映姫「今日のファイトは、1600mリレーならぬ、一人当たり1600mの8000mリレーです。
久々に普通のファイトが出来ると思って来てみましたが…これはどういう事ですか？」
ファイト会場にやって来た映姫は、三姉妹の様子と、さらには泥酔者まで居る状況に溜息を吐く。
映姫「しかも5vs5なのに9人しか居ない。十六夜咲夜、あなたは両チームに登録されていますね？」
咲夜「はい…私もそれを知ったのがつい先程なので」
映姫「誰ですか、このメンバー表を書いたのは」
無言で教授を指差すリリカ。姉二人に教授までアレな状況では、既に色々と諦め顔だ。
咲夜「とりあえず、選手登録されている以上何とかします」
映姫「わかりました。今回はあなたに期待させて頂きます」
久々に普通のファイトが出来ると思って来てみましたが…これはどういう事ですか？」
ファイト会場にやって来た映姫は、三姉妹の様子と、さらには泥酔者まで居る状況に溜息を吐く。
映姫「しかも5vs5なのに9人しか居ない。十六夜咲夜、あなたは両チームに登録されていますね？」
咲夜「はい…私もそれを知ったのがつい先程なので」
映姫「誰ですか、このメンバー表を書いたのは」
無言で教授を指差すリリカ。姉二人に教授までアレな状況では、既に色々と諦め顔だ。
咲夜「とりあえず、選手登録されている以上何とかします」
映姫「わかりました。今回はあなたに期待させて頂きます」
魔理沙「さて、じゃあこっちは作戦会議と行こう。順番はどうするのぜ？」
咲夜「面倒な事にならないように、私が最初に行かせてもらうわ」
霊夢「二番手は、二番手慣れしてる魔理沙でいいんじゃない？」
魔理沙「どういう意味なのかは突っ込まないでおくぜ…」
早苗「では私が三番で」
妖夢「短距離なら自信がありますが、中距離なので四番手でお願いします」
霊夢「じゃあアンカーは私ね。皆よろしく頼むわよ」
咲夜「面倒な事にならないように、私が最初に行かせてもらうわ」
霊夢「二番手は、二番手慣れしてる魔理沙でいいんじゃない？」
魔理沙「どういう意味なのかは突っ込まないでおくぜ…」
早苗「では私が三番で」
妖夢「短距離なら自信がありますが、中距離なので四番手でお願いします」
霊夢「じゃあアンカーは私ね。皆よろしく頼むわよ」
リリカ「じゃあ、こっちも作戦会議を…」
ルナサ「はい！はいはい！私一番！最初に走るわ！」
リリカ「う、うん、じゃあルナサ姉さんが一番で…次は？」
メルラン「1600mも走るなんて憂鬱だわ…」
咲夜「…そこの泥酔者はそもそも走れないんじゃない？」
リリカ「うう…じゃあ走れる人を先に回して、私が二番、咲夜さんが三番、残りをメルラン姉さんと教授でいい？」
メルラン「勝手にして…」
咲夜「とてつもなく心配だわ…」
ルナサ「はい！はいはい！私一番！最初に走るわ！」
リリカ「う、うん、じゃあルナサ姉さんが一番で…次は？」
メルラン「1600mも走るなんて憂鬱だわ…」
咲夜「…そこの泥酔者はそもそも走れないんじゃない？」
リリカ「うう…じゃあ走れる人を先に回して、私が二番、咲夜さんが三番、残りをメルラン姉さんと教授でいい？」
メルラン「勝手にして…」
咲夜「とてつもなく心配だわ…」
映姫「では位置について。用意…ドン！」
乾いた火薬の音と共に走り出す咲夜とルナサ。
順当に咲夜がリードするのだが、異様にハイテンションなルナサは息継ぎもせずに疾走する。
咲夜「生身じゃないからって、やって良い事と悪い事が…」
敵でもありチームメイトでもあるのだが、今の自分は霊夢チームの一員。
大きくないリードを保ったまま、第二走者の魔理沙にバトンを渡す。
魔理沙「リレーはパワーだぜ！」
リリカ「…今は全てを忘れて走ろう」
魔理沙に続いて走り出すリリカ。テンションは魔理沙の方が高かったが、
いかんせん生身の魔法使いである。徐々に差は縮まり、ぎりぎり並んだ所で第三走者にタッチ。
乾いた火薬の音と共に走り出す咲夜とルナサ。
順当に咲夜がリードするのだが、異様にハイテンションなルナサは息継ぎもせずに疾走する。
咲夜「生身じゃないからって、やって良い事と悪い事が…」
敵でもありチームメイトでもあるのだが、今の自分は霊夢チームの一員。
大きくないリードを保ったまま、第二走者の魔理沙にバトンを渡す。
魔理沙「リレーはパワーだぜ！」
リリカ「…今は全てを忘れて走ろう」
魔理沙に続いて走り出すリリカ。テンションは魔理沙の方が高かったが、
いかんせん生身の魔法使いである。徐々に差は縮まり、ぎりぎり並んだ所で第三走者にタッチ。
魔理沙「パ、パワー不足なのぜ…」
早苗「任せて下さい、今日は真面目に走りますよ！」
