はっぴゃくきゅうじゅうはち > アローラ

はっぴゃくきゅうじゅうはち

ポケモン20周年を記念して全種族について独断と偏見を交えて感想を書いた「ななひゃくにじゅういち」を25周年を記念して書き直したもの。
要は「ポケモントレーナーなら全てのポケモンについて語れる説を証明してみせましょう企画」です。
企画名『はっぴゃくきゅうじゅうはち』は初代アニメのED『ひゃくごじゅういち』のリスペクト。
当時は721だったからまだ語感がよかったけれど898だとちょっと響き悪いな!?

感想対象

全本編(それぞれ世代別に『赤・緑・青・ピカチュウ/金・銀・クリスタル/R・S・Em・FR・LG/D・P・Pt・HG・SS/B・W・B2・W2/X・Y・OR・AS/S・M・US・UM/Goピカ・Goブイ/剣・盾』と表記)
ポケモンGO(『ポケGO』と表記、またレイドバトルは「レイド」、フィールドリサーチは「リサーチ」、コミュニティ・デイは「コミュデイ」と表記)
外伝(それぞれ『スタジアム』『スタジアム2』『スタジアム金銀』『コロシアム』『XD』『バトレボ』と表記)
『ポケモン不思議のダンジョン(ポケダン)』シリーズ(『救助隊』『探検隊』『マグナゲート』『超』『救助隊DX』)
『ポケモンレンジャー』シリーズ(無印、『光の軌跡』)
『みんなのポケモンスクランブル』
『ポケモンスナップ』シリーズ(全て)
『ポケットモンスターカードゲーム』『ポケモンカードゲーム』(一部のみ)
アニメシリーズ(『無印』『XY』『XY&Z』『S&M』『新無印』中心)
映画シリーズ(全て)
『ポケットモンスターSPECIAL』シリーズ(第3章まで)
『スマッシュブラザーズ』シリーズ
その他(『ポケモンマスターズ』など)

元対戦民なので対戦の話多め。一部非公式ネタも含む。
前回書けなかった『ポケモンGO』の話も遂に。

非対象

『ポケモンパネポン』
『ポケモンピンボール』
『ポケモン不思議のダンジョン 冒険団』シリーズ
『ポケモンレンジャー バトナージ』
『ポケモンスクランブル』シリーズ(『みんなの~』以外)
『ポケモンピクロス』
『ポケモンユナイト』

ポケモン分類法

フォルムチェンジ、姿違いは「変更できれば同一項目、不可逆のものは別項目」としてあります。
例:ロトムのフォルムチェンジは同一項目、ロコン(原種)とロコン(アローラ)は別項目

ただしメガシンカとウルトラバーストは例外として別項目にしてあります。
また、姿違いかつ不可逆でも性能差が存在しない場合は同一項目にしてあります。
例:トリトドン、ビビヨン

目次

No.722~807&リージョンフォーム アローラ

No.020 コラッタ(アローラ)

  • 他の地方からやってきた船に紛れていた1匹のコラッタがアローラ中で大繁殖して大変なことになった、という実際に起こりうる設定でアローラに定着したポケモン。ヤングースに追い払われたが、その結果夜行性の生き物になり、食べ物を食い荒らす習性が生まれてあくタイプがついた。……というが、そもそも原種のコラッタ自身昼夜問わず出てこなかったっけ?
  • そのため、アローラの生態としては「昼ヤングース夜コラッタ」という関係。昼はヤングースから逃れるために活動を停止するという。

No.021 ラッタ(アローラ)

  • ドブネズミがモチーフだったのがデブネズミになってしまった。いかつい顔はそのままに、太ったことで顔がより丸くなった。それでもどこか愛嬌がある。原種からあくが追加され、初のあく・ノーマルになった。当初は固有だったが後に後継者が登場した。
  • かなりのグルメで一流の食べ物しか食べない。その目利きぶりはグルメサイトのレビューより遥かに役に立つし、何よりおじさん言葉も忖度も一切ない……アローララッタ自身の人間への被害は別にして。
  • 対戦ではすばやさとこうげきが下がり耐久が少し増え、「あついしぼう」がついて耐久型になった……ように見えるが、耐久型ができるほどの耐久はない。それよりもあくタイプが増えたことで対ゴーストキラーとなり、「ふいうち」がタイプ一致になったことの方が大きい。「すりかえ」「がむしゃら」「いのちがけ」等要所で決まれば流れを引き寄せられる技も多く、原種共々意外とやり手。
  • アローラのポニ島に生息するラッタは「ふいうち・いかりのまえば・がむしゃら・すてみタックル」というこちらを倒す気しかないおぞましい技構成をしている。うっかり嵌るとレベル差を引っ繰り返されること請け合い。

No.026 ライチュウ(アローラ)

  • パンケーキポケモン。コッペパンの異名を持つ原種といいライチュウは食べ物に縁があるようだ。
  • なぜか南国の地で独自の進化を遂げることになったライチュウさん。なぜか超能力に目覚めたライチュウさん。なぜか尻尾で波乗りをするような恰好をしているライチュウさん。それなのになぜか第7世代では通常手段で「なみのり」を覚えられなかったライチュウさん。でもそんなところがかわいい。
  • すばやさは変わらずとくこうが少し上昇し、特性が隠れ特性含め「サーフテール」に変化。エレキフィールドと相性がいいだけでなくエスパータイプになったことでサイコフィールドとも相性がよくなった。
  • 固有Zワザ「ライトニングサーフライド」を持ち、「10まんボルト」をベースに発動する。技が成功すると相手を確実に「まひ」状態にすることができる。この効果は次回作で進化前のキョダイマックスに受け継がれた。
  • 第8世代では晴れて「なみのり」をわざレコードで習得できるようになったが、進化方法を失ったため入手方法が限られることになってしまった。また「ボルテッカー」の教え技もなくなり横付け遺伝の対象からも外されてしまったため、「ランクバトルマークがついて技『ボルテッカー』を覚えたライチュウ(アローラ)」は存在しないことになった。通常種に比べてこうげきが低いためそこまで痛手ではないが。
  • 外伝ではスマブラSPに登場し、Zワザ「ライトニングサーフライド」でステージを往復する。……擬似的に「なみのり」しているだけに見えるが。Newポケモンスナップにも出演し、浜辺や海で華麗なサーフテクニックを見せている。ポケダン救助隊DXには他のリージョンフォーム共々出演していない。

No.027 サンド(アローラ)

  • 氷山で暮らすうちに体が寒さに強くなって同時に鋼の鎧ができたサンド君。ただし適応しすぎて暑さに極端に弱くなった。
  • 登場する作品ではロコン(アローラ)系列と対になる。
  • 色違いが非常に分かりにくい。若干青みがかった白に変化する……分かるか!!
  • 原種と比べると体を球体状に丸めることができなくなったため、横にスピンするような仕方で移動するようだ。さらに原種とは弱点を突き合う関係にある。これは進化形も同じ。
  • 原種共々鳥取のキャンペーンポケモンに指定されている。鳥取砂丘があるから選定されたとのことなのだが、こちらのサンドは大丈夫なのだろうか。冬であれば雪が降るので問題はないが。

No.028 サンドパン(アローラ)

  • ツララが生えたハリネズミに進化。体が重くなったのか体の構造が変わったのか、体を丸めることができなくなったらしい。何それ可愛い。
  • 登場する作品ではロコン(アローラ)系列と対になる。またこの関係からなのか、原種と異なり石進化に変更されている。
  • 色違いが非常に分かりにくい。若干水色が濃くなる……分かるか!!
  • 原種の隠れ特性が「すなかき」だったのに合わせたのか、こいつの隠れ特性は「ゆきかき」。対戦では天候「あられ」で物理技を活かして戦う。原種より耐久は上がっているが、4倍弱点が2つもあるのがネック。ちなみに原種とは弱点を突き合う関係にある。これは進化前も同じ。
  • Newポケスナでは雪原を自在に滑るだけでなく地面から飛び出しては潜ってを繰り返す。トゲトゲだけを出して身を隠すので見つけるヒントになる。ちなみに壁をよじ登ることもできるが、何かの虫かと思い最初ビックリした。

No.037 ロコン(アローラ)

  • いそうでいなかった寒冷地の狐。晴れてこおりタイプのきつねポケモンが登場。可愛い。
  • ハワイをモチーフにしたはずのアローラ地方には何故か極寒の山があり、その周辺に生息するポケモンという設定。そしてこの環境に適応するためにこおりタイプになった。ちなみにアローラでの本来の名前は「ケオケオ」。可愛い。
  • 登場する作品ではサンド(アローラ)系列と対になる。
  • 色違いが非常に分かりにくい。青が混じる白から赤が混じる白に変化する……分かるか!!
  • アニメではリーリエの初めてのポケモンとなり、彼女と共に強くなる姿が描かれた。「シロン」というNNもつけられている。このためアニメではリーリエの持つZクリスタルはフェアリーZではなくコオリZである。
  • スマブラSPに原種共々登場し、こちらは「こなゆき」でファイターを氷漬けにする。原種と並べるととても可愛い。一方Newポケスナは自身のみが登場。
  • 原種共々北海道のキャンペーンポケモンに指定されている。どちらかというとこちらの方が北海道らしくはあるが。なお、ロコンはDPtではダブルスロット以外で出現しないため、BDSPでどうなるかが注目される。

No.038 キュウコン(アローラ)

  • アローラの神の使いと言われ、極寒の霊峰に生息する。元々穏やかな性格だといい、道案内をした記録も残るという。勿論怒らせたら命はない。その道案内も山から追い払う目的で行うのだから、無用なお近づきは厳禁。
  • 登場する作品ではサンド(アローラ)系列と対になる。真っ向勝負した場合タイプ相性の関係でどう足掻いてもこちらが負ける。せめて「めざめるパワー」さえあれば…… さらに原種にも相性不利を取られるが、先制「ぜったいれいど」が決まれば勝てる……かも知れない。
  • 色違いが非常に分かりにくい。若干色合いが紫っぽくなる……分かるか!!
  • 唯一のこおり・フェアリータイプ。原種に比べてこうげきが削られた代わりにすばやさが上昇し、原種の隠れ特性が「ひでり」なのに合わせたのか隠れ特性は「ゆきふらし」。さらに「オーロラベール」を覚えられるため、この技を用いた場の設置役として見出されている。攻撃も任せたいがとくこう種族値は上昇せず、原種のように天候で火力が上がるわけではない。大人しく補助に回るべきか。
  • 雪山の神の使いというモチーフから、ポケダン救助隊の氷雪の霊峰に生息するキュウコンがリメイクの際にこちらに差し替えられるのではないかという憶測が立ったが、そんなことはなかった。ちなみにNewポケスナでも原種の方が登場する。進化前はアローラのすがたでのみ登場するのに。

No.050 ディグダ(アローラ)

  • アルファベットのQがつくお化けではない。
  • 頭に突如生えた毛は髭扱いで、センサーの役割を果たしているらしい。ちなみにこの部分が金属でできているためはがねが追加された。
  • 剣盾のヨロイ島では何とエリア内に隠れている150匹ものディグダを探すイベントがある。正気の沙汰ではない。報酬は隠れ特性かつガラルには登場しない姿のポケモン達なので、やる意味は一応ある。そして全部見つけると全能力が「さいこう」で性格が「ようき」のこいつが貰える。えぇ……? ちなみに鳴き声のバリエーションが豊かで、「デオチ」「デタクナイ」など色々使えそうなものもある。

No.051 ダグトリオ(アローラ)

  • トレーナーノミカタ~アローラカラキマシタ~
  • 原種から髪の毛のようなものが一気に生えてきた。が、図鑑によると髭だという。だが特性名は「カーリーヘア」。どうなってるんだ。ちなみにこの髭の部分が金属でできているためはがねが追加された。
  • アローラでは大地の女神の化身として大事にされている。髭を持ち出すことは禁止。本体を持ち出していいのかは謎。
  • 原種からすばやさが10失われ、代わりにぼうぎょが10上昇した。ただし原種の強みだった「ありじごく」を失ったため、戦法を変えざるを得ない。剣盾では「ステルスロック」まで消えた。こいつが何をした。
  • USUMで四天王を務めるマーレインの切り札。

No.052 ニャース(アローラ)

  • ニャースがアローラで王族に飼われ贅の限りを尽くされた結果、プライドが高く我儘な猫に変化してしまったようだ。設定としては♀っぽい。目つきもどこか色っぽいジト目である。現実の猫も基本プライドが高くて我儘なので、より現実の猫っぽい生態をしている。
  • こうした経緯から、タイプはあくタイプになった。主に都市部周辺に生息するようだ。進化条件は単純なレベルアップではなくなつき進化に変更されている。
  • アニメではサカキの秘書であるマトリのポケモンとして登場し、いつもの2人と共に行動しているニャースとはライバル関係にある。ちなみにライバルだけあって例のニャース同様滅茶苦茶頭が良く、機械の操作もお手の物である。

No.053 ペルシアン(アローラ)

  • 端正な顔立ちの原種から一転、真ん丸な顔の猫になってしまった。何故だ。甘やかされすぎたせいなのか。つまり幸せ太りというやつか。ただしアローラの人々はこの姿を美しいと考えているという。自分の感性だけが全てではない。
  • 進化前から継続してあくタイプ。進化条件はまさかのなつき進化。
  • 対戦では特性「ファーコート」を持ったおかげで物理に強く出られるようになった他、特性「テクニシャン」はあくタイプで唯一となる。原種以上の器用さで種族値合計の低さを感じさせない柔軟な戦いぶりを見せる。
  • ただ、隠れ特性「びびり」で同族にまで怯えることになるのはどういうことなのだろうか? 本来は戦いが苦手ということなのか?
  • アローラのしまキング・クチナシの切り札。
  • なお、Goピカブイにて原種ペルシアンには乗れるが、アローラ種には乗れない。

No.074 イシツブテ(アローラ)

  • 最初見た時に何となく色が変わっているなとは思っていたが、まさかじめんが取れてでんきタイプが複合するようになったとは。石の体が磁力を帯びるようになったらしい。
  • 隠れ特性「エレキスキン」はアローラ地方で探す場合非常に厳選困難。爆発を防ぐ必要がある上に「がんじょう」のせいで一撃で倒せないことがあるため「ステルスロック」等が必要。その上で特性判別のための技が必要なので苦行なんてレベルではないくらいに難しい。
  • その無理ゲーっぷりから、「アローライシツブテの連鎖中に場にはがねタイプを出して逃げられなかったら『じりょく』。逃げられる場合、相手が攻撃を1残して耐えてきたら『がんじょう』、倒れたらそいつが『エレキスキン』持ちである」という冗談まで作られた。
  • ちなみに初代もしくは第2世代のVCがあれば、そこからイシツブテをアローラ地方に転送してメタモンなりと掛け合わせるだけで手に入る。ない場合で1から手に入れようとすると上記の地獄に陥る。
  • ポケGOではそれまで出現していた通常イシツブテと置き換わる形でフィールドに出現。ここはアローラ地方だったのか。

No.075 ゴローン(アローラ)

  • よく鉱石を食べ、食べた鉱石の一部が結晶となって体から浮き出るようになった。技を使うと発光するが、それを活かした技があるわけではない。
  • アローラ地方でNPCとの交換でもらえるゴローンのNNは「シヨッカ」である。僕と交換「シヨッカ」というわけ。交換するとすぐゴローニャに進化する。

No.076 ゴローニャ(アローラ)

  • 進化して何と背中に砲台と思わしきものがついた。そこから電気を帯びた岩を発射するらしい。カッコいい。でもそれを活かしたと言えそうな技は「ロックブラスト」くらい。何故に。
  • 隠れ特性「エレキスキン」によってノーマル技をでんきとして扱えるため、物理でんきタイプとして活躍させることは可能なのだが……でんきの癖にみずが弱点という致命的な欠点を抱える。対ひこうは原種以上に安定するのでそちらを任せた方が無難か。
  • ちなみに「エレキスキン」+「だいばくはつ」はメガオニゴーリと並び全ポケモン中最高火力となる。剣盾ではどちらも登場しないのが残念。

No.088 ベトベター(アローラ)

