悲しみの空(後編) ◆Ok1sMSayUQ
場の空気は、まるでそこが真空であるかのように音一つなかった。
ここから何かが起こるのを期待しているかのように、不気味なくらいに静まり返った空間を八雲紫は見渡した。
木の根に寄りかかり、ちらりと一瞥を寄越したまま何も喋らない博麗霊夢。
地べたに這い蹲るようにして倒れ、苦痛の呻き声を上げている
フランドール・スカーレット。
そして表情を恐怖の色に凍らせ、こちらを凝視している霧雨魔理沙の姿を目に入れて、紫はスッと目を細めて言った。
「貴女、何をしているのか分かっているのかしら」
持ち上げられかけていたミニ八卦炉が、だらりと下げられる。
色のない平坦な声は、魔理沙から多少の戦意をもぎ取ることに成功したようだった。
しかし代わりに魔理沙は「違うんだ!」と感じていた恐怖を振り払う声を出す。
「私は霊夢を殺そうとしていたわけじゃない! 逆だ、私達は霊夢を止めるために……」
「紫。嘘つきは魔理沙よ。こいつは悪魔の妹と手を組んで襲ってきた」
「霊夢! お前っ……!」
今にも食って掛かりそうな目つきで魔理沙が霊夢を睨んだ。
「魔理沙の言ってることは嘘じゃない! 見てみなさいよ! あいつの服は血まみれでしょ!」
げほげほと咳き込みながら、それでも大声で魔理沙を援護するフラン。
確かに霊夢の服はいつもの巫女服ではないうえ、ほぼ全身に渡って血に塗れていた。
だがそんなことは、事実がどうであろうが、紫には関係がなかった。
霊夢と敵対していたのであれば、既に紫の取るべき行動は決まっていた。
「どうでもいいのよ、そんな事は。私は常に、博麗の巫女の味方ですわ」
「紫……!」
魔理沙の切迫した声を、紫は「私は、幻想郷の味方」と跳ねつける。
「霊夢を、博麗の巫女を失うことは何があっても阻止しなければならない。
貴女方はその価値を理解していないのかもしれないけど、霊夢の死は幻想郷の死を意味するの」
「だから違う! 私もフランも殺す気なんてない! 信じてくれ!」
「信じられる話ではありませんわ。私が見た時点で、貴女と霊夢は殺し合っているようにしか見えなかった」
「それは……」
「……不穏分子を、放置しておく気はないわ。幻想郷のためなら、私はなんだってする。殺すことさえ、ね」
一歩踏み出し、拒絶の意志を示したつもりだったが、魔理沙は尚も説得の言葉を重ねてきた。
「幻想郷のためって……私だって考えてるさ! 今は内輪揉めしてる場合じゃないんだ。人も妖怪も皆で協力しなきゃダメなんだよ!
そのためにまず殺し合いをやめさせることから始めなきゃダメなんだ! だから私は霊夢を……」
「結論から言えば、霊夢さえ生きていればいいのよ。貴女の存在は端からどうでもいい事柄」
魔理沙の弁を遮る形で紫は抗論した。
魔理沙の言っていることも分からなくはない。それが理想だと紫も分かっている。
仮に殺し合いを収めるとして、その間に霊夢が生きているという保障はあるのか?
スペルカード
ルール無用の状況で、霊夢だって殺されるかもしれない。現に今の状況がそうだ。
霊夢が死んでしまえば元も子もない。博麗大結界は破れ、自分達はたちまちのうちに幻想と現実の狭間に飲み込まれ、存在を失う。
ここにいる連中だけではなく、幻想郷で生きる全ての存在も。
紫にはそれを守る義務があった。
幻想郷があったからこそ生きてこられた妖怪として。
全てにおいて何よりも優先しなければならない事柄だった。
今までの行動も全部は幻想郷のためにやっていたに過ぎない。
異変を解決しようと思ったのも、霖之助と一時的にでも手を組んだのも。
そのためになら自らの手も汚す。
だから森近霖之助も遠ざけて、一人でここまで来た。
こんな役目は一人でいい。
この役割は大妖怪にのみ、幻想郷から存在を与えられた孤高の妖怪にしか行えない役割なのだ。
霖之助と交わした契約も、友人達の存在もそれに比べれば取るに足らないものでしかない。
だからこれで、いい。
「幻想郷を愛する者として、私はこの異変を解決しなければならない。霊夢を生き残らせなければならないのよ」
魔理沙やフランのような、ただの人妖とは違う。
大妖怪の使命をもう一度頭の中で反芻して、紫は為すべきことを為そうとクナイを手に構える。
戦闘は避けられないことをようやく理解したらしい魔理沙は、それでも納得がいかないように呻いた。
「幻想郷幻想郷って……そのためなら何だってしてもいいっていうのかよ。幻想郷のためなら誰でも手にかけるっていうのか?
