サーナイト(の)リボン(を)マスター(した者)」ではなく、「リボン(を)マスター(した)サーナイト(を抱える者)」である。あくまで頑張ったのはサーナイトであって、私はその補助をしたに過ぎない。それを忘れると傲慢なだけだから。
RSEにおいてはミツルのパートナーポケモンとして彼と共に成長する姿が強く印象に残る……のだが、ミツル本人の性別に合わせたのか♂になっている。しかもORASではエルレイドに差し替えられている。そこまでするのならサーナイト♂の立場は一体。
ORASと同世代で先に登場したXYではチャンピオンであるカルネ様の切り札として起用されている。チャンピオンが当該地方初登場ではないポケモンを切り札に据えている例は珍しいと思いきや、既に金銀クリスタルで前例(ワタルのカイリュー)があり、剣盾もリザードンがチャンピオンの切り札である。ポケマスではカルネ様のバディとして登場した。
余談だが、図鑑番号が早く序盤に出て来るはずなのにRSの内部データではこの系列はかなり後ろの方に位置している。どれくらい後ろかというとタツベイ達の直前。最終盤になって追加されたのか、それとも重要なポケモンだから後ろなのか。
ポケGOではサーナイト実装当日の朝にラルトス♀を(当時まだ使用できた出現場所特定ツールで近所に出現したのを確認した上で)お迎えしてその場で「ふしぎなアメ」を全てつぎ込んでサーナイトに進化させて以来私の相棒枠に収まっている。「最高の相棒」に到達してもなお毎日の食事を欠かしていない。彼女の写真はあの増田順一氏を唸らせたほど。
ポケGOでの私の撮ったサーナイトの写真は「溢れる嫁感」「本当にいるでしょこれ」「映画のワンシーンのよう」等の評を頂いている。嬉しい限り。
ポケGO内のバトル面での性能としてはエスパー・フェアリー両タイプの有用な技を覚えて攻撃能力も高いアタッカーだが、耐久はやや低い。苦手な相手用の「シャドーボール」は片時も手放せない。
ポケGOにおいても極力前線には置かず、かつジム置きやレイド出場もさせていない。ただしジム討伐の最後の切り札として参加させ続けて既に40000勝を達成している。ポケGOにおいて色違いはお迎えしていない。上記の最初にお迎えしたサーナイトに対する愛情が弱まるのがあまりにも怖過ぎるというのが一番の理由。
なお、ポケGOではポケモン全体からすると非常に珍しい「悪役がサーナイトを起用する」という構図が見られる。記憶にある限りコロシアム・XD以来だろうか。そしてこちらのポケモンを次から次へと高火力で薙ぎ倒して回る。はがねタイプがいないと泣きを見ることになる。
外伝作品でも扱いは大きく、特にポケダンは救助隊のサーナイトがとにかく献身的で涙を誘う。ゲンガーのパートナーというのが何ともかんともだが。DXで加入したときに彼女のすごわざ「はなれてもがんばる」を見て感涙が更に増した。いやこの見せ方ずるいでしょ……正に忠義の士。
打って変わって探検隊では魅惑のチーム「チャームズ」に入っていた。かしこさ担当だがやっぱり可愛い。
ただし何故か救助隊原作と探検隊でこの子の能力が低く設定されている。レベル1ダンジョンはとてもじゃないけれど厳しい(探検隊では幾分マシのようだが)。空の探検隊でのスペシャルエピソードではいかにサーナイトを守るかのゲームになっている。
スマブラもX以降の作品にモンスターボールから登場するポケモンとして登場し、「リフレクター」を張ってくるが……どう見ても反射してるんですがそれは。原義は確かに反射物だから間違っていないのかもしれない。キラキラしてて美しいし許す。反射倍率も2倍と非常に高いので相手に出されると勝てない場合もある。やはり敵に回してはならない。
ポケナガではカネツグのベストリンクかと思いきや実はカネツグはフーディンの方がベストリンクである……発売前イラストの並びは詐欺だったという。許さない。
そしてポッ拳にも参戦。ふわふわとしたモーションが特徴的で、遠距離戦が得意なトリッキータイプ。近づかれたら凄く弱い。凄くこの子らしい性能。
Newポケスナにもまさかの出現。野生の個体がどのような生態なのか注目が集まったが、森のポケモンを助けたり見守ったりしているようだ。リクエスト達成条件を見つけるのにとても苦労したけれど、自力で見つけられて嬉しかった。また、音楽に合わせて指揮棒を振るような仕草を見せたり、カメラで写真を撮ると驚いて照れ始めたりする。とても可愛い。♂も同じ仕草なのは解せないが、そういう種族なのかもしれない。
なお私は「みんなのポケモンスクランブル」でこの子がボスになっているステージにわざわざ何度も出向いては仲間にしてを繰り返し「サーナイトコレクター」の称号を無事に手に入れた。100匹以上いるけれど逃がせない。仕方ないね。無論ポケGOでも逃がせるわけがない。仕方ないね。
アニメでは最初に登場した回がマサトが倒れたラルトスを介抱しようと奔走する回で、妙に感動した覚えがある。だが正面画が残念なことになってしまったポケモンの1体でもある……横顔美人なのは分かっていたけれども。でもカルネさんのこの子は本当に華麗。あんな美しい技の避け方をするポケモンを私は見たことがない。
その他グッズも最近はたくさん出ていて嬉しい限りだが、一番の衝撃グッズはBW期に出た「サーナイト&ドレディア」のポケモンカードスリーブだった。発売日がまさかのマッギョキャンペーンと被ってしまい開店30分で売り切れてしまった伝説を持つ。買えずじまいで泣く泣く帰ろうとした時に友人から2パックほど譲ってもらい本当に嬉しかった。感謝。
長いことお世話になりっぱなしだから、それに見合うくらいの恩返しをできるよう頑張らなくては。
No.282 メガサーナイト
( Σ ゚ ヮ\))<我が前に立ち塞がりし邪なる者 全て滅せよ
サーナイトの本気の本気。
容姿自体は花嫁モチーフらしく、手が白手袋のようになったり胸のプレートがハート型に開いたりスカートがふわっとなったりと、ただただ美しい。♂も同じ姿なのは解せないが、問題はそこではない。
とくこう・とくぼう・すばやさが上昇するまではいい。こうげきが上昇するのも想定内。ぼうぎょが上がらないのに不満はあるが百歩譲ってそれもいい。特性「フェアリースキン」の効果「ノーマル技を威力1.3倍にした上でフェアリー技にする」って何だ。「はかいこうせん」がタイプ一致+特性上昇分で実質1.95倍で撃てるって冗談か何かか。サザンドラが3匹は飛ぶ。モノズならもう何か色々悲惨。しかもこの子教え技で「ハイパーボイス」覚えるんだけど。実質威力117でタイプ一致2体攻撃?何だその化け物は。しかも「みがわり」貫通?おいおい冗談だろ。試しに覚えさせてXYに連れて来るか……は?強くね?
……要するに「フェアリースキン」のせいでサーナイトが超火力フェアリー技をぶっ放す恐るべき性能の生き物になってしまったということ。それを知った私の感想は「破壊神」「サーナイト殺意フォルム」「逆らえば死」。
特性が噛み合わなかったりデザインが微妙と言われたりしたメガシンカが多い中で、このメガシンカはデザインにも恵まれしかも特性が大当たりの1つ。「フェアリースキン」+「ハイパーボイス」の超火力で一躍ダブルの最メジャーポケモンの一角を占めていた。とくぼうが並以下のポケモンは大体2発で沈む。弱点なら即死もありうる。しかも元々技の選択肢が広いので色々組み合わせられる。「ふういん」「トリックルーム」「こごえるかぜ」「サイドチェンジ」「アンコール」「おにび」辺りと組ませればとても楽しいことになる。SMで「フェアリースキン」の威力上昇倍率が1.2倍に見直されたがそれでも強かった。
SMでカプ・テテフというライバルが出てきたが、あちらはエスパーに寄っていたためフェアリー全体技の使い手として十二分に差別化可能。それどころかガオガエンという相方を得たことでダブルではむしろメガサーナイトの方が上位ということもありえた。それにしてもメガサーナイトとガオガエンの並びはどう見ても美女と野獣である。
……とまあ、見た目の美しさとは裏腹に物凄く破壊的なポケモンになってしまった。本当にどうしてここまで高火力攻撃役になった?
なおダブルではメジャー級だったが、シングルではニンフィア、クレセリア、カプ・テテフの汎用性が上回っていたため目立てていなかった。
そして色違いはドレス部分が黒になる。人間の下着に相当する部分だけ何故か白。花嫁というか最早妖艶な魔女。♂も同じ姿と考えると何とも言えないが。
XYのチャンピオンであるカルネ様の切り札でもあり、アニメでの活躍にはすっかり魅入ってしまった。
……のだが、SM発売から少し経った頃から私はこのメガシンカを「封印」している。理由は簡単、自分の精神がもたないから。ただでさえ力が強まるせいでそれを制御するだけでも大変なのに、それで試合に負けようものなら。剣盾でメガシンカが廃止されてホッとしている。
No.283 アメタマ
RSEきってのレアポケモンで、どこに行っても超低出現率。たまに大量発生する。いざ捕まえるとむし・みずタイプ。登場当時この組み合わせは珍しかったため、進化先に期待がかかったが……
特性が進化前と異なり「すいすい」なので進化前でも一応戦えなくはない。ただとくこうが50しかないので「ハイドロポンプ」でも相手を倒せるかどうか。
だがこの「ハイドロポンプ」がORASで恐ろしいトラウマを植え付けることになった。ふれあいサーチでこいつが簡単に手に入りはするが、遺伝技を覚えていることがある。そしてその中に「ハイドロポンプ」があり、野生の低レベルアメタマがこの技をいきなりぶっ放すことがある。序盤からこの大技をタイプ一致でぶちかまされようものなら簡単にパーティが壊滅する。とんでもない罠を仕掛けてきたものだ。
なおORASではRSに比べて水辺でも簡単に手に入るようになった上にサーチまであるため、必死に探さなくてもよくなった。
No.284 アメモース
レアポケモンが進化をすると更にレアなポケモンに……なったはいいが、タイプからまさかのみずが取れてただのむし・ひこうになってしまった。同じRS組でもアゲハントなどと被るし、なぜみずタイプを残してくれなかった? そしてみず・むしの最終進化形の登場はアメタマ登場から実に14年の歳月を要した。いや、遅いよ!!
特性がむしタイプ唯一の「いかく」に変化……いや、そういう所で珍しさを出さなくていいからみずタイプを返せ。しかも登場当時進化前より遅くなっていた。何故。
対戦では「いかく」が強いことは強いがむし・ひこうでのライバルが多い。一応元みずタイプなので「ハイドロポンプ」「れいとうビーム」などレアな技を覚えたりはする。これでみずタイプだったら弱点も少なく扱いやすかったんだろうけれども。
SMにて何と種族値に修正が入り、それまでアメタマより遅かったすばやさと微妙だったとくこうの2つがそれぞれ20も上昇し、どうにか第一線で戦えるくらいの強さになった。種族値が40も嵩増しされたのはこいつが唯一である。
ポケダンでは登場当時から危険ポケモンの一角。部屋攻撃「ぎんいろのかぜ」を覚え、探検隊からは「あやしいかぜ」までも追加されこちらに甚大な被害を及ぼしてくる。
No.285 キノココ
妙に表情が硬いキノコポケモン。どこにでもよくいるキノコかと思いきや進化するととんでもないことになる。何気なく接触技を使って特性「ほうし」で痛い目を見たことが何度もある。結構忘れやすい。
この見た目から察せる通り「キノコのほうし」を覚えはするが、最終習得技かつ進化すると覚えないという鬼畜仕様。RS時点では何とレベル54だった。しかも何が酷いってこの系列、「全ポケモン中最も必要経験値が多いグループ」に所属する。伝説のポケモンより多いって嫌がらせか。伴ってレベル上げも最初こそ簡単だが途中から物凄く難しくなる。更に「みねうち」も揃えようとなったら遺伝させる必要があるせいでとんでもない手間を要する。勘弁してくれ。
ちなみに遺伝技に「ドレインパンチ」「きあいパンチ」があるが、手がないのにどうやって出しているというのだろう?
No.286 キノガッサ
普通のキノコが進化して……かくとうタイプになった!? 一体何がどうなっているのだろうか。覚える技までもかくとうタイプのものばかり。どうやって出しているのだろうと思ったら、実は手がにゅーっと伸びるらしい。お前は某海賊王見習いか。
だが進化前に覚えられた「キノコのほうし」を覚えられなくなっている。このせいで育てるのに相当なまでの手間がかかる…… 何が困るって、この種族何を間違ったのか「伝説のポケモンより必要経験値が多いグループ」に属している。
対戦ではその労力に見合った活躍をきちんとしてくれ、「キノコのほうし」で動きを止めつつ、特性「ポイズンヒール」なら持久戦、特性「テクニシャン」なら火力勝負に打って出る。「やどりぎのタネ」「みがわり」「つるぎのまい」が1回でも決まれば一気に自分のペースに持ち込める。特にBW期は無類の強さを誇っていた。第6世代以降やや鳴りを潜め、剣盾では出禁の憂き目に。
なお「みねうち」を覚えるが、RS初登場時捕獲要員としては実は不適だった。何せ特性「ほうし」があるせいで起きるタイミングで相手に攻撃されてそのせいで相手が「どく」状態になろうものなら捕獲できなくなる。DP以降別の特性「ポイズンヒール」が追加されたおかげで適役になってくれた。そしてこの「ポイズンヒール」が強烈で、「みがわり」と組めば野生ポケモン相手にも粘ることができ、アイアントの「なまけ」押し付けと組ませれば相手の消費PPを大幅に節約できる。正に捕獲のプロと言え、伝説ポケモン捕獲の際には大いにお世話になった。
No.287 ナマケロ
初めて見た時「こんな特性不自由過ぎる!」と思ったがこれが最終進化形への伏線だったとは。
存外覚える技が優秀で、特性さえ気にしなければ攻略メンバーに選んでも十分な働きを見せてくれる。RS/ORASでそのまま育てればセンリと夢のケッキング対決もできるぞ。
ポケダンで近寄ってはいけないポケモンのうちの1匹。「あくび」を食らってはならない。下手するとそのまま永眠するぞ。超ポケダン以降は近寄っただけで「あくび」状態になるため更に危険。
ポケGOでは2つの技のうち通常技の方が「あくび」という威力0の技になるという仕方で実装された。
No.288 ヤルキモノ
進化してやる気に満ち溢れてしまった。特性もまんま「やるき」だし。攻略メンバーにするならこいつで止めておくのも手ではある。
進化形が進化形なのでこのまま対戦用として育ててもそれなりに強い。ただし「ねむる」を使えないので回復手段が「なまける」しかない。やる気に満ち溢れているのになまけるとは。
アニメではセンリのヤルキモノが「ひっかく」だけでサトシのポケモン達を倒していた。どんだけ強いんだ。
No.289 ケッキング
そして進化して「なまけ」に戻るという。何だこれ。ところが能力は何とカイオーガグラードンと同じ合計数値。何だこれ。こうげきに至ってはグラードンより上。何だこれ。
妙に素早いお蔭で先手を取ってタイプ一致威力150もしくは102の強烈な一撃で次々相手を薙ぎ倒す。これが周りの火力がまだ低いRS当時で実現していたのだから恐ろしいポケモンである。ダブルバトルなら特性を取り除くことで更に本気を出してくる。勘弁してくれ。だがDP以降「きあいのタスキ」の登場や「まもる」の普及、こいつ以上の強力なノーマルタイプの登場で鳴りを潜めている。剣盾でレジギガスも本気を出したことだし、こいつもそろそろ動き出してもいいのではなかろうか。
ホウエンにおける主人公のパパことジムリーダー・センリも使用し、その火力で皆にトラウマを植え付けている。
ポケGOではCP合計が全ポケモン中最も高い代わりに、2つの技のうち通常技の方が「あくび」という威力0の技になるという仕方で実装された。ただしゲージ技に「じゃれつく」を覚えられるので、ジム置きされているこいつに迂闊にかくとうタイプで挑むと危険。
No.290 ツチニン
初見でタイプがよく分からなかった上に何の虫かも分からなかったすっごく地味なポケモン。蝉の幼虫がモチーフと気づいたのは進化させてから。
だが実はRS当時「あなをほる」を自力で覚えられる貴重な種族で、進化させると覚えられない為進化させずに育てることも多かった。最終技なので物凄い苦行だった。
そしてエメラルドで特性「ふくがん」の効果が追加されたことで、先頭で「ひんし」にさせておいてアイテムを狩るのに重宝していた。アイテムコレクターの性かこいつはいつも瀕死になっているイメージしかない。ごめんよ。
ポケGOでは何故か超レア枠に設定されている。野生出現はイベント時を除いてなく、タマゴも10kmのものからしか孵らない。
No.291 テッカニン
アイェエエエエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?
初の忍者モチーフのポケモン。そこに蝉のモチーフが加わった。
恐ろしく素早く動くという。実際すばやさ種族値はマルマインを抜き去りRS登場当時最速の160。とにかく素早く神出鬼没。正にニンジャ。
対戦では「かそく」「つるぎのまい」「みがわり」「かげぶんしん」からの「バトンタッチ」で後ろのエースにつなぐ必殺仕事人。相手にデスノボリが立つ。攻撃性能は乏しいのでエースが倒されてこいつ1匹だけ残ったらこちらにデスノボリが立つ。
レンジャーで出てきた時もひゅんひゅん飛んでキャプチャリングを次々と避けて回っていた。キャプチャさせてくれ!
No.292 ヌケニン
アイェエエエエエエ!?HP1!?HP1ナンデ!?