  • ヘドロのポケモンだったのがゴミを好んで食べることから食べさせまくった結果、何故かあくタイプになってしまったようだ。「ゴミを食べる=汚いポケモン」として見なされたのだろうか。それとも食いしん坊なため大罪の1つ「暴食」としてあくタイプになったのだろうか。
  • ちなみに通常種はいずれこちらに置き換わるのではないかと言われている。生物多様性みたいな話になってきたらめんどくさそうな立ち位置にいる。元々人間にとって有害なポケモンだったわけだし。
  • 何と色違いと通常色の配色が原種と逆転しているという、ポケモン界でも珍しい現象が起こっている。アローラ種の色違いが出て「アローラにも原種ベトベターが野生でいるんだ」と勘違いした人多数。

No.089 ベトベトン(アローラ)

  • どっかのミックスフレーバーアイスみたいな見た目だが中身は毒。
  • 進化してもゴミを食べ続ける性質は変わらず、通常種はいずれこちらに置き換わるのではないかと言われている。かといってこちらが全くの無害なわけでは当然ない。
  • 対戦では種族値据え置きだが「どく・あく」という優秀な複合に変わったことから非常に強力なポケモンとして見出されている。あくなのにフェアリーに強く、エスパーゴーストキラー兼対カプ神の役割を任されている。
  • 特性は「くいしんぼう」によるピンチ時回復系きのみ早食いからの大回復コンボが使い勝手が良く優秀。「どくしゅ」も追加効果とは別にどく状態を与えられるため思った以上に火力を伸ばすことができ、攻めに特化する場合はこちらが選ばれる。
  • 隠れ特性は「かがくのちから」という名前だが、「ひんしになった味方の特性を引き継ぐ」という性能やこいつ自身の生態からするに「科学」ではなく「化学」の方。

No.103 ナッシー(アローラ)






ガラガラ(アローラ)

  • ガラガラとやまおとこは嬉しくなると踊りたくなるのです!
  • 進化前カラカラは通常種なのに進化すると突然リージョンフォームに変化し、かつタイプまで「ほのお・ゴースト」と丸ごと変化する。この現象は第8世代現在イーブイ族とこのポケモンのみ。さらにリージョンでほのおタイプが付与されたのもこのポケモンのみ。ほのおタイプが取れてしまうリージョンは多いのだが。
  • 恐らく初見はカキの試練なのだが、カッコいいリンボーダンスからの間違い探しで集中力を凝らしているところに突然現れたやまおとこで腹筋を持っていかれ、次の問題で別のポケモンが乱入しぬしバトルに突入という絶大インパクトを残したイベントの一端を担う。ガラガラは何も悪くない、悪いのは闖入者の方なのだ……
  • USUMではウルカヌ火山のぬしポケモンとして君臨。リージョンフォームとはいえ既存の種族がぬしポケモンになった唯一の例。
  • 特性周りがユニークで、原種では通常特性の1つだった「いしあたま」が隠れ特性に移動しているが、原種でもう1つの通常特性「ひらいしん」は据え置きになっている。新しくアローラ種が得た通常特性は「のろわれボディ」。
  • 対戦ではほのおタイプ・ゴーストタイプ初の「ひらいしん」で、無効タイプが最大3つとなった。そして「ふといホネ」はアローラ種でも適用されるため火力が高い。隠れ特性「いしあたま」を採用すれば「フレアドライブ」で原種以上のタイプ一致高火力も実現できる。「やけど」にならないのもポイントが高い。
  • なお、固有技「シャドーボーン」は何とSMにて進化レベル1つ前のレベル27で習得とかいう謎のバグがあり、シナリオで使えない上にほのお技もからっきしのため、このガラガラはシナリオにおいてほのおの外れ枠だった。さすがにUSUMでは修正されたが……
  • 剣盾だけで入手しようとする場合、ダイマックスアドベンチャーで出現する個体やディグダ男から貰える個体は必ず隠れ特性になるので、通常特性が欲しければヨロイ島でのNPC交換で粘る必要がある。

No.722 モクロー

  • もくちゃん!
  • SM御三家の1匹。真顔で真ん丸なフクロウ。かわいい。その見た目で「音もなく攻撃を仕掛ける」という恐ろしい説明が大きなギャップとなって話題を呼んだ。某実況者と名前が似ているが、進化形フクスローは顔が例の顔文字と似ている。
  • 御三家初期形態でフシギダネ以来2匹目となる複合タイプ持ちで、「くさ・ひこう」のタイプを持つ。ところが最終形態でひこうタイプは取れてしまう。
  • シナリオでは最初の島こそしまキングに弱点を突けるため有用だが、最終形態がゴースト複合になるせいでゴースト・あくが徐々に増えてくるシナリオ後半ではかなりつらい思いをすることになる。幸いグズマなどのむしタイプについてはどの形態も1倍で乗り切れる。四天王は2人に有利を取れるが、弱点を突かれやすいのがネック。また、モクロー・フクスローはこおり4倍になる。序盤では使用者がほぼいないが、M・UMではカンタイシティでいきなりこおりタイプを使うトレーナーが出てくるため油断禁物。
  • 首が180度回転する。このためか戦闘中でもこちらを振り返る仕草を見せることがある。かわいい。
  • アニメではサトシの手持ちで、トラブルメーカー気質がある。そして鞄にちゃっかり収まっている。かわいい。サン&ムーン後期では加入したメルタンの世話係をしていた。アローラリーグではジュナイパーとの対決にマントを持ち込んだ挙句それを空蝉の術として使った。いいのかそれは。
  • フクロウ繋がりなのか、池袋にあるポケモンセンターメガトウキョーDXの前にはモクローの銅像が置かれている。

No.723 フクスロー

  • (⌒,_ゝ⌒)
  • 顔が某実況者の顔文字にどことなく似ている。進化前の名前がモクローなことも影響しているだろうか。
  • モクローの頃の面影はほぼなくなり、どこか紳士のような気障キャラのような見た目になった。前髪のような部分を触ると嫌がるのはその部分がステータスか何かだからなのだろうか。静岡を舞台にした某国民的小学生アニメに出てくる貴族風キャラにも見える。

No.724 ジュナイパー

  • 進化することでひこうタイプが取れて何とゴーストタイプがつく。
  • 御三家最終形態他2匹が物理特殊どちらかに偏る中でこちらは両方採用できる配分を持つ。同複合タイプは軒並み物理寄りなので特殊型にする方が棲み分けができるだろうか? ただ固有技「かげぬい」は物理。この「かげぬい」は当たった相手の交代を封じる。ゴーストタイプの交代は封じられないが、弱点を突くことができる。
  • ところがタイプが同じで固有技にこちらと同様相手交代禁止効果を持つダダリンが同時期に登場し、しかも火力が高く攻撃技のバリエーションも豊富とあって出番が奪われがち。こちらは特殊型も検討できるため棲み分けはできる方だが、ジュナイパーが何をした。
  • そしてシナリオでもくさ・ゴーストどちらも変化技が充実しやすいタイプのはずが、その手の変化技を覚えないことから攻撃役に回るしかなく、火力もそこまで高くないため非常に苦戦する羽目に。ジュナイパーが何をした。「つるぎのまい」を手に入れて覚えさせると少しはマシ。さすがにきつすぎたと判断されたのか、USUMではいくつか有用な攻撃技を貰っている。
  • 固有Zワザは「シャドーアローズストライク」。技「かげぬい」をベースにしたゴーストタイプの大技。無数の矢を相手に向けたと同時に突撃し、矢を相手の周辺に突き刺して爆発させる。元の技の交代禁止効果は失われる。ジュナイパーの個性の1つとも言える技だったため、剣盾で廃止されたのが惜しまれる。
  • ゴーストタイプで数少ない「みねうち」使いで、更に「みやぶる」まで覚えられる。ゴーストタイプなので「とっしん」等による自滅を防げる。隠れ特性「えんかく」なら接触時に発動する特性をも防げる。このため野生ポケモン捕獲の際のダメージ稼ぎには非常に有用。「ねむり」や「まひ」にする技を覚えないのが本当に惜しい。おまけに剣盾で「みやぶる」が使えない。ジュナイパーが何をした。
  • アニメではハウの手持ちとして登場し、サトシのモクローと戦ったが敗れている。不正はなかった。いいね?
  • スマブラに参戦する候補だったことが判明しており、最終的に出られなかったもののポッ拳のファイターとして参戦を果たした。フクロウっぽさが強調され、浮遊アクションで相手を攪乱して立ち回る。

No.725 ニャビー

  • にゃぶ!
  • SM御三家の1匹。今までいそうでいなかった猫の御三家。だがどちらかといえば虎猫のような見た目で、最終進化形でより虎らしくなる。
  • シナリオでは攻撃面が高いほのおタイプとして運用していくことになる。物理技を使う速攻型かと思いきや最終形態はバランス型で、かつあくタイプまでつく。ちなみにあく技は思い出さない限り自力では「かみつく」しか覚えない。思い出しはシナリオ最終盤になってやっと利用できるので、四天王挑戦前にきちんと思い出しておきたい。
  • アニメではサトシの手持ちとして加入したが、それに至るまで非常に長い経緯があった。

No.726 ニャヒート

  • 進化して首のあたりに鈴が追加された。炎袋のような機能を果たし、ここに炎を溜め込むことができる。ただ、進化と同時に拾ってくるものなのか、それとも体の一部が変形してできたのかはよく分からない。進化と共に取れてしまうし。
  • 実は進化系列どころかアローラ御三家の中で最も素早く、90ある。アローラだけで見れば「90もある」だが、全体からすれば「90しかない」。そして進化するとすばやさが下がってしまうが、進化で能力が下がるのは御三家で初となる。
  • アニメではサトシのニャビーが進化したが、長いことこの姿のままで、憧れだったロイヤルマスクのガオガエンともニャヒートの状態で戦った。

No.727 ガオガエン

  • ガオゥ↓ガ↑エン!!
  • 四足歩行だった猫がムキムキの二足歩行に進化。猫というより虎のような見た目になっている。そしてプロレスがモチーフに加わり、「ヒール(悪役)レスラー」になった。分類の「ヒールポケモン」は癒すのではなくヒール役という意味。この関係であくタイプが加わった。見た目からかくとうタイプっぽそうだが。
  • 進化してニャヒートより鈍足になるが、進化によって能力が下がる御三家はガオガエンが初となる。
  • 対戦では種族値がラグラージとよく似ていることから安定感があるとして当初より注目が集められ、「ねこだまし」が使えることからダブルバトルが主戦場。当初はそれだけだったが隠れ特性「いかく」が解禁されると、「いかく」「ねこだまし」「とんぼがえり」「バークアウト」等痒いところに手が届く優秀なサポートポケモンとして見出され、何とダブルバトルでランダムマッチの使用率1位に輝いた。その後も順位を大きく落とすことはなく、剣盾においても解禁されて以降高い使用率を誇っている。
  • 固有Zワザは「ハイパーダーククラッシャー」。技「DDラリアット」をベースにしたあくタイプの大技。プロレスを模した舞台でガオガエンがリング中央にいる相手を押し潰す。元の技の能力無視効果は失われる。だがガオガエンの主戦法がサポートなのが災いしてか、あまり使われなかった。
  • アニメではロイヤルマスクことククイ博士のポケモンとして登場し、ロイヤルマスク共々「エーンジョイ!」の掛け声やその圧倒的な強さと共に人気を博していた。ただしこのガオガエン、ヒールどころかヒーローである。そしてサトシもニャビーを進化させ、最終的にガオガエンになったのだが、ライバルであるロイヤルマスクのガオガエンを倒したと同時に進化したのも束の間、立ったまま戦闘不能になってしまった。
  • そして何とスマブラSPにファイターとして電撃参戦。いそうでいなかったプロレスファイターで、「DDラリアット」や「クロスチョップ」等を使う。最後の切りふだは原作再現で「DDラリアット」をベースにして発動する「ハイパーダーククラッシャー改」。なお、炎属性の攻撃は一切使わない。

No.728 アシマリ

  • あしゃま!
  • SM御三家の1匹。見た目通りアシカのポケモン。パウワウ等とは近縁なのだろう。鼻から水のバルーンを出すことができるので先輩達とは役割が被りにくい。
  • シナリオでは見た目に違わず特殊主体のみずタイプ。早くから「チャームボイス」や「つぶらなひとみ」が使えるため進化先のタイプが何となく予想できる。しかも初期形態から何とタイプ不一致のはずの「ムーンフォース」を覚えてしまう。ここまで来ればもう最終形態が何タイプになるかはほぼ確定するようなもの。ただし悪の組織にどく使いが多いので、彼らとの戦いでは苦戦しがち。ついでに覚える技から♀が似合いそうだが、実際には♂が非常に多い。現実は非情。
  • アニメではスイレンが手持ちに加えていた。
  • ちなみに私が初めて御三家で最初にみずタイプを選んだのがアシマリである。選んだ理由は言わずもがな。

No.729 オシャマリ

  • きらきら~! くるくる~?
  • まず見た目がどう見ても少女。次に分類が「アイドルポケモン」。極め付けがダンスの練習をするという生態。どう見ても♀がお似合い。だが実際は御三家の性で♂だらけ。現実は非情。コンテストアイドルのルチアがこのポケモンの存在を知ったらきっと手持ちに入れていることだろう。
  • なお、このような生態からフェアリータイプがつきそうだが、この時点ではまだつかない。

No.730 アシレーヌ

  • 私の歌を聴けええええええええええええっ!!!
  • アシカがモチーフに人魚を加えて最終形態になった。長い髪の毛を縛ったような頭部や凛々しくも美しい顔つき、そしてアシカ由来のしなやかな体はどう見ても♀にしか見えず、フェアリータイプがつくのも納得。だが♂の方が比率としては多い。現実は非情。
  • 対戦では特殊アタッカーとしての採用が中心。準固有技「うたかたのアリア」は「なみのり」を特殊仕様にしたもの。隠れ特性「うるおいボイス」は全ての音技をみずタイプにする効果があるため、「ハイパーボイス」をみず技として使うことができる。相手2体に当たり味方を巻き込まないため主力技になりえる。さらに「ほろびのうた」がみず技になるため「ちょすい」「よびみず」で無効となり、これを用いた特殊なコンボも開発されている。
  • 固有Zワザは「わだつみのシンフォニア」。技「うたかたのアリア」をベースにしたみずタイプの大技。大きな泡を相手にぶつけるため、元となる技のように音技扱いにはならず、かつ単体攻撃化する。なおこのZワザはアローラ御三家最終形態で唯一、御三家タイプの技をベースにする。
  • ……のだが、この技に関連した致命的なバグがある。何とハウがアシレーヌを繰り出してZワザを発動させる場合、何故か味方である主人公のポケモンに対してぶっ放してしまうのだ。どうも「うたかたのアリア」が味方も攻撃することが原因で発生するようだが、とんだとばっちりである。
  • しかもこのZワザを使った対戦動画を動画投稿サイトに上げると何と著作権侵害の名目で公開停止に追い込まれることがある。他の固有Zもそうらしいのだが、こいつのこの技は出番が多いので被害者が続出したという。ついた渾名が「著作権Z」。とばっちりにも程がある。
  • 長らく外伝作品の出演がなかったが、Newポケモンスナップに晴れて登場。ビーチや海上で美しい歌を披露した。ただし、大半が♂である。現実は非情。

No.731 ツツケラ

  • キツツキのポケモンだがつつく速度が尋常でないくらい速く、1秒間に16回つつくことができる。高橋名人かお前は。
  • こう見えて特性「スキルリンク」を持っていて、口からタネを飛ばすため「タネマシンガン」を覚える。不一致ながら威力125は脅威。その見た目に似合う「みだれづき」も覚えるが、5発当たっても威力75にしかならないのは残念なところ。
  • なお、第7世代からひでん技が廃止されているため、無理して鳥ポケモンを連れて行かなくてもよくなった。そのためシナリオ中で連れ歩く人が歴代序盤鳥と比べ激減してしまったのであった。
  • Newポケスナではジャングルに登場。設定通り木をつつきまくっている他、親のドデカバシと仲良く暮らしている様子も見られる。