咲夜「悪いけど、真面目に走っても私には敵わないわ」
自信溢れる言葉の通り、二走目になる咲夜は疲れを感じさせない走りだ。
対する早苗は、魔理沙同様にやはり生身は生身、瀟洒なメイドのような非常識な体力は無い。
今度は騒霊姉妹チーム側に優位な展開を作りつつ、次のランナーを探す。
咲夜「メルラン、早くして！」
メルラン「…走るなんて憂鬱だわ…」
ルナサ「そんな事じゃいけないわメルラン、私の演奏を聴いて元気を出して！」
リリカ「ま、待ってルナサ姉さん！」
しかしリリカが止めた所でルナサのテンションには敵わない。
そしてテンションが高かろうが、ルナサが弾く曲はやはり、鬱の曲だった。
メルラン「…ああ、きっとあのメイドは殺されるために走るのだ…友の命を救うために…」
リリカ「姉さんがさらに鬱になった…」
咲夜「こうなったら、そっちの教授は！」
夢美「競走？うん、それならこのミミちゃんを使うと…」
咲夜「…なんて予想通りな…もういいわ、あと二人分も私が走る！」
リリカ「お願いします…」
早苗「任せて下さい、今日は真面目に走りますよ！」
咲夜「悪いけど、真面目に走っても私には敵わないわ」
自信溢れる言葉の通り、二走目になる咲夜は疲れを感じさせない走りだ。
対する早苗は、魔理沙同様にやはり生身は生身、瀟洒なメイドのような非常識な体力は無い。
今度は騒霊姉妹チーム側に優位な展開を作りつつ、次のランナーを探す。
咲夜「メルラン、早くして！」
メルラン「…走るなんて憂鬱だわ…」
ルナサ「そんな事じゃいけないわメルラン、私の演奏を聴いて元気を出して！」
リリカ「ま、待ってルナサ姉さん！」
しかしリリカが止めた所でルナサのテンションには敵わない。
そしてテンションが高かろうが、ルナサが弾く曲はやはり、鬱の曲だった。
メルラン「…ああ、きっとあのメイドは殺されるために走るのだ…友の命を救うために…」
リリカ「姉さんがさらに鬱になった…」
咲夜「こうなったら、そっちの教授は！」
夢美「競走？うん、それならこのミミちゃんを使うと…」
咲夜「…なんて予想通りな…もういいわ、あと二人分も私が走る！」
リリカ「お願いします…」
バトンを渡さず、そのまま走り抜ける咲夜。
対する四番手の妖夢は、楼観剣とバトンを両手に構え、短距離走の要領で駆ける。
ルナサ「みんなもっと頑張れ～」
リリカ「ああ…もう勝負とかどうでもいいんじゃないかしら…」
咲夜「この状況でこの曲は、流石に心が挫けそうね…」
妖夢「確かにこの曲は…でもこういう時は半霊を耳に詰めれば！」
咄嗟の機転で半霊を耳に突っ込み、耳から半霊をはみ出させながら走る妖夢。
見た目はともかく、鬱曲に晒される咲夜との相対速度は上がり、あと少しまで詰め寄る。
妖夢「さあ、アンカーお願いします！」
霊夢「…よく考えたら、わざわざ面倒なリレーをする事も無いのよね」
妖夢「あ、あれ？さあ、バトンを…うわぁぁぁん！」
咲夜「こんなの、もう5v5のリレーじゃないじゃない…」
結局霊夢はアンカーを拒否、それを態度で見て取った妖夢は、諦めて二走目に。
対する咲夜は三走目、そしてルナサの鬱曲に至近距離で晒され、さらにペースダウン。
最終的に、半霊の力を借りてルナサの魔曲から逃れた妖夢が先にゴールした。
対する四番手の妖夢は、楼観剣とバトンを両手に構え、短距離走の要領で駆ける。
ルナサ「みんなもっと頑張れ～」
リリカ「ああ…もう勝負とかどうでもいいんじゃないかしら…」
咲夜「この状況でこの曲は、流石に心が挫けそうね…」
妖夢「確かにこの曲は…でもこういう時は半霊を耳に詰めれば！」
咄嗟の機転で半霊を耳に突っ込み、耳から半霊をはみ出させながら走る妖夢。
見た目はともかく、鬱曲に晒される咲夜との相対速度は上がり、あと少しまで詰め寄る。
妖夢「さあ、アンカーお願いします！」
霊夢「…よく考えたら、わざわざ面倒なリレーをする事も無いのよね」
妖夢「あ、あれ？さあ、バトンを…うわぁぁぁん！」
咲夜「こんなの、もう5v5のリレーじゃないじゃない…」
結局霊夢はアンカーを拒否、それを態度で見て取った妖夢は、諦めて二走目に。
対する咲夜は三走目、そしてルナサの鬱曲に至近距離で晒され、さらにペースダウン。
最終的に、半霊の力を借りてルナサの魔曲から逃れた妖夢が先にゴールした。
映姫「ああ…結局はこうなるんですね。ファイトの審判って一体…」
ルナサ「ファイトは負けちゃったけど、このままプリズムリバー演奏会に突入よ！」
リリカ「もうやめて姉さん、とっくにみんなの精神力はゼロよ！」
ルナサ「ファイトは負けちゃったけど、このままプリズムリバー演奏会に突入よ！」
リリカ「もうやめて姉さん、とっくにみんなの精神力はゼロよ！」
