藍「(少し前まで大暴れだった紫様も最近は大人しくして下さるし、
これでやっと私の方も旧作結界やら何やらの修復に取り組めるという物だ)」
紫「……つまんない」
藍「(おおまかな修復は適当に出来るとして、やはり細かい部分は神経を……)何か仰いましたか?」
紫「つまんないの。ちょっと弄るわよ」
藍「……は?紫様、一体何――(びくんっ)……幻想結界、内部側の開放スキームを実行します」
紫「細かい調整は任せるわ。なくならない範囲で閾値ギリギリをお願いね」
藍「畏まりました。限界まで解放の後、維持に移行します」
これでやっと私の方も旧作結界やら何やらの修復に取り組めるという物だ)」
紫「……つまんない」
藍「(おおまかな修復は適当に出来るとして、やはり細かい部分は神経を……)何か仰いましたか?」
紫「つまんないの。ちょっと弄るわよ」
藍「……は?紫様、一体何――(びくんっ)……幻想結界、内部側の開放スキームを実行します」
紫「細かい調整は任せるわ。なくならない範囲で閾値ギリギリをお願いね」
藍「畏まりました。限界まで解放の後、維持に移行します」
レミィ「力が漲ってくる……!今ならホームランバーの当たりから隕石の衝突までどんな運命でも操れる!
今この瞬間から、幻想郷の暦を紅魔元年にさせてあげるわ!行くわよ、咲夜!」
咲夜「はっ!私の能力もかつてなく高まっています。今なら5秒……いえ、9秒は止められます!
最ッ高ォにハイってヤツですよォーっ!」
今この瞬間から、幻想郷の暦を紅魔元年にさせてあげるわ!行くわよ、咲夜!」
咲夜「はっ!私の能力もかつてなく高まっています。今なら5秒……いえ、9秒は止められます!
最ッ高ォにハイってヤツですよォーっ!」
妖夢「……斬る事の極意……悟りました!今ならどんな物でも斬れる……
そう、白玉楼の食費を切り詰める事も、今なら容易にかの(ばたっ)」
幽々子「あらあら、半霊を死に誘ったら本体も死んじゃったのかしら?」
妖夢「……ちょっとしたショックです。というか、幽霊を死に誘わないで下さい!」
幽々子「なんとなく出来る気がしたからやってみただけじゃない」
そう、白玉楼の食費を切り詰める事も、今なら容易にかの(ばたっ)」
幽々子「あらあら、半霊を死に誘ったら本体も死んじゃったのかしら?」
妖夢「……ちょっとしたショックです。というか、幽霊を死に誘わないで下さい!」
幽々子「なんとなく出来る気がしたからやってみただけじゃない」
永琳「ウドンゲっ、姫は何処!?」
鈴仙「はぁ……先程枕を持ってあの襖の奥へ。あと伝言を承っています」
永琳「伝言?」
鈴仙「『私を探して御覧なさい、これが新難題よ』……だそうです」
永琳「千載一遇のチャンスに姫様はまたそんな事に……むしろウドンゲ!どうして姫を止めなかったの!」
鈴仙「えぇっ!?わ、私の所為なんですか!?てゐだった一緒に――居ないッ!?」
永琳「……姫を探す前に、ウドンゲにお仕置きが必要みたいねぇ……!」
鈴仙「ひぃーっ!?」
鈴仙「はぁ……先程枕を持ってあの襖の奥へ。あと伝言を承っています」
永琳「伝言?」
鈴仙「『私を探して御覧なさい、これが新難題よ』……だそうです」
永琳「千載一遇のチャンスに姫様はまたそんな事に……むしろウドンゲ!どうして姫を止めなかったの!」
鈴仙「えぇっ!?わ、私の所為なんですか!?てゐだった一緒に――居ないッ!?」
永琳「……姫を探す前に、ウドンゲにお仕置きが必要みたいねぇ……!」
鈴仙「ひぃーっ!?」
神奈子「空前の信仰が集まっているのを感じる……!諏訪子、打って出るわよ!」