No.732 ケララッパ

  • 乱入バトルのトラウマ。
  • まずラランテスの試練でこいつがやってくる。何と「ロックブラスト」を覚えていて、こちらのほのおやひこうを蜂の巣状態にしてくる。それ以外のタイプで挑んでも「ちょうおんぱ」で運ゲーを仕掛けてくる。この試練の難易度を跳ね上げている要因の1つ。
  • 次に隠れ特性を粘ろうとするトレーナーの前にこいつがやってくる。何とナゲツケサル・ヤレユータンの仲間呼びは全てこいつがやってくるように設定されているのだ。このせいで先の2匹の隠れ特性は通常プレイでは手に入らない。特にナゲツケサルをシングルバトルで戦わせようと考えていたトレーナーに絶望を与えた。
  • が、中間進化でかつひでん技廃止で冒険で必須の存在でもなくなったためそれ以外での知名度が低く、SM発売から約5年後、某Youtuber調査で「令和版最も検索ヒット数が少ないポケモン」に選ばれてしまった。しかもNewポケスナでも系列で唯一登場しない。頑張れケララッパ。

No.733 ドデカバシ

  • カバシィ……
  • 嘴がとにかくデカい。分類の「おおづつポケモン」の「おおつづ」とは嘴が筒に見えるからか。しかもこの嘴は熱を帯びることができ、そこからキャノン砲まで出せる。
  • 対戦ではこのキャノン砲を活用した固有技「くちばしキャノン」を駆使する。後攻技だが相手が接触技を使うとやけどを与えるという中々の性能を誇る。役割破壊技も豊富だが、ひこうタイプにしては鈍足なのが気がかり。
  • 四天王カヒリの切り札。本人の出番が他の3人と比べて少ないのが残念。
  • アニメではサトシのモクローの育ての親で、事あるごとに面倒を見ていた。中の人は初代オーキド博士役の石塚氏なのだが、シリーズの途中に亡くなってしまった。だが最終盤のアローラリーグ前にモクローが特訓に訪れた際、録り貯めてあった音声を再生することで氏の声が復活し、歓喜と涙を誘った。
  • お笑い芸人サンシャイン池崎はこのポケモンのファンで、アニメでもカヒリのドデカバシの中の人を務めたことがある。しかもゲーム内で自身のつけたNN「カツオ」がそのまま使われたというレアケースまで発生。流石は空前絶後で超絶怒涛。
  • Newポケスナではジャングルおよびリバーに登場。ツツケラを守るよき親である。

No.734 ヤングース

  • ザングースではない。こだわりハチマキを巻いたザングースでもありませんぞ。
  • アローラの所謂序盤ノーマルだが、今までの序盤ノーマルと比べてかなりいかつい顔をしている。しかも外来種で、コラッタ駆除のために投入したら駆逐できたものの今度はこいつが繁殖して大変なことになったという。コラッタはコラッタで夜行性に特化し、そのためアローラでは「昼ヤングース夜コラッタ」という関係になっている。
  • ちなみにザングースはとてもマングースと似ても似つかず、こちらの方がマングースっぽい。

No.735 デカグース

  • Alola first!!
  • その顔つきが当時の某国大統領とそっくりなことがネタにされた。ちょうど選挙のあった年がSM発売と同年で、更に当人が選挙に勝利して新たに大統領に就任したことから大いに盛り上がった。
  • S/USにて茂みの洞窟のぬしポケモンとして君臨。「いかりのまえば」でHPをごっそり削り取ってくる。
  • 対戦では相手が交代するとダメージが2倍になる特性「はりこみ」が優秀で、加えて「あくび」や「いかりのまえば」を覚えられるので交代を巡って高度な駆け引きができる。すばやさは低く先制「みがわり」等には弱いが、こうげきは序盤ノーマルの中でもかなり高いので一矢報いるだけの強さはある。また、特性が「がんじょうあご」でノーマルタイプなので地味に「ひっさつまえば」を最大威力で使えるポケモンでもある。
  • アニメではまさかのジュンサーさんのお供として起用された。「デカ」だからか?

No.736 アゴジムシ

  • アローラ地方の所謂序盤虫。
  • クワガタの幼虫っぽいが、顔の前方に鋭いキバのような顎が2本生えている。進化後が進化後なのでどことなくコンセントに挿し込むプラグにも見える。
  • 幼虫ではあるが、進化が歴代に比べて遅く、普通に育ててもそれなりに技を覚え、遺伝技も存在する……と、歴代に比べて異質。

No.737 デンヂムシ

  • デンジムシではない。シンオウのジムリーダーでもない。必ず「ヂ」だ。ちなみに無人在来線爆弾でもない。
  • 虫なのだが、四角い電池のような見た目をしている。しかもご丁寧にでんきタイプまで付与されている。電池よろしく電気を体内に溜め込むことができ、バッテリーの役目を果たすという。特性もそのまま「バッテリー」で、味方の特殊技の威力が上がる。
  • USUMのマーマネの試練ではこいつらを繋げて通電させるという試練が行われた。扱いはやっぱりバッテリーのようだ。
  • アニメではマーマネの2匹目の手持ちとして加入した。

No.738 クワガノン

  • ガノンと名がついているがハイラルの勇者とは対峙しないし大剣を振り下ろしてドリャーと叫ぶこともない。雷の属性は持っているが。
  • 巨大な顎を持つ立派なクワガタに進化。この顎から強力な電気を放出し、翅を使って高速で飛び回る。とてもカッコいい。デンヂムシを予備バッテリーとして抱え持ち、機動力を上げる時には手放すという。なにそれカッコいい。ただ1.5mもあるのでややデカい。でもカッコいい。
  • ……が、SM当時の進化条件が「ポニの大峡谷でレベルアップ」だったため、最終盤まで進化できずやきもきさせた。しかもデンヂムシが物理の方が強かったのに進化していきなり特殊型適性がついたため、育成方針を変更せざるを得ない事態に。進化についてはUSUMで中盤のホテリ山の発電所付近でレベルを上げてもできるようになった他、剣盾では「かみなりのいし」でも進化できるようになった。どうして最初からそうしなかった。
  • そして対戦では「高速で飛び回る」という設定を裏切る鈍足ポケモン。とくこうは高いので強力なでんきは出せるが…… 技の揃いはよく、特性も「ふゆう」になったおかげででんきの苦手なじめんを無効にできる。ちなみに見た目に似合いそうな「でんじほう」はちゃんと覚える。「ロックオン」はないが「からぶりほけん」を持たせると楽しいことになる。
  • SMではホクラニ岳のぬしポケモンとして君臨。でんきの試練だからと意気揚々と挑みに行ったじめんタイプを特性で泣かせてくる。
  • アニメではマーマネのデンヂムシがゲーム同様ポニの大峡谷で進化を遂げ、彼の新たなエースとして大活躍を果たした。

No.739 マケンカニ

  • 俺はマケン(カニ)!
  • カニのボクサー。図鑑でも殴ることを中心に書かれている。てっぺんが好きで、物理的にも高い場所を好むという。これが災いしてとんでもない進化を遂げてしまうことになる……
  • そしてタイプは何とかくとうのみ。みずは入っていない。だが見た目通り「クラブハンマー」は使える。
  • きのみが好物で、アローラではきのみが集まっている所を探ると時々食事中と思われるマケンカニに遭遇してバトルになる。戦闘が終わってもガラル地方のように仲間が周りのきのみを持ち去るなどということはしないので良心的。
  • Newポケスナではビーチに出現するが、ナッシーを間違えて殴って追い回されたり、スナバァに操られたりと散々。ピカチュウの恋を邪魔する奴もいるが、追い払うとピカチュウはとても喜んでくれる。マケンカニなのに負けっ放し。

No.740 ケケンカニ

  • ど う し て こ う な っ た ?
  • マケンカニが高い所を目指して雪山に登り、現地の環境に適応しようとして進化を遂げた……とのことだが、まず顔が所謂キモオタそのもの。そしてハサミが巨大なグローブ状のものに変形。そしてそのまま拳で語り合うが如く手あたり次第闇雲にパンチを繰り出す。この見た目で脳筋か。
  • ゲーム中でも進化には雪山に行く必要があるが、その雪山というのがアローラの場合ラナキラマウンテンであり、何と最終盤のダンジョンである。このせいで冒険で連れ歩いていたマケンカニがいつまで経っても進化しないという悲劇に見舞われた。USUMでは一応中盤過ぎたあたりで行くことができるが。
  • ちなみにリージョンフォームを除けば、第7世代初登場のこおりタイプはこいつだけである。
  • タイプにこおりがついたことで初のかくとう・こおりになったはいいが、攻める分にはいいとして守りは壊滅的。弱点が6つもある。タイプ耐性は僅かに3つ。一応こおりタイプでいわに弱くないという個性じみた部分がなくはないが、それならマンムー等もいる。しかも困ったことにすばやさが低く、殴る前に殴られかねない。一応こうげきは高いので、殴れる環境が整いさえすれば存分に暴れ回ることができなくもない。「トリックルーム」がお友達。
  • 固有技「アイスハンマー」はこおり版「アームハンマー」。元々威力が高いが、特性「てつのこぶし」なら更に威力を上げられる。
  • ハラの切り札。孫のハウも使用する。なお、ハラはポケマスでもバディとして連れているが、何とこおりタイプのバディ扱いを受けている。あれ、かくとうは……?
  • Newポケスナでも手あたり次第殴る性質は変わっておらず、中には寝ぼけながら木に殴りかかる個体もいる。

No.741 オドリドリ

  • アローラの各島にあるミツを吸わせることでそれぞれのミツに合った変化をするポケモン。種族値、タイプ2「ひこう」は共通でタイプ1のみ異なる。「やまぶきのミツ」でぱちぱちスタイル(でんき)、「うすもものミツ」でふらふらスタイル(エスパー)、「くれないのミツ」でめらめらスタイル(ほのお)、「むらさきのミツ」でまいまいスタイル(ゴースト)になる。
  • アローラの各島にそれぞれのスタイルが1種ずつ生息し、メレメレにはぱちぱち、アーカラにふらふら、ウラウラにめらめら、ポニにまいまいが生息。ミツも生息地の近くにある……のだが、本来花園に生息するはずなのにアーカラ島のみ花園が存在しないため、オドリドリ自身は7番道路南に、ミツはその近くのロイヤルアベニューに存在する。ひょっとするとロイヤルアベニューは元々花園だったのか?
  • 各スタイルには現実世界に存在する様々な踊りが宛がわれている。それぞれ、ぱちぱちはチアガール、ふらふらはフラダンス、めらめらはフラメンコ、まいまいは日本舞踊。だが日本モチーフと思われるマリエシティはウラウラ島にあり、日本舞踊モチーフのまいまいスタイルはポニ島に生息しているというミスマッチが発生している。
  • 対戦では4スタイル全て同じ技を覚えるが、タイプ1にあたるタイプの技が「めざめるダンス」しかなく、ひこうタイプの技を中心に覚える。このせいででんき・エスパー・ほのお・ゴースト由来の技を覚えないため、同複合と比べると見劣りしがちなのが苦しい。ライバルが少ないまいまいスタイルや同複合で珍しいこおり技持ちのぱちぱち・めらめらスタイルなら何とか戦えるか。ふらふらスタイルは……頑張れ。
  • 固有特性「おどりこ」は自分以外が発動した「おどり」「ダンス」系の技を自動で自分も使うことができる。踊るアホウに見るアホウ、同じアホなら踊らにゃ損損! なお、特性の関係上クレセリアに「みかづきのまい」を使われると即死する。注意。

No.742 アブリー

  • アブリーたゃ!
  • 小さな小さなアブの妖精。所謂序盤虫にあたりそうだが能力や技はそうでもない。
  • 花畑にいるイメージを持つが何故か人里にも普通に姿を見せる。感情に引き寄せられて集まるらしい。ただ小さいので害虫として潰されないか心配にはなる。
  • 特性に「みつあつめ」があるがこれ1択というわけではなく、別の特性「りんぷん」があるので連れ歩くのであればこちらの方が何かと便利。
  • Newポケスナでは頬に手を当てているような仕草をする可愛らしいアブリーの姿を見ることができる。また、ふわりんごは食べるというよりミツを吸っているようだ。

No.743 アブリボン

  • ぶりぶりぃ~♪
  • 何故この鳴き声にした。こんなに可愛いアブの妖精なのに。
  • 見た目がそのまんま虫の妖精という分かりやすいポケモン。花粉を集めて団子にする習性がある。雨の日が苦手だが別にみず弱点というわけではない。ポケGOでは雨の時にむしタイプがブーストするのだが、設定と矛盾することになる。
  • 対戦では高速アタッカー……なのだがとくこうが100に届かない上に耐久もあまり高くない。かつて固有技だった「かふんだんご」は威力だけなら「むしのさざめき」と同じで、味方にぶつけると回復できる。そして何を間違ったのか「ムーンフォース」が遺伝限定になっている。何故に。「ねばねばネット」や「スピードスワップ」も覚えるため、自身で積極的に攻撃するよりかはサポートに回った方が高いすばやさも活かせるだろう。
  • ダイマックスアドベンチャーでは対ジガルデのサポート要員として最上級の性能を誇る。「しめつける」以外の全技に耐性を持ち、ジガルデより遥かに素早く、「かふんだんご」で味方を回復、「うそなき」で味方の特殊技をサポート、自身の回復はジガルデの弱点も突ける「ドレインキッス」で可能、万が一道中で状態異常を受けても「アロマセラピー」で回復……と、至れり尽くせり。

No.744 イワンコ

  • あーあ、イワンコを怒らせちゃって。だからイワンコっちゃない。
  • 岩のわんこだからイワンコ。いわタイプにしてはごつごつ感がなく、普通の子犬のような姿をしている。ただし性質は犬というより狼の子供に近い。
  • 生息場所は流石にいわタイプなのか、洞窟を抜けた先の荒野のような場所だったり、島の中にある山地のような場所だったりで、平地で普通にゲットするというわけにはいかないようだ。特に第7世代では出現場所が非常に分かりにくく、冒険で連れ歩くのが困難だった。
  • イワンコは「通常特性2つ」「隠れ特性1つ」「たそがれのすがたに進化できる特性1つ」と、計4つの特性を持つ現状唯一のポケモンである。
  • SMでは博士が最初に見せてくれるポケモンとして選ばれており、実際シナリオ最終盤のバトルでは進化形ルガルガンを初手に繰り出してくる。
  • アニメではサトシがゲットしており、アローラ初の進化は御三家ではなくこいつだった。

No.745 ルガルガン(まひるのすがた)

  • 狩人CO 護衛対象ジュナイパーさん
  • 昼に進化したルガルガンは狼というより猟犬に近い姿になる。普段は大人しく、トレーナーに忠実で、野生種も互いに争うことがないように暮らしている。素早い身のこなしで戦う。
  • 対戦ではいわタイプ屈指のすばやさを持つ。こうげきも高いが、耐久面はかなり低い。そして特性の1つに「すなかき」があり、さらに機動力を高めることもできる。そこから高速で「いわなだれ」を放てば大体のポケモンは後手に回るためひるみゲームも可能。さらにいわタイプ初の先制技にして純固有技「アクセルロック」があり、対先制技もバッチリ。ただし「アクセルロック」は接触技なので、相手の特性には注意。
  • USUMでは全ルガルガンに固有Zワザ「ラジアルエッジストーム」が追加され、フィールドを打ち消す効果が付与された。
  • アニメではライチがこの姿のルガルガンを持っている。原作ゲームではまよなかのすがたを持っていたが、アニメではグラジオが持つことになったため変更されたと思われる。なおポケマスではククイ博士のバディ。

No.745 ルガルガン(まよなかのすがた)

