ミスティア「って事で、今日は二人にウチの店で歌ってもらうわ。で、評判の良かった方が勝ちよ。
……なんか変な服着てるけど、まあ服で歌うわけじゃないもんね。さぁ、早速始めちゃって」
東方ファイトの呼び出しを受けた霊夢とパチュリーが案内されたのは、ミスティアの居酒屋。
霊夢の格好に引き気味のミスティアだったが、そこは商売人である。
促された二人は、いつも通りやる気に欠ける霊夢が先手を譲り、パチュリーが先にステージに上った。
パチェ「ふふふ……この勝負のために、魔力で強化した声帯の力、思い知るがいいわ!」
パチュリーが選んだ曲は、ロシア民謡でおなじみ『一週間の歌』。
そのパチュリーアレンジで、一週間ずっと紅魔館で本を読み続けるという内容だ。そして――
パチェA「月曜日は本棚漁りー 気になる魔道書読んでいたー 火曜日は本棚漁りー 気になる魔道書読んでいたー」
パチェB「月曜日は本棚漁りー 気になる魔道書読んでいたー 火曜日は本棚漁りー 気になる魔道書読んでいたー」
パチェC「月曜日は本棚漁りー 気になる魔道書読んでいたー 火曜日は本棚漁りー 気になる魔道書読んでいたー」
パチェD「月曜日は本棚漁りー 気になる魔道書読んでいたー 火曜日は本棚漁りー 気になる魔道書読んでいたー」
毎日同じ内容の一週間の歌を、魔力で強化した『一人で四人分の声帯』を駆使して輪唱する。
恐怖のオートリバースエンドレスリフレインリピートにより、店内では脱落者が続出。
歌い終わる頃にはすっかり陰鬱なムードが出来上がっていた。
……なんか変な服着てるけど、まあ服で歌うわけじゃないもんね。さぁ、早速始めちゃって」
東方ファイトの呼び出しを受けた霊夢とパチュリーが案内されたのは、ミスティアの居酒屋。
霊夢の格好に引き気味のミスティアだったが、そこは商売人である。
促された二人は、いつも通りやる気に欠ける霊夢が先手を譲り、パチュリーが先にステージに上った。
パチェ「ふふふ……この勝負のために、魔力で強化した声帯の力、思い知るがいいわ!」
パチュリーが選んだ曲は、ロシア民謡でおなじみ『一週間の歌』。
そのパチュリーアレンジで、一週間ずっと紅魔館で本を読み続けるという内容だ。そして――
パチェA「月曜日は本棚漁りー 気になる魔道書読んでいたー 火曜日は本棚漁りー 気になる魔道書読んでいたー」
パチェB「月曜日は本棚漁りー 気になる魔道書読んでいたー 火曜日は本棚漁りー 気になる魔道書読んでいたー」
パチェC「月曜日は本棚漁りー 気になる魔道書読んでいたー 火曜日は本棚漁りー 気になる魔道書読んでいたー」
パチェD「月曜日は本棚漁りー 気になる魔道書読んでいたー 火曜日は本棚漁りー 気になる魔道書読んでいたー」
毎日同じ内容の一週間の歌を、魔力で強化した『一人で四人分の声帯』を駆使して輪唱する。
恐怖のオートリバースエンドレスリフレインリピートにより、店内では脱落者が続出。
歌い終わる頃にはすっかり陰鬱なムードが出来上がっていた。
霊夢「……ここから歌うってのも、なかなかキツいわね」
既に耳を塞がんばかりにしている客をステージから見下ろす霊夢。
一方の客も、紅白巫女が腋の空いた囚人服姿でステージに上がったのを見て、
先程のパチュリー以上の惨劇を予想してしまったのか、空気は沈む一方だ。
霊夢「……こほん。それじゃ、行くわよ……『監獄ロック』」
題名から、何か重い物を想像した客だったが、歌が始まれば案外明るい調子で、次第に明るさを取り戻す。
霊夢の声も普段とは違う感じなのだが、歌う時に声を作ることはよくある事だと皆が納得、
曲が終わる頃には店内は大いに盛り上がり、皆ステージに押しかけてはマイクを奪い合い、
突発カラオケ大会が始まったのだった。
既に耳を塞がんばかりにしている客をステージから見下ろす霊夢。
一方の客も、紅白巫女が腋の空いた囚人服姿でステージに上がったのを見て、
先程のパチュリー以上の惨劇を予想してしまったのか、空気は沈む一方だ。
霊夢「……こほん。それじゃ、行くわよ……『監獄ロック』」
題名から、何か重い物を想像した客だったが、歌が始まれば案外明るい調子で、次第に明るさを取り戻す。
霊夢の声も普段とは違う感じなのだが、歌う時に声を作ることはよくある事だと皆が納得、
曲が終わる頃には店内は大いに盛り上がり、皆ステージに押しかけてはマイクを奪い合い、
突発カラオケ大会が始まったのだった。
結果:衣装に合わせた『監獄ロック』で霊夢の勝ち。
霊夢「ふーん。ずっと聞いてたけど、割といい曲だったわよ」
魔理沙「聞いてた?歌ってたの間違いじゃないのか?」
紫「いいえ、霊夢は聞いてただけよ。お疲れ様、藍」
藍「いえ、この程度の事は」
霊夢「でも意外とバレない物ね。喉に式を貼り付けて、代わりに歌わせるって」
魔理沙「なっ……あぁ、それで首元まで覆う囚人服だったのか……」
藍「イメージ作りも兼ねているがな」
紫「よし、これはいけるわね。今度ボーダー商事で売りに出そうかしら」
魔理沙「いや……そのまま乗っ取られる心配がありそうだし、私なら頼まないぜ……」
魔理沙「聞いてた?歌ってたの間違いじゃないのか?」
紫「いいえ、霊夢は聞いてただけよ。お疲れ様、藍」
藍「いえ、この程度の事は」
霊夢「でも意外とバレない物ね。喉に式を貼り付けて、代わりに歌わせるって」
魔理沙「なっ……あぁ、それで首元まで覆う囚人服だったのか……」
藍「イメージ作りも兼ねているがな」
紫「よし、これはいけるわね。今度ボーダー商事で売りに出そうかしら」
魔理沙「いや……そのまま乗っ取られる心配がありそうだし、私なら頼まないぜ……」