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10スレ第26戦

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匿名ユーザー

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ガチバトル。しかも弾幕なしで。
いくらパチュリーが最近アグレッシブに外出しまくるようになったとはいえ、
遠距離攻撃なしのパチュリーなどオワタ四天王なんてレベルじゃないオワタっぷりである。
しかし、彼女には策があった。

こうして始まったガチバトル、当然のことながら周囲は観客でいっぱい総立ち。
勝つためには強力な日用品が得られるように、よいポジションへと動くことが必要となる。
が、開始と同時に動いたのはパチュリーではなく、チルノでもなく……
観客席の小悪魔がいきなりアリスに魔法をぶっ放して人形を強奪し、パチュリーへと人形を投げた。

「ちょっと、何すんのよ、返しなさいよ!?」
「借りるだけだぜ~そのうち返すぜ~むきゅむきゅむきゅ」

いつも言われていることを言いながら人形を体当たりさせまくるパチュリー。
正しい使い方ではある。日用品かどうか激しくびみょーだが。
弾幕禁止?弾を撃たなきゃいいんだろと言わんばかりに遠距離攻撃をする魔女に、
チルノは涙目になりながら逃げ回るしかない。
ブーイングの真っ最中な一部の良識ある人妖を除き、大いに盛り上げる駄目な観客たち。
そしてチルノの表情に釘付けな幽香と鼻血を出しながらシャッターを切りまくる文。
これ以上ない四面楚歌かと思われた、その瞬間。

『こちらアリス。聞こえてるかしら』
「え、なに、幻聴!?」
『地下探検のとき使った通信機能つきオプションを貴女の側に投げ込んだわ。
 いま上海が咲夜の部屋から強力な日用品を借りてくるから、それまで持ちこたえて』

珍しくアリスがチルノの肩を持った。堂々と人形を奪われたのがよほど堪えたらしい。
よく分からないままなんとかチルノは人形の体当たりを避ける、避ける、避ける。
が、ノーショットクリアなんてそうそうできるものじゃない。
あっさりチルノは隅に追い詰められてしまう。
パチュリーがこれでしまいだとばかりに構えた瞬間、彼女が立っている場所に巨大な影が映りこんだ。

「「え?」」

思わず二人揃って上を見上げると、そこには上海が投げ込んだ巨大な何かが。
上から上海が全力で投げ込んだもの、それは……

「な、あれは……」
「 ロ ー ド ロ ー ラ ー だ  ッ!!!」

パチュリーの代わりに咲夜がノリノリで解説(?)した。
投げ込まれたロードローラーにパチュリーは反応できず、そのままぺちゃんこ。
言うまでもないが、ロードローラーの使い方とは「上から投げつけて押しつぶす」。
よってロードローラーの正しい使い方をした(のは上海だが)チルノの勝利となった。

「あたいよくわかんないだけどさ、どう考えてもこれの使い方って違うんじゃ……」
「いいえ、これが正しい使い方よ」

試合終了後、珍しく納得いかない顔をしているチルノに咲夜はそう断言したという。



















































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