東方ファイトスレ @まとめウィキ

44スレ第25戦(2)

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匿名ユーザー

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夢「瀕死の、あの天狗を看病…?」
咲「文は多分……あの妖精にやられたわね」
メ「妖精にやられるなんて情けないねスーさん」
雛「かの妖精……厄いわね」

今回のお題は「瀕死の文を看病」である。
咲夜の推測通り、チルノを追い回してたところをDie妖精に殺られたのであった。

夢「しかし、瀕死なら看病じゃなくて治療では?」
咲「さっき永琳が救命措置して行ったわ。」
雛「あとは容態を見ながら看病しろ、と…。」
メ「なら楽勝ねスーさん!」
夢「看病、詰まりは世話ですか。本業メイドとして負けられませんね…咲夜」
咲「貴女の手並みも拝見させてもらうわよ、夢子」
雛「毒人形と流し雛……厄いわね」

ともあれファイト開始である。なお、ジャッジもそのまま八意女史にお願いした。



まずはメディスン&雛の「人の形」チーム。
病室には意識が戻らないままベッドに寝かされた文。その横にメディスンが文を見ていた。
と、おもむろに折り紙を取り出したメディスン、暫くすると…
「ほらスーさん、永琳に教わった鶴が折れたよ。」
「あら、なら私はこの天狗の厄を引き受けるよう、雛を折りましょう」
「雛って言ったよね?私にもそれ、教えて~」
「メディスンと言いましたか。いいですよ。…こうして…こう、あら上手」
「出来たよスーさん!」

看病と行ってもメディスンは生まれたての妖怪。看病が分からず、とりあえずそばに居て、折り紙を折りながら明るく振る舞っていた。
だが…

文「うぅぅ……ん、うぐぐ…」

文の回りがメディスンの折った折り紙で一杯になってくると、どんどん文の顔色が悪くなっていった
「雛、どうして文はさっきより苦しそうなの?」
「えっと……あ、もしや」
そういうとメディスンの折り紙を1つ手にとる雛。

「……鈴蘭の毒が込められてる」
「スーさんの力で元気になるようにって!」

そう、メディスンの折り紙には「元気になりますように」という祈りと共に、彼女にとっては活力源である鈴蘭の毒が込められてた。
鈴蘭の毒によって文の容態は悪化。結果、また八意女史を呼ぶことになってしまった、



続いて夢子と咲夜、メイドチームの看病である。
八意女史の懸命な処置により再び一命をとりとめた文、再びベッドに寝かされていた。

「……とりあえず脂汗が酷いわね」
「この天狗は一体何故妖精に?」
「大方、見た目幼いチルノという氷精を追い回して、その友人にやられたのでしょう?」
「見た目幼い……?もしやこの天狗は」
「ええ、ロリコンってヤツね」

この会話の間に文の汗を拭き、着替えさせ終えていた。流石にメイドである。
「では咲夜、看病ついでにその歪んだ嗜好を直してしまいましょう」
「そうね、このままだと完治しても、また自分から殺されに行きかねないわね」
「…自分で提案しておいてアレですが、そこまでですか……」
「ええ、重度よ」

こうして看病に加え、文の嗜好矯正が平行して行われた。
枕元で夢子が女の魅力を吹き込んでみたり
咲夜がシリコン素材を文に握らせてみたり
夢子が神綺を呼んで膝枕させてみたり
咲夜が「手首にフィットするマウスパッド」を香霖堂から買ってきたり

その合間にはシーツ換えや寝返り補助、また病室の掃除などが完璧に行われていた。





そしてジャッジ。
文「皆さんのお陰で復活いたしました、清く正しい射命丸文です」
メ「……私は看病というか、トドメだったかなスーさん、くすん」
雛「でも頑張ってたわよ。偉いと思うわ」
文「さてジャッジですが、可愛らしいロリに看病されてトドメならばむしろ本望!至高!」
メ「えっ」
文「言うなれば我々の業界ではご褒b」



?「寝てなさい馬鹿天狗!『アポロ13』!」

咲「あら永琳、遅かったわね」
夢「……折角復活した天狗がまた瀕死ですが」
永「一応文のカルテを整理していたのよ。全く…」
雛「で、ジャッジは?」
永「流石に今回は、看病というスキルにおいて、メイド組に軍配ね。」


―――夢子咲夜組の勝ち


メ「……ゴメンナサイ雛、私のせいで。…ぐすん」
雛「私は大丈夫よ、貴女も頑張ったじゃない」
永「ジャッジとしてはメイド組勝利だけど…気持ちは貴女が一番伝わって来たわ」
メ「永琳……」
永「看病の方法は後で教えましょう。大事なのは『良くなって欲しい』と思うキモチよ」
メ「永琳……うん!今度教わりに行く!」
雛「うん、メディスン…頑張って」

咲「あら…勝ちはしたけど、やられちゃったわね」
夢「この魔界メイド、まだまだ未熟と言うことですか……神綺様、至らぬメイドをお許しください…」
咲「大袈裟…と言いたいけど、私もちょっと甘かったかしらね」


こうしてメディスンはまた1つを学ぶ。
一人で鈴蘭畑にいたころよりも、少しずつ、だが確実に。メディスンの世界は広がろうとしていた。


その一方で
文の虫の息が途切れるまで、あと……




















































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