咲夜「カツカレー大食い勝負…。しかも相手はあの闇幼…。
私の不利は否めないけれど時を止めれば何とか…。」
霊夢「今日は無制限でどれだけ多くカツカレーを食べられるか勝負してもらうわ。
因みに、今回の勝負は能力を使うのは無し。私の張った結界の中で勝負してもらうからね」
ルーミア「そーなのかー」
咲夜「…理由を聞かせてもらえるかしら」
私の不利は否めないけれど時を止めれば何とか…。」
霊夢「今日は無制限でどれだけ多くカツカレーを食べられるか勝負してもらうわ。
因みに、今回の勝負は能力を使うのは無し。私の張った結界の中で勝負してもらうからね」
ルーミア「そーなのかー」
咲夜「…理由を聞かせてもらえるかしら」
C.J「それは私が神聖なるカレーを汚されたくないからなのです。あと、結界を張ることによって乱入者を防ぐ為ですね。
なお、カレーの用意は私、キャプテン・ジャッジメントが担当させていただきます。残した者には…DEAD!!(死だ)」
霊夢「ちょっと村紗。寺の住人がカツカレー調理とかいいの?」
C.J「大丈夫。カツの肉感を引き立たせる為にカレーの肉は鶏肉で、しかも少なめにしてあるわ。
カツも市販の物を使っているから調理してないし。……あと私は村紗じゃない。JS38号ことC.Jだから!」
なお、カレーの用意は私、キャプテン・ジャッジメントが担当させていただきます。残した者には…DEAD!!(死だ)」
霊夢「ちょっと村紗。寺の住人がカツカレー調理とかいいの?」
C.J「大丈夫。カツの肉感を引き立たせる為にカレーの肉は鶏肉で、しかも少なめにしてあるわ。
カツも市販の物を使っているから調理してないし。……あと私は村紗じゃない。JS38号ことC.Jだから!」
ともかくファイト開始。咲夜は時間停止を使えない、絶望的な勝負になる。
ルーミア「(ムシャムシャ)わはー♪これすっごく美味しい!お肉も乗ってるし、たまんないわ」
霊夢「(モグモグ…)ほんと、かなりイケるわね」
C.J「(パクパク)当たり前です!このC.J、カレーと聖には一切妥協しません!(キリッ」
咲夜「…審判と調理担当まで食べてるのは誰もスルーなのね。
…しかし、今日のルーミアは何時にも増してペドいわね…。」
霊夢「(モグモグ…)ほんと、かなりイケるわね」
C.J「(パクパク)当たり前です!このC.J、カレーと聖には一切妥協しません!(キリッ」
咲夜「…審判と調理担当まで食べてるのは誰もスルーなのね。
…しかし、今日のルーミアは何時にも増してペドいわね…。」
ルーミア「おかわりー!」
咲夜「…いけない、ルーミアに見とれている場合じゃなかったわ。急いでたべないと…」
咲夜「…いけない、ルーミアに見とれている場合じゃなかったわ。急いでたべないと…」
一生懸命カレーを頬張るルーミアに気を取られていた咲夜は慌てて自分のカレー皿に向き直る。
咲夜「 …えっ? 」
そして奇妙なことに気付く。……自分の皿のカツカレーがいつの間にか……消えたのだ。
咲夜「……こ、これは一体……!?」
霊夢「どうしたのよ咲夜。1皿目でギブアップ?」
咲夜「い、いえ。ではおかわりを…」
咲夜「い、いえ。ではおかわりを…」
咲夜は霊夢を見つめる。…特に怪しいところは無い。
ルーミア「おかわりー♪」
咲夜「…今はファイトに集中しないと…………ッ!?」
咲夜「…今はファイトに集中しないと…………ッ!?」
またしてもカツカレーが消えている。カレー皿だけを残して。
咲夜「………。」
C.J「な、何ですかその目は?そんなに睨まなくても、おかわり盛りますよ?」
咲夜「………。」
C.J「な、何ですかその目は?そんなに睨まなくても、おかわり盛りますよ?」
村紗…JS38号にも妖しいところは無い。
ルーミア「まだまだいくのかー!」
咲夜「……また…消えている…!」
……これで3回目のカツカレーの消失。こうなると、もはやこの怪現象を引き起こしているのは一人しかいない。
咲夜「……また…消えている…!」
……これで3回目のカツカレーの消失。こうなると、もはやこの怪現象を引き起こしているのは一人しかいない。
咲夜(ルーミア……!!)