諏訪子「あーうー、何処に行くのさ。大体早苗は何処行っちゃったの?」
神奈子「早苗の帰りを待ってなんていられないわ、この力で幻想郷の信仰を束ね、神の座を取り戻すのよ!」
諏訪子「あたしゃ、どーせどっかの誰かさんの悪ふざけだと思うけどねぇ」
諏訪子「あーうー、何処に行くのさ。大体早苗は何処行っちゃったの?」
神奈子「早苗の帰りを待ってなんていられないわ、この力で幻想郷の信仰を束ね、神の座を取り戻すのよ!」
諏訪子「あたしゃ、どーせどっかの誰かさんの悪ふざけだと思うけどねぇ」
星「大変ですナズーリン!宝塔を見失ってしまいました!」
ナズ「またですかご主人様……」
星「いえ、今回は違うんです。宝塔がある場所の見当はついているのですが……」
ナズ「ですが何ですか。大体いつもご主人様は……えっ!?」
星「……このように、財宝が四方八方から飛んで来てしまい、宝塔が埋もれてしまいました……」
白蓮「まあ、大変ですわね。でも大丈夫ですよ、星。この財宝を虐げられた妖怪たちのために使いましょう」
星「あ、そうですね、そうしましょう!流石は聖です!」
ナズ「……まあ、私のロッドも在処は示してくれるが障害の排除は出来ないからな……」
ナズ「またですかご主人様……」
星「いえ、今回は違うんです。宝塔がある場所の見当はついているのですが……」
ナズ「ですが何ですか。大体いつもご主人様は……えっ!?」
星「……このように、財宝が四方八方から飛んで来てしまい、宝塔が埋もれてしまいました……」
白蓮「まあ、大変ですわね。でも大丈夫ですよ、星。この財宝を虐げられた妖怪たちのために使いましょう」
星「あ、そうですね、そうしましょう!流石は聖です!」
ナズ「……まあ、私のロッドも在処は示してくれるが障害の排除は出来ないからな……」
上海「マスターシャンハーイ!」
量産上海「「シャンハイ!シャンハイ!」」
アリス「ああもう……なんで勝手に動き出しちゃったのかしら」
魔理沙「ほう、魔力が暴走すると思ったらアリスもか」
上海「マスターシャンハーイ!」
魔理沙「外に出たがってるんじゃないのか?」
アリス「ダメよ、こんな暴走状態で外に出したら何するか解らないもの」
量産上海「「シャンハイ!シャンハイ!」」
アリス「ああもう……なんで勝手に動き出しちゃったのかしら」
魔理沙「ほう、魔力が暴走すると思ったらアリスもか」
上海「マスターシャンハーイ!」
魔理沙「外に出たがってるんじゃないのか?」
アリス「ダメよ、こんな暴走状態で外に出したら何するか解らないもの」
チルノ「レティがいなくなったのに寒くない……どうして……?」
大妖精「ちちちチルノちゃんが、それだけだけつよくなったかららら……」
チルノ「大ちゃん、顔が真っ青だぞ、どうした!?(ぎゅっ)」
大妖精「(かちーん)」
チルノ「大ちゃん!?」
大妖精「ちちちチルノちゃんが、それだけだけつよくなったかららら……」
チルノ「大ちゃん、顔が真っ青だぞ、どうした!?(ぎゅっ)」
大妖精「(かちーん)」
チルノ「大ちゃん!?」
文「……!(しゅっ)」
村娘A「きゃっ!?」
村娘B「あーれー?」
村娘C「いやーん!」
文「……(超高速移動と同時に発生する風を適度に制御、捲れ上がるスカートの内側をミリ秒単位で狙い撃ち!
嗚呼、今まさにこの射命丸文は神の領域に踏み込んだと言って過言でないでしょう!)」
村娘A「きゃっ!?」
村娘B「あーれー?」
村娘C「いやーん!」
文「……(超高速移動と同時に発生する風を適度に制御、捲れ上がるスカートの内側をミリ秒単位で狙い撃ち!