  • 占いCO ガオガエンさん●
  • 夜に進化したルガルガンはまるで人狼のような不気味とも思える見た目に変化する。実際に好戦的な性格で、自分が傷ついても攻撃を止めない。得意技が「カウンター」、特性の1つに「ノーガード」があるなど、ボクサーのような性質も持つ。
  • 対戦ではいわタイプ初にして第8世代現在でも唯一となる「ノーガード」を持ち、主力の命中不安定ないわ技を必ずぶち当てることができる。「ストーンエッジ」が外れないというだけでどれだけ安心できるかは対戦をやればやるほど実感できるだろう。また、ルガルガン唯一の二足歩行なのでパンチ技が使えるという個性もある。やっぱりボクサーなのかも知れない。3形態で最も遅いが、いわタイプ全体からすれば素早い部類。
  • ただし登場時は使えていた先制技「ふいうち」が剣盾で没収されてしまった。代わりに「がむしゃら」が加わったため、「カウンター」を交えた耐えて返す戦法もこなせるようになった。というかこちらの方が設定上の戦い方である。
  • USUMでは全ルガルガンに固有Zワザ「ラジアルエッジストーム」が追加され、フィールドを打ち消す効果が付与された。
  • 四天王ライチの切り札。ポケマスでもバディとして起用され、サービス開始初期は「ルガルガンマスターズ」と呼ばれるほどの最強キャラとして君臨した。あんたら最ッ高だね!!
  • アニメではグラジオがこの姿を持ち、サトシとのリーグ決勝戦ではルガルガン対決に持ち込んだ。

No.745 ルガルガン(たそがれのすがた)

  • 霊能CO 昨日吊られたアシレーヌさんは○でした
  • 特性「マイペース」のイワンコが夕方に進化することでのみこの姿になる。このため隠れ特性は存在せず、特性はたった1つ「かたいツメ」のみ。
  • どちらかと言えば「まひるのすがた」に似ているため、「まよなかのすがた」をベースにした「かわたれのすがた」や「あかつきのすがた」が出るのではないかと一部で噂になったが、そんなことはなかった。出たら出たでNNに「きみのなは。」等とつける人が出てくるだろうと予想されるが。なお、種族値上でもまひるのすがたをベースにしている。まよなかのすがたが可哀想になってくる。
  • 普段は大人しいがバトルになると途端に気性が荒くなるという性質を持ち、この部分では両方のすがたの側面を持っている。このためか「アクセルロック」と「カウンター」のどちらも使うことができる。
  • 対戦ではまひるのすがたとの役割被りが心配されたが、特性が「かたいツメ」なので接触技を中心としたアタッカーとしてまひるのすがたと大きく差別化させることができる。が、いわタイプの接触技は「アクセルロック」しか覚えない。「もろはのずつき」があれば最高だったのだが、そうは問屋が卸さないのだろう。
  • USUMでは全ルガルガンに固有Zワザ「ラジアルエッジストーム」が追加され、フィールドを打ち消す効果が付与された。
  • アニメでは何とサトシのイワンコがたそがれのすがたに進化できる個体だったことが判明した。突然気性が荒くなる性質をバトル中に中々抑えられず苦労していたが、サトシの努力の甲斐あって克服に成功。その後サトシのエースポケモンとして成長し、最終的にサトシにリーグ初優勝をもたらした。なお、設定通り「アクセルロック」と「カウンター」の両方を使いこなしている。

No.746 ヨワシ

  • ぼくが 目に なろう
  • かよわい鰯のポケモンだが、群れることで巨大な魚のようになり、何とギャラドスやホエルオーも倒せてしまう。「大海原 皆でいれば 怖くない」というやつか。元ネタはかの有名なスイミーと思われる。1匹の状態を「たんどくのすがた」、集合体を「むれたすがた」という。
  • たんどくのすがたは全ポケモン中最も合計種族値が低い175だが、むれたすがたは合計600を超える高種族値になる。本当に皆でいれば怖くないようだ。レベル20以上になると登場したときに必ずむれたすがたになり、ターン終了時にHPが1/4未満の場合たんどくのすがたに戻る。
  • 対戦では無論むれたすがたが標準なので高種族値で大暴れ……といきたいが、いかんせん技が足りず、タイプ一致以外の技に乏しい。物理特殊両方使えということなのだろうか。変化技も充実しているとは言い難い。総じてやや不器用感がある。すばやさも低いので「トリックルーム」から展開するのが分かりやすいだろうか。
  • SMではせせらぎの丘のぬしポケモンとして君臨。あめが降っている他、ママンボウを呼び出してHPを維持しようとするので厄介。
  • 剣盾のマックスレイドバトルにおいては大当たりNPC。問答無用の高種族値でタイプ一致みず技が強力。ただし「アクアテール」や「うずしお」は命中不安定で、コータスとの相性が悪く、みず技が無効化される相手には手も足も出ず、群れる演出が長くて時間がかかりがちになる等、それなりに穴がある。なお、繰り出してくるトレーナーの名前「リノ」は某大人数アイドルグループの元メンバーの名前と同一であり、「大人数では強いが、単独では弱過ぎる」という性質からそこはかとない皮肉が感じられる。
  • Newポケモンスナップではイルミナポケモンの1匹に選ばれている。最初はたんどくのすがたが出ているが、暫くするとむれたすがたとなって登場する。無論博士が喜ぶのはむれたすがたなので、そちらを撮らないといけない。設定通りホエルオーを追い回すヨワシも見られる。

No.747 ヒドイデ

  • ヒドイデの出現条件めっちゃヒドイデ!
  • サニーゴの枝が大好物という捕食する気満々のポケモンが現れてしまった。しかもサニーゴと違い進化する。……一応サニーゴも進化する個体が現れたが、最早そのサニーゴの命は……
  • SM発売前に公開されなかった系列の1つ。というか本来公開されない方が楽しみが増えるのだが。
  • 第7世代での出現条件が物凄く厳しい。釣りをして低確率で出現するサニーゴに仲間を呼ばせると低確率でヒドイデが出現するというもの。何がきついって出現するサニーゴが何と「じこさいせい」を覚えていることが殆ど。一応レベル20以上であれば覚えていないのでその個体を残せば何とか行けるかもしれないが。そしてヒドイデはサニーゴを攻撃してしまい、サニーゴが倒されるとそれ以上仲間呼びが発生しない。
  • 更にこれでヒドイデの隠れ特性を探そうとなった場合、ヒドイデがサニーゴを攻撃しないようにしないと判別で1ターン使うことでサニーゴが倒されてしまうのだ。一番の対策はサニーゴに特性「テレパシー」を渡すことなのだが、そんな芸当ができるポケモンはごく僅か。そんなわけで隠れ特性のヒドイデはアローライシツブテ並の超絶入手難易度と化した。そしてこれで対戦で強力なのだからもう。
  • Newポケスナでもサニーゴを狙っている他、パールルも標的にすることが判明してしまった。このヒトデ怖過ぎる。
  • アニメではコジロウに惚れるヒドイデが登場。彼のエースとして大活躍を果たしたが、コジロウはこいつに抱き着かれて大丈夫なのだろうか?

No.748 ドヒドイデ

  • サニーゴが死んでしまった! このひとでなし!
  • 進化してトゲの生えたかまくらのような姿になった。その見た目は堅牢な要塞。前方の触手を上げると顔が見える。全ての触手を閉じて身を守り、襲いかかった相手にどくを与えることもできる。これが固有技「トーチカ」。そしてサニーゴは本体ごと喰ってしまうのだという。このゲーム全年齢対象だよね……?
  • 対戦では見た目に違わぬ要塞ぶりを発揮し、「じこさいせい」で粘り特性「さいせいりょく」で交代しながら温存させ、要所で「どくどく」や「ねっとう」をお見舞いしてじわりじわりと追い詰める。
  • なお、系統固有特性に「ひとでなし」があり、どく状態にすることで必ず相手の急所に当たるようになるが、それほど積極的に攻めに行くポケモンではないので採用率は低い。

No.749 ドロバンコ

  • 泥まみれのお馬さん……というよりはロバ。バンバドロの方が先に判明したため、その見た目からすぐ進化前と判別がつく。
  • 進化前なのにこうげき種族値が100もあり、更にアローラではレベル24という速さで威力95のタイプ一致じめん技「10まんばりき」を覚えてしまう。ガラルではマシになったと思いきやそれでもレベル28である。旅のお供としてこれ以上ない強さを誇る。私もお世話になった。
  • 剣盾のマックスレイドバトルにおいては外れ寄りの当たり。攻撃技4種を揃えるため安定してバリアを割ってくれる。しかも「いかく」や「こんらん」が効かない。一応「きあいのタスキ」を持っているが、バンバドロでないのが何より惜しい。また何故か「10まんばりき」でよい場面で「がんせきふうじ」を使いたがる傾向にある。確かに命中率はこちらの方が高いがタイプ相性はどうした?
  • アニメではドロバンコを使うトレーナー「ヒロキ」の中の人をあばれる君が務めたことがあり、ヒロキとは彼の本名である。更に上記のドロバンコのトレーナーもヒロキであり、ゲスト出演と考えられる。

No.750 バンバドロ

  • 巨大な輓馬に進化した。何と体重が900kgを超える。押し潰されたらひとたまりもない。
  • SM/USUMではポケモンライドでバンバドロに乗れる。走行速度は遅いが岩場の悪路を走ることができる。
  • 対戦ではその胴体に違わぬ鈍足高耐久でこうげきも高水準、かつ特性がどれもこれも優秀という頼れるポケモン。しかも技も「インファイト」「ヘビーボンバー」「ボディプレス」と四足歩行ながら優秀。系統固有特性「じきゅうりょく」はどんな攻撃を受けても必ず1発ごとにぼうぎょが1段階ずつ上がる。物理に多い連続技に強い。が、3つのとくせいのうちこれだけ相手の「いかく」を防げないので悩ましい。
  • ハプウの切り札であり、よく乗り回している姿が見られる。

No.751 シズクモ

  • まずそのエイリアンのような見た目に驚く。水辺のトレーナーが繰り出してきたのでみずタイプなのは想像ついたがもう1つタイプがあるのかないのかも不明だった。正体は水蜘蛛だったという。
  • SM発売前に公開されなかった系列の1つ。というか本来公開されない方が楽しみが増えるのだが。
  • ちなみにアローラでは進化後共々昼にしか出現しない。夜にしか出現しない同じ蜘蛛モチーフのイトマルと対かと思いきや出現場所は異なる。

No.752 オニシズクモ

  • 祝・最終進化形態で「むし・みず」の複合持ち!
  • アメタマの登場から14年越しに実現した最終進化形態の「むし・みず」の1匹。何と2匹も登場。
  • 対戦では耐久が高く、すばやさは低い。攻撃力も低いと思われたが、固有特性「すいほう」が「やけど無効」、「ほのお技半減」という記載通りの効果のみならず「みず技の威力2倍」という隠し効果が判明。耐久型ではなく超火力のみず技をぶっ放すポケモンということが判明し、一気に評価を上げた。みず物理技においては何とマリルリよりも火力が高いと言えばその恐ろしさが分かるだろうか。こうげきの方が高いが、特性の効果は物理特殊を問わないので特殊型にすることも一応可能。だがみず技以外の火力は正直高いとは言えないので、みず技を止めに来る相手へのケアが肝心。へんか技が豊富なのでサポートや持久戦もあり。
  • これだけみず技が強いのだが、何を間違ったのかUSUMでせせらぎの丘のぬしポケモンに君臨している。USUMがポケモン本編史上最高難易度とされる原因の1つ。

No.753 カリキリ

  • 小さなカマキリのような見た目だがむしタイプでなくくさタイプ。
  • 図鑑設定では夜行性で、昼はフラワーモードという形態で光合成をしながら寝ている……らしいのだが野生では普通に昼でも出現する。何故に。しかも夜だとレベルアップしても進化しない。何故に。
  • しかもこれだけ光合成が重要なのだから特性も「ようりょくそ」だろうと思いきや「リーフガード」と「あまのじゃく」。「あまのじゃく」どっから来た? カマキリなのにくさだからか?

No.754 ラランテス

  • ランティスではない。このポケモンのNNにつけたことはあるが。
  • ハナカマキリは花に擬態する虫だが、こいつはそれをモチーフにしながらも虫に擬態する草という逆を行くコンセプトである。鮮やかなピンクがとても華やかでかわいい。
  • アローラではシェードジャングルのぬしポケモンとして君臨。すばやさを大きく上げ、ポワルン等を呼び出し晴れコンボを決めにかかる。だけならまだしも「ソーラーブレード」を「パワフルハーブ」でいきなりぶっ放す。殺意マシマシである。
  • が、対戦での実力は当初微妙そのもので、蓋を開ければかなり低いすばやさに特性が「リーフガード」と活用に困るもので、活路を見出すことが困難だった。固有技だった「ソーラーブレード」も活用どころが見出せず、隠れ特性「あまのじゃく」で「リーフストーム」をぶっ放した方がまだ強いという有様。一応USUMで「あまのじゃく」と相性の良い「ばかぢから」を手に入れたことで救済されたが、「ソーラーブレード」については放置されてしまった上、後に剣盾にてわざマシン(わざレコードではない)になったため、様々なポケモンに行き渡った。中にはこいつ以上に使いこなしている例も……何ともはや。
  • こうげきが高く入手も容易なことから、旅パにおける「みねうち」要員として見出されることがあり、ラランテスであれば火力も十分保証される。私もお世話になった。
  • ラランテスモチーフの服飾なるものがUSUM限定かつ女主人公限定で手に入る。なお超高額。

No.755 ネマシュ

  • 今日はもうネマシュ。おやしゅみなさい。
  • 「寝る」と「マッシュ」でネマシュ。どう見ても「キノコのほうし」を覚えます感満載。
  • その生態は自ら発光するキノコ。夜道を明るく照らしてくれる有り難いポケモンかと思いきや光で眠らせるというとんでもない性質のポケモン。ただその光は遠くから見る分には問題なく、夜の森を幻想的に照らしてくれるので素晴らしい光景が見られることもある。ちなみに「光るキノコ」は実在する。
  • タイプはくさに加えてフェアリーを持つ。光る性質からか。一応毒キノコというわけではないらしいが触れると毒を浴びることはある。
  • ちなみにパラスとは縄張り争いをする間柄で、アローラではこちらが夜、あちらが昼にしか出現しない。
  • 森林地帯で光るキノコということもあって、Newポケモンスナップのジャングルコースでは暗い場所を明るく照らしてくれる。音楽を鳴らすと喜ぶ。が、通りかかったミュウをほうしで眠らせるという大事故を引き起こすことも。

No.756 マシェード

  • 進化していかにも怪しげな顔つきのキノコになってしまった。笑い顔が不気味。これでフェアリータイプって冗談か。いやむしろこれが本来のフェアリータイプなのかもしれない。フェアリーの定義とは。
  • 実はパラセクトとは進化レベルおよび合計種族値、更にHP、すばやさが同じ。縄張り争いをするキノコ同士だからか。ただしこうげきが低いので配分はこちらの方がバランスがよくなっている。また、アローラではこちらが夜、あちらが昼にしか出現しない。
  • 対戦では当初こそ固有技だった「ちからをすいとる」で相手のこうげきを下げつつ回復する戦法でそれなりに有名だったが、この技が剣盾でより強力な耐久型に配られてしまったせいで個性が失われた感がある。弱点が多く鈍足なのも難。一応剣盾発売当初は唯一の「キノコのほうし」使いだったが、DLCでモロバレルが解禁されてしまい、その個性すらもなくなった。哀れ。

No.757 ヤトウモリ

  • それは、アローラ地方でニャビーを選ばなかった者が経験した悲劇である……
  • ヴェラ火山公園はその名の通りほのおタイプが出現する。そのためほのおタイプをシナリオメンバーに加えようと考え野生ポケモンを探る人が多い。そんな中でせっかくだからと新ポケモンを加入させようとすると、ヤトウモリというポケモンが目につく。これは好機とばかりにゲットして手持ちに加入させる。だがこれが悲劇の始まりだとは、当時誰も思わなかっただろう……
  • ヤトウモリのレベルが30、40、50と上がっていくが、一向に進化しない。なぜだ。他のメンバーは全員進化しきったというのに。困り果てたトレーナーがふと何かを思い出し、図鑑を開き始める。図鑑に進化形のスペースがあるかないかで進化するのかしないのか分かるはずだと。そういえばページが埋まったとは言われなかったからきっと進化するはずだと。そして進化形を見る。エンニュート。そういえばカキの試練に出てきたよな……と、おもむろにそのページを開く。そしてトレーナーは知ってしまうのである、エンニュートが♀しかいないことを。そして手持ちを開いて嘆くのである、自分のヤトウモリが♂であることを……
  • ちなみにだが私は偶然にも♀を育てたため、無事エンニュートに進化できたのであった。進化の仕様を知った時に本当に幸運だと思った。だが私の妹は♂を育てたため、上記の悲劇に巻き込まれてしまったのであった。

