新川崎駅 - トレインwiki【10/3更新】 | 鉄道なんでも大全

新川崎駅

※個人の主観が含めれています。

1. 乗り入れ路線とアクセス

新川崎駅は、JR東日本の以下の2路線が乗り入れています。

横須賀線 (JO 14)

東京駅を経由し、上りは総武快速線（千葉方面）へ直通します。

湘南新宿ライン (JS 14)

新宿駅経由で宇都宮線（大宮方面）へ直通する系統の列車が停車します。

注意点： 湘南新宿ラインのうち、東海道線直通系統（高崎線～東海道線）の列車や、相鉄・JR直通線は当駅を通過します！

2. 駅の立地と構造

所在地: 神奈川県川崎市幸区鹿島田一丁目。

構造: 島式ホーム1面2線を持つ橋上駅舎です。

歴史: 1980年（昭和55年）に開業した請願駅です。元々は東海道本線の貨物線（品鶴線）を旅客線に転用する「SM分離」という大事業の際に、川崎駅の代替的な役割も担う形で設置されました。

隣駅: 東京方面は武蔵小杉駅、横浜・久里浜方面は横浜駅です（鶴見駅にはホームがないため）。

3. 周辺施設と街の特徴

新川崎駅の周辺は、再開発により近年徐々に発展し、生活利便性がそこそこ高いエリアです。しかしながら武蔵小杉駅の開業によって、相対的な利便性は衰えているように見えてしまいます。

南武線への乗り換え:駅からペデストリアンデッキ（屋根付きの歩行者専用通路）で、JR南武線の鹿島田駅まで徒歩5〜7分程度でアクセスでき、南武線を利用した川崎方面や立川方面への移動も可能です。

商業施設:
駅に直結・近接してシンカモールや新川崎スクエアなどの商業施設があり、スーパー（京急ストア、マルエツなど）、ドラッグストア、飲食店、学習塾などが入っています。

鉄道スポット（貨物列車の聖地）:

駅のすぐ隣には、かつて東洋一の規模を誇った新鶴見操車場の跡地があり、現在は新鶴見信号場（新鶴見機関区）として貨物列車の車両基地があります。駅に直結した鹿島田こ線歩道橋は、多くの貨物列車や機関車が見られる鉄道ファンに人気のスポットです。

住環境:

都心へのアクセスの良さと、近隣の武蔵小杉駅や横浜駅と比較して比較的家賃相場が抑えられている点から、ファミリー層に人気がそこそこ高い住宅地です。治安も比較的良好で、子育てしやすい環境が整っています。

当駅に居住するメリット

新川崎駅周辺は、近年再開発が進み、都心へのアクセスの良さと落ち着いた住環境が高く評価されているエリアです。特にファミリー層や都心へ通勤する方に多くのメリットがあります。

1. 抜群の交通アクセスと利便性
新川崎駅は、通勤・通学において許容の範囲で利便性を持っています。

2路線利用可能で都心へダイレクト:
JR横須賀線で東京駅まで乗り換えなしで約22分。
JR湘南新宿ラインで渋谷駅や新宿駅まで乗り換えなしでアクセス可能です。

3路線利用で多方面へ:
駅に隣接するJR南武線 鹿島田駅まで、屋根付きのペデストリアンデッキで徒歩5〜7分程度で移動でき、実質的に3路線（横須賀線、湘南新宿ライン、南武線）を利用できます。

家賃相場が比較的リーズナブル:
隣接する人気エリアの武蔵小杉駅や横浜駅と比べると、同条件の物件でも家賃相場が低めに設定されている傾向があり、コストパフォーマンスにまあまあ優れています。

2. 良好な住環境と治安
計画的な再開発と閑静な住宅街の広がりにより、非常に暮らしやすい環境です。

治安が良いベッドタウン:
周辺に大きな歓楽街や繁華街がなく、閑静な住宅街がメインのため、川崎市内でも比較的治安が良いエリアとして知られています。
ファミリー層が多く住んでおり、街の防犯意識も高いです。

