東方ファイトスレ @まとめウィキ

45スレ第30戦(2)

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匿名ユーザー

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咲夜「カツカレー大食い勝負…。しかも相手はあの闇幼…。
   私の不利は否めないけれど時を止めれば何とか…。」
霊夢「今日は無制限でどれだけ多くカツカレーを食べられるか勝負してもらうわ。
   因みに、今回の勝負は能力を使うのは無し。私の張った結界の中で勝負してもらうからね」
ルーミア「そーなのかー」
咲夜「…理由を聞かせてもらえるかしら」

C.J「それは私が神聖なるカレーを汚されたくないからなのです。あと、結界を張ることによって乱入者を防ぐ為ですね。
   なお、カレーの用意は私、キャプテン・ジャッジメントが担当させていただきます。残した者には…DEAD!!(死だ)」
霊夢「ちょっと村紗。寺の住人がカツカレー調理とかいいの?」
C.J「大丈夫。カツの肉感を引き立たせる為にカレーの肉は鶏肉で、しかも少なめにしてあるわ。
   カツも市販の物を使っているから調理してないし。……あと私は村紗じゃない。JS38号ことC.Jだから!」

  ともかくファイト開始。咲夜は時間停止を使えない、絶望的な勝負になる。

ルーミア「(ムシャムシャ)わはー♪これすっごく美味しい!お肉も乗ってるし、たまんないわ」
霊夢「(モグモグ…)ほんと、かなりイケるわね」
C.J「(パクパク)当たり前です!このC.J、カレーと聖には一切妥協しません!(キリッ」
咲夜「…審判と調理担当まで食べてるのは誰もスルーなのね。
   …しかし、今日のルーミアは何時にも増してペドいわね…。」

ルーミア「おかわりー!」
咲夜「…いけない、ルーミアに見とれている場合じゃなかったわ。急いでたべないと…」

  一生懸命カレーを頬張るルーミアに気を取られていた咲夜は慌てて自分のカレー皿に向き直る。

咲夜「 …えっ? 」

  そして奇妙なことに気付く。……自分の皿のカツカレーがいつの間にか……消えたのだ。

咲夜「……こ、これは一体……!?」

霊夢「どうしたのよ咲夜。1皿目でギブアップ?」
咲夜「い、いえ。ではおかわりを…」

  咲夜は霊夢を見つめる。…特に怪しいところは無い。

ルーミア「おかわりー♪」
咲夜「…今はファイトに集中しないと…………ッ!?」

  またしてもカツカレーが消えている。カレー皿だけを残して。
咲夜「………。」
C.J「な、何ですかその目は?そんなに睨まなくても、おかわり盛りますよ?」

  村紗…JS38号にも妖しいところは無い。

ルーミア「まだまだいくのかー!」
咲夜「……また…消えている…!」
  ……これで3回目のカツカレーの消失。こうなると、もはやこの怪現象を引き起こしているのは一人しかいない。

咲夜(ルーミア……!!)

ルーミア「おかわりちょうだ~い♪」
咲夜「…私もです」

  ……咲夜がルーミアを凝視する。
  ――見えた。一瞬だが、確かにルーミアの腕が一瞬だけ不自然にブレた。その瞬間、咲夜のカレー皿からカツカレーが消え失せた。
  注視していれば何とか気付けるが審判の霊夢は食べるのに、C.Jは盛りつけるのに夢中で気付いていない……ッ!

咲夜(これはどういう事…?私のカツカレーまで食べるなんて…。)

  ――ルーミアの不可解な行動に瀟洒なメイドの表情を崩さずに、しかしやや困惑気味になりながらも考える咲夜。

  …しかしそんな事がわかるはずもなく、そのままファイトは続いていくのであった。

  そして4時間後……。

ルーミア「もーお腹いっぱ~い」
咲夜「……私はおかわりを」

C.J「…これで咲夜さんがルーミアさんを一皿上回りましたね…」
霊夢「…まさか、小細工なしの大食い勝負でルーミアに勝つ奴が現れるなんてね…。
   ……この勝負、咲夜549皿、ルーミア548皿で咲夜の勝ちよ…!」

ルーミア「へーそーなのかー」
咲夜「……。」


咲夜「……ルーミア、ちょっと良いかしら」
ルーミア「…?な~に?」

  ――東方ファイト終了後の帰り道。咲夜は、どこかにフラフラ飛んで行こうとするルーミアを呼び止める。

咲夜「……ルーミア。先程の勝負、どういうつもりかしら?」
ルーミア「私の負けってこと?」
咲夜「それは過ぎた事です。…何故貴女は、私のカツカレーまで食べていたのかしら?…って事。」

ルーミア「…私はただ一杯ごはんが食べたいだけ。だから早く勝負が終わってほしくなかったのよ。
     だから、こっそり咲夜の分も食べちゃったの。巫女もJSもカレーに夢中で気付いてなかったんだけどなー」

咲夜「なっ…?」
ルーミア「普段だと閻魔がいるから、勝手にたくさん食べられないじゃない?だから、今日はちょっとだけずるっこしたのよ。
     でも、咲夜は気付いてたのかー。そーなのかー」

  ……ただお腹一杯食べたいだけ。そう答えるルーミアに咲夜は半ば呆れながらも、さらにルーミアに問う。

咲夜「…貴女は、自分が勝利することは考えてなかったの…?」
ルーミア「ん~……」

  咲夜の問いにルーミアは居場所がないかのようにむずがりながらも、

ルーミア「楽しければ良いじゃない?」

  ――そう、一言で答えた。




































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