ポケモン史上最も謎めいた進化方法で、「ツチニンがレベル20以上で進化した時に手持ちに1匹空きがある時に勝手に手持ちに加わっている」というもの。考えようによっては恐ろしい。DP以降ではこれに加え「モンスターボール」を1個でも持っていないと手に入らない。そのボールを1個消費してその中に入るということらしい。怖い。ヌケニンの図鑑の所だけ埋まらなくてテッカニンを頑張って育てたのもいい思い出。
ちなみに、HGSSまではテッカニンが進化と同時に覚えた技がそのままヌケニンにも引き継がれていたが、BW以降引き継がれなくなった。このため例えば「つるぎのまい」を覚えたヌケニンは最新作で入手できない。
HPは1しかない。種族値が1というのは正確ではなく、いかなる能力計算も例外処理されてHPが2以上には絶対にならない。能力の計算の根本に例外を持ち込んだとんでもポケモンである。
だがHPと引き換えに弱点技以外一切の攻撃技を受け付けない特性「ふしぎなまもり」で問答無用の詰みゲームを発生させる。主にみずタイプやでんきタイプがこれに陥りやすい。状態異常や定数ダメージはしっかり受けるのでひっそり「どくどく」「ステルスロック」などを仕込んでおくのが一番の対策。
マックスレイドバトルにも登場する。流石にHPが1から増えてはいるが、それでも3しかない。バリアを張って来るが弱点を突けば一瞬で倒せるので無意味。そしてあまりにも倒しやすいせいでけいけんアメ稼ぎの裏技としてヌケニンを大量に倒す方法が編み出されてしまった。哀れ。
ポケGOではHP1というわけにはいかず、HP10という設定になっているが、特性が存在しないのでバトルにはとても登用できず、完全なる観賞用ポケモンになっている。ちなみにツチニンから進化できず、現在のところタスクのリワードでしか手に入らない。
この手のポケモンは「忘れた頃にやってくる」のが一番怖い所。だがまさか世界大会の決勝戦でそれが起きようとは。
ちなみにポケダンではHPが2以上に上がるため頑張れば実質最強のポケモンを誕生させることも可能。ただし超ポケダン以降敵側が野生のヌケニンを突け狙うようになり、倒すと覚醒状態に入ってしまう。その分経験値が高く設定されているので、運よく発見でき次第倒してしまいたい。
No.293 ゴニョニョ
何がモチーフかよく分からないけれど可愛い。トンネル工事中に大騒ぎして工事を中止させちゃう。可愛い。騒ぎまくる代わりに自分は音の技が効かなかったりする。可愛い。中にはビビったりする奴もいるらしい。可愛い。
ORASでHPを鍛えるのに群れバトルをしすぎたせいでこいつの色違いが大量に手に入ってしまった。コミュニティ・デイじゃないんだから。
ポケGOではジラーチタスクの対象ポケモンだったが、意図されたが如く出現率が下げられ、トレーナー達をやきもきさせた。
No.294 ドゴーム
ど う し て こ う な っ た。
ゴニョニョから進化したとはとても思えない見た目に変貌してしまった。ただ口を開けて騒いでいるだけのなんだかガサツなポケモン。私の可愛いゴニョニョを返せ!
とはいえポケダンでの活躍は見逃せない。ギルドの中で見張り番や目覚ましの仕事をしている大事なメンバー。ただ叫んでいるだけかと思いきや男らしい一面を持つ頼れる兄貴でもある。
No.295 バクオング
そしてこの最終形である。最早ゴニョニョの面影はない。
見た目がパイプオルガンに見える。穴を塞いだら大変なことになりそうだ。こいつと同時期に登場した新技「ハイパーボイス」がよく似合うポケモン。
長らく地味な扱いを受けていたがXYで突如威力140タイプ一致という「ばくおんぱ」を獲得、しかも隠れ特性「きもったま」のお蔭でゴーストでも止まらない。何だこの化け物は。サブ技も「きあいだま」「オーバーヒート」で苦手ないわやはがねを返り討ちだ。元のとくこうが100未満なのが唯一の難点。
ちなみに剣盾で系列全体が何故か小食であることが判明した。その見た目で?
No.296 マクノシタ
そのまんまなネーミングセンス。進化したらジュウリョウかマクノウチかはたまたヨコヅナかと思っていた。どことなく巾着に似ている。可愛い。
同時期に登場した新技「ねこだまし」が最も似合う……というか、元ネタずばりのポケモン。本来相手の目の前で手を叩く動作なので相手に触れる技ではなかったはずなのだがDP以降触れるようになってしまった。解せぬ。
コロシアムでは初のダークポケモンとしても登場した。ポケダン救助隊のマクノシタ道場ではお世話になりました。
No.297 ハリテヤマ
進化して立派な関取になりました。
「ねこだまし」「すなかけ」「つっぱり」「しおみず」など相撲に関わりの深い技を多く覚えるが、「インファイト」「クロスチョップ」まで覚える。それは相撲なのか?
地味にそれぞれの種族値が進化前と比べ全て2倍されている。
対戦では耐久が高く比較的遅いかくとうタイプだがローブシンというライバルが立ちはだかる為、ダブルで「ねこだまし」を中心にサポートするのが分かりやすい。「はらだいこ」を覚えるのでロマンも満載。こいつに「フリーフォール」を使っても重すぎて持ち上げられないぞ!
No.298 ルリリ
色々と解せない仕様が多いポケモン。マリルはみず・フェアリーなのにこいつはノーマル・フェアリー、マリルは性別比1:1なのにこいつは1:3、他の後付け進化前組は遺伝技がほぼ共通するのにこいつはマリルとほぼ全て異なる遺伝技を持っていた。何なんだこいつは。遺伝技については剣盾で漸く統一された。だいぶ時間がかかった。
第5世代まで、ルリリ♀が進化するとマリル♂に性転換するという珍現象が発生していた。
なお、特性「ちからもち」の場合こうげきは種族値に換算すると実質92相当になる。このため全ポケモン中最も強い「プレゼント」を放つことができる……だからどうしたと言われればそれまでだが。ノーマル技だけ見ればマリルリよりも火力が出る。
ポケダンではルリリとマリルの兄弟がいる。スリープに襲われたルリリの救出、エレキ平原へみずのフロートの探索、スリープの依頼でルリリの悪夢の中を探検など、シナリオに大きく関わる。
No.299 ノズパス
RS出現場所不明四天王次点。「いしのどうくつ」にいることは分かったがいくら探しても出てこない。仕方がないのでおもむろに岩を砕いてみたら「いた!」 自力で見つけられたので「次点」である。このように当初は岩の中にしか生息しておらず、第2のツボツボポジションだった。
常に北を向いているポケモンらしいのだが、戦闘や交配の時は一体どうしているというのだろう?
RSではここ止まりだったが、正直スペックが微妙なため進化形があるのではないかと噂になった。そしてDPに入って無事に追加される運びとなった。こいつの進化形は「モアイゴン」ではない、「ダイノーズ」だ!
ポケGOでは山に生息する設定を反映してか傾斜地に出現していた。後に設定に準じて出現時に常に北を向くようになった。
No.300 エネコ
とっても可愛いホウエンのアイドル系ポジション。出現場所が狭く出現率も低い。
自分の尻尾を追いかけ回して目を回すらしい。凄く可愛い。そんなエネコをモチーフにした「エネコのシッポ」がある。可愛い。
ポケダンでは主人公候補の1匹。探検隊では「ノーマルスキン」でゴーストに無力と思いきや相性補正が緩かったせいで寧ろ全ての技がタイプ一致という破格の性能を誇っていた。そして敵に回すと恐ろしく強い。特にしあわせのとうのエネコはトラウマものである。
No.301 エネコロロ
進化してお澄まし猫になりました。なりましたはいいのだが能力が絶望的に低い……
専用特性「ノーマルスキン」のお蔭で全技にタイプ一致が乗るのだが当然相性は無視できず、ゴーストタイプを出されただけで詰んでしまう。「でんじは」がじめんタイプにも有効なのがメリットだったが、XYから「へびにらみ」が命中100になってしまったせいでそちらにお株を奪われてしまった。SMですばやさが20増えて「ノーマルスキン」に威力上昇がついたが「でんじは」が命中90に弱体化。せめてもう1回進化か能力上乗せがあれば……
だがポケダンでは一転「メロメロ」からの「おうふくビンタ」でHPをごっそり持っていく凶悪ポケモンに変化する。こういうポケモンほど外伝では強い。
No.302 ヤミラミ
ウィー!!
初めての「弱点がない」ポケモン(登場当時。現在はフェアリーが弱点)。どうやったら抜群を取れるか考えて「みやぶる」+かくとう技という答えに行き着いた思い出。
宝石を食べて生きている関係か、XYから登場したメレシーは捕食対象。SMでメレシーが仲間を呼ぶとたまにこいつが現れてメレシーを攻撃することがある他、Newポケスナでもメレシーを追い回していた。なお、実際戦わせるとあちらはフェアリーなので弱点を突かれてしまう。
ステータス自体はそこまで高くないが、「てだすけ」や「フェイント」で少しずつ注目を集め始め、BWで「いたずらごころ」を手に入れて一気に覚醒した。高速で「おにび」と「じこさいせい」を使い相手の物理を骨抜きにし、ダブルでは「ねこだまし」「フェイント」「さきおくり」で徹底的に掻き回すトリックスターである。剣盾では遂に全国大会で優勝した。
なお専用特性「あとだし」はほぼ使われない外れ特性である……「しっぺがえし」「メタルバースト」と組み合わせれば強いといえば強いが。
ポケダンではヨノワールの配下として活躍し、独特の鳴き声で人気を博した。
No.302 メガヤミラミ
唯でさえ「いたずらごころ」が強いヤミラミが更に強くなって帰ってきた。
「マジックミラー」で変化技完全防御、とくこうも上がったおかげで物理特殊どちらでも攻撃可能、すばやさは下がったが耐久が十分なので仕事は確実にできる。変化技特化よりはある程度攻撃に回ると安定する。ただし昔と異なり弱点が1つできたので注意!
どうでもいいがダイヤの陰に隠れつつ攻撃する時だけ前に出て終わるとまた陰に隠れるモーションが妙に可愛い。
No.303 クチート
どことなくつんつんした見た目で登場当時から気にはなっていた。だが最初矢鱈とあく技が多いせいであくタイプだと思っていた。蓋を開ければはがねタイプ、しかもはがねの攻撃技一切なし。「何だこいつは」となったものだった。
DPから攻撃面が多少改善され、BWで隠れ特性「ちからずく」で火力が若干底上げされた……もののそこまでパッとしなかった。だがXYで一転フェアリー獲得+メガシンカ獲得で一気に最前線にまで到達してしまった。人気とは末恐ろしいもの。だが剣盾で廃止され、再びパッとしないスペックに戻ってしまった。せめて通常進化であの強化形態だったら。
私もちゃっかりORASでわざわざいしのどうくつに出戻りして捕まえてそのままシナリオメンバーに加入させてしまった。RS当時はまるで戦えなかったのが嘘のようである……が、タイプ一致技はレベルをかなり上げないと覚えないので実際はややきつい。
ポケGOでは野生出現せず、レイド限定のポケモン。イベント等でしか野生での姿を見ることができない。
Newポケスナでは洞窟に出現。こちらを警戒し後ろを向いているのが常だが、とあるイベントが発生すると可愛らしい様子が見られる。
No.303 メガクチート
さいきょー可愛いメガクチートちゃん!
いやまさかね、クチートがこんなにかわいく(元からだけど)強くなって帰ってきてくれるなんて思ってなかったんですよ。最初見た時絶対ガセだろと。でも本当だったと聞いてびっくりしましたよね。天使過ぎるでしょこの子。しかも「ちからもち」って頼もし過ぎか。うわいきなりじゃれついてきた我々の業界ではご褒美でごふぁっ!?(瀕死)
(※この痛々しいおじさん構文はメガクチートの可愛さを尊重し初期執筆当時のまま残してあります)
No.304 ココドラ
初見で「何だこのタイプの複合は」とびっくりしたポケモン。4倍2つでしかもかくとうとじめんって弱すぎやしないかと。RS当時かくとうはそうでもなかったがじめんはこの頃も強かった。耐久は確かに高いが凄く不安定に思えた。
金銀時代を知る人間としては「まともにはがね技を使うはがねタイプ」に感動を覚えたものだった。ただ自力で覚える「きんぞくおん」でとくぼうを下げても物理主体のこいつでは無意味……
だがまさかこいつがBW~USUMまで「レベル100をも簡単に屠る嵌め殺し戦法の申し子」になろうとは。特性「がんじょう」で攻撃を1で耐えてからの「がむしゃら」は正に外道。「すなあらし」ないし「どくどく」が入れば問答無用でKOだ。剣盾でランダムバトルがレベル50固定にされてしまったのが本当に残念。
ポケGOでは山に生息する設定が反映されてか傾斜地にたくさん出現していた。
No.305 コドラ
進化してサイホーンのような見た目になった。実際もう1回進化するとサイホーン同様二足歩行になる。
RSのチャンピオンロードに出現するので四天王前最後の狩りの対象になるのだが、ここに出て来る連中はことごとく「ほえる」や「ふきとばし」で経験値を0にしようとする。しかもこいつは弱点こそ4倍2つだが抵抗が多い上に物理耐久が高いのでよく吠えられてしまう。しかも「まもる」まで使うときた。もう勘弁してくれ。
しかもRSのコンテストで「かたくなる」から「とっしん」のコンボで物凄いハートを稼ぐ。そのせいでコンテストのハイパーランクでこいつに何度か負けた覚えがある……
No.306 ボスゴドラ
立派な二足歩行の怪獣になりました。まるでメカゴジラ。だが鳴き声が案外可愛い。
対戦では全特性がそれぞれ固有の戦法を持つというとんでもないポケモンで、「がんじょう」は「メタルバースト」と、「いしあたま」は「もろはのずつき」と、「ヘヴィメタル」は「ヘビーボンバー」との相性がすこぶるよい。どの戦法を取るかで活躍場所も大きく変わる面白いポケモンである。だがやっぱり4倍2つは痛い。
ちなみにXYではまさかのバンギラスと対関係ができた。入手できるメガストーンも対に。……見た目は確かに対だけれどポジションだいぶ違わないかな?
No.306 メガボスゴドラ
メガシンカして何といわタイプが取れてしまった。タイプが取れるメガシンカはこいつが現状唯一である。
タイプが取れたことでいわのタイプ一致が取れて火力面が減退した代わりに耐久は「フィルター」も相俟って物凄く上昇した。タイプ一致でも落ちない落ちない。が、持久戦やパーティのサポートをやる為だけにメガシンカ枠を割くのが躊躇われる上に回復手段も「ねむる」しかない。通常のボスゴドラでも十分強いので選択肢の1つという立ち位置である。
No.307 アサナン
アナサンではない。また座禅を組んでいる+エスパータイプ+名前が「アサ」だからといって某カルト教団は関係ない。
初見の印象が「見た目がインド」。インド象はたくさん出てきたがインドっぽいポケモンが出て来るとは思わなかった。インド人を右に。
野生種でもトレーナー戦でも出会い頭に「みきり」や「フェイント」を噛ましてこちらをイライラさせてくる。RTAではきっと障壁になることだろう。
RSシナリオでは比較的早く見かけるが、実際手に入るのはシナリオの後半になってから。しかもEmでは出現しない。
ちなみにHGSSでは特定のサウンドを流すことで出現するが、ホウエンが初出なのに何故かシンオウサウンドに引き摺られて出現する。おまけにシンオウ地方では山岳部にたくさん出現する。お前本当はシンオウ地方出身なのか?
どうでもいいがその細い膝でどうやって「とびひざげり」をしているんだろう?これもヨガの力なのか?
No.308 チャーレム
コトトトトトトト!
インドの修行僧っぽさが更に増した。そしてこのタラコ唇。
特性「ヨガパワー」の仕様を知って途轍もなくびっくりしたポケモン。ステータス2倍扱いって色々おかしくないかと。そのせいで何とこうげきはRS当時実質ナンバーワン。ケッキングより強い。色々頭おかしい。
対戦ではこのこうげきを活かすのが主流で、「とびひざげり」が問答無用で強い他「ねこだまし」「バレットパンチ」「フェイント」などがある。最大火力は「きあいパンチ」で、決まればそれはそれは物凄いダメージを叩き出す。一応特性「テレパシー」+技「フェイント」を両立するが、「ヨガパワー」の陰に隠れている。
探検隊ではチャームズの一員だが、救助隊ではイジワルズの一員でもあった。色々な個体がいるようだ。
No.308 メガチャーレム
メガシンカして手が大量に増えた。ヨガの力恐るべし。しかもよりインドっぽさが増す見た目になった。
特性「ヨガパワー」で超火力を売りにするもののメガクチートに及ばず、「とびひざげり」の威力は強いがかくとう技は通りづらく、しかもメガガルーラに対しては同じすばやさの上かくとうの癖に「ふいうち」を1倍で食らってしまう。どうにも痒い所に手が届かないもどかしいポケモン。せめて弱点がメジャーじゃなければ。
No.309 ラクライ
雷が落ちることを落雷という。ネーミングセンスどうしちゃったのという感じのポケモン。
RSシナリオはでんきタイプに乏しく、無進化のプラスルマイナンを除くとこいつ以外にコイル、ビリリダマ、ピカチュウ(ピチュー)系列のみ。その中でこいつは110番道路に出現するため最も早く手に入り、進化も比較的早い。
ORASではコイルやビリリダマも110番道路で普通に手に入るようになったが、特性「ひらいしん」の優位性が高く、またサーチすればたまに「はじけるほのお」を覚えたラクライも手に入るのでテッセン戦に有用。
ポケダンでは主にピカチュウを連れている人にとってはトラウマメーカーの1匹。まさかフロア全体のでんき技を吸収するなんて。流石に強過ぎたのか、空の探検隊から効果が部屋全体までに弱体化された。
No.310 ライボルト
進化してよりスマートになった。鳴き声が地味に好き。
RSでのシナリオでは頼りになるどころかかなりボコボコにやられてしまった記憶しかない。まずナギ戦のチルタリスがでんきが1倍なことに度肝を抜かれ、かつ「じしん」を食らって沈む。次に道中のミロカロスのとくぼうがあまりに高く押し切られて沈む。極めつけは四天王プリムのトドゼルガに持久戦をやられて沈む。博士の子供がヌマクローを持っていると更にきつい。もうやめてくれ。
対戦でもRS当初はまるで弱かった。とくこう・すばやさは高いがそれ以外は低く、正直サンダースでいいじゃんと言われる始末。だがDPから「かえんほうしゃ」「オーバーヒート」が追加、BWで「ひらいしん」にでんき無効+とくこう上昇が追加、そしてXYで何とメガシンカ追加と着実に強化された。でんきを吸ってとくこうを上げてからメガシンカかそのまま戦うかの2択。剣盾でメガシンカが廃止されたため、鳴りを潜めてしまったが。
ちなみにXYでなぜかヘルガーとの対関係ができた。どういう脈絡でだろうか?