No.758 エンニュート

  • エンニュートとやまおとこは嬉しくなると踊りたくなるのです!
  • 初登場がヴェラ火山公園の試練の最後に突如として見たことのない謎のポケモンが陽気なポーズで写真に写り込むというとてつもないインパクトで、トレーナー達の腹筋を軒並み崩壊させた。
  • 設定上はヤトウモリを束ねる女王のポジションで、フェロモンむんむんの大人の香りがするポケモンなのだが、あまりにもぶっ飛んだ初登場でそのイメージが消えてしまった。第一印象はかくも思考を縛るものである。
  • ヤトウモリは♂♀どちらもいるが、エンニュートは♀しかいない。つまり♀しか進化できない。初見プレイでそんなことをまともに知れるはずがなく、アローラ地方では悲劇のヤトウモリ♂を連れた初代チャンピオンがあちこちに現れたという。ちなみに剣盾ではエンジンシティはずれに出てくるヤトウモリの♀率が妙に高いので、何かしら調整されているものと思われる。
  • 対戦ではどく・はがねタイプをどく状態にできてしまう系統固有特性「ふしょく」を持ち、どく状態をばら撒く耐久型……と思いきや、種族値は速攻に適していて耐久は低く、しかもほのお・どくなせいで4倍弱点まで持つ。ちょっとちぐはぐ感がある。大人しく速攻型にした方がいいのかも知れない。なお、この特性のせいで自分が「どくどくだま」を持つとどく状態になる。お前!?
  • 剣盾のマックスレイドバトルにおいては当たりNPCの1匹。何故か攻撃技を3つしか覚えていないが、「かえんほうしゃ」「ほのおのムチ」「ヘドロばくだん」なので何の問題もない。ただしアイテムは持っていないので、弱点を突かれるとすぐやられてしまう。なお、繰り出してくるトレーナーの名前「ケンイチ」とはエンニュート好きの音楽家ヒャダイン(前山田健一)だと考えられている。
  • Newポケモンスナップでも何と先の陽気なポーズを披露し、しかもそれが「魅惑のポーズ」としてリクエスト対象になっている。魅惑というより陽気なポーズに見えるが。

No.759 ヌイコグマ

  • ぬいぐるみの熊。進化形の方が先に公開されたので、色合いからすぐに進化前だと気付くことができる。尻尾にタグのようなものがついているのがチャームポイント。
  • 進化前でもかなりの暴れん坊で力が強い。こんなポケモンがペットとして人気なのだからポケモン世界の人間は相当頑丈にできているのだろう。
  • 第7世代では隠れ特性の厳選がやや面倒。乱入バトルを行う必要があるのだが、野生のヌイコグマは味方巻き込み技「ぶんまわす」を覚えているため、隣のポケモンを倒してしまいかねない。しかも困ったことに特性が能動発動型ではないので一々調べる必要があるため、「ぶんまわす」で隣がやられてしまった時のケアが大変。「みねうち」役と特性判別役を同時にこなせるポケモンは僅かである……
  • アニメではエーテルパラダイスで保護されていた個体が何と例のキテルグマの子供だということが判明し、「ヌイコグマがいる=奴がいる」というある種の死亡フラグとして機能した。なお中の人は藤田ニコル。

No.760 キテルグマ

  • くーっ……きーっ!!!
  • 着ぐるみの熊をモチーフにしたポケモンで、配色こそピンクと黒でどことなくファンシーだが、常に無表情なせいで不気味。しかもいきなり抱き着いてくる上にその抱き着きの結果が「よくて骨折」。最悪の場合死に至る。
  • その何とも言えない見た目に設定が合わさり恐怖を誘うが、逆にそこが可愛いという声もあり、両方の意味でインパクトを残している。
  • 対戦では新特性「もふもふ」で特定の攻撃に強いがほのおに特効を抱えるという新仕様、さらにその設定に違わぬ高火力で活躍している。
  • アニメではどこからともなく表れてロケット団を回収し、UBとすら互角以上に渡り合う通称「しまっちゃうキテルグマ」が登場し、視聴者を震え上がらせた。
  • Newポケスナでキテルグマにふわりんごを執拗にぶつけると両手を激しくバタバタさせた直後こちらに向かって仲間と共に全速力で追いかけてくる。恐怖。ちなみにサーナイトと雪遊びもする。

No.761 アマカジ

  • フルーツに顔をつけたようなかわいらしいポケモン。頭をプロペラにして飛ぶことができるようだが、進化すると飛べなくなる。
  • 見た目がフルーツなのでよく間違って食べられかける。しかも名前の通り甘いらしい。ポケ食の被害者筆頭候補のようだ。
  • そして種族値も不憫な設定に違わず滅茶苦茶低い。が、頑張って育てきると大化けする。
  • これらの設定や能力、そして最終形態の大化け具合はラルトスによく似ている。
  • Newポケスナでは系列で唯一の出演。ジャングルでウパーと仲良くしているが、アリアドスの巣に引っかかったりツツケラにきのみと間違われたりと、割と悲惨。

No.762 アママイコ

  • あまままままま!(『最かわフルーツ計画』)
  • 進化して人間の少女のような見た目になった。とてもかわいい。おうちに置きたい。何なら飼いたい。かわいい。
  • ただし、この見た目に違わず戦闘力は低く、キルリアを彷彿とさせるほどの弱さ。進化して大化けするところもよく似ている。
  • 進化にはとある技を覚える必要があるが、それが「ふみつけ」だとは誰が予想しただろうか。
  • ポケモンカフェミックスでは進化前、進化後を差し置いて登場。これもキルリアと似たポジション。

No.763 アマージョ

  • 女王様には敵わない!
  • フルーツが気高い女王様に進化した。サーナイトもそれなりにキリッとした顔立ちだったがこちらは本当につんけんしているように見える。相手を足蹴にして高笑いしたり味方ですら息が合わないと強烈に睨んだりすることがあるという。ここまで来るとやり過ぎなキャラ設定ではあるが。そして得意技はすらりと綺麗に伸びた足を使った武術。お前何でかくとうタイプじゃないんだ?
  • ちなみに「パワーウィップ」は鞭である。さらに自力で「いばる」「ゆうわく」「おしおき」「おうふくビンタ」も覚える。進化条件は「ふみつけ」を覚えてレベルアップ。ありがとうございます。
  • 進化前の弱さから一転、くさタイプ屈指のアタッカーとして君臨し、高いこうげきから「トロピカルキック」や「パワーウィップ」をお見舞いする。サブ技も蹴り技を中心に幅広く覚える。耐久も高水準。すばやさが中程度なのがやや惜しい。主力技の命中率が100でないのも難点。
  • この大化け具合と女性的な見た目はサーナイトを彷彿とさせる。体の色合いも似ている。
  • 固有特性「じょおうのいげん」は相手に先制技を失敗させる効果を持つ。使えなくする効果ではない。同期のハギギシリが持つ「ビビッドボディ」も同じ効果。
  • ポケモン剣盾ではヨロイ島に修行に来ているヤローが連れている。ガラル初出ポケモンではないのに連れている理由としてはバージョンによってキョダイマックスするポケモンが異なるためか。

No.764 キュワワー

  • ハワイでよく被せられる花環「レイ」がポケモンになったような姿。だがくさでなくフェアリー。花ではなく小さな顔部分が本体のようだ。
  • 対戦ではこう見えて耐久型かつ高いすばやさを持ち、特性「ヒーリングシフト」で回復技を優先度+3で出せてしまう点。攻撃兼回復技であっても出せるため「ねこだまし」の妨害を受けにくく、ダブルのサポートとして非常に優秀。最近では「じゃくてんほけん」起動までこなす。
  • Newポケスナにも登場するが、よく回転するせいで正面が狙い辛い。

No.765 ヤレユータン

  • だーからはよヤレユータンや!
  • 通称「森の人」、又の名を「軍師」。あまりにも知能が高く、人間が作った道具すらまともに使うことができる。モンスターボールも扱ったらしい。ミュウツーは泣いていい。手に持った扇子は采配のように対象を操ることができる。
  • 隠れ特性がSM/USUM共に通常プレイで手に入らない。これは仲間呼びを行うと何故かケララッパが出てきてしまうため。UMの図鑑説明にて「ヤレユータン同士は仲が悪い」という説明があり、もしかしたら影響しているのかも知れない。……あれ、メタモン……?
  • 対戦では3匹目のノーマル・エスパーで、自ら積極的に攻めるよりは隣のポケモンを動かす立ち回りが得意。素早さが中の下程度のため「トリックルーム」が採用されやすく、固有技「さいはい」で行動済みのポケモンの技をもう1度使わせる。横に複数攻撃技があれば非常に強力。ただし特性は3つとも一長一短なのでパーティと要相談。

No.766 ナゲツケサル

  • ナゲツケザルではない。
  • 固い絆で結ばれた11人がチームプレイで相手を追い詰める。硬い木の実をボールのように華麗に操り、普段は連係プレーの練習をしているそうな。ただしモチーフはラグビーではなくアメフトの方なので、「ONE TEAM」という比喩は厳密には誤りらしい。
  • 隠れ特性がSM/USUM共に通常プレイで手に入らない。これは仲間呼びを行うと何故かケララッパが出てきてしまうため。一応「特性を活用する相手を呼んでいる」という推測が成り立つらしいが、仲間との連係という設定と矛盾しやしないか。
  • 対戦では分かりやすい物理攻撃役。固有特性「レシーバー」でひんしになった仲間の特性を引き継げるが、シングルではまるで役に立たないため、隠れ特性「まけんき」が主に選ばれる。「レシーバー」は最近「ミストバースト」マリルリ等とのコンボが発明されているが、受けるダメージが馬鹿にならないので乱用禁物。
  • ちなみに「まけんき」持ちの先輩として自身より素早くさらにタイプやモチーフまで被るオコリザルがいる。火力ではどうにか勝っているが……

No.767 コソクムシ

  • 敵前逃亡だと!? 姑息な手を……
  • ちなみに「姑息」とは本来その場凌ぎという意味。卑怯でも何でもないので注意。
  • シンボルエンカウントでこちらを見かけるとすぐさま逃げ出す。バトルでHPを削っても逃げ出す。このせいで「弱らせて状態異常にしてゲット」といういつもの方法が使えない。ボールに拘らなければ眠らせてネットボールなりを投げれば解決するが。
  • ゲットしても覚える技は貧弱で、しかも特性のせいでピンチになると勝手に逃げる。非常に育てにくいが、この手のポケモンほど進化して大化けする……逃げるところを除いて。

No.768 グソクムシャ

  • 祝・最終進化形態で「むし・みず」の複合持ち!
  • アメタマの登場から14年越しに実現した最終進化形態の「むし・みず」の1匹。何と2匹も登場。
  • ダイオウグソクムシをごつくカッコよくした感じのポケモン。そのため正面から殴りかかる正攻法のポケモンかと思いきや……
  • 何と特性「ききかいひ」は特性「にげごし」の名前を変えただけで、全く同じ効果。これぞ正しく姑息な手。HPが半分を切ると同様に逃げるしトレーナーが連れている場合ボールに引っ込んでしまう。たとえダイマックスしていても。
  • 対戦ではこの特性の他先制技「であいがしら」を持ち、ヒットアンドアウェイのトリッキーな戦い方が得意。積み技も覚えるが特性が特性なので活かしきれないのが残念なところ。
  • スカル団ボス・グズマの切り札。初手に繰り出してくる上に大体の場合「であいがしら」をぶっ放すが、時々「つるぎのまい」を使い、直後に大ダメージを受けて引っ込んで積んだ分を無に帰してしまう。何やってんだあああああ!!!
  • Newポケスナでは海中コースの奥深く、海底に生息している。普段はじっとしているが、修業は欠かさないようだ。

No.769 スナバァ

  • スナバアではない。
  • よくある砂の山に顔がついたポケモン。ご丁寧に頭にスコップまで刺してある。このスコップはレーダーの役割をしていて、くるくると回転する。しかも間違えて触った者を操って体を大きくさせるのだとか。こんなのがビーチにいたら誰も寄り付かなくなってしまうが大丈夫なんだろうか。
  • Newポケスナではビーチに生息。マケンカニを操り自分の体を大きくして喜ぶ姿を見ることができる。ちなみにオクタンはその姿を見ただけで逃げていったのだが、昔こいつに操られたことでもあったのだろうか。

No.770 シロデスナ

  • うーん、リーリエは白ですな。服のことですぞ。
  • 名前や見た目から「城で砂」であろうことは予想がつくが、気取った喋り方にも聞こえる。しかもこういう喋り方をするネタがポケモン対戦界隈に存在するという。んんwwwwヤロデスナのすばやさ振りはありえないwwww
  • 砂の城がモチーフなのだがゴーストタイプ。うっかり近づくと生気を吸われてしまう。こんなのがビーチにいたら誰も寄り付かなくなってしまうが大丈夫なんだろうか。
  • 対戦では城のためか守りが固く、耐久系の能力を上げて系統固有技「すなあつめ」で回復して粘ることができる。じめん・ゴーストなので受け出しもしやすい方。だが何故か「おにび」を覚えず、やけどさせたい場合「ねっさのだいち」が必要。
  • 特性が不遇で、「みずがため」はみずを受けるとぼうぎょが上がるのだが、みずは自身の弱点なので受けるにも限度がある。かといって隠れ特性にしようとすると「すながくれ」なので役立つかどうか微妙なところ。その昔「みずがため」と「みずしゅりけん」とのコンボが考えられたが、第7世代で物理から特殊になってしまったせいでコンボが成立しないことが発覚し、悲しみに包まれた。
  • 忘れがちだがアセロラの切り札はミミッキュではなくこっち。

No.771 ナマコブシ

  • ぶっし!
  • ナマコのポケモンだがただのナマコではなく、体内から拳がにゅっと出てくる。お前はキノガッサか。だがかくとうタイプは入っておらず、みずタイプのみ。感情表現は出てきた拳で行い、グーサインやピースまでできる。
  • 浜辺に勝手に打ち上げられるため、浜辺にいるナマコブシを海に投げ返すバイトがアローラ地方にある。投げても次の日にまたやってくるのでバイトとして成立するというわけ。
  • 対戦では何と能動的な攻撃技を一切覚えず、「カウンター」や「ミラーコート」は覚えられるという、第2のソーナンスポジション。ただしあちらに比べて覚える技が多く、「どくどく」や「じこさいせい」まで使いこなす。サポートとしても優秀で、シングルでは「バトンタッチ」役になれる他、ダブルでは固有技「じょうか」で味方の異常を回復しつつ自分のHPも回復できる。いずれも「ちょうはつ」で止まるが本人も「ちょうはつ」を覚える。何だこのナマコ。
  • ちなみに固有特性「とびだすなかみ」があるが、隠れ特性「てんねん」が優秀過ぎるのでまず採用されない悲しみを背負う。
  • 剣盾にて似たような丸いマスコットポケモンとしてバチンウニ・ユキハミが登場し、通称「おもち組」として3匹セットで扱われることが増えた。ガラルでは比較的近場に生息するのもセットで見られやすい要因か。
  • スマブラSPにも登場し、近付いたファイターに殴りかかる他踏んづけたり投げたりすることができる。
  • Newポケモンスナップでは何とペリッパーの口の中に入り込んでいる。移動手段として使っているのだろうか。ちなみに居心地がいいのかグーサインを出す。

No.772 タイプ:ヌル

  • ぬるぽ
  • ガッ
  • 元々はアルセウスを参考に全てのタイプに対応できるポケモンとして開発され、「タイプ:フル」と呼ばれていたが、暴走したために開発計画は失敗、拘束具を嵌められて「タイプ:ヌル」として世に出された所謂「失敗作」。そのキメラ的な何とも言えない見た目が物々しさを感じさせる。
  • 名前に「:」が入る初のポケモンで、かつコスモッグと並び初の「進化する伝説のポケモン」でもある。
  • 実は進化後とすばやさ以外変わらず特性も異なるため、「しんかのきせき」を持たせて戦わせることも可能ではある。ただ技のレパートリーに乏しく、ステータスほどの活躍は中々できない。
  • ちなみにタイプ:ヌルは全部で3匹いたのだが、1匹行方不明になったようだ。そして何故かガラル地方のバトルタワー職員がこのポケモンを持っていたのだが、もしかすると?
  • 冒頭のネタを知る人は今や稀少種だろう。そしてこの名前を見て真っ先にこのネタが思い浮かんだ人はインターネット老人会の会員資格を持つ。ようこそ古のインターネットへ。貴方は○○番目のお客様です。キリ番の踏み逃げは禁止ですよ。