ルーミア「おかわりちょうだ~い♪」
咲夜「…私もです」
咲夜「…私もです」
……咲夜がルーミアを凝視する。
――見えた。一瞬だが、確かにルーミアの腕が一瞬だけ不自然にブレた。その瞬間、咲夜のカレー皿からカツカレーが消え失せた。
注視していれば何とか気付けるが審判の霊夢は食べるのに、C.Jは盛りつけるのに夢中で気付いていない……ッ!
――見えた。一瞬だが、確かにルーミアの腕が一瞬だけ不自然にブレた。その瞬間、咲夜のカレー皿からカツカレーが消え失せた。
注視していれば何とか気付けるが審判の霊夢は食べるのに、C.Jは盛りつけるのに夢中で気付いていない……ッ!
咲夜(これはどういう事…?私のカツカレーまで食べるなんて…。)
――ルーミアの不可解な行動に瀟洒なメイドの表情を崩さずに、しかしやや困惑気味になりながらも考える咲夜。
…しかしそんな事がわかるはずもなく、そのままファイトは続いていくのであった。
そして4時間後……。
ルーミア「もーお腹いっぱ~い」
咲夜「……私はおかわりを」
咲夜「……私はおかわりを」
C.J「…これで咲夜さんがルーミアさんを一皿上回りましたね…」
霊夢「…まさか、小細工なしの大食い勝負でルーミアに勝つ奴が現れるなんてね…。
……この勝負、咲夜549皿、ルーミア548皿で咲夜の勝ちよ…!」
霊夢「…まさか、小細工なしの大食い勝負でルーミアに勝つ奴が現れるなんてね…。
……この勝負、咲夜549皿、ルーミア548皿で咲夜の勝ちよ…!」
ルーミア「へーそーなのかー」
咲夜「……。」
咲夜「……。」
咲夜「……ルーミア、ちょっと良いかしら」
ルーミア「…?な~に?」
ルーミア「…?な~に?」
――東方ファイト終了後の帰り道。咲夜は、どこかにフラフラ飛んで行こうとするルーミアを呼び止める。
咲夜「……ルーミア。先程の勝負、どういうつもりかしら?」
ルーミア「私の負けってこと?」
咲夜「それは過ぎた事です。…何故貴女は、私のカツカレーまで食べていたのかしら?…って事。」
ルーミア「私の負けってこと?」
咲夜「それは過ぎた事です。…何故貴女は、私のカツカレーまで食べていたのかしら?…って事。」
ルーミア「…私はただ一杯ごはんが食べたいだけ。だから早く勝負が終わってほしくなかったのよ。
だから、こっそり咲夜の分も食べちゃったの。巫女もJSもカレーに夢中で気付いてなかったんだけどなー」
だから、こっそり咲夜の分も食べちゃったの。巫女もJSもカレーに夢中で気付いてなかったんだけどなー」
咲夜「なっ…?」
ルーミア「普段だと閻魔がいるから、勝手にたくさん食べられないじゃない?だから、今日はちょっとだけずるっこしたのよ。
でも、咲夜は気付いてたのかー。そーなのかー」
ルーミア「普段だと閻魔がいるから、勝手にたくさん食べられないじゃない?だから、今日はちょっとだけずるっこしたのよ。
でも、咲夜は気付いてたのかー。そーなのかー」
……ただお腹一杯食べたいだけ。そう答えるルーミアに咲夜は半ば呆れながらも、さらにルーミアに問う。
咲夜「…貴女は、自分が勝利することは考えてなかったの…?」
ルーミア「ん~……」
ルーミア「ん~……」
咲夜の問いにルーミアは居場所がないかのようにむずがりながらも、
ルーミア「楽しければ良いじゃない?」
――そう、一言で答えた。