そしてポケダンではやっぱりトラウマ。「ひらいしん」マジ勘弁。というか本編で「ひらいしん」にでんき無効の効果がついたのはポケダンの逆輸入なのではないかと。昔は普通に食らってたわけだし。
No.310 メガライボルト
だいぶトゲトゲになってしまいましたねこの子。流線形と言えるのかどうか。それで「いかく」したら流石にビビりますわ。
「ボルトチェンジ」との相性がよく、「いかく」の再利用や不利相手からの逃走などにも使える。「めざめるパワー」もあればガブリアスだって難なく倒せる。使いどころは選ぶけれども、パーティサポートとしてはかなり優秀なメガシンカといえる。
No.311 プラスル
ピカチュウに似たアイドル族ホウエン組。最初名前をパラソルに空目した。
大体の作品でマイナンと対関係。片方が出るともう片方は出にくいか出ない。コロシアムやXDではマイナンよりも登場回数が多い。
電極が元ネタだが、固有特性だった「プラス」は他のポケモンにも配られ、自身も隠れ特性で「ひらいしん」を獲得した。ただライチュウと被るのがちょっと苦しい。
マイナンと共にダブルバトルを象徴するキャラで、2匹同時に出すと「プラス」と「マイナス」の効果で互いのとくこうが1.5倍に上がるが、実際は「じしん」が辛過ぎるという。
ポケGOでは当初経度の東西で分かれて出現していたが、後に全世界に解禁された。
No.312 マイナン
ピカチュウに似たアイドル族ホウエン組。最初名前をマイナーに空目した。
大体の作品でプラスルと対関係。片方が出るともう片方は出にくいか出ない。プラスルに比べると他作品での活躍は今一つ。2匹セットでグッズが出されることが多いのは利点か。
電極が元ネタだが、固有特性だった「マイナス」は他のポケモンにも配られ、自身も隠れ特性で「ちくでん」を獲得した。耐久が高いのでプラスルよりは色々耐えられるが、やっぱり種族値が何とも言えない。
プラスルと共にダブルバトルを象徴するキャラで、2匹同時に出すと「プラス」と「マイナス」の効果で互いのとくこうが1.5倍に上がるが、実際は「じしん」が辛過ぎるという。一応プラスルよりは耐えるので単体で仕事できなくもない……が、正直五十歩百歩と言ったところ。もう2匹とも可愛いしフェアリータイプ付加でよくないかな?
ポケGOでは当初経度の東西で分かれて出現していたが、後に全世界に解禁された。
No.313 バルビート
RS発売前に公開されていたポケモン。だがまさか無進化でしかも♂しかいないとは誰が想像しただろうか。
RS登場時は専用技「ほたるび」「シグナルビーム」までもらっているのに本人のスペックが……というガッカリポケモンだったのだが、隠れ特性で「いたずらごころ」を手に入れて大化け。今やすっかり優秀な「バトンタッチ」要員となった。
なお、特例でイルミーゼからバルビートのタマゴができるようになっている。
バルビートとイルミーゼの2匹で印象的なのはポケダン探検隊の熱水の洞窟最上部での2匹のダンス。とても綺麗だった。
ポケGOではこちらが東半球、イルミーゼが西半球限定ポケモンという扱いになっている。
No.314 イルミーゼ
まさかこいつがバルビートの対の存在だとは。しかも無進化で。おまけにバルビートのアプローチに対して特性「どんかん」ってあんた。DPに入って「いろめがね」がついた……ちょっと待て。
こちらも「いたずらごころ」を手に入れたおかげで優秀な「バトンタッチ」要員に……とはいえ継承できるのが「せいちょう」くらいしかない。
バルビートとイルミーゼの2匹で印象的なのはポケダン探検隊の熱水の洞窟最上部での2匹のダンス。とても綺麗だった。
ポケGOではこちらが西半球、イルミーゼが東半球限定ポケモンという扱いになっている。このためイベントでもない限り日本でイルミーゼは手に入らない。
No.315 ロゼリア
茨に棘ありとはいうが、毒を持つ棘だなんて聞いてない。しかも薔薇に毒なんてあるわけがない。こいつがどくタイプなのはどういう皮肉なのだろう?
RS登場当時はとくこうこそ高いが全体的にかなり微妙なステータスで実戦に耐えうるとはとても言い難かった。天候合戦にも合わない特性だし。
だがDPになって進化後と進化前が「同時に」追加されるという大幅なテコ入れが行われて一躍注目が集まった。ちなみに同時に追加されるケースは現在こいつが唯一である。
No.316 ゴクリン
(-3-)
その丸くて草餅のような体と何とも言えない顔つきが妙に癖になるポケモン。だがどくタイプだ。そしてその正体は胃袋だ。
任天堂の別ゲームに出て来る某ピンク玉を緑にしたようなものと見なせなくもない。ちなみにそいつも出て来るスマブラXでアイテムを食べてしまうキャラとして登場している。まさかの夢の共演。
No.317 マルノーム
( ゜3 ゜)
進化して紫になってしまったが剽軽な顔つきは変わらず。大体の作品で進化させないと手に入らないので頑張って育てる必要がある。
能力は何とも言えないが特性はそれなりに強く、多種多様な技を覚えるため実力はそこそこ。XYでイメージ通りの「ゲップ」を習得したので是非こいつに使わせたいところ。
ポケダンのこいつは「どくどく」という大変に凶悪な技を使う。階段の近く以外で絶対に使わせないこと。
No.318 キバニア
見たまんまピラニアの危ない見た目のポケモン。「さめはだ」なので触れると傷つく。RSの時に「何て危ない生き物が住んでるんだホウエンは」と思ったポケモン。119番道路にも出て来るが、ヒンバスがまともに生息できないのは大体こいつのせいなんじゃないかと。
ただこいつの印象は「しんかいのキバ」。このアイテムがこいつの系列とハンテールしか持っていないせいでこいつから手に入れるしかなく、伴って何度もこいつと戦っていた。DPのだいしつげんで大量にキバニア乱獲をやったこともある。しんどかった。
No.319 サメハダー
サメハダーの「さめはだ」という直球な特性紹介で「何じゃそりゃ」となったポケモン。
見るからに攻撃特化で実際攻撃面が高く、耐久はお察しの通り。RS当時は大したことなかったのに次から次へと強力な要素が加わって、でもそこまで強くないというちぐはぐなポケモン。やっぱり耐久って大事。BWで追加された隠れ特性「かそく」からの「みちづれ」か直接攻撃かの2択が熱い。伴って「さめはだ」はほぼ使われていないという……
アクア団アオギリの切り札でもある。ORASではメガシンカもする。
ホウエンコンテストの「サメハー」の印象も強い。大体先頭でいばってくる。ORASでは「ねっとう」に変わったがやることは同じ。
XY・ORASでは「なみのり」でサメハダーに乗ると固有アイコンが出る。それだけでなくORASでは他のポケモンより高速で進むことができる。これを継承してか、SM/USUMでは海上の高速移動手段としてサメハダーのポケモンライドが登場し、更に海上の岩も壊すことができる。だがORAS・SM・USUMではサメハダーに乗ると海上で釣りができない。
ヨロイ島のサメハダーはトレーナーを見つけ次第高速で追いかけ、逃げ切れないとバトルになる。何と自転車よりも高速で、ターボをかけても振り切れないことすらある。場合によっては2匹やってくることすらあり、軽くトラウマになるレベルである。
ポケマスではアオギリ……ではなく、まさかのマジコス姿のギーマが繰り出してくる。しかもメガシンカまで駆使して。確かに本人の博打気質に合っている。
Newポケスナでは海上や海中に出現。周りのポケモンを手あたり次第脅して回るが、何故かカイリキーとはサシで水泳競争を始める。弱点だからか?
No.319 メガサメハダー
サメハダーが強くなって新しい特性を得て帰ってきた!……いや、そうじゃない。耐久は確かに上がったが何故「かそく」を捨てた。「かみくだく」の威力が実質180とかそうじゃなくて。色々と噛み合わないのは相変わらず。
デザインもただ装飾が増えただけ。うーんそうじゃないんだけど。色々不満の多いメガシンカである。
No.320 ホエルコ
RS初期から公開されていたポケモン。鯨がモチーフのためか進化前でもフシギバナと同等の大きさがある。流石である。しかしこいつを平気で釣り上げられる主人公は一体どうなってるんだ。
RS/ORASシナリオではこいつを釣り上げて育てておけば即戦力としては十分。後々別方面で役に立つし。
ホウエン地方のじょうろはホエルコの名前がつけられている。
ポケGOでは何故か「400個」のアメを与えないと進化しない。通常の1進化は50個でいいのに。どうしてこうなった?
No.321 ホエルオー
立派な巨大鯨に進化しました。伝説のポケモンを優に上回る史上最大のポケモン……だった。現在はムゲンダイナが1位。画面からはみ出るのはお約束。
見た目通りHPが物凄く高い。対戦ではイメージに相応しい「しおふき」や何故か覚える「じわれ」などが有名だが、見た目の割にどうもパッとしない。ちなみに「じばく」はかつてXDでのみ覚えられたという貴重な技だったが、剣盾でわざマシンに採用されて簡単に覚えられるようになった。
BW2の海底トンネルでも見られ、見られたことを記念したメダルもある。
PDWのゆめしまではミニゲームとしてこいつの潮でポケモン達に風船を割ってもらうゲームが出ていたが、とにかく運ゲーだった覚えがある。
ポケダンではドット絵が大きくて毎度距離感覚を狂わされた。超ポケダン以降巨大サイズとして巨体ならではの攻撃もできるようになった。
USUMのマンタインサーフライドやNewポケスナでは巨体がそのまま障壁として扱われている。そして剣盾のヨロイ島にて遂にフィールドにホエルオーが出現し、その大きさに度肝を抜いた。
RS/ORASではレジ3匹の解放条件。
「おわりに ほえるおー」
No.322 ドンメル
最初何のモチーフか分からなかったポケモン。背中にコブがあるポケモンといえばつまりはラクダ。だが砂漠ではなく火山に住む。そして妙に目が癖になる。
捕まえてタイプを見てみず4倍でビックリ、すばやさを見て更にビックリ。鈍足4倍持ちは旅では非常に使い辛い…… 弱点自体は2つしかないのでみずさえ受けなければいいのだが、生憎RSEはみずタイプがわんさか出てくる。
ポケダンのこいつはトラウマ。「マグニチュード」やめてくれ。しかも進化して更に強くなるという。
No.323 バクーダ
中々の貫禄と「ふんか」のインパクトが強いポケモン。本人も定期的に噴火するらしい。怖い。
こうげき・とくこうが高いがすばやさが低く耐久も中程度しかない。対戦ではRS時代はお察しだったがDPで「トリックルーム」「だいちのちから」「ハードロック」などの強化要素でだいぶ強くなった。耐久がバシャーモ以下なのは目を瞑っておこう。だがSMで同期のコータスが「ひでり」を獲得したため、立ち位置がやや危うい。
マグマ団マツブサの切り札でもある。ORASではメガシンカもする。
ポケダンのこいつは正直見たくないレベル。「だいちのちから」が部屋全体攻撃なせいで出会い頭にボコスカ撃ってくる。通路の反対側からも撃ってくる。やめてくれ。
No.323 メガバクーダ
ORAS追加組メガシンカの中では滅茶苦茶強い部類。「すばやさ」が下がり特性が「ちからずく」に変更、火力も耐久も上昇といいことずくめ。「トリックルーム」下のエースとして君臨する。シングルでは「だいもんじ」、ダブルでは「ねっぷう」、トリプルでは「ふんか」と、ルールによって重用されるほのお技が異なるという珍しい特徴も持つ。
だがマツブサ戦でタイプ一致技がないのはどうにかならなかったのか。せめて「だいちのちから」とかがあれば。
No.324 コータス
RSやORASでアチャモを選んでいない場合ほのおタイプで4倍弱点がないのがこいつとロコン一家しかいない。進化の石は貴重品なので消去法でこいつを使いたくなるが、すばやさがとにかく低い。その代わり物理耐久は高いのである程度壁にはなる。
顔が妙に渋いので癖になる。亀は万年とはつまりそういうことらしい。RS組の中では結構好きなポケモンで、シナリオでもお世話になった。
対戦ではその昔はただ遅くて「ふんか」を覚える程度の存在だったのが、SMで特性「ひでり」なんてものを手に入れてしまったため天候始動要員として需要が急騰した。何が強いってすばやさが低いおかげで初手の同時出しで確実に天候を奪えること。「トリックルーム」との相性がすこぶるよく、そのすばやさも激戦区30より更に低いため多くのポケモンに先手を取れる。そこから「ふんか」が決まれば超強力。剣盾では「ボディプレス」や「しっとのほのお」を獲得し、「あくび」も強化され、相方としてフシギバナやポリゴン2が見出されたことで、ダブルにて優秀な天候始動ポケモンとしての地位を不動のものにした。そして2年連続で公式大会のファイナリスト(1回優勝、1回準優勝)という途轍もない成績まで残す。出世し過ぎでは。
剣盾のマックスレイドバトルにおいては当たりNPCの1匹。何と言っても「ひでり」で天候を晴れにしてくるので、こちらがくさタイプやほのおタイプの場合断然有利になる。地味なところでは「クリアスモッグ」で積み技を打ち消してくれる。が、こちらがみずタイプの場合不利になるだけでなく、コータス自身あまりに遅いので先制でやられる可能性がある。
アニメではサトシが連れていたが、何故か泣き虫という設定になっていた。
ポケダン探検隊のこいつは温泉を営んでいる。だが自身は水に浸かって大丈夫なのだろうか。お湯だから平気なのだろうか。
ポケGOでは南アジア限定ポケモン。日本手でに入らないのが残念。
No.325 バネブー
「止まると死ぬ」ポケモンの1匹。常に跳ねていないと心臓が動かないという設定があまりに残酷すぎて可哀想になってくるほど。
諺「豚に真珠」がモチーフだが、技やアイテムにそれに関係するものはなく、サイコパワーの源というだけ。
ちなみに持っている真珠はパールルが作り出すものだというが、主に山に住むこいつはどうやってその真珠を手に入れているんだろう?
No.326 ブーピッグ
「跳ばねぇ豚はただの豚だ」
豚の鳴き声と豚の英名が名前の由来という随分直球なポケモン。見た目は地味で今一パッとしない。進化前に抱えていた真珠は体の一部になったようだ。
ちなみに技を使う時のダンスは実際にアメリカであったものらしい。
タイプと特性でほのお・かくとう複合組のストッパーとして活躍できそうだが、物理耐久がそこそこ程度しかないので過信は禁物。実際育てたが決め手に欠けるという感じだった。
なお、ちゃっかり「とびはねる」を自力で覚える。ただの豚ではないらしい。
No.327 パッチール
70億通り以上という恐るべき模様のバリエーションが存在するぶっ飛んだポケモン。ハートマークやら円形やらお気に入りのマークを捕まえようと粘った人数知れず。倒すと何故かとくこうがよく伸びるようになるので、とくこうを鍛える為に大量に狩った人も数知れず……
種族値が全て60という珍しくも微妙なステータスだが、多種多様な技を覚え、かつ特性「あまのじゃく」を「スキルスワップ」で誰かに押しつけることが可能。何かしらの可能性を感じさせるポケモンではある。
ポケGOでは登場する模様の数が制限され、かつタスクのリワードでしか出現しない。タスクは当初簡単なものが多かったが、現在では「カーブボール+グレートスローを5連続で行う」という鬼畜なものに固定されてしまった。
ポケダンでは救助隊での「どうしてもホウオウに会いたい」という探検家パッチールさんや探検隊でのパッチールカフェが印象的。特にカフェには本当にお世話になりました。ポケダンDXの発売時にはパッチールが主人公のスペシャルムービーまで作られた。
No.328 ナックラー
砂漠地帯にひょっこり出てきてはつぶらな瞳で見る者を捕捉し「ありじごく」で実際に逃げられなくする嫌らしいポケモン。
モチーフがアリジゴクなので、伴ってタマゴグループは「虫」。だが本人はじめんタイプな上に進化してもむしタイプにはならない。剣盾になって漸く「ドラゴン」が追加されている。
こう見えてこうげき種族値が最終形態と同じだけあり、すばやさが恐ろしく低いが「トリックルーム」で引っ繰り返れば超速に早変わり。特性も3種それぞれ便利。進化前のポケモンの中では密かな実力者である。
またこいつ限定で「じわれ」を覚えるが習得レベルが恐ろしく高いため、DPからBWまでこいつのレベルをひたすらに上げて孵化した人が数多くいた。
ポケGOではホウエンのレア組の1匹。天候ブーストがあっても中々出現しない。
Newポケスナでは砂の中からひょっこり顔を出すポケモン。親のフライゴンから餌をもらって暮らしているようだ。
No.329 ビブラーバ
RSにおいて、ナックラーを砂漠で、フライゴンを四天王で見かけるのに、間に入るこいつはいつまでも見つからない。進化させて初めてその存在に気付いた。伴って恐ろしく地味な部類のポケモン。せめてトレーナーが使ってくれていたら。
ドラゴンタイプが加わったが、見た目はドラゴンというより虫っぽい。しかもドラゴン技をろくに覚えてくれず、「りゅうのいぶき」以外は教え技の「りゅうせいぐん」「りゅうのはどう」「げきりん」だけ。「ドラゴンクロー」すら覚えない。代わりに「むしのさざめき」「ばくおんぱ」を覚える。タマゴグループも「虫」。やっぱりこいつ虫なんじゃ? ちなみにタマゴグループ「ドラゴン」は剣盾になって初めて追加された。
No.330 フライゴン
トンボは英語で「dragonfly」。この名前から連想されたのか、どう見てもトンボなのにむしではなくドラゴンタイプという変わり種。初期形態のじめんタイプも引き連れている。
対戦での経歴は聞くも涙語るも涙。RSまではすばやく火力があり特性も便利なじめんタイプだったが、DPから登場したガブリアスが能力や技で大幅に上回ってしまった。差がつくとすれば特性や一部の小回りが利く技のみ。フライゴンが局所的に合うチームはあるが、ガブリアスはオールラウンドに合わせられるポテンシャルがある。しかもメガシンカにまで見放された。ここまで来ると最早苛めである。そして現実的な比較対象は実はガブリアスではなくランドロスであり、あちらは登場以降一切強さが変動しない最強のポケモンである。どう足掻いてもきつい。ダブルバトルではちゃっかりグライオンというライバルもいる。
ただよく言われるように「周りが強過ぎるだけ」であり、フライゴン自身が弱いわけでは全くない。例えばガブリアスもランドロスも「りゅうのまい」は覚えないので、戦術面での差別化は十分可能。
打って変わってポケダンでは超強力なポケモン。全体技「だいちのちから」「ぎんいろのかぜ」「りゅうせいぐん」、特性「ふゆう」、優秀な「かしこさ」でガブリアスの3倍強い。救助隊DXでは敵としても強い……どころか本作最強の敵キャラとして君臨する。何としても攻撃させるな!