嗚呼、今まさにこの射命丸文は神の領域に踏み込んだと言って過言でないでしょう!)」
映姫「えー、という事で」
小町「あれ、あたい達の出番は?」
映姫「私達は幻想郷の外側ですから、今回の件とは関係ありません」
小町「そんな!あたいの能力を駆使してあんな事やこんな事……」
映姫「……小町、私の能力が強化されたら、白黒はっきりつけても良いんですよ?」
小町「……な……何を、ですか……?」
映姫「小町のカレンダーを白黒はっきりつけて、『赤い日付を無くして』も良いという事です」
小町「大変だ、こんな異変はすぐに解決しなくちゃあ!」
映姫「協力的で大変助かります。改めまして、今回のファイトです。
恐らくあの性悪スキマがまた何かやらかしたに違いありません、助さん、格さん、こらしめてやりなさい」
霊夢「あんたは寺子屋の先生か……」
早苗「異変ですね!しかも相手は超大物妖怪!なんだかワクワクしてきましたよ!」
勇儀「こっちもだね。荒事と力仕事は全部任せな、その代わり――」
さとり「頭脳労働はこっち持ち、ですか。いいですよ、私もその方が向いてますし」
映姫「では早速ファイトを開始して下さい」
霊夢「面倒ねぇ……ま、何はともあれあいつの家を探さない事には――」
早苗「幻想郷では!」
霊夢「……?」
早苗「常識に捕われてはいけないのですね!」
勇儀「……あいつ何を……?」
さとり「っつ……いけない、勇儀、止めて!」
勇儀「は?何をだい?」
早苗「今回の能力暴走異変に於いて暴走している各人の能力とは即ち夫々の本質を成す物であり
その解釈の延長線で考えると妖怪の能力はともかく人間の能力を規定するのは難しくなりますですが
そこで人間の能力が認識から派生する物であると考える時各々の人間がどのような能力を持つかは
即ちその人間がどのような能力を望んだかに依存し(中略)私が神です!(ばんっ)」
霊夢「なに?神だって宣言するだけで神の力が得られるって事?」
さとり「いえ、そこに至る強烈な自己暗示に加え、
彼女の場合は元々が現人神であるという意識の所産でしょう。
まあそれ以上に彼女の能力が『非常識を司る程度の能力』だからでしょうけど」
勇儀「おーおー、随分相手にし甲斐がありそうじゃないか。いいな、さとり?」
さとり「……仕方ないわね、本当はこうなる前に止めて欲しかったけど」
勇儀「こうなるって解ってたら尚更止めないさ!」
さとり「……でしょうね。それじゃ、非常識には非常識、よろしくお願いね」
勇儀「任せな!そぉら、良い子はおねんねの時間だよ!(ぶんっ)」
早苗「(ぴしっ)この程度の拳、指一本で止められます!」
勇儀「なっ!?……よぉし、そーいう事かい。それじゃ遠慮は……いらないねっ!(ぶぉーん)」
早苗「くっ、開いた掌からマスパ!?」
勇儀「おっと、逃がしゃしないよ!」
早苗「マスパを推進力にして突進……!これは萌える展開!でもその前に回避して……背後を――」
勇儀「おやおや、『背後を取れば有利』ってのは、『常識』じゃないのかい?」
早苗「しまっ……背中全体から弾幕!?」
霊夢「……嬉しそうね、あんたの相方」
さとり「そちらもね。私の方はああいう異能対決を楽しめる性質じゃないわ」
霊夢「同感ね。何より面倒だし」
さとり「それで、どうするの?」
霊夢「どうするって、何が?」
さとり「どう考えてもあの人の仕業で、その場合目標は暇潰しでなければ貴女でしょう?」
霊夢「やっぱりそう思う?だからってこっちから出向くのも面倒でねぇ」
紫「(スキマ)そういうと思って私から出向いてあげたわよ」
さとり「いらっしゃい……前の時は遠く離れてたけど、今は目の前よね?(にこっ)」
紫「……!何を勝手に人の心を――」
霊夢「はいはい、それで私はどうすればいいの?」
さとり「……幾つかある選択肢の内で、穏当さと効果で考えると……膝枕かしら」
霊夢「はぁ……やるんなら神社の縁側とかの方が向いてる気がするけど」
紫「べ、別にそんな事望んでなんか――」
さとり「――いるわよね?(にこにこ)」
紫「……ぐっ……霊夢!今すぐ博麗神社に戻るわよ!」
霊夢「はいはい……ってその前に、この異変何とかしなさいよ」
さとり「あ、そちらは藍さんの所へのスキマを開いて頂ければ、私が何とかします」
紫「だってさ。さあ行くわよ霊夢、めくるめく二人の世界へ!(スキマ)」
映姫「(ずずずっ)……ふぅ、終わりましたか?」
小町「(うつらうつら……はっ)あ、終わったみたいですね」
映姫「ふむ。鍵は霊夢が持っていたとしても、その鍵を使ったのはさとりですか。
となると、さとり・勇儀ペアの勝ちとして良いでしょう。ではこれにてファイト終了、帰りますよ、小町」
