東方ファイトスレ @まとめウィキ

26スレ第35戦

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匿名ユーザー

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第1000回記念という事もあって、満員のファイト会場。
中央に設置されたトランポリンの前に、審判の輝夜とおよび選手である鈴仙に文が居た。
輝夜「さあ、記念すべき第1000回の東方ファイト、お題は
『トランポリンの上で飛行能力を使わずに縄跳び多重跳び』よ。
厳正な判定のためにビデオカメラを用意したし、失敗した場合は成功するまでやり直しだからよろしくね」
鈴仙「……(今朝、下着を禁止されたのはこういう理由だったのね)」
文「……(ああもう、こんな日に限ってどうして椛は全部洗濯しちゃったのよ)」
輝夜「さあ、どっちが先に跳ぶの?もう皆さんお待ちかねよ」
文「いやー、さすがに緊張しちゃいますねー」
鈴仙「そうですね、私も人ごみには弱いので……申し訳ありませんが、ギb」
輝夜「わかったわ、じゃあイナバが先に跳んで、手本を見せてくれるのね」
鈴仙「ちょっ、何言ってるんですか姫、姫の命令で私『はいてない』んですよ!?」
観客『……(ゴクリ)』
鈴仙「しまったぁぁぁ!」
輝夜「ほーっほっほっ、さあイナバ、ウサギらしく見事に跳んで見せなさい!」
鈴仙「うぅ……えっと、トランポリンに乗るのは、飛行OKですよね?」
輝夜「そうねぇ、それぐらいなら認めても良いわよ」
鈴仙「それでは失礼して……跳びます!(ぽよん)」
満場を埋め尽くした観客が食い入るように見つめるが、鈴仙のスカートは捲れない。
というか、ファイト開始前から、鈴仙のスカートは腿に張り付いたまま微動だにしていない。
観客『……(ざわ……ざわ……)』
輝夜「ちょっと、どういう事!?」
鈴仙「嫌な予感がしましたからね、靴下止めの糊でスカートを貼り付けておいたんです」
輝夜「それで歩き方が変だったのね……その癖、さっきはあんな思わせ振りな反応までして」
鈴仙「トランポリンに飛んで乗るのがダメだと危なかったですからねー。そーれ(ひゅひゅひゅひゅん)」
輝夜「くっ……なんて絶対領域……もういいわ、終わりよ終わり、次!」
鈴仙「はい、失礼しました」

文「あややや、私はあれ以上跳べそうにないし、パスしたいかなー、なんて……」
輝夜「記念すべき第1000回大会で棄権なんてしたら、大天狗にお仕置きされるんじゃないの?」
文「(ぎくっ)」
椛「待って下さい!文さまは今日、『はいてない』んですっ!」
文「ちょ、椛あなた何て事を!」
観客『……(ゴクリ)』

輝夜「あら、そうなの。いいわよ、イナバと同じで、トランポリンに乗るのは飛行を認めるから」
文「うぎぎぎぎ、これというのも椛、あなたが下着を全部洗ってしまうから……!」
椛「はい、文さま、私の手違いでこんな事態に……申し訳ありません(にやにや)」
輝夜「まあ誰にでもミスはあるものよ。大きな心で許してあげないと(にやにや)」
文「!?は、謀りましたねーっ!?」
椛「ああ文さま、でもご安心下さい、このカメラで明日の朝刊には最高の一枚を載せますから!」
輝夜「さあさあ、皆が期待してるのよ?こうなったらもう、やるしかないでしょ」
文「う……うぅ……うわぁぁぁぁんっ!」
輝夜「きゃっ!?なに、この風……?」
椛「これは……ダウンバースト!」
鈴仙「姫、飛行以外の能力使用は、別に禁止されてないですよね?」
輝夜「っ……こうなったら真下を狙うわよ!」
椛「はいっ!」
パチュ「『そこまでよ!』」
慧音「厳正なファイトのため、トランポリンの周囲は立ち入り禁止だ」
映姫「立ち入り禁止の境界線、白黒つけてはっきり引かせてもらいましたよ」
輝夜「なっ……天狗に一矢報いる好機をむざむざ逃すつもり!?」
映姫「そう考えた時期もありました……が、それは既に過去の事
今の私は、東方ファイトの守護者として、この二人と共に責を果たします」
椛「あぁ……終わっちゃいました……」
文「さ、さすがに勝てなかったわ……」
鈴仙「むしろあのダウンバーストの直下で、あれだけ跳んで縄跳びが回せるのが凄いですよ」
映姫「ここまでですね」
慧音「ああ、この勝負、鈴仙の勝ちだ」
パチュ「今回のファイトも無事終わったみたいで、何よりね」
鈴仙「記念のファイトで勝てるなんて嬉しいですねー」
輝夜「……イナバ、もうファイトは終わり、帰るわよ!(がしっ)」
鈴仙「ひゃっ!?姫、耳はダメです、引っ張らないでー!」
文「あの様子だとお仕置きモードみたいですねぇ……さて、椛?(にこ)」
椛「(びくぅ)は……はは……いい写真は撮れましたよ?」
文「ありがとう、でもね……明日の朝刊は、多分あなたの写真だと思うわ」
パチュ「あんまりアレなのは差し止めるから気をつけてね」
文「ええ、ご忠告ありがとう。それじゃ、帰りましょうか」
椛「ひぃぃぃぃ~っ!」
映姫「因果応報ですね」
慧音「いや、永遠亭サイドは応報してないがな」

結果:互いに高く跳べない中、普通に多重跳びをした鈴仙がダウンバースト直下の文に辛勝。






















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