さとり「・・・・・・・」※右手で胸を、左手で下を隠している
こいし「・・・・・・・」※さとりとは対称の状態で体を隠している
霖之助「・・・・・・・」※後ろが裸
こいし「・・・・・・・」※さとりとは対称の状態で体を隠している
霖之助「・・・・・・・」※後ろが裸
文「まあまあそんな冷ややかな目でこちらを見ないでください。今回みなさんにはその格好で10万メートルマラソンをしてもらいますよ。
司会はおなじみ、この射名丸の提供でお送りします」
さとり「・・・正気?こんな格好じゃ走るどころか歩くこともおぼつかないのだけれど」
文「頑張って隠して走ってください(キッパリ)。一応、観客は一切いないように特設の直線コースを用意したので裸になっても大丈夫です。
今回のルールは、完走した人数の多いほうの勝ちです。同じ人数がゴールの時は早いほうかしら。」
こいし「質問、能力の使用はアリなの?」
文「ゴール100メートル以内に入ったら解除してください。ゴールの瞬間がわからないと困りますので。あとはいつでも使用してOKですね、とルールにあります」
司会はおなじみ、この射名丸の提供でお送りします」
さとり「・・・正気?こんな格好じゃ走るどころか歩くこともおぼつかないのだけれど」
文「頑張って隠して走ってください(キッパリ)。一応、観客は一切いないように特設の直線コースを用意したので裸になっても大丈夫です。
今回のルールは、完走した人数の多いほうの勝ちです。同じ人数がゴールの時は早いほうかしら。」
こいし「質問、能力の使用はアリなの?」
文「ゴール100メートル以内に入ったら解除してください。ゴールの瞬間がわからないと困りますので。あとはいつでも使用してOKですね、とルールにあります」
霖之助「ところで、なんで僕の合方がこの謎の生物で、しかも何のハンデが無いのか教えてもらえないか?」
文「なぜあの方が合方なのは察してください。
ペナルティが無い理由は、ハンデを課そうとした私の仲間の天狗が十数名、一人残らず草の海に沈められたからです・・・
要するに実力行使で断られました。」
文「なぜあの方が合方なのは察してください。
ペナルティが無い理由は、ハンデを課そうとした私の仲間の天狗が十数名、一人残らず草の海に沈められたからです・・・
要するに実力行使で断られました。」
文「ちなみに、給水場とトイレは、1000メートルおきにあるので安心してください。」
さとり「制限時間とか無いのかしら?」
文「基本的にないそうです。どうしてもダメならギブアップしてくださいね」
さとり「制限時間とか無いのかしら?」
文「基本的にないそうです。どうしてもダメならギブアップしてくださいね」
キメ子「ヤットデバンカ。クサウエナラマカセロ」
霖之助「その言葉が口癖であることを願いたいね、僕は。」
霖之助「その言葉が口癖であることを願いたいね、僕は。」
さとり「こいしは恥ずかしくないの?」
こいし「能力が使えるのならそんなには、ね。」
こいし「能力が使えるのならそんなには、ね。」
開始とともにキメ子はハイペースて走り去り、こいしは居場所の確認が不可能になった。
文「・・・マラソンの醍醐味が台無しですね。」
霖之助が前を走り、さとりが結構な距離を離されながらも、安定したペースで進む
さとり(男の人のお尻を見ながら走るのは簡便ね。まあ私もそこまで早くは走れないからそういう事態にはならないみたいだけど)
文「・・・マラソンの醍醐味が台無しですね。」
霖之助が前を走り、さとりが結構な距離を離されながらも、安定したペースで進む
さとり(男の人のお尻を見ながら走るのは簡便ね。まあ私もそこまで早くは走れないからそういう事態にはならないみたいだけど)
―――――中略―――――
文「・・・え!?ゴール地点に観客がいるんですか?」
紫「ふふ、集まってしまったわ」
文「・・・・・まあいいか、あられもない写真を撮るいい機会になるかもしれないし」
紫「ふふ、集まってしまったわ」
文「・・・・・まあいいか、あられもない写真を撮るいい機会になるかもしれないし」
霖之助「・・・なんとなく景色が緑色になってるな。そういうコースなのかな」
―――――ゴール前まで省略―――――
文「ああーっと、最初にゴール前に姿を現したのは霖之助選手です!」
そのままゴール、後続組待ちとなった
霖之助「正直長いね・・・疲れた」
そのままゴール、後続組待ちとなった
霖之助「正直長いね・・・疲れた」
次に姿を現したのはこいしであった。
こいし「えー、観客がいるなんて聞いてないよ。体を隠さなきゃ・・・」
何の問題も無くゴール。
こいし「正直、お姉ちゃんが心配だなぁ・・・でも先に休みね」
こいし「えー、観客がいるなんて聞いてないよ。体を隠さなきゃ・・・」
何の問題も無くゴール。
こいし「正直、お姉ちゃんが心配だなぁ・・・でも先に休みね」
さとり「!!!」
さとり(何で心が読めるの!?まさか観客がいるの!?困ったわ・・・・・・)
さとり(何で心が読めるの!?まさか観客がいるの!?困ったわ・・・・・・)
文「おおーっと、ここでさとり選手の登場です!皆さん大きな歓声を!」
盛り上がる観客たち。しかし、何も観客は女性ばかりではないことを忘れてはならない
男A(頑張れ!あと少しだ!)
男B(おおっ、あと少しで見えるぞ!さあその手をどけてくれ!)
男C(おっぱい!おっぱい!)
男D(*1)
男E(さとり~ん俺だー結婚してくれ~)
男F(さとりんとちゅっちゅしたいよぉ~)
盛り上がる観客たち。しかし、何も観客は女性ばかりではないことを忘れてはならない
男A(頑張れ!あと少しだ!)
男B(おおっ、あと少しで見えるぞ!さあその手をどけてくれ!)
男C(おっぱい!おっぱい!)
男D(*1)
男E(さとり~ん俺だー結婚してくれ~)
男F(さとりんとちゅっちゅしたいよぉ~)
さとり(もう嫌、マラソンの疲れも合わさって限界ね・・・、でも、体を晒す位なら前に倒れさせてもらうわ・・・・・)
こいし「お姉ちゃん!」
倒れそうになるさとりをこいしが受け止めた。そこがちょうどゴール地点でもあった。
こいし「お姉ちゃん!」
倒れそうになるさとりをこいしが受け止めた。そこがちょうどゴール地点でもあった。
文「お見事です、このファイトは2名ゴールの古明地姉妹の勝利です!」
霖之助「ちょっと待った、あの生物は何処へ?」
文「キメ子選手は、だいぶ前にぶっちぎりでゴールしてはいましたが、度重なるコースアウトと過剰な殖草行為、
更にゴール後にコース外を逆走しながら草を植えて走り回っています。
正直手に負えないので失格処置を取らせていただきました。」
霖之助「ああなるほど・・・、だからコースの横に草の海ができていたのか。納得したよ」
霖之助「ちょっと待った、あの生物は何処へ?」
文「キメ子選手は、だいぶ前にぶっちぎりでゴールしてはいましたが、度重なるコースアウトと過剰な殖草行為、
更にゴール後にコース外を逆走しながら草を植えて走り回っています。
正直手に負えないので失格処置を取らせていただきました。」
霖之助「ああなるほど・・・、だからコースの横に草の海ができていたのか。納得したよ」
その後、特設コースは1週間もたたずに草の海に沈んだという。めでたしめでたし。