No.773 シルヴァディ

  • †白銀の相棒 シルヴァディ†
  • 左手が常に疼くとある中二病患者の少年が、絆の力で新たな姿を手に入れた大事なポケモンに「シルヴァディ」とつけた。「シルヴァー」と「バディ」の合成語で、妙な気恥しさと清々しさを感じる。「シル『バ』ディ」ではなく「シル『ヴァ』ディ」なのが中二ポイント。
  • アルセウスをモデルに人工的に作られたためか、アルセウスリスペクトな仕様になっている。種族値は全て95で統一、タイプをアイテムで自由に変更可能で同時に固有技「マルチアタック」のタイプも変化。なお、タイプ変更はプレートではなくメモリで行う。
  • だが何も考えず戦わせると器用貧乏になりがち。アルセウスとの被りはあまり気にしなくてもよいが、いかんせんノーマルタイプ自体が器用貧乏になりやすい。「すてゼリフ」や「だいばくはつ」等の技で独自の戦法を編み出すのが主流。「マルチアタック」の威力が当初90しかなくあまり優秀ではなかったが、剣盾で漸く120にまで引き上げられた。
  • アニメでも当然ながら例の中二病患者の手持ちとして登場。何と試合中にメモリを入れ替えられるというチート級の戦法を取る。
  • ポケマスでも例によって例の如く。試合中に「これが答えだ」と突如叫びながらシルヴァディをターゲットとなるポケモンの弱点タイプに切り替える。本編でこれをやられたらたまったものではない。
  • †今ここに蘇りし聖獣 シルヴァディ†

No.774 メテノ

  • いきなり空から降ってくるポケモン。といってもヒマナッツみたいに可愛らしいものではなく、本当に隕石の如く飛来して墜落する。りゅうせいぐんが襲いかかるどころか自身が流星。といっても3代目でもなければチャージ3回何たらかんたらでもない。
  • 色とりどりの7色のコアを持つが、この姿のままではすぐに消滅してしまうらしい。外殻に身を包んでいるが、すぐ壊れてしまう。ちなみに外殻の状態を「りゅうせいのすがた」という。コアは赤、緑、青、黄色、橙、水色、紫の7色で、虹の色に対応しているという。
  • 対戦ではHPが満タンの状態でりゅうせいのすがたになり、HPが半分以下になったターン終了時にコアが露出する。りゅうせいのすがたは耐久に優れ、更に状態異常も無効化する。コアは何とすばやさが高く、物理特殊どちらも得意な速攻型に変貌する。ただ、技に「からをやぶる」があるが、こいつがやるのは自殺行為なんじゃなかろうか?
  • アニメではレックウザが塵と化したメテノの死骸を主食としていることが判明した。
  • Newポケスナでは砂漠・荒野に出現し、いきなり空から物凄い速度で降ってくる。近くにいたポケモンは大体酷い目に遭う。しかも砂や土の中に埋まっていることがある。砂の中にいるメテノはイルミナオーブを当てると出てくるが、サーチした場所に投げても中々出てこないことが多い。頑張って砂から出すと綺麗なコアの状態で現れ、条件を満たすと7つのコアが揃って空中飛行をする美しい光景も見られる。

No.775 ネッコアラ

  • いそうでいなかったコアラのポケモンがアローラに登場……アローラってオーストラリアモチーフだっけ?
  • 生まれた時から寝ている。寝たまま生活し、寝たまま死ぬ。揺り籠から墓場までというが、こいつの場合一生揺り籠。そして「まくら木」と呼ばれる抱き枕のようなものをいつも抱えているが、色違いの場合そのまくら木だけが変化する。まさかこいつの本体って……
  • 対戦では当初火力がないが技が豊富なブースターと言われ、やや扱い辛かったが、USUMにて突如「とっておき」を習得。このポケモンの仕様上「ねごと」が必ず成功するので、「とっておき」を初ターンから連発することができる。
  • アニメではオーキド校長が飼っており、アローラスクールの鐘を鳴らしている。

No.776 バクガメス

  • 常に背中を向けている亀。甲羅自慢なのかと思いきやお腹に急所があるためそれを隠しているのだという。このため公式イラストのポーズが奇しくも亀の大先輩カメックスのものと似てしまう結果に。そして甲羅がよく爆発し、相手の攻撃を受け止めて爆発でカウンターを仕掛けるという。甲羅を武器に活用する例は後にキョダイマックスカメックスに引き継がれた。
  • そして亀なのにドラゴンタイプがつく。爆発は炎と結び付けられるからなのかほのおタイプでもあり、ここに一般ポケモンのほのお・ドラゴンが初めて登場した。
  • 対戦では亀の性かすばやさが低いが、コータスほどではない。固有技「トラップシェル」で物理技を受けると威力150のほのお技でダメージを与えることができる。一見すると強いが、ぼうぎょが高い割にHPが低く、連発は難しい。ただし「カウンター」のように受けたダメージ依存ではないため、アタッカー運用のおまけとして使うことはできるか。「からをやぶる」で純粋なアタッカーにもなれ、一般ポケモンでは固有タイプのため仕事が被りにくいのが強み。
  • アニメではカキの手持ちで、後にゲットされたアローラガラガラと共に2大エースとして活躍した。

No.777 トゲデマル

  • 777の大当たりなポケモン。コイン300枚いただき! だがスロットは現在廃止されている。悲しい。
  • 所謂ピカチュウポジション。当然名前は世界共通なのだが、他の言語では非常に言い辛い。例えば英語だと「トーゥゲデマールー」とかになる。とてもぎこちない。「トゲマル」とか「トゲデンデン」とかなら言いやすかっただろうか。
  • まさかのはがねタイプ複合で、対戦ではその耐性の多さと優秀な特性で相手を蹂躙する。「がんじょう」が有名だが「てつのトゲ」「ひらいしん」も捨て難い。かつて存在したレベル1「がんじょう」トゲデマルとツンデツンデの組み合わせは対戦相手を震え上がらせた。現在ではレベル50統一のため廃れてしまったが。

No.778 ミミッキュ

  • ピカチュウじゃないよ ミミッキュだよ
  • ピカチュウの着ぐるみような見た目をしているが、それは本体ではなく、着ぐるみの中にいる「何か」が本体。その「何か」を見てはならず、すぐにこいつに呪われてしまう。着ぐるみの中の小さな穴からちょこんと目が覗いている他、攻撃する時に手も出てくるようだ。そんなおぞましいポケモンなのにゴーストタイプに加えてフェアリータイプも持っている。フェアリーとは一体……?
  • 何故ピカチュウの着ぐるみを着ているのかというと、人間と仲良くなるためだという。何それとてもかわいい。この着ぐるみはダメージを受けると一部が壊れてしまう。ダメージを受ける前を「ばけたすがた」、受けた後を「ばれたすがた」といい、ばれたすがたはピカチュウの顔部分が倒れたようになる。
  • メガやす跡地のぬしポケモンとして君臨。SMでもUSUMでもシナリオ中の強力な壁。そしてゴーストに違わぬ怪奇現象。二重三重の意味でトラウマ。
  • 対戦では強力を通り越して凶悪なトップメタ。何せ固有特性「ばけのかわ」のせいでどんな攻撃でも1発無効化できてしまう。たとえそれがZワザであってもダイマックス技であっても。しかも無効タイプが3つもある。メガガルーラといいこいつといい本当にゲームバランスを考えているのか疑問。剣盾から特性が発動するとダメージを受けるようになったが、違う、そうじゃない。初撃の無効化ではなくダメージ軽減が調整としては適切だと思うのですが、有識者の皆様いかがでしょうか。
  • USUMではミミッキュ固有のZワザ「ぽかぽかフレンドタイム」が登場した。「じゃれつく」をベースにして発動し、「ラブリースターインパクト」より威力が高い。
  • その可愛らしい見た目や中身の正体が不明という神秘、人間と仲良くなるためにピカチュウを真似したという健気な設定も相まって、所謂「厨ポケ」でありながらキャラクターとしての人気が非常に高い。グッズ展開も多くなされているが、ミミッキュは厳密にはピカチュウポジションのキャラではない。
  • アニメではムサシのミミッキュが有名。ピカチュウに敵対心を持つキャラクターというアニメでも異質な存在。しかも鳴き声が超怖い。更に上述「ぽかぽかフレンドタイム」で一度ピカチュウを敗北寸前まで追い詰めたことすらある。なお、このミミッキュのイメージが先行してミミッキュがピカチュウに恨みを持っているという設定があるかのように言われることがあるが、別にそんなことはない。
  • アセロラの試練の主であるためアセロラのイメージが強いが、アセロラ自身がゲーム内でミミッキュを手持ちポケモンとして繰り出すことは1度もない。アニメでは連れているが、何とミミッキュの幽霊である。
  • スマブラSPにも登場し、モンスターボールから出てくると「ぽかぽかフレンドタイム」を発動し、近くのファイターを着ぐるみに引き摺り込んでボコボコにする。引き摺り込まれたファイターの蓄積ダメージが100%を超えていると即撃墜となる。つまりファイターを着ぐるみの中で喰ってしまう……

No.779 ハギギシリ

  • 名前からして何か奥歯にものが挟まってそう。
  • ビビッドカラーがとても目につくゴージャスな魚。そして強烈な歯ぎしりをした後サイコパワーを放出して外敵を追い払うらしい。怖い。
  • 釣れる場所が限られている上に出現率も低く、中々珍しいポケモン。なおSM/USUMでは「するどいキバ」を持っていることがあるためアイテム集めに狩った覚えがある。
  • 固有特性「ビビッドボディ」は相手に先制技を失敗させる効果を持つ。使えなくする効果ではない。同期のアマージョが持つ「じょおうのいげん」も同じ効果。
  • 対戦では特性「がんじょうあご」で「サイコファング」を振り回すアタッカーの方が有名。「ビビッドボディ」はレベル1戦法が有名になった。

No.780 ジジーロン

  • 雲と好々爺とドラゴンが合体したようなポケモン。浮いて移動するが、ひこうタイプも特性「ふゆう」もなく、タイプは固有のノーマル・ドラゴン。ただし「そらをとぶ」はちゃんと覚えられる上に自力習得。よく子供の面倒を見るが、その子供が虐められようものならブチギレて虐めた相手を滅ぼすという。やべーやつ。
  • ジジーと名がつくが♀もいる。この場合ババーロンになるのか?
  • 対戦では鈍足でとくこうが高く、しかもノーマルのお家芸で技の引き出しが非常に多い。飛んでいるからかひこう技も豊富。ただしタイプ一致2つは弱点を突きづらいのでサブ頼みになりがち。特性は3つとも優秀そのもの。
  • SM/USUMではとにかく隠れ特性が手に入りにくい。ピンチになっても全然仲間を呼ばない。判別自体はメッセージが出るので楽。
  • Newポケモンスナップには樹海コースに出現。好々爺としてヤンチャムやフシギダネの保護者をしている。ちょっかいを出すと滅茶苦茶怒る。

No.781 ダダリン

  • ダーリンではない。ステンバイミーでもここに来てでも色んな角度から君を見ていたでもない。ただし無い無い純情感傷で駄ダダダーリンではあるかも知れない。ちゅ。
  • SMの何だこいつ枠。四天王アセロラが繰り出してきてゴーストだということは分かったがもう1つのタイプがよく分からない。エンニュートで抜群を取れたから多分はがねだろうと思い、釣れる場所を見つけたので釣ってみようとするが、中々釣れない。どうにかこうにか釣れてタイプを見る。……草wwwwwwww
  • 海の藻屑とモズクが複合したポケモン。モズクが生まれ変わった姿らしい。錨の部分は体が流されないようにくっつけた拠り所のようなものだという。モズクの方が本体なのではがねではなくくさということらしい。
  • ちなみに3.9mもある。錨を伸ばしてその高さなのかと思ったら素のままでその高さだそうな。デカい。
  • SM発売前に公開されなかった系列の1つ。というか本来公開されない方が楽しみが増えるのだが。
  • 固有特性「はがねつかい」ははがね技の威力を引き上げる。このため固有技「アンカーショット」ははがねタイプの技だがタイプ一致技のように使うことができ、技と共に交代を禁じる。とにかく殴ることに特化していて、ゴーストやくさらしい変化技は殆ど覚えない。そしてこれらの性質が御三家ジュナイパーともろに被っているせいでジュナイパーが悲運の御三家と見なされることに……
  • 剣盾のマックスレイドバトルにおいては当たりNPCの1匹。その性能に違わず攻撃技4つを揃える。だがタイプ一致技がどちらも特殊技になっている他、命中不安定な「たたきつける」を使いがちなのが難点。

No.782 ジャラコ

  • アローラ地方における所謂600族の初期形態。初期形態から結構凛々しい。
  • 600族初期形態のお約束で、初登場作品での生息地が分かりづらい。試練の場でもあるポニの大峡谷に生息しているが、内部の洞窟には一切出てこず、外の草むらにしかいない。同系列の最終形態が取り仕切る試練は洞窟内で行われるというのに。試練に関係ない奴は外にいろということなのか。
  • うろこポケモンだが倒したり「ほしがる」を使ったりしてもうろこが手に入るわけではなく、実際に手に入るのは「するどいツメ」。何故に。うろこが剥がれないほど頑丈なのか。
  • ちなみにこいつの「うろこ」は「ふしぎなうろこ」同様平仮名になる。「ハートのウロコ」のように片仮名ではない。

No.783 ジャランゴ

  • 名前の後ろに「ゴン」ではなく「ンゴ」がついた初めてのポケモン。これのせいでどっかの掲示板のアレを連想させる。別に炎上したわけではないが。
  • 何とタイプにかくとうがつき、立ち上がるようになった。が、フェアリーが4倍になってしまっている。これが後々まで響くことになる…… なお、中間進化の時点でタイプが追加される600族はこいつが初にして第8世代現在唯一。

No.784 ジャラランガ

  • 「強そうNo.1」「修行を極めし強者」「弱いワケがないのだ!」
  • ……というとんでもない煽り文句で登場はしたが、蓋を開ければそこに待っていたのは何とも哀れな600族の姿だった……
  • アローラ地方における所謂600族。確かに見た目は物凄く強そうで、体についたウロコをじゃらじゃら鳴らして威嚇する様子は想像するだけでも恐ろしい。最終形態にしては体格が小さいが修行の末体がスマートになったと考えれば納得が行く。
  • だが登場時の性能といえば「バランス重視すぎて飛び抜けた強みがない種族値」「物理かくとう技が『スカイアッパー』止まり」「ドラゴン・かくとう複合のせいで同時登場のカプ神に弱過ぎる」というあまりにも残念なもので、上記の煽り文句が完全に皮肉にしか聞こえない有様だった。
  • が、USUMにて固有Zワザ「ブレイジングソウルビート」を獲得。高火力、2体攻撃、追加効果で全能力1段階上昇という狂ったような性能を持ち、まともなかくとう物理技も手に入ったことで一気に強化された。更に剣盾に入るとZワザ廃止の代償として固有技「ソウルビート」が加入、更に最強の「ボディプレス」使いとして名乗りを挙げるようになった。物理特殊どちらも使いこなせれば相手の持久戦を強引に突破できるだけの性能を持つ隠れた実力者という立ち位置にいるようだ。だがフェアリー4倍だけでなく昨今ではひこう弱点も足を引っ張る要因になっている。やはり上級者向けなのだろう。
  • ちなみにこの系列、特性3つが全て「ぼう」から始まるという珍しいポケモンでもある。
  • ジャラランガモチーフの服飾なるものがUSUM限定かつ男主人公限定で手に入る。なお超高額。

