はたて「ねぇ文、卵産んだんだって!?いつ?っていうか誰の卵よそれ!?」
文?「さて、私の名前はげろしゃぶ、清く正しい美人記者射命丸文様とは別人です」
はたて「そっかー、まあ乙女としては卵なんて産めないもんねー。
でもそうしたら文は今日のファイトに出てこないのかなぁ?」
文?「清く正しい敏腕記者射命丸文様なら、何か別の手を使ってファイトに参加されると思いますよ」
映姫「……まああえて追求はせずにおきましょう。では多々良小傘は何処に?」
傘「(ちょこん)」
はたて「あれ、小傘はどうしたの?」
映姫「むっ……(多々良小傘は捨て傘の付喪神、つまり目の前のこれが本体……。
なるほど、言葉に依らず『本質を見誤るな』と私に説教をするつもりですか)」
傘「(にぃーっ)」
はたて「キモカワ……イイかどうかびみょー……」
映姫「……(ふむ……人と接するに笑顔を持ってせよ、という意味ですね。
確かに職業上笑顔から離れている感は否めません。では……)(にこっ)」
傘「(きゃっ)」
映姫「……!(目線を逸らした……私の笑顔が作り物と看過されたという事ですか……!)……こほん」
傘「(びくっ)」
映姫「……(くっ……そうです、僅かな所作すら相手を威圧する……
職業病と言えば言えましょうが、確かに無辜の相手に対する態度ではありませんでした)」
傘「……(ぐっ)」
映姫「……(目を閉じた……?そうですね、本質とは見えざる物、
それを理解するためにまずは目を閉じろという事でしょう)……(ぐっ)」
傘「……(ちらっ)……(ぺろっ)」
映姫「っ!……(何かが触れた……!この違和感、不快感……そして、不安感……。
なるほど、魂に触れられ裁きを待つ者達の気持ちを推して知れと……そういう事ですか!)」
傘「……(そわそわ……ぴょこーん)」
映姫「……(完全に気配が消えた……そう、一切の闇と無音……!
解ったつもりでいましたが、久しくこの感覚から離れていましたね……。
魂達の感じる恐怖と不安、何者とも交わらぬ者の孤独……はっきりと思い出しました)」
はたて「……(ねぇ文、じゃなくてげろしゃぶ。何が起きてるか解る?)」
文?「……(さぁ、私にはとんと……しかし閻魔様が目を閉じている今がチャンスです。
清く正しく聡明な射命丸文様より預かったこの写真を目の前に置いて……)」
映姫「……素晴らしい問答でした、多々良小傘(ぱちっ)……うん?この写真は……」
はたて「……(何、あれ。閻魔様が……何かの人形持ってる?)」
映姫「……!(こ、これは……誰にも知られていない筈の着せ替え小町人形……!)……射命丸文ぁ!」
文?「いいえ私の名前はげろしゃぶ――」
映姫「黒!嘘は許しません!さぁ射命丸文、人には触れてはならない秘密というのもある物です!」
文?「それを触れて裁く役目の人が何を仰いますか!」
映姫「私はいいんです、閻魔ですから!」
文?「開き直った!?」
映姫「小傘との問答で改心した今、断罪の力は先程までの数倍!
覚悟は良いですね?答えは聞いていませんが。『ラストジャッジメント』!」
文?「ちょっ、改心したならその写真で少しは反省(ピチューン)」
はたて「……説教には、適したやり方があるって事よねー」
映姫「ええ、まったくです」
はたて「……(ここで突っ込んだら、きっと文と同じ流れよね……)」
文?「さて、私の名前はげろしゃぶ、清く正しい美人記者射命丸文様とは別人です」
はたて「そっかー、まあ乙女としては卵なんて産めないもんねー。
でもそうしたら文は今日のファイトに出てこないのかなぁ?」
文?「清く正しい敏腕記者射命丸文様なら、何か別の手を使ってファイトに参加されると思いますよ」
映姫「……まああえて追求はせずにおきましょう。では多々良小傘は何処に?」
傘「(ちょこん)」
はたて「あれ、小傘はどうしたの?」
映姫「むっ……(多々良小傘は捨て傘の付喪神、つまり目の前のこれが本体……。
なるほど、言葉に依らず『本質を見誤るな』と私に説教をするつもりですか)」
傘「(にぃーっ)」
はたて「キモカワ……イイかどうかびみょー……」
映姫「……(ふむ……人と接するに笑顔を持ってせよ、という意味ですね。
確かに職業上笑顔から離れている感は否めません。では……)(にこっ)」
傘「(きゃっ)」
映姫「……!(目線を逸らした……私の笑顔が作り物と看過されたという事ですか……!)……こほん」
傘「(びくっ)」
映姫「……(くっ……そうです、僅かな所作すら相手を威圧する……
職業病と言えば言えましょうが、確かに無辜の相手に対する態度ではありませんでした)」
傘「……(ぐっ)」
映姫「……(目を閉じた……?そうですね、本質とは見えざる物、
それを理解するためにまずは目を閉じろという事でしょう)……(ぐっ)」
傘「……(ちらっ)……(ぺろっ)」
映姫「っ!……(何かが触れた……!この違和感、不快感……そして、不安感……。
なるほど、魂に触れられ裁きを待つ者達の気持ちを推して知れと……そういう事ですか!)」
傘「……(そわそわ……ぴょこーん)」
映姫「……(完全に気配が消えた……そう、一切の闇と無音……!
解ったつもりでいましたが、久しくこの感覚から離れていましたね……。
魂達の感じる恐怖と不安、何者とも交わらぬ者の孤独……はっきりと思い出しました)」
はたて「……(ねぇ文、じゃなくてげろしゃぶ。何が起きてるか解る?)」
文?「……(さぁ、私にはとんと……しかし閻魔様が目を閉じている今がチャンスです。
清く正しく聡明な射命丸文様より預かったこの写真を目の前に置いて……)」
映姫「……素晴らしい問答でした、多々良小傘(ぱちっ)……うん?この写真は……」
はたて「……(何、あれ。閻魔様が……何かの人形持ってる?)」
映姫「……!(こ、これは……誰にも知られていない筈の着せ替え小町人形……!)……射命丸文ぁ!」
文?「いいえ私の名前はげろしゃぶ――」
映姫「黒!嘘は許しません!さぁ射命丸文、人には触れてはならない秘密というのもある物です!」
文?「それを触れて裁く役目の人が何を仰いますか!」
映姫「私はいいんです、閻魔ですから!」
文?「開き直った!?」
映姫「小傘との問答で改心した今、断罪の力は先程までの数倍!
覚悟は良いですね?答えは聞いていませんが。『ラストジャッジメント』!」
文?「ちょっ、改心したならその写真で少しは反省(ピチューン)」
はたて「……説教には、適したやり方があるって事よねー」
映姫「ええ、まったくです」
はたて「……(ここで突っ込んだら、きっと文と同じ流れよね……)」