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51スレ第34戦(2)

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匿名ユーザー

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「バンジー真剣白刃取り」とは
その名の通り空高くに浮かぶ船からバンジージャンプで飛び降りてきた相手の攻撃を受け止め
、相手が船に戻る前に刀をへし折る競技である。
もちろんのことだが受け止めるのに失敗したり、相手が空へ上昇していく前に刀を折る事がで
きなければ失敗となる。
ちなみにどちらも成功した場合は相手の刀を受け止めてからへし折るまでの時間の速さで勝負
を決める。

映姫「という感じの競技です。よろしいですか?」

美鈴「なるほど、了解しました」

神子「同じく。面白そうな競技ですね」

映姫「今回の船は命蓮寺に方々に聖輦船にお借りしました。飛び降りて斬りかかる役は比那名
居天子がやってくれます」

天子「閻魔様に頼まれたんじゃあしょうがないわね……ああ、やだやだ。こんなことの手伝い
なんて地上の者にやらせればいいのに」

神子(と言いつつも内心ではとても喜んでますね……競技の手伝いに誘われたのがそんなに嬉
しかったのでしょうか……まあ、私には関係のないことですが)

映姫「いえ、八雲紫からの推薦です。まあどっちにしろやってくれる人が居なかったので頼み
にまわったかもしれませんが」

天子「え、八雲紫の……まあいいわ。もう引き受けちゃったしね」

神子(疑い三割、嬉しさ七割といった所でしょうか。宿敵からの推薦がよほど嬉しかったよう
ですね。少し口元が緩んでるところが微笑ましいです)


映姫「それでは競技を始めましょう。どちらからいきますか」

美鈴「……私からいきましょう。いつでも来てください」

映姫「それでは……始め!」

天子「いくわよ。要石「天地開闢プレス」!」

文「天子さんスペルカード発動。要石の落下エネルギーを使い、目にもとまらぬスピードで落
下していきます」

ひゅうううううううううん

美鈴(落ち着け……目で見ては確実に捕らえられない……目を瞑り神経を集中させ、気の流れ
を読むんだ……)

文「美鈴選手、なんと目を瞑りました。さあ、そうしている間にも天子さんが迫ってきます」

ひゅうううううううううん

天子「てりゃあ!」

ブゥン

美鈴「っせい!」

ガシィ

文「おおっと、これはすごい。美鈴選手、目を瞑ったままのキャッチに成功しました」

映姫「いえ、まだです。刀を折るまでが競技ですから」

美鈴「うおりゃあああああ」

バキン

映姫「……0.82秒。さすがですね」

ぎゅいいいいいいいいん

(ものすごい勢いで引き戻される天子)

天子「え、私ってどうなるの?もしかしてこのまま船にぶtごふぅぅぅ」

神子(ああ、推薦した理由はこれですか…納得です。それにしてもこれは酷い)



映姫「さて、お次は豊聡耳神子。あなたの番です」

神子「準備はできてます。いつでも始めてください」

映姫「分かりました。では……始め!」

天子「ちょっと待ちなさい。いくら私が天人といってもさすがにこのスピードで船にぶつかっ
たらすごく痛いのよ。二度もやってらんないわ」

紫「ふふふ、一度引き受けたのならちゃんと最後までやらなきゃ駄目よ」

ドン

ひゅうううううううううん

天子「きゃああぁぁぁぁぁ。八雲紫、謀ったわねえぇぇ!」

紫「特別サービス。さらに加速させてあげるわ」

ぎゅおおおおおおおおん

天子「うわあぁぁぁん。もうどうにでもなれえぇぇぇぇ」

ぎゅおおおおおおおおん

神子(あの天人の欲……手に取るように分かります。どこで刀を振り下ろすか、そしてその後
どうなるかの未来まで全て読めました。私は確実に刀を受け止め、あの門番よりもはやく叩き
折るでしょう、そして……。あの天人、自業自得な所もあるとはいえ可哀想に……。まあわた
しは競技の方に集中を……)

天子「私もろとも死ねえぇ!」

ぎゅおおおおおおおおん

神子「……やっぱり放ってはおけません。あの天人は確かに自分勝手なことをすることもある
のでしょうが、だからといってこの仕打ちは酷い。和の精神に反しています」

神子「たああぁぁ」

ガシィ

天子「え……」

文「これはどういうことか!豊聡耳選手独特の構えからジャンプし比那名居天子をキャッチし
ました!」

天子「な、なにをする気なの」

神子「このままこのゴムロープを切りますよ」

美鈴「あ、あれは!」

文「知っているのですか。美鈴さん」

美鈴「あれはカポエイラの技の「フラカォン」です。あの竜巻のような足の捻り方、間違いあ
りません。珍しい技ではありませんがあれほどのフラカォン見たことがないです!」

ブチィ

文「豊聡耳選手、河童が作った特性ゴムロープやすやすと切り裂きました!素晴しい技の切れ
ですね。見てて気持ちが良いです」

映姫「まあ、刀を受け止めていませんし折ってもないので失敗なんですけどね。この勝負、紅
美鈴の勝利!」

神子「ああ、やっぱりそうなりますよね」

天子「余計なことするから負けるのよ。さすがは地上の民ね」

神子「……ところであなた、いつも退屈してるそうですね。退屈なときは私の道場に来てみて
はどうです。お茶くらいなら用意しますよ。なんなら一緒に道教の修行でも……」

天子「だ、誰があんたなんかと修行なんてするもんですか。でもまあ、一回ぐらい行くかもね
。すっごく退屈なときに一回くらいね」

神子「まあ、気が向いたらで結構です。いつでも待ってますよ」

神子(うぅ、あの天人のただ寂しい思いをしたくないというささやかな願いを聞き入れるため
に肝心の勝負を捨てるなんて為政者としては失格です)

神子「私の負けです。真剣勝負であのようなことをしてしまって申し訳ありません」

美鈴「いえ、素晴しい技と和の心。その二つを見れて私はとても満足しています。今度戦うと
きは技と技で競いあいましょう」

神子「ははは、そのときはお手柔らかに頼みますよ」

神子(でも幻想郷では……為政者など必要ないこの幻想郷では……そんな生き方もありなのか
もしれませんね)

神子が刀を受け止めず天子を受け止めてしまったため、紅美鈴の勝利

天子「やっほー。今日も遊びに来てあげたわよ」

神子(あれから毎日あの天人が遊びに来るようになってしまいました…まあいいんですけどね
ぇ)

布都「ぬぬぬ、あの女。太子様にあんなに馴れ馴れしくしおって」

天子「あら、そこの臣下の方、お茶でも淹れてくれないかしら」

布都「ええい、我に命令して良いのは太子様だけだ!」

神子(はあ…)

屠自古「カリスマがあるってのも大変ですねぇ」




















































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