藍「今回は早食い対決だ。片方が飲み物を水に含んだ時点で負け。ギブアップは自由。両者ギブアップの場合、多く食べたほうが勝者とする。」
なぜか今回の審判は八雲藍。
藍「今回の対象は『辛いもんやギロチン』の『ゴッド』であるギロチンチャーハンだ。ちなみに紫様がスキマをどうにかして熱々のものをスキマ輸送している。詳細は知らん。あと紫様はピリ辛ソーセージをつまみになんか飲んでいるそうで、なぜか審判は私だ」
なるほど、単なるとばっちりか。会場の皆はそう思う。
藍「…ちなみに、「ゴッド」の完食者はいまだ不在、だそうだ。」
なぜか今回の審判は八雲藍。
藍「今回の対象は『辛いもんやギロチン』の『ゴッド』であるギロチンチャーハンだ。ちなみに紫様がスキマをどうにかして熱々のものをスキマ輸送している。詳細は知らん。あと紫様はピリ辛ソーセージをつまみになんか飲んでいるそうで、なぜか審判は私だ」
なるほど、単なるとばっちりか。会場の皆はそう思う。
藍「…ちなみに、「ゴッド」の完食者はいまだ不在、だそうだ。」
テーブルにはそれぞれ「ギロチンチャーハンゴッド」とコップに入った水が並べられている。
へたれ・並・強・死・鬼・呪・ゴッド、とランクがつけられた中で「最上級の辛さを誇る」ギロチンチャーハン。
ランクのネーミングセンスがいかにも関西である。
へたれ・並・強・死・鬼・呪・ゴッド、とランクがつけられた中で「最上級の辛さを誇る」ギロチンチャーハン。
ランクのネーミングセンスがいかにも関西である。
対戦はミスティア・ローレライと、十六夜咲夜。
セコンドの必要があるのかわからないが、リグルと美鈴が同伴している。
通常の対戦なら非常に不釣り合いな2人であるが、料理人であることは共通している。
もっとも、八目鰻の屋台と、吸血鬼の食事担当、ではあるが。
美「夜雀相手ですからガーっといっちゃえばいいんですよガーっと」
咲「…」
知ってのとおり、咲夜の弱点は「猫舌」である。公式にそうなのである。
そして熱いのと辛いのは似ている…はずである。というかこのチャーハンはそもそも熱い。
メイドが熱いのはいやだ辛いのはいやだ、と、まるでお子様であるが、主が主なので問題ない。
咲「食せずギブアップを宣言」
藍「了解」
自分が不利であれば相手のミスに賭ける、という戦略。
ミスティアが水を飲んでしまえば動かずして勝ちを得ることが出来る。
美「ゲーム運びとしてはわからなくもないですが…」
咲「海に落ちるか止まれるか、のゲーム。止まれる自信がなければ、最初から動かなければいい」
美「なんだかんだ言って自信がないんじゃないですか」
咲「方法や過程などどうでもいい。勝てばよかろう、よ。」
美「…それが常にベストな戦略とは思えないですけどね。今回にあてはまるとは思えません。」
一方。
ミ「外の世界の料理って、食べてみたかったのよね」
リ「いや普通に死ぬレベルでしょ?第一、普通のチャーハンでさえ、全部を飲み物なしで食べるなんて。」
リグルに答えず、ミスティアは一口、口に含み、声にならない悲鳴を上げる。
涙目になっており、どこぞの天狗がシャッター音を鳴り響かせている。
二口目。なんとか、なんとか、飲み込む。天狗、写真集でも出すつもりか。
ミ「ギブア」宣告と同時に水を飲む。天狗いいかげんにしろ。
藍「ギブアップ了解」
ミ「あれ?リグル?…どっかいった?」
タイ料理が辛いのは、腐敗や虫害を防ぐための生活の知恵である。
セコンドの必要があるのかわからないが、リグルと美鈴が同伴している。
通常の対戦なら非常に不釣り合いな2人であるが、料理人であることは共通している。
もっとも、八目鰻の屋台と、吸血鬼の食事担当、ではあるが。
美「夜雀相手ですからガーっといっちゃえばいいんですよガーっと」
咲「…」
知ってのとおり、咲夜の弱点は「猫舌」である。公式にそうなのである。
そして熱いのと辛いのは似ている…はずである。というかこのチャーハンはそもそも熱い。
メイドが熱いのはいやだ辛いのはいやだ、と、まるでお子様であるが、主が主なので問題ない。