お前にだって友達はいるだろ? 一緒に暮らしてる藍もいるじゃないか。それを、全部切り捨てるなんて……寂しすぎるよ」
「……っ」
魔理沙の口にした寂しい、という言葉に紫の体が一瞬硬直する。
本当に切り捨てられるのか、と考えることを遠ざけてきた疑問が浮かび上がる。
「何もかもを、自分でさえ犠牲にして、そんなものの上に成り立つ未来なんて私は認めない。
霊夢。紫。私達はなんで生きたいんだ? 私は決めてる。皆で、暢気に暮らしたい。それを取り戻す。
悪魔でも、胡散臭いスキマ妖怪でも、博麗の巫女とやらでも、私は全部が欲しい。欲しいから、絶対に諦めない」
言い切った魔理沙には、理想論を唱えているだけではなく、自らが率先してどうすれば実現できるかを考えようとする意志があった。
現実に妥協することなく、どこまでも自分の意思を信じてやり通そうとする姿は、
自分と同じようでありながら性質はどこまでも異であった。
やれると決意したはずの体が鈍くなり、理性で塗り固めていたはずの意識に自分の意思が雪崩れこんで来るのを紫は感じていた。
幻想郷の皆を眺めながら暮らしたい。下らない会話に興じて、酒を愉しみながら一日を過ごしたい。
そうして戻ってきた寝床では、待っていてくれる存在があって……
「私には未来なんてどうでもいい。私がするべきことは一つ。この異変を解決することだけよ」
紫の意識を引き戻したのは、まるで平時と変わらない、誰にも囚われることのない霊夢の声だった。
私の味方ならやってくれるわよね、と呼びかける視線から目を反らすことが出来ず、
紫はそれでもやるしかない、と内奥から滲み出る思いに無理矢理蓋をした。
一個人の願いなどちっぽけ過ぎる。幻想郷を支える大妖怪としてここで役割を投げ出すわけにはいかない。
そう、今は目の前の敵対する存在を排除すればいい。
既に戦えるだけの力を取り戻したらしい霊夢が紫の横に並んだ。
「私が魔理沙をやる。紫はフランをお願い」
霊夢の声で全ての思考を打ち切った紫は、下ろしかけていたクナイを再び持ち上げ、遠くにいるフランを見据えた。
この分からず屋、というようにフランの口が動き、寧ろ憎んでくれた方がありがたいと紫は思った。
相手が憎んでいるのなら、受け流せる。それも是と受け止められるから。
クナイを投擲しようとした紫の耳に、「紫様っ!」と聞き慣れた声が届き、再び全身の筋肉が硬直した。
息せき切って紫の前に飛び出してきたのは他ならぬ自分の式、八雲藍だった。
「紫様! お止めください! 霧雨魔理沙は敵ではありません!」
「藍……?」
無理矢理に思考の外へ追いやっていた存在が現れたこと、そして自分を制止しようとしていることとが重なり、
紫は呆然とその場に立ち尽くした。
なぜ、藍までが私を止めようとする?
間違っているからという声が紫の中で響き、だからもう止めろと叫ぶ意識がはっきりと聞こえた。
何が間違っている、と紫は問い返した。霊夢を守り、幻想郷を守るためならばこの異変において多少の犠牲は必要不可欠。
幻想郷に生かされてきた妖怪として、孤独を強いられた妖怪として既にそんな覚悟は済ませてきたはずではなかったのか。
橙のことを忘れたのも、霖之助の言葉を裏切ったのも覚悟があったからではないのか。
孤独という病から逃れられぬと知っていたから、せめて大妖怪であろうと決めたはずではなかったのか。
自分のしていることは何も間違っていないという自覚がある。なのにどうして、体は止めようとするのだ……?