Newポケスナでは子供のナックラーを守る親のポジション。イルミナオーブを当てると美しい「りゅうのまい」を見せてくれる。
映画『七余の願い星ジラーチ』では主役を差し置いて大活躍を果たした。
No.331 サボネア
最初111番道路で出会った時に、「『すなあらし』が吹き荒れているのにくさタイプが紛れていて大丈夫なのか?」と心配になったが、ダメージを特性で防いでいることを後から知ってとても驚いた。特性の可能性を垣間見たポケモン。
だがORASのサーチで見つかるサボネアの中には砂漠の「すなあらし」でダメージを受けてしまう個体がいるらしい。代わりにみずをあげると喜んでくれるぞ。
なおたまにアイテム「くっつきバリ」を持っていることがある。これも自分からダメージを受けてしまうのでそっと攻撃してあげよう。
Newポケスナでは体の針にふわりんごが刺さってしまう。頭部に2つ刺さるので見ようによってはおだんご頭のようにも見える。ちょっと可愛い。
アニメではコジロウのポケモンだったこともあるのだが、この個体はウツボット同様登場するとご主人にやたらとなつく。流石コジロウ、愛されキャラである。
No.332 ノクタス
砂に紛れるハンター案山子。よく「すながくれ」でひょいと攻撃をかわしてイライラさせてくれた。
実際対戦でも「すながくれ」を活用するのが主。だが見るからに耐久が低くすばやさも中程度しかないので、高いこうげき・とくこうを活かしつつ運に任せるのが主。この特性持ちの中で唯一のくさ・あくタイプなので仕事が被りにくいのが魅力。
実はRS当時とくこうが最も高かったあくタイプはこいつだったが、あく技最高威力は「だましうち」の60止まりだった。また当時専用技だったくさ技「ニードルアーム」も覚えられたが、威力はたったの60だった。しかもこうげきは実質無駄ステータスだったため、まるで活躍できなかった。DPで全タイプ技にぶつり技が誕生し、技もまともな威力のものが追加されたため、漸く第一線に立てた。こいつに限らずRSのあくタイプは本当に不遇だった。
こいつと言えばアニメのハーリーさんだろう。見た目もそのまんまノクタスのよう。
No.333 チルット
もふもふもふもふ。
幸せの青い鳥がモチーフの一部で、かつ綺麗好きな設定なので、世が世ならこいつの頃からフェアリーがついていたのかもしれない。
とはいえシナリオで使おうとするとろくに攻撃技を覚えてくれず、ステータスも耐久寄り、やっと覚えた技が「とっしん」と、非常に使いづらい。進化までこらえられるかどうかが勝負。私はレベル33で限界を感じて諦めてしまった。あと2だったのだが。
XYで何故か「ムーンフォース」を覚えた。フェアリーも月も関係ないのに何故?と思ったら、まさかのまさかこれが伏線だったとは。
ポケGOでは何故か「400個」のアメを与えないと進化しない。通常の1進化は50個でいいのに。こいつの場合ドラゴンタイプの稀少性を保つための措置なのかもしれないが、それだとしても酷すぎやしないか。
No.334 チルタリス
図鑑番号334で「しろいきり」が使えるポケモンである……なんでや!阪神関係ないやろ!
とはいえこいつは色々思い出深いポケモン。RSのナギ戦で初めて遭遇し度肝を抜いた。でんき技1倍でしかも「じしん」って。トレーナー戦のチルタリス相手に色々実験してドラゴン・ひこうと分かった時の衝撃といったら。かたや自分で育てていたチルットはレベル33で限界を感じボックスに眠らせてしまった。あと2だったのだが。
BW/BW2でのドット絵は座っている。何故に。それ以外の作品はちゃんと飛んでいるのに。
対戦ではメガシンカするまでパッとしなかった。確かに「ほろびのうた」や「コットンガード」など面白い技を覚えたり、隠れ特性も「ノーてんき」と面白い使い方ができそうなものだったりするが、ドラゴンタイプが災いしついでに狩られる状態だった。メガシンカで固有タイプになってくれて本当によかったが、剣盾で廃止されてしまったため再び窮地に。
色違いは金色で、とても美しいと評判。ORASでは群れバトルやサーチがあるので狙いやすい。
ポケダンでは救助隊DXで悪魔のような強さを備える。食料を「ついばむ」で漁り、遠距離から「りゅうのいぶき」で狙い撃ち、挙句の果てにこちらの仲間が倒されるとメガシンカまでやってのける。勘弁してくれ。
Newポケスナでは火山に出現。美しいハミングが聞こえてきたら出現のサイン。のんびり飛んでいるが、温泉の熱で熱がる場面も。
No.334 メガチルタリス
メガシンカすることでひこうがフェアリーに変わってしまった。これにより何と初期形態のタイプを両方失うという前代未聞の事態が訪れた。確かに「ムーンフォース」を何故か自力で覚えるから十分ありえた話なのだが。
特性「フェアリースキン」を物理特殊両方でフルに活用できるステータスを持つ。物理は「りゅうのまい」から攻めを組み立て、特殊は火力強化手段こそないがサブ技にはがねを焼く「だいもんじ」を備える。「コットンガード」による持久戦もお手の物。ただし弱点がメガシンカ前と大幅に変わるので運用注意。
No.335 ザングース
沖縄の生態系をモチーフとしたポケモンその1。ハブとマングースのうちマングースの方がこちら。ハブの天敵という名目からハブネークの得意な「どく」状態にならない、ないし「どく」状態で逆に強くなる特性を持つ。
対戦ではこうげきがかなり高くすばやさがそこそこ、残りは低いという分かりやすい能力で、かつノーマルタイプなので「おんがえし」などが強い。しかもこのなりで「インファイト」まで覚える。強い。だがノーマルはライバルが多くやや埋もれがち。
そしてこいつは多くのケモノ好きを生み出した元凶でもある。確かにマングースというより獣人のようなイメージで最初何のモチーフかよく分からなかった。「ねこいたちポケモン」だからそのまま猫と鼬をモチーフにしたのだろうか。
ポケGOでは仲の悪さを反映してか、東西の地域に分かれて出現し、同居することはイベント外ではありえない。ちなみに日本では最初ハブネークの方が出ていたが、後にザングースに切り替えられ、そのままになっている。
Newポケスナでも案の定出会ってしまったが最後喧嘩の幕開け。アシレーヌのコンサートを心待ちにする可愛い一面も。
なお、ザングースとハブネークの2匹は仲が悪い設定のはずが、タマゴグループに同じ「陸上」があるので実はタマゴが作れる。どうなってるんだ一体。
No.336 ハブネーク
沖縄の生態系をモチーフとしたポケモンその2。ハブとマングースのうちハブの方がこちら。代々ザングースと戦ってきたというが、別にザングースに対して有利になれる要素はない。タイプもどくだし弱点を突けるわけでもない。
対戦ではお世辞にも強いとはいえず、こうげき・とくこうが高いがそれ以外が低いというバランスを欠いた能力。これでザングースの対でとくこう・すばやさが高いとかだったら面白かったのだが……実際ザングースとハブネークが戦ってもザングースに先手を取られて倒されること請け合い。深い悲しみを背負っている。
アニメではムサシの手持ちだったことがある。コジロウのマタドガスの「えんまく」の後継が何とこいつの「くろいきり」。
ポケGOでは仲の悪さを反映してか、東西の地域に分かれて出現し、同居することはイベント外ではありえない。ちなみに日本では最初ハブネークの方が出ていたが、後にザングースに切り替えられ、そのままになっている。
Newポケスナでも案の定出会ってしまったが最後喧嘩の幕開け。こちらはオクタンにも喧嘩を売っている。ちなみにこのなりですいすい泳ぐ。
なお、ザングースとハブネークの2匹は仲が悪い設定のはずが、タマゴグループに同じ「陸上」があるので実はタマゴが作れる。どうなってるんだ一体。
No.337 ルナトーン
月をモチーフにしたポケモンだが、あまりの怪しげな見た目に物凄く強いんじゃないかと思った。実際そんなことなかったのだが。もちろんというべきか、「つきのいし」を持っていることがある。
ソルロックとは対関係で、第3世代ではサファイア限定なのだが……これのせいで実はルビーとエメラルドでは「つきのいし」が1つしか手に入らない。図鑑完成のためには2つ必要なのに。
対戦では2体しかいないいわ・エスパーでとくこうがそれなりに高く、当初こそ特性「ふゆう」で「れいとうビーム」を覚え、ボーマンダなどに正面から挑める結構強いポケモンだった。だが新作が出るにつれてどんどん隅の方に追いやられる始末。モチーフが若干被るクレセリアの存在も頭が痛い。しかもいわ特殊技がその昔教え技にあった「げんしのちから」しかなかった。XYで手に入れた技は「ムーンフォース」。いや、そうじゃない。
第7世代が月と太陽がテーマのソフトだったが、ルナトーンは登場せず、砂漠の中でルナトーンを見せると反応するオヤジが1人いるのみだった。が、何と種族値が強化され、念願の「パワージェム」を獲得したため第一線に漸く復帰した。
こいつとソルロックと言えばRS/ORASのジムリーダーフウとランだろう。いきなり2匹並んで登場した光景はかなり異様だった。「なみのり」で一掃できてしまうのが結構悲しい。
ポケGOでは東と西に分かれて出現し、同居することはイベント外ではありえない。
No.338 ソルロック
太陽をモチーフにしたポケモン。モチーフ自体は分かりやすかったがほのおタイプではなくいわタイプ。何故だ。まあ実際の太陽は別に燃えているわけではないが。もちろんというべきか、「たいようのいし」を持っていることがある。
ルナトーンとは対関係。HGSSまでこの石の需要はそこまでなかったが、BW以降この石で進化するポケモンがどんどん増えてきたので需要自体は高い……特性「ものひろい」で拾ってくるけれども。
対戦では2体しかいないいわ・エスパーでこうげきがそれなりに高いが、どちらかと言えばいわタイプで数少ない「トリックルーム」の使い手として有名。同じ太陽モチーフのキマワリと並んで太陽コンビを結成したことがある。だがその役目もメレシーの登場で危うくなっているという。
また太陽モチーフなので「ソーラービーム」「オーバーヒート」なども操れるがとくこうが低いせいで火力はお察しの通り。
第7世代が月と太陽がテーマのソフトだったが、ソルロックは登場せず、砂漠の中でソルロックを見せると反応するオヤジが1人いるのみだった。が、何と種族値が強化された。また、フレアドライブを新たに覚えられるようになったが、タイプ一致ではなく、特に影響はなかった。
剣盾のマックスレイドバトルにおいては外れNPCの1匹。何故か積み技を2種も持ち、しかもこれを多用してくる。使うべきでないタイミングで「コスモパワー」を使ってきてイライラさせてくるだけでなく能力上昇打ち消しの波動を食らって無に帰すことしばしば。ソルロックが何をしたというのか。
こいつとルナトーンと言えばRS/ORASのジムリーダーフウとランだろう。いきなり2匹並んで登場した光景はかなり異様だった。「なみのり」で一掃できてしまうのが結構悲しい。
ポケGOでは東と西に分かれて出現し、同居することはイベント外ではありえない。
No.339 ドジョッチ
どこにいるのか最初よく分からなかったポケモン。姿は見かけるが釣り限定とは。泥鰌は掬うんじゃないのか。掬う動作はゲーム内にはないが。同じ時期に出たミズゴロウ系列と異なり初期からじめんタイプがあるが、だからといってキャラ被りをしないというわけではない。選んでいない人には有用だろうか。
RSEのコンテストでは低レベルで覚えられる「みずあそび」「どろあそび」がコンボになるため、捕まえてコンディションを上げてコンテストの全リボンを制覇した覚えがある。たくましさはレベルを上げれば「じしん」「じわれ」がコンボになるので厄介なコドラも大丈夫。
アニメではこいつが登場する回を放映する直前に大地震が起きてしまったため、お蔵入りになってしまった悲劇のポケモン。内容が地震関連だったし仕方ない。
No.340 ナマズン
ドジョウが進化して鯰になるってどういうことだ。ポケモンにはよくあることだが。
対戦では競争の激しいみず・じめんタイプで、同期にラグラージまで出ているせいで肩身が狭い。だが「きけんよち」で弱点となるくさ技を事前に察知できるので存外うまく立ち回れるかもしれない。「じわれ」や「りゅうのまい」もあるし。
ポケダンでは救助隊で長老をしていたが、敵に回ると固定ダメージ「マグニチュード」で勧誘した仲間を次々と葬り去っていく凶悪なポケモンに変貌する。勧誘した仲間を連れてこいつに近づいてはいけない。
アニメではこいつが登場する回を放映する直前に大地震が起きてしまったため、お蔵入りになってしまった悲劇のポケモン。内容が地震関連だったし仕方ない。
No.341 ヘイガニ
ヘイヘーイ!
ドジョッチ以上に地味で、初代組のクラブとのキャラ被りもあってかなり地味だったポケモン。トレーナーも中々使ってこないし進化形も見かけないし、何だこいつはという感じだった。
だがアニメでサトシが手に入れて以降陽気な鳴き声と性格で一躍有名になった。更にポケダン探検隊ではギルドのメンバーにも抜擢され、同様陽気な鳴き声と性格で強い印象を残した。他作品の影響を強く受けたポケモンの1匹と言える。
No.342 シザリガー
ジザリガーではない。シザーとザリガニだから「シ」ザリガー。
進化してあくタイプがつき、何故か頭に星マークがついた。モチーフとなった生物はアメリカザリガニ。あれ、もしかしてこの星マークの意味って。そしてあくタイプの意味って。別の国を代表する生き物であるパンダがモチーフのポケモンにも同じタイプがついているし、中々にブラックなユーモアと言える。
だがRSでは恐ろしく地味で、何と誰一人としてトレーナーが使ってこなかった。しかも育ててもこうげき・とくこうが高いがすばやさも耐久も低く、しかもあく技を「はたきおとす」以外覚えない上に当時この技の威力はたったの20。見るべき所といえば「クラブハンマー」を多少高い火力で使えることくらい……と、アメリカザリガニとは程遠い散々なポケモンだった。
だが世代を追うごとに着実に強化され、今では特性「てきおうりょく」のおかげで超高火力の一致技を振り回すポケモンに変貌した。強化された「はたきおとす」でクレセリアすら射程に入れる。モチーフ的に外来種の本領発揮といったところか。
No.343 ヤジロン
弥次郎兵衛のようなポケモンだが分類はどぐうポケモン。どうやってバランスを取っているのかと思ったらエスパータイプなので恐らくは念力だろうか。
顔が某猫型ロボットの映画に出て来る23世紀の土偶兵器に似ている。モチーフが同じだからだろうか。
RSEでは砂漠をウロウロしているが、「じばく」があるせいでせっかく出てきても捕まえられないことがあった。というか捕獲時点で覚えている技が「どろかけ サイケこうせん がんせきふうじ じばく」である。レベル20代前半にしては強くないか。ORASでは「じばく」の習得レベルが引き上げられたが「げんしのちから」なども使ってくる。強くないか。
何気にじめん・エスパーは剣盾現在でもこの系統固有の組み合わせ。もっと出ていても不思議ではないが。
No.344 ネンドール
進化してますます土偶のようになった。全方位に顔がある。だがこれが浮遊して移動するのだから結構不気味。レベル36で進化と同時に「はかいこうせん」を覚えたりするので危ない。
対戦では見た目通りというべきか耐久の方が高く、攻撃能力は低い。ただ弱点が6つもあるのでその耐久も不安定。攻撃技が豊富で得意な相手には耐久もあってかなり強いのだが…… 同じ遺跡出土系モチーフのエスパーであるドータクンに水を開けられまくっている始末。数少ない個性の1つ「いわ・じめん両方半減以下」もドータクンと同じという悲しみ。ダイゴの手持ちにひっそりといるお蔭でブーピッグなどよりは知名度的にマシかもしれないが。
そしてこういうポケモンほどポケダンになると凶悪化する。遠距離砲「サイケこうせん」、命中低下の「どろかけ」、鈍足の「がんせきふうじ」、全能力強化の「げんしのちから」にこちらの体力を半分も持っていく凶悪技「じばく」まであり、しかも救助隊では能力も超高い。勘弁してくれ。
No.345 リリーラ
RS化石組の1匹。RSでは片方しか手に入らなかったがEmでは両方手に入る。Emでのみ登場する「げんえいのとう」「さばくのちかどう」は必見。
目がよく分からないが上の方にある。つぶらで可愛い。系統固有のいわ・くさタイプを持つ。が、RS当時くさ技を自力で覚えなかった。いわ技「げんしのちから」があるだけマシか。
アノプス共々RS当時「いわなだれ」の遺伝ルートが凄く大変だったポケモンでもある。「バクーダ→タマザラシ→サニーゴ→リリーラ」で完成。
なお、「ギガドレイン」がBWで技マシンから消えた時に代わりに「メガドレイン」を遺伝で覚えるという謎の代替措置が取られたが、一切意味を成さなかったのは言うまでもない。
No.346 ユレイドル
進化して……何だろうこの、タコツボ?よく分からないけれど不気味なようで可愛いポケモンになった。外側の模様ではなく中にある黄色くて丸い部分が目。妙に可愛い。そしてこの状態で体を引き摺って移動するという。可愛い。
タイプは進化前から引き続いていわ・くさ。現在でもこの系統のみが持つ。RS当時弱点がよく分からず、ダイゴが繰り出したときに相性表を片手に割り出したものだった。
見るからに耐久が高く攻撃能力もそこそこ。すばやさは低いが超鈍足というわけでもない。対戦では特性が優秀で、「きゅうばん」で強制交代技が一切効かないため「たくわえる」「ドわすれ」などが強い。天気が砂嵐なら更に堅い。BWから獲得した隠れ特性「よびみず」は何とみず無効+とくこう上昇なのでみずタイプに強くなり、味方の「なみのり」を吸収しとくこうを上げて攻撃することもできるようになった。ただしくさの変化技に恵まれず、「やどりぎのタネ」を漸く剣盾になって覚えた。ただ、パワーインフレが激しすぎて正直使い所が……
Newポケスナでは海中に出現。直立状態で寝ているが、ふわりんごをぶつけると起きる。音楽を鳴らすと楽しそうに踊る。移動は体を引き摺っているので凄まじく遅い。
No.347 アノプス
RS化石組の1匹。RSでは片方しか手に入らなかったがEmでは両方手に入る。Emでのみ登場する「げんえいのとう」「さばくのちかどう」は必見。
目の位置が分かりにくい。顔にある模様ではなく、飛び出ているくりくりした球のような部分が正解。
分類が「むかしエビポケモン」。アノマロカリスが海老だと思われていたためらしい……が何故むしタイプ?