咲「食せずギブアップを宣言」
藍「了解」
自分が不利であれば相手のミスに賭ける、という戦略。
ミスティアが水を飲んでしまえば動かずして勝ちを得ることが出来る。
美「ゲーム運びとしてはわからなくもないですが…」
咲「海に落ちるか止まれるか、のゲーム。止まれる自信がなければ、最初から動かなければいい」
美「なんだかんだ言って自信がないんじゃないですか」
咲「方法や過程などどうでもいい。勝てばよかろう、よ。」
美「…それが常にベストな戦略とは思えないですけどね。今回にあてはまるとは思えません。」
一方。
ミ「外の世界の料理って、食べてみたかったのよね」
リ「いや普通に死ぬレベルでしょ?第一、普通のチャーハンでさえ、全部を飲み物なしで食べるなんて。」
リグルに答えず、ミスティアは一口、口に含み、声にならない悲鳴を上げる。
涙目になっており、どこぞの天狗がシャッター音を鳴り響かせている。
二口目。なんとか、なんとか、飲み込む。天狗、写真集でも出すつもりか。
ミ「ギブア」宣告と同時に水を飲む。天狗いいかげんにしろ。
藍「ギブアップ了解」
ミ「あれ?リグル?…どっかいった?」
タイ料理が辛いのは、腐敗や虫害を防ぐための生活の知恵である。
藍「勝者、ミスティア・ローレライ」
司会の宣言により、ファイト自体は幕を閉じた。
司会の宣言により、ファイト自体は幕を閉じた。
ミ「ところで、これ、残ったらどうするの?」
藍「…捨てるしかないだろうな」
ミ「じゃあ水を飲んで食べて…あ、よく考えれば普通のご飯と一緒に食べてもいいよね?どうせ捨てるんだし」
藍「構わないだろうな」
美「じゃあ私もー」
なんというチャーハンライス。
ミスティアは、交互に食べても耐えられない辛さとわかり、ギロチンチャーハン「ゴッド」にライスを混ぜるという、「ギロチン」店主や愛好家には噴飯モノの行為までしている。いや、「ギロチン」では日常的に行われているかもしれない。
かなり希釈した結果、彼女には「激辛」の「美味さ」の片鱗が見えたようだ。
ミ「唐辛子が…ここの唐辛子とはたぶんモノが違う。そもそも唐辛子をこんなに使うなんて…
他の調味料がどう作用しているのか、薄めたからわからないけど、こんな唐辛子の使い方があるなんて…知らなかった…
これは…」
タイ産青唐辛子「プリッキーヌ」(プリッキヌー、プリッキー、ピキーヌなどの表記がある)は非常に辛いと言われている。
もちろんそんなものは幻想郷には存在していない。
美「こりゃ幻想郷にはない味覚ですね。辛み、つまり痛みを快感に感じるのは誰でもあるかもしれませんが限度…がががが」
美鈴四分の一でダウン。つーかあんた選手じゃないだろ。
ミ「辛みの快感…」
藍「…捨てるしかないだろうな」
ミ「じゃあ水を飲んで食べて…あ、よく考えれば普通のご飯と一緒に食べてもいいよね?どうせ捨てるんだし」
藍「構わないだろうな」
美「じゃあ私もー」
なんというチャーハンライス。
ミスティアは、交互に食べても耐えられない辛さとわかり、ギロチンチャーハン「ゴッド」にライスを混ぜるという、「ギロチン」店主や愛好家には噴飯モノの行為までしている。いや、「ギロチン」では日常的に行われているかもしれない。
かなり希釈した結果、彼女には「激辛」の「美味さ」の片鱗が見えたようだ。
ミ「唐辛子が…ここの唐辛子とはたぶんモノが違う。そもそも唐辛子をこんなに使うなんて…
他の調味料がどう作用しているのか、薄めたからわからないけど、こんな唐辛子の使い方があるなんて…知らなかった…
これは…」
タイ産青唐辛子「プリッキーヌ」(プリッキヌー、プリッキー、ピキーヌなどの表記がある)は非常に辛いと言われている。
もちろんそんなものは幻想郷には存在していない。
美「こりゃ幻想郷にはない味覚ですね。辛み、つまり痛みを快感に感じるのは誰でもあるかもしれませんが限度…がががが」
美鈴四分の一でダウン。つーかあんた選手じゃないだろ。
ミ「辛みの快感…」
その後、屋台を中心に、激辛ブームが起こったかどうかは定かではない。