「刃をお収め下さい! ここで我々が潰し合うのは得策では――」
「藍っ! 逃げろっ!」
魔理沙の絶叫が響いたのと、折れた刀を振り上げた霊夢の姿が藍の後ろに見えたのはその時だった。
紫は何もできず、ただ見ていることしか出来なかった。
藍の姿越しに見えた霊夢の瞳は、紫を物と見る目をしていた。既に用済みなのだと、紫の悲壮な決意を踏み躙るように。
霊夢には最初から幻想郷など何も関係がなかった。彼女はただ、異変を解決することしか考えていない。
その為に全てが亡ぶことになろうとも。それが自らの運命、役割なのだと断じて。
霊夢こそ止めるべき存在だったと紫が認識した瞬間、藍の腹部から折れた刀が突き出していた。
血の華を咲かせ、それでも紫を守るように大地を踏みしめた藍が「式神」と搾り出す。
「仙狐思念……!」
「拡散結界!」
藍のなけなしの意地とも言えた至近距離からのスペルも、ほぼ同時に結界を展開させた霊夢に相殺され、
その余波を食って藍共々紫も吹き飛ばされる。
宙を舞いながら、それでも藍は自分を守ろうとして抱きかかえていた。
弾き飛ばされたからなのか刀は抜け、誰の目にも致命的と言えるくらいの血が溢れ出していた。
どうして。ただその思いで藍を見ていた紫に、藍がいつもの柔らかい微笑を浮かべていた。
「……ご無事で、何よりです」
愚直なまでに自分を案じる声に紫は、取り返しのつかないことをしてしまったと顔を青褪めさせた。
孤独を克服する方法はこんなにも近くにあったのに。自分はもうその方法に気付いていたというのに。
自分のつまらないプライドで顔を背けてきた結果が、これだというのなら。
最初からそんな自尊心など満たそうとするのではなかった。
後悔が紫の全身を満たした直後、藍共々地面に身を打ちつけてごろごろと転がる。
毒で痛んだ手が更に痛みを訴えたが、紫の心の苦痛に比べればそんなことは些細なことだった。
私は、一体、何を以って正しいと断じればいいのだ?
絶望が胸を押し潰す。藍の微笑が目の裏に焼きついている。
どうすればいい。紫は答えを求めて、のそりと起き上がる。
霊夢はどうなった。魔理沙は? フランは?
自分のお陰で窮地に追い込んでしまった二人の行方を目で追う。
二人の姿はすぐに見つかった。そこには霊夢もいた。
霊夢は、刀を突き刺していた。
フランの前に立ちはだかっていた――
森近霖之助に。
* * *
霊夢の行動は極めて迅速だった。
八雲藍の介入で紫の動きが一時的にしろ止まると理解した瞬間、すぐさま手のひらを返して藍を殺害。
紫が藍の抵抗で殺せないと判断するやいなや踵を返し、今度はフランの方へと向かってきたのだ。
しかも結界で弾き返したときにはどさくさ紛れに藍の荷物まで奪うという徹底振り。
からくり染みた判断力と行動に驚嘆すら覚える。フランにとって幸いだったのは、ターゲットが魔理沙ではないことだった。
体はまるで動かないが、霊夢を僅かにでも足止めするくらいの力は残っている。
後は魔理沙に任せればいい。
死ぬかもしれないという恐怖があったが、それ以上に背中を任せていられる魔理沙の存在がフランに覚悟を固めさせた。
お前なんかとは違う。一人のお前よりも二人の私達の方が強いんだ。
絶対に屈するものかと霊夢の姿を真正面に捉えたとき、それを遮るようにして現れた人影があった。
魔理沙ではなかった。魔理沙は遠くで何事かを叫んでいる。
絶叫に近しい声はここから先に起こる絶望を象徴しているかのようで、フランもゾクリとした悪寒を覚えた。
やめろ、盾になんかならなくていい――誰かも分からない影にそう言おうとして、しかし手遅れだった。
勢いのついた霊夢は止まらず、フランの前に立ちはだかった誰かも石像のように仁王立ちしたままだった。
結果として、先程の藍と全く同じように、フランの盾になった人物は霊夢の刀を受けてかはっ、と呻いた。
「りん、のすけ……さん?」
その瞬間に聞いた霊夢の声はひどくか細く、自分が何をしたのかも分かっていない様子だった。
何をどうしても変わらないはずの、ロジックだけで動く人形が本来の『博麗霊夢』を取り戻したかのようにも思えた。
信じられないという風に首を振り、よろよろと数歩後ろに下がる。「こんな、こんなことをするつもりじゃ」と呟きながら。
