紫「うーん…何かしらね、これ」
藍「何ですか、この卵は」
紫「いつもの漂着物よ。厄介そうよねぇ、この大きさを二つも食べるのは」
藍「…紫様、これを頂いても宜しいでしょうか」
紫「え?まあ、数日間卵尽くしになるよりマシね。いいわ、宴会にでも何でも持っていって」
藍「何ですか、この卵は」
紫「いつもの漂着物よ。厄介そうよねぇ、この大きさを二つも食べるのは」
藍「…紫様、これを頂いても宜しいでしょうか」
紫「え?まあ、数日間卵尽くしになるよりマシね。いいわ、宴会にでも何でも持っていって」
藍「という事で、今日の東方ファイトはこの卵を孵化させてくれ」
霊夢「選手兼ジャッジって事?」
藍「体温で孵化させるだけだから、反則も何も無い。もし同時に孵化したら負けを認めてもいい」
お燐「ふーん、つまり中身がそんなに気になるんだね」
妖夢「それは何となく解りますね、1mもある卵なんて」
藍「ああ。それに、二つとも模様が違うから、きっと何か別の生物だ」
霊夢「味が違うだけじゃないかしら」
藍「……」
霊夢「わかったわよ、孵化するまで食べないから」
妖夢「いえ、孵化したらますます食べちゃ駄目じゃないでしょうか」
お燐「じゃあ早速あたいの猫車に乗せて…」
藍「お前達…!」
幽々子「あら、美味しそうな卵ね」
妖夢「幽々子お嬢様、これはまだ生きています。今から孵化させるんです」
幽々子「駄目よ妖夢、もしかしたら中身はバオバブやトリフィドで、
リトルショップ・オブ・ホラーズしちゃうかも知れないじゃない」
妖夢「それは花の種の話ですよ」
藍「とにかく、白玉楼の一角をお借りする。ではファイト開始!」
霊夢「選手兼ジャッジって事?」
藍「体温で孵化させるだけだから、反則も何も無い。もし同時に孵化したら負けを認めてもいい」
お燐「ふーん、つまり中身がそんなに気になるんだね」
妖夢「それは何となく解りますね、1mもある卵なんて」
藍「ああ。それに、二つとも模様が違うから、きっと何か別の生物だ」
霊夢「味が違うだけじゃないかしら」
藍「……」
霊夢「わかったわよ、孵化するまで食べないから」
妖夢「いえ、孵化したらますます食べちゃ駄目じゃないでしょうか」
お燐「じゃあ早速あたいの猫車に乗せて…」
藍「お前達…!」
幽々子「あら、美味しそうな卵ね」
妖夢「幽々子お嬢様、これはまだ生きています。今から孵化させるんです」
幽々子「駄目よ妖夢、もしかしたら中身はバオバブやトリフィドで、
リトルショップ・オブ・ホラーズしちゃうかも知れないじゃない」
妖夢「それは花の種の話ですよ」
藍「とにかく、白玉楼の一角をお借りする。ではファイト開始!」
藍「ではこちらの卵は私の尻尾で…」
お燐「足りない分はあたいとゾンビフェアリーで…」
藍「胎教に悪いからそいつらは断る」
お燐「えー」
お燐「足りない分はあたいとゾンビフェアリーで…」
藍「胎教に悪いからそいつらは断る」
お燐「えー」
霊夢「ふぅ…それで、このサイズをどうやって暖めるのよ」
妖夢「えーと…(ぴとっ)…こ、こうでしょうか?」
霊夢「まあそれしかないわよね…(ぴとっ)」
幽々子「うーん…その卵は、やっぱり食べた方がいいと思うんだけど」
妖夢「一応ファイトですから、どうしても食べるならあっちにして下さい」
幽々子「嫌よ、あっちは食べでが無さそうだもの」
妖夢「はぁ…」
妖夢「えーと…(ぴとっ)…こ、こうでしょうか?」
霊夢「まあそれしかないわよね…(ぴとっ)」
幽々子「うーん…その卵は、やっぱり食べた方がいいと思うんだけど」
妖夢「一応ファイトですから、どうしても食べるならあっちにして下さい」
幽々子「嫌よ、あっちは食べでが無さそうだもの」
妖夢「はぁ…」
藍「お、何か動いている…生まれるのか?」
霊夢「こっちも中から突付いてるわね」
お燐「こっちは動くだけで突付いてこない…何だろうねぇ」
妖夢「この大きさで、鳥…?」
霊夢「こっちも中から突付いてるわね」
お燐「こっちは動くだけで突付いてこない…何だろうねぇ」
妖夢「この大きさで、鳥…?」
次の瞬間、二つの卵は同時に孵化した。
藍とお燐の卵からは大量の幽霊が生まれ、霊夢と妖夢の卵から生まれた鳥は…
妖鳥「以津真天!以津真天!」
幽々子「…嫌な予感の正体はこれだったのね…妖夢、命令よ。仕留めなさい」
妖夢「は、はい!秘剣…『広有射怪鳥事』!」
藍「幽霊というのは…生まれる物なのか?」
お燐「卵って事は、卵生生物の幽霊かねぇ?」
霊夢「よし、じゃあ妖夢が仕留めたこの鳥は私が頂くわ」
妖夢「あぁ…申し訳ありません、幽々子お嬢様。私の不手際でご不快に…」
幽々子「いいのよ。あっちの卵のおかげで冥界も少し賑やかになったし」
藍「勝負は同時だから私たちの負けで良い…はぁ、結局何をしたのだろうか」
お燐「食べようと卵を割ったら幽霊が出るよりマシじゃない?」
妖夢「あんな卵が漂着するなんて、幻想郷は謎が多いですね」
霊夢「うまいぞー!」
お燐「あたいにはあっちの方が謎だよ…」
藍とお燐の卵からは大量の幽霊が生まれ、霊夢と妖夢の卵から生まれた鳥は…
妖鳥「以津真天!以津真天!」
幽々子「…嫌な予感の正体はこれだったのね…妖夢、命令よ。仕留めなさい」
妖夢「は、はい!秘剣…『広有射怪鳥事』!」
藍「幽霊というのは…生まれる物なのか?」
お燐「卵って事は、卵生生物の幽霊かねぇ?」
霊夢「よし、じゃあ妖夢が仕留めたこの鳥は私が頂くわ」
妖夢「あぁ…申し訳ありません、幽々子お嬢様。私の不手際でご不快に…」
幽々子「いいのよ。あっちの卵のおかげで冥界も少し賑やかになったし」
藍「勝負は同時だから私たちの負けで良い…はぁ、結局何をしたのだろうか」
お燐「食べようと卵を割ったら幽霊が出るよりマシじゃない?」
妖夢「あんな卵が漂着するなんて、幻想郷は謎が多いですね」
霊夢「うまいぞー!」
お燐「あたいにはあっちの方が謎だよ…」