紅魔館に住む魔女のパチュリー・ノーリッジは、図書館の蔵書が次第に増加するのに悩んでいた。
「ふう、もうこれじゃあの子(小悪魔)だけに任せておくのは無理ね……。新しく誰か雇おうかしら」
そういうわけで図書館司書の求人が出た。
はじめに応募してきたのはEXルーミア。書類審査、筆記試験を突破し、ついに面接だ。
「ふう、もうこれじゃあの子(小悪魔)だけに任せておくのは無理ね……。新しく誰か雇おうかしら」
そういうわけで図書館司書の求人が出た。
はじめに応募してきたのはEXルーミア。書類審査、筆記試験を突破し、ついに面接だ。
「特技は闇を操るとありますが?」
「はい。闇を操ります」
「闇を操るとは何のことですか?」
「能力です」
「能力?」
「はい、能力です。闇を操ってあたりを暗くしたりします。」
「・・・で、その闇を操る程度の能力は当図書館において働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」
「はい。図書館を冷暗な環境に保つことができます」
「いや、私の魔法でもなんとかなりますし。それに図書館が暗かったら本が読みにくいですよね」
「でも、泥棒が入ってきても何も見えませんよ」
「いや、泥棒とかそういう問題じゃなくてですね・・・」
「周りの人間を鳥目にしますよ」
「ふざけないでください。それに鳥目にするって何ですか。だいたい・・・」
「鳥目にする程度の能力です。夜雀も似たようなことができます。夜雀というのは・・・」
「聞いてません。帰って下さい。」
「あれあれ?怒らせていいんですか?使いますよ。闇を操る程度の能力」
「いいですよ。使って下さい。闇を操る程度の能力とやらを。それで満足したら帰って下さい」
「運がよかったな。今日はスペルカードが足りないみたいだ」
「帰れよ」
「はい。闇を操ります」
「闇を操るとは何のことですか?」
「能力です」
「能力?」
「はい、能力です。闇を操ってあたりを暗くしたりします。」
「・・・で、その闇を操る程度の能力は当図書館において働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」
「はい。図書館を冷暗な環境に保つことができます」
「いや、私の魔法でもなんとかなりますし。それに図書館が暗かったら本が読みにくいですよね」
「でも、泥棒が入ってきても何も見えませんよ」
「いや、泥棒とかそういう問題じゃなくてですね・・・」
「周りの人間を鳥目にしますよ」
「ふざけないでください。それに鳥目にするって何ですか。だいたい・・・」
「鳥目にする程度の能力です。夜雀も似たようなことができます。夜雀というのは・・・」
「聞いてません。帰って下さい。」
「あれあれ?怒らせていいんですか?使いますよ。闇を操る程度の能力」
「いいですよ。使って下さい。闇を操る程度の能力とやらを。それで満足したら帰って下さい」
「運がよかったな。今日はスペルカードが足りないみたいだ」
「帰れよ」
あえなく撃沈。それに対し、神綺様はさすがの魔界神、貫禄の能力を見せつけた。
むしろパチュリーとしても
「本当にうちで働いてくれるの?」
と言った感じだ。
神綺様の勝利。
むしろパチュリーとしても
「本当にうちで働いてくれるの?」
と言った感じだ。
神綺様の勝利。
なお、志望動機は
「アリスちゃんに喜んでもらおうと思って……図書館にはアリスちゃんも来るんでしょう?」
とのことだったが、そのアリス・マーガトロイド氏の
「恥ずかしいからやめて」
との意見があったため、3者による意見の整合をとったところ、働くのは自重してもらうということに落ち着いたそうな。
「アリスちゃんに喜んでもらおうと思って……図書館にはアリスちゃんも来るんでしょう?」
とのことだったが、そのアリス・マーガトロイド氏の
「恥ずかしいからやめて」
との意見があったため、3者による意見の整合をとったところ、働くのは自重してもらうということに落ち着いたそうな。