RS当時むし技が「れんぞくぎり」しかなかったが、貴重な連続技「ロックブラスト」を覚える数少ないポケモンだった……はいいが、最終技なので冒険では使えるかどうかというところ。しかも「みずでっぽう」を覚える。何タイプだこいつ。
リリーラ共々RS当時「いわなだれ」の遺伝ルートが凄く大変だったポケモンでもある。「バクーダ→タマザラシ→サニーゴ→アノプス」で完成。
ちなみにすばやさが結構高い……が、進化すると落ちてしまう。
No.348 アーマルド
ししょー!
進化して二本足ですっくと立った立派な甲冑戦士になった。すらっとした見た目で中々凛々しい。目がどこにあるのか分かりづらい。顔の正面にあるのはただの模様で、実は顔の上に飛び出ている部分にある。
タイプはいわ・むし。RS当時弱点がよく分からず、ダイゴが繰り出した時に相性表を片手に割り出したものだった。
頑丈そうな見た目に違わず物理方面が得意で、DP以降むし技も充実し攻撃役として十分活躍するようになった。BWからまさかの隠れ特性「すいすい」を獲得し、天候「雨」の攻撃役にもなれる。みず弱点なのに。しかも「アクアジェット」まで覚えるようになった。もうこいつみずタイプでいいんじゃないかな。
RSEの流行語と言えばもちろん「アーマルド アーマルド」である。何故かというと、会話文を入力するのに最速で選べる言葉が「アーマルド」なので、時間がない時などにこれを入力する人が続出した。
ポケダン探検隊ではプクリンおやかたの幼少期「ししょー」として面倒を見ていた。おやかたの幼少期であるププリンはししょーの元ですくすくと成長するが……
No.349 ヒンバス
RS出現場所不明四天王の1匹。同じ場所でずーっと粘っていても釣れず、僅か6か所だけでしか釣れないとか分かるか!!!別ポケモンの色違いを先に引いたのも納得の鬼畜具合。
同じ悲劇はDPのテンガンざんでも繰り返されたという…… あんな地底湖みたいな場所に同じように4か所限定って勘弁してくれ。
図鑑設定といい能力といいコイキングを彷彿とさせるポケモン。実際コイキングのようなびっくり進化を遂げる。ただしこちらには遺伝技が豊富にある。
そして本編でのレア度を引き継いだのか、ポケダンでもこいつを仲間にするのは本当に苦労した。中々見つからないってレベルじゃない!風が吹くまで粘っても出てこないとかざらである。出てきても仲間にならないし。
唯一「進化条件が2つある」ポケモン。「うつくしさ」が一定以上でレベルアップするか、アイテム「きれいなウロコ」を持たせて通信交換するかの2つ。
ポケGOではこれらの代わりに「相棒にして20km歩く」という苦行じみた進化方法になった。いや、20kmはちょっと長すぎやしませんかね?
No.350 ミロカロス
ふつくしい……
みすぼらしいヒンバスがビックリ進化で一気に美しくなった。最も美しいポケモンと言われているが、あれ?それメガディアンシーもそうだったような?
RSの120番道路にいるトレーナーが出てきて衝撃を受けた。何だこの神秘的な見た目のポケモンは。そして恐ろしいほど耐久が高い。倒せない。雨が降っているせいでみず技超強い。トラウマになりかけたが逆に一体どこにいるのか興味が沸いてきた。まさかあんなに手に入りづらいとは。おかげでかなり好きになった。初期バトルタワー攻略用メンバーに育てるくらいには。
対戦では予想通り耐久が高いが、能力はとくぼうの方が高いものの特性「ふしぎなうろこ」でぼうぎょが上がることから対物理で活躍させることが多かった。技「ねむる」やアイテム「かえんだま」と仲良し。DP期には「さいみんじゅつ」大幅強化で攻め込んでも強くなった。
だが仕様変更や周りの強化に押されてこれらの戦法は廃れ、代わりに隠れ特性「メロメロボディ」やXY以降追加された通常特性「かちき」が出てそちらでの活躍の目が出てきた。特性「いかく」を吹っ掛けようものなら「かちき」でとくこう2段階上昇だ。「ビビリだま」も持っていればすばやさも1段階上がる。
能力強化手段にかなり乏しいので自分から攻めていくのが苦手……と思われていたが、「とぐろをまく」を「ぼうぎょ・命中率上昇技」と割り切って使い、「さいみんじゅつ」や「だくりゅう」で攻めるタイプが登場した。
Newポケスナでは樹海のイルミナポケモンに抜擢された。樹海の湖をのんびりと泳いでいる、ふつくしい。
No.351 ポワルン
RS/ORASではてんきけんきゅうじょの事件を解決させるとこいつをもらうことができる。この時必ず「しんぴのしずく」を持っているが、同ゲーム内で他の方法ではほぼ手に入らない。このアイテムは野生で出現した時も持っている。
天気によって姿はおろかタイプまで変化するという珍しい特徴を持つ。だが「すなあらし」のフォルムは登場時からずっと存在しない。確かに「すなあらし」は厳密には天気ではないが。後継者としてフィールドでタイプが変わるガラルマッギョが登場した。
種族値は全て70という微妙なもの。天候が通常以外だとタイプと威力が変化する「ウェザーボール」が専用技だったが、別のポケモンに取られてしまった。
天候でタイプが変化するのに合わせた他タイプの大技を覚えるので、もし進化や強化がなされれば凄いことになりそう。
ORASでは何とあのトルネロス・ボルトロス出現のキーポケモンになっている。手持ちにこいつを入れて「おおぞらをとぶ」を行うと出現する。ちなみにORASでもらえるポワルンの性格は必ず「のうてんき」である。
ポケGOではゲーム内に実装されている天候表示に合わせて出現時の姿が変わり、後から姿を変更させることができない。このため「ゆきぐものすがた」は雪または(何故か)霧の日にしか登場せず、伴って超絶レアポケモンになっている。
ポケダン探検隊では小さい見た目にも拘わらず何故か「おおきさ」の分類が☆4と、最も大きい分類に入れられてしまっていた。姿が4つあるせいなのか。
No.352 カクレオン
「ドロボーだぁ! ドロボーだぁ! みんな つかまえてぇ~!」
RSで最初に公開されたポケモン。姿を隠すカメレオンなのだがお腹の模様だけは隠せない。この設定を活かしてか、かくれんぼをテーマにした2001年の映画短編にも登場した。
RS/ORASではカビゴン等と同じく固定シンボル扱いだが、野生でも低確率で出現する。固定シンボル扱いのポケモンが野生出現したのはこいつが初となる。
対戦ではこうげき・とくぼうが高いもののすばやさが低く、技にも癖がある。だがXY以降隠れ特性「へんげんじざい」が追加されたことで全技をタイプ一致で使うことができ、格段に戦いやすくなった。地味に「トリックルーム」なんて技も覚える。
なお、PDW限定で「ミラータイプ」を覚えていることがある。使い所は不明。
ポケGOには2021年7月時点で未だに実装されていない。何故。登場方法を模索しているのだろうか。そろそろアローラ地方のポケモンも登場するというのに。
ポケダンではアイテムを販売する店の店主をしている。もちろんダンジョン内でも売っているが、その時にお金を払わないとあっという間に「超高ステータス」「常時倍速」のカクレオンがあっという間に大量発生してしまう。無対策でやろうとすると命がいくつあっても足りないぞ。
だが救助隊、探検隊では特定条件下でこいつを倒すことでごくごく稀にこいつが仲間になる。中々にチャレンジのし甲斐があった。かつ救助隊ではレベル1ダンジョン攻略の切り札にもなっている。高ステータスで優秀な技を揃える。……探検隊? ゼロ南? 運命の塔? レベル1時点で全ステータス1しかないんですがどうやってクリアしろと?
Newポケスナでは樹海に出現。普段は周辺の環境に溶け込んでいるため、お腹の模様がないと気付かない。1回イルミナオーブを当てると見えるようになるが、一度効果が切れるともう1回当てても見えなくなってしまう。勿論透明なままでは博士に見てもらえない。ちなみに秋の季節で落ち葉の塊から出てくることがあり、★4で高得点も狙えるが、何と確率でしか出現せず、狙うのは困難。
No.353 カゲボウズ
ハゲボウズではない。マルボウズでもない。
RSで新たに増えたゴーストタイプの1匹。真っ黒てるてる坊主だが、その中は恨みばかり。
こうげきが高く、RS当時は「シャドーボール」を使いこなしていた。だがDP以降この技が特殊扱いになったせいで自力で覚えられるタイプ一致物理技が「かげうち」しかなくなる事態に。一応ORASで「ゴーストダイブ」が追加されはしたが……
ちなみに昔はヨマワルと対関係で、こちらはサファイア・エメラルドで多く出現していた。
ポケダンでは俗に言う「清森四天王」の1匹。壁の中から迫り「うらみ」「はたきおとす」「いやなおと」など食らってはいけない技ばかり繰り出す。おまけにまさかの高耐久。特に救助隊の清らかな森ではこいつだけならまだしも更に3匹も凶悪なメンバーが出て来るという。
ポケGOでは出現したときに嫌がらせとも思えるほど遠くに配置されるため、ボールが上手く当たらずやきもきさせられる。
No.354 ジュペッタ
進化してぬいぐるみになった。どことなく愛嬌も感じさせるが、口のチャックを開けると呪いのエネルギーが逃げてしまうらしい。設定的に「のろい」の技が最も似合うポケモンでもある。
対戦ではこうげきが高いがそれ以外はそこそこ程度。進化前同様「シャドーボール」を使いこなしていたところにDP以降同技が特殊化したせいで火力が削がれてしまった悲劇のポケモン。代替技「シャドークロー」は技マシン限定という悲惨ぶり。そんな自身が呪われたような状態だったが、XY以降メガシンカで息を吹き返した。とはいえ通常のジュペッタで戦う場合攻撃技不足が深刻。
なおHGSSでぬいぐるみが大好きなものまねむすめの家に行くと、ジュペッタのぬいぐるみ……ではなく本物のジュペッタがいる。
No.354 メガジュペッタ
メガシンカして手や足のチャックから中身がむき出しになった。妙に愛嬌のある姿は変わらず。
こうげきがうんと上がり、更には「いたずらごころ」まで手に入れた。攻撃技自体はそこまで多くなく変化技の方が多かったので、特性との相性は抜群……のはずなのだが、メガシンカの仕様上メガシンカしたターンに「いたずらごころ」は適用されない。しかも変化技を使おうにも耐久があまり上がっていない。何ともちぐはぐだが、戦えないわけではないので戦術次第というところ。「いたずらごころ」+「みちづれ」が専売特許の他、ネタでは「いたずらごころ」+「ゆびをふる」も可能。
No.355 ヨマワル
RS発売前に公開されていたポケモン。足がなく、手もローブをそれの代わりにしているように見えるので正にゴーストタイプという感じ。目は内部に赤く灯った1つしかない。
特性は見た目通り「ふゆう」だが、進化すると取れてしまうため、RS当時強烈だったダブルバトルの「じしん」やカビゴンの「じわれ」を回避する為だけに敢えてヨマワルを対戦で採用するなんてこともあったらしい。
XYでは何と隠れ特性「おみとおし」が追加され、地に足がつく個体も登場した。通常特性が「ふゆう」しかないポケモンで隠れ特性がついたのは初となる。
昔はカゲボウズと対関係で、こちらはルビーで多く出現していた。
ポケダン探検隊では銀行員をしている。いかにも怪しそうだが腕は確かで、お金をちょろまかしたりはしないのでご安心を。
No.356 サマヨール
進化して手足がつき更に不気味になった。そのまま魂を求めて彷徨い歩くのだろう。凄く怖い。
対戦では持久戦が大得意。特性「プレッシャー」を引っ提げ「おにび」や「あやしいひかり」などでしぶとく戦う。回復手段に乏しいが「ねむる」だけでも十分間に合うから恐ろしい。DPになって進化形が出たと思ったらBWでまさかの「しんかのきせき」獲得で再び戻ってくるとは。現在では特にダブルにおいて進化形ヨノワールを遥かに凌ぐメジャーポケモンとしてその地位を築き上げている。その差はかつてのプリンとプクリンかそれ以上である……
「サマヨールがヨノワールに進化するとすばやさが『下がる』」という言葉の意味が分かる人は間違いなくダブル/トリプルの民である。
ADVのポケカのサマヨールのデザインが物凄く怖くてトラウマになりかけたことがある。というかやっぱりこいつ怖くないか?
ちなみにポケダンでは救助隊探検隊共々進化系列で唯一壁をすり抜けられず、大地を踏みしめて歩いている。
No.357 トロピウス
初見のインパクトにやられる。何こいつ強そう。図鑑説明を見る。「トロピカルザウルス」だから「トロピウス」、なるほど。捕まえてステータスを見る。あれこいつ案外普通。それでも初見のインパクトが忘れられずに何だかんだでお気に入り。
XY以降は群れバトルのお供として連れ歩くほどになった。「あまいかおり そらをとぶ じしん はっぱカッター」で大量の群れを倒して回っていた。
対戦では3種ある特性全て別のポケモンとの競合が激しく、こいつ固有で何かができるかと言われると…… 能力の中途半端さがかなり痛い。物理特殊どちらでも戦える部分を活かしたいところだが。
ポケGOではアフリカ地域限定ポケモン。
Newポケスナではリバーに出現。悠々と過ごしている他、ウパーを頭の上に乗せて空を飛ぶことも。
No.358 チリーン
RS出現場所不明四天王の1匹。トロピウスとアブソルの間だけ埋まらなくてどこにいるのかずーーーーっと探しても見つからなくて攻略本で初めて名前と出現場所を知って愕然とした思い出。頂上付近限定とか分かるか!!!そして見つけたと思っても「とっしん」持ってるとか捕まる気ないだろこいつ。
見た目がそのまんま風鈴で名前もそのまんま風鈴の音。言うなれば「そのまんま風鈴」か。そんな名前の元芸人がいたっけ。友人に「そんなふざけた名前のポケモンいるわけねーだろ」と馬鹿にされたこともある。そしてその時に進化形が「カーン」とか「ゴーン」とかになるんじゃないかなど色々話し合っていたが、まさか進化前の方が出るとは。
実はRSの内部データ上では何と「最後にいるポケモン」でもある。何とデオキシスよりも後。最後の最後に追加されたポケモンなのだろうか?
対戦では色々便利な技を覚えてくれるので隙間産業的なポケモン。「じこさいせい」や「かなしばり」の他何と「ほろびのうた」まで使えてしまう。ただ「ふゆう」持ちエスパー自体が結構いるのが悩みどころ。SMで種族値が強化されて多少は戦いやすくなっただろうか。
ポケダン探検隊のチリーン編成所にはお世話になりました。
ポケGOではレア出現枠の1匹。ゲットすると「ほしのすな」がたくさん手に入るのでお得。
No.359 アブソル
伝説詐欺ポケモンとして名高いポケモン。アニメのOPであんなカッコいい登場の仕方をして伝説じゃないだなんて誰が信じるのか。普通に草むらでひょっこり出てきて「あれ!?」ってなった思い出。
名前の由来はabsolute(絶対)かと思いきやabsolution(赦免、罪を許されること)の可能性もあるらしい。そんな単語があったとは。
危険を知らせるためにやってくるのだが、危険を呼び込むと勘違いされた。つまり、人の偏見によってあくタイプにさせられたという悲しい設定がある。あくタイプでなければ恐らくエスパーが近いか。「みらいよち」も覚えるし。
対戦ではRS時代こうげきが事実上無駄ステータスだったのが、DPで技の仕様が修正されてタイプ一致物理技が大幅に増えた。そして覚える技が「ふいうち」「おいうち」「つじぎり」とどれもこれも癖があり、伴って「読み次第で無限の立ち回りを見せる玄人向けポケモン」に一気に化けた。「読んで勝つのがあくタイプ」を最も体現していると言ってもよい。
山に住むという設定で、危険を感知すると里に下りてくるという。だがDPtでは大量発生で海辺に出現していた。海難事故でも予知したのだろうか?
