東方ファイトスレ @まとめウィキ

19スレ第15戦

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「まさかこのような悲劇が起きようとは……」
広いファイト会場でたった一人、霖之助は戦慄していた。

幻想郷みんなからブラジャー集め。
この魔性のファイト方法が告げられた時点で、もしかしたらこの悲劇は決められた事であったのかもしれない。


――およそ30分前
「というわけで、ブラジャーを付けていない人はパンツでもかまいません。制限時間は今から30分以内です」
映姫がルール説明を始めると参加者2人は渋い顔をした。
「ふむ、ブラジャーか……僕がやると公然わいせつ罪に問われそうだな」
「うーん、パチュリーさまとか職場の同僚の妖精達に頼んでみようかなぁ?」


――およそ5分前
「どうですか閻魔様? 紅魔館の図書館仲間は皆さんとても協力的でしたよ」
えっへんと胸を張る小悪魔の前には、ドロワーズが山となって積み上げられていた。
「ブラジャーが1枚もないのですね……いえ、これは言わぬが花というやつでしょう……」
映姫は自分のぺったんこ胸のあたりを手でさすりながら、悲しそうに溜息をついた。

「今度は僕の番だね」
そう言うと霖之助は抱えていた風呂敷を下ろすと、結び目をといていく。
そこから現れたのは男物のパンツの山であった。

「ほら、女の子たちに下着を要求するわけにもいかないからね、僕のパンツをありったけ集めてきたよ」
そして、よりによってこの悪夢のタイミングで突風が吹き荒れたのだ。

「ひぃぃぃぃぃっ!!」
「いやぁぁぁぁっ!!」

恐怖の布の嵐を目前にして小悪魔と映姫ができたのは、ただ悲鳴を上げることだけだった。


――そして現在
「確かに男の下着なんて気持ちの良いものじゃないかもしれないけどさ、なにも気絶することないじゃないか」
来たときの倍近くに膨れ上がった風呂敷を抱えながら、霖之助は一人寂しく会場を後にするのであった。


その後
審議の結果、より多くの人から下着を集めた小悪魔が勝利と判断された。






















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