自分と戦っていたときとはまるで別人のような霊夢に、やはり彼女も人間なのかと場違いな感慨すら涌いた。
「……霊夢」
低く唸る声にビクリと霊夢が震えた。まるで親に叱られるのを恐れる幼子のように。
「やめろ。な、こんなこと……」
そこで言葉を途切れさせ、立つ力をも失って地面に倒れる。
死んだと錯覚したらしい霊夢が、感情を発露させて絶叫した。
「あ、あ……ああああぁぁぁっ!」
髪を振り乱し、この現実を認めまいとするかのように彼女は逃げた。
追うものはいなかった。フランはそんな状態ではなかったし、藍も紫もあのザマだ。唯一、動けたはずの魔理沙も……
「……香霖」
香霖と呼んだ人物の前にぺたんと座り込み、途方に暮れた声を出した。
その目が霊夢と同じく、絶望に打ちひしがれているのを確認したフランも、考えうる限り最悪な結果になったのだと理解した。
「そんな声を出すんじゃない、魔理沙……女の子だろう?」
「香霖!?」
魔理沙も死んだと思っていたのか、再び聞こえた声に、ぐしゃぐしゃになっていた顔を上げた。
緩慢な動作で魔理沙とフランの両方を見渡した『香霖』は、疲れたように笑い、それから血を吐き出した。
――助からない。
それはフランだけでなく、魔理沙も直感したのか、「死ぬな!」と懇願するように叫んで、口の周りの血を拭き取った。
「そうだ、なあ香霖。今の私って蓬莱人なんだぜ? 私の血を飲めば、香霖だって」
「そいつは……面白い話だな。だけど、無駄だろう。紫を見ていれば分かる、さ。あいつも弱くなっている」
「そんなことない! 化物にまでなったのに、香霖一人救えないでたまるか!」
動転の余り落としていったのだろう、霊夢の刀を拾い上げ、手を切ろうとした魔理沙の腕を『香霖』が掴む。
ぎょっとした魔理沙の様子から、その土気色の表情では想像も出来ない力で掴まれたのに違いなかった。
「化物なんかじゃないさ……魔理沙が、不死でも、僕の大切な……可愛い妹分だ。だから、やめろ。自分を傷つけるな。
人間の女の子なんだから、誰かに守ってもらえ。僕には……務まりそうもないがね」
くっくっと自嘲するように笑い、また血を吐き出した。声も掠れて小さい。フランも直視することが出来ずに目を反らした。
こんなにもつらく、重たい死というものをフランは見た事がなかった。
死ぬのは、こんなに怖いことなのだ。そしてあまりにも悲しいことであるのを、理解したのだった。
「紫に、言伝を頼むよ」
魔理沙は無言だった。首肯があったかどうかさえ判然としない。
「契約を守れず……済まなかった」
「香霖」
返事はなかった。また一つ……命が失われた。
嗚咽さえもそこにはなかった。無常に横たわる死だけが、魔法の森に存在していた。
一体、どうしてこんなことになってしまったのか。
顔をうつむけ、『香霖』の遺体を見つめたままの魔理沙を見ながら、そして棒立ちになったままの紫を見ながら、
フランは己の中に抗いようのない感情が生まれてくるのを感じた。
『香霖』も藍も、どうして死ななければならなかったのか。
悲しみか怒りか、自分でも判断できない感情を制御することができず、フランは他者にぶつけるという手段しか為すことが出来なかった。
この理不尽な死ばかりが溢れる現実に、どうやって対応したらいいのかも糾弾したらいいのかも分からず、フランはぼそりと呟いた。
「……あんたのせいだ」
フランが睨んだ先には紫がいた。
こいつが邪魔さえしなければ。こいつが来ることさえなければ。
誰も死ななかったかもしれないのに。
無言で顔を俯けた紫に、フランはさらに言葉を浴びせた。
「あんたさえ来なければこんなことにはならなかったのに! 何が幻想郷のためよ、あんたなんかいなくなっちまえば――」
「バカッ!」
鋭い声と共に頬が張られ、それが魔理沙によるものだと気付いたフランは呆然と魔理沙を見返した。
反論する暇を与えず、魔理沙は胸倉を掴んで言った。
「誰かのせいにするなっ! それでも私の友達か!?」
頬を張られた痛みよりも、言葉の中身がフランの頭を揺らした。
魔理沙は一瞬目を伏せながらも、気丈な声で続けた。
「紫だって、始めからこうなるのを望んでたわけじゃない。それに私が紫の立場でも霊夢に味方してたさ……
