東方ファイトスレ @まとめウィキ

22スレ第3戦(1)

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匿名ユーザー

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文「はい、今日も東方ファイトの時間が始まりました。今日の実況も私、射命丸文でお送りします。
 解説は東風谷早苗さんです。よろしくお願いします」
早苗「はい、よろしくお願いします」
文「幻想郷ではあまり野球は流行っていませんが、外から来た身としてはどうですか? 経験有り?」
早苗「いえ、私はテニス部だったので……」
文「あちゃー、ということは、野球にはあまり詳しくない?」
早苗「はい、残念ですが。神奈子様はいつもテレビの前で見てたんですけど。
 でもテニスの部活で先輩が竜巻起こしながらボール引き寄せたりしてたし、
 他の学校の人が光速移動したり変身したり五感奪ったりとかもしてたし、
 野球もそういう感じでやるスポーツなんですよね?」
文「!????」

放送席で早苗の中学時代に混乱する文を尻目に、競技はスタートした。
投げるピッチャー霊夢。あらかじめ予習してきた慧音は手堅くスクイズした、が……
(※スクイズ……打者がアウトになる代わりに三塁ランナーが帰れるようなバントをすること。nice boatではない)
一分後。

慧音「本気で走ったのかお前!?」
幽香「何言ってんのよ! 本気で走ったに決まってるじゃない!」

幽香の襟首を掴んでキレる慧音。
そう。風 見 幽 香 は 足 が 遅 い。
内野ゴロで彼女を返すのは無理である。
そして。

チルノ「ふん! あたいのさいきょーのバッティングを見せてやるわ!(ブンッ)」
映姫「スットラーイクバッターアウト」
文「……これは相当長引きそうですね」

チルノは碌に力加減を知らない岩鬼並みのフルスイングで三振。
放送席で、静かに文はため息を吐いた。

――三時間後
霊夢「そろそろ……腕が……(ヒョイ)」
慧音「えい」

ぶっ通しで投球してヘロヘロの霊夢の球を、もはや恒例のごとく外野に飛ばす慧音。
当然、幽香は走る。走る、がセンター萃香が球を拾い上げてホームへブン投げる。
レティが素早くキャッチしてタッチ、アウト。記録、センターゴロ。

幽香「ち、流石に鬼の投球は恐ろしく速いわね……」
慧音「……私は二塁まで行ってるくらい余裕の当たりだったんだが!?」
霊夢「あんた、わざと、やってるんじゃ、ないんでしょうね……!?」

つかれいむと慧音がキレ始めるのを余所に打席に立つチルノ。
やる気があるのは彼女一人だけである、全打席三振だが。そして、それは起きた。

文「お、これは、伸びる、伸びる、伸びる、入ったー! ホームラン!」
チルノ「やったー! あたいったら最強ね!」
霊夢「……ああ、これなら流石に鈍足幽香もホームに帰れるわね」
慧音「私は十七本もヒット性の当たりを打ったのに……」

結果:初当たりがホームランだったチルノの勝ち

早苗「波動球とか使えれば簡単にホームランになると思いますよ。人でも観客席まで吹き飛ばせますし」
文「……(外のテニスは幻想郷のサッカーと同じくらい危険な競技なんですね)」






















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