ポケダンでは氷雪の霊峰に同行してキュウコンの所まで行ったものの結構足手まといだった覚えがあるが、DXでは大幅改善されたどころかクリア後も優秀な範囲技や2マス技を覚えるため強力な仲間として活躍してくれる。
ポケGOでは何と野生で出現せず、レイド限定ポケモンになっている。フィールド上に出現するアブソルが見たかっただけに残念。
No.359 メガアブソル
メガアブソルちゃんマジ堕天使。まさかの体の後ろに羽根が生えるってあんた。これでフェアリータイプじゃないっておかしいでしょ。特性もまさかの「マジックミラー」ってあんた。
ただメガシンカしたときにとくこうとすばやさがうんと伸びてしまった反動で耐久が一切伸びない為「きあいのタスキ」を持てないアブソルよりも脆く、火力も不一致なはずのメガクチートを下回るという有様。ビジュアルは最高級なのに……
No.360 ソーナノ
ソーナノ? ソーナンス!
進化前の名前が「そうくるか」と脱帽したポケモン。ただのマスコットかと思いきやソーナンスが「アンコール」を覚えるにはこいつから進化させないといけないのでかなり重要な役回りだった……第7世代までは。剣盾では進化前の技を思い出すことができてしまうためお役御免になってしまった。哀れ。
進化前でも一丁前の耐久力は備えているので油断していると痛い目を見る。というか「2匹目のソーナンス」としてバトルに起用された例があり、私も育てたことがある。
ちなみにRSEには「超低確率で現れ、かつ草むらからはこいつしか出てこない」という「マボロシじま」が存在する。中にはレベル50とかいうびっくりなソーナノも……
No.361 ユキワラシ
RS出現場所不明四天王の1匹。「あさせのほらあな」にいることだけは分かったが、満潮になっても干潮になってもどこにもいない。そもそも最初満潮だけしか知らずに「あさせのしお」の採り方が分からなかった。小部屋限定とか分かるか!!!
種族値はオール50、タイプもこおりのみという、ゲーム上ではあんまり特徴がないポケモン。だが見た目は凄く可愛く、XY以降のモーションは常に小刻みに揺れている。もう可愛い。
こいつのタマゴグループが「鉱物/妖精」という「どうしてこうなった」と言わんばかりの組み合わせ。妖精は分からないでもないが、鉱物は一体どこから?
ポケGOではお察しの通りというべきか、雪が降るか季節が冬かでないとまずお目にかからない。
No.362 オニゴーリ
それなりに可愛かったユキワラシが進化して……なんじゃこりゃあ!?顔が宙に浮いてる!?何者だこいつ!?
個人的には進化後のこいつの方を先に四天王戦で見たので「こいつの進化前がこんなに可愛いはずがない」という印象だった。
顔がどっかのロボの顔面に似ていたり元都知事に似ていたりするが、一切関係はない。
図鑑設定に「岩の体に氷の鎧」と書いてあるがどこにもいわタイプがついていない。タマゴグループが鉱物なのは多分これのせいなんだろうとは思うが、進化前まで巻き込まなくても。
対戦では種族値がオール80、タイプもこおりのみとあまり特徴がないが、特性「ムラっけ」からの「まもる」「みがわり」で粘り続ける博打戦法が有名すぎるほど有名。その強さは敢えて語るまでもない。こいつに辛酸を舐めさせられたトレーナー数知れず。何かあったらとりあえず「ぜったいれいど」だ。
No.362 メガオニゴーリ
メガシンカしてどうなるかと思ったら顎が外れてしまった。これは進化と言えるのだろうか……?
特性が「フリーズスキン」になったお蔭で「ゴーストタイプにも当たる『だいばくはつ』」が放てるポケモン。こおりタイプなので弱点も突きやすい。メガシンカ枠を使ってまでやることじゃない気がするけれども。しかもSMでアローラゴローニャという後継者が同じようなことをやり始めた。何なんだお前ら。だがそれ以外の技に乏しい……「ハイパーボイス」すら覚えないってあんた。
No.363 タマザラシ
RS登場時多摩川に「タマちゃん」というアザラシが遊びにきていたことで話題になっていたため、こいつはその流行にあやかってデザインされたのではないかという疑いがかけられたポケモン。実際無関係で単なる言いがかりだったらしいが。このためこいつのNNは「タマちゃん」が多かったようだ。
まん丸の可愛い体つきで、その状態で丸まってコロコロ転がりながら移動する。とても可愛い。
ポケダンでもコロコロ転がっていて可愛い。ただし近づくとこちらを明確に殺しにかかるので寧ろ逃げなければいけない。「アイスボール」「こなゆき」はパーティ壊滅の恐れあり。
なお、他の同タイプ複合と異なりこの系列は唯一「こおり・みず」と、こおりタイプが先に来る組み合わせ。だからと言って何か変わるわけではないが。
Newポケスナではジュゴンと仲良しで、ジュゴンがタマザラシを鼻で回して飛ばしていた。……あれ、自身の進化形トドグラーは?
No.364 トドグラー
進化してちょっと太ってしまったが今度はボールを鼻で転がすポケモンになった。可愛い。ジュゴンと似たような見た目で、覚える技や特性もジュゴンとよく似ている。
RSEではこおりタイプが少なくユキワラシ系列はレアなので、使いたい場合大体この系列になるが、タマザラシを捕まえた時点で既に進化レベルを超えていることが多いので、すぐにこいつに進化できる。ORASに至ってはこいつが直接野生で出て来る。
終盤のドラゴン対策、「ダイビング」要員として十分に働いてくれるが、一番必要なヒワマキジムの前に手に入らないのは作為的な何かを感じる。また「れいとうビーム」は技マシンが必要なのでそこだけ注意。
ポケダンでは玉回し仲間としてジュゴンとトドグラーが関係する依頼に専用の文面が用意されている。
No.365 トドゼルガ
立派なトドに……なりましたね……。最早初期形態の面影は一切ない。哀しいかな。
トドゼルダではない。トライフォースも関係ない。
初代「ぜったいれいど」使い。遺伝で「じわれ」まで覚えるとかもう。能力は平均的に高いが、すばやさは低め。
対戦ではPtHGSS期の「無限トドゼルガ」があまりにも有名。「あられ」下で「まもる」「みがわり」、そして自分は永遠に回復。一度嵌ったら試合を投げたくなる。だが最近では天候が永続でなくなってしまい、伴って大きく衰退してしまった。
個人的にはバトル施設の「のんきのおこう」持ちトドゼルガに何度もやられたトラウマが強い。「ぜったいれいど じわれ ねむる ねごと」ってもうこちらを明確に倒しに来ているとしか思えない。
No.366 パールル
深海に潜ると大体こいつが出て来るが、育てても育てても何一つ技を覚えない上に進化の気配もない。一体どうやって進化するのだろうと思ったらまさかの1品もののアイテムを持たせて通信交換だとは。そして進化後の姿はバトルタワーで初めて確認できたという。最初誰だか全く分からなかった。
進化に必要な「しんかいのキバ」「しんかいのウロコ」は現在でこそ野生のポケモンから奪えるが、RS当時は上述の通り1品ものでかつ2つから選ぶ形式だったため、図鑑を揃えるためにはもう片方を持っている人と通信しなければいけない。
それだけでなくこの2つのアイテムはパールル自身に持たせると「キバ」ならとくこうの、「ウロコ」ならとくぼうのステータスが2倍になる。何とそのせいで「しんかいのキバ」を持たせたパールルのとくこうは現在でも全ポケモン中ナンバーワンという意味の分からないことになっている。これで進化形がすこぶる微妙なので「しんかいのキバ」は事実上こいつに持たせるためのアイテムと言われてしまう始末。
ただ実際この2つのアイテムを持たせて戦う場合すばやさの低さや技の少なさがかなり足を引っ張る。極端に能力が高くても技がなくては活躍できないというもの。
RSEではこいつから「あおいかけら」を奪えていたが、DP以降「しんじゅ」「おおきなしんじゅ」に変わってしまった。確かにそっちの方がイメージには合うが……
ちなみに一生に一度だけ作る真珠はバネブーのサイコパワーを増幅させる力を持つという。生息地が明らかにかけ離れているのだがどうやって行き渡るのだろうか?
ポケGOでは何と進化先がランダムになっている。アイテムで対応することは許されなかったのだろうか。
ポケスナではフワライドに連れられて空の旅を楽しむ生態が確認されたが、そのまま帰ってこないこともあるという…… 他にもヒドイデに狙われたり隠れているところをネオラントに掘り起こされたりと散々。
No.367 ハンテール
パールルに「しんかいのキバ」を持たせて通信……対戦した方が強いとまで言われたことがある悲しみを背負った進化形。
パールルに「しんかいのキバ」を持たせて通信交換すると進化する。だがこのアイテムはRS当初一品もので、DP以降は野生ポケモンがたまに持っているがシナリオ中では中々手に入らない。
私も含めて初めてこいつを見たのがバトル施設や攻略本という場合も多い。見た目はいかにも深海魚だがもう片方の分岐先が分岐先なので比較されがち。
RS時点ではせっかく高いこうげきもまるで生かせず、進化も面倒でまずお目にかかれなかった。DPに入って物理特殊分化したところでみず単タイプ自体の肩身が狭かった。Ptで一応「ふいうち」を覚えはしたがそれでも地味なのには変わりなかった。
ところがBWで「からをやぶる」と隠れ特性「みずのベール」を得て一気に注目度が増した。サクラビスと異なり物理特殊どちらでも戦え、物理でネックとなる「おにび」も無効化できる。とはいえパルシェンなどと比べると爆発力に欠けるせいでやっぱり地味。それでも「バトンタッチ」かそのまま戦うかをうまく切り替えられるのは面白い立ち位置と言える。
ポケダンでもやっぱり地味だが、「いやなおと」という凶悪な技を持つため無警戒でいるのは禁物。出てくる場所がダンジョンの深層なので、ゴール目前でハンテールのせいでやられると泣くに泣けない。
No.368 サクラビス
パールルに「しんかいのウロコ」を持たせて通信交換すると進化する。だがこのアイテムはRS当初一品もので、DP以降は野生ポケモンがたまに持っているがシナリオ中では中々手に入らない。
私も含めて初めてこいつを見たのがバトル施設や攻略本という場合も多いが、ビジュアルがよいので結構人気がある。……ポケモンの体液をすするという設定があるにはあるが。
能力自体は悪くないが、みず単タイプなことも災いし結構地味な存在だった。「すいすい」も他のポケモンと被るし。一応「バトンタッチ」でそれなりに戦えなくはなかった。だがBWで「からをやぶる」を覚えたことでこの技の効果を「バトンタッチ」するポケモンとして一躍注目され、対戦での使用率も急上昇した。
ポケダンでは海中ダンジョンのトリガー役。「こうそくいどう」で敵全員をブーストしこちらに一気に襲いかかる。こいつに行動されたら覚悟を決めること。
No.369 ジーランス
「はじめに じーらんす」
RS発売前に公開されていたポケモン。
シーラカンスがモチーフであり、現実世界でもシーラカンスは生きているので化石ではなく野生で登場する。
だが出現率が低いのはいいとして捕まりにくい上に「とっしん」を覚えるせいで自滅されやすい。孵化して増やそうにも孵化歩数が異常に多い上に♀が極端に少ない。それでいてそこそこの強さしかない……と、若干コレクター向けに寄ったポケモン。
と思いきや、RS/ORASではレジ3匹の解放条件なので欲しい場合頑張って捕まえるしかない。
対戦ではDPで獲得した「もろはのずつき」を「いしあたま」で反動なしでぶっ放せるポケモンとして有名になった。だが当時習得レベル78だったため、レベル50で使うには両親遺伝が必要なのだが、上記の孵化条件のため途方もない時間を要した。同コンボはボスゴドラやガチゴラスに受け継がれたが、唯一のみず複合という個性は残っている。他にも特性「がんじょう」から「ステルスロック」を使った後、「もろはのずつき」で自主的に退場して後続に繋げる戦法を確立。生きた化石は伊達じゃなかった。
No.370 ラブカス
「ハートのウロコ」ポケモン。それ以上でも以下でもない。
技を思い出せる「ハートのウロコ」を持っていることが多いが、本体のスペックは微妙そのもののため捕獲ではなく「ほしがる」「どろぼう」で剥ぎ取られる運命にある。対戦で何かできるといえば「てんしのキッス」「いやしのはどう」くらい。「ハイドロポンプ」を覚えたところで火力不足。アイテムなしではHP満タンのシャンデラすら1発で倒せない。耐久もからっきし。
BWでママンボウが出たが、進化形ではなかった。姿や色が似ているのは嫌がらせか何かか。絶望しかない。
そしてあろうことかラブカスと検索すると某リズムゲームのアイテムが真っ先に引っかかる始末。最早こいつアイテムが本体なのではなかろうか……?
ただこういうポケモンほどポケダンでは強い。「メロメロ」を食らってはいけない。
海中に出現する上に体色がピンクなので色が映えるポケモンでもある。ORASで深海に潜ると何匹かのラブカスが水草に集まっている様子が見られる。
Newポケスナではハートのウロコがきっちり再現され、拡大写真を撮ると本当にウロコがハート型になっている。さらに条件を満たすと4匹集まって四つ葉のクローバーのような姿を見せる。とても写真映えする。
No.371 タツベイ
RS出現場所不明四天王の1匹。シナリオではまず行かず海流に流されて身動きが取れない水道にいるトレーナーが唯一使ってくるのだが、それ以外の情報が「ボーマンダ、コモルーの進化前」と「りゅうせいのたきにいるらしい」ということしかなく、いくら滝内部を探しても出てきやしない。攻略本を見て出現場所を確認すると「『ドラゴンクロー』のわざマシンがある小部屋にのみ出現」……分かるか!!!
ともあれこれで愛着が沸いたのか、漸く手に入れて実際に育ててみようと思い立ち色々な種類のタツベイを孵化し続けた思い出がある。わざわざ「すてみタックル」を覚えさせるのも本当に大変だった。
夢に向かって挑み続け、進化という形で夢が叶うという設定も秀逸。ただ挑む方法が高台から飛び降りて頭を打つというのはやや無謀が過ぎる。その結果特性が「いしあたま」にはなったが。
ポケGOではお察しの通りのレア。ミニリュウは水辺に出たがこちらは陸地に出やすいので出現傾向が絞れない。山がちなところに出る……わけでもなさそう。
No.372 コモルー
引き籠りではない。確かに最初見た時何だこの骨組みとも殻とも言えないようなものを纏ったポケモンはと思った。何かの準備段階なのだろうなとは思ったがまさか飛ぶための準備とは。
地味に進化後よりぼうぎょが高いので、やろうと思えばこのままでも戦える。「てっぺき」を使いつつ反動を受けない「すてみタックル」でゴリ押しだ。
初めてその姿を見たのがRS四天王のゲンジ戦で、何タイプか分からなかったがその後のチルタリスで悟った覚えがある。ただシナリオ上に殆ど顔を出さないので困惑は隠せなかった。もうちょっと顔を出してくれていいんだよ。
その後エンディング後にトレーナーの使うこいつから大量の「りゅうのキバ」を取った覚えがある……何故タツベイが持っていないんだ。
No.373 ボーマンダ
ドゥイイイイイイイアォゥンッ!!