だってそうだろ? 霊夢は幻想郷で誰よりも大切な存在なんだから。紫の行動は、間違っちゃいなかった。
私達も霊夢を止めようとした。それも間違っちゃいない。霊夢は霊夢でこの異変を解決しようとしてた。
だから、誰も間違ってないんだよ、フラン。……分かってくれ」
「でも……でも、魔理沙!」
「誰かのせいにして場を収めたところで、そんなのは本当の解決じゃないし、そんなことして得た納得なんて納得じゃない。
妥協しろって言ってるんじゃない。憎んで解決したって、そんなの意味がないじゃないか……」
そうしなければ紫を守ろうとした藍と『香霖』が死んだ意味がないというように、魔理沙は紫を見やる。
紫はじっと顔を俯けたまま、何も答えることはなかった。
どうしていいのか分からず途方に暮れているようにも見え、紫は紫なりにこの死の重さを受け止めているのかもしれないと思った。
そう考えると、急に自分だけが紫をなじっていたことが恥ずかしく思え、フランはゆっくりと首を振った。
「紫。こっちに来いよ」
フランが納得したのに安心して、魔理沙は手招きした。
紫は僅かに顔を上げ、魔理沙の方を見た。色を失った紫の顔は、大妖怪というよりちっぽけな小妖怪のようにも感じられた。
「香霖から言伝もあるんだ。こっちに来て、看取ってやってくれ」
しばらく視線を泳がせ、少し爛れた己の手を見た紫は逡巡した後、小さく頷いた。
魔理沙がホッとしたように息をつく姿が、やけに眩しく感じられた。
【F-5 魔法の森 一日目・真昼】
【博麗霊夢】
[状態]疲労(小)、霊力消費(中)、腹部、胸部の僅かな切り傷
[装備]果物ナイフ、ナズーリンペンデュラム、魔理沙の帽子、白の和服
[道具]支給品一式×5、メルランのトランペット、キスメの桶、文のカメラ(故障)、救急箱、解毒剤
痛み止め(ロキソニン錠)×6錠、賽3個、拡声器、数種類の果物、五つの難題(レプリカ)、血塗れの巫女服、
天狗の団扇、不明アイテム(1~5)
[思考・状況]基本方針:力量の調節をしつつ、迅速に敵を排除し、優勝する。
1.霖之助を殺したことにショック状態。どこかに逃走
【霧雨魔理沙】
[状態]蓬莱人、帽子無し
[装備]ミニ八卦炉、ダーツ(3本)、楼観剣(刀身半分)
[道具]支給品一式、ダーツボード、輝夜宛の濡れた手紙(内容は御自由に)
[思考・状況]基本方針:日常を取り返す
1.香霖……
2.真昼、G-5に、多少遅れてでも向かう。その後、仲間探しのために人間の里へ向かう。
3.幽々子を説得したいが……。
4.霊夢、輝夜を止める
5.リグル・パチュリー・妖夢・幽々子に対する強い罪悪感。このまま霊夢の殺人を半分許容していていいのか?
※主催者が永琳でない可能性がそれなりに高いと思っています。
※霖之助の遺体の近くに【SPAS12 装弾数(7/8)、文々。新聞、支給品一式、バードショット(8発)、バックショット(9発)、色々な煙草(12箱)、ライター、栞付き日記】が落ちています
【フランドール・スカーレット】
[状態]頬に切り傷、右掌の裂傷、視力喪失(回復中)、魔力全消耗、スターサファイアの能力取得
[装備]無し
[道具]支給品一式 機動隊の盾、レミリアの日傘
[思考・状況]基本方針:まともになってみる。このゲームを破壊する。
1.魔理沙についていく、庇われたくない。
2.殺し合いを強く意識。反逆する事を決意。レミリアが少し心配。
3.永琳に多少の違和感。
※3に準拠する範囲で、永琳が死ねば他の参加者も死ぬということは信じてます
※視力喪失は徐々に回復します。スターサファイアの能力の程度は後に任せます。
【八雲紫】
[状態]正常
[装備]クナイ(8本)
[道具]支給品一式、、酒29本、不明アイテム(0~2)武器は無かったと思われる
空き瓶1本、信管、月面探査車、八意永琳のレポート、救急箱、日記
[思考・状況]基本方針:主催者をスキマ送りにして契約を果たす。
1.藍と霖之助の死がショック
2.八意永琳との接触
3.自分は大妖怪であり続けなければならないと感じていることに疑問
[備考]主催者に何かを感じているようです
【八雲藍 死亡】
【森近霖之助 死亡】
【残り27人】
最終更新:2010年07月09日 21:26