東方ファイトスレ @まとめウィキ

27スレ第31戦

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匿名ユーザー

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魔理沙「ふぁ……ファイト……なのか……?」
前回ファイトの直後に開催された今回のファイト、実は魔理沙はまだ解放されていなかった。
黒魔女の服は下着までボロボロになり、胸と腰を隠すように蔦が絡んでいる。
何をされているのか、魔理沙の頬は少し上気して、目もやや潤んでいた。
もうこれ以上見過せない人ともう辛抱たまらん人が近くで見てはいるのだが、
いかんせんファイト連戦かつ状況の指定があり、手が出せないでいる。
小町「ああ、この漫画を全部、一気読みするってファイトだよ」
小町が持ってきた100冊近い単行本を、洞穴の床に置く。
それを見て魔理沙は懇願の視線を幽香に送ったが、当然それは逆効果、
ドSの化身たるゆうかりんをさらに燃え上がらせるだけだった。

その日魔理沙は、二度と解放されなかった…。
チラリズムとそこまでよの中間の生命体となり、
一日中漫画を読まされたのだ。
そしていっそ死にたいと思っても死ねないので
――そのうち魔理沙は考えるのをやめた。

映姫「失礼します」
永琳「……あのねぇ、いくらファイトだからって――」
輝夜「仕方ないわよ永琳、ファイトの指定は絶対だもの。あーたいへんだわー」
映姫「実際、揚げ菓子であるあられを食べ続けるのは少々酷でもありますので、
油分の少なめな、ひなあられを用意しました」
輝夜「逆につまみ難くなるけど……まあ仕方ないわよね、ファイトの指定だものねぇ」
永琳「……どうしてファイトの会場がここなんですか。しかも相手も来ないし」
映姫「魔理沙の方は幽香が手放さなかったため、そしてこちらの方は……
そちらの姫が、『絶対に外に出たくないでござる』と、魔理沙の居る洞穴でのファイトを拒んだためです」
輝夜「だって私まで捕まっちゃうかも知れないじゃない」
永琳「……それだけが理由とも思えませんが」
映姫「とにかく、ファイトの規定ですので従って頂きます。それでは読んで下さい」

映姫「という事で、全巻読んで頂きました。確認のために少し質問をしますが……
第三部ラストで、ジョセフが本物か確かめるために使われた曲の名前は?」
魔理沙「……あー……?……だい、さんぶ……?」
輝夜「今夜もイート・イット」
映姫「正解です。こんなくだらない事を覚えているのは、全巻読んだ人だけですね」
輝夜「まあ私は前に読んでるから、お題にもならなかったけどね」
魔理沙「なあ……ファイト……おわった、んだよな?……もう、かえれる……よな……?」
映姫「そうでした、勝者は蓬莱山輝夜、本日のファイト、ここまで!」
アリス「待たせたわね、魔理沙!今すぐ助けてあげるわ!」
パチュ「そんな格好も、囚われの暮らしも、『そこまでよ!』」
幽香「ふふん、ちょっとは愉しめるといいけど」
輝夜「あっちは大変ねぇ」
雛「こんにちはー」
永琳「あら、厄神」
輝夜「こんな所で何してるの?」
雛「いえ、あなたが食べられたひなあられ、あれって『雛あられ』なのよ」
輝夜「まあひなあられはひなあられだけど……」
雛「うーん、つまり『厄あられ』なの」
永琳「という事は……」
雛「ええ、厄を祓わないと、厄い事になるわよ」
輝夜「具体的には……きゃっ!?(びりびりっ)」
永琳「なんてこと……流れ弾で、姫の服がビリビリに……!」
雛「大変ねー、どうしましょう?」
映姫「少しそのままにしておきましょう」
永琳「命に別状は無いでしょうし、それが良いですね」
輝夜「ちょっとあんた達、他人事だと思って何言ってんのよ!」
雛「ちょっと食べるぐらいなら問題ないんだけど……」
永琳「姫はもりもり食べてましたからね」
映姫「魔理沙の受けた恥辱のいくらかでも身に受けてみる事です」
輝夜「私何もしてないのにーっ!」

結果:考えるのをやめた魔理沙はきちんと読んでおらず、輝夜の勝ち。






















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