No.785 カプ・コケコ

  • 正式名称に「・」が入る初のポケモンの1匹。メレメレ島の守り神で、戦いの神と呼ばれる。タイプ「でんき・フェアリー」は他にデデンネのみ。
  • 頭に鶏冠が、顔に嘴があるなど鳥っぽい姿で、両腕の外殻を閉じても鳥のような見た目をしている。
  • カプ神の中でも特にシナリオに関わり、Zリングを授けるのもこのポケモン。これはゲームでもアニメでも同じだった。
  • 対戦では特性「エレキメイカー」でフィールドを展開し自慢のでんき技を高速で放つ分かりやすい速攻型。だがこうげきが高いのにタイプ一致物理技に恵まれないため、基本的には特殊技を使うことになる。第7世代を通してその制圧力で対戦環境のトップを走っていたが、剣盾ではフィールド弱体化、「めざめるパワー」廃止、新規追加技ほぼ0という手痛い弱体化に加え強力なでんきタイプのライバルが続出し、多少落ち着いた。
  • アニメでは事あるごとにサトシの前に現れ、彼の活躍を見守っていた。生態は時折カフェに現れるなどかなり自由。UB襲来後は彼らと対峙し、サトシのアーゴヨンを見守るなどしていたが、最終盤でサトシと対決し、ククイ博士の力を借りて「ガーディアン・デ・アローラ」を放つも、サトシとピカチュウの「1000まんボルト」の前に敗れた。ここにサトシのアローラでの大試練は達成された。
  • スマブラSPにも登場。モンスターボールから現れると電波のようなものを周囲に飛ばして当たった相手にダメージを与える。何の技かはよく分からないが、「エレキフィールド」ということなのだろうか。

No.786 カプ・テテフ

  • 正式名称に「・」が入る初のポケモンの1匹。アーカラ島の守り神で、生命の神と呼ばれる。タイプ「エスパー・フェアリー」は他に……割とたくさんいる。
  • 女性のような顔つきをしているが、何をモチーフにしているか姿では分かりづらい。ただ鱗粉をばら撒くというところから虫だと思われる。実際「テテフ」は「てふてふ」に由来するらしい。争いは苦手で状態異常を好む……という設定だったはずなのだが。
  • 蓋を開ければそこには特性「サイコメイカー」で展開した「サイコフィールド」でひたすらエスパー技を振り回して相手を叩きのめすただの火力厨の姿があった。図鑑設定無視は今に始まったことではないが、ここまで変わるのもだいぶ違和感がある。結果、エスパー弱点およびフェアリー弱点は軒並み対戦環境から駆逐され、両方に耐性のあるはがねタイプの隆盛を招いた。剣盾でフィールドの火力補正が下方修正されたことで大きく弱体化し、同じ特性を持つイエッサンとの競合関係になった。
  • アニメでは「無邪気かつ残酷」という悪魔のような生態で、その時の気分に任せて手あたり次第相手を攻撃するという最早サイコパスの振る舞いを見せた。シナリオ担当はテテフにボコボコにでもされたのか?
  • ある意味で、私そしてあの御方の最大のライバル。見た目といいタイプといい種族値といい特性といい、喧嘩を売ってるんじゃなかろうかと言わんばかり。ダブルで共存が可能なのがせめてもの救いか。剣盾でろくな技をもらえなかった時に本来よくないのだが喜んでしまった。キャラが豊富なゲームにおいてキャラ被りは罪である。そこのところを理解して欲しいものである。

No.787 カプ・ブルル

  • 正式名称に「・」が入る初のポケモンの1匹。ウラウラ島の守り神で、農耕の神と呼ばれる。タイプ「くさ・フェアリー」は他にエルフーン系列、マシェード系列がいる。
  • 頭部に牛のような角があり、殻を開いた姿が帽子のようになっているため農夫のようにも見える。さらに鼻輪やカウベルようなものもついていて、全体的に牛を連想させる。普段は物臭で非常に大人しいが、怒った時には相手を容赦なく叩きのめす。こいつを人間が起こらせた結果スーパーと周囲の村が破壊されている。恐ろしや。これらの生態からモチーフカラーは「赤」で、くさタイプのイメージカラー「緑」とは正反対だが……
  • 対戦ではくさタイプらしからぬ火力特化ポケモン。「グラスメイカー」で「グラスフィールド」を展開し、「ウッドハンマー」で相手をボコボコにする。下手な他タイプの技を使うくらいならくさ技で強引に殴った方が火力が出るという状態。赤がモチーフカラーってそういう…… ただしくさ技自体は半減が多く、しかもフェアリー物理技は一切覚えない。これらが祟って使用率が伸び悩んでいる。おまけに剣盾で「グラスメイカー」の後輩にして先制技「グラススライダー」まで持つゴリランダーが登場し、立場が危うい。
  • アニメではアセロラの紹介でサトシの前に登場し、ポケモン達に新しい技を身に着けさせるなど大試練の手助けを行った。

No.788 カプ・レヒレ

  • 正式名称に「・」が入る初のポケモンの1匹。ポニ島の守り神で、海の神と呼ばれる。タイプ「みず・フェアリー」は他にマリル、マリルリ、アシレーヌがいる。
  • 「レヒレ」という名前だけあって鰭があり、魚モチーフだろうということが分かる。姿そのものは殻に籠っている女性のようで、女性モチーフという点でカプ・テテフと被る。水を自在に操って霧を産み出し、試練を受ける者の前に立ちはだかる。この試練に打ち勝つと癒しの水を得られるという。
  • 対戦では特性「ミストメイカー」で「ミストフィールド」を展開する……が、他のカプ神と異なり火力増強ではなく、おまけに耐久寄りの能力のはずなのに回復技に乏しく、「ねむる」を使ってもフィールドのせいで発動できないため、登場当初は弱いと見られていた。だが「居座って粘るのではなく技を受けた上で相手の体力も相応に削る」という独自の戦法を持つポケモンだと判明し、以降は使用率が急上昇、最終的に高い使用率を記録するまでになった。剣盾でも大きな弱体化をせず、解禁以来カプ神で唯一高い使用率を維持している。
  • アニメでは「霧の中で死者に会える」という力が加わり、その力で実際に死者に会ったマオとサトシのニャヒートが試練を乗り越え、それぞれに新たなポケモンや技が与えられた。

No.789 コスモッグ

  • 通称「ほしぐもちゃん」。別の地方では「ふわふわちゃん」。
  • 星の世界からやってきた何でも吸い込むまんまるピンクの戦士……ではなく、別の世界からやってきた謎の生命体。一応こちらも若干丸い。
  • 最初はリーリエが抱えている姿しか確認できない。冒険中に姿を変えるのでゲットできるのはクリア後。タイプ:ヌルと並び初の「進化する伝説のポケモン」でもある。
  • 自力では「はねる」と「テレポート」しか覚えない。リーリエは「ポケモンを戦わせたくない」と言っていたが、そもそもこれではまともに戦えない。

No.790 コスモウム

  • (-o-)
  • コスモ「うむ」
  • 「ほしぐもちゃんが死んでしまった」のではなく進化したのである。確かに傍目には生きていると思えないが。
  • なお体重は999.9kmである。こんなポケモンをどうやってリーリエは運んでいたというのか。彼女はスーパーアローラ人なのか。
  • アニメでは例によって例の如く。しかもピカチュウまで軽々と持ち上げていた。ピカチュウの体は超絶筋肉質だったのか。

No.791 ソルガレオ

  • ソールーガーレーオー レーオー レーオー ウルトラ元年ビースト呼んでー 君よー駆けろよー 果てしーなーくー レーオー ソールーガーレーオー ソールーガーレーオー ガーレオー(アローラソルガレオズ球団歌『時空を駆けるレオを見た』)
  • ほしぐもちゃんが太陽の力を受けて進化すると、凛々しい鬣を持つ四足獣になる。
  • だがどう見ても白いライオンにしか見えないせいで某漫画の主人公を連想させ、更にはそのキャラをマスコットとして使う某野球チームをも連想させてしまう。おかわりなのかどすこいなのか。
  • 対戦では「高級メタグロス」という立ち位置。タイプが同じで特性はあちらの上位互換、かつ物理技が得意と、正しく高級。ただし先制技はない。第7世代では「はねる」をZワザ化してこうげきを3段階上げて殴りかかるというとんでもない戦法が作られた。
  • ポケマスでは何故か主人公のバディになった。ヨウは!? ミヅキは!? リーリエは!?
  • スマブラSPにも登場し、「メテオドライブ」でファイターめがけて突撃する。
  • アニメでほしぐもちゃんが進化したのはこちら。ルザミーネを助けるためにサトシ達に協力した。

No.792 ルナアーラ

  • マヒナペーアのナペーアってどういう意味?
  • ほしぐもちゃんが月の力を受けて進化すると、禍々しい翼を持つ蝙蝠になる。
  • 「月を誘いし獣ということは誘い受けでは」というネタがある。攻めがクレセリアだそうだ。キマシ。
  • エスパー・ゴーストタイプなので、弱点が4倍の2つしかない。だがこれを特性「ファントムガード」で無理矢理抑え込むというかなり強引な仕方で解決させている。しかも「かたやぶり」や自身の「シャドーレイ」の効果すら防ぐ。対戦では非常に高いとくこうから放たれる特殊技が強力無比で、さらに「トリックルーム」のみならず「おいかぜ」「こごえるかぜ」まで使いこなす。黒馬バドレックスとは特性や技で差別化できる。
  • ポケマスではリーリエのバディになった。順当と言えば順当なのだろうか。ただしマジコスではない。何故に。
  • スマブラSPにも登場し、「シャドーレイ」でファイターを上空から狙い撃つ。
  • アニメではネクロズマからサトシ達のいる世界へ逃げてきた。その後取り込まれてしまうが、サトシ達に助けられた。

No.793 ウツロイド

  • じぇるるっぷ……!
  • 名前が若干似ているがウツボットではない。鬱になるのではなく虚ろになる。
  • アローラの厄災の元凶。それが神経毒からの覚醒洗脳というから性質が悪い。しかもこの洗脳にUB防衛作用まであるのだからもう。見た目がリーリエに似ていることが一時期話題になったが、完全なるミスリードだった。
  • 体はガラスないし石英のようなものと思われる。よってこの見た目ながらいわタイプも持つ。そして神経毒があるためどくタイプ。よってここに初のいわ・どくタイプが誕生した。正直この2タイプの複合がこんな可愛いとも怪しげとも言える見た目になるとは想像しなかった。
  • 対戦では全くいわタイプらしからぬ性能。能力としては物理面がからっきし、反面それ以外の能力が高く、特に特殊耐久は非常に高水準。高いすばやさから攻撃役をこなしたり「ステルスロック」等を展開したりできる。「ビーストブースト」でとくこうまたはすばやさを上げれば一気に無双モードに突入。ただし弱点でなくてもタイプ一致物理技を食らおうものなら大ダメージ必至。一致技の火力は中程度だったが剣盾で威力120の「メテオビーム」を手に入れ、強力なアタッカーとして本格的に見出されるようになった。この技で「とくこう」を上げて1体倒すとさらに「とくこう」が上がる。調整によっては「すばやさ」の方が上がる。
  • 見た目がリーリエと似ているが他人の空似である。ただしシナリオに影響しないわけではないようだ。
  • ちなみにウツロイドに操られたルザミーネはマザービーストと呼ばれているが、これは非公式の用語。

No.794 マッシブーン

  • M! U! S! T! L! E! MUSTLE!! M! U! S! T! L! E! MUSTLE!!
  • とにかくありとあらゆる場面でマッスルポーズを見せつけてくるUB。アニメでも然り。本当にUBなのかお前は。モチーフは血を吸う蚊なのだが、あまりにも肥大化しすぎている。そして血を吸う蚊は本来♀なのだがとても♀には見えない。
  • アローラでの出現場所が花畑なせいでメガアブリーと呼ばれることもある。確かに近縁だが。
  • 脳筋どころか全身筋肉な見た目に違わぬ物理攻撃役。ぼうぎょも高いが、お察しの通り特殊方面は攻めても守ってもからっきし。すばやさも低くはないが高くもない。かくとう技はそれなりに揃っているが、むし技に有用なものがないので高い攻撃力が若干活かしにくいのも残念。
  • かつて人気投票でマッシブーンを1位に押し上げようという祭りが行われたことがあったが、デデンネの「マジカルシャイン」を食らったらしく失敗に終わった。
  • とにかく筋肉は全てを解決するのだ。筋肉は決して君を裏切らない。

No.795 フェローチェ

  • あ!やせいの いろちがい フェローチェが だいどころに とびだしてきた!  たたかう →どうぐ にげる  トレーナーは まるめた しんぶんしを つかった!  やせいの フェローチェは にげだした!
  • スレンダーな体系をした色白の美しいお姉さん……なのだがその元ネタは何とゴキブリ。何故白いかといえば脱皮した直後は白色だからだという。ゴキブリモチーフ通り高速で動き回り、そのほっそりとした美しいおみ足から繰り出される高速キックが得意技。更にどんな相手も虜にするフェロモンを振り撒くという。ただし本人の性別は不明で、「メロメロ」「ゆうわく」等は覚えない。
  • この設定に違わぬ超速のポケモンで、かつ高火力低耐久。先制の一撃必殺が身上で、倒せなかったら死が見える。かくとう技は「とびひざげり」や「インファイト」を覚えるので問題なくぶつけられるが、硬い角がないので「メガホーン」を覚えず、むし物理技は高威力を出すことができない。ただし緊急回避の「とんぼがえり」がタイプ一致で使えるのは利点。そしてこう見えてこおり技も高火力を出せるので、ひこうタイプでも止まりにくい。地味なところではカポエラーの固有技だった「トリプルキック」を覚える。
  • 見た目がルザミーネを連想させるが全く関係はない……と思いきや、ポケマスでルザミーネがバディとして連れている。

No.796 デンジュモク

  • 電気の樹木なのだがくさは入っていない。電飾部分だけがタイプとして反映されているのででんきタイプのみ。その姿は動くクリスマスツリー。やたらと腕部分をうねうねさせるのが好きなようだ。色違いは体が青くなるのでずっと見ていると目の疲れが大変なことになるかもしれない。
  • 対戦では173というぶっとんだとくこう種族値から「ほたるび」で更にとくこうを上げにかかる上に倒すと「ビーストブースト」で必ずとくこうが上がる。とくこう上昇マシーンかよ。樹木なのでくさ技も使えるためじめんで止まりにくいのがポイント。だがやっぱりサブ技に乏しく、おまけに剣盾では「ほたるび」も「めざめるパワー」も「シグナルビーム」もなくなり技不足が深刻化してしまった。

No.797 テッカグヤ

  • カグヤ様は詰ませたい
  • 門松とロケットと竹と輝夜姫を一まとめにしたポケモン。そうしてできたのが燃料を使って飛行する金属の輝夜姫というから驚き。また、そのためにくさタイプではなくはがねタイプになっている。飛ぶおかげでひこうタイプもある。
  • なお、このポケモンは全ポケモン中最も重い。この見た目で重いなんて言ったら傷つきそうだが。それでも1tには届かないようだ。
  • 対戦では突出した能力がないため器用貧乏と思いきやその逆で、タイプ耐性が豊富にあり、技も多彩。非くさタイプで珍しい「やどりぎのタネ」使い。相手を倒すと能力が上がり、しかも上がる能力は育て方次第で好きなように決めることができる。全抜き耐久何でもでき、相手からすれば何をしてくるか全く分からない恐怖の存在。
  • そしてこの性能でありながら所謂GTSの通貨としても人気で、たくさんのテッカグヤが交換に出されていた。かくいう私もボックスに沢山のテッカグヤを抱え、色んな伝説のポケモンを手に入れたことがある。
  • アニメでは輝夜姫のお話を思わせるかのようなシナリオが展開され、最後には無事に月(?)へと帰っていった。

