小傘は悩んでいた。
七曜模様の浴衣を着たパチュリーは、混乱に乗じて借り物に来た魔理沙や
カオスに乗じてレッキングクルーを試みる輝夜の迎撃に奔走していた。
そして今、小傘の目の前には解体すべき爆弾がある。
だが、その爆弾についての情報が一切ない中での解体には、かなりの勇気が要るのだ。
雲山「……(すっ)」
小傘「えっ……」
悩む小傘を押しのけ、雲山が前に出る。
握り締めた拳骨を開き、無骨な指で爆弾に触れる。
その大きな背中が、いかなる爆弾にもビクともしない岩か壁に思え、小傘は安堵した――
(ちゅどーん)
小傘「きゃーっ!?」
――のは間違いだった。
おおよそ雲で出来た雲山の体には、爆風を止めるだけの十分な密度が無かったのだ。
小傘「……くすん」
雲山「……(汗)」
七曜模様の浴衣を着たパチュリーは、混乱に乗じて借り物に来た魔理沙や
カオスに乗じてレッキングクルーを試みる輝夜の迎撃に奔走していた。
そして今、小傘の目の前には解体すべき爆弾がある。
だが、その爆弾についての情報が一切ない中での解体には、かなりの勇気が要るのだ。
雲山「……(すっ)」
小傘「えっ……」
悩む小傘を押しのけ、雲山が前に出る。
握り締めた拳骨を開き、無骨な指で爆弾に触れる。
その大きな背中が、いかなる爆弾にもビクともしない岩か壁に思え、小傘は安堵した――
(ちゅどーん)
小傘「きゃーっ!?」
――のは間違いだった。
おおよそ雲で出来た雲山の体には、爆風を止めるだけの十分な密度が無かったのだ。
小傘「……くすん」
雲山「……(汗)」
結果:爆弾を爆発させてしまった小傘&雲山の負け