東方ファイトスレ @まとめウィキ

13スレ第3戦

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匿名ユーザー

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メルランと神綺のエアギター対決。
「弦楽器は姉さんのが、って楽器持たないの? なら全然おっけー♪」
と、楽天的な笑顔を振りまくメルラン。何がおっけーなのかは全く不明であるが……
対する神綺は、
「楽しい勝負ね、お互い頑張りましょ」
と、こちらも終始笑顔。
ある意味、東方ファイトに似つかわしくない穏やかな雰囲気の中、競技は開始された。

「みんなーっ! ハッピーになってるーっ!?」
『ヴォー! メルラーン!』
メルランのエアギターは豪快さを全面に打ち出したものであった。
その快活な動作がメルラン持ち前の能力と性格によって増幅され、会場のボルテージは際限なく上がり続ける。
「もっともっとーっ! まだまだ楽しんでいってねーっ!」
『ヴォー! メルラーン!』

「あー、楽しかった♪ それじゃあ後はよろしくね♪」
ひとしきりエアギターを披露したメルランは、流れる汗を拭いつつ神綺にバトンタッチする。

「こんなに盛り上げた後にやるなんて……あの子ったら、意外に意地悪なのかしら?」
舞台袖に立つ神綺の表情が僅かに曇る。
神綺の言葉通り、観客達はメルランの演技が終わったにも関わらず、未だに狂乱の坩堝の中にあった。
「でも、これぐらいのが楽しいのかもしれないわね……」
神綺はそう呟くと、舞台中央へと歩き始める。

(じゃあ……少しばかり戯れようかしら?)

舞台上に設置された椅子に腰を掛ける神綺。そのまま足を組み、演技を開始する。
……神綺が行ったエアギター、それは「アコースティックギターを想定したエアギター」であった。
演技自体も異質だったが、何よりも異常だったのは『音が出ていた』事であった。
無論、神綺の手にはギターどころか、糸くず1本すら握られていない。
それなのに、はっきりとギターの音色は会場に響き渡っている。
この神綺が作り出した不思議な『世界』に観客が飲み込まれるのにそう時間はかからなかった……

結果から言うと、勝負は神綺の勝利に終わった。
「うわー……びっくりしたー。ねぇ、アレどうやったの?」
試合後、メルランは神綺にこう問いかけた。

「ふふっ、神様の特権よ♪」


















































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