東方ファイトスレ @まとめウィキ

41スレ第37戦(2)

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極秘の東方ファイト。
朝餉を終えて部屋に戻った所を、スキマ経由で紫に捕まり、是非曲直庁の一室に連れて来られた妖夢は、
ごく狭い室内に厳粛な佇まいを見せて待っていた映姫の雰囲気に呑まれ、身を硬くする。
普段のファイトではできない荒事をするのだろうか。だとすると二刀が無いのが悔やまれる。
しかしだとすると、それも紫の策の内では――そうこう考えていると、映姫がおもむろに口を開く。
映姫「本日のファイトは――」
妖夢「……(ぐっ)」
映姫「――語尾に『おっぱい』を付けて一日過ごして頂きます」
妖夢「……はい?」
紫「こういう事かしらおっぱい?」
映姫「そうですね。語尾が不自然になるのは致し方ありません。
なお、古明地さとり以外に今回のファイトを悟られても負けとなります」
紫「言い訳ぐらいは考えておいた方が良さそうねおっぱい」
妖夢「あ、あの……閻魔様……」
映姫「今は練習中ですので不問としますが、あなたもですよ」
妖夢「……付けないとダメですか?」
映姫「もちろんです。安価は絶対ですから」
紫「ほら、妖夢。言っちゃいなさいよおっぱい」
妖夢「それ、は……さすがに……お……おっ……ぱ、い……」
ふざけた様子の紫はともかく、この状況で眉一つ動かさない映姫の居る状況である。
妖夢は一文字ずつ切りながら何とか搾り出すと、真っ赤になって俯いてしまう。
映姫「では今から一日間の勝負とします。なお、スキマを使う、寝続ける等して
不自然に人を避けた場合も、当然ながら反則と見做しますのでお気をつけて」
紫「そんなズルはしないわおっぱい。それじゃ妖夢、帰りましょうおっぱい」
妖夢「あ……う……は、い……おっ……ぱい」
呼びかける声に返事をすると、映姫が妖夢に目線を向ける。
それを受けて、妖夢はまた指定の単語を搾り出す。
羞恥に震える妖夢を見て、紫は楽しそうにスキマを開くと、白玉楼に送り返し、自分も去って行った。

妖夢「……」
妖夢が戻されたのは白玉楼の玄関。
思わず漏れそうになった『ただいま』の声を飲み込むと、忍び足で部屋を目指す。
映姫の忠告はあった物の、白玉楼の広すぎる庭の手入れはいつもの事である。
部屋に戻って二刀を取り、後は一日ずっと庭の手入れに専念していよう。

消極的にファイトを乗り切ろうと決めた妖夢だったが、
廊下の角を曲がった先で幽々子とばったり出会ってしまった。
幽々子「あら妖夢、部屋じゃなかったのね」
妖夢「……!」
幽々子「……どうしたの?今朝のご飯で何かあったかしら」
妖夢「い、いえ、違います!……おっぱい」
自分の声に返事をせず、固まってしまった妖夢を見て、幽々子が心配そうに眉を顰める。
それを見た妖夢は咄嗟に声を上げてしまい――諦めてファイト指定の単語を口にした。
幽々子「……?妖夢、今何か言った?」
幽々子の方はと言えば、堅物の妖夢がこの状況で言うとは思えない単語に首を傾げる。
状況が状況だけに逃げる事も出来ない妖夢は、結局口を開かざるを得なかった。
妖夢「何も言ってません……おっぱい」
幽々子「おっぱい……」
二度続けて言われた幽々子は、それを復唱すると、その単語の通りに妖夢の胸に視線を向ける。
ただ視線を向けるだけだったのだが、この所自分の身体に違和感を覚えていた妖夢は両手で胸を庇う。
ドSではない物の、幽々子もかなりの苛めっ子属性である。
妖夢がそんな挙動を取れば、にんまり笑って背後を取り、抱き締めるぐらいの事は平気でしてしまう。
妖夢「みょんっ!?ゆ、幽々子様、やめて下さい!……おっぱい」
対する妖夢は従者であり、堅物である。
強い抵抗が出来ない上に、ファイトの指定を一度言うと決めた以上、簡単にはそれを破らない。
幽々子「よいではないか~。そうかそうなんだ~、最近妙に気にしてたみたいだものねぇ」
幽々子の手の動きは、何というか慣れた物で、妖夢のガードを巧みにかい潜って胸に触れる。
以前よりほんのり増したように思える手触りに、最近の妖夢の挙動を重ね合わせ、一人納得する。
妖夢「そんな事……ちょっとしかありませんおっぱい!」
羞恥のメーターが振り切れた上に幽々子に触られ、妖夢はテンパってしまった。
反論しつつ暴れようとするのだが、幽々子に上手く捕えられてしまい、
その内に幽々子の手つきは触れるどころか揉むようなそれに変わってしまう。
妖夢「ゆっ……幽々子様……やめて下さい……おっぱい……」
幽々子「うふふふ……そんな風に言って、私を誘ってるのかしら」
妖夢「違うんです!これは……んっ……その、最近冥界で流行っていて……おっぱい」
幽々子「妖夢が流行り物だなんて……やっぱり気になるんじゃないの、おっぱい」
反論すればするほど語尾の一言が煽ってしまい、幽々子の手付きがどんどん艶っぽくなる。
妖夢の息が荒れて指定の単語を言う気力が尽きるより早く、
白玉楼の近くに魔力の太陽が現れ、幽々子と共にskmdyされた妖夢はファイト継続不能でリタイヤとなった。

一方の紫はと言うと――
紫「(スキマ)ただいまーおっぱい」
藍「……(?)お帰りなさいませ」
橙「あっ……おかえりなさーい」
紫「あら、珍しいわね、藍が連れて来たのかしらおっぱい」
橙「……?」
藍「はっ……最近育ち盛りのようで、採寸して着物を繕い直そうかと」
紫「そうなの。育ち盛りと言えば最近私も凄いのよおっぱい」
紫は何の躊躇も無く指定の単語を口にする。
藍は怪訝な表情だったが、次第に不機嫌が滲み出る。
そして橙は、紫の言葉に合わせて胸をまじまじと見る。
ほどよいサイズの胸なのだろうが、ゆったりした服では判然とせず、紫の言葉の真相も解らない。
藍と橙とが返答に困っていると、紫が続ける。
紫「服の上からじゃ解らないかしら、それじゃ脱いでよく見せてあげるわおっぱい」
ここ最近艶を増した自らの肢体を見せつけようと脱ごうとする紫の手を、藍が掴む。
藍「橙、今日は帰りなさい」
橙「で、でも……」
藍「……帰りなさい」
橙「は、はいぃっ!」
藍の気迫に怯えて逃げ出す橙。
紫「別に見せたって良いじゃないおっぱい」
藍「紫様、少々お話がございます」
先程、式である橙に向けた以上の気を、主である紫に向けて放つ。
よく見れば目も完全に座っていて、冗談半分で何か言って通じる状況でもなさそうだ。
紫「何よ改まっておっぱい」
藍「紫様……紫様は少々、幻想郷を司る身としての自覚に欠けます。
そんな事では橙の教育上よくありません。今日という今日は……(くどくど)」
……そう、橙の存在が色々計算を狂わせてしまった。
結局紫は、その後何時間にも渡り藍のお説教を受け続け、
返答を求められる度に語尾に指定の単語を付け、それがさらに藍のお説教を長引かせ、
勝つには勝った物の、なんとも疲れる一日を過ごす事を余儀なくされたのだった。
















































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