私にとっての功労者の1体。RS四天王ゲンジ戦でその姿を初めて見て、そのドラゴンらしいフォルムに惚れ込んだのが始まり。初期形態を探しにあちこち出向いてりゅうせいのたきを何度探したか分からない。
進化して空を飛ぶという夢が叶う設定が好き。立派な翼龍になってくれました。ただ翼が不安定なせいかひこう技に恵まれない過去があった。特殊技は「ぼうふう」や「エアスラッシュ」を貰ったが、現在でも物理ひこう技の最高威力は「そらをとぶ」。このフォルムで「ブレイブバード」はちょっと無理があるか。命中不安定ながら「ダブルウィング」を覚えてくれてよかった。
XY以降の宙に浮いたようなグラフィックは絶対に許さない。ダサすぎる。
3匹目の所謂600族。タイプはドラゴン・ひこうとカイリューと同じだが戦法は結構異なる。
対戦ではこうげき・とくこう・すばやさが高く、物理、特殊、はたまたその両方の攻撃技を組み合わせて自在に戦うことができる。特にこうげき・すばやさを上げる「りゅうのまい」が強力無比。特性「いかく」も相手のこうげきを下げるというシンプルながら強力なもの。ただこおり4倍は物凄く痛い上にフェアリーへの対抗手段に乏しい。
加えて必要な技を揃えるのに結構手間がかかり、「すてみタックル」は習得レベルが物凄く高く、「りゅうのまい」「ハイドロポンプ」は遺伝技、「げきりん」は教え技……と中々に手間。それでいて昔はわざマシンが1品ものなのでついでに遺伝させておかないとマシンを消費してしまうが、孵化歩数は物凄く多い……
ていうかRS期「すてみタックル」の習得レベルが93という意味の分からない数字だった。高過ぎだろいくら何でも。伝説のポケモンでも当時そんなに高レベルで覚えない。
また色々と覚えるせいでどういう戦法が一番強いのか常に議論の的にされる。やれ「こだわりスカーフ」は交換際に火力叩き込めないから弱いだのやれ「いのちのたま」は居座られたら意味ないだの……いい加減にしてくれ。
ちなみにダブルでは登場当時から特殊技中心の構成が多い。相手を「いかく」で牽制し自分は「いかく」に強いのが魅力。「だいもんじ」「ハイドロポンプ」に加えDPから「りゅうせいぐん」「りゅうのはどう」が加わり更に強力になった。剣盾現在ではライバルに押されてやや下火。「いかく」も弱体化した。
ポケダンではラストダンジョンの常連な他、マグナゲートでムンナの配下として登場し、超ポケダンでは序盤なのにレベル50というとんでもないレベルの強敵として立ちはだかる。恐ろしい初見殺し……何度ボコボコにされたか。
私個人としては、物理特殊幅広く育てることで戦法を一切悟らせないことを覚えたポケモン。だが毎回急所や突然のこおり技に怯えまくっていた。強いけれど安定しないのがこいつのお約束。
PtHGSSのバトルタワー100連勝メンバーの1匹でもある。
No.373 メガボーマンダ
ボーマンダがメガシンカすると翼が三日月のような鋭角形になり、中々にカッコいい……はずなのだが、宙ぶらりんになった光景が何とも言えないシュールさだったせいでネタにされてしまった。悲しみしかない。
別名 †空を切り裂く赤い三日月† または †血に濡れた三日月† 中二病ここに極まれり。
何とぼうぎょが上昇し、特性「スカイスキン」に変化することでひこう技不足が解消され攻めても守っても優秀なポケモンになった。ボーマンダの特徴をそのままに、ひこう技をメインに据えることで対フェアリーも安心して戦えるメガシンカとなった。ただし特殊技への脆さは変わっていない上にでんき・いわで止められやすいのでべらぼうに強いというわけではない。だがそれでも物理特殊どちらも器用に使いこなせるのは流石としか言いようがない。
メガガルーラ1強に風穴を開け、特にGSルールではメガレックウザに対抗できる非制限枠兼多人数攻撃役として見出された。このせいで第6世代のひこう弱点ポケモンは息をしていないも同然だったが……
No.374 ダンバル
ダンバル、ダンバラナイ、ダンバリマス、ダンバルトキ、ダンバレバ、ダンバレ、ダンバロウ、ダンバッタ。
RSシナリオクリア後、ダイゴの家に行ってみると置手紙と共にこいつがひっそりと置かれている。こいつを手に入れてタイプを見て初めてメタグロスのタイプを知った。はがねは分かったがエスパーかよと。そして覚えている技にびっくり。「とっしん」だけって。コンテストどうするんだと。色々と衝撃を受けたポケモン。
だがこいつの衝撃は恐らく「野生で出てきた際に恐ろしく捕まりにくい」ことだろう。こいつの捕獲率は何故か「伝説のポケモン並に低い」。ボールにろくに入ってくれず、「とっしん」で自滅されるかPPが切れて「わるあがき」で自滅されるかのどちらかになること請け合い。サファリにも出て来るが自滅されない代わりに間違いなく捕まらない上に逃げる。下手に色違いなど粘ろうものならせっかく出てきた色違いを逃がすことになりがち。勘弁してくれ。
SMではヘビーボールが手に入るが、ダンバルは重さ100kg未満なのでヘビーボールの捕獲係数にマイナス補正がかかり、何と絶対に捕獲できないという。USUMであれば「つかまえポン」を使うことで超低確率で捕獲できるとのこと。ちなみに私はこちらも超低確率のウルトラボールでダンバルをゲットした。何度もリセットして疲れた。
剣盾では何と「とっしん」ではなく「たいあたり」しか覚えられないように修正されたため、自滅されることは少なくなった……が、何故か雪原に生息し、当然ながら雪や吹雪になると霰が降る判定になるので天候ダメージで自滅することになる。事前に「ぼうじんゴーグル」か特性「ぼうじん」「マジックガード」を押しつけると安全。なお、マックスレイドバトルでホスト側の場合どんなボールを投げてもゲットできるので、ダンバルを好きなボールに入れやすくなった。
ポケGOではお察しの通りレア。都市部に生息する傾向にある。捕獲率は原作と異なりそこそこ高い。
No.375 メタング
ダンバルが合体してこの姿になる。合体物のロボットがだんだん出来上がるのかと思った。そして進化後もそんな感じ。
進化と同時にタイプ一致技「ねんりき」「メタルクロー」の2つを覚えることで漸くまともに戦えるようになった。
野生出現は長らくなかったが、HGSSのサファリゾーンを皮切りに順次出て来るようになった……ものの、捕獲率が相変わらず伝説のポケモン並みなので本当に捕まりにくい……レベルが高ければ「とっしん」を忘れてくれているのでそこは救い。
とか何とか言っていたら剣盾では逆転し、メタングから「とっしん」を覚えるようになってしまったためこちらの方が自滅しやすい。勘弁してくれ。
ポケダンでは進化後と異なり浮遊移動なので、かしこさがグループごとに分配された探検隊シリーズでは浮遊できないメタグロスより移動しやすく便利。だがじめん技はしっかり抜群で食らうのでそこは注意。
No.376 メタグロス
Д〔・x・〕Д<ゴーガーゴーーガーー!!
私にとっての功労者の1体。RSチャンピオンダイゴ戦でこいつに大苦戦し、一度敗北したものの2回目で何とか勝利を収めた。その後ダンバルを手に入れて一生懸命育てた思い出。
メタングが2匹合体し、ダンバルに換算すると4匹分となる。正に合体ロボ。だが最初見た時むしタイプに見えてしまったのは私だけだろうか。はがねはいいとしてまさかエスパータイプとは。高さは結構低いが重さは一般ポケモン中最も重かった。鉄の塊より重い馬がこの世にはいるようだ。
4匹目の所謂600族。第3世代は史上唯一600族が2匹いる。
対戦ではこうげき・ぼうぎょが高く、はがね・エスパータイプで耐性が強い。また特性「クリアボディ」で能力を下げられず、特に特性「いかく」の影響を一切受けないのが安心。タイプ一致「コメットパンチ」「バレットパンチ」が強力で、サブも「じしん」「れいとうパンチ」「いわなだれ」「だいばくはつ」など充実したラインナップ。能力強化技は殆どないが、代わりに「トリック」「ステルスロック」などを覚える。登場当時から常に第一線で、特にダブルバトルはこいつがいないと成り立たないほどだった……HGSSまでは。
BWで「だいばくはつ」の威力が下げられてから徐々に減少し始め、XYで弱点が2つも増えた上に「コメットパンチ」の威力まで下げられたことで対戦の場から急速に姿を消してしまった。SMでメガシンカが持ち直し剣盾でダイマックスエースとして完全復活を遂げたが、諸々の仕様は元に戻っていない。少し寂しい。
ポケダンではボーマンダと共にラストダンジョンの常連な他、ポケナガでは最強のブショーと名高いタダカツのベストリンク。「コメットパンチ」で粉微塵に粉砕せよ! スマブラにもX以降に登場し、「じしん」でファイターを地面に埋めようとする。
私個人としては、私自身も色々育てたが、対戦相手も色々なメタグロスを出してきたおかげで戦術の奥深さを知ったポケモン。隣の「はらだいこ」→こいつの「じこあんじ」や「どくどくだま」+「トリック」は物凄い衝撃を覚えた。だが私はやっぱり「せんせいのツメ」が好き。「せんせいのツメ」持ちのこいつ1匹で相手の手持ちをボコボコにしてとある大会で優勝した覚えがある。
PtHGSSのバトルタワー100連勝メンバーの1匹でもある。
No.376 メガメタグロス
メタグロスがメガシンカすると更にダンバル2匹とメタング1匹が増える。凄くよく分かりやすい。合計でダンバルが8匹となる。更に進化するなら今度はダンバル16匹になるのだろうか。2進数か。その見た目はさながらロボットアニメの合体ロボ。
何とすばやさが大幅上昇し、特性「かたいツメ」で自身の火力を増強できる。ただし上昇幅は1.3倍と中途。さらに「クリアボディ」でなくなったことで「いかく」などの能力下降を普通に受けるようになってしまった。すばやさ上昇の仕様が第6世代では次のターン以降に反映されていたため、メガシンカ直後では素早く動けなかった。このため正直大して強くなかった。
ところが第7世代ではメガシンカ直後でも反映されるようになったため格段に動きやすくなり、しかも先制技を受けない「サイコフィールド」の実装で弱点だった「ふいうち」を食らいにくくなり、更にはフェアリー全盛期ではがねの需要が増大したことから最強のフェアリーストッパーとして引っ張り凧になった。高速「アイアンヘッド」で怯みゲームを狙えるのもポイント。世代を経て大きく評価が変わったメガシンカの1体である。
No.377 レジロック
ざざ ざり ざ……
古代に封印されしポケモンの1匹。様々な土地の岩石をかき集め、同じものは1つとしてないという。世界中を渡り歩いたのだろうか。
ぼうぎょがやたらと高く、次にこうげき、とくぼうと続く。登場当時はろくないわ技がなかったせいでほぼ爆発要員だったが、「いかく」が効かないのでダブルでは重宝された。その後新要素が次々登場し着実に強くなってはいるのだが、周りに押されて地味だった。
ところが剣盾で高い「ぼうぎょ」を活用できる「ボディプレス」や、「じゃくてんほけん」と相性のいいダイマックスが登場し、戦術が拡大したことで使用率が大きく上昇。「クリアボディ」でダイマックス技の能力低下をシャットアウトできるのも強みの1つ。
個人的にはこいつに苦杯を嘗めさせられた経験が何回かあるので少し苦手。大会の決勝戦でこいつに敗北、バトルハウスでこいつに敗北と、あまりいい思い出がない。
No.378 レジアイス
じゃきー!!
古代に封印されしポケモンの1匹。体中の氷は氷河期に作られたもので、絶対に溶けることはないという。ほのお技でやられても体は溶けていないということなのだろうか。
とくぼうがやたらと高く、とくこう、ぼうぎょと続く。驚異の特殊耐久なのだが弱点が多いのでそこまで役立っているとは言えない。むしろこおりにしては珍しい技をいくつも覚えるので攻撃半分耐久半分で戦ってきたポケモンである。生半可な物理技を向けようものなら「カウンター」で吹っ飛ばされることがあるが、第3世代限定なのでそのような個体はレア。
どうでもいいがモーションがボックスを踏んでいるように見えるのは私だけだろうか。かくかくしてて動きづらそうなのだが平気なのか。
No.379 レジスチル
じ・じ・ぜ・じ・ぞ
古代に封印されしポケモンの1匹。金属の中身は空洞で、かつ腕は不定形かと思うくらいぐにゃぐにゃ曲がる。何の物質でできているというのだろうか。
ぼうぎょ、とくぼう共に同じだけ高く、反面こうげき、とくこうはそこそこ。基本は耐久を高めつつ持久戦に持ち込むのが主な戦法で、放置しようものならあっという間に要塞ができあがる。かつては「ちきゅうなげ」で固定ダメージを狙っていて、この技が過去作産として追いやられて以降鳴かず飛ばずだったが、剣盾で「ボディプレス」を獲得し、耐久を上げながら攻撃に転じることができるようになった。
個人的には「かげぶんしん」のイメージが強く中々の強敵。バトル施設でやられた日にはもう発狂するレベル。
No.380 ラティアス
ひゅああーん!
ラティアスとラティオスは姿が似ているが、図鑑上では関連性が明記されていない。同一種族の♀と見なしてよいだろうか。映画では兄妹として描かれていたし、それ以外の作品でもそれに近い描写が多いので何かしら関連性はあるのだろう。
ゲーム上でもラティオスと対になる存在で、片方が出てくればもう片方は出てこないか入手困難。
ラティオス共々徘徊伝説として有名で、RSEではクリア後にあちこちの道路や水道を移動して回る。ただRSでは異様なまでに個体値が低く、とても実戦に耐えうるものではなかった。
その後実戦向きのこいつらを手に入れ、更に専用アイテム「こころのしずく」も手に入る「むげんのチケット」というアイテムが配信された……が、当時無線通信なんてものがなく1枚ずつケーブル経由で手渡ししていたため、イベント会場は長蛇の列になってしまった……私も貰ったことがある。しんどかった。
タイプはドラゴン・エスパーで、BW2までラティオス共々ドラゴン最速だった。対戦ではラティオスより耐久が高く、技も豊富に覚えるため中々器用に戦える。「めいそう」から「じこさいせい」するもよし、火力増強アイテムで一気に攻めてもよし。しかも「あまえる」なんて技も覚える。トレーナーに向けられたらこうかはばつぐんだろう。
専用技に「ミストボール」というものがあることをたまには思い出してあげてください。
なお、ラティアス・ラティオス専用アイテム「こころのしずく」は元々「この2匹のとくこう・とくぼうを1.5倍にする」という反則級の強さだったため、大会では使用禁止だったが、第7世代で「この2匹のドラゴン技・エスパー技の威力を1.2倍にする」という効果に修正され、大会でも解禁された。ラティアスにとっては耐久上昇の効果が剥奪されたため、大きく弱体化している。
映画『水の都の護神 ラティアスとラティオス』では人間に変身し、サトシと仲良くしていた。ラストシーンのキスは果たしてカノンなのかラティアスなのか。それだけでなくポケスペではメイドに変身するという。どうした公式。
ちなみに昔RSの没設定資料集に「上半身ラティアス、下半身バシャーモ」という没ポケモンがいたことが判明し話題となった。
レンジャー光の軌跡ではゲームに先駆けて主人公がラティアスを呼び出して空を飛ぶことができる。
No.380 メガラティアス
ラティアスがメガシンカするとラティオスと似たような姿になる……同一種族なのだろうとはいえ色まで同じにしなくても。見分けが一切つかない。違いと言えば目が黄色なことくらい。どうしてこうなった。
特性は「ふゆう」のままで、能力はすばやさ以外順当に強化されたことで、メガシンカ前の戦法を十分に生かすことができる。「めいそう」を軸にした戦いに磨きがかかり、アイテムが取り外せないことで「はたきおとす」にも強くなった。しかもORASで登場と同時に「アシストパワー」まで加わり一度嵌ると手が付けられなくなる。ただし状態異常には無抵抗になるので注意が必要。
なお、実はこいつはXYにもデータとして存在しているため、やろうと思えばXYでもメガシンカすることができる。
ORASには「おおぞらをとぶ」という機能があり、ASではメガラティアスに乗ってホウエンの遥か上空を移動することができる。……メガシンカのモーションが鬱陶しく思えるのは乗り過ぎたせいだろうか。
No.381 ラティオス
しゅわーん!
ラティアスとラティオスは姿が似ているが、図鑑上では関連性が明記されていない。同一種族の♂と見なしてよいだろうか。映画では兄妹として描かれていたし、それ以外の作品でもそれに近い描写が多いので何かしら関連性はあるのだろう。
ゲーム上でもラティアスと対になる存在で、片方が出てくればもう片方は出てこないか入手困難。
ラティアス共々徘徊伝説として有名で、RSEではクリア後にあちこちの道路や水道を移動して回る。ただRSでは異様なまでに個体値が低く、とても実戦に耐えうるものではなかった。
その後実戦向きのこいつらを手に入れ、更に専用アイテム「こころのしずく」も手に入る「むげんのチケット」というアイテムが配信された……が、当時無線通信なんてものがなく1枚ずつケーブル経由で手渡ししていた為、イベント会場は長蛇の列になってしまった……私も貰ったことがある。しんどかった。
タイプはドラゴン・エスパーで、BW2までラティアス共々ドラゴン最速だった。対戦ではラティアスより攻撃系能力が高く、高いとくこうから放たれる特殊技は強力無比。DPで獲得した「りゅうせいぐん」による超火力はこいつを筆頭とした特殊ドラゴンの大躍進を支えた。攻撃一辺倒かと思いきや「トリック」「おきみやげ」まで使いこなす。あまりの高性能に厳選を通り越して乱数の仕組みに到達したトレーナー数知れず。
……だが時はXY。主に使っていた技が全て威力低下、高火力先制技急増、フェアリー登場とゴースト・あく強化、メガシンカ登場による「トリック」無効の増加……と、ありとあらゆる方向から弱体化措置をもろに食らったせいで対戦の場からすっかり追い払われてしまった。利点と言えば「なみのり」でヒードランを倒せることくらいだがラティアスでも同じことができる。僅か1つのソフトでここまで変わるか。
SM以降は持ち直し、現在では最速「シンプルビーム」使いという個性を与えられて火力職兼コンボ始動要員としての道を歩み始めている。とにかく第6世代が酷すぎただけなのである……
専用技に「ラスターパージ」というものがあることをたまには思い出してあげてください。
なお、ラティアス・ラティオス専用アイテム「こころのしずく」は元々「この2匹のとくこう・とくぼうを1.5倍にする」という反則級の強さだったため、大会では使用禁止だったが、第7世代で「この2匹のドラゴン技・エスパー技の威力を1.2倍にする」という効果に修正され、大会でも解禁された。ラティオスにとっては変更された仕様との相性がよく、そこまで弱体化してはいない。
映画『水の都の護神 ラティアスとラティオス』では妹と共に津波に立ち向かい、妹は助かるがこいつは散ってしまう。映画のメインポケモンが復活しないのは現在に至るまでこいつが唯一となる。ちなみにこの後に「こころのしずく」が登場するのだが、その正体はもしかすると……?
そして本編ではまさかのシンオウリーグでサトシの前に立ちはだかり、ダークライ戦で疲弊していたサトシのポケモンを根こそぎ倒していった。まるで自分が頑張って育てたポケモン達がランダムマッチの改造伝説軍団にボコボコにされる様を見ているかのような凄まじい光景。突然のシナリオ荒らしに視聴者は困惑し批判が殺到した。そりゃそうじゃ。
レンジャー光の軌跡ではゲームに先駆けて主人公がラティオスを呼び出して空を飛ぶことができる。
No.381 メガラティオス
ラティオスがメガシンカするとラティアスと似たような姿になる……同一種族なのだろうとはいえ色まで同じにしなくても。見分けが一切つかない。違いと言えば目が赤なことくらい。どうしてこうなった。
特性は「ふゆう」のままで、能力は何故かこうげきが大きく上昇し、とくこうもかなり伸びるが、すばやさは据え置き。ぼうぎょが上がるので耐久も少し安定する。「りゅうのまい」を使うことで今までのラティオスらしからぬ動きも可能……と、ここまではよかったが、正直メガラティアスの方が扱いやすいせいで如何せん地味。耐久が少し上がったところで弱点を突かれやすいことに変わりはないし。何ともかんとも。
なお、実はこいつはXYにもデータとして存在している為、やろうと思えばXYでもメガシンカすることができる。
ORASには「おおぞらをとぶ」という機能があり、ORではメガラティオスに乗ってホウエンの遥か上空を移動することができる。……メガシンカのモーションが鬱陶しく思えるのは乗り過ぎたせいだろうか。
No.382 カイオーガ
ぎゃらりるぅ!