小町「(四季様もかなり馴染んでるなぁ……)……あ、はーい」
小町「あれ、あたい達の出番は?」
映姫「私達は幻想郷の外側ですから、今回の件とは関係ありません」
小町「そんな!あたいの能力を駆使してあんな事やこんな事……」
映姫「……小町、私の能力が強化されたら、白黒はっきりつけても良いんですよ?」
小町「……な……何を、ですか……?」
映姫「小町のカレンダーを白黒はっきりつけて、『赤い日付を無くして』も良いという事です」
小町「大変だ、こんな異変はすぐに解決しなくちゃあ!」
映姫「協力的で大変助かります。改めまして、今回のファイトです。
恐らくあの性悪スキマがまた何かやらかしたに違いありません、助さん、格さん、こらしめてやりなさい」
霊夢「あんたは寺子屋の先生か……」
早苗「異変ですね!しかも相手は超大物妖怪!なんだかワクワクしてきましたよ!」
勇儀「こっちもだね。荒事と力仕事は全部任せな、その代わり――」
さとり「頭脳労働はこっち持ち、ですか。いいですよ、私もその方が向いてますし」
映姫「では早速ファイトを開始して下さい」
霊夢「面倒ねぇ……ま、何はともあれあいつの家を探さない事には――」
早苗「幻想郷では!」
霊夢「……?」
早苗「常識に捕われてはいけないのですね!」
勇儀「……あいつ何を……?」
さとり「っつ……いけない、勇儀、止めて!」
勇儀「は?何をだい?」
早苗「今回の能力暴走異変に於いて暴走している各人の能力とは即ち夫々の本質を成す物であり
その解釈の延長線で考えると妖怪の能力はともかく人間の能力を規定するのは難しくなりますですが
そこで人間の能力が認識から派生する物であると考える時各々の人間がどのような能力を持つかは
即ちその人間がどのような能力を望んだかに依存し(中略)私が神です!(ばんっ)」
霊夢「なに?神だって宣言するだけで神の力が得られるって事?」
さとり「いえ、そこに至る強烈な自己暗示に加え、
彼女の場合は元々が現人神であるという意識の所産でしょう。
まあそれ以上に彼女の能力が『非常識を司る程度の能力』だからでしょうけど」
勇儀「おーおー、随分相手にし甲斐がありそうじゃないか。いいな、さとり?」
さとり「……仕方ないわね、本当はこうなる前に止めて欲しかったけど」
勇儀「こうなるって解ってたら尚更止めないさ!」
さとり「……でしょうね。それじゃ、非常識には非常識、よろしくお願いね」
勇儀「任せな!そぉら、良い子はおねんねの時間だよ!(ぶんっ)」
早苗「(ぴしっ)この程度の拳、指一本で止められます!」
勇儀「なっ!?……よぉし、そーいう事かい。それじゃ遠慮は……いらないねっ!(ぶぉーん)」
早苗「くっ、開いた掌からマスパ!?」
勇儀「おっと、逃がしゃしないよ!」
早苗「マスパを推進力にして突進……!これは萌える展開!でもその前に回避して……背後を――」
勇儀「おやおや、『背後を取れば有利』ってのは、『常識』じゃないのかい?」
早苗「しまっ……背中全体から弾幕!?」
霊夢「……嬉しそうね、あんたの相方」
さとり「そちらもね。私の方はああいう異能対決を楽しめる性質じゃないわ」
霊夢「同感ね。何より面倒だし」
さとり「それで、どうするの?」
霊夢「どうするって、何が?」
さとり「どう考えてもあの人の仕業で、その場合目標は暇潰しでなければ貴女でしょう?」
霊夢「やっぱりそう思う?だからってこっちから出向くのも面倒でねぇ」
紫「(スキマ)そういうと思って私から出向いてあげたわよ」
さとり「いらっしゃい……前の時は遠く離れてたけど、今は目の前よね?(にこっ)」
紫「……!何を勝手に人の心を――」
霊夢「はいはい、それで私はどうすればいいの?」
さとり「……幾つかある選択肢の内で、穏当さと効果で考えると……膝枕かしら」
霊夢「はぁ……やるんなら神社の縁側とかの方が向いてる気がするけど」
紫「べ、別にそんな事望んでなんか――」
さとり「――いるわよね?(にこにこ)」
紫「……ぐっ……霊夢!今すぐ博麗神社に戻るわよ!」
霊夢「はいはい……ってその前に、この異変何とかしなさいよ」
さとり「あ、そちらは藍さんの所へのスキマを開いて頂ければ、私が何とかします」
紫「だってさ。さあ行くわよ霊夢、めくるめく二人の世界へ!(スキマ)」
映姫「(ずずずっ)……ふぅ、終わりましたか?」
小町「(うつらうつら……はっ)あ、終わったみたいですね」
映姫「ふむ。鍵は霊夢が持っていたとしても、その鍵を使ったのはさとりですか。
となると、さとり・勇儀ペアの勝ちとして良いでしょう。ではこれにてファイト終了、帰りますよ、小町」
小町「(四季様もかなり馴染んでるなぁ……)……あ、はーい」