東方ファイトスレ @まとめウィキ

31スレ第25戦(2)

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tohofight

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だれでも歓迎! 編集
「おやルーミアさん、そのチョコは一体?」
「お寺の人にもらったのかー」
「この時期にチョコ、さらに自分の名前にかけてホワイトチョコとは…汚いなさすが魔法使いきたない」
「ハムッ、ハフハフ、ハフッ!」
「こっちはモツ鍋ですか」
「はい、お嬢様が豚モツが余ってるから食べろって」
「それたしか前に私が……まあいいでしょう。とにかくババ抜きです」

二人が食事に集中している隙に、早苗はこっそり移動、美鈴→早苗→ルーミアの順に並ぶ。
早苗は普通にカードを持ち、片手でお行儀悪く直に鍋を突付きつつ片手でカードを持つ美鈴から引き、
ルーミアへと向けるとこちらは両手で持っていたチョコを置き、伏せておいたカードを取り上げる。
早苗は一人で時間をかけるのだが、美鈴は片手でも鍋を食べているし、
ルーミアは食べる方に集中できるのでむしろ喜んでいる。
そして残り少しとなった所で
「ごちそうさまでしたー」
「そこまでです!この瞬間、あなたは『ホワイトチョコを食べているルーミア』ではなくなりました!」
「……そーなのかー?」
「なるほど、それで時間を……しかしその手は私には通じませんよ」
「ええ、想定の範囲内です」

そして最後の三枚。
早苗は手元の二枚からババを引かせようと、秘策を使った。
「……あれ、この匂い……」
「……(モツ鍋を食べながらでも気付くとは流石ですね。これは咲夜さんと同じ香水……
 残念ですが美鈴さん、人は愛故に苦しみます!さあ、愛故に負けを選ぶが良いです!)」
「……えっと……(すっ)」
「なっ……何故そっちを!?」
「その……そっちのカードから咲夜さんの匂いがしたんで……」
「ならばそれを引けば良いではありませんか!」
「こんな状態じゃ、ちょっと遠慮しちゃいますよー」
「くっ……つまり気を使った結果ですか……やられました、完敗です」
「あはは、なんとかハントされずに済みましたね」

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