No.798 カミツルギ

  • また、つまらぬものを斬ってしまった……!
  • 紙の剣にして神の御剣。見た目は小さな式神で、まさかの0.3mしかない。が、自らの体は切れ味が大変鋭く、迂闊に攻撃しようものならその体で(「体を」でもある)真っ二つにしてしまう。アニメでは降ってきた隕石を粉々にしていたが、大体隕石は燃えているはずなのに大丈夫だったのだろうか。
  • 対戦での性能も紙であり神。特殊耐久は無に等しく特殊技を迂闊に食らおうものならすぐに死が見える。が、タイプにはがねが入っている上にぼうぎょ種族値も高いので、物理ならそれなりに耐える。そしてこうげき種族値はまさかの181。あまりにもぶっ飛んでいるが、高威力の一致物理技がほぼないに等しいため、その部分でバランスが取れている。が、剣盾のダイマックスであれば話は別。火力不足を一気に補うことができ、「ダイナックル」で更に強化したり「ダイジェット」で先手を取れるようにしたりと、神の名に相応しい無双ぶりを見せてくれる。
  • 「斬る」といえば冒頭にあるどこかの泥棒一味の1人が放つこの台詞なのだが、アニメでの中の人がその人と同一だったため、カミツルギの台詞を逆再生するとこの台詞が聞こえるという隠しネタが仕込まれ、話題となった。

No.799 アクジキング

  • アーーーーーーーーーーーーーッ!!
  • 断じてレスリングはしていない。
  • 黒い巨体に大きな口を持ち、そこから二本の舌が生えている。体の前方上部には鋭い目が光る。その姿は正に異形。七つの大罪に数えられる「暴食」で、とにかく何でも食べてしまう。「悪食」とは普通食べないものでも食べてしまうことを言う。しかも排泄物がないため、生命サイクルが断ち切られてしまう。そしてゲーム中では過去に少女がが喰い殺されてしまったことまで明かされる。全年齢対象ゲームだよねこれ……?
  • ただ、これだけ凶悪な設定にも拘わらず、「アクジキング」という名前にどこか間の抜けた印象を覚える。「アクジキオウ」とか「グラトニウス」とかだったら威厳があったか。それもまたポケモンの魅力の1つではある。
  • そして対戦ではUB最強どころか最弱と言い切れるほど弱い。HPの種族値は高いが、それ以外はお世辞にも高いとは言えず、精々こうげきが僅かに100を超える程度。攻撃技は豊富にあるが攻撃力・機動力増強の積み技がない。そして何よりフェアリー・ドラゴン・かくとうといった高火力持ちに弱点を突かれてしまい、耐久で受け止めるにも限度がある。これらが災いし、使用率は常にUB中最底辺に沈んでいる。仮にも設定上最強なのに……
  • ウルトラホールから行けるアクジキングの世界「ウルトラビルディング」は何と並行世界のアローラ地方というとんでもない場所である。
  • アニメでは重要な局面に限って襲来し、設定上最強が見事に生かされて主人公組が負けかけた。が、断末魔が上記なせいでかなりシュールだった。

No.800 ネクロズマ

  • ウゾダドンドコドーン!
  • SMではUB事件を解決させた後テンカラットヒルの空洞部の草むらに出現するという非常にひっそりとした登場の仕方をしていた。
  • USUMではウルトラメガロポリスでネクロズマと戦った後、ラナキラマウンテンに固定シンボルとして登場するのだが、その姿は雪の降る中土下座しているようにしか見えない。正に冷やし土下座。この様子はかつての某ライダーに類似するシーンがあるとかないとか。オデノカラダハボドボドダ!
  • その姿は全身真っ黒で左右非対称。動きもぎこちなく、何かに苦しんでいるように見える。体内に大量のプリズムを抱えているが、それでも光に飢えているらしい。固有技「プリズムレーザー」はその光を放出して攻撃する。
  • そしてUSUMではソルガレオ・ルナアーラを融合することが分かり、太陽・月を食らう、つまり日食・月食を起こす姿となった。ソルガレオを吸収すると「たそがれのたてがみ」、ルナアーラを吸収すると「あかつきのつばさ」という姿になる。2匹の力を利用して自らの光への飢えを満たすので、寄生対象は常に光を放出するフルパワー状態になっている。正直可哀想である。
  • USUMで追加された固有技「フォトンゲイザー」はエスパー特殊技だが、自身のこうげき・とくこうを比較してこうげきが高ければ物理技として処理されるという便利な仕様を持ち、ソルガレオを吸収してもメインとして使うことができる。
  • 対戦では通常の姿ではまず使用されず、基本的に「たそがれのたてがみ」「あかつきのつばさ」が使用される。タイプがそれぞれソルガレオ・ルナアーラと同じになるだけでなく2匹の固有技をZワザ含めて使うことができ、さらに火力も上がるが、技や特性がネクロズマ依存になるだけでなくすばやさが下がってしまう。たそがれのたてがみの場合「トリックルーム」が使えるので寧ろ有り難く、はがね・エスパーという耐性が豊富なタイプも手伝ってソルガレオとは全く異なる運用が可能。だがあかつきのつばさの場合サブウェポンに乏しいだけでなく特性がルナアーラの劣化状態で、すばやさが下がったことによる恩恵がほぼない。「トリックルーム」を使うにも他のゴーストでいいし、アタッカーとしても剣盾から登場した黒馬バドレックスでいい……と、散々なことになっている。
  • なお、USUMでのみたそがれのたてがみ・あかつきのつばさの状態でウルトラネクロZを持たせると、戦闘中に姿を変えることができる。ある意味ではメガシンカのようなものだが、そこからZワザも使える点が異なる。
  • 登場時に左右非対称で不安定な姿をしていた点、次の作品でアクロマが研究している点、他のポケモンと融合合体する点、寄生先の固有技を自身が使えるようになる点がキュレムと類似している。が、こいつの場合その先がある。
  • アニメでは設定通りソルガレオやルナアーラに襲いかかり、2匹を取り込んでしまったが、サトシ達の手で解放された。

No.800 ウルトラネクロズマ

  • シ…シ…シカリ…!!
  • ネクロズマが光を取り戻し真の姿になった……わけではなく、ネクロズマ自身もなったことのない姿だという。そんな新種が発見されていいのか。この姿になることでドラゴンタイプが付与される。またドラゴンか。
  • ソルガレオまたはルナアーラを吸収合体したネクロズマにウルトラネクロZを持たせてバトル中に発動させると、ウルトラバーストしてこの姿になる。変化の仕様は大体メガシンカと同じ。この姿になった後に固有Zワザ「天焦がす滅亡の光」を使うことができる。仕様は威力の高くなった「フォトンゲイザー」。
  • 何と種族値合計が754。あのアルセウスより高い。ただ火力と素早さにかなり振り切っているため耐久はそれほどでもない。特性「ブレインフォース」も弱点を突いた時のダメージ引き上げなので火力特化形態と言える。
  • なお、USUMのシナリオ中にこいつと戦うことになるのだが、ただでさえ種族値が高いのにぬしポケモン同様能力が上昇するため、火力も耐久も桁違い。「フォトンゲイザー」で特性すら無視する。エスパーであることは分かっても初見でドラゴンタイプだと分かった人は恐らくいないのではなかろうか。USUMがポケモン本編史上最高難易度とされる理由の1つ。一応御三家は全員こいつの弱点を突けるが……

No.801 マギアナ

  • 500年前に天才科学者によって造られた人造ポケモン。人間の身の回りの世話をするロボットメイドとして造られた。タイプははがね単ではなく、妖精のような見た目なのでフェアリー複合。動力は心臓に埋め込まれた「ソウルハート」と呼ばれる球体で、これが取れると動作が停止してしまう。
  • 映画『ボルケニオンと機巧のマギアナ』で初登場。映画の舞台となったのはイギリスだったが、イギリスモデルのガラル地方に入国許可が下りたのは冠の雪原解禁以降だった。
  • 固有技は「フルールカノン」。フェアリー版「オーバーヒート」で威力は絶大。使うととくこうが下がるが、特性である程度リカバリーが利く。
  • 特性は自らの動力の名前でもある「ソウルハート」。何と場のポケモンが倒れるたびにとくこうが上がる。自分が倒しても上がるし味方が倒されても上がる。このためダブルバトルでは放っておくととくこうが次々上がっていく。誰かこいつの暴走を止めてくれ。
  • 現在はメカメカしい色合いだが、500年前は鮮やかなモンスターボールのような色彩だった。赤は色落ちやすいので落ちてしまったようだ。そして何とこの500年前の姿がポケモンHOMEの全国図鑑完成者に配布されている。ポケモンバンクからポケモンを送ると図鑑を引き継いでくれるという裏技があるので、私はそれを使って何とか揃えられた。
  • そしてこのポケモンの製作者はひょっとするとかのAZではないかとする説がある。生体エネルギーを体内に宿すこと、フェアリータイプ付与、固有技の「フルール」は「花」のフランス語、両腕の先が花弁のように展開できることなど、関連性が指摘されている。
  • なお、ギアル系列との関係性は今のところ特にない。残念。

No.802 マーシャドー

  • マシャー!
  • シャドーボクシングがモチーフの拳法家。タイプは固有のかくとう・ゴースト。幻らしいエピソードはゲーム中には特にないが、固有Zワザを持つ。
  • 対戦では速攻が身上の物理アタッカー適性を持つ。とにかく攻めさせたら強く、タイプ一致技を半減できるポケモンは存在しない。タイプ的にノーマルキラーでもある。固有技「シャドースチール」は何と攻撃前に相手の能力上昇を奪ってしまうという凶悪な効果を持ち、非常に強い。が、守りはあまり強くなく、特にゴーストなのにエスパーに弱点を突かれるという謎の相性をしている。お前はゲンガーか。なお、特性「テクニシャン」はほぼ空気。
  • 固有Zワザは「七星奪魂腿」という。「換骨奪胎」ではない。七つの星とは北斗七星のことと思われる。テーレッテー シチセイ! ダッコンタイ! アータタタタタタタタタ\(^o^)/オワター!
  • 剣盾にて行われた「ミュウツーをたおせ!」イベントでは何とミュウツーの能力上昇をバリアの上から強奪できることが判明し、トレーナー達に重用された。
  • 映画『キミにきめた!』では試練の見定め役として登場し、最終的に歪んだ心の持ち主とその場にいた者達に襲いかかった。そしてその場にはサトシもいた。幻のポケモンが映画にて敵に回る初の事例である。
  • スマブラSPにも登場し、ファイターを気絶させて強烈なパンチをお見舞いする。恐らくは「シャドースチール」か。

No.803 ベベノム

  • あらま求愛性孤独ドク流るルル 叫べベベノム めっ!
  • SMには登場せず、USUMになって追加されたポケモンの1匹。当然ながらSMには送れない。
  • 異世界の旅立ちのポケモンだという。その割に能力が高いが。設定上蜂のポケモンなので女王蜂たる進化形アーゴヨンのもとで群れを作っている。とはいえむしタイプは入らずどくタイプのみ。そして進化してもむしにはならない。
  • UBの一種だが、野生種を捕獲することはできず、人から貰うことでのみ手に入る。よってモンスターボールやプレシャスボール以外に入ったベベノムは正規の手段で手に入れた個体ではない。
  • アニメではアローラ地方に迷い込んだ後サトシ達と仲良くなり、ベベノムが元の世界に帰るまでの激動の物語が紡がれることになった。

No.804 アーゴヨン

  • ヨンと言っても日本語ともつかない言語で喋る人ではない。「アナダガドゥギダガラ!!」はチャン。「コンギョ」は謎の音楽。顎4つ……は語源らしいが。
  • SMには登場せず、USUMになって追加されたポケモンの1匹。当然ながらSMには送れない。
  • 進化して女王蜂のような姿になったがむしタイプではなくドラゴンタイプの方がつく。進化条件も「りゅうのはどう」を覚えてレベルアップというもの。分類が「どくばち」ではなく「どくばり」なのはむしタイプではないということを示すためだろうか。
  • 対戦ではとくこう・すばやさに優れた高速アタッカー。どく・ドラゴンの他ほのおも操れる。補助に乏しいので耐えられるとジリ貧。「ビーストブースト」を活かしたいところ。
  • 本来UBの種族値は全て素数でできているのだが、実はこいつのすばやさ種族値121は素数ではない。
  • アニメではベベノムの親、そしてベベノムが進化した姿の2体が登場。サトシと共闘した唯一のUBでもある。

No.805 ツンデツンデ

  • ツンデツンデーーーー!ツンデツンデツンデーーーー!!ツンデツンデーーーー!ツンデツンデツンデーーーー!!
  • 心がぴょんぴょんする歌は「詰んだ詰んだ」。回って回る歌は「飛んで飛んで」。ロケット団の口上は「何だかんだ」。ちなみに上の歌の元は「リンダリンダ」。
  • SMには登場せず、USUMになって追加されたポケモンの1匹。当然ながらSMには送れない。
  • 名前の直球具合もさることながら、石垣のような見た目に夥しい数の目が並ぶ。というか石垣にあたる部分全てが目。集合体恐怖症にはかなりきついデザイン。よくこんなデザイン通したもんだと思う。
  • 対戦ではまさかのすばやさ種族値13。さらに「トリックルーム」まで使える。いわ・はがねという防御面で壊滅的なタイプ相性も何のその、耐久も比較的高水準で一度先手を取れさえすればおぞましい強さを発揮する。この遅さから放たれる「ジャイロボール」は脅威の一言。更に剣盾では「ボディプレス」まで加入し高いぼうぎょも積極的に活かせるようになった。
  • なお、設定上弱点が目であるため目の部分に触れようとすると怒られる。撫でることができないと思いきや継ぎ目?にあたる部分であれば撫でられる。

No.806 ズガドーン

  • パーン! パーン! 頭がパーン! わずかな時間を見つけて「ビックリヘッド」をするズガドーンさん!
  • SMには登場せず、USUMになって追加されたポケモンの1匹。当然ながらSMには送れない。
  • 「頭(ズ)」が「爆発(ドーン)」するポケモン。どう見ても頭がパーンである。グルメレースはしないようだが。ちなみにこの頭は簡単に取り外すことができ、新しい頭は勝手に生えてくる。「ズガドーン!新しい頭よ!」という展開にはならない。モチーフは花火やクラッカーと思われる。
  • 対戦ではシャンデラ等と同タイプながら特殊火力に特化したポケモン。器用さを捨てて固有技「ビックリヘッド」等の高火力で攻め続けるのを得意とする。だが「ビックリヘッド」は味方にも当たる上に反動で自分のHPが最大値の半分削れるので使い所に注意。剣盾では「さいみんじゅつ」を獲得し、多少トリッキーな動きも可能になった。ただし耐久は低く「ビックリヘッド」でも勝手にHPが削れるので、その命は花火の如く儚い。

No.807 ゼラオラ

  • ノルマ幻枠とまで言われた不憫なポケモン。
  • まず設定が幻っぽくない。特別な能力があるわけでもない。固有技はあるが固有Zワザやキョダイマックスはない。ゲーム中でも特別なエピソードはない。映画でも山に住んでいた呪いのポケモンとしてしか紹介されなかった。不憫にも程がある。
  • ただザングースやルカリオ辺りが好きなトレーナーには受けそうな見た目をしている。そっちの方面では需要が高そうではある。
  • 対戦では143という非常に高いすばやさから速攻を展開する分かりやすい戦術のポケモン。こうげきも高いが112なのでちょっと物足りなく感じる。とくこうもそれなりなので特殊技を混ぜてもよいだろうか。固有技「プラズマフィスト」は攻撃できる「プラズマシャワー」。相手がノーマルタイプだと無類の強さを誇る。
  • マックスレイドバトルにゼラオラが登場し、倒した記念として色違いが配布されたことがあるが、配信時期がヨロイ島解禁と同時だった上に「通常色は大して強くないが色違いはしっかり対策を練った4人が集まらないと倒せないほど難易度が高い」というアンバランスな仕様だったせいでトレーナーから相当な不評を買った。★5が必ず色違いというわけでもないのが余計に対処を分かりにくくさせた。どうしてこうもマックスレイドバトル関連は炎上案件が多いのか……
  • Newポケスナでは追加コースの荒野に出現しているが、非常に分かりにくい所で寝ているため気付きにくい。条件を満たすとバンギラスと戦うカッコいい場面が見られる。
  • ポケモンUNITEではサービス早期加入特典としてゼラオラが配布され、このゼラオラが超絶性能だということでプレイヤーから重用されているらしい。
最終更新:2021年10月16日 22:04