アンドロイドアプリ開発環境のいろは
アンドロイドアプリを開発する上で必要となる環境やエミュレータ等のインストールに関するメモ。
ここのサイトに書かれている内容をベースに、手順を2011年10月30日時点のものに最新化している。
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0. はじめに
アンドロイドアプリの開発にはJDK(Java Development Kit)が必要となる。
だが人によっては既にJDKがインストールされている可能性がある。
コマンドプロンプトを立ち上げ、「javac」と入力してEnter。
何やら長ったらしいコメントが返って来たら、JDKは既にインストール済なので2.に飛ぶ。
「'javac' は、内部コマンドまたは外部コマンド~」というメッセージが表示されたら、まだインストールされていないので1.から手順を実施する。
1. Java SDKのインストール
JDKのインストールについては調べれば詳しく紹介しているサイトが幾らでも見つかるので、手順の概略のみ。
まず
SUNのページにアクセス。
「JDKダウンロード」からダウンロードページに飛ぶ。
「Accept License Agreement」をチェックし、利用規約に同意。
インストーラをダウンロードし、ウィザードに従ってインストールを進める。
ここで、JDKをインストールしたフォルダは覚えておくと良い。
インストールが完了したら環境変数に手を加える。
「システムのプロパティ」を開く。
XPであれば「スタート→マイ コンピュータを右クリック→プロパティ」、
7であれば「スタート→コンピューターを右クリック→プロパティ」で「システム」が開くので、左側のメニューにある「システムの詳細設定」をクリック。
(いずれにせよ、Wiondowsキー+pause/breakのショートカットキーで立ち上がるのだが)
「詳細設定」タブを選択し、一番下の「環境変数」をクリックすると別ウィンドウが立ち上がる。
下の「システム環境変数」のリストの中から「path」を選択し、「編集」ボタンをクリック(「path」をダブルクリックでもOK)。
「変数値」の末尾に「;」を追加し、その後ろに先程JDKをインストールしたフォルダ内の「bin」フォルダのパスを追記する。
(例えば、「C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_24」にインストールをしていれば、「C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_24\bin」のように)
再度コマンドプロンプトを立ち上げ、「javac」と打ち込んで長ったらしいメッセージが返って来たらインストールは完了。
2. Eclipseのインストール
Javaの統合開発環境であるEclipseをインストールする。
http://mergedoc.sourceforge.jp/から、「Eclipse 3.7 Indigo Pleiades All in One」を選択。
「Java」のダウンロードを選択し(JREの有無はどちらでも良いが、自分は無しにした)、zipをダウンロード。
適当なフォルダ(例えば、「C:\Program Files」など)に解凍するだけで良い。
デスクトップなどにショートカットを作っておくと便利。
これで、Javaプログラムを開発する環境は整う。
3. Android SDKのインストール
インストールが完了したら、環境変数に値を追加する。
1.を参考に環境変数の設定画面を開き、末尾に「;」を加え、その後ろにAndroid SDKをインストールしたフォルダ配下の「tools」を指定する。
(例えば、「C:\Program Files\Android\android-sdk」にインストールしたら、「C:\Program Files\Android\android-sdk\tools」を指定)
これでAndroid SDKのインストールも完了。
4. EclipseにAndroid SDKを登録
EclipseでAndroid SDKを使えるようにする。
次に「ウィンドウ→設定」新しくウィンドウが立ち上がるので、左のメニューから「Android」を選択。
「SDKロケーション」にAndroid SDKをインストールしたフォルダを指定し(3.の例だと「C:\Program Files\Android\android-sdk」)、「適用」→「OK」
これでAndroid SDKの登録は完了。
次にAndroid SDKをEclipseにダウンロード。
ツールバーにボタンがあるのでそれをクリック。
(こんなボタン)
新しくウィンドウが立ち上がるので、「install * package.」というボタンが選べるのであれば取り敢えず押してみる。
特に無ければウィンドウを閉じてしまって問題ない。
次に、エミュレータの登録を行う。
ツールバーにボタンがあるのでそれをクリック。
(こんなボタン)
新しくウィンドウが立ち上がるので、「新規」をクリック。
名前は好きに入力して構わない。SDのサイズも適当で良いので、128MBを選択。スキンもこだわりが無ければデフォルトで。
「Create AVD」をクリックしてエミュレータの登録が完了。
最後にアンドロイドのエミュレータが起動するか確認。
先程作成したエミュレータを選択し、「開始」で起動。
起動に30秒~1分程度時間がかかる。
# 勘違いだったら申し訳ない。この手順だと、Eclipseから直にAndroid SDKをインストールすることになって、二重にAndroid SDKをインストールしてしまったようなのだが。依存関係を考える面倒さを考慮すると、Eclipseからのインストールの方が楽? by iTaro
- 一番上にある通り、この手順は他のページで紹介されているものをベースに書いております。自分の場合は手順4.の「install * package.」のところで特に選べるようなものが無かったのでこのような書きっぷりにしていますが、もしここでインストールをやってくれるのであれば、iTaroさんが書いているように依存関係を自動で設定してくれるEclipseからのインストールの方が良いと思います。取り敢えず、もう少し事例が増えるまで様子見でしょうかね。 -- TECRA (2011-11-13 17:33:04)
- 前にインストールしたPCではエミュレータが立ち上がるのに1時間単位でかかってしまった。ということで、別PCに再度環境を構築。やはり手順3.は不要の模様。手順4.のとこでeclipseからSDKをインストールできた。 -- iTaro (2011-12-03 19:44:34)
最終更新:2011年12月03日 19:44