サファイアの看板ポケモン。超古代ポケモンで、大昔海を作ったとされる。ただどっからどう見てもシャチ。だいぶ凛々しいというか威厳ある姿ではあるからいいのだが。
自身が天気を操る力を持ち、元固有特性「あめふらし」でこいつが出た瞬間天気は「雨」になる。登場当時は永続だった。
サファイアではシナリオ中にこいつを捕まえないと二度と手に入るチャンスがない。面倒なら別に倒してもいいが強過ぎるので勿体ない。それ以降の作品で登場した際は倒しても殿堂入りすれば復活するようになった。
対戦でも勿論強力で、とくこう・とくぼうが物凄く高い上に特性「あめふらし」が自身のみずタイプと相性抜群。常にみず技の火力が通常天候の1.5倍になる。「なみのり」だけでもかなりのダメージを叩き出せる上、大技「ハイドロポンプ」「しおふき」を使えば相手を問答無用で洗い流す。DPで「こだわりスカーフ」を、HGSSで「だくりゅう」を、ORASで「こんげんのはどう」を手に入れ、常に伝説組トップクラスの実力を保ち続けている。ただ天候を変えられるとすこぶる弱く、特に「晴れ」は大の苦手。
禁止伝説組が出場可能な公式大会が何度か行われているが、ゲンシグラードンさえいなければ大活躍を見せられる。ゲンシグラードンがいてもダブルバトルならレックウザがいればシャットアウトできる。とにかく「晴れ」を回避すれば勝利は近い。
実はカイオーガとグラードンの相性は悪くないどころか良好。カイオーガの苦手なでんき技をグラードンが打ち消し、両方が苦手なくさはグラードンの力で強化されたほのお技で対処できる。
映画には『ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ』で登場したが……何故か「はかいこうせん」で相手を退治させていた。みず技じゃないんかい!
スマブラではX以降に登場し、水の力でファイターを押し出してしまう。
No.382 ゲンシカイオーガ
カイオーガとグラードンはメガシンカではなくゲンシカイキなので、特定のアイテムを持たせるという条件を満たせば繰り出した瞬間に発動し、メガシンカも同時に行うことができる。
あの強力だったカイオーガが更に強力になり、特性「はじまりのうみ」による天候「おおあめ」のおかげで何とほのお技完全シャットアウト、天候上書きがほぼ不能という恐るべき力を手に入れた……まではよかったが、元々の特性が優秀過ぎたせいで追加された要素の恩恵が小さく、しかも何故かこうげきが50も上がっている。とくこうも30しか増えておらずすばやさは何と据え置き。これなら「こだわりメガネ」や「こだわりスカーフ」を持たせた方が……となりがち。
だが逆手を取れば天候がなくても多少なりとも戦えるので、例えばメガレックウザと組んで相手のグラードンを倒してから「はじまりのうみ」を安全に発動させるといった戦法が可能。実際そのようなトリッキーな動きでグラードンに勝利し第6世代ではマスタークラス世界一の栄冠を掴んでいる。だが第7世代では新規組に押されパッとしなかった。
No.383 グラードン
ぐらぐらるぅ!
ルビーの看板ポケモン。超古代ポケモンで、大昔大陸を作ったとされる。モチーフが分かりにくいが恐竜やモグラとも言われる。ただかつて私の母は伊勢海老に見えると言っていた。真っ赤で反っているからか。
自身が天気を操る力を持ち、元固有特性「ひでり」でこいつが出た瞬間天気は「晴れ」になる。登場当時は永続だった。
ルビーではシナリオ中にこいつを捕まえないと二度と手に入るチャンスがない。面倒なら別に倒してもいいが強過ぎるので勿体ない。それ以降の作品で登場した際は倒しても殿堂入りすれば復活するようになった。ちなみにエメラルドでは「大雨が降りしきり自身も海に囲まれている中カイオーガと対峙する」という、どう考えてもグラードンが不利な対決構図になっていた。しかもレックウザが場を収めた後そのまま海に沈んでいった。そういえば生息地も海底洞窟だし、もしかして海の生き物なのか? やっぱり元ネタは伊勢海老なのだろうか?
対戦でも勿論強力……ではあるのだが強さが分かりにくい。こうげき・ぼうぎょが高いがとくぼうが低く伝説同士の殴り合いはやるかやられるかの勝負になりがち。特性「ひでり」も自身がほのおではなくじめんタイプなのでタイプ一致技の火力を上げるわけではない。しかもカイオーガと鉢合わせた場合たとえ天候が「晴れ」になってみず技を軽減できても「れいとうビーム」などで抜群を取られるせいで特性が空気。正直使いづらい……
だが味方との組み合わせでどうにかなるのがポケモンのいい所でもある。実際「天候を打ち消す天候」役としては最適と言え、自身は天候の影響を殆ど受けないためどんな状況でも戦え、加えて伝説戦では物理技の通りがすこぶるよくなることから何だかんだで強い。ほのお技の強化は近年ほのおタイプ自体が強化されているため活用する場面は大いにある。
禁止伝説組が出場可能な公式大会が何度か行われているが、ゲンシカイキさえできればカイオーガなどまるで怖くないが、ゲンシカイキが封印されるとカイオーガに怯える始末。それでも晴れ自体が強くなってきているので使用率は高め。
実はカイオーガとグラードンの相性は悪くないどころか良好。カイオーガの苦手なでんき技をグラードンが打ち消し、両方が苦手なくさはグラードンの力で強化されたほのお技で対処できる。
実は映画にグラードン本体が登場したのは『光輪の超魔人フーパ』でゲンシグラードンの状態でのみ。『七夜の願い星ジラーチ』ではメタ・グラードンなるものが登場している。
スマブラではXにのみ登場し、自身に触れた相手を自身の熱でダメージを与えるとともに吹き飛ばしてしまう。
No.383 ゲンシグラードン
カイオーガとグラードンはメガシンカではなくゲンシカイキなので、特定のアイテムを持たせるという条件を満たせば繰り出した瞬間に発動し、メガシンカも同時に行うことができる。
あの強力だったグラードンが更に強力になり、ほのおタイプ付加に加え、特性「おわりのだいち」による天候「ひざしがとてもつよい」のおかげで何と4倍弱点のはずのみず技が完全シャットアウト、天候上書きがほぼ不能という恐るべき力を手に入れた。
ほのおタイプ付加と天候によるみず無効がやりすぎなくらいに強く、弱点が何とじめんだけ。それだけでなくとくこうが50も上がったことで特殊型も十分検討の余地が出てきた。というかとくこうの値はレシラムと全く同じで、そこに天候が加わることでほのお特殊技の威力は何とレシラムより高い。レシラム不憫。
だがこれらの強さは全て天候のお蔭であり、天候を封じられると4倍弱点が露呈し簡単に倒されてしまう。実際こいつは対戦環境を席捲していたものの、メガレックウザへの弱点が露呈したことから第6世代ではマスタークラスの優勝を逃してしまった。一方第7世代ではゼルネアスやルナアーラとの組み合わせで大きく躍進した。
ちなみにこいつは999.7kg。登場時は最も重かったがSMで更新された。
No.384 レックウザ
きりゅりりゅりしぃ!
エメラルドの看板ポケモン。超古代ポケモンで、大昔カイオーガとグラードンの争いを沈めたとされる。モチーフは東洋龍だろうか。ゴウカザルに似たキャラが主人公のアニメに出てきそうな色合いと見た目をしている。
RSではそらのはしらにひっそりと佇んでいるだけだったがEmで急にシナリオに絡んできた。シナリオ上で必ずこいつに会わないといけないが、捕獲イベントではなくただ単に助けを求めるだけという。ぶっちゃけ伝説のシナリオ上での扱いはそれくらいでいいと思うのだが。
……ORASのエピソードデルタ? そんなものはなかった。いいね? ヒガナとかいう想像力どころか協調性の足りない人もいなかった。いいね?
対戦では物凄く不憫な時代が長く続いた。まずタイプがドラゴン・ひこうでこおりが4倍。次にこうげき・とくこうが高く耐久が微妙に低いといういびつな能力で、すばやさも100に届かない。加えてひこう技にあまり恵まれず、「そらをとぶ」を自力で覚えるくらい。HGSSでやっと手に入れたひこう技は「エアスラッシュ」。いや、もっと威力高いのあるだろうと。利点と言えば特性「エアロック」で天候をシャットアウトできることぐらいだが、だからといって誰に有利になるわけでもなかった。その為使用率は常に底辺を争っていた。
……時は流れORAS。何とまさかの固有技にしてひこう物理の大技「ガリョウテンセイ」と同時にメガシンカまで獲得し、しかも天候無効化ないし上書きでゲンシグラードンに強くなるという明確なメリットが生まれたことで一気に使用率が鰻登りとなった。第8世代でメガシンカが廃止されたが、「ガリョウテンセイ」自体が強い上に「ぼうふう」も獲得したのでひこうの一点火力ポケモンという個性は残った。
映画は『裂空の訪問者デオキシス』に登場しはしたが、こいつがただ邪魔をしに来ただけとも取れるためあまり評判は良くない……
さらにスマブラXではイベント戦でボスとして登場するのだが、何故か湖に出現し、突然穴を掘って地面から飛び出すなど、とんでもない原作無視を食らっていた。可哀想に……
寧ろポケダン救助隊でシナリオのラスボスを務め、ここで初めて聞ける特殊なボス戦BGMとその後のイベントでプレイヤーの涙腺を次々崩壊させたことの方が名誉な話だろう。ボス戦自体は大したことない強さだったのだが、DXではこれも強化され、特に再戦時はレベル70で登場するだけでなく一度HPを削り切ると「メガシンカした上でこちらの天候を封殺し『ガリョウテンセイ』を乱舞する」という化け物級の強さに変貌。天空の塔で救助依頼が続出する原因を作った。
No.384 メガレックウザ
時はORAS。そらのはしらにて一人の娘が叫んだ。「ねえ!してよ!メガシンカしなさいよ!!」人これを無茶振りと言う。勿論そんな無茶振りをされてもレックウザはメガシンカできるわけがない。だが次の瞬間、主人公のバッグにあった「いんせき」が反応し、これをおもむろに食べ始めた。すると力がみるみる湧き出て何とアイテムを持たなくてもメガシンカができる体になった。こんなシナリオや仕様が許されていいのか。
というわけでこいつは全メガシンカポケモン中唯一、メガストーンを持たせずにメガシンカできてしまう。条件は技「ガリョウテンセイ」を覚えていることだけ。故に火力増強アイテムなどを選び放題で、その時点で通常のメガシンカと大幅に差別化されている。加えて特性「デルタストリーム」でひこうの抜群が1倍になるだけでなく、天候が上書きされにくいので非常に強力。そして当の「ガリョウテンセイ」はひこう物理の大技で、この技があるせいでドラゴンに強いはずのフェアリータイプは返り討ちに遭う。当然使用率も非常に高く、今までの不遇が何だったのかと思わされるほど。
ただ、ゲームだから仕方ないとはいえ、ORAS以外の個体が「ガリョウテンセイ」を覚えられ、かつ自力でメガシンカもするのは違和感。隕石食ったのあんたじゃないんだが。
第7世代でZワザとの兼ね合いがどうなるかと心配されたが、Zクリスタルを持たせるとメガシンカできないという仕様になった。そしてガラルではキーストーンがないためこの技を覚えていてもメガシンカできない。
No.385 ジラーチ
RSの幻のポケモン。星と短冊が融合したような姿で、見たまんま七夕モチーフのポケモン。とても小さくて可愛い。
図鑑上7日間しか目が覚めず、1000年の眠りについているというが、流石に本編上でずっと寝ているというわけではない。ただ外伝作品では大体寝ており、特にポケダンでは寝相が悪い……
対戦では特性「てんのめぐみ」が強力無比。追加効果発動率2倍なので例えば「かみなり」を使えば6割で「まひ」、Ptから加わった「アイアンヘッド」を使えば何と6割で「ひるみ」が加わる。追加効果を乱舞して運を味方につければ勝利は近い。願いを叶えるってそういうことか。剣盾からは「アシストパワー」が加わり、積み戦術も視野に入るようになった。
色違いがポケモンセンタートウホク限定で配布されており、物議を醸した。特に2014年では大技「ムーンフォース」を覚えていた。剣盾でも自力で覚えられないので覚えた個体は非常に稀少。
……実はポケモンセンタートウキョー移転直前に店指定の復興支援リストバンドを購入することで色違いジラーチの引換券を貰うことができた。ちなみに「ムーンフォース」は覚えていない。詫び配布のつもりだったのだろうか。ちなみに事前告知は一切なく、たまたま来店したときに知って手に入れた。
映画では『七夜の願い星ジラーチ』に登場し、マサトのパートナーとして7日間を過ごした。そしてこの時のジラーチの声優は映画公開直前の7月7日に亡くなっているという……
ポケダン救助隊のジラーチは敢えて仲間にせず「ねがいごと」を何度も何度も聞いてもらった。ラッキーやハピナスの加入の節はお世話になりました。DXでは加入後も願いを叶えてくれるので、仲間にしても問題なくなった。
Newポケスナでは遺跡に出現。何故かオブジェのてっぺんでぐっすり眠っているが、起こしてかつ条件を満たすとゴール手前で近くに寄ってくれる。
No.386 デオキシス
RSの幻のポケモン。幻枠が複数匹になったのは初。
正確に言うとRSでは解禁されず、FRLGで初めてこいつが入手できるイベントが解禁されたのでFRLGの幻のポケモンという位置づけだった。データ上ではEmにもイベント用の島のデータがあるらしいのだが、Emでは行くことができずじまいだった。
だがORASでまさかのまさか通常入手が可能になった。こんな前代未聞のことが起きていいのか。ポケモンも息が長いし、そういうことがあっても不思議ではないのかもしれないが。そのせいでORASでは全国図鑑の完成に必須のポケモンになった。DP期「お金を払わないと絶対に手に入らないポケモン」としてレアリティが最高ランクだったのが嘘のよう。ところがそれ以降の世代では手に入らない。一時は幻のポケモンから降格したと考えられていたが、現在では幻のポケモン扱いに変動はないと考える方が主流。
フォルムチェンジという概念を初めてポケモンに持ち込んだ存在(正確に言えばポワルンが初ではあるがあちらは戦闘中にのみ姿が変わる)。当初はノーマルフォルムしか存在しなかったが、ソフトが増えていくにつれてどんどん新しいフォルムが公開されていき、最終的には「ノーマル・アタック・ディフェンス・スピード」の4つになった。フォルムごとに覚える技が異なるが、フォルムを変えても忘れることはないので、4つのフォルムそれぞれで覚える技は全て共有することができる。状況に応じてフォルムを変えられるという設定があるが、本編で戦闘中に姿を変えることはできず、レンジャー等の外伝作品で見られる。
第3世代では、ノーマルがRS、アタックがFR、ディフェンスがLG、スピードがEmのみの姿として登場していたが、DP以降自由に変えられるようになった。ただそのせいでフォルムチェンジのためと称してDP以降地方のどこかに隕石が置かれている。如何せんシュール。さすがに剣盾にはなかった。
こいつの固有技「サイコブースト」はエスパータイプ版「オーバーヒート」。技が決まるととくこうが2段階下がるのが欠点だがそもそもすぐ倒されるのでデメリットはないようなもの。だがXDに出てくるルギアが覚えてしまった。幻組の固有技がすぐ固有でなくなるってある? ちなみに第6世代で威力下降は受けず、140をキープした。
ノーマルフォルムは……ほぼアタックフォルムの劣化なので対戦ではお目にかからない。高火力低耐久なのだがアタックフォルムで全て解決する。ちなみに第3世代でノーマルフォルムを正規の手段を用いてゲーム中で確認した人は恐らく少ないとみられる。これはFRLGで解禁されたことで、RSでは通信交換で送らないと手に入らず、当時改造データのひみつきちが蔓延っており、そこで目にした人が結構な数いたと思われるため。
アタックフォルムはこうげき・とくこうが種族値180と凄まじい一方で耐久が何とヒマナッツより低い。すばやさ種族値は150と物凄く高いので先手を取って一撃を与えることに特化している。やられる前にやる。やれなかったら死ぬ。非常に分かりやすい能力と強力無比な火力で最も人気の高いフォルム。「サイコブースト」を叩き込んでやれ。
ディフェンスフォルムはぼうぎょ・とくぼう種族値が160なのだが、HPが低いのはそのままなので実際ヨノワールより少し上くらいの耐久しかない。勿体ない。それ以外3つは勿論下がる。とはいえ耐久自体はデオキシスにしては高いので「コスモパワー」「どくどく」「めいそう」などでじっくり攻めるのが主流。「サイコブースト」はよほどのことがない限り使えないだろう。 ……え? 「なりきり」で「あまのじゃく」をコピーして「サイコブースト」を打ち続けるって?
スピードフォルムはすばやさ種族値が180。登場当時は最速だったが剣盾でレジエレキに抜かれてしまった。哀れ。そしてすばやさ以外が平均的になったため、バランス重視の戦い方に最も適性があるのは実はこのフォルム。最速「ステルスロック」や「めいそう」居座り等が主戦術。ちなみに下記デオキシスの映画が公開される直前に判明したフォルムなので、映画には登場していない。ポケダンにも探検隊から登場し、救助隊には登場していないが、リメイクのDXでは登場している。
ポケGOではフォルムごとにレイドボスとして設定され、同ゲーム初の「複数体手に入る幻のポケモン」にもなった。だが当初招待制レイドだったため入手が困難なばかりか、当日開始1時間前に突如レイドがキャンセルする不具合まで発生。更には何故かノーマルフォルムの表示が「ポワルンのすがた」などという誤訳がされており、杜撰な仕様に批判が集中した。
ポケダンでは階段を上り下りする度にフォルムが変化し、フォルムによって能力に補正までかかるという非常に面倒な仕様がある。ノーマルは補正がかからないが、アタックは「攻撃能力上昇、防御能力下降」、ディフェンスは「防御能力上昇、攻撃能力下降」、スピードは「倍速化、能力は全て下降」と、どれもこれも極端。
レンジャー光の軌跡ではORASに先んじてデオキシスが無限に手に入るミッションが存在する……が、2人以上いないとクリアできないようになっている。知り合いと何回もチャレンジして何匹も配った覚えがある。
映画『裂空の訪問者デオキシス』ではこいつとレックウザが死闘を繰り広げた……のだが、如何せんレックウザが理不尽過ぎてこいつの印象が薄い。何してたっけ?
アプリゲーム「ポケモンコマスター」を終わらせてしまった元凶としても有名になってしまった。デオキシスパーティが先攻の場合勝率99%以上、後攻でも勝率95%。デオキシスミラーはグダグダ。そんなゲーム間違いなく誰もやらない。
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最終更新:2021年10月16日 22:03