整備された街並み:
再開発により、駅周辺やペデストリアンデッキなどが整備され、清潔感のある整った街並みが広がっています。

3. 充実した生活・子育て環境
生活に必要な施設や子育て関連の施設がコンパクトに小さい範囲でまとまっています。

日常の買い物に便利:

駅直結のシンカモールや新川崎スクエアなどの複合商業施設があり、スーパー（マルエツなど）やドラッグストアが入っているため、雨の日でも濡れずに日常の買い物を済ませられます。

子育てしやすい環境:
川崎市の施策もあり、待機児童ゼロを達成している年度があるなど、保育環境が充実しています。
周辺には夢見ヶ崎動物公園（入場無料）をはじめ、大小の公園が多く、子どもを遊ばせる場所に困りません。

医療機関も充実:

小児科を含むクリニックや総合病院が比較的近くにいくつかあり、医療面でも安心感があります。

新川崎駅に居住する大きなデメリット

交通・移動のデメリット
朝の横須賀線・総武快速線の混雑が激しい
新川崎駅は都心に近いため、朝の通勤ラッシュ時の東京方面行きの混雑率が非常に高く、満員電車になるのが日常です。座ることは極めて困難で、隣の武蔵小杉駅でさらに混雑が増します。

当駅を始発とする列車がない
同じく人気のある辻堂駅などは当駅が始発の列車がありますが、当駅にはありません。座れる確率がかなり少ないです。

優等列車（快速・特別快速）の通過が多い（これ重要）
東海道線系統の湘南新宿ライン（特別快速含む）は新川崎駅を通過します。新宿方面へ向かう際、東海道線直通の速い列車には乗車できません。

相鉄・JR直通線が停車しない
相鉄線に直通する列車は、新川崎駅のホームがない貨物線を経由するため、当駅には停車しません。相鉄線方面へ行く際は、武蔵小杉駅まで行って乗り換えましょう。

下り方面の次の停車駅が遠い
横須賀線の下り（横浜・久里浜方面）の次の停車駅は横浜駅であり、途中の鶴見駅にはホームがありません。このため、鶴見駅周辺など、細かく移動したい場合に非常に不便を感じることがあります。
たとえば、新川崎駅から新子安駅への移動の際、横須賀線で横浜駅に行かなければなりません。この際新子安駅も通り過ぎることになるので屈辱でしょう。

横須賀線の終電が比較的早い
都心方面からの終電時刻が東海道線並みに早く、都心での飲食や残業で遅くなった場合、乗り遅れると帰宅が困難になることがあります。

生活・街の機能に関するデメリット

大型商業施設や娯楽施設が少ない
駅周辺には日常の買い物に便利な複合施設はありますが、デパートやファッションビル、映画館などの大型ショッピング施設や本格的な娯楽施設がありません。休日の買い物や遊びは、隣の武蔵小杉駅、横浜駅、または川崎駅まで出向く必要があります。

飲食店の選択肢が限られる
駅周辺は住宅街が中心のため、お洒落なカフェや個性的なレストラン、居酒屋などの外食の選択肢が少なく、特に夜間に軽く一杯飲んで帰るような場所が少ないという不満の声があります。

駅西側のエリアが未開発で暗い場所も残る
駅の東側（鹿島田側）は再開発が進みましたが、西側（加瀬側）は工場や研究施設が多く、未開発の土地や街灯が少ない暗い道が残っている場所もあり、住む場所によっては夜間に不安や恐怖を感じることがあります。

幹線道路（尻手黒川道路など）の交通騒音⚡️
周辺には大きな幹線道路が通っているため、道路沿いのマンションや住宅に住む場合、深夜でも交通騒音が気になることがあります。

駅が武蔵小杉駅よりは不便と見なされがち
利便性が高いとはいえ、隣駅の武蔵小杉駅が持つ圧倒的な商業機能と多方面への高いアクセス性（東横線、目黒線、南武線など）と比較され、「新川崎は少し物足りない！不便！」と感じる人がいるのは事実です。

【番外・公園利用の制限】
公園は豊富ですが、一部の口コミでは、住民増加に伴いボール遊びが禁止されているなど、子どもの遊び場に制限があるという声もあります。